JP7077989B2 - 車両用空調ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、車両用空調ユニットに関するものである。
この種の車両用空調ユニットとして、例えば特許文献1に記載された室内空調ユニットが従来から知られている。この特許文献1に記載された室内空調ユニットでは、送風機が蒸発器に対する空気流れ下流側に配置されている。その送風機は、電動モータである送風機モータと、その送風機モータにより回転させられて空気流を発生する羽根車であるファンとを有している。
特許文献1の室内空調ユニットでは、送風機モータが、蒸発器から流出した冷風により過冷却となり結露することを防ぐために、その蒸発器からの冷風よりも高温の車室内空気が、送風機モータが収容されている空間に導入される。そして、この車室内空気は送風機モータを冷却し、その後、ファンに対する空気流れ上流側に流出し、ファンに吸い込まれる。すなわち、ファン作動によって発生するファン上流の負圧を利用して、車室内空気は、送風機モータが収容されている空間に導入されるようになっている。
特開2009-23592号公報
特許文献1の室内空調ユニットでは、上述したように、送風機モータ冷却用の冷却風である車室内空気の導入に、ファン作動によって発生するファン上流の負圧が利用される。そのため、例えば、ファン上流にある外気吸込口から車両走行によるラム圧が印加され、ファン上流が正圧になった場合には、冷却風の風量を十分に確保できないという事態が生じうる。更に、その冷却風を車室内からファン上流へ流すための冷却通路を外気がファン上流から逆流し車室内へ漏れ出るという事態も生じうる。発明者らの詳細な検討の結果、以上のようなことが見出された。
本発明は上記点に鑑みて、送風機モータをラム圧の印加に関係なく空気で冷却することができる車両用空調ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の車両用空調ユニットは、
車室内へ流出する空気が流れるケース内通路(124)が形成された空調ケース(12)と、
空調ケース内に配置され、ケース内通路に流れる空気を冷却する冷却器(16)と、
送風機モータ(202)とその送風機モータにより回転させられケース内通路に空気流れを発生させる羽根車(201)とを有し、空調ケース内において冷却器に対する空気流れ下流側に配置された送風機(20)と、
送風機モータを冷却するための空気が流れるモータ冷却通路(32a)を形成する冷却通路部(32)とを備え、
モータ冷却通路は、ケース内通路において羽根車に対する空気流れ下流側で開放された通路入口端(32b)と、ケース内通路において羽根車に対する空気流れ上流側で開放された通路出口端(32c)とを有している。
上述のように、モータ冷却通路の通路入口端は、ケース内通路において羽根車に対する空気流れ下流側で開放され、通路出口端は、ケース内通路において羽根車に対する空気流れ上流側で開放されている。従って、羽根車が回転させられるファン作動時には、モータ冷却通路に通路入口端から通路出口端への空気流れが発生し、そのモータ冷却通路に流通する空気によって送風機モータを冷却することができる。
そして、そのモータ冷却通路の空気流れは、羽根車に対する空気流れ上流側と下流側との間でその羽根車の回転によって生じる静圧差により発生する空気流れである。そのため、車両走行に起因したラム圧の印加には関係なく、モータ冷却通路に流通する空気の風量を確保することができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態において、車両用空調ユニットの概略構成を示した模式的な断面図である。 第1実施形態において、図1のII-II断面を模式的に示した断面図である。 第1実施形態において、図1のIII-III断面を模式的に示した断面図である。 第1実施形態において、図1のIV-IV断面を模式的に示した断面図である。 比較例の車両用空調ユニットの概略構成を示した模式的な断面図であって、図1に相当する図である。 比較例において、図5のVI-VI断面を模式的に示した断面図である。 第2実施形態において、車両用空調ユニットの概略構成を示した模式的な断面図であって、図1に相当する図である。 第3実施形態において、車両用空調ユニットの概略構成を示した模式的な断面図であって、図1に相当する図である。 第3実施形態において、図8のIX-IX断面を模式的に示した断面図であって、図3に相当する図である。 第4実施形態において、図8のIX-IX断面に相当する断面を模式的に示した断面図であって、図9に相当する図である。 第4実施形態において、図8のXI-XI断面に相当する断面を模式的に示した断面図であって、図4に相当する図である。 第5実施形態において、図1のII-II断面に相当する断面を模式的に示した断面図であって、図2に相当する図である。
