JP4396738B2 - 空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを用いて空気温度を調整する空調装置に関する。
従来、この種の空調装置では、空調ケーシング内において冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とのそれぞれの空気下流側に電動式送風機が配置され、冷却用熱交換器から吹き出される冷風と加熱用熱交換器から吹き出される温風とが電動式送風機側に吸い込まれて混合されて電動式送風機により吹出口から空調風として室内に向けて吹き出すものがある(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいては、冷却用熱交換器から電動式送風機側に流れる冷風と加熱用熱交換器から電動式送風機側に流れる温風との風量割合を調整して、吹出口から室内に吹き出される空気温度を調整する温度調節用ドアが設けられている。
特開昭61−115709号公報
本発明者は、上述の特許文献1の空調装置において電動式送風機の電動モータの冷却について鋭意検討した。
温度調節用ドアにより、冷却用熱交換器から電動式送風機側に流れる冷風の風量を最小にし、かつ加熱用熱交換器から電動式送風機に流れる温風の風量を最大にした最大暖房(マックスホット)に設定すると、吹出口から車室内に吹き出される空気温度は最高温度になる。
このため、加熱用熱交換器の空気下流側の空気通路内に電動式送風機の電動モータが配置されている場合には、最大暖房の設定時には、電動式送風機の電動モータの周囲に加熱用熱交換器からの高温の温風が流れるので、電動式送風機の電動モータの冷却が不十分になるといった問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、室内に吹き出す吹出空気温度が高温である場合でも、送風機の電動モータの冷却を十分に行うことができる空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、空気流を室内に向けて流す空調ケーシング(11)と、
電動モータ(21)と、この電動モータにより回転されて前記空気流を発生する羽根車(22、23、22A、23A)とを有する送風機(20)と、
前記空調ケーシング内に配置され、前記空気流を冷却する冷却用熱交換器(13)と、
前記空調ケーシング内に配置され、前記空気流を加熱する加熱用熱交換器(15)と、を備え、
前記送風機は、前記冷却用熱交換器と前記加熱用熱交換器とに対して空気下流側に配置されており、
前記冷却用熱交換器から吹き出される冷風と前記加熱用熱交換器から吹き出される温風とに基づいて前記室内を空調する空調装置であって、
前記電動モータ(21)は、前記空調ケーシングの外に配置されており、
前記室内に開口する吸入口(51)と前記空調ケーシングのうち前記送風機の空気上流側に開口する排出口(52)とを有し、前記電動モータを覆うように形成され、かつ前記吸入口と前記排出口との間を連通する空気通路(50)を備え、
前記送風機による送風に伴って、前記空気通路内の室内風が前記吸入口側から前記排出口側に流れるようになっており、前記電動モータ(21)が前記室内風で冷却されるようになっていることを第1の特徴とする。
これにより、送風機による送風に伴って空気通路内を室内風が流れるので、この室内風空気により電動モータを強制的に冷却することができる。
本発明では、前記排出口は、前記冷却用熱交換器の空気上流側に配置されていることを第の特徴とする。
これにより、電動モータを冷却する際に空気通路内の室内風が加熱されるものの、この加熱された室内風は冷却用熱交換器の空気上流側に流れてこの冷却用熱交換器により冷却されることになるので、電動モータの冷却後の室内風が室内空調に悪影響を与えることはない。
特に、本発明では、前記空調ケーシング内のうち前記冷却用熱交換器の空気上流側に配置され、前記空気流を清浄化する空気フィルタ(14)が設け、前記排出口を前記空気フィルタの空気上流側に配置すれば、空気通路内に不純物が吸入されても、それを除去することができる。さらに、本発明では、前記排出口を前記冷却用熱交換器の空気下流側に配置してもよい。
また、本発明では、前記吹出口から車室内に吹き出す空気温度を調整する温度調整手段(17)を備えていることを第の特徴とする。
さらに、本発明では、前記加熱用熱交換器は、前記冷却用熱交換器から吹き出される冷風を加熱するものであり、
前記空調ケーシング内に配置され、前記加熱用熱交換器をバイパスして前記冷却用熱交換器からの冷風を流す冷風バイパス通路(16)を備えており、
前記温度調整手段は、前記バイパス通路に流れる空気量と前記加熱用熱交換器に流れる空気量との比率を調整して前記吹出口から吹き出す空気温度を調整する温度調整用ドアであることを第の特徴とする。
この場合には、排出口を前記温度調整用ドアに対して空気下流側に配置してもよい。
本発明では、前記加熱用熱交換器(15)と前記冷却用熱交換器(13)とは、それぞれ、扁平形状に形成され、かつ略平行に配置されていることを第の特徴とする。
