JP2008260547A - キャップシール、及びキャップシール包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 熱収縮性の筒状フィルム2の上縁から縦方向に形成された少なくとも2条の縦ミシン目3,3と、筒状フィルム2の周方向に対して平行に延び、且つ筒状フィルム2の周囲全体に周設された横ミシン目4と、を有し、筒状フィルム2の周方向に延びる切込み部5が、横ミシン目4と段違いになって2条の縦ミシン目3,3の間に形成されているキャップシール1。
【選択図】 図1
Description
一般に、キャップシールは、熱収縮性フィルムを筒状に形成した筒状フィルムを備えている。具体的には、該筒状フィルムは、容器に装着した際、容器のキャップの外周面と容器の首部に跨って熱収縮装着される筒状の胴部と、胴部の上方が内側に折り曲がり且つキャップの上面周縁部に係止される折曲げ部と、を有する。
さらに、キャップシールを開封するため、キャップシールの折曲げ部の上縁から胴部にかけて縦方向に2条の縦ミシン目が形成され、更に、キャップシールの胴部には、縦ミシン目の下端部に連設され且つ周方向に平行な横ミシン目が周設されている。
かかるキャップシールは、その胴部がキャップの周側面と容器の首部に跨り且つ横ミシン目がキャップの下端縁の下方に位置するように、容器に熱収縮装着される。
装着後のキャップシールは、2条の縦ミシン目間の上縁を指で摘み、横ミシン目に至るまで、縦ミシン目に沿って縦方向帯状に切り取った後、更に、横ミシン目に沿って切り取ることによって開封除去される(以下、この手順で開封することを、「正規開封」という場合がある)。
かかる問題点に鑑みて、周方向の破断切込(上記横ミシン目に相当)を、端部が段違いになるように形成した悪戯防止用キャップシールが提案されている(特許文献1を参照)。
しかしながら、横ミシン目の端部が段違いに形成されているので、正規開封する場合、キャプシールを周方向に(つまり横ミシン目に沿って)切り取り難いという問題点がある。また、横ミシン目を利用して切り取っても、横ミシン目は段違いに形成されているが故に、切断縁が段状となる。このため、商品の使用時の外観を損ね、又、切断縁にゴミなどが付着し易くなる。
一方、不正開封した際には、該縦ミシン目間に形成された切込み部に於いて切り取られる。従って、不正開封した際には、切断縁は、周方向全体に亘る直線状とならずに、縦ミシン目間に於いて、切断縁の一部が段状となる。このように切断縁が段状となると、キャップシールを元に戻しても、切断縁が一致せず、外見上、不正開封の有無を判別することができる。
一方、不正開封した際には、補助縦ミシン目から切込み部にかけて切り取られるので、切断縁は、周方向全体に亘る直線状とならずに、切断縁の一部が段状となる。このように切断縁が段状となると、開封後のキャップシールを元に戻しても、切断縁が一致せず、外見上、不正開封の有無を判別することができる。
一方、不正開封した際には、傾斜状に形成された切込み部に於いて切り取られるので、切断縁は、周方向全体に亘る直線状とならずに、切断縁の一部が段状となる。従って、外見上、キャップシールの不正開封の有無を判別することができる。
一方、不正開封した際には、2条の縦ミシン目の下端部間に形成された切込み部に於いて切り取られる。従って、不正開封した際には、切断縁は、周方向全体に亘る直線状とならずに、縦ミシン目間に於いて一部段状となる。このように切断縁が段状となると、開封後のキャップシールを元に戻しても、切断縁が一致せず、外見上、不正開封の有無を判別することができる。
一般に、横ミシン目が形成されたキャップシールは、横ミシン目が容器の首部とキャップの下端縁の間に位置するようにして熱収縮装着される。不正開封時、上方領域をキャップと共に回転させると、上方領域には、周方向に捩れる力が大きく作用する。このため、切込み部が上方領域に形成されていることにより、不正開封時、切込み部に於いて確実に切り取られる。
かかるキャップシール包装体は、不正開封時、キャップシールの切断縁が段状となるので、キャップシールを不正開封したことが外見上で判別できる。一方、該包装体は、正規開封時、キャップシールを横ミシン目に沿って切り取り易く、又、切断縁も美麗となる。
(第1実施形態)
本実施形態は、切込み部が縦ミシン目の間に形成されているキャップシールに係る。