以下、図面を参照しながら、各実施形態を説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の車両用空調ユニット10は、空調ケース12、フィルタ14、蒸発器16、ヒータコア18、送風機20、および複数のドア23、24、25、26、27を備えている。この車両用空調ユニット10は車室内に設置されており、例えば、車室内の最前部に設けられたインストルメントパネルの内側に配置されている。なお、図1および図2の各矢印DR1、DR2、DR3は、車両用空調ユニット10が搭載される車両の向きを示す。すなわち、図1の矢印DR1は車両前後方向DR1を示し、矢印DR2は車両左右方向DR2すなわち車両幅方向DR2を示し、図2の矢印DR3は車両上下方向DR3を示している。
空調ケース12は、車両用空調ユニット10の外殻を成す樹脂製の部材である。空調ケース12は、複数の空気導入部121と複数の吹出開口部122、123とを有している。空調ケース12の内部には、空気が流れるケース内通路124が形成されている。複数の空気導入部121にはそれぞれ、車室外の空気である外気または車室内の空気である内気を空調ケース12外からケース内通路124に導入するための通気口が形成されており、その通気口はケース内通路124の空気流れ上流側に接続されている。その空気導入部121にはそれぞれ、不図示の内外気切替ドアが設けられており、その内外気切替ドアは、空気導入部121に流入する空気を内気と外気との何れかに切り替える。
また、複数の吹出開口部122、123にはそれぞれ、ケース内通路124から空調ケース12の外部である車室内へ空気を流出させるための通気口が形成されており、その通気口はケース内通路124の空気流れ下流側に接続されている。従って、ケース内通路124の空気は、吹出開口部122、123を介して車室内へ流出する。なお、図1の矢印FL1、FL2、FL3、FL4は、ケース内通路124における空気流れを示している。
フィルタ14は、空調ケース12内に配置されている。詳細には、フィルタ14は、ケース内通路124において複数の空気導入部121に対し空気流れ下流側に配置されている。フィルタ14は、そのフィルタ14を通過する空気中に含まれるダスト等を捕捉する。従って、ケース内通路124において、フィルタ14に対する空気流れ下流側には、フィルタ14によってダスト等が除去された空気が流れる。
蒸発器16は、その蒸発器16を通過する空気を冷却する冷却用熱交換器である。要するに、蒸発器16は冷却器である。
蒸発器16は、空調ケース12内に配置されている。詳細には、蒸発器16はケース内通路124に配置されており、蒸発器16には、ケース内通路124に導入された空気がフィルタ14を経てから流入する。そして、蒸発器16は、そのケース内通路124に流れる空気を冷却する。
例えば、蒸発器16は、不図示のコンプレッサ、コンデンサ、および膨張弁とともに、冷媒を循環させる周知の冷凍サイクル装置を構成している。蒸発器16は、蒸発器16を通過する空気と冷媒とを熱交換させ、その熱交換により冷媒を蒸発させると共に空気を冷却する。
送風機20は、ケース内通路124に配置されファン軸線CLfまわりに回転する送風ファン201と、その送風ファン201を回転駆動する送風機モータ202と、送風機モータ202の熱を放散させるためのモータ用放熱フィン203とを有している。この送風機20は、空調ケース12内において蒸発器16に対する空気流れ下流側に配置されている。
送風ファン201は、送風機モータ202により回転させられケース内通路124に空気流れを発生させる羽根車である。そして、本実施形態では、送風ファン201は遠心ファンであるので、送風機20は遠心送風機である。
送風機20は、送風ファン201の回転によりファン軸線CLfの軸方向DRaの一方側から空気を吸い込み、その吸い込んだ空気を送風ファン201の径方向外側へ吹き出す。その径方向外側へ吹き出された空気は、矢印FL3、FL4のように、空調ケース12の内壁面によって導かれ、ケース内通路124のうち送風ファン201に対する空気流れ下流側(例えば図1では車両前後方向DR1での後側)へと流れる。
なお、ファン軸線CLfの軸方向DRaは車両前後方向DR1に一致している必要はないが、本実施形態では、そのファン軸線CLfの軸方向DRaは車両前後方向DR1に一致している。また、ファン軸線CLfの軸方向DRaはファン軸方向DRaと称されることもある。また、送風ファン201の径方向は別言すればファン軸線CLfの径方向である。そして、そのファン軸線CLfの径方向はファン径方向と称されることもある。
送風機モータ202は、通電されることにより送風ファン201を回転させる電動モータである。送風機モータ202は、モータロータおよびモータステータだけでなく、モータ駆動用の電気回路も含んで構成されている。そして、送風機モータ202は通電されるので、送風ファン201を回転させることに伴って発熱もする。また、モータ用放熱フィン203は、送風機モータ202に対し伝熱可能に連結されている。
