JP2015179264A - トナー - Google Patents

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Abstract

【課題】低温低湿環境から高温高湿環境に至る様々な環境において、最適な帯電量を有しており、画像濃度に優れ、カブリの発生が抑制されたトナーを提供する。【解決手段】樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、樹脂が、スチレンアクリル樹脂及びポリエステル樹脂Aを含有し、スチレンアクリル樹脂の含有割合が、樹脂を基準として、50.0質量%以上99.0質量%以下であり、ポリエステル樹脂Aの含有割合が、樹脂を基準として、1.0質量%以上35.0質量%以下であり、ポリエステル樹脂Aが、ポリエステル樹脂Aを構成する全モノマーユニットを基準として、下記式(1)で示されるイソソルビドユニットを、0.10mol%以上30.00mol%以下含有することを特徴とするトナー。【選択図】なし

Description

本発明は、電子写真法、静電記録法、磁気記録法、トナージェット法に用いられるトナーに関する。
従来、電子写真、及び静電印刷などによる画像形成方法においては、帯電したトナー粒子が、感光体ドラム上の電位差に応じた静電気力によってドラム上の静電潜像を現像するように構成されている。この際、トナーの帯電は、具体的には、トナーとトナーの間、あるいはトナーとキャリアとの間、さらにはトナーと規制ブレードなどとの摩擦によって生じる。このため、トナーの帯電性の制御は必要不可欠である。
一方で、最近の市場ではプリンター装置はLED、レーザビームプリンタが主流になっており、技術の方向としてより高解像度、すなわち、従来300、400dpiであったものが600、1200dpiとなってきている。従って現像方式もこれにともなって、より高精細が要求されている。そのため良好な帯電性を保持できるトナーが求められている。
以上のような背景からトナーの帯電性を改良するための検討が盛んに行われている。トナーの帯電性を制御するためには、結着樹脂自体の摩擦帯電特性を利用することもできるが、一般的には帯電性を付与する荷電制御剤なるものを添加することが行われている。
従来、荷電制御剤としては、モノアゾ染料の金属錯塩、ニトロフミン酸及びその塩、サリチル酸、アルキルサリチル酸、ジアルキルサリチル酸、ナフトエ酸、ダイカルボン酸などの金属化合物、ホウ素化合物、尿素化合物、ケイ素化合物、カリックスアレーン、スルホン化した銅フタロシアニン顔料、塩素化パラフィンなどがある。
これらの染顔料を含む荷電制御剤の中でも特にサリチル酸、アルキルサリチル酸、ジアルキルサリチル酸、ナフトエ酸、ダイカルボン酸などの金属化合物はトナーに十分な帯電性を与えることができる。さらに帯電の立ち上がりも良好であるため荷電制御剤として高い性能を発揮することができる。
しかし、これらの荷電制御剤は、トナーの製造時に荷電制御剤自身の熱分解や、他の材料の影響による分解などを引き起こし、帯電性が低下するものが殆どである。また、高湿環境においては吸湿しやすい傾向があるためトナーの帯電性が低下する傾向があり、十分機能を発揮することができないものがある。
さらに、これらのトナーに添加される荷電制御剤は、摩擦帯電能を十分に付与させるために、トナー粒子表層近傍に最適量で存在していなければならない。トナー表層近傍に存在する帯電制御剤が少ないと、トナーの帯電量が低下したり、トナーの帯電量分布がブロードになりやすい。またトナー粒子表層近傍に多量に存在すると、低湿環境でトナーの帯電量が高くなりすぎるため画像濃度の低下が起こる。このようにトナー粒子表層近傍の荷電制御剤の存在量には最適値がある。しかしトナーの製造時にその最適値に制御させることが困難なのが実情である。
また、トナーに用いる樹脂成分を改良することでトナーの帯電性を良好にする手法も提案されている。
特許文献1では、カルボン酸成分と糖アルコール由来の多価アルコール成分の重縮合によって得られるポリエステル樹脂を用いることで電気特性に優れたトナーが提案されている。
多価アルコール成分の一つとしてイソソルビドユニットを用いているもので、カブリを良好にすることができる。しかし本発明者らは鋭意検討した結果、高湿環境においてトナーの帯電性低下に伴う画像濃度の低下が発生した。これはイソルビド特有の吸湿特性による帯電量低下であると考えられる。
また、特許文献2及び特許文献3では、イソソルビドユニットを有するポリエステル樹
脂を用いることで、トナーの定着性、保存性及び耐久性を向上させるトナーが提案されている。
また、特許文献4では、環境対応の観点でイソソルビドユニットを有するポリエステル樹脂を用いたトナーが提案されている。
しかし、本発明者らは鋭意検討した結果、これらのトナーは、確かに定着性や保存性は優れたものであるが、上記と同様に主な樹脂として、イソソルビドユニットを有しているトナーであるために、トナーの吸湿特性が高まり、トナーの帯電量が低下する傾向にある。以上の理由から、低温低湿環境から高温高湿環境に至る様々な環境において、トナーの帯電性が良好であり、画像濃度やカブリなどに対して優れた画像品位を有するトナーが切望されているのが実状である。
特開2012−145600号公報 特開2012−233037号公報 特開2012−255083号公報 特表2012−521567号公報
本発明は、低温低湿環境から高温高湿環境に至る様々な環境において、最適な帯電量を有しており、画像濃度に優れ、カブリの発生が抑制されたトナーを提供するものである。
本発明は、
樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該樹脂が、スチレンアクリル樹脂及びポリエステル樹脂Aを含有し、
該スチレンアクリル樹脂の含有割合が、該樹脂を基準として、50.0質量%以上99.0質量%以下であり、
該ポリエステル樹脂Aの含有割合が、該樹脂を基準として、1.0質量%以上35.0質量%以下であり、
該ポリエステル樹脂Aが、該ポリエステル樹脂Aを構成する全モノマーユニットを基準として、下記式(1)で示されるイソソルビドユニットを、0.10mol%以上30.00mol%以下含有するトナーに関する。
Figure 2015179264
本発明によれば、低温低湿環境から高温高湿環境に至る様々な環境において、最適な帯電量を有しており、画像濃度に優れ、カブリの発生が抑制されたトナーを提供することができる。
電子写真装置の現像部の拡大図 電子写真装置の断面図
本発明のトナーは、
樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該樹脂が、スチレンアクリル樹脂及びポリエステル樹脂Aを含有し、
該スチレンアクリル樹脂の含有割合が、該樹脂を基準として、50.0質量%以上99.0質量%以下であり、
該ポリエステル樹脂Aの含有割合が、該樹脂を基準として、1.0質量%以上35.0質量%以下であり、
該ポリエステル樹脂Aが、該ポリエステル樹脂Aを構成する全モノマーユニットを基準として、下記式(1)で示されるイソソルビドユニットを、0.10mol%以上30.00mol%以下含有することを特徴とする。
Figure 2015179264
本発明のトナーは、上記式(1)で示されるイソソルビドユニットを構成成分として特定量含有するポリエステル樹脂Aとスチレンアクリル樹脂の両者を含有している。
そして、スチレンアクリル樹脂の含有割合が、該トナー中の樹脂を基準として、50.0質量%以上99.0質量%以下とすることで、トナーの帯電性を良好なものとすることができる。
具体的には、該構成によりトナーの帯電量を最適化でき、さらにはトナーの帯電量分布をシャープにできる。その結果、本発明のトナーを一成分現像方式などに用いた場合、画像濃度が良好であり、カブリの発生が抑制された画像を提供することが可能である。
低抵抗のポリエステル樹脂Aと高抵抗のスチレンアクリル樹脂の両者を最適な量で存在させることで、トナーの抵抗値が最適化され、結果としてトナーの帯電量分布がシャープになるものと考えている。またトナーの吸湿特性も抑制できるため、トナーの帯電量も最適化される。
