JP2015179115A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の現像剤像を加熱する非接触の加熱手段よりも下流側に、該現像剤像と接触する接触部材を有する構成において、接触部材の温度が上昇するのを抑制する。【解決手段】定着装置40は、トナー像TAを非接触で加熱する加熱部50と、加熱部50よりも下流側に配置された定着ロール62と、加熱部50と定着ロール62との間に配置された巻掛ロール30とを有する。巻掛ロール30は、加熱部50と対向する用紙Pの搬送経路の延長線Eよりも定着ロール62の外周面が画像面PA側に位置するように、加熱部50から定着ロール62までの用紙Pの搬送経路を非画像面PB側に屈曲させる。これにより、定着ロール62は、加熱部50からの輻射を受け難くなるので、定着ロール62の温度が上昇するのを抑制することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1の定着装置は、ウェブの上下のローラ間に張られた部分の印刷面に赤外線を照射する仮定着部と、仮定着部のウェブ流れ方向下流側に設けられた本定着部とを有する。
特開2011−033650号公報
本発明は、記録媒体の現像剤像を加熱する非接触の加熱手段よりも下流側に、該現像剤像と接触する接触部材を有する構成において、接触部材の温度が上昇するのを抑制することができる定着装置を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係る定着装置は、搬送される記録媒体と非接触となるように配置され、記録媒体上の現像剤像を加熱する加熱手段と、記録媒体の搬送方向における前記加熱手段よりも下流側に配置され、記録媒体の現像剤像側の画像面と接触する接触部材と、前記加熱手段と前記接触部材との間に配置され、前記加熱手段と対向する搬送経路の延長線よりも前記接触部材が前記画像面側に位置するように、前記加熱手段から前記接触部材までの記録媒体の搬送経路を前記延長線よりも前記画像面側とは反対側に屈曲させる屈曲部材と、を有する。
本発明の請求項2に係る定着装置は、前記屈曲部材を加熱する補助加熱手段が設けられている。
本発明の請求項3に係る定着装置は、前記屈曲部材は、記録媒体の移動に伴って回転する回転体である。
本発明の請求項4に係る定着装置は、前記屈曲部材の記録媒体と接触する面を清掃する清掃手段が設けられている。
本発明の請求項5に係る定着装置は、前記接触部材は、記録媒体に現像剤像を定着する定着部材、又は記録媒体に現像剤像を定着する定着部材よりも前記搬送方向の上流側に配置され現像剤像に定着前処理を行う定着前処理部材である。
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置と、前記加熱手段に搬送される用紙に現像剤像を形成する現像剤像形成部と、を有する。
請求項1の発明は、加熱手段から接触部材までの記録媒体の搬送経路が一直線上にある構成に比べて、記録媒体の現像剤像を加熱する非接触の加熱手段よりも下流側に、該現像剤像と接触する接触部材を有する構成において、接触部材の温度が上昇するのを抑制することができる。
請求項2の発明は、屈曲部材を加熱しない構成に比べて、屈曲部材での結露を抑制することができる。
請求項3の発明は、屈曲部材が回転しない構成に比べて、記録媒体の搬送時に屈曲部材によって記録媒体に抵抗力が作用するのを抑制することができる。
請求項4の発明は、屈曲部材を清掃する清掃手段を設けていない構成に比べて、記録媒体への異物の付着を抑制することができる。
請求項5の発明は、定着部材及び定着前処理部材とは異なる他の部材を接触部材として配置する構成に比べて、現像剤の加熱に用いるエネルギー消費を抑制することができる。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置を有していない構成に比べて、現像剤が過熱されて接触部材に転移することに起因する画像不良を抑制することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 第1実施形態に係る定着装置の構成を示す概略図である。 第1実施形態に係る加熱部から定着部までにおいて用紙上のトナーが溶融する状態を示す模式図である。 第1実施形態に係る定着装置の加熱部から定着部までの構成を示す説明図である。 第2実施形態に係る定着装置の構成を示す概略図である。 第3実施形態に係る定着装置の構成を示す概略図である。 (A)第3実施形態に係る接触部の幅が5mmで設定温度120℃のときの時間に対する白地部、片面トナー部、両面トナー部の温度収束状態を示すグラフである。(B)第3実施形態に係る接触部の幅が15mmで設定温度120℃のときの時間に対する白地部、片面トナー部、両面トナー部の温度収束状態を示すグラフである。
[第1実施形態]
以下、第1実施形態の定着装置及び画像形成装置の一例を図面に基づき説明する。先ず、画像形成装置の全体構成及び動作を説明し、次いで、本実施形態の要部である定着装置の構成及び動作について説明する。
なお、以下の説明では、図1に矢印Zで示す方向を装置高さ方向、図1に矢印Xで示す方向を装置幅方向とする。また、装置高さ方向及び装置幅方向のそれぞれに直交する方向(Yで示す)を装置奥行き方向とする。そして、画像形成装置10をユーザ(図示省略)が立つ側から見て(正面視して)、装置高さ方向、装置幅方向、装置奥行き方向をZ方向、X方向、Y方向と記載する。
さらに、X方向、Y方向、Z方向のそれぞれ一方側と他方側を区別する必要がある場合は、画像形成装置10を正面視して、上側を+Z側、下側を−Z側、右側を+X側、左側を−X側、奥側を+Y側、前側を−Y側と記載する。
〔全体構成〕
図1に示すように、画像形成装置10は、4つの画像形成ユニット11Y、11M、11C、11Kと、搬送ロール28と、巻掛ロール30と、定着装置40とを有している。画像形成ユニット11Y、11M、11C、11Kは、現像剤像形成部の一例である。搬送ロール28は、用紙Pを搬送する搬送装置(図示省略)の一部を構成する。なお、巻掛ロール30の詳細については後述する。