送風機20は、送風ファン201が蒸発器16に対して空気流れ下流側に配置された所謂吸込式レイアウトとなっている。送風機20は、送風ファン201の空気吸込み側であるファン軸方向DRaの一方側が蒸発器16の空気流出面16bと対向するように配置されている。従って、送風ファン201は、ファン軸方向DRaの他方側に一致するファン軸線CLfの他方側がケース内通路124の空気流れ下流側へ延びる向きを向くように配置されている。
車両用空調ユニット10はケース内仕切壁22を有し、そのケース内仕切壁22は、ケース内通路124のうち送風ファン201よりも空気流れ下流側の通路を、互いに並列に延びる2つの下流側通路124a、124bに仕切っている。その2つの下流側通路124a、124bとは第1下流側通路124aおよび第2下流側通路124bである。第1下流側通路124aはケース内仕切壁22に対し車両幅方向DR2の右側に配置され、第2下流側通路124bはケース内仕切壁22に対し車両幅方向DR2の左側に配置されている。
ヒータコア18は、空調ケース12内において送風ファン201に対する空気流れ下流側に配置されている。言い換えれば、ヒータコア18は、ケース内通路124のうち送風ファン201に対し空気流れ下流側に配置されている。ヒータコア18は、送風ファン201から吹き出された空気を加熱する加熱器(別言すれば、加熱用熱交換器)である。詳細に言うと、ヒータコア18は、送風ファン201から吹き出された空気のうちヒータコア18を通過する空気を加熱する。
また、ヒータコア18は、第1下流側通路124aと第2下流側通路124bとの両方に跨るように配置されている。従って、ヒータコア18は、第1下流側通路124aに配置された第1加熱部181と、第2下流側通路124bに配置された第2加熱部182とを有している。
第1風量比率調整ドア23と第2風量比率調整ドア24は所謂エアミックスドアと呼ばれる装置であり、空調ケース12内において送風ファン201に対する空気流れ下流側に配置されている。例えば、第1風量比率調整ドア23と第2風量比率調整ドア24はそれぞれスライド式のドア機構であり、電動アクチュエータによってスライドさせられる。
具体的には、第1風量比率調整ドア23は、第1下流側通路124aのうちヒータコア18の第1加熱部181に対し空気流れ上流側に配置されている。そして、第1風量比率調整ドア23は、第1加熱部181を通過する空気の風量と第1加熱部181を迂回して流れる空気の風量との比率を調整する。これにより、第1下流側通路124aを通って車室内へ吹き出される空気の温度が調整される。
また、第2風量比率調整ドア24は、第2下流側通路124bのうちヒータコア18の第2加熱部182に対し空気流れ上流側に配置されている。そして、第2風量比率調整ドア24は、第2加熱部182を通過する空気の風量と第2加熱部182を迂回して流れる空気の風量との比率を調整する。これにより、第2下流側通路124bを通って車室内へ吹き出される空気の温度が調整される。
空調ケース12は、第1下流側通路124aのうちヒータコア18の第1加熱部181に対する空気流れ下流側に接続された第1吹出開口部122を有している。それと共に、空調ケース12は、第2下流側通路124bのうちヒータコア18の第2加熱部182に対する空気流れ下流側に接続された第2吹出開口部123を有している。その第1吹出開口部122は実際には複数設けられているが、図1では、複数ある第1吹出開口部122のうちの1つが代表して図示されている。第2吹出開口部123についても同様であり、図1には、複数ある第2吹出開口部123のうちの1つが代表して図示されている。
複数の第1吹出開口部122としては、例えばフェイス吹出開口部とフット吹出開口部とデフロスタ吹出開口部とがある。その何れの吹出開口部122も、車室内の前席領域のうち車両幅方向DR2の右側寄りの部位に第1下流側通路124aの空気を送風するための吹出開口部である。また、複数の第1吹出開口部122には、その第1吹出開口部122毎に、その第1吹出開口部122を開閉する第1吹出開口ドア25が設けられている。
第2吹出開口部123は、上記の第1吹出開口部122と左右位置が異なることを除き、第1吹出開口部122と同様である。すなわち、複数の第2吹出開口部123としては、例えばフェイス吹出開口部とフット吹出開口部とデフロスタ吹出開口部とがある。その何れの吹出開口部123も、車室内の前席領域のうち車両幅方向DR2の左側寄りの部位に第2下流側通路124bの空気を送風するための吹出開口部である。また、複数の第2吹出開口部123には、その第2吹出開口部123毎に、その第2吹出開口部123を開閉する第2吹出開口ドア26が設けられている。
