JP2004090421A - 包装材等の偽造又は改ざん防止方法 - Google Patents

包装材等の偽造又は改ざん防止方法 Download PDF

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Nobukatsu Asano
浅野 宣勝
Hiroshi Koda
香田 裕誌
Takumi Kurokawa
黒河 巧
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KYOWA TEKKU KK
Comtecs Co Ltd
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Comtecs Co Ltd
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Abstract

【課題】低いコストで各種商品の包装の偽造を防止するための包装材等の偽造又は改ざん防止方法の提供。
【解決手段】包装材の偽造防止のために、フレキソ印刷により偽造防止機能を有するデザイン(線画)を包装材に印刷する。偽造防止機能を有するデザインとしては、例えば、レリーフ(浮き彫り模様)やラインラスターが採用される。フレキソ印刷された印刷物に対して更に、UV(紫外線硬化)コーチング転写法により擬似エッチングや、ホログラムパターンを部分的に作成する。
【選択図】   なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として各種商品の包装材の偽造や改ざんを防止するための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種商品の改ざんや偽造は、商品(中身)だけでなく、その包装にも及んでいるので、消費者による真偽の判断は、困難である。
さらに、これらの偽造又は改ざんは、包装材や表示ラベルにとまらず、証券類やカードチケット、保証書など広範囲にわたっている。そして、偽造又は改ざんを防止する目的として、デザインを複雑にしたり、微細にしたりする方法が取られてきている。また、通常の印刷、すなわちオフセット印刷法やグラビア印刷法などによる公知の印刷技術により印刷された後、ホログラム加工や擬似エッチング加工が、印刷物に対して、ラミネート方式、スタンプ、シール方式で行なわれてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、グラビア印刷は、プラスチックフィルムなどの上に印刷されることが多いが、コスト面で高くつき、また、小ロット多品種印刷への対応、特に偽造防止デザインの各種組み合わせによる印刷への柔軟性に欠ける。
また、オフセット印刷は、プラスチックフィルムへの印刷は難しく、かつ印刷技法上、インキの調整などに熟練と経験を要する。
さらに、偽造防止デザインのフレキソ印刷物に対して、改ざん又は偽造防止効果を有するホログラムや擬似エッチングパターンをコーチング方式により印刷画像と同調又は部分的に施すことはできなかった。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、低いコストで各種商品の包装の偽造を防止するための包装材等の偽造又は改ざん防止方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の包装材等の偽造又は改ざん防止方法は、包装材又はラベルに偽造又は改ざん防止のためのデザインをフレキソ印刷により施すことを特徴とする。
【0006】
また、好ましくは上記構成に加えて、前記偽造防止デザインとして、レリーフ画像、ラインラスター画像、フリースクリーン画像、彩紋線画、潜像画像又はマイクロテキストを、フレキソ印刷により施すことを特徴とする包装材等の偽造又は改ざん防止方法である。
【0007】
また、好ましくは上記構成に加えて、前記フレキソ印刷により偽造防止デザインを印刷した後、さらに紫外線硬化転写コーチング法によるホログラム又は擬似エッチングパターンコーチングを印刷画像に同調又は部分的に施すことを特徴とする包装材等の偽造又は改ざん防止方法である。
【0008】
また、本発明は、上記いずれかに記載の偽造又は改ざん防止方法により製造された包装材又はラベルである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の包装材等の偽造又は改ざん防止方法について、実施例に基づき更に詳細に説明する。
包装材の偽造防止のために、フレキソ印刷により偽造防止機能を有するデザイン(線画)を包装材に印刷する。包装材は、例えば、たばこやお菓子などの紙器やプラスチック容器、さらに表示ラベルといったものである。
【0010】
偽造防止機能を有するデザインの具体的内容は、適宜に設定可能である。
例えば、直線、サイン波、同心円、螺旋、鋸歯型に基づき任意に用意した線画を如何なる図形模様のコントラストにあわせて、浮き彫り効果で抑揚表現するレリーフ画像や、直線、サイン波、同心円、螺旋、鋸歯型に基づき任意に用意した線画の太さを図形模様のコントラストにあわせて抑揚を持たせるラインラスター画像や、任意に用意したスクリーン要素を如何なる図形模様のコントラストにあわせて変形させる効果で表現するフリースクリーン画像が採用される。
また、証券印刷で使用される彩紋線画や、インキの膜厚コントロールとデザインの視覚効果による潜像画像や、線幅の抑揚に同調させて文字サイズをコントロールするマイクロテキストを採用することができる。
これらの画像は、人為的に採寸などを行い、複製することが困難であるばかりか、複数組み合わせることで、偽造防止としての効果をより向上することができる。
【0011】
このフレキソ印刷には、例えば、改ざん及び偽造防止デザイン作成ソフトウエアによって作成されたデザインの印刷刷版を利用することできる。これにより、前述のようなレリーフやラインラスターなど偽造防止機能を有するデザインを、特に、紙器などの包装材に印刷することが可能である。
【0012】
フレキソ印刷(凸版方式)は、印刷刷版が両面テープなどにて版胴シリンダーに貼込まれている。その刷版の易交換性及び置換性を応用し、機上で印刷デザインの組換えを行なうことができるので、小ロット多種類の偽造防止パターン印刷が容易にできる。フレキソ印刷は、低いコストと優れた操作性という利点がある。このフレキソ印刷により、偽造防止機能を有するデザインを印刷した包装材を仕上げることができる。
【0013】
また、フレキソ印刷された印刷物に対して更に、UV(紫外線硬化)コーチング転写法により擬似エッチングや、ホログラムパターンを部分的に作成するのが好ましい。これには、例えば特許第3015267号公報に記載の紙面加工装置を使用することができる。この装置は、部分的にホログラムを加工することが可能である。
【0014】
すなわち、フレキソ印刷方式により偽造防止デザインが印刷された包装印刷物は、別途、用意された印刷加工装置により紫外線硬化転写コーチングが施される。
包装印刷物は、当該装置に付けられた版ロール(凸版)に紫外線硬化樹脂塗料が付けられるようになっており、当該印刷物が、塗料が付けられた凸版と接触するようになっている。なお、塗料が付けられる凸版部分は、そのデザイン及び形状を容易に変更でき、かつ位置も変更できるので、包装印刷物の適切かつ必要な部分、位置に紫外線硬化樹脂塗料を塗布することが可能である。
【0015】
次に、包装材は、2つのロール(加圧ロールと受けロール)間を通される。
加圧ロールの外周には、パターンが形成されたベースフィルムが取替え又は交換できる状態で取付けられている。また、包装印刷物が、このロール間を通過する際には、加圧ロール内側に配置されている紫外線照射ランプにより、紫外線が照射されるようになっている。このベースフィルムの所定位置に紫外線硬化樹脂塗料を版ロールで塗布しておくことにより、ロール間を包装印刷物が通過するときに、塗料が転写される。
【0016】
ここで、ベースフィルムの所望の位置に、ホログラム用フィルムを接着しておけば、ロール間を通過する際に、包装材にホログラムを形成することができる。また、ベースフィルムに小さな凹凸を多数形成しておけば、ロール間を通過する際に、包装材に擬似エッチングを形成することができる。
【0017】
このように、本発明では偽造防止デザインと同調させたホログラムなどの部分表面加工により、2重若しくは3重の偽造防止効果をもたせることができる。
また、本発明で採用するフレキソ印刷法は、紙、フィルムなど多くの素材に印刷が可能であり、インキの調整は簡単で、小ロット多品種に充分、対応が取れる柔軟性及び機能性の高い印刷であるので、その特徴である印刷版の部分交換や置換を印刷機上で、改ざん及び偽造防止機能を有するデザインの刷版を組み合わせ、少量部数毎印刷できる機能生かすことができる。
【0018】
なお、本発明の包装材等の偽造又は改ざん防止方法は、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の包装材等の偽造又は改ざん防止方法によれば、容易に包装材等に偽造防止のための多重の機能を付与することができ、ホログラムをラミネート加工やスタンプ加工、及びシール添付など手間と工数のかかる工程を用いずに、部分的、かつ印刷デザインとも同調させてホログラムや擬似エッチングパターンを転写コーチング法により施すことが可能である。

