JP2015182760A - 車両用空調ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】空調ケース内の空気流れ方向に沿って空調ケース内が仕切られた車両用空調ユニットであって、加熱器からの熱に起因した最大冷房性能の低下を抑制することができる車両用空調ユニットを提供する。
【解決手段】ヒータコア18は、第1ヘッダタンク部182が第2ヘッダタンク部183よりも空気流れ方向での下流側へずれて位置するようにその空気流れ方向に対して傾斜して配置されている。従って、第1エアミックスドア24が第1加熱部185を塞いでいる場合には、第1加熱部185の下流側にて第1加熱部185の下流側側部185bと第2仕切壁124との間に空気の淀みが発生し、第1加熱部185の下流側では空気が暖められ難い。これと同様に、第2通風路126において第2加熱部186の上流側でも空気が暖められ難い。従って、車両用空調ユニット10の最大冷房性能がヒータコア18からの熱に起因して低下することを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室内へ空調風を吹き出す車両用空調ユニットに関するものである。
空調風を吹き出す車両用空調ユニットが従来から種々知られている。例えば、特許文献1に開示された車両用空調ユニットがそれである。特許文献1の車両用空調ユニットは、空調ケースと、その空調ケース内に流入した空気を冷却する冷却器としてのエバポレータと、エバポレータから流出した空気を加熱する加熱器としてのヒータコアとを備えている。
その空調ケースは、空気流れ方向に沿って空調ケース内を仕切る仕切部材を有し、その仕切部材によって、互いに並列に配置された第1通風路と第2通風路とが空調ケース内に形成されている。そして、ヒータコアはその第1通風路と第2通風路とに跨るように配置されている。第1通風路および第2通風路は、エバポレータからの冷風をヒータコアを迂回させて流す冷風通路を、ヒータコアの外側にそれぞれ備えている。
また、特許文献1の車両用空調ユニットは、第1通風路においてヒータコアへ流れる流路と冷風通路とを開閉するエアミックスドアを備えている。また、第2通風路においても同様のエアミックスドアを備えている。そして、第1通風路のエアミックスドアおよび第2通風路のエアミックスドアは何れも、ヒータコアに対し空気流れ上流側に配設されている。すなわち、第1通風路と第2通風路との何れのエアミックスドアも、ヒータコアへの空気流れを遮断する際にはヒータコアの上流側の側部を塞ぐ構造になっている。
特開平9−254630号公報
特許文献1の車両用空調ユニットにおいて第1通風路と第2通風路との何れでも、ヒータコアの下流側の側部は常に開放されている。そのため、ヒータコアへの空気流れがエアミックスドアによって遮断されている場合に、冷風通路を通り抜けた冷風の一部がヒータコアの下流側の側部へ回り込んでヒータコアに暖められる。すなわち、その暖められた空気が、車室内へ吹き出される空調風に混ざり、車両用空調ユニットの最大冷房性能が少なからず損なわれるという課題があった。
本発明は上記点に鑑みて、空調ケース内の空気流れ方向に沿って空調ケース内が仕切られた車両用空調ユニットであって、加熱器からの熱に起因した最大冷房性能の低下を抑制することができる車両用空調ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の車両用空調ユニットの発明では、車室内へ空気を流すケース内通風路(122)を形成し、そのケース内通風路を第1通風路(125)と第2通風路(126)とにケース内通風路の空気流れ方向(FW1、FW2)に沿って仕切る仕切部(123、124)を有している空調ケース(12)と、
空調ケース内に配置され、空気を冷却しその冷却した空気を第1通風路および第2通風路へ流出させる冷却器(16)と、
冷却器から流出した空気を加熱し、第1通風路と第2通風路とに跨るように配置され、第1通風路に配置された第1加熱部(185)と第2通風路に配置された第2加熱部(186)とから構成された加熱器(18)と、
第1加熱部を通過する風量を増減する第1風量調整装置(24)と、
第2加熱部を通過する風量を増減する第2風量調整装置(26)とを備え、
第1通風路は、冷却器を通過した空気を第1加熱部を迂回させて流すと共にその第1加熱部に対し第2通風路側とは反対側に配置された第1バイパス通路(125a)を有し、
第2通風路は、冷却器を通過した空気を第2加熱部を迂回させて流すと共にその第2加熱部に対し第1通風路側とは反対側に配置された第2バイパス通路(126a)を有し、
第1加熱部は、その第1加熱部の中で第2加熱部から最も離れた第1端部(182)と、第1加熱部を通過する空気が流入する側の上流側側部(185a)とを有し、
第2加熱部は、その第2加熱部の中で第1加熱部から最も離れた第2端部(183)と、第2加熱部を通過する空気が流出する側の下流側側部(186b)とを有し、
加熱器は、第1端部が第2端部よりも空気流れ方向での下流側へずれて位置するようにその空気流れ方向に対して傾斜して配置され、
第1風量調整装置は、第1加熱部の上流側側部を塞ぐことにより、その第1加熱部を通過する風量を減らし、
第2風量調整装置は、第2加熱部の下流側側部を塞ぐことにより、その第2加熱部を通過する風量を減らすことを特徴とする。