なお、符号の添え字の「Y」はイエロー用、「M」はマゼンタ用、「C」はシアン用、「K」は黒(ブラック)用であることを示している。また、画像形成装置10における各色に対応する各ユニットの配置は、後述する用紙Pの搬送方向に沿って上流側から順に、Y、M、C、Kとなっている。
搬送装置(図示省略)は、記録媒体の一例としての用紙Pを予め定められた搬送速度で図示の矢印A方向(搬送方向)に搬送するようになっている。用紙Pは、連帳紙であり、一例として、搬送方向における搬送ロール28よりも上流側では−Z側から+Z側へ搬送され、搬送ロール28よりも下流側では+Z側から−Z側へ搬送されるようになっている。一例として、用紙Pの搬送速度は、60[m/min]となっている。
また、用紙Pの搬送方向において、搬送ロール28は、4つの画像形成ユニット11Y、11M、11C、11Kの下流側に配置され、定着装置40は、搬送ロール28の下流側に配置されている。画像形成装置10の各部の動作は、制御部(図示省略)により制御されるようになっている。
画像形成ユニット11Y、11M、11C、11Kは、それぞれ、静電潜像を保持する円筒状の感光体12Y、12M、12C、12Kと、帯電装置14Y、14M、14C、14Kと、露光装置16Y、16M、16C、16Kとを有している。さらに、画像形成ユニット11Y、11M、11C、11Kは、それぞれ、現像装置18Y、18M、18C、18Kと、転写装置20Y、20M、20C、20Kとを有している。
(感光体)
感光体12Y、12M、12C、12Kは、それぞれ、図中の矢印+R方向(時計回り方向)に回転可能とされている。また、帯電装置14Y、14M、14C、14K、露光装置16Y、16M、16C、16K、及び現像装置18Y、18M、18C、18Kは、+R方向において、この順番で、感光体12Y、12M、12C、12Kの周囲に配置されている。さらに、転写装置20Y、20M、20C、20Kは、感光体12Y、12M、12C、12Kの周囲で、+R方向において、現像装置18Y、18M、18C、18Kと帯電装置14Y、14M、14C、14Kとの間に配置されている。
(帯電装置及び露光装置)
帯電装置14Y、14M、14C、14Kは、一例として、電圧が印加されるロールであり、感光体12Y、12M、12C、12Kの外周面を帯電させるものである。露光装置16Y、16M、16C、16Kは、帯電装置14Y、14M、14C、14Kにより帯電された感光体12Y、12M、12C、12Kの外周面を画像データに基づいて露光して、静電潜像を形成するためのものである。
(現像装置)
現像装置18Y、18M、18C、18Kは、露光装置16Y、16M、16C、16Kによって感光体12Y、12M、12C、12Kの外周面に形成された静電潜像を現像剤Gにより現像することで、可視のトナー像TAを得るためのものである。なお、トナー像TAは、現像剤像の一例である。現像装置18Y、18M、18C、18Kにおいて用いられる現像剤Gは、一例として、ワックスWX(図3参照)を9[質量%]含み、ポリエステル樹脂(バインダー樹脂)を主成分とする粉体のトナーT(図3参照)で構成されている。
ワックスWXは、天然ワックスでも合成ワックスでもよい。例えば、石油ワックスであるパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、植物系ワックスであるカルナバワックス、キャンデリラワックス、動物系ワックスである蜜蝋、鯨蝋、合成ワックスであるポリエチレンワックス、アミドワックスがあげられる。また、これらの変性物あるいは混合物を用いることも可能である。本実施形態では、ワックスWXが、一例として、パラフィンワックスとなっている。
ただし、トナーTのバインダー樹脂の軟化点を考慮して、適正な融点を有するワックスWXを選定する必要がある。また、ワックスWXを含まないトナーTを用いる場合は、後述する定着部60(図2参照)よりも上流側において、未定着のトナー像TAと接触する部材あるいはトナー像TA自体に離型オイルを塗布する手段を設けることで、対応が可能である。なお、ワックスWXに換えて、オイルで構成されたキャリア液を含む液体現像剤を用いてもよい。
(転写装置)
転写装置20Y、20M、20C、20Kは、中間転写ロール22Y、22M、22C、22Kと、転写ロール24Y、24M、24C、24Kとを有している。なお、転写装置20Yと、転写装置20M、20C、20Kとは、トナーT(図3参照)を除く他の構成が同様となっているため、ここでは、転写装置20Yについて説明し、転写装置20M、20C、20Kの説明を省略する。
中間転写ロール22Yは、感光体12Yの回転方向における帯電装置14Yの上流側で、且つ現像装置18Yの下流側の一次転写位置X1において、感光体12Yに接触し、矢印−Rで示す方向(反時計回り方向)に従動回転するようになっている。これにより、転写装置20Yでは、感光体12Yの外周面に現像により形成されたトナー像TAが、一次転写位置X1において、中間転写ロール22Yへと一次転写される。なお、感光体12Yと中間転写ロール22Yとの間には、電源(図示省略)により一次転写電圧(バイアス電圧)が印加されるようになっている。
転写ロール24Yは、感光体12Yとは反対側において、中間転写ロール22Yに対向して配置されている。そして、転写ロール24Yは、中間転写ロール22Yと転写ロール24Yとの間に用紙Pが供給されるとき、矢印+Rで示す方向に回転する。ここで、中間転写ロール22Yと用紙Pとが接触する位置が二次転写位置X2であり、中間転写ロール22Yに一次転写されたトナー像TAが、二次転写位置X2において、用紙Pへと二次転写される。なお、中間転写ロール22Yと転写ロール24Yとの間には、二次転写電圧(バイアス電圧)が印加されるようになっている。