下流側通路ドア27は、ケース内通路124のうちヒータコア18に対する空気流れ下流側で、且つ、第1下流側通路124aと第2下流側通路124bとの境目に配置されている。下流側通路ドア27は開閉ドアであり、開位置では第1下流側通路124aと第2下流側通路124bとを互いに連通させ、閉位置では第1下流側通路124aと第2下流側通路124bとの連通を阻止する。
図1~図3に示すように、車両用空調ユニット10は、空調ケース12内に配置されたモータ空間形成部30を備えている。そのモータ空間形成部30は、送風機モータ202とモータ用放熱フィン203とが配置されたモータ空間30aをケース内通路124から隔てて形成している。
詳細には、モータ空間形成部30は、ケース内通路124に囲まれるように配置されている。そして、モータ空間形成部30は、そのモータ空間形成部30の内部にモータ空間30aを形成しており、その送風機モータ202とモータ用放熱フィン203はそのモータ空間30aに収容されている。
なお、その送風機モータ202がモータ空間30aに収容されていることとは、送風機モータ202の全部がモータ空間30a内に入っていることに限らず、その送風機モータ202の殆どがモータ空間30a内に入っていればよい。従って、送風機モータ202の回転軸や非回転部分の一部がモータ空間30aの外に露出していても、送風機モータ202の殆どがモータ空間30a内に入っていれば、送風機モータ202がモータ空間30aに収容されていると言える。モータ用放熱フィン203がモータ空間30aに収容されていることについても、これと同様である。
モータ空間30aとケース内通路124との連通はモータ空間形成部30によって阻止されているので、モータ空間30aは、閉じられた閉空間として形成されている。従って、モータ空間形成部30は、モータ空間30aとケース内通路124との間を仕切る仕切壁として構成されている。なお、モータ空間30aとケース内通路124との連通は完全に阻止されるのが好ましいが、製造上の都合等により、モータ空間30aが小さな隙間などを介してケース内通路124に僅かに連通することが許容されても差し支えない。
また、送風機モータ202とモータ用放熱フィン203とモータ空間形成部30は、送風ファン201に対しファン軸方向DRaの他方側に配置されている。例えば、モータ空間形成部30は空調ケース12に固定され、送風機モータ202のうちの非回転部分はモータ空間形成部30を介して空調ケース12に固定されている。
図1および図4に示すように、車両用空調ユニット10は、送風機モータ202を冷却するための空気が流れるモータ冷却通路32aを形成する冷却通路部32を備えている。例えば冷却通路部32は、モータ空間形成部30と一体構成になっている。図1の矢印FL5と図4の矢印FL6、FL7、FL8は、モータ冷却通路32aにおける空気流れを示している。
モータ冷却通路32aは、ケース内通路124からモータ冷却通路32a内に空気を流入させる通路入口としての通路入口端32bと、モータ冷却通路32a内の空気をケース内通路124へ流出させる通路出口としての通路出口端32cとを有している。本実施形態の冷却通路部32は、通路入口端32bから通路出口端32cに至るまで、部分的には拡幅するが管状に延びている。
その通路入口端32bは、ケース内通路124において、送風ファン201に対する空気流れ下流側で開放されている。更に、通路入口端32bとヒータコア18等との位置関係に言及すると、その通路入口端32bは、ケース内通路124において、ヒータコア18と第1および第2風量比率調整ドア23、24とに対する空気流れ上流側で開放されている。
その一方で、モータ冷却通路32aの通路出口端32cは、ケース内通路124において、送風ファン201に対する空気流れ上流側で開放されている。更に、通路出口端32cと蒸発器16との位置関係に言及すると、その通路出口端32cは、ケース内通路124において、蒸発器16に対する空気流れ下流側で開放されている。
また、通路出口端32cからモータ冷却通路32aへの空気の流入を防止するために、通路出口端32cは、ケース内通路124を流れる空気の動圧を受けない向きに開口している。例えば、通路出口端32cは、モータ冷却通路32aにおける空気流れ上流側よりも空気流れ下流側を向いて開口している。
また、図1および図4に示すように、空調ケース12内において、モータ冷却通路32aは、送風機モータ202とヒータコア18との間を通って延びるように設けられている。更に、モータ冷却通路32aのうち送風機モータ202とヒータコア18との間に位置する部分は拡幅されている。詳細には、そのモータ冷却通路32aは、送風機モータ202の全体に対し、その送風機モータ202のヒータコア18側に重なるように設けられている。図1では、その送風機モータ202のヒータコア18側とは、送風機モータ202に対するファン軸方向DRaの他方側である。
