JP2002274148A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2002274148A
JP2002274148A JP2001076957A JP2001076957A JP2002274148A JP 2002274148 A JP2002274148 A JP 2002274148A JP 2001076957 A JP2001076957 A JP 2001076957A JP 2001076957 A JP2001076957 A JP 2001076957A JP 2002274148 A JP2002274148 A JP 2002274148A
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vehicle
air
heat exchanger
blower
air conditioner
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Tomohiro Takeo
友宏 竹尾
Osamu Nagata
修 永田
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内ユニット部の上下方向寸法の縮小を図る
とともに、送風機部のメンテナンス性の向上を図る。 【解決手段】 計器盤内側に配置される室内ユニット部
10の送風機部12を車両後方側に配置し、送風機部1
2により送風される空気と熱交換する熱交換部13を、
送風機部12の車両前方側に配置する。これによると、
送風機部12と熱交換部13が車両前後方向に配置さ
れ、上下方向に積み上げないので、従来技術に比較し
て、室内ユニット部10全体の上下方向寸法を縮小でき
る。このため、室内ユニット部10の計器盤内側への搭
載が容易になるとともに、乗員の足元スペースを確保し
やすい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
おいて計器盤内側に配置される室内ユニット部に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平6−156049号公報に
おいては、計器盤内側に配置される室内ユニット部とし
て、送風機部の上側に熱交換部を積み上げるタイプのも
のが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術による
と、送風機部の上側に熱交換部を積み上げているので、
室内ユニット部の上下方向の寸法がどうしても大きくな
り、小型車等では、計器盤内側への室内ユニット部の搭
載が困難になることがある。
【0004】また、従来技術では、室内ユニット部内の
空間において暖房用熱交換器を車両前方側に配置してい
るので、暖房用熱交換器で加熱された温風がデフロスタ
開口部に流れやすい。つまり、室内ユニット部において
デフロスタ開口部はフット開口部より車両前方側に配置
されるので、デフロスタ開口部とフット開口部の両方か
ら空気を吹き出す吹出モード(フットデフロスタモード
あるいはフットモード)の際に、フット吹出温度よりも
デフロスタ吹出温度の方が高くなり、乗員の顔部が火照
るという不具合が発生する。
【0005】本発明は上記点に鑑みて、室内ユニット部
の上下方向寸法の縮小を図るとともに、送風機部のメン
テナンス性の向上を図ることを目的とする。
【0006】また、本発明はデフロスタ吹出空気による
乗員の顔部の火照りを抑制することを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、計器盤内側に室内ユニ
ット部(10)を配置する車両用空調装置において、室
内ユニット部(10)の送風機部(12)を車両後方側
に配置し、送風機部(12)により送風される空気と熱
交換する熱交換部(13)を、送風機部(12)の車両
前方側に配置したことを特徴とする。
【0008】これによると、送風機部(12)と熱交換
部(13)が車両前後方向に配置され、上下方向に積み
上げないので、従来技術に比較して、室内ユニット部
(10)全体の上下方向寸法を縮小できる。このため、
室内ユニット部(10)の計器盤内側への搭載が容易に
なるとともに、乗員の足元スペースを確保しやすい。
【0009】更に、送風機部(12)が熱交換部(1
3)より車両後方側に位置して車室内の作業者の位置に
接近するので、送風機部(12)の保守点検作業が容易