これにより、空調装置の体格の小型化を図ることができる。
本発明では、前記送風機は、前記加熱用熱交換器の延長上に配置されており、
前記電動モータの回転軸は前記加熱用熱交換器に対して略平行に配置されており、
前記羽根車は、前記電動モータの回転軸方向から空気を吸入して径方向に吹き出すものであることを第の特徴とする。
これにより、羽根車にバイパス通路を通過する冷風と加熱用熱交換器を通過する温風とが羽根車に吸入される前で、衝突させることができるので、冷風と温風とを良好に混合させることができる。
本発明では、前記冷却用熱交換器と前記加熱用熱交換器とは、前記空調ケーシングの幅方向に対して並行に配置されており、
前記電動モータは、前記空調ケーシングの幅方向の中央部に配置されており、
前記電動モータ(21)の前記回転軸は、前記空調ケーシングの幅方向両側にそれぞれ突出しており、
前記回転軸の両方の先端側には、前記羽根車としての第1、第2の羽根車(22、23、22A、23A)が設けられていることを第の特徴とする。
これにより、空調ケーシングの幅方向において、空気流れの風速分布の偏りを抑制できる。したがって、冷却用熱交換器を通過する空気流れの風速分布の偏りを抑制し、また加熱用熱交換器を通過する空気流れの風速分布の偏りを抑制できる。このため、温風と冷風とを混合させることを安定的に行うことができる。
本発明では、前記第1、第2の羽根車(22、23)は、それぞれ、前記回転軸方向両側から空気を吸入するものであることを第の特徴とする。
これにより、空調ケーシングの幅方向において、空気流れの風速分布の偏りをより一層抑制できる。したがって、冷却用熱交換器を通過する空気流れの風速分布の偏りをより一層抑制でき、また加熱用熱交換器を通過する空気流れの風速分布の偏りをより一層抑制できる。
本発明では、前記空調ケーシング内に配置され、前記加熱用熱交換器を通過した空気流を前記送風機側に案内する案内壁(18)が設けられていることを第の特徴とする。
これにより、加熱用熱交換器からの温風が送風機側に案内されるので、温風を冷風に対してより確実に衝突させることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の車両空調装置の第1実施形態について図1、図2に基づいて説明する。図1は本実施形態による車両用空調装置の室内ユニット部10を車両左右方向から視た断面図、図2は図1中矢印A方向から視た部分断面図である。図1の上下前後の矢印と図2の上下左右の矢印とは、それぞれ、車両搭載状態における方向を示す。
室内空調ユニット10は、車室内最前部の計器盤(インストルメントパネル)の内側のうち、車両幅方向(左右方向)の略中央部に配置されている。室内空調ユニット10は、その外殻を形成するとともに、車室内へ向かって送風される室内送風空気の空気通路を形成する空調ケーシング11を有している。この空調ケーシング11は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。
さらに、空調ケーシング11は、車両幅方向の略中央部に車両上下方向の分割面を有しており、この分割面で左右2つの分割部に分割できる。そして、左右2つの分割部は、その内部に後述する空気フィルタ14、蒸発器13、ヒータコア15等の各構成機器を収容した状態で、金属バネ、クリップ、ネジ等の締結手段によって一体に結合されている。
図1に示すように、空調ケーシング11の車両前方側かつ上方側であって、空調ケーシング11に形成された空気通路の最上流部には、内気(車室内風)と外気(車室外空気)とを切替導入する内外気切替部12が設けられている。この内外気切替部12には、空調ケーシング11内に内気を導入させる内気導入口11aおよび外気を導入させる外気導入口11bが形成されている。
内外気切替部12の内部には、内気導入口11aおよび外気導入口11bを開閉する内外気切替ドア12aが回転自在に配置されている。具体的には、この内外気切替ドア12aは、板状のドア本体部12cの一端側に、車両幅方向に延びる回転軸12aが一体に結合された、いわゆる片持ちドアである。
内外気切替部12では、図示しないサーボモータによって回転軸12aを回転させ、ドア本体部12cを回転変位させることによって、内気導入口11aおよび外気導入口11bの開口面積を連続的に調整できるようになっている。内外気切替部12の空気流れ下流側には、蒸発器13が配置されている。
蒸発器13は、周知の蒸気圧縮式冷凍サイクル(図示せず)を構成する機器の1つであり、冷凍サイクル内の低圧冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させることで、室内送風空気を冷却する冷却用熱交換器である。
蒸発器13は、複数本のチューブ、タンク、および熱交換フィンとから扁平形状に構成されている。蒸発器は、天地方向(すなわち、車両搭載状態で上下方向)に対して平行に配置されている。すなわち、蒸発器13の扁平方向は天地方向に一致する。本実施形態で扁平方向とは、厚み方向Saに直交し、かつ車両左右方向(図1中紙面垂直方向)に直交する長手方向Sbのことである。蒸発器13の上部および下部は、空調ケーシング11により支持されている。