図1及び図2に於いて、1は、熱収縮性フィルムを筒状に成形した筒状フィルム2を備えるキャップシールを示す。
筒状フィルム2の形成に用いる熱収縮性フィルムとしては、特に限定されず、例えば、ポリスチレンなどのスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸などのポリエステル系樹脂、ポリプロピレン、環状オレフィンなどのオレフィン系樹脂、ポリカーボネート、塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂からから選ばれる1種単独、又は2種以上の混合物などを含むフィルムを用いることができる。また、該フィルムとしては、熱収縮性を有する2種以上のフィルムが積層された積層フィルムや、金属蒸着層などの非熱収縮層が熱収縮性を有するフィルムに積層された積層フィルムでもよい。フィルムは公知の製法で製膜し延伸処理することにより熱収縮性を付与できる。延伸処理は、通常、70〜110℃程度の温度で、幅方向(TD方向)に2.0〜8.0倍、好ましくは3.0〜7.0倍程度延伸することにより行われる。さらに、長手方向(MD方向)にも、例えば1.5倍以下の低倍率で延伸処理を行ってもよい。得られたフィルムは、一軸延伸フィルム又は主延伸方向と直交する方向に若干延伸された二軸延伸フィルムとなる。筒状フィルム2は、熱収縮性フィルムの主たる延伸方向を周方向にして筒状に形成されている。
熱収縮性フィルムの厚みは、特に限定されないが、例えば20〜80μm、更に、20〜60μm程度のものを用いることができる。
但し、熱収縮率(%)=[{(幅方向(又は長手方向)の元の長さ)−(幅方向(又は長手方向)の浸漬後の長さ)}/(幅方向(又は長手方向)の元の長さ)]×100。
この縦ミシン目3は、筒状フィルム2の胴部21に周設された横ミシン目4に連設されている。横ミシン目4は、筒状フィルム2の周方向に対して平行に延び、胴部21の周囲全体に輪状に周設されている。横ミシン目4の形成位置(高さ位置)は、キャップシール1を容器に装着した際に、容器の首部とキャップの下縁の間に横ミシン目4が対応するように形成されている。従って、横ミシン目4の形成位置は、容器の種類に応じて適宜設定されるが、通常、横ミシン目4は、胴部21の下方部に形成される。なお、縦ミシン目3の下端部は、横ミシン目4に連設されており、該縦ミシン目3は、横ミシン目4の下方に於ける筒状フィルム2の領域には設けられていない。
上記縦ミシン目3及び横ミシン目4の貫通孔31,41の長さ(針穴状の場合には直径)と非貫通部32,42の長さ(隣合う貫通孔間の距離)は、特に限定されず、適宜に設定できる。キャップシール1は、周方向に大きく熱収縮するため、縦方向に直線状に延びる貫通孔が熱収縮時に大きく拡がることを防止する観点から、該貫通孔は短く形成されていることが好ましい。従って、縦ミシン目3の貫通孔31の長さは、例えば、0.5mm〜1mm程度が好ましく、縦ミシン目3の非貫通部32の長さは、0.5mm〜2.5mm程度が好ましい。一方、横ミシン目4は、周方向に平行に形成されるため、その貫通孔41が熱収縮時に大きく拡がる問題は生じないが、横ミシン目4に沿って良好に切り取ること、及び横ミシン目4に於いて不用意に破断することを防止することから、横ミシン目4の貫通孔41の長さは、0.5mm〜2mm程度が好ましく、横ミシン目4の非貫通部42の長さは、0.5mm〜2.5mm程度が好ましい。
具体的には、切込み部5は、フィルムの表裏面に貫通する正面視直線状の貫通孔からなる。切込み部5の両端部と両縦ミシン目3,3の間には、非貫通部52を有する。従って、切込み部5の両端部は、非貫通部52を介して、両縦ミシン目3,3に連設されている。非貫通部52の長さ(切込み部5の端部から縦ミシン目3までの距離)は、概ね1mm〜2mm程度に形成することが好ましい。なぜなら、この非貫通部52の長さが余りに短いと、縦ミシン目3に沿って帯状に切り取る際に、切込み部5にて分断され、横ミシン目4に至る前に途切れる虞があるからである。一方、この非貫通部52が余りに長いと、不正開封時に、切込み部5にて切り取られず、横ミシン目4全体が切れて直線状の切断縁が生じるからである。
なお、切込み部5の長さは、縦ミシン目3,3間の長さから両非貫通部52の長さを減算した長さとなる。
