JP2570019B2 - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

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JP2570019B2
JP2570019B2 JP3230385A JP23038591A JP2570019B2 JP 2570019 B2 JP2570019 B2 JP 2570019B2 JP 3230385 A JP3230385 A JP 3230385A JP 23038591 A JP23038591 A JP 23038591A JP 2570019 B2 JP2570019 B2 JP 2570019B2
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四方  一史
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用空気調和装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用空気調和装置の温度調節
方法として、エアミックス方式が採用されている。これ
は、図5に示すように、送風機1にてダクト2内に内気
又は外気を導入し、その空気をエバポレータ3に通過さ
せる。さらに、その下流において空気流れ方向に対し平
行あるいは僅かに角度をもたせて(図5での角度θ)ヒ
ータコア4を配置し、ヒータコア4の両側にバイパス通
路5,6を形成し、このバイパス通路5,6にエアミッ
クスダンパ7,8を設けている。そして、そのエアミッ
クスダンパ7の開度によりヒータコア4を通過する空気
流Fh の量と、バイパス通路5を通過する空気流Fc1の
量との割合を調整するとともに、エアミックスダンパ8
の開度によりバイパス通路6を通過する空気流Fc2の量
を調整することにより所望の吹き出し温度にするもので
ある。
【0003】しかし、この装置においては、ヒータコア
4の下流のエアミックスダンパ8によって冷風(Fc2)
と温風(Fh )が分離して平行な流れとなってしまい十
分にエアミックスされず、左右の温度分布に偏りができ
快適な空調を妨げてしまう。その対策として、ヒータコ
ア4の下流側にエアガイド板(図5におけるエアガイド
板9)を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
エアガイド板を設けると、通風抵抗が増大してしまい騒
音の増大や風量低下を招いたりする。
【0005】この発明の目的は、簡単な構造にて空気の
温度分布を均一にできる自動車用空気調和装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ダクト内に
てその両側に第1及び第2のバイパス通路が形成される
ように配置され、 第1のバイパス通路側から第2のバイ
パス通路側への空気の通過にて通過空気を加熱するヒー
タコアと、 前記第1のバイパス通路に開閉可能に設けら
れ、 その開閉中心となる回動軸が前記ヒータコアの近接
位置に支持され、 開度調整にて前記ヒータコアから第2
のバイパス通路側への通過空気量と前記第1のバイパス
通路の通過空気量との割合を調整する第1のエアミック
スダンパと、 第1のバイパス通路の後流に設けられ、ヒ
ータコアにて加熱された通過空気に対して第1のバイパ
ス通路を通過した空気を合流させる空気案内手段と、前
記第2のバイパス通路に開閉可能に設けられ、 その開閉
中心となる回動軸が前記ダクトの内壁の近接位置に支持
され、 開度調整にて前記第2のバイパス通路の通過空気
量を調整する第2のエアミックスダンパとを備えた自動
車用空気調和装置をその要旨とするものである。
【0007】
【作用】第1のエアミックスダンパの開度調整にてヒー
タコアから第2のバイパス通路側への通過空気量と第1
のバイパス通路の通過空気量との割合が調整される。
又、回動軸がダクトの内壁の近接位置に支持された第2
のエアミックスダンパの開度調整にて第2のバイパス通
路の通過空気量が調整される。 そして、 第2のバイパス
通路の通過空気と、第1のバイパス通路を通過しかつ空
気案内手段にて案内された通過空気の両通過空気がヒー
タコアからの加熱空気を挟み込むようにして混合し
つの空気流が衝突してエアミックスされる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に従って説明する。図2は本実施例の自動車用空気調和
装置におけるダクト10内でのエバポレータ11とヒー
タコア12と第1のエアミックスダンパ13と第2のエ
アミックスダンパ14の配置を示す斜視図であり、図1
はその平断面図である。ダクト10内のエバポレータ1
1は冷凍サイクルの駆動により冷媒が供給される。そし
て、送風機15の駆動により内気又は外気がエバポレー