になり、送風機部(12)のメンテナンス性を向上でき
る。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、熱交換部(13)は、略水平方向に配置された冷
房用熱交換器(25)を有し、送風機部(12)からの
送風空気が車両後方側から車両前方側へ向かって流れて
冷房用熱交換器(25)の下側に流入し、送風空気が冷
房用熱交換器(25)を下側から上方へ通過することを
特徴とする。
【0011】これにより、送風機部(12)からの送風
空気を曲げることなく、直線的に冷房用熱交換器(2
5)の下側まで導くことができ、送風機部(12)と冷
房用熱交換器(25)との間の空気通路長さを短縮し
て、圧損を低減できる。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項2にお
いて、冷房用熱交換器(25)を車両後方側から車両前
方側へ向かって斜め下方へ傾斜配置し、冷房用熱交換器
(25)を収容しているケース(19)の底面部(2
6)を車両後方側から車両前方側へ向かって斜め下方へ
傾斜させ、ケース(19)の底面部(26)において車
両前方側の端部に凝縮水排出パイプ(27)を設けたこ
とを特徴とする。
【0013】これにより、冷房用熱交換器(25)で発
生する凝縮水を、冷房用熱交換器(25)自身の傾斜に
よる重力と、車両後方側から車両前方側へ向かって流れ
る送風空気の風圧とにより、冷房用熱交換器(25)の
車両前方側へスムースに移動させ、その後、ケース(1
9)の底面部(26)の車両前方側端部に設けた凝縮水
排出パイプ(27)から凝縮水をスムースに排出でき
る。
【0014】なお、凝縮水排出パイプ(27)はケース
(19)の底面部(26)の車両前方側端部に設けられ
ているから、簡単にエンジンルーム内に突出させること
ができ、エンジンルーム内にて凝縮水を外部に排出でき
る。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し3のいずれか1つにおいて、熱交換部(13)におけ
る冷房用熱交換器(25)の上側に、冷房用熱交換器
(25)を通過した空気を加熱する暖房用熱交換器(2
9)、および暖房用熱交換器(29)をバイパスして冷
風が流れるバイパス通路(32)を配置し、暖房用熱交
換器(29)を通過する温風と、バイパス通路(32)
を流れる冷風との風量割合をエアミックスドア(33)
により調整することを特徴とする。
【0016】これによると、上下方向に積層配置された
冷房用熱交換器(25)および暖房用熱交換器(29)
にエアミックスドア(33)を組み合わせて、冷温風の
風量割合調整により吹出空気温度を調整できる。
【0017】請求項5に記載の発明のように、請求項4
において、冷房用熱交換器(25)の上側において暖房
用熱交換器(29)を車両後方側に配置し、暖房用熱交
換器(29)の車両前方側にエアミックスドア(33)
を配置するとともに、暖房用熱交換器(29)の上側に
バイパス通路(32)を配置するようにしてもよい。
【0018】請求項6に記載の発明のように、請求項5
において、暖房用熱交換器(29)の下端部(29a)
を冷房用熱交換器(25)の車両後方側の一端部(25
a)に近接させるとともに、暖房用熱交換器(29)を
冷房用熱交換器(25)に対して略直角状に配置しても
よい。
【0019】これによると、暖房用熱交換器(29)の
車両前方側に、暖房用熱交換器(29)と平行に延びる
比較的大きな空間(31)を形成でき、この空間(3
1)にエアミックスドア(33)を容易に配置できる。
また、エアミックスドア(33)の最大冷房位置では、
上記大きな空間(31)を通して冷風Eを流すことがで
き、冷風Eの圧損を低減でき、冷風Eの風量増加を図る
ことができる。
【0020】請求項7に記載の発明では、請求項5また
は6において、暖房用熱交換器(29)およびバイパス
通路(32)の下流側に配置される吹出モード切替部
(14)を有し、吹出モード切替部(14)にフット開
口部(37)、フェイス開口部(38)およびデフロス
タ開口部(39)を備えるとともに、デフロスタ開口部
(39)に対してフット開口部(37)を車両後方側に
配置したことを特徴とする。
【0021】これによると、暖房用熱交換器(29)を
冷房用熱交換器(25)の上側において車両後方側に配
置することと、デフロスタ開口部(39)に対してフッ