図1および図3に示すように、モータ空間形成部30と冷却通路部32は隔壁301を共有しており、その隔壁301は、モータ空間30aとモータ冷却通路32aとの間に配置され、そのモータ空間30aとモータ冷却通路32aとを隔てている。すなわち、隔壁301が有する一方の壁面はモータ空間30aに面し、隔壁301が有する他方の壁面はモータ冷却通路32aに面している。そのため、モータ冷却通路32a内の空気は、その隔壁301を介してモータ空間30a内の空気と熱交換可能になっている。更に、そのモータ空間30aには送風機モータ202が収容されているので、冷却通路部32は、送風機モータ202がモータ空間30a内の空気を介してモータ冷却通路32a内の空気と熱交換するように構成されていると言える。
また、モータ空間30aとモータ冷却通路32aは隔壁301によって隔てられているので、モータ空間30aとモータ冷却通路32aとの連通は阻止されている。このモータ空間30aとモータ冷却通路32aとの連通は完全に阻止のが好ましいが、製造上の都合等により、モータ空間30aが小さな隙間などを介してモータ冷却通路32aに僅かに連通することが許容されても差し支えない。
ここで、本実施形態における作用効果を説明するために、本実施形態と比較される比較例について述べる。図5および図6に示すように、その比較例の車両用空調ユニット80は、本実施形態の車両用空調ユニット10と同様に、送風機モータ202が収容されたモータ空間81aを形成するモータ空間形成部81を備えている。但し、本実施形態とは異なり、比較例では、図5および図6に示すように、モータ空間81aは車室内に連通し、且つ、ケース内通路124のうち送風ファン201に対する空気流れ上流側の部位へ連通している。
このような構成から、比較例では、送風ファン201に対する空気流れ上流側で送風ファン201の回転によって発生する負圧を利用して、矢印FL9、FL10のように、内気が車室内からモータ空間81aに冷却風として導入される。そして、送風機モータ202は、その冷却風として導入された内気によって冷却される。
但し、空気導入部121が外気を導入可能になっている場合には、空気導入部121からケース内通路124に車両走行によるラム圧が印加され、ケース内通路124における送風ファン201の空気流れ上流側が正圧になることがある。要するに、その送風ファン201の空気流れ上流側の気圧が車室内の気圧よりも高くなることがある。その場合、比較例の車両用空調ユニット80では、モータ空間81aへ導入される内気の風量、すなわち送風機モータ202冷却用の冷却風の風量を十分に確保できないという事態が生じうる。更に、その冷却風を流す通路を外気が矢印FL9、FL10とは逆向きに流れ、その外気がモータ空間81aを経て車室内へ漏れ出るという事態も生じうる。
これに対し、本実施形態によれば、図1に示すように、モータ冷却通路32aの通路入口端32bは、ケース内通路124において、送風ファン201に対する空気流れ下流側で開放されている。そして、モータ冷却通路32aの通路出口端32cは、ケース内通路124において、送風ファン201に対する空気流れ上流側で開放されている。従って、送風ファン201が回転させられるファン作動時には、矢印FL5のように、モータ冷却通路32aに通路入口端32bから通路出口端32cへの空気流れが発生する。これにより、そのモータ冷却通路32aに流通する空気によって送風機モータ202を冷却することができる。
そして、そのモータ冷却通路32aの空気流れは、送風ファン201に対する空気流れ上流側と下流側との間でその送風ファン201の回転によって生じる静圧差により発生する空気流れである。そして、その静圧差は、送風ファン201に対する空気流れ上流側よりも下流側が必ず高くなる静圧差である。そのため、車両走行に起因したラム圧の印加には関係なく、モータ冷却通路32aに流通する空気の風量(すなわち、送風機モータ202冷却用の冷却風の風量)を確保することができる。
また、本実施形態では、上述した比較例とは異なり、ケース内通路124における送風ファン201の空気流れ上流側の部位と車室内とが連通されてはいないので、外気が比較例のように車室内へ漏れ出るという事態は発生しない。
また、本実施形態によれば、モータ空間形成部30は空調ケース12内に配置され、送風機モータ202とモータ用放熱フィン203とが配置されたモータ空間30aをケース内通路124から隔てて形成している。そして、冷却通路部32は、送風機モータ202がモータ空間30a内の空気を介してモータ冷却通路32a内の空気と間接的に熱交換するように構成されている。従って、蒸発器16で冷却された冷風が送風機モータ202に対し直接には当たらず、その冷風で送風機モータ202を間接的に冷却することができる。そのため、送風機モータ202の過冷却を防止し、その過冷却に起因した送風機モータ202の結露も防止することができる。
