JP4764120B2 - 熱収縮性積層フィルムの印刷方法、及び熱収縮性積層フィルム、及び熱収縮性筒状ラベル - Google Patents
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かかるラベルとして、特開2005−55490公報の[0032]及び図1(ハ)等には、熱収縮性の基材フィルムに、接着剤を介して不織布を積層した積層フィルムを、不織布が外側となるように筒状に成形してなる熱収縮性筒状ラベルが開示されている。
特に、製造元、内容物表示、各種説明書きなどの細く小さい文字(例えば8ポイント以下)やバーコードなどの機械的読取記号などは、高精度に表すことが求められるところ、これら高精度意匠表示を不織布の表面に印刷しても正確に表すことはできない。
このように基材フィルム露出面を形成することで、高精度意匠表示を正確に表すことができ、他方、高精度意匠表示ほどには正確性が求められない低精度意匠表示(例えば、デザイン絵柄、商標など)は、不織布表面に印刷すればよい。そして、包装フィルムへの印刷は、色調の表現力に優れ、高速印刷可能であることなどから、通常、グラビア印刷にて行われる。
すなわち、上記積層フィルムに於いて、不織布の表面は、基材フィルムの表面に対して厚み方向に突出しているので、基材フィルム露出面と不織布の境界線に於いて、不織布の厚み分だけ高低差が生じる。従って、グラビア印刷などの凹版印刷では、不織布の表面に、インキが付着しても、不織布の表面よりも低くなっている基材フィルム露出面には、凹版に詰められたインキが付着しない箇所が各所に生じる。
従って、意匠表示を美麗に表すためには、基材フィルム露出面と不織布の表面とを、別個に印刷しなければならない。
しかしながら、このように個別に印刷することは、印刷位置の微調整などを伴うので印刷工程が煩雑となる。
従って、第1フィルム露出面と第2フィルムの表面の両面に、美麗な意匠表示を同時に印刷することができ、印刷工程を簡略化できる。
かかる熱収縮性筒状ラベルは、ラベルの内側(容器接触面側)となる第1フィルムの裏面のうち、少なくとも第1フィルム露出面に対応する裏面に、滑り成分を含む内面印刷層が設けられているので、筒状ラベルを熱収縮させた際、皺が発生し難いものである。
すなわち、第2フィルムが積層された領域と、第2フィルムが積層されていない領域では、収縮時間差があり、特に第2フィルム自体が非熱収縮又は弱熱収縮のものであると、この収縮時間差が大きくなる。この収縮時間差によって、筒状ラベルの内面のうち、第2フィルムが積層されていない領域が先ず容器に密着する。この第2フィルムが積層されていない領域に対応する内面が、容器に対して滑り難いものであると、筒状ラベルの動きが制限され、遅れて収縮する第2フィルムが積層された領域が略均一に熱収縮できない。この点、上記のように、滑り成分を含む内面印刷層が少なくとも第1フィルム露出面に対応する裏面に設けられていることにより、第2フィルムが積層されていない領域が、容器に対して円滑に動き、加熱収縮時の皺の発生を防ぐことができるのである。
また、本発明に係る熱収縮性積層フィルムは、第1フィルム露出面と第2フィルムの表面の両面に、凸版印刷により意匠表示が同時に印刷されているので、簡易に製造でき、又、両面に表された意匠表示も美麗なものとなる。
さらに、本発明の熱収縮性筒状ラベルは、美麗な意匠表示が容器外側に現れ、更に、容器などに熱収縮装着した際に、皺が発生し難いので、商品価値の高いラベルを提供できる。
図1及び図2に於いて、1は、熱収縮性の第1フィルム2の表面に第2フィルム3が積層接着された熱収縮性積層フィルム5を、第2フィルム3を外側にして筒状に丸めてセンターシールすることにより成形された熱収縮性筒状ラベル(以下、単に筒状ラベルと略記する場合がある)を示す。
そして、筒状ラベル1は、容器胴部などに外嵌し、所定温度(例えば、80〜120℃程度)に加熱することにより、容器胴部などに装着される。尚、第2フィルム3が非熱収縮又は弱熱収縮のものである場合、第2フィルム3が第1フィルム2の熱収縮に引っ張られて追従収縮し、これにより熱収縮性積層フィルム5全体が熱収縮する。