上述の発明によれば、第1通風路では、第1加熱部の上流側側部を第1風量調整装置によって塞ぐことができるので、第1バイパス通路を流れる空気が第1加熱部の上流側で暖められることを防止することができる。そして、加熱器は、第1端部が第2端部よりも空気流れ方向での下流側へずれて位置するようにその空気流れ方向に対して傾斜して配置されているので、第1風量調整装置が第1加熱部を塞いでいる場合には、第1加熱部の下流側にて第1加熱部と仕切部との間に空気の淀みが発生し、それにより、第1加熱部の下流側では空気が暖められ難い。
また、第2通風路では、上記の第1通風路と同様にして、第2バイパス通路を流れる空気が第2加熱部の下流側で暖められることを第2風量調整装置によって防止することができる。そして、第2風量調整装置が第2加熱部を塞いでいる場合には、上記した加熱器の傾斜配置により、第2加熱部の上流側にて第2加熱部と仕切部との間に空気の淀みが発生し、それにより、第2加熱部の上流側では空気が暖められ難い。従って、車両用空調ユニットの最大冷房性能が加熱器からの熱に起因して低下することを抑制することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載の具体的内容との対応関係を示す一例である。
第1実施形態において車両用空調ユニット10の主要な構成を示す図であって、車両用空調ユニット10を車両前後方向から視た断面図である。 第2実施形態において車両用空調ユニット10の主要な構成を示す断面図であって、図1に相当する図である。 第3実施形態において車両用空調ユニット10の主要な構成を示す断面図であって、図1に相当する図である。 第4実施形態において車両用空調ユニット10の主要な構成を示す断面図であって、図2に相当する図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態において車両用空調ユニット10の主要な構成を示す図であって、車両用空調ユニット10を車両前後方向から視た断面図である。図1において上下左右の各矢印DR1、DR2は、車両用空調ユニット10が車両に搭載された車両搭載状態での向きを示す。すなわち、図1の両端矢印DR1は車両上下方向DR1を示し、両端矢印DR2は車両幅方向DR2を示している。車両上下方向DR1、車両幅方向DR2、および車両前後方向は互いに直交する方向である。本実施形態の車両では、車両右側が運転席であり、車両左側が助手席である。
図1の車両用空調ユニット10は、車両のエンジンルームに配設されたコンプレッサおよびコンデンサ等を含む車両用空調装置の一部を構成する。車両用空調ユニット10は、車室内最前部の計器盤の内側すなわちインストルメントパネルの内側に配置されている。
図1に示すように、車両用空調ユニット10は、空調ケース12、蒸発器16、ヒータコア18、送風機20、第1エアミックスドア24、および第2エアミックスドア26等を備えている。
空調ケース12は、車両用空調ユニット10の外殻を成す樹脂製の部材であり、車両幅方向DR2に延びたほぼ直方体状の外形を成している。図1では、空調ケース12全体のうちの主要部分が図示されている。
空調ケース12は、車室内へ空気を流すケース内通風路122を形成している。このケース内通風路122は第1通風路125と第2通風路126とから成る。ケース内通風路122には、送風機20によって、車室外の空気である外気または車室内の空気である内気が矢印FW3のように導入される。それと共に、ケース内通風路122では矢印FW1、FW2に示すような空気流れが発生させられる。従って、ケース内通風路122の空気流れ方向FW1、FW2は車両左方から車両右方へ向けてであり、すなわち、水平方向に沿った流れ方向である。なお、矢印FW1は第1通風路125の空気流れ方向FW1を示し、矢印FW2は第2通風路126の空気流れ方向FW2を示している。
また、空調ケース12には、外気を空調ケース12内へ導入する不図示の外気導入口と、内気を空調ケース12内へ導入する不図示の内気導入口とが形成されている。その外気および内気は蒸発器16を介して第1通風路125と第2通風路126とに導入されるので、その外気導入口および内気導入口は何れも蒸発器16に対し空気流れ方向FW1、FW2での上流側に配置されている。
蒸発器16は、空調ケース12内を流れる空気を冷却する冷却用熱交換器すなわち冷却器である。蒸発器16は空調ケース12内に収容されている。蒸発器16は、空調ケース12内に導入された外気または内気が流入するように配置されており、蒸発器16で冷却した空気を第1通風路125および第2通風路126へ流出させる。蒸発器16は、不図示のコンプレッサ、コンデンサ、および膨張弁とともに、冷媒を循環させる周知の冷凍サイクル装置を構成している。蒸発器16は、蒸発器16を通過する空気を冷媒の蒸発により冷却する。
蒸発器16の構造は、車両用空調装置に一般的に用いられる周知の蒸発器と同じであり、具体的に蒸発器16は、コア部161と、そのコア部161の両端にそれぞれ設けられた第1ヘッダタンク部162および第2ヘッダタンク部163とから構成されている。蒸発器16のコア部161は、ヘッダタンク部162、163にそれぞれ連通し扁平断面形状を有する複数本の冷媒チューブと、その冷媒チューブ同士の間に設けられ波状に成形された複数のコルゲートフィンとから構成されている。そして、そのコア部161は、車両前後方向に冷媒チューブとコルゲートフィンとが交互に積層された構造になっている。