切込み部5の横ミシン目4に対する形成位置(高さ位置)は、特に限定されない。もっとも、切込み部5が、余りに横ミシン目4から離れすぎていると、不正開封時に、切込み部5にて筒状フィルム2が切り取られない虞があることから、切込み部5は、切込み部5と横ミシン目4の間隔Wが8mm以内、好ましくは6mm以内の位置に形成するのがよい。一方、切込み部5が、余りに横ミシン目4に近づいて形成されていると、不正開封を外見上判別するために切込み部5を設けた効果を発揮しなくなることから、切込み部5は、同間隔Wが1mm以上、好ましくは3mm以上の位置に形成するのがよい。
装着される容器10は、収納物を収納する容器本体11と、容器本体11の注出口に封緘されたキャップ12を備える。容器本体11は、自立可能な胴部13と、上端に注出口が形成された首部14と、注出口に開閉自在に装着されたスクリューキャップ12とを有する。スクリューキャップ12の内周面には、首部14の外周面に形成されたネジ部に螺合するネジ部が形成されている(何れも図示せず)。該ネジ作用によってスクリューキャップ12は、首部14に装着されている。スクリューキャップ12は、容器本体11の軸L回りの一方向X(反時計回り又は時計回り)に回転させることにより、首部14から外れて開栓し(この一方向を「開栓回転方向」という)、他方向Y(一方向と反対回り)に回転させることによって、首部14に螺着される。
容器10は、スクリューキャップ12を外すことによって、注出口から収納物を取り出す形式のものでもよいし、(スクリューキャップ12自体を外さず)スクリューキャップ12に設けられた開閉蓋(図示せず)を開けることによって、注出口から収納物を取り出す形式のものでもよい。
容器10に収納される収納物は特に限定されず、例えば、ドレッシングなどの調味料、飲料、食品、医薬品、化粧品などが挙げられる。
得られたキャプシール包装体15は、図3に示すように、キャップシール1の横ミシン目4が容器10の首部14とキャップ12の下縁の間に位置する。従って、筒状フィルム2の上方領域は、キャップ12の外周面に密着し、筒状フィルム2の下方領域は、容器10の首部14の外周面に密着する。
ところで、上記装着後のキャップシール1は、その下方領域が容器首部14に強く密着しているが、後述するように不正開封時、キャップシール1の胴部21を強く持ってキャップ12の開栓回転方向に回した際、横ミシン目4で切断されず、キャップシール1全体がキャップ12と共に回転する場合がある。このような事態が生じると、不正開封の有無を判別できないので、キャップシール1(筒状フィルム2)の下方領域が、容器10に対して確実に回転しないような手段が施されていることが好ましい。該手段としては、図3に示すように、キャップシール1の下方領域と容器10の首部14に跨って、粘着ラベル100(タックラベル)を貼付することが挙げられる。その他の手段として、特に図示しないが、筒状フィルム2の下方領域の内面の一部又は全体に、感熱性接着剤などの接着剤を塗工し、キャップシール1の下方領域を容器の首部14に接着してもよい。また、筒状フィルム2の胴部21を容器10の底面部に至る長さに形成し、筒状フィルム2の下方領域が、容器10の首部14から容器10の底面部周囲にまで装着されている態様(フルシュリンク態様)でもよい。
なお、図3に於いて、キャップシールにて覆われた容器の上方部は、キャップシールで隠れているため、通常、破線で表されるべきところ、ミシン目を表す破線と区別するため、この隠れた部分を含め容器全体を二点鎖線で表している。また、粘着ラベルについても同様に二点鎖線で表している(以下、容器が表された各図について同様)。
従って、不正開封した際には、切断縁は、周方向に亘って直線状にならずに、縦ミシン目3,3間に於いて上方へ突出した段状になる。このように切断縁が段状に形成されると、切断後のキャップシール1を元に戻しても、切断縁が一致せず、外見上、不正開封の有無を判別することができる。
本実施形態は、補助縦ミシン目と補助縦ミシン目に連設された切込み部とが形成されているキャップシールに係る。
以下、上記実施形態と異なる構成について説明し、上記実施形態と同様の構成については説明を省略し、用語及び図番を援用することがある。
具体的には、補助縦ミシン目61は、筒状フィルム2の上方領域に延び、補助縦ミシン目61の下端部は、横ミシン目4に連設されている。該補助縦ミシン目61は、縦ミシン目3を挟んで、その両側にそれぞれ形成されている。なお、補助縦ミシン目61の貫通孔は、横ミシン目4の貫通孔41に繋がって形成されておらず、補助縦ミシン目61は、非貫通部を介して、横ミシン目4に連設されていることが好ましい。