空調ケーシング11内部において、蒸発器13の空気上流側には薄板状の空気フィルタ14が配置されており、空気フィルタ14は蒸発器13に流入する空気から塵等を除去して清浄化する。
蒸発器13の空気流れ下流側の車両後方側かつ上方側には、ヒータコア15が配置されている。ヒータコア15は、図示しないエンジン冷却水回路を循環する高温のエンジン冷却水を内部に流入させ、エンジン冷却水と蒸発器13にて冷却された冷風とを熱交換させて、冷風を再加熱する加熱用熱交換器である。
ヒータコア15は、複数本のチューブ、タンク、および熱交換フィンとから扁平形状に構成されている。ヒータコア15は、蒸発器13に対して所定角度(約30度未満)で傾斜することで蒸発器13に対して並行(すなわち、略平行)に配置されている。
ここで、ヒータコア15の上部は若干車両前側に配置されて、下部は若干車両前側に配置されており、ヒータコア15の上部と下部とは空調ケーシング11により支持されている。
次に、蒸発器13の後方側であって、かつ、ヒータコア15の下方側には、バイパス通路16が形成されている。このバイパス通路16は、蒸発器13通過後の冷風がヒータコア15を迂回して流れる通路である。
さらに、図1に示すように、蒸発器13の直後には、ヒータコア15側へ流入させる冷風と、バイパス通路16側へ流入させる冷風との風量割合を調整する温度調整用ドアとしてのエアミックスドア17が配置されている。このエアミックスドア17は、車両上下方向に円弧状に湾曲して延びる板状部17aを、ギア機構17bを介して、図示しないサーボモータによって板状部17aの湾曲方向に駆動変位させるスライドドアで構成されている。
より具体的には、エアミックスドア17の板状部17aを車両上方に移動(スライド)させることによって、バイパス通路16側の通路開度を増加させ、ヒータコア15側の通路開度を減少させる。逆に、板状部17aを車両下方に移動(スライド)させることによって、バイパス通路16側の通路開度を減少させ、ヒータコア15側の通路開度を増加させる。
そして、このエアミックスドア17の開度調整によって送風機20へ吸入される冷風および温風の風量割合が調整され、送風機20から、車室内に向けて送風される室内送風空気の温度調整がなされる。つまり、エアミックスドア17は、室内送風空気の温度調整手段を構成する。
空調ケーシング11内部においてヒータコア15の下側延長上には、送風機20が配置されている。ヒータコア15の延長上とは、ヒータコア15に対して扁平方向(図1中矢印Sd方向)で、かつ下側の位置のことを意味する。
具体的には、送風機20は、図1、図2に示すように、電動モータ21、羽根車22、23、およびスクロールケーシング24a、24b(符号24aは図1に示し、符号24bは図2に示している)を備えている。
電動モータ21は、図2に示すように、空調ケーシング11内部において車両左右方向中央部に配置されており、電動モータ21の回転軸は、車両左右方向両側にそれぞれ延びている。電動モータ21は、後述するように冷却構造により強制的に冷却されるようになっている。なお、電動モータ21の冷却構造については後述する。
羽根車22、23は遠心式多翼ファンであり、羽根車22は電動モータ21の回転軸の左側先端部に固定されている。羽根車22は、回転軸の周りに並べられる多数枚の翼を有して回転軸左側から図2中矢印Kaの如く空気を吸い込んで径方向に吹き出すファン部22aと、回転軸の周りに並べられる多数枚の翼を有して回転軸右側から図2中矢印Kbの如く空気を吸い込んで径方向に吹き出すファン部22bと、ファン部22a、22bを仕切る仕切り壁22cとを備えている。このことにより、羽根車22は、回転軸両側から空気を吸い込んで径方向に吹き出すことができる。
羽根車23は、電動モータ21の回転軸の右側先端部に固定されており、羽根車23は、羽根車22と同様に、回転軸の周りに並べられる多数枚の翼を有して回転軸左側から空気を吸い込んで径方向に吹き出すファン部23aと、回転軸の周りに並べられる多数枚の翼を有して回転軸右側から空気を吸い込んで径方向に吹き出すファン部23bと、ファン部23a、23bを仕切る仕切り壁23cとを備えている。このことにより、羽根車23は、回転軸両側から空気を吸い込んで径方向に吹き出すことができる。
スクロールケーシング24aは、羽根車22のファン部22a、22bを個別に収納して、かつファン部22a、22bから流出した空気が通過する流出空気通路を形成する。スクロールケーシング24aは、流出空気通路の通路断面積が羽根車22の回転方向に向かって徐々に拡大する渦巻き状に形成されている。スクロールケーシング24aは、回転軸方向両側にそれぞれ設けられる吸込口240、241と、羽根車22から吹き出される送風空気を上側に吹き出す吹出口とを備えている。