蒸発器16では、冷媒チューブ内を流れる低温の冷媒とコア部161を通り抜ける空気とが熱交換され、それによってその空気が冷却される。また、コア部161は冷媒チューブとコルゲートフィンとによって複数の細かな空気通路に区切られているので、コア部161では、空気は専らコア部161の厚み方向へ流れる。
蒸発器16は、ヒータコア18のように傾斜して配置されてはおらず、蒸発器16はケース内通風路122の空気流れ方向FW1、FW2に直交する姿勢で配置されている。すなわち、蒸発器16は車両上下方向DR1に沿うように直立して配置されている。そして、第1ヘッダタンク部162はコア部161の上方に配設され、第2ヘッダタンク部163はコア部161の下方に配設されている。すなわち、第1ヘッダタンク部162が蒸発器16の上端部となっており、第2ヘッダタンク部163が蒸発器16の下端部となっている。
ヒータコア18は、蒸発器16から流出した空気を、温水であるエンジン冷却水により加熱する加熱用熱交換器すなわち加熱器である。ヒータコア18は、空調ケース12内の空気流れにおいて蒸発器16に対し下流側に配置されている。そして、ヒータコア18は、第1通風路125と第2通風路126とに跨るように配置されている。
ヒータコア18の構造は、車両用空調装置に一般的に用いられる周知の加熱用熱交換器と同じであり、具体的にヒータコア18は、コア部181と、そのコア部181の両端にそれぞれ設けられた第1ヘッダタンク部182および第2ヘッダタンク部183とから構成されている。ヒータコア18のコア部181は、ヘッダタンク部182、183にそれぞれ連通し扁平断面形状を有する複数本の温水チューブと、その温水チューブ同士の間に設けられ波状に成形された複数のコルゲートフィンとから構成されている。そして、そのコア部181は、車両前後方向に温水チューブとコルゲートフィンとが交互に積層された構造になっている。
ヒータコア18では、温水チューブ内を流れる高温のエンジン冷却水とコア部181を通り抜ける空気とが熱交換され、それによってその空気が加熱される。また、コア部181は温水チューブとコルゲートフィンとによって複数の細かな空気通路に区切られているので、コア部181では、空気は専らコア部181の厚み方向へ流れる。
また、ヒータコア18は第1ヘッダタンク部182が第2ヘッダタンク部183よりも上方に位置するように設置されているので、第1ヘッダタンク部182がヒータコア18の上端部となっており、第2ヘッダタンク部183がヒータコア18の下端部となっている。言い換えれば、ヒータコア18において第1ヘッダタンク部182は、第1通風路125に配置された第1端部として設けられており、第2ヘッダタンク部183は、第2通風路126に配置された第2端部として設けられている。
また、ヒータコア18は、蒸発器16に対して間隔を空けて設けられている。そして、ヒータコア18は、第1ヘッダタンク部182が第2ヘッダタンク部183よりも空気流れ方向FW1、FW2での下流側へずれて位置するように、空気流れ方向FW1、FW2に対して傾斜して配置されている。すなわち、ヒータコア18は、車両上下方向DR1に対して傾斜し且つ車両幅方向DR2に対しても傾斜するように配置されている。詳細に言えば、ヒータコア18は、第1ヘッダタンク部182と第2ヘッダタンク部183とが車両上下方向DR1に重ならず且つ車両幅方向DR2にも重ならないように傾斜して配置されている。
送風機20は、空調ケース12内に矢印FW1、FW2のように空気流れを発生させさせる遠心式ファンである。送風機20は、蒸発器16に対し空気流れ上流側に配置されている。すなわち、車両用空調ユニット10は、送風機20が蒸発器16に対して空気流れ上流側に配置された押込式レイアウトの空調ユニットである。
空調ケース12は、ケース内通風路122を第1通風路125と第2通風路126とに空気流れ方向FW1、FW2に沿って仕切る仕切部として、第1仕切壁123および第2仕切壁124を有している。仕切部としての第1仕切壁123および第2仕切壁124は、空気流れ方向FW1、FW2におけるヒータコア18の上流側から下流側にわたってケース内通風路122を仕切るものである。
すなわち、その第1仕切壁123および第2仕切壁124は、ケース内通風路122を車両上下方向DR1に二分割する仕切板としての機能を備えている。詳細には、第2通風路126は、第1通風路125に対し第1仕切壁123および第2仕切壁124を挟んで車両上下方向DR1での下方に配置されている。
その第1仕切壁123および第2仕切壁124はヒータコア18を挟んで車両幅方向DR2へ連なるように配置され、何れも蒸発器16に対し空気流れ方向FW1、FW2での下流側に配設されている。詳細には、第1仕切壁123および第2仕切壁124は空気流れ方向FW1、FW2へ延びるように形成されている。そして、第1仕切壁123は蒸発器16とヒータコア18との間に配置され、その蒸発器16とヒータコア18との間においてケース内通風路122を仕切っている。また、第2仕切壁124はヒータコア18に対し空気流れ方向FW1、FW2での下流側に配置され、そのヒータコア18の下流側においてケース内通風路122を仕切っている。