この第1フィルム露出面21及び第2フィルム3の表面には、意匠印刷層7が設けられており、更に、第1フィルム2の裏面には、内面印刷層8が設けられている。
尚、図3及び図4に於いては、第2フィルム3として裏面に凹凸が形成された不織布を記載している。
但し、熱収縮率(%)=[{(幅方向(又は縦方向)の元の長さ)−(幅方向(又は縦方向)の浸漬後の長さ)}/(幅方向(又は縦方向)の元の長さ)]×100。
さらに、第1フィルム2は、90℃の温水中に侵漬した際の幅方向の収縮応力が、3MPa以上、更に5MPa以上の熱収縮性フィルムを用いることが好ましい。かかる収縮応力を有する熱収縮性フィルムを用いることにより、非熱収縮性又は弱熱収縮性の第2フィルム3を十分に引っ張り、良好な熱収縮特性を有する熱収縮性積層フィルム5を構成できる。
尚、この収縮応力は、フィルムを幅150mm、縦15mmの長方形状に切り取り、このフィルム片の幅方向の両端部を応力測定器((株)島津製作所製、商品名:オートグラフ)のチャックに保持し(チャック間距離100mm)、90℃の温水中に10秒間浸漬し、その間に生じる最大収縮応力(MPa)を言う。
第2フィルム3の厚みは、300μm以下程度が好ましく、更に、200μm以下程度のものが好ましい。第2フィルム3が厚すぎると、熱収縮性積層フィルム5の表面に、第1フィルム露出面21と第2フィルム3の高低差が大きくなり過ぎて、凸版印刷によっても両面を同時に美麗に印刷できない虞があるからである。
上記不織布の具体例としては、ユニチカ株式会社製「マリックス」、株式会社東洋紡製「ボンデン」、「エクーレ」、ユニセル株式会社製「ユニセル」などが挙げられる。
不織布の裏面の凹凸は、例えば、不織布の裏面にエンボスロールを押圧する機械的エンボス加工にて形成することができる。また、該凹凸は、加熱したエンボスロールを用いて形成してもよい。
尚、不織布の表面には、繊維の絡み合いによって多少の凹凸があるため、不織布の表面が「実質的に平坦状」とは、上記エンボス加工などによる凹凸形成がほとんど行われておらず、不織布製造時に於ける不織布表面と略同様の状態を言う。
具体的には、図3に示すように、第2フィルム3の一側縁3aを、第1フィルム2の一側縁2aに一致させ、且つ、第2フィルム3の他側縁3bを、第1フィルム2の他側縁2bから所定幅W内側へ寄ったところに位置させて、第2フィルム3の裏面が、第1フィルム2の表面に積層接着されている。従って、熱収縮性積層フィルム5は、その他側縁から所定幅Wの領域に、第1フィルム露出面21が形成され、他の領域に於いては、第2フィルム3の表面が露出している。
第2フィルム3として不織布を用いる場合、該不織布の表面は、上記のように実質的に平坦状にされているので、その表面に意匠表示を美麗に印刷できるが、不織布の表面に印刷された意匠表示は、第1フィルム2に印刷される場合に比べ、その正確性が劣ることは否めない。
この点、上記のように第1フィルム露出面21を、機械的読取記号などを印刷可能な面積に確保することで、意匠表示のうち、正確性が要求される高精度意匠表示(機械的読取記号や細小文字など)を正確に表すことができる。
接着剤層6は、余りに多く塗工すると、不織布や和紙に多量の接着剤が含浸して硬くなり、収縮を阻害する虞があるので、接着剤層6の厚み(塗工時厚)は、例えば2〜10μm程度が好ましい。また、接着剤層6は、上記接着剤をベタ塗り状に塗工することが簡便で好ましいが、接着剤を網状などに塗工して設けることも可能である。
特に、第2フィルム3が、上記凹み部31を有する不織布の場合には接着剤をベタ塗り状にしてもよいが、第2フィルム3が、発泡シート、和紙、凹凸のない不織布などの場合には、網状や縦方向筋状などに接着剤を塗工すれば、収縮追従性を良好に出来る。
オーバーコート層は、印刷インキの脱落を防止すると共に、不織布の表面に於ける不織布繊維の毛羽立ちを防止する。