タ11に送られ、冷媒の気化熱によりエバポレータ11
を通過する空気が冷却される。
【0009】又、ダクト10内のエバポレータ11の下
流にはヒータコア12が空気の流れ方向に対し所定の角
度α(例えば、30°程度)だけ傾斜して配置されてい
る。そして、図1においてダクト10内でのヒータコア
12の下側には第1のバイパス通路19が形成されると
ともに、ヒータコア12の上側には第2のバイパス通路
20が形成されている。
【0010】ヒータコア12は箱型に形成され、図1に
おいて下側が空気取入口16aとなり、上側が空気排出
口16bとなっている。ヒータコア12の天井部には2
つのタンク17,18が備えられ、ヒータコア12内に
はエンジン冷却水が通過するフィン付チューブ(図示
略)が複数本立設されている。又、ヒータコア12の底
部にはU字管(図示略)が設けられている。そして、エ
ンジン冷却水がタンク17に供給され、そのエンジン冷
却水がチューブ、U字管、チューブに順に供給され、タ
ンク18を介して再びエンジンに戻される。このエンジ
ン冷却水の循環に伴いチューブが発熱し、ヒータコア1
2の空気取入口16aから空気排出口16bへと通過す
る空気との間で熱交換が行われるようになっている。
【0011】第1のバイパス通路19には第1のエアミ
ックスダンパ13が開閉可能に立設されている。この第
1のエアミックスダンパ13は、開閉中心となる回動軸
13aと、回動軸13aに固定された長方形状の板材1
3bとからなり、回動軸13aがヒータコア12におけ
る第1のバイパス通路19の最下流側での近接位置に支
持されるとともに、板材13bが上流側を向いている。
そして、第1のエアミックスダンパ13の開度調整にて
ヒータコア12から第2のバイパス通路20側への通過
空気量と第1のバイパス通路19の通過空気量との割合
が調整されるようになっている。
【0012】又、第2のバイパス通路20には第2のエ
アミックスダンパ14が開閉可能に立設されている。第
2のエアミックスダンパ14は、開閉中心となる回動軸
14aと、回動軸14aに固定された長方形状の板材1
4bとからなり、回動軸14aがダクト10の内壁の近
接位置に支持されるとともに、板材14bが上流側を向
き、かつ、板材14bの先端部がヒータコア12におけ
る第2のバイパス通路20の最上流部に接離可能となっ
ている。そして、第2のエアミックスダンパ14の開度
調整にて第2のバイパス通路20の通過空気量が調整さ
れるようになっている。尚、両エアミックスダンパ1
3,14はリンク機構にて連結され、同期して開度が調
整されるようになっている。
【0013】又、ダクト10内には空気案内手段として
空気案内板24が配置され、 この空気案内板24にて
第1のバイパス通路19を通過した空気がヒータコア1
2の空気排出口16bに導かれるようになっている。 さ
らに、ダクト10の最下流部にはフェイス空気吹出口2
1が設けられるとともに、その吹出口21より僅かに上
流側にはフット・デフ空気吹出口22が設けられてい
る。 そして、 温度調節された空気が空気吹出口21,2
2から排出されて車室内に吹き出される。
【0014】尚、図1において、23は空気案内板24
の一部をなす最大冷房用ダンパであり、エアミックスダ
ンパ13,14が図1中一点鎖線で示す状態になると開
くようになっている。又、本実施例の自動車用空気調和
装置においては、ヒータコア、エアミックスダンバ、及
びその周辺のダクトがユニット化されている。
【0015】次に、このように構成した自動車用空気調
和装置の作用を図3を用いて説明する。まず、送風機1
5の駆動によりダクト10内に内気又は外気が導入さ
れ、エバポレータ11を通過することにより冷風とな
る。そして、第1のエアミックスダンパ13の開度調整
にてヒータコア12の通過空気量と第1のバイパス通路
19の通過空気量との割合が調整される。一方、第2の
エアミックスダンパ14の開度調整にて第2のバイパス
通路20の通過空気量が調整される。そして、第1のバ
イパス通路19側のヒータコア12の空気取入口16a
から所定量の空気が吸入され、ヒータコア12内でチュ
ーブにて加熱されて、第2のバイパス通路20側の空気
排出口16bから排出される。つまり、ヒータコア12
の空気取入口16aからヒータコア12の空気排出口1
6bに抜ける温風の流れF1と、第1のバイパス通路1
9を通過する冷風の流れF2と、第2のバイパス通路2
0を通過する冷風の流れF3が形成される。
【0016】その後、ヒータコア12の下流で温風の流
れF1は 冷風の流れF2, F3に挟まれるようにして
合流する。 この際、冷風の流れF3と温風の流れF1と
が直交するようにぶつかり、狭い空間であるエアミック
ススペースSにて十分に混ざり合う。これにより抵抗を
増大させるエアガイド板を設けることなく吹き出し温度