また、ヒータコア18が傾斜配置されているので、第1仕切壁123は、空気流れ方向FW1、FW2における第1仕切壁123の下流端123aが、ヒータコア18の第2ヘッダタンク部183のうち空気流れ方向FW1、FW2での最も上流側に位置する最上流端183aよりも下流側に位置するように配置されている。そして、第2仕切壁124は、空気流れ方向FW1、FW2における第2仕切壁124の上流端124aが、ヒータコア18の第1ヘッダタンク部182のうち空気流れ方向FW1、FW2での最も下流側に位置する最下流端182aよりも上流側に位置するように配置されている。
また、ヒータコア18は第1通風路125と第2通風路126とに跨るように配置されているので、ヒータコア18は、第1通風路125に配置された第1加熱部185と、第2通風路126に配置された第2加熱部186とから構成されている。その第1加熱部185は、第1ヘッダタンク部182とコア部181の中で第1通風路125に配置された部位とで構成され、第2加熱部186は、第2ヘッダタンク部183とコア部181の中で第2通風路126に配置された部位とで構成されている。
従って、ヒータコア18の第1ヘッダタンク部182は、第1加熱部185の中で第2加熱部186から最も離れた第1加熱部185の端部である。その一方で、ヒータコア18の第2ヘッダタンク部183は、第2加熱部186の中で第1加熱部186から最も離れた第2加熱部186の端部である。
第1通風路125および第2通風路126は、ヒータコア18を通り抜ける空気流れと並列に空気を流すバイパス通路125a、126aを、空調ケース12内でのヒータコア18に対する外側にそれぞれ有している。これらのバイパス通路125a、126aは、蒸発器16で冷却された冷風がヒータコア18を経ずに流れる冷風通路である。
詳細には、第1通風路125が有するバイパス通路125aすなわち第1バイパス通路125aは、蒸発器16を通過した空気を、ヒータコア18の第1加熱部185を迂回させてヒータコア18よりも空気流れ下流側へ流す。また、第2通風路126が有するバイパス通路126aすなわち第2バイパス通路126aは、蒸発器16を通過した空気を、ヒータコア18の第2加熱部186を迂回させてヒータコア18よりも空気流れ下流側へ流す。
また、第1通風路125において、第1バイパス通路125aは、第1加熱部185の上方に配置されている。すなわち、第1バイパス通路125aは、第1加熱部185に対し第2通風路126側とは反対側に配置されている。その一方で、第2バイパス通路126aは、第2加熱部186の下方に配置されている。すなわち、第2バイパス通路126aは、第2加熱部186に対し第1通風路125側とは反対側に配置されている。
第1エアミックスドア24は、第1通風路125内において蒸発器16とヒータコア18の第1加熱部185との間に配設されており、その第1加熱部185を通過する風量を増減する第1風量調整装置として機能する。
ヒータコア18の第1加熱部185は、第1加熱部185を通過する空気が流入する側の上流側側部185aと、流出する側の下流側側部185bとを有しているが、第1エアミックスドア24は、第1加熱部185の下流側側部185bではなく上流側側部185aを塞ぐことにより、第1加熱部185を通過する風量を減らす。言い換えれば、その上流側側部185aを塞ぐことにより、第1加熱部185を通過する空気流れを遮断する。
具体的に、第1エアミックスドア24はドア軸24aとドア板部24bとから構成された回動式のドア機構から成り、そのドア板部24bがドア軸24aを中心として回動するようになっている。すなわち、第1エアミックスドア24が回動することとは、そのドア板部24bがドア軸24aを中心として回動することである。第1エアミックスドア24は、不図示の電動アクチュエータによって回動させられる。
また、第1エアミックスドア24のドア軸24aは、第1加熱部185の第1バイパス通路125a側の端に位置している。すなわち、第1エアミックスドア24のドア軸24aは、ドア板部24bがドア軸24aと第1仕切壁123との間において第1加熱部185の上流側側部185aを塞ぐように配置されている。
そして、第1エアミックスドア24はその回動角度に応じて、第1加熱部185を通過する風量と第1バイパス通路125aを通過する風量との風量割合を調節する。詳細には、第1エアミックスドア24は、第1加熱部185への空気流れを遮断し空気の全量を第1バイパス通路125aへ流すマックスクール位置から、第1バイパス通路125aへの空気流れを遮断し空気の全量を第1加熱部185へ流すマックスホット位置までの間で回動させられる。なお、図1では、マックスクール位置の第1エアミックスドア24が実線で図示されている一方で、マックスホット位置の第1エアミックスドア24が二点鎖線で図示されている。
第1通風路125では、ヒータコア18の第1加熱部185を通った暖風と第1バイパス通路125aを通った冷風とがヒータコア18の下流で混合されて車室内へ吹き出される。従って、第1通風路125を流れる空気は第1エアミックスドア24の回動角度に応じて調温されて車室内へ吹き出される。
第2エアミックスドア26は、第2通風路126内においてヒータコア18の第2加熱部186に対し空気流れ下流側に配設されており、その第2加熱部186を通過する風量を増減する第2風量調整装置として機能する。