スチレンアクリル樹脂の含有割合が、50.0質量%未満の場合、ポリエステル樹脂Aの抵抗特性が支配的となるためトナーの抵抗が低くなり帯電量分布をシャープにすることができる。しかし、ポリエステル樹脂Aの吸湿特性が強く働き、トナーの帯電量が低下する。
該スチレンアクリル樹脂の含有割合は、好ましくは60質量%以上80質量%以下である。
なお、本発明において、スチレンアクリル樹脂の含有割合は、上述のようにトナー中の樹脂を基準とした割合(質量%)で表す。
すなわち、本発明におけるスチレンアクリル樹脂の含有割合は、下記式で表される。
(式)スチレンアクリル樹脂の含有割合=100×{スチレンアクリル樹脂(質量)/トナー中の樹脂(質量)}
また、同様に、ポリエステル樹脂Aの含有割合も、ポリエステル樹脂Aの、トナー中の樹脂を基準とした割合(質量%)で表す。
本発明において、スチレンアクリル樹脂とは、スチレンモノマーとアクリル系モノマーの共重合体である。アクリル系モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸;アクリル
酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、アクリル酸ドデシル、メタクリル酸ドデシル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸ステアリル、アクリル酸ベヘニル、メタクリル酸ベヘニル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチルのようなアクリル酸エステル系モノマー、あるいはメタクリル酸エステル系モノマー;などが挙げられる。
また、スチレンモノマーとアクリル系モノマーと共に、スチレンモノマー以外の芳香族ビニルモノマーを併用してもよい。該芳香族ビニルモノマーとしては、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレンなどのスチレン誘導体が挙げられる。
本発明において、トナーの機械的強度を高めると共に、スチレンアクリル樹脂の分子量を制御するために、架橋剤を用いてもよい。
該架橋剤としては、2官能の架橋剤として、ジビニルベンゼン、ビス(4−アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、エチレングリコールジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール#200、#400、#600の各ジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ポリエステル型ジアクリレート(MANDA日本化薬)、及び上記のジアクリレートをジメタクリレートに代えたものが挙げられる。
一方、多官能の架橋剤としては、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、オリゴエステルアクリレート及びそのメタクリレート、2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート及びトリアリルトリメリテートなどが挙げられる。
本発明において、上記スチレンアクリル樹脂のピーク分子量(Mp)は、5000以上30000以下であることが好ましく、8000以上27000以下であることがより好ましい。
スチレンアクリル樹脂のピーク分子量(Mp)が5000未満の場合、スチレンアクリル樹脂と共存しているポリエステル樹脂Aの分子鎖の分子運動が大きくなり、高湿環境下での吸湿性が高くなる傾向にあり、トナーの帯電量が低下する傾向にある。
また、ピーク分子量(Mp)が30000を超えると、スチレンアクリル樹脂とポリエステル樹脂Aとの相溶性が低下する傾向にあり、トナー中にポリエステル樹脂Aの大きなドメインが形成されやすく、トナーの帯電量分布がブロードになりやすい。
本発明において、ポリエステル樹脂Aは、該ポリエステル樹脂Aを構成する全モノマーユニットを基準として、上記式(1)で示されるイソソルビドユニットを、0.10mol%以上30.00mol%以下含有する。好ましくは、0.50mol%以上20.00mol%以下含有する。
該イソソルビドユニットは、ユニット内にエーテル基を有した環状構造をとることから
、非常に高い吸湿特性を有する。また、このユニットがポリエステル樹脂に組み込まれることで、ポリエステル樹脂の抵抗値を適正な値とすることができる。
本発明では、このイソソルビドユニットの吸湿特性と抵抗特性を利用することで、トナーの帯電性を良好にしている。
ポリエステル樹脂Aにおいて、イソソルビドユニットの含有量が上記範囲内であることで、上記スチレンアクリル樹脂との相互作用が最も有効に働き、トナーの帯電性が顕著に向上する。
該イソソルビドユニットの含有量が、0.10mol%未満の場合、ポリエステル樹脂Aのポリマー鎖内のイソソルビドユニットの存在割合が少なすぎるため、ポリエステル樹脂Aの帯電性に寄与する特性が損なわれる。具体的には、ポリエステル樹脂Aの吸湿特性がほとんど働かないため、低湿環境下においてトナーの帯電量が高くなりすぎ、画像濃度の低下が発生する。
一方、イソソルビドユニットの含有量が、30.00mol%を超える場合、ポリエステル樹脂Aのポリマー鎖にイソルビドユニットのブロック部位が生成し、その部位の吸湿特性が強く働きすぎるため、高湿環境下でのトナーの帯電量が大きく低下する。この場合も低湿環境下と同様に画像濃度の低下が発生する。
本発明において、ポリエステル樹脂Aの含有割合が、樹脂を基準として、1.0質量%以上35.0質量%以下であり、2.0質量%以上20.0質量%以下であることが好ましい。
該ポリエステル樹脂Aの含有割合が1.0質量%未満である場合、ポリエステル樹脂Aとスチレンアクリル樹脂との相互作用が十分に働かず、トナーの帯電性を良好にすることができない。
また、ポリエステル樹脂Aの含有割合が35.0質量%を超える場合、ポリエステル樹脂Aの効果が過剰に働くため、トナーの吸湿特性が悪化する。
本発明において、ポリエステル樹脂Aの酸価は、0.5mgKOH/g以上25.0mgKOH/g以下であることが好ましく、1.5mgKOH/g以上20.0mgKOH/g以下であることがより好ましい。
ポリエステル樹脂Aの酸価が0.5mgKOH/g未満の場合、スチレンアクリル樹脂との相溶性が良すぎて、トナーの抵抗値が下がり、トナーの帯電量が低下する傾向にある。
一方、ポリエステル樹脂Aの酸価が25.0mgKOH/gを超えると、スチレンアクリル樹脂との相溶性が低下しやすく、トナー粒子中にポリエステル樹脂Aの大きなドメインが発生しやすく、トナーの帯電量分布がブロードになる傾向がある。
なお、ポリエステル樹脂Aの酸価(mgKOH/g)は、重合時のモノマー組成比などによって制御可能である。
本発明において、式(1)で示されるイソソルビドユニットを樹脂の構成成分として含有するポリエステル樹脂Aは、二塩基酸又はその無水物(モノマー)と、下記式(2)で示されるイソソルビド及び二価のアルコール(モノマー)とを、カルボキシル基が残存する組成比率で、窒素雰囲気中、180〜260℃の反応温度で脱水縮合する方法などにより調製することができる。また、必要に応じて三官能以上の多塩基酸又はその無水物、一塩基酸、三官能以上のアルコール、一価のアルコールなどを用いることも可能である。
該二価のアルコールとしては、例えば、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3.3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(2.0)−ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのようなビスフェノー
ルAのアルキレンオキシド付加物;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールのような脂肪族系のジオール類;が挙げられる。