ここで、用紙Pの搬送経路は、搬送ロール28までZ方向に沿って配置されており、搬送ロール28から後述する巻掛ロール30までが+X側に向けて−Z側に下がる傾斜方向に沿って配置されている。さらに、用紙Pの搬送経路は、巻掛ロール30よりも下流側がZ方向に沿って配置されている。
(画像形成動作)
画像形成装置10では、以下のようにして画像が形成される。
画像形成ユニット11Yにおいて、感光体12Yが回転し、帯電装置14Yにより感光体12Yの外周面が帯電される。次いで、帯電された感光体12Yの外周面を露光装置16Yによって露光走査することで、感光体12Yの外周面には、第一色(Y)の静電潜像(図示省略)が形成される。この静電潜像は、現像装置18Yによって現像され、感光体12Yの表面には、可視化されたトナー像TAが形成される。
トナー像TAは、感光体12Yの回転により一次転写位置X1に至り、一次転写電圧により中間転写ロール22Yに一次転写される。中間転写ロール22Yに転写されたトナー像TAは、中間転写ロール22Yの回転で二次転写位置X2に至り、二次転写電圧により用紙Pに二次転写される。
同様にして、画像形成ユニット11M、11C、11Kによって形成される第二色(M)、第三色(C)、及び第四色(K)のトナー像TAが、中間転写ロール22M、22C、22Kを介して、用紙Pに重なるように順次転写される。なお、用紙Pにおいて、各色のトナー像TAの位置がずれないように、用紙Pの搬送速度と、感光体12Y、12M、12C、12Kの回転速度とが同期されている。これにより、用紙Pには、多重のトナー像TAが形成されることとなる。多重のトナー像TAは、後述する定着装置40において加熱処理及び加圧処理され、用紙Pに定着される。
中間転写ロール22Yへのトナー像TAの一次転写が終了した感光体12Yは、クリーナー(図示省略)により清掃される。また、用紙Pへのトナー像TAの二次転写が終了した中間転写ロール22Yの外周面もクリーナー(図示省略)により清掃される。
なお、用紙Pに単色画像を形成する場合、例えば、黒色(K)の画像を形成する場合には、他の画像形成ユニット11Y、11M、11Cが、中間転写ロール22Y、22M、22Cから離れる(リトラクトされる)ようになっている。
〔要部構成〕
次に、定着装置40について説明する。
図2に示すように、定着装置40は、一例として、加熱手段の一例としての加熱部50と、加熱部50で加熱されたトナー像TAを用紙Pに定着する定着部60と、屈曲部材及び回転体の一例としての巻掛ロール30とを有している。
<加熱部>
加熱部50は、一例として、6つのカーボンヒータ52を有している。カーボンヒータ52は、用紙Pの搬送方向(A方向)における巻掛ロール30よりも上流側で、用紙Pのトナー像TA側に、搬送方向に間隔をあけて6つ設けられており、用紙Pに対して非接触となるように配置されている。そして、カーボンヒータ52は、通電により用紙Pに向けて遠赤外線を放射し、用紙P及びトナー像TAを加熱するようになっている。なお、以後の説明では、用紙Pのトナー像TAが形成された側の面を画像面PAとし、トナー像TAが形成されていない側(画像面PA側とは反対側)の面を非画像面PBとする。
本実施形態では、一例として、画像面PAにおいて、白地部が90[℃]、トナー像TAが110[℃]となるように、カーボンヒータ52の出力及び加熱温度が設定されている。即ち、加熱部50が、後述する定着部60の定着温度よりも低い温度でトナー像TAを加熱するようになっている。具体的には、カーボンヒータ52は、定格4[KW]、Y方向長さが600[mm]となっている。
また、6本のカーボンヒータ52は、カバー54で覆われている。カバー54は、カーボンヒータ52の用紙P側とは反対側を覆う平板部54Aと、平板部54Aの端から用紙Pに向けて斜めに延びる傾斜部54Bとを有している。傾斜部54Bの先端と用紙Pの画像面PAとの間には、隙間が形成されている。
さらに、6本のカーボンヒータ52と対向する位置で用紙Pの非画像面PB側には、反射板56が設けられている。反射板56は、一例として、鏡面処理を施した材質A1050Pの板材で構成されている。また、反射板56は、用紙Pに対して10[mm]の隙間をあけて、搬送方向に沿って配置されている。
ここで、加熱部50と対向する用紙Pの搬送経路を下流側へ向けて延ばした線を、延長線Eとする。延長線Eは、搬送ロール28と後述する巻掛ロール30との共通接線のうち、搬送ロール28と巻掛ロール30とが共通接線に対して同じ側に配置され、且つカーボンヒータ52に近い方の共通接線を延長した線である。なお、延長線Eは、2次元(X−Z面)では線であるが、3次元では延長面となる。
<定着部>
定着部60は、定着部材及び接触部材の一例としての定着ロール62と、定着ロール62と共に用紙Pを挟んで加圧する加圧ロール64とを有している。また、定着部60は、一例として、定着ロール62及び加圧ロール64が、用紙Pの搬送方向(A方向)に間隔をあけて2組配置されている。
(定着ロール)
定着ロール62は、円筒状に形成され、用紙Pの搬送方向における加熱部50及び巻掛ロール30よりも下流側で、且つ用紙Pの+X側に、Y方向を軸方向として回転可能に配置されている。具体的には、定着ロール62は、後述する巻掛ロール30によって用紙Pの搬送経路が屈曲されていることで、Z方向に沿った用紙Pの+X側で且つ既述の延長線Eよりも−X側に配置されている。そして、定着ロール62は、用紙Pの画像面PAと接触して、用紙Pにトナー像TAを定着するようになっている。
また、定着ロール62は、径方向内側から外側へ向けて、コアロール62A、弾性層62B、及び離型層62Cを有する多層構造となっている。即ち、定着ロール62は、弾性層62Bの外周面にトナー像TA及びワックスWX(図3参照)と接触する離型層62Cが形成されている。