ト開口部(37)を車両後方側に配置することとが相俟
って、フット開口部(37)に対して暖房用熱交換器
(29)通過後の温風Dが流れやすくなり、一方、デフ
ロスタ開口部(39)に対してはバイパス通路(32)
通過後の冷風Eが流れやすくなる。
【0022】この結果、フットデフロスタモードのよう
に、フット開口部(37)とデフロスタ開口部(39)
の両方から空調風を吹き出す吹出モードにおいて、フッ
ト開口部(37)の吹出空気温度をデフロスタ開口部
(39)の吹出空気温度より高くして、頭寒足熱の快適
な吹出温度分布が得られる。
【0023】請求項8に記載の発明のように、請求項7
において、吹出モード切替部(14)を送風機部(1
2)の上側に配置するようにしてもよい。
【0024】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は第1実施
形態による車両用空調装置の室内ユニット部10の全体
構成の概略断面図であり、図2は室内ユニット部10を
車両後方側から見た正面図であり、図3は図1のX−X
断面図である。
【0026】室内ユニット部10は車室内前部の計器盤
Pの内側において車両幅(左右)方向の略中央部に配置
される。その際、室内ユニット部10は車両の上下前後
左右方向に対して図1、図2の矢印のように搭載され
る。
【0027】本実施形態による室内ユニット部10は、
内外気切替部11(図2)と、送風機部12と、熱交換
部13と、吹出モード切替部14とに大別され、更に、
内外気切替部11の出口通路部と送風機部12の吸入側
との間を接続する接続ダクト15を有している。
【0028】なお、室内ユニット部10は図2に示すよ
うに、車両幅(左右)方向の略中央部に位置する分割面
16で分割された左右の分割ケース体17、18を一体
に締結してケース19を構成するようになっている。こ
の分割ケース体17、18はポリプロピレンのようなあ
る程度の弾性を有し、機械的強度の高い樹脂材料にて成
形されている。内外気切替部11は周知のごとく図示し
ない内外気切替ドアにより内気と外気を切替導入するも
のである。
【0029】送風機部12は室内ユニット部10の下部
で、車両後方側(車室内乗員寄り)の部位に配置されて
いる。送風機部12は遠心式多翼送風ファン(シロッコ
ファン)20、ファン駆動用モータ21、およびスクロ
ールケーシング22から構成されている。ここで、送風
ファン20はその回転軸20aが車両幅方向に向くよう
に配置され、送風ファン20の吸入口23(図2、図
3)をスクロールケーシング22の車両幅方向の側面に
開口している。
【0030】すなわち、スクロールケーシング22の左
右の両側面に設けた開口の一方を吸入口23としてい
る。より具体的に説明すると、右ハンドル車の場合には
図2のようにスクロールケーシング22の左側面の開口
を吸入口23とし、ファン駆動用モータ21をスクロー
ルケーシング22の右側面に配置して、モータ21の円
板状フランジ部21aによりスクロールケーシング22
の右側面の開口を閉塞している。
【0031】そして、左ハンドル車の場合には図2と逆
に、スクロールケーシング22の右側面の開口を吸入口
23とし、ファン駆動用モータ21をスクロールケーシ
ング22の左側面に配置して、モータ21の円板状フラ
ンジ部21aによりスクロールケーシング22の左側面
の開口を閉塞すればよい。
【0032】スクロールケーシング22の幅寸法W1は
例えば、100mm程度であり、室内ユニット部10の
幅寸法W2(例えば、200mm程度)より十分小さく
してある。そして、スクロールケーシング22の出口側
は室内ユニット部10の幅寸法W2に向かって拡大する
ようになっている。図2、3の符号22aはスクロール
ケーシング22の出口側拡大部である。
【0033】スクロールケーシング22およびスクロー
ルケーシング22内に収容される送風ファン20は図
2、図3に示すように室内ユニット部10の車両幅方向
の中央部に位置しており、スクロールケーシング22の
渦巻き形状の巻き始め部となるノーズ部22bは送風フ
ァン20に対して車両前方側に位置している。
【0034】このため、送風ファン20を図1の矢印A
方向に回転することにより、吸入口23からの吸入空気
を図1の矢印Bのごとく車両後方から車両前方側へ送風
して、室内ユニット部10のケース19内の下部(後述
の蒸発器25 の下側)に送り込むようになっている。
【0035】次に、室内ユニット部10のケース19内