スクロールケーシング24bは、羽根車22のファン部23a、23bを個別に収納して、かつファン部23a、23bから流出した空気が通過する流出空気通路を形成する。スクロールケーシング24bは、流出空気通路の通路断面積が羽根車23の回転方向に向かって徐々に拡大する渦巻き状に形成されている。スクロールケーシング24bは、回転軸方向両側にそれぞれ設けられる吸込口242、243と、羽根車23から吹き出される送風空気を上側に吹き出す吹出口とを備えている。
空調ケーシング11内部においてヒータコア15の車両後側には湾曲状に形成される仕切り壁18が形成されており、仕切り壁18は、図1に示すように、ヒータコア15から吹き出される温風を送風機20側に案内する案内壁を構成する。
空調ケーシング11内部において仕切り壁18と後壁30との間には、スクロールケーシング24a、24bから吹き出される送風空気を吹出口35、36に導く空気通路40(図1参照)が設けられている。吹出口36は、空調ケーシング11の上面部の車両後方側部位に設けられており、吹出口36は、空気通路40を流れる空気流を乗員上半身に向けて吹き出すフェイス開口部である。
吹出口35は、空調ケーシング11の上面部のうち吹出口36よりも車両前側に配置されており、吹出口35は、空気通路40を流れる空気流を車両フロントガラス内面に向けて吹き出すデフロスタ開口部である。空調ケーシング11のうち吹出口35、36の内側には吹出モードドア37が配置されている。吹出モードドア37は、車両前後方向に円弧状に湾曲して延びる板状部37aを、ギア機構37bを介して、図示しないサーボモータによって板状部37aの湾曲方向に駆動変位させるスライドドアで構成されている。
より具体的には、吹出モードドア37の板状部37aを車両前方に移動(スライド)させることによって、吹出口36側の通路開度を増加させ、吹出口35側の通路開度を減少させる。逆に、板状部37aを車両後方に移動(スライド)させることによって、吹出口35側の通路開度を増加させ、吹出口36側の通路開度を減少させる。
空調ケーシング11の後壁30には、図1に示すように、後席側フット開口部39が設けられており、後席側フット開口部39は、空気通路40を流れる空気流を後席側の乗員足元部に向けて吹き出す。空調ケーシング11には、前席側フット開口部(図示省略)が設けられており、前席側フット開口部は、空気通路40を流れる空気流を前席側の乗員足元部に向けて吹き出す。
空調ケーシング11において両方のフット開口部の内側には、フットドア42が配置されており、フットドア42は、板状のドア本体部42bの略中央部に車両前後方向に延びる回転軸42aが一体に結合された、いわゆるバタフライドアである。そして、図示しないサーボモータによって回転軸42aを回転させ、ドア本体部42bを回転変位させることで、両方のフット開口部を開閉する。
次に、本実施形態の冷却構造について図1〜図3を参照して説明する。
図3は室内ユニット部10の内部を車両左右方向から視た斜視断面図であり、図3において、電動モータ21の冷却構造の詳細を図中に表すために、蒸発器13、ヒータコア15においては、符号(13、15)を示すたけで、形状示す線図を省略している。
室内ユニット部10には、冷却通路50が設けられている。この冷却通路50は、車室内にて開口する吸入口51と、空調ケーシング11のうち空気フィルタ14(すなわち、蒸発器13)の空気上流側に開口する排出口52とを有している。吸入口51は空調ケーシング11の後壁30に形成されている。
冷却通路50は、吸入口51と排出口52との間を連通し、かつ電動モータ21のモータ本体21bを覆うように形成されている。これにより、電動モータ21のモータ本体21bは、空調ケーシング外側の車室内に露出していることになる。
冷却通路50は、図1、図3に示すように、吸入口51側から蒸発器13の下側を通って排出口52側に延びるように図1中の断面L字状に形成されている。モータ本体21bとは、回転軸21aを回転自在に支持して、かつ回転軸21aを電磁力により回転駆動する構造体である。冷却通路50には、電動モータ21の回転軸21aが貫通する2つの貫通穴21cが設けられている。
次に、本実施形態の室内ユニット部10の作動について説明する。
まず、送風機20の電動モータ21が羽根車22、23をそれぞれ回転駆動させる。すると、羽根車22は、スクロールケーシング24aの吸込口240、241から空気を吸い込んでスクロールケーシング24aの吹出口から吹き出す。羽根車23は、スクロールケーシング24bの吸込口242、243から空気を吸い込んでスクロールケーシング24bの吹出口から吹き出す。このような送風機20の作動により、空調ケーシング11内には、内気導入口11aと外気導入口11bとうち少なくとも一方の導入口を通して空気が導入される。この一方の導入口から導入された送風空気は空気フィルタ14を通過して蒸発器13に流入される。
一方、送風機20の作動により、冷却通路50内には吸入口51を介して内気(室内空気)が吸い込まれ、矢印rcの如く、吸入口51側から冷却通路50を通過して排出口52側に流れる室内風が発生する。