コアロール62Aは、アルミ合金製のパイプ材の軸方向両端部にSUS製(ステンレス鋼)のハブ(軸受けを取り付ける部位)が設けられた構成となっている。弾性層62Bは、一例として、径方向の厚みが4[mm]、ショアA硬度がA30のシリコーンゴム製となっている。離型層62Cは、一例として、径方向の厚みが100[μm]のPFA(4フッ化エチレン−パーフルオロアルコキシエチレンン共重合体)製となっている。そして、定着ロール62は、一例として、外径が108[mm]、軸方向長さが580[mm]となっている。
さらに、定着ロール62は、内側にハロゲンヒータ66が設けられている。ハロゲンヒータ66は、電源(図示省略)からの通電によって発熱し、定着ロール62を内側から加熱するようになっている。また、ハロゲンヒータ66は、一例として、定着ロール62の外周面の温度が130[℃]に維持されるように、定着ロール62の温度を検出する温度センサ(図示省略)の出力に基づいて、フィードバック制御されるようになっている。
定着ロール62の外周面で加圧ロール64側とは反対側の部位には、クリーニングウェブ68が接触している。クリーニングウェブ68は、定着ロール62の外周面に付着したワックスを除去する。
(加圧ロール)
加圧ロール64は、円筒状に形成され、用紙Pの−X側にY方向を軸方向として回転可能に設けられている。また、加圧ロール64は、径方向内側から外側へ向けて、コアロール64A、弾性層64B、及び離型層64Cを有する多層構造となっている。さらに、加圧ロール64は、バネなどの付勢手段(図示省略)を用いて定着ロール62に向けて付勢されている。なお、本実施形態では、一例として、コアロール64Aはコアロール62Aと、弾性層64Bは弾性層62Bと、離型層64Cは離型層62Cと、それぞれ同様の構成であるため、説明は省略する。また、加圧ロール64は、内側にハロゲンヒータ67が設けられている。
ハロゲンヒータ67は、電源(図示省略)からの通電によって発熱し、加圧ロール64を内側から加熱するようになっている。また、ハロゲンヒータ67は、一例として、定着ロール62の外周面の温度(定着温度)が130[℃]に維持されるように、定着ロール62の温度を検出する温度センサ(図示省略)の出力に基づいて、フィードバック制御されるようになっている。
加圧ロール64には、定着ロール62に対して接離動作を行うラッチ機構(図示省略)が設けられており、定着ロール62と加圧ロール64との接触、及び定着ロール62に対する加圧ロール64の退避が可能となっている。定着ロール62と加圧ロール64とが接触する接触部N(ニップ部)への荷重付与は、定荷重方式であり、一例として、荷重値が2450[N]となっている。なお、定着ロール62及び加圧ロール64が、用紙Pに対して接触又は退避するラッチ機構としてもよい。
<巻掛ロール>
巻掛ロール30は、一例として、円筒状に形成され、加熱部50と定着ロール62との間で、用紙Pの−X側にY方向を軸方向として回転可能に配置されている。具体的には、巻掛ロール30は、カバー54の傾斜部54Bの先端位置に対して+X側且つ−Z側の位置であり、加圧ロール64の+Z側の位置に配置されている。また、巻掛ロール30は、一例として、SUS(ステンレス鋼)製である。
巻掛ロール30の外周面で用紙Pと接触する側とは反対側(−X側)には、清掃手段の一例としてのクリーニングロール32の外周面が接触している。クリーニングロール32は、一例として、SUS製の芯金の外周面に離型層を有するゴム材が設けられている。そして、クリーニングロール32は、Y方向を軸方向として、巻掛ロール30の回転に伴い従動回転するようになっている。
巻掛ロール30は、巻掛ロール30の外周面に用紙Pが巻き掛けられることにより、加熱部50から定着ロール62までの用紙Pの搬送経路を、加熱部50と対向する該搬送経路の延長線Eに対して画像面PA側(+X側)とは反対側(−X側)に屈曲させている。これにより、定着ロール62の外周面は、延長線Eよりも画像面PA側に位置している。また、巻掛ロール30は、用紙Pと接触した状態で用紙Pが搬送されることで、用紙Pの移動に伴って従動回転するようになっている。
<比較例>
本実施形態の定着装置40に対する比較例として、定着ロール62の位置が、延長線E(図2参照)上にある定着装置(図示省略)について説明する。
比較例の定着装置では、カーボンヒータ52の発熱により生じた遠赤外線(電磁波)の一部が、トナー像TAあるいは用紙Pにより吸収される(輻射(放射))。しかし、吸収されなかった遠赤外線は、反射板56や用紙Pにより反射、拡散し、その一部が1段目の定着ロール62に吸収されてしまう。なお、1段目の定着ロール62とは、巻掛ロール30に最も近い位置にある定着ロール62である。
これにより、比較例の定着装置では、例えば、定着ロール62が設定温度となって、ハロゲンヒータ66への通電を停止しても、1段目の定着ロール62の温度が設定温度以上に上昇(単調増加)することになる。即ち、比較例の定着装置では、定着ロール62の温度を設定温度に制御することが難しくなり、トナーT(図3参照)が過剰に溶融して定着ロール62に転移するいわゆるホットオフセットが発生することになる。
なお、他の比較例として、加熱部50と定着部60との間に遮熱部材を配置した構成では、遮熱部材が加熱部50からの遠赤外線で加熱されて新たな熱源となってしまい、トナーTの過剰溶融が生じることになる。
〔作用〕
次に、第1実施形態の作用について説明する。
図1に示すように、搬送ロール28の回転により用紙Pの搬送が開始されると共に、画像形成ユニット11Y、11M、11C、11Kにおいて、用紙P上にトナー像TAが形成される。なお、用紙Pの搬送速度は、一例として、60[m/分]となっている。
続いて、図2に示すように、加熱部50のカーボンヒータ52が点灯される。そして、定着部60の定着ロール62と加圧ロール64とのラッチ動作(接触動作)が行われる。これにより、定着ロール62及び加圧ロール64は、用紙Pの移動に従動して回転する。