三価以上のアルコールとしては、例えば、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼンが挙げられる。
一方、上記二塩基酸などの酸成分としては下記のものが挙げられる。
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸及びピロメリット酸のような芳香族多価カルボン酸;フマル酸、マレイン酸、アジピン酸、コハク酸、ドデセニルコハク酸、オクテニルコハク酸のような炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数2〜20のアルケニル基で置換されたコハク酸などの脂肪族多価カルボン酸;それらの酸の無水物及びそれらの酸のアルキル(炭素数1〜8)エステル。
それらの中でも特に、ビスフェノール誘導体をアルコール成分とし、二価以上のカルボン酸又はその酸無水物、又はその低級アルキルエステルを酸成分として、これらを縮重合して得られるポリエステル樹脂を好ましく用いることができる。
本発明において、樹脂として、スチレンアクリル樹脂及びポリエステル樹脂Aと共に、従来公知のスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、あるいはポリエステル樹脂を併用してもよい。
Figure 2015179264
本発明のトナーは着色剤を含有してもよい。該着色剤としては、公知のものを使用することができる。
黒色着色剤としては、カーボンブラック、磁性体、以下に示すイエロー、マゼンタ、及びシアン着色剤を用い黒色に調色されたものが挙げられる。
イエロー着色剤としては、縮合アゾ化合物、イソインドリノン化合物、アンスラキノン化合物、アゾ金属錯体、メチン化合物、アリルアミド化合物に代表される化合物が挙げられる。具体的には、以下の、C.I.ピグメントイエロー12、13、14、15、17、62、73、74、83、93、94、95、97、109、110、111、120、128、129、138、147、150、151、154、155、168、180、185、214などが例示できる。
マゼンタ着色剤としては、縮合アゾ化合物、ジケトピロロピロール化合物、アントラキノン化合物、キナクリドン化合物、塩基染料レーキ化合物、ナフトール化合物、ベンズイミダゾロン化合物、チオインジゴ化合物、ペリレン化合物が挙げられる。具体的には、以下の、C.I.ピグメントレッド2、3、5、6、7、23、48:2、48:3、48:4、57:1、81:1、122、146、150、166、169、177、184、185、202、206、220、221、238、254、269、C.I.ピグメントバイオレッド19などが例示できる。
シアン着色剤としては、銅フタロシアニン化合物及びその誘導体、アントラキノン化合物、塩基染料レーキ化合物などが挙げられる。具体的には、C.I.ピグメントブルー1、7、15、15:1、15:2、15:3、15:4、60、62、66などが挙げら
れる。
これらの着色剤は、単独又は混合し、さらには固溶体の状態で用いることができる。着色剤は、色相角、彩度、明度、耐光性、OHP透明性、トナー中への分散性の点から選択される。前記着色剤の添加量は、好ましくは樹脂100質量部に対して、1質量部以上20質量部以下である。
本発明のトナーにおいて、磁性材料を含有させ磁性トナーとすることも可能である。この場合、磁性材料は着色剤の役割をかねることもできる。
該磁性材料としては、以下の、マグネタイト、ヘマタイト、フェライトのような酸化鉄;鉄、コバルト、ニッケルのような金属、あるいはこれら金属とアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウムのような金属との合金及びその混合物などが例示できる。
磁性材料は、好ましくは、表面改質されたものである。懸濁重合法により磁性トナーを調製する場合には、重合阻害のない物質である表面改質剤により、疎水化処理を施したものが好ましい。このような表面改質剤としては、シランカップリング剤、チタンカップリング剤を挙げることができる。
該磁性材料は、個数平均粒径が2μm以下であることが好ましく、より好ましくは0.1μm以上0.5μm以下である。トナー中の含有量は、樹脂100質量部に対して、20質量部以上200質量部以下であることが好ましく、40質量部以上150質量部以下であることがより好ましい。
本発明のトナーはワックスを含有してもよい。該ワックスとしては、以下のものが挙げられる。
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラクタムのような石油系ワックス及びその誘導体;モンタンワックス及びその誘導体;フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワックス及びその誘導体;ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスのようなポリオレフィンワックス及びその誘導体、カルナバワックス、キャンデリラワックスのような天然ワックス及びその誘導体。誘導体としては酸化物や、ビニル系単量体とのブロック共重合物、グラフト変性物などが挙げられる。さらには、以下のものが挙げられる。高級脂肪族アルコール;ステアリン酸、パルミチン酸のような脂肪酸;酸アミドワックス;エステルワックス;硬化ヒマシ油及びその誘導体;植物系ワックス;動物性ワックス。この中で特に、離型性に優れるという観点からエステルワックス及び炭化水素ワックスが好ましい。より好ましくは、トータルの炭素数が同一の化合物が50質量%以上95質量%以下ワックスに含有されているものが、ワックス純度が高く現像性の観点で好ましい。
該ワックスの含有量は、樹脂100質量部に対して、1質量部以上40質量部以下であることが好ましい。より好ましくは、3質量部以上25質量部以下である。
ワックスの含有量が、1質量部以上40質量部以下の場合には、トナーの加熱加圧時に適度なワックスのブリード性を持てることにより、高温時の耐巻きつき性が向上する。さらに、現像時や転写時のトナーへのストレスを受けてもトナー表面へのワックスの露出が少なく、トナー個々の均一な帯電性を得ることができる。
本発明のトナーは、流動性などの向上を目的として無機微粒子がトナー粒子に外添されている態様が好ましい。
トナー粒子に外添する無機微粒子としては、少なくともシリカ微粒子を含むことが好ましい。該シリカ微粒子の一次粒子の個数平均粒径は、4nm以上80nm以下であることが好ましい。シリカ微粒子の一次粒子の個数平均粒径が上記範囲にあることで、トナーの流動性が向上すると共に、トナーの保存安定性も良好になる。
該無機微粒子の一次粒子の個数平均粒径は、走査電子顕微鏡で観察し、視野中の100
個の無機微粒子の一次粒子の粒径を測定し、その算術平均により求める。
該無機微粒子として、シリカ微粒子と、酸化チタン、アルミナ又はそれらの複酸化物の微粒子を併用することができる。併用される無機微粒子としては、酸化チタンが好ましい。
該シリカ微粒子としては、ケイ素ハロゲン化物の蒸気相酸化により生成された乾式シリカ又はヒュームドシリカと称される乾式シリカ、及び水ガラスから製造される湿式シリカの両者の微粒子が含まれる。シリカとしては、表面及びシリカの内部にあるシラノール基が少なく、またNaO、SO 2−の製造残滓の少ない乾式シリカの方が好ましい。また乾式シリカは、製造工程において例えば、塩化アルミニウム、塩化チタンのような他の金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン化合物と共に用いることによって、シリカと他の金属酸化物の複合微粒子を得ることも可能である。シリカはそれらも包含する。
無機微粒子は、また、トナーの摩擦帯電性の均一化のために添加される。無機微粒子を疎水化処理することによって、トナーの摩擦帯電量の調整、環境安定性の向上、高湿環境下での特性の向上などの機能を付与することができるので、疎水化処理された無機微粒子を用いることが好ましい。トナー粒子に外添された無機微粒子が吸湿すると、トナーとしての摩擦帯電量が低下しやすく、現像性や転写性の低下が生じ易くなる。