分布を十分に均一にすることができる。 このようにして
混合した空気は、ダクト10の空気吹出口21,22か
ら車室内に供給される。
【0017】このように本実施例では、 ヒータコア12
をダクト10内にてその両側に第1及び第2のバイパス
通路19,20が形成されるように配置し、 第1のバイ
パス通路19には第1のエアミックスダンパ13を開閉
可能に設け、 その回動中心となる回動軸13aをヒータ
コア12の近接位置に支持し、 開度調整にてヒータコア
12から第2のバイパス通路20側への通過空気量と第
1のバイパス通路19の通過空気量との割合を調整する
ようにした。又、第1のバイパス通路を通過した通過空
気は、最大冷房用ダンパ23、空気案内板24にて案内
し、ヒータコア12の空気排出口16bに導かれるよう
にした。さらに、 第2のバイパス通路20には第2のエ
アミックスダンパ14を開閉可能に設け、その回動中心
となる回動軸14aをダクト10の内壁の近接位置に支
持し、開度調整にて第2のバイパス通路20の通過空気
量を調整してその空気(冷風)とヒータコア12からの
加熱空気(温風)とを交差状態で混合させるようにし
た。その結果、第2のバイパス通路20の通過空気(冷
風)と、第1のバイパス通路19の通過空気(冷風)と
が、ヒータコア12からの加熱空気(温風)に対して挟
み込むように衝突し 混合する。すなわち 3つの空気
流が衝突してエアミックスするので 図5に示す従来装
置でのエアガイド板9を用いることなく簡単な構造
気の温度分布を均一にすることができる。
【0018】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、上記実施例では第2のエアミック
スダンパ14を、回動軸14aに対する先端側(板材1
4b)が上流側に向くように配置したが、図4に示すよ
うに、第2のエアミックスダンパ14を、回動軸14a
に対する先端側(板材14b)が下流側に向くように配
置してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
第1のバイパス通路を通過した空気流と、第2のバ
イパス通路を通過した空気流とが、ヒータコアを通過し
た温風に対して挟み込むように衝突し 混合するため
比較的狭いスペースで完全に混合でき しかも簡単な構
造にて空気の温度分布を均一にできる優れた効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の自動車用空気調和装置を示す平断面図
である。
【図2】自動車用空気調和装置を示す斜視図である。
【図3】自動車用空気調和装置の作用を説明するための
図である。
【図4】別例の自動車用空気調和装置を示す図である。
【図5】従来の自動車用空気調和装置を示す図である。
【符号の説明】
10 ダクト 12 ヒータコア 13 第1のエアミックスダンパ 13a 回動軸 14 第2のエアミックスダンパ 14a 回動軸 19 第1のバイパス通路 20 第2のバイパス通路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクト内にてその両側に第1及び第2の
    バイパス通路が形成されるように配置され、 第1のバイ
    パス通路側から第2のバイパス通路側への空気の通過に
    て通過空気を加熱するヒータコアと、 前記第1のバイパス通路に開閉可能に設けられ、 その開
    閉中心となる回動軸が前記ヒータコアの近接位置に支持
    され、 開度調整にて前記ヒータコアから第2のバイパス
    通路側への通過空気量と前記第1のバイパス通路の通過
    空気量との割合を調整する第1のエアミックスダンパ
    と、第1のバイパス通路の後流に設けられ、ヒータコアにて
    加熱された通過空気に対して第1のバイパス通路を通過
    した空気を合流させる空気案内手段と 前記第2のバイパ
    ス通路に開閉可能に設けられ、 その開閉中心となる回動
    軸が前記ダクトの内壁の近接位置に支持され、 開度調整
    にて前記第2のバイパス通路の通過空気量を調整する第
    2のエアミックスダンパとを備えたことを特徴とする自
    動車用空気調和装置。
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JPS5622107U (ja) * 1979-07-31 1981-02-27
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JPS6110227U (ja) * 1984-06-26 1986-01-21 カルソニックカンセイ株式会社 自動車用空気調和装置のドア作動機構

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