また、本実施形態によれば、モータ冷却通路32aの通路入口端32bは、ケース内通路124において、ヒータコア18と第1および第2風量比率調整ドア23、24とに対する空気流れ上流側で開放されている。従って、ヒータコア18で加熱される前の冷風を、第1および第2風量比率調整ドア23、24の作動状況に影響されることなく、通路入口端32bからモータ冷却通路32aに導入することができる。
また、本実施形態によれば、空調ケース12内において、モータ冷却通路32aは、送風機モータ202とヒータコア18との間を通って延びるように設けられている。従って、ヒータコア18から送風機モータ202が受ける受熱をモータ冷却通路32a内の空気によって抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。また、前述の実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。このことは後述の実施形態の説明においても同様である。
図7に示すように、本実施形態では、モータ冷却通路32aの通路出口端32cの位置が第1実施形態と異なっている。
具体的に、本実施形態の通路出口端32cは、ケース内通路124において空気導入部121とフィルタ14との間に配置されている。すなわち、その通路出口端32cは、ケース内通路124において、蒸発器16に対する空気流れ上流側で開放されている。
このような通路出口端32cの配置により、モータ冷却通路32aから流出した空気を蒸発器16に流しその蒸発器16で再び冷却することができる。従って、送風機モータ202の冷却に伴うモータ冷却通路32a内の空気の昇温を蒸発器16によってキャンセルし、車両用空調ユニット10の吹出空気温度に対する送風機モータ202の発熱の影響を抑制することが可能である。
以上説明したことを除き、本実施形態は第1実施形態と同様である。そして、本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図8および図9に示すように、本実施形態の冷却通路部32は、モータ冷却通路32aを部分的に開放する通路開放部321を有している。すなわち、モータ冷却通路32aは、通路入口端32bから通路出口端32cに至るまでの途中において部分的にケース内通路124へ開放されている。
このようにモータ冷却通路32aが形成されているので、ファン作動時には、その通路開放部321からモータ冷却通路32aに空気は流入するが、モータ冷却通路32aでは通路入口端32bから通路出口端32cへと矢印FL5のように空気が流れる。
また、上記のように、冷却通路部32は、モータ冷却通路32aが部分的に開放された形状を成しているので、例えばその開放された形状を利用して型抜きを容易にし、冷却通路部32を含む部品の成型性の向上を図ることが可能である。
以上説明したことを除き、本実施形態は第1実施形態と同様である。そして、本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
なお、本実施形態は第1実施形態に基づいた変形例であるが、本実施形態を前述の第2実施形態と組み合わせることも可能である。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第3実施形態と異なる点を主として説明する。
図10および図11に示すように、本実施形態の冷却通路部32は、モータ冷却通路32a内に設けられた熱交換フィンとして機能する板状の板部322を有している。この板部322は、モータ空間30a内の空気とモータ冷却通路32a内の空気との熱交換を促進する。すなわち、板部322は、そのモータ空間30aに配置された送風機モータ202とモータ冷却通路32a内の空気との熱交換を促進する。
具体的に、板部322は複数設けられており、隔壁301からモータ冷却通路32a内へ突き出るように形成されている。また、板部322は、モータ冷却通路32a内の空気流れに沿うように延びているリブガイドである。
このように、本実施形態では、熱交換フィンとして機能する板部322が設けられているので、その板部322が設けられていない場合と比較して、送風機モータ202の冷却を促進することが可能である。
以上説明したことを除き、本実施形態は第3実施形態と同様である。そして、本実施形態では、前述の第3実施形態と共通の構成から奏される効果を第3実施形態と同様に得ることができる。
なお、本実施形態は第3実施形態に基づいた変形例であるが、例えば、本実施形態の板部322を前述の第1実施形態または第2実施形態において設けることも可能である。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図12に示すように、本実施形態のモータ空間30aは、閉空間としては形成されておらず、車室内に連通している。この点において、本実施形態は第1実施形態と異なっている。