無機微粒子の疎水化処理のための処理剤としては、以下のものが挙げられる。
未変性のシリコーンワニス、各種変性シリコーンワニス、未変性のシリコーンオイル、各種変性シリコーンオイル、シラン化合物、シランカップリング剤、その他有機ケイ素化合物、有機チタン化合物。これらの処理剤は単独であるいは併用して用いてもよい。
その中でも、シリコーンオイルにより処理された無機微粒子が好ましい。より好ましくは、無機微粒子をカップリング剤で疎水化処理すると同時、あるいはカップリング剤で疎水化処理した後に、シリコーンオイルにより処理した疎水化処理無機微粒子が高湿環境下でもトナー粒子の摩擦帯電量を高く維持し、選択現像性を低減できるという点でよい。
該無機微粒子の添加量は、トナー粒子100質量部に対して、通常、0.01質量部以上10質量部以下であり、好ましくは、0.05質量部以上5質量部以下である。
本発明のトナーの製造方法は、特に限定されず、懸濁重合法、溶解懸濁法、乳化凝集法、粉砕法など、従来公知の方法を用いることができる。上記の中でも懸濁重合法は、水とトナー材料の極性のバランスを利用して、トナー表面近傍のスチレンアクリル樹脂とポリエステル樹脂Aの存在状態を容易に制御することができる。そのため懸濁重合法は、トナーの帯電性を良好なものとするうえで、より好ましい形態である。
以下に懸濁重合法を用いたトナー粒子の製造方法を説明する。
まず、ポリエステル樹脂A、及び、スチレンアクリル樹脂を生成する重合性単量体、並びに、必要に応じて着色剤などの他の成分を含有する重合性単量体組成物を水系媒体中に分散させて、該重合性単量体組成物の粒子を形成し、該粒子に含有される重合性単量体を重合する。重合によって得られた粒子は、ろ過、洗浄、乾燥工程を経てトナー粒子とするとよい。
該水系媒体には、重合性単量体組成物を均一に分散させて、重合性単量体組成物の粒子を形成するために、分散剤を添加するとよい。
懸濁重合法において、トナー中のスチレンアクリル樹脂の含有量を調整する方法としては、重合性単量体として、スチレンモノマー及びアクリル系モノマーを用いてもよいし、懸濁重合を行う際に予めスチレンアクリル樹脂を添加して調整してもよい。
懸濁重合法において用いられる重合開始剤は、重合性単量体中に他の添加物を添加するときに同時に加えてもよいし、水系媒体中に重合性単量体組成物の粒子を形成する直前に混合してもよい。また、粒子の形成直後、重合反応を開始する前に重合性単量体あるいは溶媒に溶解した重合開始剤を加えてもよい。
該重合開始剤としては、以下のものが挙げられる。
2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2
’−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスイソブチロニトリルのようなアゾ系又はジアゾ系重合開始剤;ベンゾイルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド、ジイソプロピルペルオキシカーボネート、クメンヒドロペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、tert−ブチル−パーオキシピバレートのような過酸化物系重合開始剤。
これらの重合開始剤の使用量は、目的とする重合度により変化するが、一般的には、上記重合性単量体100質量部に対して、3質量部以上20質量部以下であることが好ましい。重合開始剤の種類は、目的により若干異なるが、10時間半減期温度を参考に選定され、単独又は混合して使用される。
上記重合性単量体組成物を水系媒体中に分散させるための分散剤としては、公知の無機系及び有機系の分散剤を用いることができる。
無機系の分散剤としては、以下のものが挙げられる。
リン酸三カルシウム、リン酸マグネシウム、リン酸アルミニウム、リン酸亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、メタケイ酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ベントナイト、シリカ、アルミナ。
一方、有機系の分散剤としては、以下のものが挙げられる。
ポリビニルアルコール、ゼラチン、メチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩、デンプン。
また、重合性単量体組成物を水系媒体中に分散させるための分散剤として、市販のノニオン型、アニオン型、カチオン型の界面活性剤の利用も可能である。このような界面活性剤としては、以下のものが挙げられる。
ドデシル硫酸ナトリウム、テトラデシル硫酸ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、オレイン酸カルシウム。
これらの上記重合性単量体組成物を水系媒体中に分散させるための分散剤の中でも、無機系の難水溶性の分散剤が好ましく、しかも酸に可溶性である難水溶性の無機分散剤を用いることがより好ましい。
該分散剤の使用量は、重合性単量体100質量部に対して、0.2質量部以上2.0質量部以下であることが好ましい。また、該水系媒体は、重合性単量体組成物100質量部に対して、300質量部以上3,000質量部以下の水を用いて調製されることが好ましい。
本発明において、上記のような難水溶性の無機分散剤が分散された水系媒体を調製する場合には、市販の分散剤をそのまま用いて分散させてもよい。また、細かい均一な粒度を有する分散剤の粒子を得るために、水系媒体中で、高速撹拌下、難水溶性の無機分散剤を生成させて調製してもよい。例えば、リン酸三カルシウムを分散剤として使用する場合、高速撹拌下でリン酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウム水溶液を混合してリン酸三カルシウムの微粒子を形成することが挙げられる。
次に、本発明で用いられる画像形成方法について図1及び図2を用いて説明する。
本願実施例で用いられる画像形成方法を含む、画像形成装置の構成を図2に示す。図2に示された画像形成装置は転写方式電子写真プロセスを用いたレーザビームプリンタである。特に、図2はタンデム型のカラーLBP(カラーレーザープリンタ)の断面図を示す。
図2において、101(101a〜101d)は図示矢印方向(反時計方向)に所定のプロセススピードで回転する潜像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと称する)である。感光ドラム101a、101b、101c、101dは順にカラー画像のイエロー(Y)成分、マゼンタ(M)成分、シアン(C)成分、ブラック(Bk)成分のそれぞれを分担するものである。
以下Y、M、C、Bkの各画像形成装置をそれぞれユニットa、ユニットb、ユニットc、ユニットdと呼ぶ。
これらの感光ドラム101a〜101dは、不図示のドラムモータ(直流サーボモータ)によって回転駆動されるが、各感光ドラム101a〜101dにそれぞれ独立した駆動源を設けてもよい。なお、ドラムモータの回転駆動は不図示のDSP(デジタルシグナルプロセッサ)によって制御され、その他の制御は不図示のCPUによって行われる。
また、静電吸着搬送ベルト109aは、駆動ローラ109bと固定ローラ109c、109e及びテンションローラ109dに張架されており、駆動ローラ109bによって図示矢印方向に回転駆動され、記録媒体Sを吸着して搬送する。
以下、4色のうち、ユニットa(イエロー)を例として説明する。
感光ドラム101aはその回転過程で1次帯電手段102aにより所定の極性及び電位に一様に1次帯電処理される。そして、感光ドラム101aに対してレーザービーム露光手段(以下、スキャナーと称する)103aにより光像露光がなされ、前記感光ドラム101a上に画像情報の静電潜像が形成される。
次に、現像部104aによってトナー像が感光ドラム101a上に形成され、静電潜像が可視化される。同様な工程が他の3色(マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk))についてもそれぞれ実施される。