ヒータコア18の第2加熱部186は、第2加熱部186を通過する空気が流入する側の上流側側部186aと、流出する側の下流側側部186bとを有しているが、第2エアミックスドア26は、第2加熱部186の上流側側部186aではなく下流側側部186bを塞ぐことにより、第2加熱部186を通過する風量を減らす。言い換えれば、その下流側側部186bを塞ぐことにより、第2加熱部186を通過する空気流れを遮断する。
具体的に、第2エアミックスドア26はドア軸26aとドア板部26bとから構成された回動式のドア機構から成り、そのドア板部26bがドア軸26aを中心として回動するようになっている。すなわち、第2エアミックスドア26が回動することとは、そのドア板部26bがドア軸26aを中心として回動することである。第2エアミックスドア26は、第1エアミックスドア24用とは別の不図示の電動アクチュエータによって回動させられる。
また、第2エアミックスドア26のドア軸26aは、第2加熱部186の第2バイパス通路126a側の端に位置している。すなわち、第2エアミックスドア26のドア軸26aは、ドア板部26bがドア軸26aと第2仕切壁124との間において第2加熱部186の下流側側部186bを塞ぐように配置されている。
そして、第2エアミックスドア26はその回動角度に応じて、第2加熱部186を通過する風量と第2バイパス通路126aを通過する風量との風量割合を調節する。詳細には、第2エアミックスドア26は、第2加熱部186への空気流れを遮断し空気の全量を第2バイパス通路126aへ流すマックスクール位置から、第2バイパス通路126aへの空気流れを遮断し空気の全量を第2加熱部186へ流すマックスホット位置までの間で回動させられる。
なお、図1では、マックスクール位置の第2エアミックスドア26が実線で図示されている一方で、マックスホット位置の第2エアミックスドア26が二点鎖線で図示されている。また、矢印AR1は、第1エアミックスドア24がマックスクール位置に位置決めされている場合に第1通風路125を通る空気流れを示し、矢印AR2は、第2エアミックスドア26がマックスクール位置に位置決めされている場合に第2通風路126を通る空気流れを示している。
第2通風路126では、ヒータコア18の第2加熱部186を通った暖風と第2バイパス通路126aを通った冷風とがヒータコア18の下流で混合されて車室内へ吹き出される。従って、第2通風路126を流れる空気は第2エアミックスドア26の回動角度に応じて調温されて車室内へ吹き出される。
空調ケース12には、第1通風路125または第2通風路126で調温された空調風を吹き出す不図示の空気吹出口が複数設けられており、第1通風路125の空調風および第2通風路126の空調風はそれぞれ、複数の空気吹出口の何れかを介して車室内へ吹き出される。その複数の空気吹出口は、例えば、車室内の乗員の上半身に向けて空調空気を吹き出すフェイス吹出口、乗員の足元に向けて空調空気を吹き出すフット吹出口、および、車両前面窓ガラスの内側面に向けて空調空気を吹き出すデフロスタ吹出口などである。
また、車両用空調ユニット10では、第1通風路125へ専ら外気を流入させる一方で第2通風路126へ専ら内気を流入させるように、内気および外気を空調ケース12内へ導入することで、外気を車室内上方へ送り出すと共に内気を車室内下方へ送り出す内外気二層モ−ドを実現することが可能である。この内外気二層モ−ドでは、例えば、第1通風路125はフェイス吹出口およびデフロスタ吹出口に連通させられ、第2通風路126はフット吹出口に連通させられる。
また、図1に示すように、第1通風路125は、空気流れ方向FW1、FW2において、下流側ほど第1通風路125の通路断面積ARA1が小さくなる第1縮流部125bを第1加熱部185よりも下流側に有している。また第2通風路126でも同様であり、第2通風路126は、空気流れ方向FW1、FW2において、下流側ほど第2通風路126の通路断面積ARA2が小さくなる第2縮流部126bを第2加熱部186よりも下流側に有している。
なお、第1通風路125の通路断面積ARA1とは、第1通風路125の空気流れ方向FW1すなわち車両幅方向DR2に対して直交する第1通風路125の断面が有する面積である。また、第2通風路126の通路断面積ARA2とは、第2通風路126の空気流れ方向FW2すなわち車両幅方向DR2に対して直交する第2通風路126の断面が有する面積である。
上述したように、本実施形態によれば、第1通風路125では、第1加熱部185の上流側側部185aを第1エアミックスドア24によって塞ぐことができるので、第1バイパス通路125aを流れる空気が第1加熱部185の上流側で暖められることを防止することができる。そして、ヒータコア18は、第1ヘッダタンク部182が第2ヘッダタンク部183よりも空気流れ方向FW1、FW2での下流側へずれて位置するようにその空気流れ方向FW1、FW2に対して傾斜して配置されている。これにより、第1加熱部185の下流側側部185bと第2仕切壁124とが、図1に示すように車両前後方向から見てV字形状を成すように配置されている。従って、第1エアミックスドア24が第1加熱部185を塞いでいる場合には、第1加熱部185の下流側にて第1加熱部185の下流側側部185bと第2仕切壁124との間に空気の淀みが発生し、それにより、第1加熱部185の下流側では空気が暖められ難い。