内面印刷層8のインキは、特に限定されず、例えば、白色インキ、透明インキ、青色インキなどの各種インキを公知の印刷法にて設けられている。中でも、白色インキを用いることにより、第1フィルム露出面21に印刷された意匠表示を鮮明に見せることができる。
尚、この静摩擦係数は、一面に乾燥厚2μmの内面印刷層がベタ状に印刷されたフィルム基材を、80mm×100mm(幅×長さ)に切り取り、二軸延伸のポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績(株)製、A1101#100の未処理面)を100mm×300mm(幅×長さ)に切り取り、内面印刷層の裏面をこのポリエチレンテレフタレートフィルムに重ね、JIS K 7125に準じて、引張りスピード200mm/分、温度23±2℃、湿度50±5%で、測定された数値をいう。
滑り性に優れた白色インキとしては、上記白色インキのうち、白色顔料として二酸化チタンを含むものや、添加剤としてシリカを含むものが例示される。
前者の白色インキに於いて、二酸化チタンは、白色インキの固形分全量に対して、10〜80重量%程度混合されていることが好ましく、更に、30〜60重量%程度混合されていることがより好ましい。
また、滑り性に優れた透明インキとしては、上記透明インキに、シリカを含むものが挙げられる。
上記シリカは、粒子径1〜10μm程度のものを主として用いることが好ましく、特に、粒子径1〜5μm程度のものがより好ましい。シリカは、これらインキの固形分全量に対して、10〜40重量%程度混合されていることが好ましく、更に、15〜30重量%程度混合されていることがより好ましい。また、滑剤は、0.5〜20重量%程度含まれていることが好ましい。
(第1フィルム原反作製工程)
図5に示すように、切断予定線Xにて縦方向に切断することにより、2列の熱収縮性積層フィルム5を得ることができる所定幅の第1フィルム原反20を準備する。つまり、この第1フィルム原反20は、後述する各工程を経た後、幅方向略中央部の切断予定線Xで長手方向(縦方向)に切断することにより、2列の熱収縮性積層フィルム5,5を得ることができるものである。
尚、内面印刷層8を設けた後、通常、第1フィルム原反20は、一旦ロール状に巻き取られ、下記積層工程に移行されるが、この点、図示しない。また、下記第2フィルム3原反30や、積層フィルム原反50などについても、必要に応じて、工程毎にロール状に巻き取られることがあるが、この点、図示及び説明を省略することがある。
他方、同様に2列の熱収縮性積層フィルム5を得ることができる第2フィルム原反30を準備する。第2フィルム原反30として不織布を用いる場合には、不織布原反の裏面に、公知のエンボスロールを押し当て、不織布原反の裏面にエンボス加工を施すことにより上記凹凸を形成する。エンボスロールの押圧力、不織布の種類などによっては、裏面に形成した凹凸が不織布原反の表面に浮き出て、不織布原反の表面に少し凹凸が形成されることがある。このような場合には、周面が鏡面状に形成された平坦ロールを不織布原反の表面に押し当て、不織布原反の表面に生じた凹凸を平坦状に均すことが好ましい。かかる工程を経ることで、裏面が凹凸状に形成され且つ表面が平坦状に形成された不織布原反を得ることができる。
そして、第2フィルム原反30は、その幅が後述する積層工程に於ける接着剤層6の塗布幅と略一致するように、一側端部又は両側端部を長手方向に切り取って除去することで、幅調整が行われる。尚、この幅調整は、エンボス加工前に行うこともできる。
次に、第1フィルム原反20の表面のうち、図6に示すように、第1フィルム原反20の両側縁から所定幅Wの領域をそれぞれ除いて、接着剤を塗工して接着剤層6を形成する。接着剤の塗工は、グラビア印刷などの公知の印刷法にて行うことができる。
そして、該接着剤層6の表面に、第2フィルム原反30の裏面を貼り合わせ、第1フィルム原反20の表面に第2フィルム原反30を積層接着することにより、積層フィルム原反50を作製する。