而して、4色のトナー像は、所定のタイミングで給紙ローラ108bにより搬送されてきた記録媒体Sを停止、再搬送するレジストローラ108cにより同期され、感光ドラム101a〜101dと静電吸着搬送ベルト109aとのニップ部において記録媒体Sにトナー像が順次転写される。また、これと同時に記録媒体Sへのトナー像転写後の感光ドラム101a〜101dはクリーニング手段106a、106b、106c、106dによって転写残トナーなどの残存付着物が除去され、繰り返し作像に供される。
4つの感光ドラム101a〜101dからトナー像が転写された記録媒体Sは、駆動ローラ109b部において静電吸着搬送ベルト109a面から分離されて定着器110に送り込まれ、定着器110においてトナー像が定着された後、排出ローラ110cによって排出トレー113に排出される。
次に現像部の拡大図(図1)を用いて、本発明に適用されうる非磁性一成分接触現像方式での画像形成方法の具体例を説明する。図1において、現像ユニット13は、一成分現像剤としての非磁性トナー17を収容した現像剤容器23と、現像剤容器23内の長手方向に延在する開口部に位置し、潜像担持体(感光ドラム)10と対向設置されたトナー担持体14とを備え、潜像担持体10上の静電潜像を現像して可視化するようになっている。潜像担持体接触帯電部材11は潜像担持体10に当接している。潜像担持体接触帯電部材11のバイアスは電源12により印加されている。
トナー担持体14は、上記開口部にて図に示す右略半周面を現像剤容器23内に突入し、左略半周面を現像剤容器23外に露出して横設されている。この現像剤容器23外へ露出した面は、図1のように現像ユニット13の図中左方に位置する潜像担持体10に当接している。
トナー担持体14は矢印B方向に回転駆動され、潜像担持体10の周速は50〜170mm/s、トナー担持体14の周速は潜像担持体10の周速に対して1〜2倍の周速で回転させている。
トナー担持体14の上方位置には、SUSなどの金属板や、ウレタン、シリコーンなどのゴム材料、バネ弾性を有するSUS又はリン青銅の金属薄板を基体とし、トナー担持体14への当接面側にゴム材料を接着したものなどからなる規制部材16が、規制部材支持板金24に支持され、自由端側の先端近傍をトナー担持体14の外周面に面接触にて当接するように設けられており、その当接方向としては、当接部に対して先端側がトナー担持体14の回転方向上流側に位置するいわゆるカウンター方向になっている。規制部材16の一例としては、厚さ1.0mmの板状のウレタンゴムを規制部材支持板金24に接着し
た構成で、トナー担持体14に対する当接圧(線圧)を、適宜設定したものである。当接圧は、好ましくは、20〜300N/mである。なお、当接圧の測定は、摩擦係数が既知の金属薄板を3枚当接部に挿入し、中央の1枚をばねばかりで引き抜いた値から換算する。なお、規制部材16は当接面側にゴム材料などを接着したものの方がトナーとの付着性の面で、長期使用において規制部材へのトナーの融着、固着を抑制できるため望ましい。また規制部材16は、トナー担持体14に対する当接状態を先端を当接させるエッジ当接とすることも可能である。なお、エッジ当接とする場合は、トナー担持体との接点におけるトナー担持体の接線に対する規制部材の当接角を40度以下になるよう設定するとトナーの層規制の点でさらに望ましい。
トナー供給ローラ15は、規制部材16のトナー担持体14表面との当接部に対しトナー担持体14の回転方向上流側に当接され、かつ回転可能に支持されている。このトナー供給ローラ15のトナー担持体14に対する当接幅としては、1〜8mmが有効で、またトナー担持体14に対してその当接部において相対速度を持たせることが好ましい。
帯電ローラ29は本発明の画像形成方法に必須のものではないが、設置されているとより好ましい。帯電ローラ29はNBR、シリコーンゴムなどの弾性体であり、抑圧部材30に取り付けられている。そしてこの抑圧部材30による帯電ローラ29のトナー担持体14への当接荷重は0.49〜4.9Nに設定する。帯電ローラ29の当接により、トナー担持体14上のトナー層は細密充填され均一コートされる。規制部材16と帯電ローラ29の長手位置関係は、帯電ローラ29がトナー担持体14上の規制部材16当接全域を確実に覆うことができるように配置されるのが好ましい。
また、帯電ローラ29の駆動については、トナー担持体14との間は従動又は同周速が必須であり、帯電ローラ29とトナー担持体14間に周速差が生じるとトナーコートが不均一になり、画像上にムラが発生するため好ましくない。
帯電ローラ29のバイアスは、電源27によってトナー担持体14と潜像担持体10の両者間に直流で(図1の27)印加されており、トナー担持体14上の非磁性トナー17は帯電ローラ29より、放電によって電荷付与を受ける。
帯電ローラ29のバイアスは、非磁性トナーと同極性の放電開始電圧以上のバイアスであり、トナー担持体14に対して1000〜2000Vの電位差が生じるように設定される。
帯電ローラ29による帯電付与を受けた後、トナー担持体14上に薄層形成されたトナー層は、一様に潜像担持体10との対向部である現像部へ搬送される。
この現像部において、トナー担持体14上に薄層形成されたトナー層は、図1に示す電源27によってトナー担持体14と潜像担持体10の両者間に印加された直流バイアスによって、潜像担持体10上の静電潜像にトナー像として現像される。
以下、本発明のトナーに係る物性値の測定方法に関して説明する。
<樹脂などの分子量分布の測定>
樹脂などの重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)及びピーク分子量(Mp)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用い、次の条件で測定される。
40℃のヒートチャンバー中でカラムを安定化させ、この温度におけるカラムに、溶媒としてテトラヒドロフラン(THF)を毎分1mlの流速で流す。カラムとしては、1×10〜2×10の分子量領域を適確に測定するために、市販のポリスチレンゲルカラムを複数組み合わせる。昭和電工社製のshodex GPC KF−801、802、803、804、805、806、807、800Pの組み合せ、又は、東ソー社製のTSKgel G1000H(HXL)、G2000H(HXL)、G3000H(HXL)、G4000H(HXL)、G5000H(HXL)、G6000H(HXL)、G7000H(HXL)、TSKguard columnの組み合せを用いる。本願では、昭和電工社製のshodex KF−801、802、803、804、805、806、807の7連カラムの組み合せを用いた。
一方で、樹脂などをTHFに分散し溶解後、1晩静置した後、サンプル処理フィルター(ポアサイズ0.2〜0.5μm、マイショリディスクH−25−2(東ソー社製)を使用する。)で濾過し、その濾液を試料として用いる。試料濃度として樹脂成分が0.5〜5mg/mlとなるように調整した樹脂のTHF溶液を50〜200μl注入して測定する。なお、検出器にはRI(屈折率)検出器を用いる。
試料の分子量測定にあたっては、試料の有する分子量分布を、数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成された検量線の対数値とカウント数との関係から算出する。検量線作成用の標準ポリスチレン試料としては、Pressure Chemical Co.製、又は、東ソー社製の分子量が6×10、2.1×10、4×10、1.75×10、5.1×10、1.1×10、3.9×10、8.6×10、2×10、4.48×10のものを用い、少なくとも10点程度の標準ポリスチレン試料を用いる。
<ポリエステル樹脂Aの酸価の測定>
ポリエステル樹脂Aの酸価は、以下の操作により求める。酸価は試料1gに含まれる酸を中和するために必要な水酸化カリウムのmg数である。基本操作はJIS K0070−1992に準じて測定されるが、具体的には、以下の手順に従って測定する。
(1)試薬の準備
フェノールフタレイン1.0gをエチルアルコール(95vol%)90mlに溶かし、イオン交換水を加えて100mlとし、フェノールフタレイン溶液を得る。