続いて、図3に示すように、用紙P上のトナー像TAは、加熱部50により加熱される。ここで、既述のように、加熱部50のカーボンヒータ52(図2参照)は、用紙Pの白地部PWで90[℃]となるように出力が設定されており、トナー像TAは、黒色部(K)で110[℃]となる。用紙Pの両面(+X側及び−X側)にトナー像TAの黒色部が存在する場合は、黒色部の温度は130[℃]となる。また、トナー像TAは、イエロー色部、マゼンタ色部、シアン色部では、黒色部よりも低い温度となる。これは、各色によって熱吸収率(赤外線の吸収効率)が異なるためである。なお、図3において、用紙Pの裏側(−X側)の加熱部50及び加圧ロール64(図2参照)の図示は省略している。
加熱部50の加熱により、トナーTは、溶融されて用紙Pに粘着(定着状態に比べると用紙Pからとれ易い接着状態であること)すると共に、該トナーTに含有されているワックスWXも溶融される。ここで、トナーTのバインダー樹脂とワックスWXとの相溶性の違いから、トナーTのバインダー樹脂は、用紙Pに粘着する。一方、ワックスWXは、トナーTの表面(定着ロール62側)に析出して、離型膜を形成する。このように、用紙P上のトナーTは、バインダー樹脂と離型膜とに分離した状態で定着部60に進入する。
続いて、図2に示すように、用紙Pのトナー像TAは、定着部60の2つの接触部Nを通過することで、表面温度が130[℃]となった定着ロール62及び加圧ロール64により加熱及び加圧され、用紙Pに定着される。
ここで、第1実施形態の定着装置40では、巻掛ロール30により、用紙Pの搬送経路が延長線Eよりも非画像面PB側に屈曲されている。このため、カーボンヒータ52からの遠赤外線(輻射)は、反射板56や用紙Pで反射、拡散することがあっても、定着ロール62には、ほとんど到達しなくなる。即ち、定着装置40では、既述の比較例に比べて、トナー像TAや用紙Pで吸収されなかった遠赤外線が定着ロール62(1段目)に吸収されることが抑制されるので、定着ロール62の温度が上昇すること(設定温度からの上昇)が抑制される。
また、定着装置40では、巻掛ロール30が用紙Pの搬送によって従動回転するので、用紙Pの搬送経路を屈曲させる部材が回転しない構成に比べて、用紙Pの搬送時に用紙Pに作用する抵抗力が減少する。
さらに、定着装置40では、巻掛ロール30に用紙Pが巻き掛けられているので、用紙Pが巻き掛けられていない場合に比べて巻掛ロール30と用紙Pとの接触面積が増加し、巻掛ロール30に紙粉が付着する可能性がある。しかし、定着装置40では、クリーニングロール32が巻掛ロール30の外周面を清掃する。これにより、巻掛ロール30の外周面に付着した異物(紙粉、埃など)が取り除かれるので、クリーニングロール32が無い構成に比べて、用紙Pへの異物の付着(紙粉の再転写含む)が抑制される。
加えて、定着装置40では、接触部材の一例として1段目の定着ロール62を設定しているので、接触部材を定着ロール62とは異なる他の部材とした構成に比べて、加熱部50から定着部60までの距離が短くなる。これにより、加熱部50を通過し定着部60に進入する用紙Pの温度が設定温度よりも下がることが抑制され、用紙Pの加熱に無駄なエネルギーを消費しなくて済むので、トナーT(図3参照)の加熱に用いるエネルギー消費が抑制される。
第1実施形態の画像形成装置10では、定着ロール62の温度が設定温度よりも上昇することが抑制されるので、定着ロール62によるトナーTの過剰な溶融が抑制される。これにより、トナーTが過熱溶融されて定着ロール62に転移することに起因する画像不良(例えば、ホットオフセットによってトナー像TA表面の凹凸が増加することによる画像光沢度の低下など)が抑制される。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る定着装置及び画像形成装置の一例について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一の部材及び部位には、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図4には、第2実施形態に係る定着装置80が示されている。定着装置80は、第1実施形態の画像形成装置10(図1参照)において、巻掛ロール30に換えて、屈曲部材及び回転体の一例としての巻掛ロール82が設けられた構成となっている。
巻掛ロール82は、一例として、円筒状に形成され、加熱部50と定着ロール62との間で、用紙Pの−X側にY方向を軸方向として回転可能に配置されている。具体的には、巻掛ロール82は、カバー54の傾斜部54Bの先端位置に対して+X側且つ−Z側の位置であり、加圧ロール64の+Z側の位置に配置されている。また、巻掛ロール30は、一例として、SUS(ステンレス鋼)製である。さらに、巻掛ロール82の外周面で用紙Pと接触する側とは反対側には、クリーニングロール32の外周面が接触している。
巻掛ロール82の内側には、巻掛ロール82の内周面と非接触状態で補助加熱手段の一例としてのハロゲンヒータ84が配置されている。ハロゲンヒータ84は、電源(図示省略)から通電(電力供給)されることで巻掛ロール82を加熱するようになっている。なお、ハロゲンヒータ84の出力は、加熱部50通過後の用紙Pの画像面PAにおいて白地部が90[℃]、トナー像TAが110[℃]となるように、温度センサ(図示省略)で検知された温度に基づいて制御される。
ここで、巻掛ロール82は、巻掛ロール82の外周面に用紙Pが巻き掛けられることにより、加熱部50から定着ロール62までの用紙Pの搬送経路を、加熱部50と対向する該搬送経路の延長線Eよりも画像面PA側とは反対側に屈曲させている。さらに、巻掛ロール82は、定着ロール62の外周面を延長線Eよりも画像面PA側に位置させている。そして、巻掛ロール82は、用紙Pと接触した状態で用紙Pが搬送されることで、用紙Pの移動に伴って回転するようになっている。
〔作用〕
次に、第2実施形態の作用について説明する。