具体的に、本実施形態の車両用空調ユニット10は、車室内連通路34aを形成する車室内連通部34を備えている。そして、車室内連通路34aの一端は車室内へ開放され、車室内連通路34aの他端はモータ空間30aへ開放されている。すなわち、車室内連通路34aは、モータ空間30aを車室内へ連通させている。
また、車室内連通部34は管状に形成され、ケース内通路124を横切るように配置されている。従って、車室内連通路34aはケース内通路124に対して隔てられているので、本実施形態でもモータ空間30aは、ケース内通路124から隔てられて形成されている。要するに、モータ空間30aとケース内通路124との連通は、モータ空間形成部30と車室内連通部34とによって、第1実施形態と同様に阻止されている。
このように、本実施形態では、モータ空間30aが車室内に連通しているので、内気によって送風機モータ202の過冷却が防止される。従って、例えばモータ空間30aが閉空間である場合と比較して、送風機モータ202の結露防止効果を向上させることが可能である。
なお、本実施形態では車室内連通部34は2つ設けられているが、その車室内連通部34の数は1つでも3つ以上でも構わない。
以上説明したことを除き、本実施形態は第1実施形態と同様である。そして、本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
なお、本実施形態は第1実施形態に基づいた変形例であるが、本実施形態を前述の第2~第4実施形態の何れかと組み合わせることも可能である。
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態では例えば図1に示すように、ケース内通路124のうち送風ファン201よりも空気流れ下流側の通路は、ケース内仕切壁22によって第1下流側通路124aと第2下流側通路124bとに仕切られているが、これは一例である。例えば、そのケース内仕切壁22が無く、その送風ファン201よりも空気流れ下流側の通路が仕切られていなくても差し支えない。
(2)上述の各実施形態では例えば図1に示すように、車両用空調ユニット10はフィルタ14を備えているが、そのフィルタ14を備えていなくても差し支えない。
(3)上述の第2実施形態では図7に示すように、モータ冷却通路32aの通路出口端32cは、ケース内通路124のうち空気導入部121に対する空気流れ下流側で且つフィルタ14に対する空気流れ上流側に配置されているが、これは一例である。例えば、その通路出口端32cは、ケース内通路124のうちフィルタ14に対する空気流れ下流側で且つ蒸発器16に対する空気流れ上流側に配置されていても差し支えない。
(4)上述の各実施形態では例えば図1に示すように、モータ空間30aとモータ冷却通路32aは隔壁301によって隔てられ、モータ冷却通路32aはモータ空間30aに連通していないが、これは一例である。例えば、モータ冷却通路32a内の空気がモータ空間30aへ導入される構成も考え得る。
(5)上述の各実施形態において説明した図1等の各図には、車両の向きが記載されているが、これは便宜的なものであり、車両用空調ユニット10がどのような向きで車両に搭載されるかについて限定はない。
(6)上述の各実施形態では例えば図1に示すように、送風ファン201は、ファン軸線CLfの他方側がケース内通路124の空気流れ下流側へ延びる向きを向くように配置されているが、送風ファン201の向きはこれに限定されるわけではない。
(7)なお、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。
また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。
また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、モータ冷却通路は、通路入口端と通路出口端とを有している。その通路入口端は、ケース内通路において羽根車に対する空気流れ下流側で開放され、通路出口端は、ケース内通路において羽根車に対する空気流れ上流側で開放されている。
また、第2の観点によれば、モータ空間形成部は空調ケース内に配置され、送風機モータが配置されたモータ空間をケース内通路から隔てて形成する。そして、冷却通路部は、送風機モータがモータ空間内の空気を介してモータ冷却通路内の空気と熱交換するように構成されている。従って、冷却器で冷却された冷風が送風機モータに対し直接には当たらないので、過冷却に起因した送風機モータの結露を防止することができる。
また、第3の観点によれば、モータ空間は車室内に連通する。従って、内気によって送風機モータの過冷却が防止されるので、例えばそのモータ空間が閉空間である場合と比較して、送風機モータの結露防止効果を向上させることが可能である。