ここで、電動モータ21は羽根車22、23をそれぞれ回転駆動する際にモータ本体21bから熱を発生するが、モータ本体21bは、冷却通路50内を通過する室内風により冷却される。
また、モータ本体21bの冷却後の室内風は、排出口52を通過して空気フィルタ14の上流側に流れ、その後、空気フィルタ14を通過して蒸発器13に流入する。
このように冷却通路50を通過した室内風と、内気導入口11aと外気導入口11bとうち少なくとも一方の導入口から吸入された空気流とは、蒸発器13を通過した際に冷媒と熱交換されて冷却されて冷風となる。
ここで、エアミックスドア17がバイパス通路16の通路入口とヒータコア15の通路入口とをそれぞれ開口している状態である場合には、蒸発器13から吹き出される冷風のうち一部の冷風は、ヒータコア15側に流れ込んでヒータコア15により加熱される。このため、ヒータコア15から温風として吹き出されることになる。この温風は、切り壁18により送風機20側に案内されて図1中の矢印raの如く流れる。蒸発器13から吹き出される冷風のうち残りの冷風は、バイパス通路16を通過して図1中の矢印rbの如く流れる。
これに伴い、バイパス通路16を通過した冷風とヒータコア15から吹き出される温風とは、スクロールケーシング24aの両吸込口側に流れる。これら吸込口に吸い込まれる前で冷風と温風とは約90度の角度で衝突する。また、バイパス通路16を通過した冷風とヒータコア15から吹き出される温風とは、スクロールケーシング24bの両吸込口に流れる。これら吸込口に吸い込まれる前で冷風と温風とは約90度の角度で衝突する。
このように、スクロールケーシング24a、24bにより吸い込まれる前で衝突された冷風と温風とは、羽根車22、23の作動により吸い込まれて径方向に吹き出される。このことにより、当該衝突された冷風と温風とは混合されて空調風として径方向に吹き出されることになる。
その後、空調風は、スクロールケーシング24a、24bを通過して空気通路40に吹き出される。この吹き出される空調風は、空気通路40を通過して、吹出口36、37および後席側フット開口部39および前席側フットフット開口部(図示省略)のいずれかから車室内に向けて吹き出される。
以上説明した本実施形態では、送風機20の電動モータ21のモータ本体21bは空調ケーシング11の外に配置されている。具体的には、空調ケーシング11の外側の車室内と空調ケーシング11内の空気フィルタ14の空気上流側との間を連通する冷却通路50を設け、冷却通路50の内部に電動モータ21のモータ本体21bが配置されている。このため、送風機20による送風により、吸入口51側から冷却通路50を通過して空気フィルタ14の空気上流側に室内風が流れるようになっている。これに伴い、モータ本体21bは冷却通路50内の室内風により強制的に冷却される。したがって、エアミックスドア17の開度調整により吹出口35、36から車室内に吹き出す吹出空気温度が高い場合でも、モータ本体21bを十分に冷却することができる。
本実施形態では、冷却通路50を通過した室内風は空気フィルタ14の空気上流側に吹き出されるので、冷却通路50を通過した室内風に塵等が含まれていても、その塵等を除去して室内風を清浄化することができる。
本実施形態では、送風機20は、ヒータコア15の下側延長上(すなわち、扁平方向Sd下側)に配置されている。このため、バイパス通路16を通過した冷風とヒータコア15から吹き出される温風とは、スクロールケーシング24a(24b)の両吸込口に吸い込まれる前で約90度の角度で衝突する。
したがって、冷風と温風とが送風機20の羽根車22、23により良好に混合されるので、吹出口35、36およびフット開口部39、41からそれぞれ車室内に吹き出される空調風において温度分布が生じることが抑制される。
本実施形態では、蒸発器13とヒータコア15とが略平行に配置されているので、室内ユニット部10の体格の小型化を図ることができる。
本実施形態では、空調ケーシング11内部において、仕切り壁18により、ヒータコア15から吹き出される温風を送風機20のスクロールケーシング24a(24b)の両吸込口側に案内しているので、より確実に冷風と温風とが衝突させることができる。
本実施形態では、電動モータ21は、空調ケーシング11内部において車両左右方向中央部に配置されている。そして、羽根車22は電動モータ21の回転軸の左側先端側に配置されており、羽根車23は電動モータ21の回転軸の右側先端側に配置されている。
これにより、空調ケーシング11の車両左右方向において、空気流れの風速分布の偏りを抑制できる。したがって、蒸発器13を通過する空気流れの風速分布の偏りを抑制し、またヒータコア15を通過する空気流れの風速分布の偏りを抑制できる。このため、温風と冷風とを混合させることを安定的に行うことができる。
また、羽根車22、23は、それぞれ回転軸方向両側から空気を吸い込むので、空調ケーシング11の車両左右方向において、空気流れの風速分布の偏りをより一層抑制できる。したがって、蒸発器13を通過する空気流れの風速分布の偏りをより一層抑制し、またヒータコア15を通過する空気流れの風速分布の偏りをより一層抑制できる。このため、温風と冷風とを混合させることをより一層安定的に行うことができる。