図4に示す定着装置80では、巻掛ロール82により、用紙Pの搬送経路が延長線Eよりも非画像面PB側に屈曲されている。このため、カーボンヒータ52からの遠赤外線(輻射)は、反射板56や用紙Pで反射、拡散することがあっても、定着ロール62には、ほとんど到達しなくなる。即ち、定着装置80では、既述の比較例に比べて、トナー像TAや用紙Pで吸収されなかった遠赤外線が定着ロール62(1段目)に吸収されることが抑制されるので、定着ロール62の温度が上昇すること(設定温度からの上昇)が抑制される。
また、定着装置80では、巻掛ロール82が用紙Pの搬送によって従動回転するので、用紙Pの搬送経路を屈曲させる部材が回転しない構成に比べて、用紙Pの搬送時に用紙Pに作用する抵抗力が減少する。
さらに、定着装置80では、巻掛ロール82に用紙Pが巻き掛けられているので、用紙Pが巻き掛けられていない場合に比べて巻掛ロール30と用紙Pとの接触面積が増加し、巻掛ロール82に紙粉が付着する可能性がある。しかし、定着装置80では、クリーニングロール32が巻掛ロール82の外周面を清掃する。これにより、巻掛ロール82の外周面に付着した異物(紙粉、埃など)が取り除かれるので、クリーニングロール32が無い構成に比べて、用紙Pへの異物の付着(紙粉の再転写含む)が抑制される。
加えて、定着装置80では、接触部材の一例として1段目の定着ロール62を設定しているので、接触部材を定着ロール62とは異なる他の部材とした構成に比べて、加熱部50から定着部60までの距離が短くなる。これにより、加熱部50を通過し定着部60に進入する用紙Pの温度が設定温度よりも下がることが抑制され、用紙Pの加熱に無駄なエネルギーを消費しなくて済むので、トナーT(図3参照)の加熱に用いるエネルギー消費が抑制される。
また、定着装置80では、加熱部50の加熱により蒸発した用紙P中の水分(水蒸気)が、巻掛ロール82の外周面に付着しても、巻掛ロール82がハロゲンヒータ84で加熱されているため、この水蒸気が蒸発する。これにより、ハロゲンヒータ84を有していない構成に比べて、巻掛ロール82の結露が抑制される。また、巻掛ロール82が加熱されていることにより、加熱部50を通過して定着部60に到達する前の用紙Pの温度低下が抑制される。
さらに、定着装置80では、巻掛ロール82の内側にハロゲンヒータ84が設けられているので、巻掛ロール82の外周面への用紙Pの巻き掛け範囲を調整(変更)したい場合に、ハロゲンヒータ84の配置に関わらず調整が行われる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る定着装置及び画像形成装置の一例について説明する。なお、前述した第1、第2実施形態と基本的に同一の部材及び部位には、前記第1、第2実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図5には、第3実施形態に係る定着装置100が示されている。定着装置100は、第1実施形態の画像形成装置10(図1参照)において、巻掛ロール30と定着部60との間に、温度収束部110が設けられた構成となっている。
<温度収束部>
図6に示すように、温度収束部110は、定着前処理部材及び接触部材の一例としての金属ロール112と、対向ロール114と、金属ロール112を加熱するハロゲンヒータ116と、対向ロール114を加熱するハロゲンヒータ118とを有している。また、温度収束部110は、金属ロール112の外周面に接触するクリーニングウェブ68を有している。なお、本実施形態では、温度収束部110により温度が収束したものをトナー像TB(図5参照)とし、温度が収束する前のものをトナー像TAとして、トナー像を区別する。
(金属ロール)
金属ロール112は、一例として、SUS製のパイプ材の軸方向両端部にSUS製のハブが設けられた構成となっており、外径が80[mm]、径方向の厚みが2.5[mm]、軸方向の長さが580[mm]となっている。そして、金属ロール112は、用紙Pの搬送方向における巻掛ロール30よりも下流側(定着ロール62(図5参照)よりも上流側)で且つ用紙Pの+X側にY方向を軸方向として、回転可能に設けられている。これにより、金属ロール112は、定着前処理の一例として、トナー像TAと接触して、用紙P及びトナー像TAの温度を設定温度に収束させるようになっている。また、金属ロール112は、用紙Pの搬送方向(Z方向)に等間隔で6本設けられており、各金属ロール112の内側には、ハロゲンヒータ116が設けられている。
また、金属ロール112は、巻掛ロール30によって用紙Pの搬送経路が屈曲されていることで、Z方向に沿った用紙Pの+X側で且つ既述の延長線Eよりも−X側に配置されている。そして、金属ロール112は、トナー像TAと接触して、ワックスWX(図3参照)を回収するようになっている。なお、巻掛ロール30は、1段目の金属ロール112の外周面を延長線Eよりも画像面PA側に位置させている。1段目の金属ロール112とは、巻掛ロール30に最も近い位置にある金属ロール112を意味する。
(対向ロール)
対向ロール114は、円筒状に形成され、用紙Pの−X側にY方向を軸方向として回転可能に設けられている。また、対向ロール114は、径方向内側から外側へ向けて、コアロール114A、弾性層114B、及び離型層114Cを有する多層構造となっている。さらに、対向ロール114は、バネなどの付勢手段(図示省略)を用いて金属ロール112に向けて付勢されている。加えて、対向ロール114は、用紙Pの搬送方向(Z方向)に等間隔で6本設けられており、各対向ロール114の内側には、ハロゲンヒータ118が設けられている。
コアロール114Aは、アルミ合金製のパイプ材の軸方向両端部にSUS製のハブが設けられた構成となっている。弾性層114Bは、一例として、径方向の厚みが2.5[mm]、ショアA硬度がA30のシリコーンゴム製となっている。離型層114Cは、一例として、径方向の厚みが100[μm]のPFA製となっている。そして、対向ロール114は、一例として、外径が80[mm]、軸方向長さが580[mm]となっている。