また、第4の観点によれば、冷却通路部は、モータ空間内の空気とモータ冷却通路内の空気との熱交換を促進する板状の板部を有している。従って、その板部が設けられていない場合と比較して、モータ空間に配置された送風機モータの冷却を促進することが可能である。
また、第5の観点によれば、モータ冷却通路は、通路入口端から通路出口端に至るまでの途中において部分的にケース内通路へ開放されている。従って、例えばその開放された部位を利用して型抜きを容易にし、冷却通路部を含む部品の成型性の向上を図ることが可能である。
また、第6の観点によれば、通路出口端は、ケース内通路において冷却器に対する空気流れ上流側で開放されている。これにより、モータ冷却通路から流出した空気を冷却器に流しその冷却器で再び冷却することができる。従って、送風機モータの冷却に伴うモータ冷却通路内の空気の昇温を冷却器によって打ち消し、車両用空調ユニットの吹出空気温度に対する送風機モータの発熱の影響を抑制することが可能である。
また、第7の観点によれば、加熱器は、空調ケース内において羽根車に対する空気流れ下流側に配置され、羽根車から吹き出された空気を加熱する。風量比率調整ドアは、空調ケース内において羽根車に対する空気流れ下流側に配置され、加熱器を通過する空気の風量と加熱器を迂回して流れる空気の風量との比率を調整する。そして、通路入口端は、ケース内通路において加熱器と風量比率調整ドアとに対する空気流れ上流側で開放されている。従って、加熱器で加熱される前の冷風を、風量比率調整ドアの作動状況に影響されることなく、通路入口端からモータ冷却通路に導入することができる。
12 空調ケース
16 蒸発器(冷却器)
20 送風機
32 冷却通路部
32a モータ冷却通路
32b 通路入口端
32c 通路出口端
124 ケース内通路
201 送風ファン(羽根車)
202 送風機モータ

Claims (7)

  1. 車両用空調ユニットであって、
    車室内へ流出する空気が流れるケース内通路(124)が形成された空調ケース(12)と、
    前記空調ケース内に配置され、前記ケース内通路に流れる空気を冷却する冷却器(16)と、
    送風機モータ(202)と該送風機モータにより回転させられ前記ケース内通路に空気流れを発生させる羽根車(201)とを有し、前記空調ケース内において前記冷却器に対する空気流れ下流側に配置された送風機(20)と、
    前記送風機モータを冷却するための空気が流れるモータ冷却通路(32a)を形成する冷却通路部(32)とを備え、
    前記モータ冷却通路は、前記ケース内通路において前記羽根車に対する空気流れ下流側で開放された通路入口端(32b)と、前記ケース内通路において前記羽根車に対する空気流れ上流側で開放された通路出口端(32c)とを有している、車両用空調ユニット。
  2. 前記空調ケース内に配置され、前記送風機モータが配置されたモータ空間(30a)を前記ケース内通路から隔てて形成するモータ空間形成部(30)を備え、
    前記冷却通路部は、前記送風機モータが前記モータ空間内の空気を介して前記モータ冷却通路内の空気と熱交換するように構成されている、請求項1に記載の車両用空調ユニット。
  3. 前記モータ空間は前記車室内に連通する、請求項2に記載の車両用空調ユニット。
  4. 前記冷却通路部は、前記モータ空間内の空気と前記モータ冷却通路内の空気との熱交換を促進する板状の板部(322)を有している、請求項2または3に記載の車両用空調ユニット。
  5. 前記モータ冷却通路は、前記通路入口端から前記通路出口端に至るまでの途中において部分的に前記ケース内通路へ開放されている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
  6. 前記通路出口端は、前記ケース内通路において前記冷却器に対する空気流れ上流側で開放されている、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
  7. 前記空調ケース内において前記羽根車に対する空気流れ下流側に配置され、前記羽根車から吹き出された空気を加熱する加熱器(18)と、
    前記空調ケース内において前記羽根車に対する空気流れ下流側に配置され、前記加熱器を通過する空気の風量と前記加熱器を迂回して流れる空気の風量との比率を調整する風量比率調整ドア(23、24)とを備え、
    前記通路入口端は、前記ケース内通路において前記加熱器と前記風量比率調整ドアとに対する空気流れ上流側で開放されている、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
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