特級水酸化カリウム7gを5mlの水に溶かし、エチルアルコール(95vol%)を加えて1Lとする。炭酸ガスなどに触れないように、耐アルカリ性の容器に入れて3日間放置後、ろ過して、水酸化カリウム溶液を得る。得られた水酸化カリウム溶液は、耐アルカリ性の容器に保管する。前記水酸化カリウム溶液のファクターは、0.1モル/L塩酸25mlを三角フラスコに取り、前記フェノールフタレイン溶液を数滴加え、前記水酸化カリウム溶液で滴定し、中和に要した前記水酸化カリウム溶液の量から求める。前記0.1モル/L塩酸は、JIS K 8001−1998に準じて作成されたものを用いる。(2)操作
(A)本試験
粉砕したポリエステル樹脂A 2.0gを200mlの三角フラスコに精秤し、トルエン:エタノール(2:1)の混合溶液100mlを加え、5時間かけて溶解する。次いで、指示薬として前記フェノールフタレイン溶液を数滴加え、前記水酸化カリウム溶液を用いて滴定する。なお、滴定の終点は、指示薬の薄い紅色が約30秒間続いたときとする。(B)空試験
試料を用いない(すなわちトルエン:エタノール(2:1)の混合溶液のみとする)以外は、上記操作と同様の滴定を行う。
(3)得られた結果を下記式に代入して、酸価を算出する。
A=[(C−B)×f×5.61]/S
ここで、A:酸価(mgKOH/g)、B:空試験の水酸化カリウム溶液の添加量(ml)、C:本試験の水酸化カリウム溶液の添加量(ml)、f:水酸化カリウム溶液のファクター、S:試料(g)である。
<トナー中の樹脂に対するスチレンアクリル樹脂及びポリエステル樹脂Aの含有割合の算出方法、およびポリエステル樹脂Aにおけるイソソルビドユニットの含有量の算出方法>
樹脂の含有割合、及び、イソソルビドユニットの含有量の分析には、熱分解ガスクロマトグラフィー質量分析計(以下、熱分解GC/MS)およびNMRを用いる。尚、本発明では、分子量1500以上の成分を測定の対象とする。分子量1500未満の領域は、ワックスの割合が高く、樹脂成分がほぼ含有されていない領域と思われるためである。
熱分解GC/MSでは、トナー中の樹脂全量の構成モノマーを決定し、各モノマーのピーク面積を求めることができるが、定量を行うには基準となる濃度既知のサンプルによる
ピーク強度の規格化が必要となる。一方、NMRでは構成モノマーの決定および定量を、濃度既知のサンプルを用いることなく求めることが可能である。そこで、状況に応じて、構成モノマーの決定には、NMRと熱分解GC/MSの両方のスペクトルを比較しながら行う。
具体的には、NMR測定時の抽出溶媒である、重水素化クロロホルムに溶けない樹脂成分が5.0質量%未満の場合、NMRの測定による定量を行う。
一方、NMR測定時の抽出溶媒である、重水素化クロロホルムに溶けない樹脂成分が5.0質量%以上存在した場合には、重水素化クロロホルム可溶分に対して、NMRおよび熱分解GC/MSの両方の測定を行い、重水素化クロロホルム不溶分に対して、熱分解GC/MSの測定を行う。この場合は、先ず重水素化クロロホルム可溶分のNMR測定を行い、構成モノマーの決定と定量を行う(定量結果1)。次いで、重水素化クロロホルム可溶分に対して、熱分解GC/MS測定を行い、各構成モノマーに帰属されるピークのピーク面積を求める。NMR測定で得られた定量結果1を用いて、各構成モノマーの量と熱分解GC/MSのピーク面積との関係を求める。次いで、重水素化クロロホルム不溶分の熱分解GC/MS測定を行い、各構成モノマーに帰属されるピークのピーク面積を求める。重水素化クロロホルム可溶分の測定で得られた各構成モノマーの量と熱分解GC/MSのピーク面積との関係から、重水素化クロロホルム不溶分における構成モノマーの定量を行う(定量結果2)。そして、定量結果1と定量結果2とを合わせて、最終的な各構成モノマーの定量結果となる。
具体的には、以下の操作を行う。
(1)トナー500mgを30mLのガラス製サンプル瓶に精秤し、重水素化クロロホルムを10mL加えた後、蓋をし、超音波分散機によって1時間分散し溶解させる。次いで、0.4μm径のメンブランフィルターによりろ過を行い、ろ液を回収する。この際、重水素化クロロホルム不溶分は、メンブランフィルター上に残存する。
(2)ろ液のうち3mLを分取高効率液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて、フラクションコレクターにより分子量1500未満を除き、分子量1500未満の成分が除かれた樹脂溶液を回収する。ロータリーエバポレーターを用いて回収した溶液からクロロホルムを除去し、樹脂を得る。なお、分子量1500未満については、分子量が既知のポリスチレン樹脂の測定をあらかじめ行い、溶出時間を求めておくことで決定しておく。
(3)得られた樹脂20mgを、重水素化クロロホルム1mLに溶解させ、H−NMR測定を行い、スチレンアクリル樹脂とポリエステル樹脂に使用される各構成モノマーについて、スペクトルを帰属し、定量値を求める。
(4)重水素クロロホルム不溶分の分析が必要であれば、熱分解GC/MSにて分析を行う。必要に応じて、メチル化などの誘導化処理を行う。
<NMRの測定条件>
ブルカー・バイオスピン(株)社製 Bruker AVANCE 500
測定核:
測定周波数:500.1MHz
積算回数:16回
測定温度:室温
<熱分解GC/MSの測定条件>
熱分解装置:日本分析工業(株)社製 TPS−700
熱分解温度:400℃〜600℃での適正値、本件では590℃
GC/MS装置:サーモフィッシャーサイエンティフィック(株)社製 ISQ
カラム:「HP5−MS」(アジレント/19091S−433)、長さ30m、内径0.25mm、膜厚0.25μm
GC/MS条件
注入口条件:
InletTemp:250℃、
SplitFlow:50ml/min
GC昇温条件:40℃(5min)→10℃/min(300℃)→300℃(20min)
マスレンジ:m/z=10〜550
例として、トナーの製造例1で製造されたトナーにおけるNMRの測定結果を以下に示す。なお、後述するトナーの製造例で得られるトナーは、いずれも重水素化クロロホルム不溶分をほぼ含有しておらず、5.0質量%未満であった。
<NMRの分析結果>
スチレン:72.31質量%、ブチルアクリレート:23.99質量%、テレフタル酸:0.68質量%、イソフタル酸:0.67質量%、トリメリット酸:0.02質量%、ビスフェノールA−PO付加物:1.66質量%、ビスフェノールA−EO付加物:0.40質量%、イソソルビド:0.27質量%
よって、スチレンアクリル樹脂:96.3質量%、ポリエステル樹脂A:3.7質量%であった。
また、ポリエステル樹脂Aを構成する全モノマーユニットを基準として、各成分のモル割合は、以下のとおりである。
テレフタル酸:23.62モル%、イソフタル酸:23.20モル%、トリメリット酸:0.68モル%、ビスフェノールA−PO付加物:33.65モル%、ビスフェノールA−EO付加物:8.35モル%、イソソルビド:10.50モル%
本発明を以下に示す実施例及び比較例により具体的に説明するが、本発明は該実施例及び比較例によって制限されるものではない。なお、実施例中及び比較例中で記載されている「部」及び「%」は特に断りがない場合、全て質量基準である。
<ポリエステル樹脂Aの製造例1>
無水トリメリット酸以外の原材料モノマーを表1に示した仕込み量で混合した混合物100質量部と、触媒としてジ(2−エチルヘキサン酸)錫0.52質量部を、窒素導入管、脱水管、攪拌機及び熱電対を装備した6リットルの四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下、200℃で6時間かけて反応させた。さらに210℃にて無水トリメリット酸を添加して、40kPaの減圧下にて反応を行い、重量平均分子量(Mw)が12000になるまで反応を続けた。得られたポリエステル樹脂Aを樹脂(1)とする。樹脂(1)の組成を表1に示す。また、得られた樹脂の酸価(mgKOH/g)は表1のようになった。
<ポリエステル樹脂Aの製造例2〜8>