また、第2通風路126では、上記の第1通風路125と同様にして、第2バイパス通路126aを流れる空気が第2加熱部186の下流側で暖められることを第2エアミックスドア26によって防止することができる。そして、上記したヒータコア18の傾斜配置により、第2加熱部186の上流側側部186aと第1仕切壁123とが車両前後方向から見てV字形状を成すように配置されている。従って、第2エアミックスドア26が第2加熱部186を塞いでいる場合には、第2加熱部186の上流側にて第2加熱部186の上流側側部186aと第1仕切壁123との間に空気の淀みが発生し、それにより、第2加熱部186の上流側では空気が暖められ難い。従って、車両用空調ユニット10の最大冷房性能がヒータコア18からの熱に起因して低下することを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、第1通風路125は、空気流れ方向FW1、FW2において下流側ほど第1通風路125の通路断面積ARA1が小さくなる第1縮流部125bを、第1加熱部185よりも下流側に有している。また、第2通風路126は、空気流れ方向FW1、FW2において下流側ほど第2通風路126の通路断面積ARA2が小さくなる第2縮流部126bを第2加熱部186よりも下流側に有している。この縮流部125b、126bによって生じるヒータコア18周りの空気流れに起因して、バイパス通路125a、126aを通る冷風がヒータコア18によって暖められるという熱害が顕著になり易いところ、上記の各エアミックスドア24、26の配置およびヒータコア18の傾斜配置により、その熱害を適切に抑えることができる。
また、本実施形態によれば、第1仕切壁123の下流端123aは、ヒータコア18の最上流端183aよりも下流側に位置しているので、第2加熱部186の上流側側部186aと第1仕切壁123との間に空気の淀みが生じやすく、第2バイパス通路126aを流れる空気が第2加熱部186の上流側側部186aで暖められることを抑制し易くなる。
また、本実施形態によれば、第2仕切壁124の上流端124aは、第1加熱部185の最下流端182aよりも上流側に位置しているので、第1加熱部185の下流側側部185bと第2仕切壁124との間に空気の淀みが生じやすく、第1バイパス通路125aを流れる空気が第1加熱部185の下流側側部185bで暖められることを抑制し易くなる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。また、前述の実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。後述の第3実施形態以降でも同様である。
図2は、本実施形態において車両用空調ユニット10の主要な構成を示す断面図であって、図1に相当する図である。本実施形態の車両用空調ユニット10では、前述の第1実施形態とは逆に、第1通風路125が第2通風路126に対して車両上下方向DR1での下方に配置されている。すなわち、本実施形態では、第1通風路125および第2通風路126の配置が図1に対して上下逆になっている。
図2に示すように、本実施形態では空調ケース12内において、第1通風路125が下側の通風路であり、第2通風路126が上側の通風路である。そのため、内外気二層モ−ドでは、第1通風路125へ専ら内気が導入され、第2通風路126へ専ら外気が導入される。そして、第1通風路125は、例えばフット吹出口に連通させられ、第2通風路126は、例えばフェイス吹出口およびデフロスタ吹出口に連通させられる。
また、蒸発器16では、第1ヘッダタンク部162が蒸発器16の下端部となっており、第2ヘッダタンク部163が蒸発器16の上端部となっている。また、ヒータコア18では、第1ヘッダタンク部182がヒータコア18の下端部となっており、第2ヘッダタンク部183がヒータコア18の上端部となっている。また、第1バイパス通路125aは第1加熱部185の下方に配置され、第2バイパス通路126aは第2加熱部186の上方に配置されている。
本実施形態によれば、第1通風路125および第2通風路126の空気流れはそれぞれ、第1実施形態と同様になるので、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図3は、本実施形態において車両用空調ユニット10の主要な構成を示す断面図であって、図1に相当する図である。本実施形態の車両用空調ユニット10は、各エアミックスドア24、26がスライド式のドア機構であるという点で前述の第1実施形態と異なる。
図3に示すように、第1エアミックスドア24はスライド式のドア機構であり、不図示の電動アクチュエータによってスライドさせられる。例えば、第1エアミックスドア24の駆動機構としてはラックアンドピニオン機構が採用されており、第1エアミックスドア24は、ドア板部24bと、そのドア板部24bに固定されたラックに噛み合うピニオン24cとを有している。第1エアミックスドア24は、ピニオン24cが電動アクチュエータによって回転させられることにより、スライド動作を行う。