に配置される熱交換部13について説明すると、熱交換
部13は送風機部12の車両前方側に配置され、送風機
部12のスクロールケーシング22の出口側から車両前
方へ向かって延びる入口通路24がケース19内の最下
部に形成されている。そして、ケース19内において、
入口通路24の上方部位に冷房用熱交換器をなす蒸発器
25が配置されている。ここで、蒸発器25は略長方形
の薄型形状であり、ケース19の底面部26より所定高
さだけ上方部位にて略水平方向に配置されている。
【0036】この蒸発器25には、図示しない空調用冷
凍サイクルの減圧手段にて減圧された低圧冷媒が導入さ
れ、この低圧冷媒が送風空気から吸熱して蒸発すること
により、空気を冷却する。なお、蒸発器25は、厳密な
水平配置ではなく、水平より微小角度だけ空気下流側
(車両前方側)に向かって下方へ傾斜配置している。
【0037】これは、蒸発器25に発生する凝縮水を空
気流れに沿って空気下流側の傾斜下端部に集め、この傾
斜下端部より凝縮水を下方へスムースに排出するためで
ある。ケース19のうち、蒸発器25の下方に位置する
底面部26は凝縮水受け部を構成しており、この底面部
26も蒸発器25と同様に水平より微小角度だけ空気下
流側(車両前方側)に向かって下方へ傾斜させている。
【0038】従って、底面部26の車両前方側の端部が
最下部となり、その最下部(車両前方側の端部)に凝縮
水排出パイプ27を設けている。この凝縮水排出パイプ
27は車両前方側へ突き出すように形成され、車室内と
エンジンルールとの仕切り壁(ダッシュボード)28の
貫通穴を通して、凝縮水排出パイプ27をエンジンルー
ル側へ直接突出させている。
【0039】蒸発器25は、周知のようにタンク部25
a、25bの間に熱交換部25cを配置した構成であ
り、この熱交換部25cは偏平チューブ(図示せず)と
複数のコルゲート状の伝熱フィン(図示せず)とを交互
に並列的に多数積層して接合した構成である。入口通路
24の空気は蒸発器25の熱交換部25cを矢印Cのよ
うに下方から上方へ通過するようになっている。
【0040】そして、ケース19内において、蒸発器2
5の空気流れ下流側、すなわち、蒸発器25の上方側
で、且つ、車両後方側にヒータコア29が略直角状に垂
直方向に配置されている。ここで、ヒータコア29は、
車両エンジン(図示せず)からの温水により空気を加熱
する暖房用熱交換器である。
【0041】このヒータコア29は、上下方向に所定間
隔を隔てて対向配置した温水入口タンク部29aと温水
出口タンク部29bとの間に熱交換部29cを配置した
構成であり、この熱交換部29cは、複数の偏平チュー
ブ(図示せず)と複数のコルゲート状の伝熱フィン(図
示せず)とを交互に並列的に積層し接合した構成であ
る。
【0042】このヒータコア29は、いわゆる全パスタ
イプ(一方向流れタイプ)のヒータコアであり、温水入
口タンク部29aから温水を複数の偏平チューブの全て
を通して、温水出口タンク部29bに向かって下方から
上方への一方向に流す構成となっている。
【0043】上記したように、略水平方向に配置された
蒸発器25に対して、ヒータコア29を略直角状に垂直
方向に配置しているのであるが、その際に、蒸発器25
の水平方向の一端部(本例では、車両後方側に位置する
タンク部25a側)に、ヒータコア29の下方の一端部
(本例では温水入口タンク部29a側)を近接配置して
いる。
【0044】そこで、図示の例では、蒸発器25の一端
のタンク部25aとヒータコア29の下方端の温水入口
タンク部29aとの間に所定間隔30を設けて、両者の
間の断熱を行うようになっている。
【0045】上記のようにヒータコア29の下方端部を
蒸発器25の水平方向の車両後方側の一端部に近接配置
して、ヒータコア29を蒸発器25の上方側へ垂直に配
置しているため、ヒータコア29よりも車両前方側の部
位に、ヒータコア29の熱交換部29cの面と平行に垂
直方向(上下方向)に延びる空間31を形成できる。そ
して、ヒータコア29および空間31の上方部に、ヒー
タコア29をバイパスして冷風を矢印Eのように流す冷
風バイパス通路32が形成されている。
【0046】ヒータコア29の上方端部付近で、車両前
方側の部位にはエアミックスドア33の回転軸34が配
置されている。この回転軸34は図1の紙面垂直方向
(車両幅方向)に延びるように配置され、ケース19の
壁面の軸受孔(図示せず)により回転可能に保持され
る。回転軸34には板状のエアミックスドア33の上端