得られた積層フィルム原反50の表面の両側には、第1フィルム露出面21が形成されている。また、積層フィルム原反50の裏面の中央部には、センターシール用の貼着部41の約2倍幅に相当する第1フィルム原反20の裏面が露出している。
具体的には、上記積層工程に於いて、幅未調整の第2フィルム原反30を、接着剤層6に貼り合わす直前に、接着剤層6の幅と略同幅となるように、第2フィルム原反30の両側端部をカッターで長手方向に切断除去し、切断された第2フィルム原反30の両側縁が接着剤層6の両側縁に略重なるように貼り合わせる。このように第2フィルム原反30を、貼り合わせる直前に切断することにより、第2フィルム原反30の貼り合わせ位置を調整し易いという利点がある。
また、かかる積層方法に代えて、予め所定幅に形成されていない第2フィルム原反30を、接着剤層6に重なるように貼り合わせ、その後、接着剤層6の両側縁からはみ出ている第2フィルム原反30の両側端部(非接着部分)を、カッターなどで除去してもよい。
上記積層フィルム原反50の表面のうち、図7(a)に示すように、両側端部の所定幅(センターシール用の貼着部41の幅)を除いて、フレキソ印刷版などの凸版9を用いて、第1フィルム露出面21及び第2フィルム原反30の表面の両面に意匠印刷層7を同時に印刷する。この凸版9は、弾性変形可能なゴム製の凸版9で、同図(b)に示すように、第1フィルム露出面21に対応する部分には、高精度意匠表示を含む意匠表示を印刷できる凸部91(画線部)が刻設されており、第2フィルム原反30の表面に対応する部分には、低精度意匠表示を含む意匠表示を印刷できる凸部92(画線部)が刻設されている。
尚、同図(a)は、第2フィルム原反30を含む積層フィルム原反50の厚く表しているため、凸版9の表面が第1フィルム露出面21から離れているが、実際は、第2フィルム原反30などは非常に薄く、これに対して凸版9は非常に大きいものである。
すなわち、積層フィルム原反50は、第1フィルム原反20の表面の一部に第2フィルム原反30が積層接着されているので、第1フィルム露出面21と第2フィルム原反30の境界線(上記では、第2フィルム原反30の両側縁)に於いて、第2フィルム原反30の厚み分だけ高低差が生じている。従って、グラビア印刷などの凹版印刷では、画線部である凹部に詰められたインキが第2フィルム原反30の表面に付着しても、第2フィルム原反30の厚み分だけ凹版と離れている第1フィルム露出面21には、凹部のインキが付着し難い。従って、凹版印刷の場合には、第1フィルム露出面21に美麗な印刷を施せないため、第1フィルム露出面21と、第2フィルム原反30の表面とを、別個に印刷しなければならない。
尚、不織布や和紙などは繊維が絡み合っていることから、表面に僅かな凹凸があるが、第2フィルム3として不織布や和紙を用いる場合にも、その表面への印刷は、凸版印刷が好ましい。
そして、2列同時に作製された熱収縮性積層フィルム5のうち、一方の熱収縮性積層フィルム5については印刷方向が上下逆になっているため、巻き直しを行うことにより、同じ印刷向きに巻き取られた同一の積層フィルムロールが得られる。
上記積層フィルムロールは、センターシール装置に装填される。センターシール装置に於いては、該ロールから熱収縮性積層フィルム5を引き出し、第2フィルム3を外側にして筒状にしつつ熱収縮性積層フィルム5の一側端部5aの裏面又は他側端部5bの表面に、溶剤又は接着剤を長手方向に塗工し、一側端部5aの裏面と他側端部5bの表面とを重ね合わせてすることにより筒状ラベル連続体が作製される。この筒状ラベル連続体は、通常、ロール状に巻き取られる。
最後に、この筒状ラベル連続体ロールは、シュリンクラベラーに装填される。このシュリンクラベラーに於いては、筒状ラベル連続体を繰り出しながら所定長さ位置で幅方向に切断することにより、筒状ラベル1を作製し、続いて、これを容器胴部などに外嵌挿する。そして、この外嵌済み容器は、シュリンクトンネルなどのシュリンクゾーンに導かれ、筒状ラベル1を熱収縮させることにより、筒状ラベル1が容器の胴部などに装着されたラベル付き容器が得られる。