そして、第1エアミックスドア24はそのスライド位置に応じて、第1加熱部185を通過する風量と第1バイパス通路125aを通過する風量との風量割合を調節する。具体的に、第1エアミックスドア24は、第1加熱部185への空気流れを遮断し空気の全量を第1バイパス通路125aへ流すマックスクール位置から、第1バイパス通路125aへの空気流れを遮断し空気の全量を第1加熱部185へ流すマックスホット位置までの間でスライド動作をさせられる。なお、図1では、マックスクール位置の第1エアミックスドア24が実線で図示されている一方で、マックスホット位置の第1エアミックスドア24が二点鎖線で図示されている。
第2エアミックスドア26は第1エアミックスドア24と同様のスライド式のドア機構であり、不図示の電動アクチュエータによってスライドさせられる。そして、第1エアミックスドア24と同様のラックアンドピニオン機構が駆動機構として採用されており、第2エアミックスドア26は、ドア板部26bと、そのドア板部26bに固定されたラックに噛み合うピニオン26cとを有している。
そして、第2エアミックスドア26はそのスライド位置に応じて、第2加熱部186を通過する風量と第2バイパス通路126aを通過する風量との風量割合を調節する。具体的に、第2エアミックスドア26は、第2加熱部186への空気流れを遮断し空気の全量を第2バイパス通路126aへ流すマックスクール位置から、第2バイパス通路126aへの空気流れを遮断し空気の全量を第2加熱部186へ流すマックスホット位置までの間でスライド動作をさせられる。なお、図1では、マックスクール位置の第2エアミックスドア26が実線で図示されている一方で、マックスホット位置の第2エアミックスドア26が二点鎖線で図示されている。
本実施形態によれば、第1通風路125および第2通風路126の空気流れはそれぞれ、第1実施形態と同様になるので、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第2実施形態と異なる点を主として説明する。
図4は、本実施形態において車両用空調ユニット10の主要な構成を示す断面図であって、図2に相当する図である。本実施形態の車両用空調ユニット10は、各エアミックスドア24、26がスライド式のドア機構であるという点で前述の第2実施形態と異なる。
図4に示すように、本実施形態の第1エアミックスドア24は、第3実施形態の第1エアミックスドア24と同じである。また、本実施形態の第2エアミックスドア26は、第3実施形態の第2エアミックスドア26と同じである。
本実施形態によれば、第1通風路125および第2通風路126の空気流れはそれぞれ、第2実施形態と同様になるので、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態において、蒸発器16は車両上下方向DR1に沿うように直立して配置され、空気流れ方向FW1、FW2に対して傾斜していないが、空気流れ方向FW1、FW2に対して傾斜して配置されていても差し支えない。例えば、蒸発器16は、空気流れ方向FW1、FW2に対しヒータコア18と同方向に傾斜して配置されていてもよい。
(2)上述の各実施形態において、車両用空調ユニット10は押込式レイアウトで構成されているが、送風機20が蒸発器16に対して空気流れ下流側に配置された吸込式レイアウトで構成されていても差し支えない。
(3)上述の第1、第2実施形態では、各エアミックスドア24、26は、回動ドアで構成されているが、フィルムドアまたは多枚バタフライドアで構成されていても差し支えない。第3、第4実施形態の各エアミックスドア24、26に関しても同様である。また、エアミックスドア24、26が互いに異なる形式のドア機構であっても差し支えない。
(4)上述の各実施形態において、ヒータコア18はエンジンの排熱を利用して空調ケース12内を流れる空気を加熱する加熱器であるが、エンジンの排熱を利用する必要はなく、ヒータコア18に替えて例えば電気ヒータが加熱器として用いられても差し支えない。
(5)上述の各実施形態において、第1通風路125および第2通風路126は車両上下方向DR1に並んで配置されているが、それ以外の方向に並んで配置されていてもよい。
(6)上述の各実施形態において、第1通風路125および第2通風路126は車両幅方向DR2に延びるように形成されているが、それ以外の方向に延びるように形成されていてもよい。
(7)上述の各実施形態において、車両用空調ユニット10は内外気二層モ−ドを実現できる空調ユニットであるが、例えば、車室内の左右を各々別個に温度調節する左右独立温度コントロールを行う空調ユニットとしてもよい。その場合、第1通風路125および第2通風路126の一方は空調風を車室内の左方へ吹き出すように設けられ、他方は空調風を車室内の右方へ吹き出すように設けられる。
(8)上述の各実施形態において、仕切壁123、124は何れも、蒸発器16に対し空気流れ方向FW1、FW2での下流側に設けられているが、それら下流側の仕切壁123、124に加え、蒸発器16に対して上流側にも仕切壁が設けられ、空調ケース12内が、蒸発器16に対する上流側でも上下に仕切られていて差し支えない。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
12 空調ケース
16 蒸発器(冷却器)
18 ヒータコア(加熱器)
24 第1エアミックスドア(第1風量調整装置)
26 第2エアミックスドア(第2風量調整装置)
123 第1仕切壁(仕切部)
124 第2仕切壁(仕切部)
125 第1通風路