金属ロール112と対向ロール114は、接触して用紙Pを挟持した状態において用紙Pが搬送されることにより従動回転するようになっている。なお、用紙Pが無い状態で金属ロール112と対向ロール114とが接触する部位(用紙Pが挟まれる部位)を接触部Nと記載する。
(ハロゲンヒータ)
ハロゲンヒータ116は、各金属ロール112の内側にY方向に沿って1本ずつ挿入されている。そして、各ハロゲンヒータ116は、電源(図示省略)からの通電によって発熱し、金属ロール112を内側から加熱するようになっている。また、各ハロゲンヒータ116は、一例として、金属ロール112の外周面の温度が120[℃]となるように、金属ロール112の温度を検出する温度センサ(図示省略)の出力に基づいて、フィードバック制御されるようになっている。即ち、ハロゲンヒータ116は、加熱部50での加熱温度よりも高く、且つ定着部60(図5参照)での定着温度よりも低い温度で、金属ロール112を加熱するようになっている。
ハロゲンヒータ118は、各対向ロール114の内側にY方向に沿って挿入されている。そして、ハロゲンヒータ118は、電源(図示省略)からの通電によって発熱し、対向ロール114を内側から加熱するようになっている。また、ハロゲンヒータ118は、一例として、金属ロール112の外周面の温度が120[℃]に維持されるように、対向ロール114の温度を検出する温度センサ(図示省略)の出力に基づいて、フィードバック制御されるようになっている。
6本の金属ロール112は、外周面が用紙Pから離れた位置を原点位置として、ラッチ機構部(図示省略)により、−X側(接触側)及び+X側(退避側)の一方に移動可能となっている。同様に、6本の対向ロール114は、外周面が用紙Pから離れた位置を原点位置として、ラッチ機構部(図示省略)により、+X側(接触側)及び−X側(退避側)の一方に移動可能となっている。
ラッチ機構部(図示省略)は、定着部60(図5参照)で定着を行うときに、6本の金属ロール112を原点位置から−X側に移動させ、6本の対向ロール114を原点位置から+X側に移動させて、用紙Pを挟ませる。また、ラッチ機構部は、定着部60で定着が行われないときに、6本の金属ロール112を接触部Nから+X側に移動させ、6本の対向ロール114を接触部Nから−X側に移動させて、用紙Pから退避させる。
なお、ハロゲンヒータ116及びクリーニングウェブ68は、金属ロール112に対する配置を維持した状態で移動され、ハロゲンヒータ118は、対向ロール114に対する配置を維持した状態で移動されるようになっている。また、金属ロール112と対向ロール114とが接触する接触部Nへの荷重付与は、定荷重方式であり、一例として、荷重値が735[N]となっている。
〔作用〕
次に、第3実施形態の作用について説明する。
図5に示すように、用紙P上に形成されたトナー像TAは、加熱部50で加熱され、バインダー樹脂と離型膜とに分離した状態で温度収束部110へ進入する。
続いて、温度収束部110では、用紙Pが6つの接触部Nを通過することで、温度差の大きかった用紙P及びトナー像TAの温度が、設定温度(例えば120[℃])まで段階的に収束していく。このとき、トナー像TAの表面には、ワックスWX(図3参照)による離型膜(離型層)があるため、金属ロール112へのトナーT(図3参照)のオフセットは発生しにくくなっている。ただし、金属ロール112の設定温度を過剰に高くしてしまうと、ワックスWXが、金属ロール112とトナーTとの間から外側へ流出し易くなり、オフセットが生じ易くなるため、配慮が必要である。
金属ロール112は、既述のように、SUS製のパイプ材で構成されているので、温度履歴が残り難い。また、温度収束部110では、金属ロール112及び対向ロール114を6組配置しているため、用紙Pの搬送方向で下流側に進むほど、各色のトナー像TAの温度差が低減される(後述する図7(A)、(B)参照)。このようにして、温度収束部110では、用紙P上のトナー像TAの温度が設定温度に収束される。なお、金属ロール112の外周面に付着したワックスWXは、クリーニングウェブ68により除去されるので、用紙Pに付着することが抑制される。
続いて、各色部の温度が設定温度に収束されたトナー像TBは、定着部60において加熱及び加圧され、用紙Pに定着される。ここで、トナー像TBの各色部の温度が設定温度に収束している(搬送方向と直交する幅方向の温度差が低減されている)ので、定着後の用紙P上のトナー像の光沢度は、各色部で同程度の値となる。
図7(A)には、用紙Pの搬送方向における1つの接触部Nの幅を5[mm]とし、設定温度(収束の目標温度)を120[℃]としたときの時間に対する各部の温度変化が示されている。図7(A)において、グラフG1は、用紙Pの白地部PW(図3参照)の温度であり、グラフG2は、用紙Pの片面のみ黒色部(片面トナー部)の温度である。さらに、グラフG3は、用紙Pの両面が黒色部(両面トナー部)の温度である。
一方、図7(B)には、用紙Pの搬送方向における1つの接触部N(図2参照)の幅を15[mm]とし、設定温度(収束の目標温度)を120[℃]としたときの時間に対する各部の温度変化が示されている。図7(B)において、グラフG4は、用紙Pの白地部PW(図3参照)の温度であり、グラフG5は、用紙Pの片面のみ黒色部(片面トナー部)の温度である。さらに、グラフG6は、用紙Pの両面が黒色部(両面トナー部)の温度である。
なお、各温度は、熱伝導計算による計算値である。また、グラフG1、G2、G3、G4、G5、G6において、温度がほとんど変化していない(安定している)時間が6つあるが、これは、接触部Nを通過後次の接触部Nまでの間の用紙P温度に対応している。この領域で実際に放射温度計を用いて用紙Pの温度を実測して計算値と対応をとっている。