すなわち、第1フィルム露出面21が形成された熱収縮性積層フィルム5及びこの筒状ラベル1は、センターシール部4を除いて、第2フィルム3が積層された領域と、第2フィルム3が積層されていない領域(第1フィルム露出面21に相当する領域)とを有する。この筒状ラベル1を加熱すると、第2フィルム3が積層されていない領域は、第2フィルム3が積層された領域よりも早く熱収縮する。特に、第2フィルム3が、それ自体非熱収縮又は弱熱収縮のものであると、両領域間の収縮時間差が生じ易い。この収縮時間差によって、筒状ラベル1の内面のうち、第2フィルム3が積層されていない領域が、先ず容器に密着する。この第2フィルム3が積層されていない領域に対応する内面が、容器に対して滑り難いものであると、筒状ラベル1の動きが制限され、遅れて収縮する第2フィルム3が積層された領域は略均一に熱収縮できず、例えば、第2フィルム3の他側縁3b近傍(第1フィルム露出面21と第2フィルム3の境界部分)で、皺が生じる。このように第1フィルム2の一部に第2フィルム3が積層されていない熱収縮性積層フィルム5からなる筒状ラベル1は、容器装着時に皺が生じ易いものである。
この点、上記のように、滑り成分を含む内面印刷層8が設けられていることにより、第2フィルム3が積層されていない領域が、容器に対して円滑に動き、加熱収縮時の皺の発生を防止できる。
上記実施形態では、第1フィルム露出面21は、第1フィルム2の他側縁2bから所定幅W内側に寄った領域に形成されているが、第1フィルム露出面21は、上記態様に限定されず、種々の態様に変更することができる。
例えば、図8(a)に示すように、第1フィルム2の幅方向中央部に第2フィルム3を積層することで、第1フィルム2の両側領域に第1フィルム露出面21,21が形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、第1フィルム露出部21は、熱収縮性積層フィルム5の縦方向に帯状に設けられているが、例えば、同図(b)に示すように、一部分が窓状に切り抜かれた第2フィルム3をベールフィルム2に積層接着することにより、熱収縮性積層フィルム5の表面に窓状の第1フィルム露出面21を形成することもできる。
これら変形例の熱収縮性積層フィルム5に於いても、上記と同様に、第1フィルム露出部21及び第2フィルム3の表面に、凸版印刷にて意匠印刷層7が設けられる。
また、本発明の筒状ラベル1は、飲料容器やボトル型容器に装着される用途に限られず、従来公知のものに適宜装着することができる。さらに、不織布などの断熱性を有する第2フィルム3が積層された熱収縮性積層フィルム5及び筒状ラベル1は、その断熱性から、断熱が求められる容器などに装着することが好ましいが、特に、このような用途に限定されるものではない。
Claims (3)
- 熱収縮性を有する第1フィルムの表面の一部に第2フィルムの裏面が積層接着された積層フィルムであって、第1フィルムの表面の一部領域が露出した第1フィルム露出面と第2フィルムの表面とを有する積層フィルムに意匠表示を印刷する際、
第1フィルム露出面と第2フィルムの表面の両面に、凸版印刷によって意匠表示を同時に印刷することを特徴とする熱収縮性積層フィルムの印刷方法。 - 熱収縮性を有する第1フィルムの表面の一部に第2フィルムが積層接着されている熱収縮性積層フィルムであって、第1フィルムの表面の一部領域が露出した第1フィルム露出面と第2フィルムの表面の両面に、凸版印刷によって意匠表示が同時に印刷されていることを特徴とする熱収縮性積層フィルム。
- 請求項2記載の熱収縮性積層フィルムを、第2フィルムを外側にして筒状に成形してなる熱収縮性筒状ラベルであって、第1フィルムの裏面のうち、少なくとも第1フィルム露出面に対応する裏面に、滑り成分を含む内面印刷層が設けられていることを特徴とする熱収縮性筒状ラベル。
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