酸成分とアルコール成分の仕込み量を表1のように変更することを除いて、ポリエステル樹脂Aの製造例1と同様にして製造した。得られたポリエステル樹脂Aを樹脂(2)〜(8)とする。得られた樹脂(2)〜(8)の酸価も併せて表1に示す。
Figure 2015179264

※モノマー組成の表記はアルコール成分のトータルモル数を100とした時のモル比を示
す。
TPA:テレフタル酸
IPA:イソフタル酸
TMA:トリメリット酸
BPA(PO):ビスフェノールAのプロピレンオキサイド3モル付加物
BPA(EO):ビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加物
<トナーの製造例1>
下記の手順によってトナー(A)を製造した。
高速撹拌装置クレアミックス(エム・テクニック社製)を備えた容器中に0.1mol/L−NaPO水溶液850質量部を添加し、回転数を15000rpmに調整し、60℃に加温した。ここに1.0mol/L−CaCl水溶液68質量部を添加し、微少な難水溶性分散剤Ca(POを含む水系媒体を調製した。また、下記の材料をプロペラ式攪拌装置にて100r/minで溶解して溶解液を調製した。
・スチレン 75.0質量部
・アクリルモノマー(n−ブチルアクリレート) 25.0質量部
・樹脂(1) 3.8質量部
次に上記溶解液に下記の材料を添加した。
・C.I.ピグメントブルー15:3 6.5質量部
・炭化水素ワックス 9.0質量部
(最大吸熱ピークのピーク温度が77℃、HNP−51、日本精蝋社製)
その後、混合液を温度60℃に加温した後にTK式ホモミキサー(特殊機化工業製)にて、9000r/minにて攪拌し、溶解、分散した。
これに重合開始剤2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)10.0質量部を溶解し、重合性単量体組成物を調製した。上記水系媒体中に上記重合性単量体組成物を投入し、温度60℃にてクレアミックスを15000rpmで回転させながら15分間造粒した。
その後、プロペラ式攪拌装置に移して100r/minで攪拌しつつ、温度70℃で5時間反応させた後、温度80℃まで昇温し、さらに5時間反応を行い、トナー粒子を製造した。重合反応終了後、前記粒子を含むスラリーを冷却し、スラリーの10倍の水量で洗浄し、ろ過、乾燥の後、分級によって粒子径を調整してトナー粒子を得た。
上記トナー粒子100質量部に対して、流動性向上剤として、ジメチルシリコーンオイル(20質量%)で処理され、トナー粒子と同極性(負極性)に摩擦帯電する疎水性シリカ微粒子(1次粒子の個数平均粒径:10nm、BET比表面積:170m/g)2.0質量部をヘンシェルミキサー(三井三池製)で3000r/minで15分間混合してトナー(A)を得た。
<トナーの製造例2>
トナーの製造例1において、その他樹脂としてピーク分子量(Mp)が3000のポリスチレン樹脂を44.4質量部添加し、それ以外の原料は表2の添加量と種類に従い、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(B)とする。
<トナーの製造例3>
トナーの製造例2において、その他樹脂として(ビスフェノールA/プロピレンオキシド)付加体−テレフタル酸(Mp=3500)のポリエステル樹脂を44.4質量部添加し、それ以外の原料は表2の添加量と種類に従い、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(C)とする。
<トナーの製造例4>
トナーの製造例1において、n−ブチルアクリレートの代わりにメタクリル酸メチルに
変更し、表2の添加量と種類に従い、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(D)とする。
<トナーの製造例5>
トナーの製造例1において、n−ブチルアクリレートの代わりにアクリル酸に変更し、表2の添加量と種類に従い、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(E)とする。
<トナーの製造例6>
トナーの製造例1において、n−ブチルアクリレートの代わりにメタクリル酸に変更し、表2の添加量と種類に従い、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(F)とする。
<トナーの製造例7>
トナーの製造例1において、樹脂Aの種類を樹脂(2)に変更し、表2の添加量と種類に従い、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(G)とする。
<トナーの製造例8>
トナーの製造例1において、樹脂Aの種類を樹脂(3)に変更し、表2の添加量と種類に従い、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(H)とする。
<トナーの製造例9>
トナーの製造例1において、樹脂Aの種類を樹脂(2)に変更し、表2の添加量と種類に従い、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(I)とする。
<トナーの製造例10>
トナーの製造例1において、樹脂Aの種類を樹脂(3)に変更し、表2の添加量と種類に従い、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(J)とする。
<トナーの製造例11>
トナーの製造例1において、重合開始剤2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)の添加量を25.0質量部に変更することを除いて、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(K)とする。
<トナーの製造例12>
トナーの製造例1において、重合開始剤2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)の添加量を1.0質量部に変更することを除いて、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(L)とする。
<トナーの製造例13>
トナーの製造例1において、樹脂(1)の代わりに樹脂(4)に変更することを除いて、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(M)とする。
<トナーの製造例14>
トナーの製造例1において、樹脂(1)の代わりに樹脂(5)に変更することを除いて
、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(N)とする。
<トナーの製造例15>
下記の手順に従って、溶解懸濁法によってトナーを製造した。
まず、以下の手順に従って、水系媒体と溶解液の調製を行い、トナーを作製した。
水660質量部、48.5質量%ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム水溶液25質量部を混合撹拌し、TK式ホモミキサー(特殊機化工業製)を用いて、10000r/minにて撹拌して水系媒体を調製した。
また、下記の材料を酢酸エチル500質量部へ投入し、プロペラ式攪拌装置にて100r/minで溶解して溶解液を調製した。
・スチレンとn−ブチルアクリレート共重合体 100.0質量部
(共重合質量比:スチレン/n−ブチルアクリレート=75/25、Mp=17000)・樹脂(1) 3.8質量部
・C.I.ピグメントブルー15:3 6.5質量部
・炭化水素ワックス 9.0質量部
(最大吸熱ピークのピーク温度が77℃、HNP−51、日本精蝋社製)
次に水系媒体150質量部を容器に入れ、TK式ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用い、回転数12000rpmで攪拌し、これに上記溶解液100質量部を添加し、10分間混合して乳化スラリーを調製した。