Claims (4)

  1. 包装材又はラベルに偽造又は改ざん防止のためのデザインをフレキソ印刷により施す
    ことを特徴とする包装材等の偽造又は改ざん防止方法。
  2. 前記偽造防止デザインとして、レリーフ画像、ラインラスター画像、フリースクリーン画像、彩紋線画、潜像画像又はマイクロテキストを、フレキソ印刷により施す
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装材等の偽造又は改ざん防止方法。
  3. 前記フレキソ印刷により偽造防止デザインを印刷した後、さらに紫外線硬化転写コーチング法によるホログラム又は擬似エッチングパターンコーチングを印刷画像に同調又は部分的に施す
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装材等の偽造又は改ざん防止方法。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の偽造又は改ざん防止方法により製造された包装材又はラベル。
JP2002254878A 2002-08-30 2002-08-30 包装材等の偽造又は改ざん防止方法 Withdrawn JP2004090421A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007076260A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Fuji Seal International Inc 熱収縮性積層フィルムの印刷方法、及び熱収縮性積層フィルム、及び熱収縮性筒状ラベル
CN112297511A (zh) * 2020-09-04 2021-02-02 苏州工业园区彩迪包装印刷有限公司 一种浮雕烫金箔防伪标成型工艺
JP2022122639A (ja) * 2021-02-10 2022-08-23 凸版印刷株式会社 印刷物

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