上述の第1実施形態では、バイパス通路16を通過した冷風とヒータコア15から吹き出される温風とがスクロールケーシング24a(24b)の両吸込口に吸い込まれる前で約90度の角度で衝突するようにした例について説明したが、これに限らず、バイパス通路16を通過した冷風とヒータコア15から吹き出される温風とが略70度〜110度の角度で衝突するようにしてもよい。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、送風機20の羽根車22(23)は、回転軸方向両側からそれぞれ空気を吸い込む羽根車を用いた例について説明したが、これに代えて、第2実施形態では、図4に示すように、送風機20の羽根車22A(23A)は、回転軸方向片側だけから空気を吸い込む羽根車である。図4において図1〜図3と同一符号は同一のものを示している。
具体的には、羽根車22Aは、矢印Kaの如く、回転軸方向左側から空気を吸い込んで径方向に吹き出す羽根車であり、羽根車23Aは、矢印Kbの如く、回転軸方向右側から空気を吸い込んで径方向に吹き出す羽根車である。羽根車22は、スクロールケーシング24aに収納されており、羽根車23は、スクロールケーシング24bに収納されている。図3中21aは回転軸である。
第2実施形態の冷却通路50は、上述の第1実施形態と同様に、車室内にて開口する吸入口(図示省略)と、空調ケーシング11のうち空気フィルタ14の空気上流側に開口する排出口52とを有しており、冷却通路50は、吸入口51と排出口52との間を連通し、かつ電動モータ21のモータ本体21bを覆うように形成されている。なお、本実施形態では、送風機20の羽根車22(23)以外の構造は、上述の第1実施形態と同様であるため、その詳細説明は省略する。
(第3実施形態)
上述の第1実施形態では、送風機20としては、2つの羽根車22、23を備えるものを用いた例について説明したが、これに代えて、第3実施形態では、図5に示すように、送風機20には1つの羽根車22だけが用いられている。図5において図1、図2と同一符号は同一のものを示しその説明を省略する。
第3実施形態では、電動モータ21(すなわち、モータ本体21b)が車両右側(すなわち、一方側)にオフセットして配置されており、電動モータ21の回転軸21aは車両左側(すなわち、他方側)だけ突出しており、1つの羽根車22が車両左右方向中央部に配置されている。
羽根車22は、電動モータ21の回転軸21aの左側先端側に固定されており、羽根車22は、上述の第1実施形態と同様に、回転軸方向左側から図中矢印Kaの如く空気を吸い込んで径方向に吹き出すファン部22aと、回転軸方向右側から空気を吸い込んで径方向に吹き出すファン部22bと、ファン部22a、22bを仕切る仕切り壁22cとを備えている。このことにより、羽根車22は、回転軸両側から空気を吸い込んで径方向に吹き出すことができる。
第3実施形態の冷却通路50は、上述の第1実施形態と実質的に同様の構造を有しているが、電動モータ21の位置に対応して車両右側にオフセットして配置されている。
上述の第3実施形態では、電動モータ21が車両右側にオフセットして配置され、電動モータ21の回転軸21aが車両左側に突出している例について説明したが、これに代えて、電動モータ21が車両左側にオフセットして、電動モータ21の回転軸21aが車両右側に突出しているものでもよい。
(第4実施形態)
上述の第3実施形態では、送風機20の羽根車22として、回転軸方向両側からそれぞれ空気を吸い込んで径方向に吹き出す羽根車を用いる例について説明したが、これに限らず、第4実施形態では、図6に示すように、羽根車22Aとして、回転軸方向片側だけから空気を吸い込んで径方向に吹き出す羽根車を用いる。図6において図5と同一符号は同一のものを示しその説明を省略する。第4実施形態でも、上述の第3実施形態と同様の冷却通路50が設けられている。
(第5実施形態)
上述の第1実施形態では、冷却通路50の排出口52が空気フィルタ14の空気上流側に開口するようにした例について説明したが、これに代えて、第5実施形態では、図7、図8に示すように、冷却通路50の排出口52をエアミックスドア17に対して空気下流側で、かつ送風機20の空気上流側に配置しても良い。図7は室内ユニット部10を車両左右方向から視た断面図であり、図8は図7中B−B断面図である。
具体的には、冷却通路50に2つの排出口52を設け、一方の排出口52は車両左側で、かつスクロールケーシング24aの吸入口241付近に開口しており、他方の排出口52は、車両右側で、かつスクロールケーシング24bの吸入口242付近に開口している。なお、図7、図8において、図1〜図3と同一符号のものは、同一のものを示し説明を省略する。