補助縦ミシン目61の上下長さは、特に限定されないが、概ね、5mm〜20mm程度に形成することが好ましい。また、補助縦ミシン目61の貫通孔と非貫通孔は、縦ミシン目3で例示したものと同様に形成することが好ましい。
両切込み部6,6の他端部は、縦ミシン目3の近くに位置している。なお、切込み部6の他端部は、縦ミシン目3と連設されていてもよい。従って、補助縦ミシン目61及び切込み部6は、縦ミシン目3を挟んで、左右対称的に設けられている。
この切込み部6は、ミシン目で構成されている。この切込み部6(ミシン目)の貫通孔と非貫通部の長さは、横ミシン目4で例示した寸法に形成することが好ましい。もっとも、切込み部6は、上記第1実施形態で示したような、1本の直線状の貫通孔でもよい。
切込み部6は、筒状フィルム2の周方向に対して平行に形成されていてもよいし、周方向に対して非平行でもよい(周方向に対して傾斜)。要は、切込み部6は、周方向に延びるように形成されていればよい。もっとも、熱収縮時に切込み部6の貫通孔が大きく拡がることを防止する観点から、切込み部6は、周方向に平行に形成されていることが好ましい。
従って、不正開封した際には、切断縁は、周方向に亘って直線状にならずに、補助縦ミシン目61及び切込み部6が形成された部分に於いて上方へ突出した段状となる。このように切断縁が段状に形成されると、キャップシールを元に戻しても、切断縁が一致せず、外見上、不正開封の有無を判別することができる。
ただし、上記のように、補助縦ミシン目61及び切込み部6が、左右一対設けられている場合には、スクリューキャップの開栓回転方向Xが、時計回り又は反時計回りの何れの方向であっても、不正開封時、切込み部6に於いて確実に切り取られるので好ましい態様である。
本実施形態は、横ミシン目に対して傾斜した切込み部が、該横ミシン目に連設されているキャップシールに係る。
以下、上記実施形態と異なる構成について説明し、上記実施形態と同様の構成については説明を省略し、用語及び図番を援用することがある。
具体的には、切込み部7の一端部は、横ミシン目4に連設されている。該切込み部7は、横ミシン目4に対して傾斜状に延び、切込み部7の他端部は、縦ミシン目3に連設されている。なお、切込み部7の貫通孔は、横ミシン目4の貫通孔41に繋がって形成されておらず、切込み部7は、非貫通部を介して、横ミシン目4に連設されていることが好ましい。また、切込み部7の他端部は、必ずしも縦ミシン目3に連設されていなくてもよい。
切込み部7の横ミシン目4に対する傾斜角θは特に限定されないが、好ましくは、40度以下、より好ましくは30度以下に形成される。不正開封時に、切込み部7に於いて確実に切り取られるようにするためである。
また、切込み部7は、ミシン目で構成されていることが好ましい。なぜなら、熱収縮時に切込み部7の貫通孔が大きく拡がることを防止できるからである。
また、切込み部7は、横ミシン目4に対して傾斜状に形成されていれば、必ずしも直線状でなくてもよく、湾曲状に形成されていてもよい。さらに、切込み部7は、横ミシン目4に連設された一端部に於いて、横ミシン目4に対して傾斜状に形成されていれば良いので、例えば、切込み部7の他端部が、周方向に平行に形成されていている部分を有していてもよい。
従って、不正開封した際には、切断縁は、周方向に亘って直線状にならずに、切込み部7が形成された部分に於いて上方へ突出した段状となる。このように切断縁が段状に形成されると、キャップシールを元に戻しても、切断縁が一致せず、外見上、不正開封の有無を判別することができる。
ただし、切込み部7が、左右一対設けられている場合には、スクリューキャップの開栓回転方向が、時計回り又は反時計回りの何れの方向であっても、不正開封時、切込み部7に於いて切り取られるので好ましい態様である。
本実施形態は、縦ミシン目の中途部に横ミシン目の両端部が連設され、縦ミシン目の下端部間に切込み部が形成されているキャップシールに係る。
以下、上記実施形態と異なる構成について説明し、上記実施形態と同様の構成については説明を省略し、用語及び図番を援用することがある。
この縦ミシン目3,3の中途部(縦ミシン目3の下端部寄りの一部分)に、筒状フィルム2の周方向に平行に延びる横ミシン目4が連設されている。