その後、脱気用配管、攪拌機及び温度計をセットしたフラスコに、乳化スラリー100質量部を仕込み、攪拌周速20m/分間で攪拌しながら30℃にて12時間減圧下、脱溶剤し45℃で4時間熟成させて、脱溶剤スラリーとした。脱溶剤スラリーを減圧濾過した後、得られた濾過ケーキにイオン交換水300質量部を添加し、TK式ホモミキサーで混合、再分散(回転数12000rpmにて10分間)した後、濾過した。得られた濾過ケーキを乾燥機にて45℃で48時間乾燥し、目開き75μmのメッシュで篩いトナー粒子を得た。
上記トナー粒子100質量部に対して、流動性向上剤として、ジメチルシリコーンオイル(20質量%)で処理され、トナー粒子と同極性(負極性)に摩擦帯電する疎水性シリカ微粒子(1次粒子の個数平均粒径:10nm、BET比表面積:170m/g)2.0質量部をヘンシェルミキサー(三井三池製)で3000r/minで15分間混合してトナー(O)を得た。
<トナーの製造例16>
下記の手順に従って、粉砕法によってトナーを製造した。
・スチレンとn−ブチルアクリレート共重合体 100.0質量部
(共重合質量比:スチレン/n−ブチルアクリレート=75/25、Mp=17000)・樹脂(1) 3.8質量部
・C.I.ピグメントブルー15:3 6.5質量部
・炭化水素ワックス 9.0質量部
(最大吸熱ピークのピーク温度が77℃、HNP−51、日本精蝋社製)
以上を溶融混練して粉砕してトナー粒子を得た。上記トナー粒子100質量部に対して、流動性向上剤として、ジメチルシリコーンオイル(20質量%)で処理され、トナー粒子と同極性(負極性)に摩擦帯電する疎水性シリカ微粒子(1次粒子の個数平均粒径:10nm、BET比表面積:170m/g)2.0質量部をヘンシェルミキサー(三井三池製)で300r/minで15分間混合してトナー(P)を得た。
<トナーの製造例17〜20>
トナーの製造例1において、表2の添加量と種類に従い、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(Q)、(R)、(S)及び(T)とする
<比較用トナーの製造例1〜8>
トナーの製造例1において、表3の添加量と種類に従い、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、及び(h)とする。
<比較用トナーの製造例9>
トナーの製造例1において、その他樹脂としてポリスチレン樹脂(Mp=5000)を57.2質量部添加し、表3の添加量と種類に従い、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(i)とする。
<比較用トナーの製造例10>
トナーの製造例1において、アクリルモノマーを使用せず、表3の添加量と種類に従い、トナーの製造例1と同様にしてトナーを製造した。得られたトナーをトナー(j)とする。
Figure 2015179264
Figure 2015179264

トナー(A)〜(T)及び(a)〜(j)について、トナー中に含まれるポリエステル樹脂A(種類、含有量)及びスチレンアクリル樹脂(種類、含有量、ピーク分子量)を表4に示す。
Figure 2015179264

<実施例1〜20、及び、比較例1〜10>
トナー(A)〜(T)、及び、トナー(a)〜(j)を、それぞれ3環境で画像濃度及びカブリの評価を行った。結果を表5に示す。なお、表中のLL、NN、HHはそれぞれ低温低湿(温度10℃、湿度15%RH)、常温常湿(温度23℃、湿度60%RH)、高温高湿(温度30℃、湿度85%RH)を示す。また、表中に表記してある数値は、1枚目/5000枚目の数値である。
<評価方法>
図1に示す一成分接触現像システムの現像装置(Satera LBP5300;キヤノン製)において、現像剤容器にトナーを70g充填する。なお、転写紙としてはXerox4200(ゼロックス社製、75g/m紙)を用いた。
・低温低湿(温度10℃、湿度15%RH)
・常温常湿(温度23℃、湿度60%RH)
・高温高湿(温度30℃、湿度85%RH)
の各3環境下にて、図1に示す現像装置を、図2のユニット104a部に装着した。シアン単色モードにてプロセススピードを150mm/sとした。転写紙上にトナー量の載り量が0.40mg/cmとなるようにベタ画像(画像印字率4%)を連続印字して、1枚目と5000枚目の画像の画像濃度とカブリを測定した。
<画像濃度の測定及び評価>
ベタ部分の画像濃度により評価した。なお、画像濃度の測定には「マクベス反射濃度計RD918」(マクベス社製)を用いて、原稿濃度が0.00の白下地部分のプリントアウト画像に対する相対濃度を測定した。
(評価基準)
A:1.40以上である。
B:1.30以上1.40未満である。
C:1.20以上1.30未満である。
D:1.15以上1.20未満である。
E:1.10以上1.15未満である。
F:1.10未満である。
Eよりも低い画像濃度が出た場合は、本発明の効果が十分でないと判断した。
<カブリの測定及び評価>
プリントアウトした画像の非画像部の反射率(%)を「REFLECTOMETER MODEL TC−6DS」(東京電色社製)で測定した。得られた反射率を、同様にして測定した未使用のプリントアウト用紙(標準紙)の反射率(%)から差し引いた数値(%)を用いて評価した。数値が小さい程、画像カブリが抑制されていることになる。
(評価基準)
A:0.10%未満である。
B:0.10%以上1.00%未満である。
C:1.00%以上2.50%未満である。
D:2.50%以上4.00%未満である。
E:4.00%以上である。
Dよりも高い画像カブリが出た場合は、本発明の効果が十分でないと判断した。
Figure 2015179264
10 潜像担持体(感光ドラム)、11 接触帯電部材、12 電源、13 現像ユニット、14 トナー担持体、15 トナー供給ローラ、15a トナー供給ローラ軸、16 規制部材、17 非磁性トナー、23 現像剤容器、24 規制部材支持板金、25
トナー攪拌部材、26 トナー吹き出し防止シート、27 電源、29 帯電ローラ、
30 抑圧部材、101a〜d 感光ドラム、102a〜d 一次帯電手段、103a〜d スキャナー、104a〜d 現像部、106a〜d クリーニング手段、108b 給紙ローラ、108c レジストローラ、109a 静電吸着搬送ベルト、109b 駆動ローラ、109c 固定ローラ、109d テンションローラ、109e 固定ローラ、110 定着器、110c 排出ローラ、110d 除電シート、111 定着器枠体、111a 通紙ガイド、112 定着器メンテナンス用扉、112a 定着器固定部材、113 排出トレー、115、116 排出ローラ、117 通紙ガイド、S 記録媒体

Claims (4)

  1. 樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
    該樹脂が、スチレンアクリル樹脂及びポリエステル樹脂Aを含有し、
    該スチレンアクリル樹脂の含有割合が、該樹脂を基準として、50.0質量%以上99.0質量%以下であり、
    該ポリエステル樹脂Aの含有割合が、該樹脂を基準として、1.0質量%以上35.0質量%以下であり、
    該ポリエステル樹脂Aが、該ポリエステル樹脂Aを構成する全モノマーユニットを基準として、下記式(1)で示されるイソソルビドユニットを、0.10mol%以上30.00mol%以下含有することを特徴とするトナー。
    Figure 2015179264
  2. 前記ポリエステル樹脂Aの酸価が、0.5mgKOH/g以上25.0mgKOH/g以下である請求項1に記載のトナー。
  3. 前記スチレンアクリル樹脂のピーク分子量(Mp)が、5000以上30000以下である請求項1又は2に記載のトナー。
  4. 前記トナー粒子は、前記ポリエステル樹脂A、及び、前記スチレンアクリル樹脂を生成する重合性単量体を含有する重合性単量体組成物を水系媒体中に分散させて、該重合性単量体組成物の粒子を形成し、該粒子に含有される重合性単量体を重合することによって製造されたものである請求項1〜3のいずれか1項に記載のトナー。
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