第5実施形態では、送風機20の作動により、図7中の矢印rcの如く吸入口51を介して冷却通路50内に内気が吸い込まれ、この内気(空気流)がモータ本体21bを冷却後、2つの排出口52から空調ケーシング11内にそれぞれ吹き出される。左側の排出口52から吹き出された内気は図8中の矢印kcに示す如く、スクロールケーシング24aの吸入口241に吸い込まれる。右側の排出口52から吹き出された内気は図8中の矢印kcに示す如く、スクロールケーシング24bの吸入口242に吸い込まれる。
一方、スクロールケーシング24a、24bには、バイパス通路16を通過した冷風とヒータコア15を通過した温風とが吸入されるので、冷風、温風、およびモータ本体21b冷却後の内気は、羽根車22、23の回転に伴い、スクロールケーシング24a、24bから空気通路40に吹き出される。この吹き出される空調風は、空気通路40を通過して、吹出口36、37およびフット開口部のいずれかから車室内に向けて吹き出される。
以上説明した第5実施形態によれば、上述の第1実施形態と同様に、空調ケーシング11の外側の冷却通路50にモータ本体21bを配置し、送風機20の作動に伴って冷却通路50内に室内風を発生させるので、室内風により電動モータ21のモータ本体21bを冷却することができる。したがって、吹出口35、36から車室内に吹き出す吹出空気温度が高い場合でも、モータ本体21bを十分に冷却することができる。
(他の実施形態)
上述の第1実施形態では、空気フィルタ14の空気上流側に冷却通路50の排出口52を配置した例について説明したが、これに限らず、空気フィルタ14と蒸発器13との間に冷却通路50の排出口52を配置してもよい。また、エアミックスドア17と蒸発器13との間に冷却通路50の排出口52を配置してもよい。
上述の第1〜第5の実施形態では、エアミックスドア17を用いたエアミックス方式の温度調整手段を用いた例について説明したが、これに限らず、ヒータコア15に循環させるエンジン冷却水の流量を調整しエンジン冷却水から冷風に加わる熱量を調整して吹出口35、36等から吹出される吹出温度を調整するリヒート方式の温度調整手段を用いてもよい。この場合、ヒータコア15に対して空気下流側に蒸発器13を配置しても良い。
上述の第1〜第5実施形態では、本発明の空調装置を車両用空調装置に適用した例について説明したが、これに限らず、車両用空調装置以外の設置型の空調装置に適用してもよい。
上述の第1〜第5実施形態によれば、空調ケーシング11の外側の冷却通路50にモータ本体21bを配置し、冷却通路50内を流れる室内風により電動モータ21のモータ本体21bを冷却する例について説明したが、これに限らず、モータ本体21bを空調ケーシング11外に配置して、モータ本体21bが室内風で冷却される構造ならば、どのような構造であってもよい。
上述の第1〜第5実施形態では、ヒータコア15において扁平方向を、厚み方向Seに直交し、かつ車両左右方向(図1中紙面垂直方向)に直交する長手方向Sdとする例について説明したが、これに代えて、ヒータコア15において扁平方向を厚み方向Seに直交する車両左右方向(図1中紙面垂直方向)としてもよい。この場合、送風機20をヒータコア15に対して車両左右方向に配置する。
上述の第1〜第5実施形態では、エアミックスドア17aとしてスライド式ドアを用いた例について説明したが、これに限らず、エアミックスドア17aとして、板ドア、ロータリドアなどを用いてもよい。
上述の第1〜第5実施形態では、羽根車22、23(22A、23A)として遠心式多翼ファンを用いた例について説明したが、これに限らず、軸流ファンを用いても良い。
本発明に係る第1実施形態の車両用空調装置の室内ユニット部を車両左右方向から視た断面図である。 図1中A−A断面図である。 第1実施形態の室内ユニット部内部を車両左右方向から視た断面図である。 本発明に係る第2実施形態の室内ユニット部内部を車両後側から視た断面図である。 本発明に係る第3実施形態の室内ユニット部内部を車両後側から視た断面図である。 本発明に係る第4実施形態の室内ユニット部内部を車両左右方向から視た断面図である。 本発明に係る第5実施形態の車両用空調装置の室内ユニット部を車両左右方向から視た断面図である。 第5実施形態の室内ユニット部内部を車両左右方向から視た断面図である。
符号の説明
10…室内ユニット部、11…空調ケーシング、11a…内気導入口、
11b…外気導入口、12…内外気切替ドア、13…蒸発器、15…ヒータコア、
17a…エアミックスドア、20…送風機、21…電動モータ、21b…モータ本体、 22、23…羽根車、 24a、24b…スクロールケーシング、35、36…吹出口、
37…吹出モードドア、39、41…フット開口部、50…冷却通路、51…吸入口、
52…排出口。

Claims (16)

  1. 空気流を室内に向けて流す空調ケーシング(11)と、
    電動モータ(21)と、この電動モータにより回転されて前記空気流を発生する羽根車(22、23、22A、23A)とを有する送風機(20)と、
    前記空調ケーシング内に配置され、前記空気流を冷却する冷却用熱交換器(13)と、
    前記空調ケーシング内に配置され、前記空気流を加熱する加熱用熱交換器(15)と、を備え、