図7(A)に示すように、接触部N(図2参照)の幅が5[mm]のときは、用紙Pが6つの接触部Nを通過しても、各部の温度が120[℃]に収束しきれていない。一方、図7(B)に示すように、接触部Nの幅が15[mm]のときは、用紙Pが6つの接触部Nを通過した時点で、各部の温度がほぼ120[℃]に収束することが確認された。つまり、接触部Nの幅と数を調整することで、用紙P上の各部の温度を設定温度に収束可能であることが確認された。
ここで、図6に示す定着装置100では、巻掛ロール30により、用紙Pの搬送経路が延長線Eよりも非画像面PB側に屈曲されている。このため、カーボンヒータ52からの遠赤外線(輻射)は、反射板56や用紙Pで反射、拡散することがあっても、金属ロール112には、ほとんど到達しなくなる。即ち、定着装置100では、既述の比較例に比べて、トナー像TAや用紙Pで吸収されなかった遠赤外線(輻射)が、金属ロール112(1段目)を加熱することが抑制されるので、金属ロール112の温度が上昇すること(設定温度からの上昇)が抑制される。
また、定着装置100では、接触部材の一例として1段目の金属ロール112を設定しているので、接触部材を金属ロール112(又は定着ロール62)とは異なる他の部材とした構成に比べて、加熱部50から定着部60までの距離が短くなる。これにより、加熱部50を通過し定着部60に進入する用紙Pの温度が設定温度よりも下がることが抑制され、用紙Pの加熱に無駄なエネルギーを消費しなくて済むので、トナーT(図3参照)の加熱に用いるエネルギー消費が抑制される。
なお、本発明は上記の実施形態及び変形例に限定されない。
加熱部50は、カーボンヒータ52以外に、石英ランプやフラッシュランプ、あるいはオーブンヒーターなどを用いてもよい。また、カーボンヒータ52の本数は、6本に限らず、他の本数であってもよい。さらに、加熱部50は、反射板56を有していないものであってもよい。トナーTは、ポリエステル樹脂に限らず、他の樹脂であってもよい。
定着部60は、定着ロール62及び加圧ロール64を用いたロール方式に限らず、ベルト方式であってもよい。また、定着部60は、2組のロールを用いるものに限らず、1組、あるいは3組以上のロールを用いてもよい。
金属ロール112は、SUS製に限らず、アルミ合金製や、他の金属で構成されていてもよい。なお、アルミ合金製の場合は、一例として、ロールの撓みを考慮してパイプ部の肉厚を7.5[mm]程度とした方がよい。さらに、離型性を向上させるために、金属ロール112の表面に数十[μm]程度のフッ素樹脂層を設けてもよい。また、金属ロール112は、用紙Pの移動(搬送)に伴って従動回転するものに限らず、モータで駆動してもよい。加えて、対向ロール114を回転しない固定部材で構成してもよい。
屈曲部材は、巻掛ロール30、82のように回転する回転体に限らず、装置本体に固定され用紙Pが摺動する固定部材であってもよい。また、巻掛ロール30、82において、異物の付着が問題とならない場合は、クリーニングロール32が設けられていなくてもよい。さらに、巻掛ロール30、82は、従動回転するものに限らず、モータ(駆動源)により回転する駆動ロールであってもよい。巻掛ロール30、82が駆動ロールとなることで、従動ロールとなる場合に比べて、用紙Pの搬送時のばたつき(姿勢の変化)が抑制される。なお、巻掛ロール30、82を駆動ロールとする場合は、外周部にゴムを設けた方がよい。
第3実施形態の定着装置100において、巻掛ロール30に換えて巻掛ロール82を設け、さらに、ハロゲンヒータ84を設けてもよい。
10 画像形成装置
11C 画像形成ユニット(現像剤像形成部の一例)
11K 画像形成ユニット(現像剤像形成部の一例)
11M 画像形成ユニット(現像剤像形成部の一例)
11Y 画像形成ユニット(現像剤像形成部の一例)
30 巻掛ロール(屈曲部材及び回転体の一例)
32 クリーニングロール(清掃手段の一例)
40 定着装置
50 加熱部(加熱手段の一例)
62 定着ロール(定着部材及び接触部材の一例)
80 定着装置
82 巻掛ロール(屈曲部材及び回転体の一例)
84 ハロゲンヒータ(補助加熱手段の一例)
100 定着装置
112 金属ロール(定着前処理部材及び接触部材の一例)
E 延長線
PA 画像面
TA トナー像(現像剤像の一例)

Claims (6)

  1. 搬送される記録媒体と非接触となるように配置され、記録媒体上の現像剤像を加熱する加熱手段と、
    記録媒体の搬送方向における前記加熱手段よりも下流側に配置され、記録媒体の現像剤像側の画像面と接触する接触部材と、
    前記加熱手段と前記接触部材との間に配置され、前記加熱手段と対向する搬送経路の延長線よりも前記接触部材が前記画像面側に位置するように、前記加熱手段から前記接触部材までの記録媒体の搬送経路を前記延長線よりも前記画像面側とは反対側に屈曲させる屈曲部材と、
    を有する定着装置。
  2. 前記屈曲部材を加熱する補助加熱手段が設けられた請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記屈曲部材は、記録媒体の移動に伴って回転する回転体である請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記屈曲部材の記録媒体と接触する面を清掃する清掃手段が設けられた請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記接触部材は、記録媒体に現像剤像を定着する定着部材、又は記録媒体に現像剤像を定着する定着部材よりも前記搬送方向の上流側に配置され現像剤像に定着前処理を行う定着前処理部材である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置と、
    前記加熱手段に搬送される用紙に現像剤像を形成する現像剤像形成部と、
    を有する画像形成装置。
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