部が一体に連結され、エアミックスドア33は空間31
内で回転軸34を中心として図1の実線位置と2点鎖線
位置との間で回転可能になっている。
【0047】ここで、エアミックスドア33の実線位置
はヒータコア29の熱交換部29cの通風路を全閉する
最大冷房位置であって、2点鎖線位置は冷風バイパス通
路32を全閉する最大暖房位置である。エアミックスド
ア33がヒータコア29の熱交換部29cの通風路を開
けると、空間31の空気は矢印Dのように熱交換部29
cを車両前方側から車両後方側へと通過する。
【0048】エアミックスドア33は周知のごとくヒー
タコア29の熱交換部29cを通過する温風(矢印D)
とヒータコア29をバイパスして冷風バイパス通路32
を通過する冷風(矢印E)との風量割合を調整して車室
内への吹出空気温度を調整する温度調整手段である。
【0049】ケース19内においてヒータコア29およ
び冷風バイパス通路32の車両後方側(送風機部12の
上方側)に空気混合部35が形成され、ここで、上記温
風(矢印D)と上記冷風(矢印E)が混合される。この
冷温風の混合により所望温度の空気が得られる。
【0050】この空気混合部35の下流側、すなわち、
空気混合部35の斜め後方の上側に吹出モード切替部1
4が配置されている。本例の吹出モード切替部14は、
車両幅方向に延びる半円筒状の開口シール面36をケー
ス19の上部に形成し、この開口シール面36のうち、
車両後方側の面にフット開口部37を配置し、フット開
口部37の開口位置より上方位置にフェイス開口部38
を配置し、このフェイス開口部38の車両前方側にデフ
ロスタ開口部39を配置している。
【0051】半円筒状の開口シール面36の内側には、
吹出モード切替ドア40が回転軸41により回転可能に
配置されている。この吹出モード切替ドア40は一般に
ロータリドアと称されるタイプのドアであって、回転軸
41を中心とする所定曲率の円周壁面を有するドア本体
40aを有している。ドア本体40aの円周方向の中間
部位に連通穴40bを有し、このドア本体40aの回転
により上記の各開口部37〜39を開閉する。
【0052】なお、フット開口部37はフット吹出通路
部42を介してフット吹出口43に連通し、このフット
吹出口43は車両幅方向の左右両側に開口しており、こ
こから乗員の足元部に向けて空気を吹出すようになって
いる。フェイス開口部38は図示しないフェイスダクト
を介して乗員の顔部に向けて空気を吹出すものである。
デフロスタ開口部39は図示しないデフロスタダクトを
介して車両前面窓ガラスの内面に向けて空気を吹出すも
のである。
【0053】なお、吹出モード切替ドア40の回転軸4
1は、図示しないリンク機構を介して吹出モード操作機
構に連結されて、この吹出モード操作機構によりドア4
0を回転操作する。同様に、エアミックスドア33の回
転軸34もリンク機構を介して温度調整操作機構に連結
されて、この温度調整操作機構によりエアミックスドア
33の開度が調整される。
【0054】これらの吹出モード操作機構および温度調
整操作機構は、サーボモータを用いたオート操作機構で
あっても、あるいは乗員の手動操作力によるマニュアル
操作機構であってもよい。
【0055】次に、上記構成に基づいて本実施形態の作
動を簡単に説明する。モータ21により送風ファン20
を矢印A方向に回転させると、内外気切替部11から内
気または外気が吸入され、この吸入空気は接続ダクト1
5を介してスクロールケーシング22の吸入口23に吸
入される。
【0056】そして、この吸入空気は、送風ファン20
によりスクロールケーシング22内を送風され、矢印B
のごとく車両後方側から車両前方側へ向かって送風され
る。従って、送風空気は蒸発器25の下側の入口通路2
4へ導入され、その後、蒸発器25を矢印Cのごとく下
方から上方へ通過して冷却され、冷風となる。
【0057】この冷風は、次に、エアミックスドア33
の開度により冷風バイパス通路32を通過する冷風Eと
ヒータコア29を通過する温風Dとに振り分けられるの
で、エアミックスドア33により冷風Eと温風Dの風量
割合を調整することにより、この冷風Eと温風Dが空気
混合部35付近で混合して所望の温度の空気が得られ
る。
【0058】そして、吹出モード切替ドア40を操作し
て、フット開口部37とフェイス開口部38とデフロス
タ開口部39の開閉を選択することにより、所定の1つ
の開口部または複数の開口部から車室内へ空気を吹き出