    前記送風機は、前記冷却用熱交換器と前記加熱用熱交換器とに対して空気下流側に配置されており、
    前記冷却用熱交換器から吹き出される冷風と前記加熱用熱交換器から吹き出される温風とに基づいて前記室内を空調する空調装置であって、
    前記電動モータ(21)は、前記空調ケーシングの外に配置されており、
    前記室内に開口する吸入口(51)と前記空調ケーシングのうち前記送風機の空気上流側に開口する排出口(52)とを有し、前記電動モータを覆うように形成され、かつ前記吸入口と前記排出口との間を連通する空気通路(50)を備え、
    前記送風機による送風に伴って、前記空気通路内の室内風が前記吸入口側から前記排出口側に流れるようになっており、前記電動モータ(21)が前記室内風で冷却されるようになっていることを特徴とする空調装置。
  2. 前記排出口は、前記冷却用熱交換器の空気上流側に配置されていることを特徴とする請求項に記載の空調装置。
  3. 前記空調ケーシング内のうち前記冷却用熱交換器の空気上流側に配置され、前記空気流を清浄化する空気フィルタ(14)が設けられており、
    前記排出口は、前記空気フィルタの空気上流側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空調装置。
  4. 前記排出口は、前記冷却用熱交換器の空気下流側に配置されていることを特徴とする請求項に記載の空調装置。
  5. 前記冷却用熱交換器から吹き出される冷風と前記加熱用熱交換器から吹き出される温風とに基づいて、前記吹出口から車室内に吹き出す空気温度を調整する温度調整手段(17)を備えていることを特徴とする請求項に記載の空調装置。
  6. 前記加熱用熱交換器は、前記冷却用熱交換器から吹き出される冷風を加熱するものであり、
    前記空調ケーシング内に配置され、前記加熱用熱交換器をバイパスして前記冷却用熱交換器からの冷風を流す冷風バイパス通路(16)を備えており、
    前記温度調整手段は、前記バイパス通路に流れる空気量と前記加熱用熱交換器に流れる空気量との比率を調整して前記吹出口から吹き出す空気温度を調整する温度調整用ドア(17)であることを特徴とする請求項に記載の空調装置。
  7. 前記排出口は、前記温度調整用ドアに対して空気下流側に配置されていることを特徴とする請求項に記載の空調装置。
  8. 前記加熱用熱交換器(15)と前記冷却用熱交換器(13)とは、それぞれ、扁平形状に形成され、かつ略平行に配置されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の空調装置。
  9. 前記送風機は、前記加熱用熱交換器の延長上に配置されており、
    前記電動モータの回転軸は前記加熱用熱交換器に対して略平行に配置されており、
    前記羽根車は、前記電動モータの回転軸方向から空気を吸入して径方向に吹き出すものであることを特徴とする請求項に記載の空調装置。
  10. 前記冷却用熱交換器と前記加熱用熱交換器とは、前記空調ケーシングの幅方向に対して並行に配置されており、
    前記電動モータは、前記空調ケーシングの幅方向の中央部に配置されており、
    前記電動モータ(21)の前記回転軸は、前記空調ケーシングの幅方向両側にそれぞれ突出しており、
    前記回転軸の両方の先端側には、前記羽根車としての第1、第2の羽根車(22、23、22A、23A)が設けられていることを特徴とする請求項に記載の空調装置。
  11. 前記第1、第2の羽根車(22A、23A)は、それぞれ、前記回転軸方向片側だけから空気を吸入するものであることを特徴とする請求項10に記載の空調装置。
  12. 前記第1、第2の羽根車(22、23)は、それぞれ、前記回転軸方向両側から空気を吸入するものであることを特徴とする請求項10に記載の空調装置。
  13. 前記冷却用熱交換器と前記加熱用熱交換器とは、前記空調ケーシングの幅方向に対して並行に配置されており、
    前記電動モータは、前記空調ケーシングの幅方向一方側にオフセットして配置されており、
    前記電動モータ(21)の前記回転軸は、前記空調ケーシングの幅方向の他方側に突出するように配置されており、
    前記羽根車は、前記回転軸のうち前記他方側の先端側に配置されていることを特徴とする請求項に記載の空調装置。
  14. 前記羽根車(22A)は、前記回転軸方向片側だけから空気を吸入するものであることを特徴とする請求項13に記載の空調装置。
  15. 前記羽根車(22)は、前記回転軸方向両側からそれぞれ空気を吸入するものであることを特徴とする請求項13に記載の空調装置。
  16. 前記空調ケーシング内に配置され、前記加熱用熱交換器を通過した空気流を前記送風機側に案内する案内壁(18)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1つに記載の空調装置。
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