本実施形態の横ミシン目4は、縦ミシン目3,3の間には形成されていない。具体的には、横ミシン目4の一端部は、一方の縦ミシン目3の中途部に連設され、該横ミシン目4は、筒状フィルムの周方向に平行に延び、横ミシン目4の他端部は、他方の縦ミシン目3の中途部に連設されている。
横ミシン目4の貫通孔41及び非貫通部42の構成は、上記第1実施形態と同様である。
この切込み部8の両端部は、縦ミシン目3の貫通孔31に連続している。ただし、切込み部8の両端部と縦ミシン目3の間に、非貫通部が形成されていてもよい。すなわち、切込み部8の両端部が、第1実施形態と同様に、非貫通部を介して、縦ミシン目3,3に連設されていてもよい。また、本実施形態に於いて、切込み部8は、ミシン目で構成されていてもよい。
次に、上記各実施形態のキャップシール1に共通する変形例を示す。
上記各実施形態では、縦ミシン目3が、筒状フィルム2の胴部21の中途部にまで形成された態様を例示したが、縦ミシン目3は、胴部21の下端縁にまで形成されていてもよい。つまり、縦ミシン目3は、筒状フィルム2の上端縁から下端縁にかけて形成されていてもよい。
また、上記各実施形態では、キャップシール1の構成部材は、筒状フィルム2のみであるが、特に図示しないが、キャップシール1は、天板を有していてもよい。具体的には、筒状フィルム2を予備成形して、予め胴部の上方に内側へ折れ曲がった折曲げ部22が形成され、且つこの折曲げ部の内側に天板が具備されている天板付きのキャップシール1でもよい。
天板は、容器のキャップの上面形状に適合する所定形状(例えば上面視円状など)に形成されており、例えば厚み50〜500μm、好ましくは厚み100〜200μm程度の平板シート(合成樹脂シートなど)から構成される。
また、上記各実施形態では、筒状フィルム2に摘み片部23が延設されているが、摘み片部23が形成されていないキャップシール1でもよい。
Claims (7)
- 熱収縮性の筒状フィルムの縦方向に形成された少なくとも2条の縦ミシン目と、筒状フィルムの周方向に対して平行に延び、且つ筒状フィルムの周囲全体に周設された横ミシン目と、を有するキャップシールであって、
筒状フィルムの周方向に延びる切込み部が、横ミシン目と段違いになって2条の縦ミシン目の間に形成されていることを特徴とするキャップシール。 - 熱収縮性の筒状フィルムの縦方向に形成された縦ミシン目と、筒状フィルムの周方向に対して平行に形成され、且つ筒状フィルムの周囲全体に周設された横ミシン目と、を有するキャップシールであって、
筒状フィルムの縦方向に延びる補助縦ミシン目が、横ミシン目に連設され、筒状フィルムの周方向に延びる切込み部が、横ミシン目と段違いになって補助縦ミシン目に連設されていることを特徴とするキャップシール。 - 熱収縮性の筒状フィルムの縦方向に形成された縦ミシン目と、筒状フィルムの周方向に対して平行に形成され、且つ筒状フィルムの周囲全体に周設された横ミシン目と、を有するキャップシールであって、
横ミシン目に対して傾斜した切込み部が、横ミシン目に連設されていることを特徴とするキャップシール。 - 熱収縮性の筒状フィルムの縦方向に形成された少なくとも2条の縦ミシン目と、筒状フィルムの周方向に対して平行に形成されており、一端部が一方の縦ミシン目の中途部に連設され且つ他端部が他方の縦ミシン目の中途部に連設された横ミシン目と、を有するキャップシールであって、
筒状フィルムの周方向に延びる切込み部が、横ミシン目と段違いになって2条の縦ミシン目の下端部間に形成されていることを特徴とするキャップシール。 - 前記切込み部が、横ミシン目を基準にして、横ミシン目の上方領域に設けられている請求項1〜3のいずれかに記載のキャップシール。
- 前記切込み部が、ミシン目である請求項1〜5のいずれかに記載のキャップシール。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のキャップシールが、注出口の形成された首部と注出口を塞ぎ且つ首部に対して回転可能に取り付けられたキャップとを有する容器に熱収縮装着されており、前記キャップシールの横ミシン目が、容器の首部とキャップの下縁の間に位置して熱収縮装着されていることを特徴とするキャップシール包装体。
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