126 第2通風路
185 第1加熱部
186 第2加熱部

Claims (7)

  1. 車室内へ空気を流すケース内通風路(122)を形成し、該ケース内通風路を第1通風路(125)と第2通風路(126)とに前記ケース内通風路の空気流れ方向(FW1、FW2)に沿って仕切る仕切部(123、124)を有している空調ケース(12)と、
    前記空調ケース内に配置され、前記空気を冷却し該冷却した空気を前記第1通風路および前記第2通風路へ流出させる冷却器(16)と、
    前記冷却器から流出した前記空気を加熱し、前記第1通風路と前記第2通風路とに跨るように配置され、前記第1通風路に配置された第1加熱部(185)と前記第2通風路に配置された第2加熱部(186)とから構成された加熱器(18)と、
    前記第1加熱部を通過する風量を増減する第1風量調整装置(24)と、
    前記第2加熱部を通過する風量を増減する第2風量調整装置(26)とを備え、
    前記第1通風路は、前記冷却器を通過した空気を前記第1加熱部を迂回させて流すと共に該第1加熱部に対し前記第2通風路側とは反対側に配置された第1バイパス通路(125a)を有し、
    前記第2通風路は、前記冷却器を通過した空気を前記第2加熱部を迂回させて流すと共に該第2加熱部に対し前記第1通風路側とは反対側に配置された第2バイパス通路(126a)を有し、
    前記第1加熱部は、該第1加熱部の中で前記第2加熱部から最も離れた第1端部(182)と、前記第1加熱部を通過する空気が流入する側の上流側側部(185a)とを有し、
    前記第2加熱部は、該第2加熱部の中で前記第1加熱部から最も離れた第2端部(183)と、前記第2加熱部を通過する空気が流出する側の下流側側部(186b)とを有し、
    前記加熱器は、前記第1端部が前記第2端部よりも前記空気流れ方向での下流側へずれて位置するように該空気流れ方向に対して傾斜して配置され、
    前記第1風量調整装置は、前記第1加熱部の上流側側部を塞ぐことにより、該第1加熱部を通過する風量を減らし、
    前記第2風量調整装置は、前記第2加熱部の下流側側部を塞ぐことにより、該第2加熱部を通過する風量を減らすことを特徴とする車両用空調ユニット。
  2. 前記第1通風路は、前記空気流れ方向において、下流側ほど該第1通風路の通路断面積(ARA1)が小さくなる第1縮流部(125b)を前記第1加熱部よりも下流側に有していることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調ユニット。
  3. 前記第2通風路は、前記空気流れ方向において、下流側ほど該第2通風路の通路断面積(ARA2)が小さくなる第2縮流部(126b)を前記第2加熱部よりも下流側に有していることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調ユニット。
  4. 前記仕切部は、前記冷却器と前記加熱器との間において前記ケース内通風路を仕切る第1仕切壁(123)を有し、
    該第1仕切壁は、前記空気流れ方向における前記第1仕切壁の下流端(123a)が、前記第2加熱部の第2端部のうち前記空気流れ方向での最も上流側に位置する最上流端(183a)よりも下流側に位置するように配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
  5. 前記仕切部は、前記加熱器の前記空気流れ方向での下流側において前記ケース内通風路を仕切る第2仕切壁(124)を有し、
    該第2仕切壁は、前記空気流れ方向における前記第2仕切壁の上流端(124a)が、前記第1加熱部の第1端部のうち前記空気流れ方向での最も下流側に位置する最下流端(182a)よりも上流側に位置するように配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
  6. 前記仕切部は、前記冷却器と前記加熱器との間において前記ケース内通風路を仕切る第1仕切壁(123)を有し、
    前記第1風量調整装置は、ドア軸(24a)と、該ドア軸を中心として回動し前記第1加熱部の上流側側部を開閉するドア板部(24b)とを有する回動式のドア機構で構成され、
    前記第1風量調整装置のドア軸は、前記第1風量調整装置のドア板部が該ドア軸と前記第1仕切壁との間において前記第1加熱部の上流側側部を塞ぐように配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
  7. 前記仕切部は、前記加熱器の前記空気流れ方向での下流側において前記ケース内通風路を仕切る第2仕切壁(124)を有し、
    前記第2風量調整装置は、ドア軸(26a)と、該ドア軸を中心として回動し前記第2加熱部の下流側側部を開閉するドア板部(26b)とを有する回動式のドア機構で構成され、
    前記第2風量調整装置のドア軸は、前記第2風量調整装置のドア板部が該ドア軸と前記第2仕切壁との間において前記第2加熱部の下流側側部を塞ぐように配置されていることを特徴とする請求項1、2、3、6のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
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