して、車室内の空調を行うことができる。
【0059】具体的には、フェイスモード時には、吹出
モード切替ドア40のドア本体40aの連通穴40bが
図1のようにフェイス開口部38と連通して、フェイス
開口部38を通過した空調風が乗員の顔部側へ吹き出
す。また、バイレベルモード時には、吹出モード切替ド
ア40のドア本体40aの連通穴40bがフット開口部
37およびフェイス開口部38の両方と連通して、フッ
ト開口部37およびフェイス開口部38を通過通過した
空調風が乗員の足元部および顔部側へ吹き出す。
【0060】また、フットモード時には、吹出モード切
替ドア40のドア本体40aの連通穴40bがフット開
口部37と連通して、フット開口部37を通過した空調
風が乗員の足元部へ吹き出す。フットモード時にデフロ
スタ開口部39をドア本体40aの開口端面40cによ
り少量開口して、デフロスタ開口部39から少量の空調
風を吹き出して、窓ガラスの防曇効果を得るようにして
も良い。
【0061】また、フットデフロスタモード時には、吹
出モード切替ドア40のドア本体40aの連通穴40b
によりフット開口部37を半開状態にするとともに、デ
フロスタ開口部39をドア本体40aの開口端面40c
により半開状態にして、フット開口部37とデフロスタ
開口部39からそれぞれ空調風を50%程度ずつ吹き出
して、乗員足元の暖房効果と窓ガラスの防曇効果の両立
を図る。
【0062】ところで、ヒータコア29がフット開口部
37に近接し、冷風バイパス通路32がデフロスタ開口
部39に近接する配置レイアウトにしているため、フッ
トデフロスタモード時において、エアミックスドア33
が最大暖房位置(2点鎖線位置)と最大冷房位置(実線
位置)との中間位置に操作されると、ヒータコア29を
通過した温風Dが主にフット開口部37へ向かって流
れ、冷風バイパス通路32を通過した冷風が主にデフロ
スタ開口部39へ向かって流れる。そのため、フット吹
出温度よりデフロスタ吹出温度の方を低くすることがで
き、頭寒足熱の快適な吹出温度分布を形成できる。
【0063】本実施形態によると、送風機部12を室内
ユニット部10の下側の車両後方側に配置し、そして、
送風機部12の車両前方側に熱交換部13を配置する構
成にしているから、室内ユニット部10全体の上下方向
寸法を縮小できる。そのため、室内ユニット部10の計
器盤P内側への搭載が容易になるとともに、乗員の足元
スペースを確保しやすい。ここで、送風機部12の幅寸
法W1を室内ユニット部10の幅寸法W2より小さくす
ることにより、乗員の足元スペースを一層確保しやすく
している。図1、3の符号50は乗員の足である。
【0064】また、送風機部12を室内ユニット部10
の下側の車両後方側に配置することにより、送風機部1
2が車室内の作業者の位置に近づくので、送風機部12
の保守点検作業が容易となり、メンテナンス性を向上で
きる。
【0065】(第2実施形態)第1実施形態では、図1
〜図3に示すように送風機部12の径方向を垂直方向と
し、回転軸20aが水平方向となるように送風機部12
を配置しているが、第2実施形態では図4に示すよう
に、送風機部12の径方向を垂直方向から所定角度θだ
け傾斜配置している。
【0066】このように送風機部12を傾斜配置して
も、送風機部12を室内ユニット部10の下側の車両後
方側に配置し、送風機部12の車両前方側に熱交換部1
3を配置することにより、第1実施形態と同様の作用効
果を発揮できる。
【0067】(他の実施形態)上記第1、第2実施形態
に限定されることなく、本発明は種々変形可能である。
【0068】例えば、第1実施形態では、吹出空気の温
度調整手段として、冷温風の風量割合を調整するエアミ
ックスドア33を使用しているが、ヒータコア29を循
環する温水の流量または温度を調整する温水弁等を吹出
空気の温度調整手段として使用してもよい。
【0069】また、第1実施形態では、蒸発器25の上
側にヒータコア29を直角状に配置しているが、蒸発器
25の上側にヒータコア29を略水平に配置してもよ
い。この場合、エアミックスドア33としてヒータコア
29の熱交換部29cの面に沿ってスライドするスライ
ドドアタイプのものを使用してもよい。
【0070】また、吹出モード切替ドア40として、図
1に示すようなロータリドアタイプのものでなく、通常
の板状ドアを使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による車両用空調装置の
室内ユニット部の概略断面図である。
【図2】図1の室内ユニット部の車室内側からみた正面
図である。
【図3】図1のX−X断面図である。
【図4】第2実施形態による車両用空調装置の室内ユニ
ット部の室内側からみた正面図である。
【符号の説明】
10…室内ユニット部、11…内外気切替部、12…送
風機部、15…接続ダクト、19…ケース、25…蒸発
器(冷房用熱交換器)、29…ヒータコア(暖房用熱交
換器)、32…バイパス通路、33…エアミックスド
ア。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計器盤内側に室内ユニット部(10)を
    配置する車両用空調装置において、 前記室内ユニット部(10)の送風機部(12)を車両
    後方側に配置し、 前記送風機部(12)により送風される空気と熱交換す
    る熱交換部(13)を、前記送風機部(12)の車両前
    方側に配置したことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記熱交換部(13)は、略水平方向に
    配置された冷房用熱交換器(25)を有し、 前記送風機部(12)からの送風空気が車両後方側から
    車両前方側へ向かって流れて前記冷房用熱交換器(2
    5)の下側に流入し、前記送風空気が前記冷房用熱交換
    器(25)を下側から上方へ通過することを特徴とする
    請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記冷房用熱交換器(25)を車両後方
    側から車両前方側へ向かって斜め下方へ傾斜配置し、 前記冷房用熱交換器(25)を収容しているケース(1
    9)の底面部(26)を車両後方側から車両前方側へ向
    かって斜め下方へ傾斜させ、 前記ケース(19)の前記底面部(26)において車両
    前方側の端部に凝縮水排出パイプ(27)を設けたこと
    を特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記熱交換部(13)における前記冷房
    用熱交換器(25)の上側に、前記冷房用熱交換器(2
    5)を通過した空気を加熱する暖房用熱交換器(2
    9)、および前記暖房用熱交換器(29)をバイパスし
    て冷風が流れるバイパス通路(32)を配置し、 前記暖房用熱交換器(29)を通過する温風と、前記バ
    イパス通路(32)を流れる冷風との風量割合をエアミ
    ックスドア(33)により調整することを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装
    置。
  5. 【請求項5】 前記冷房用熱交換器(25)の上側にお
    いて前記暖房用熱交換器(29)を車両後方側に配置
    し、 前記暖房用熱交換器(29)の車両前方側に前記エアミ
    ックスドア(33)を配置するとともに、前記暖房用熱
    交換器(29)の上側に前記バイパス通路(32)を配
    置したことを特徴とする請求項4に記載の車両用空調装
    置。
  6. 【請求項6】 前記暖房用熱交換器(29)の下端部
    (29a)を前記冷房用熱交換器(25)の車両後方側
    の一端部(25a)に近接させるとともに、前記暖房用
    熱交換器(29)を前記冷房用熱交換器(25)に対し
    て略直角状に配置したことを特徴とする請求項5に記載
    の車両用空調装置。
  7. 【請求項7】 前記暖房用熱交換器(29)および前
    記バイパス通路(32)の下流側に配置される吹出モー
    ド切替部(14)を有し、 前記吹出モード切替部(14)にフット開口部(3
    7)、フェイス開口部(38)およびデフロスタ開口部
    (39)を備えるとともに、 前記デフロスタ開口部(39)に対して前記フット開口
    部(37)を車両後方側に配置したことを特徴とする請
    求項5または6に記載の車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 前記吹出モード切替部(14)は前記
    送風機部(12)の上側に配置したことを特徴とする請
    求項7に記載の車両用空調装置。
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