JPH10307495A - 高速印刷用定着装置 - Google Patents
高速印刷用定着装置Info
- Publication number
- JPH10307495A JPH10307495A JP11961597A JP11961597A JPH10307495A JP H10307495 A JPH10307495 A JP H10307495A JP 11961597 A JP11961597 A JP 11961597A JP 11961597 A JP11961597 A JP 11961597A JP H10307495 A JPH10307495 A JP H10307495A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording paper
- heat
- plate
- fixing device
- auxiliary heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Resistance Heating (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速連続紙対応の定着装置において、予備加
熱板や定着ロールなどでの未定着画像への投入熱量不足
を補う。 【解決手段】 予備加熱板上に補助加熱ランプを設置す
ることで、高速印刷時に発生する投入熱量の不足を補
い、記録紙の緊急停止時には遮蔽板で覆うことで記録紙
の黄色変化を防ぐ。また記録紙幅にあわせて、補助加熱
ランプの不要部分をシャッタで隠す装置を設けた定着装
置とする。
熱板や定着ロールなどでの未定着画像への投入熱量不足
を補う。 【解決手段】 予備加熱板上に補助加熱ランプを設置す
ることで、高速印刷時に発生する投入熱量の不足を補
い、記録紙の緊急停止時には遮蔽板で覆うことで記録紙
の黄色変化を防ぐ。また記録紙幅にあわせて、補助加熱
ランプの不要部分をシャッタで隠す装置を設けた定着装
置とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の電子写真方式を用いた記録装置に係
り、特に高速かつ高品質な定着を行う定着装置に関する
ものである。
ファクシミリ等の電子写真方式を用いた記録装置に係
り、特に高速かつ高品質な定着を行う定着装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】電子写真方式において、顕像化された未
定着画像を記録紙に定着する工程は以下の通りである。
初めに未定着画像を予備加熱板により加熱、融解する。
次に定着ローラと加圧ローラによって構成されるニップ
部を通する際に記録紙に融着する。さらに冷却によって
固着し定着される。印刷速度が高速になると、予備加熱
板及びニップ部を記録紙が通過する時間が短くなるた
め、定着に必要な熱量が不足し、定着不良が発生する。
この熱量の不足を補う方法として、ニップ部を通過した
後、記録紙を定着ローラに巻き付ける後方巻き付け方式
を採用している。しかし、さらに高速機になると、後方
巻き付け方式だけでは未定着画像を定着させる熱量を確
保することはできない。従って、良好な定着画像を得ら
れないことになる。また、熱量確保のため予備加熱板の
制御温度を高くすると、記録紙搬送停止時に、記録紙の
黄色変化が発生、さらには燃焼につながり安全上問題と
なる。
定着画像を記録紙に定着する工程は以下の通りである。
初めに未定着画像を予備加熱板により加熱、融解する。
次に定着ローラと加圧ローラによって構成されるニップ
部を通する際に記録紙に融着する。さらに冷却によって
固着し定着される。印刷速度が高速になると、予備加熱
板及びニップ部を記録紙が通過する時間が短くなるた
め、定着に必要な熱量が不足し、定着不良が発生する。
この熱量の不足を補う方法として、ニップ部を通過した
後、記録紙を定着ローラに巻き付ける後方巻き付け方式
を採用している。しかし、さらに高速機になると、後方
巻き付け方式だけでは未定着画像を定着させる熱量を確
保することはできない。従って、良好な定着画像を得ら
れないことになる。また、熱量確保のため予備加熱板の
制御温度を高くすると、記録紙搬送停止時に、記録紙の
黄色変化が発生、さらには燃焼につながり安全上問題と
なる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高速
印刷の複写機やプリンタにおいて、用紙への投入熱量を
確保することにより、高品質な画像を得る定着装置であ
って、さらに記録紙の黄色変化、燃焼が発生しない安全
な定着装置を提供することにある。
印刷の複写機やプリンタにおいて、用紙への投入熱量を
確保することにより、高品質な画像を得る定着装置であ
って、さらに記録紙の黄色変化、燃焼が発生しない安全
な定着装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】未定着画像を良好に定着
させるためには、ある一定の投入熱量が必要となる。印
刷速度が高速になると、当然、用紙への投入熱量も減少
するので、定着不良が発生する。その投入熱量不足を補
うため、予備加熱板上に補助加熱ランプを設け、非接触
で記録紙を加熱する。また放熱防止用カバーを設け、予
備加熱板及び補助加熱ランプの熱量を効率的に利用す
る。さらに、記録紙停止時には記録紙黄色変化及び燃焼
防止のための遮蔽板となるスライド式のプレートを設け
る。この様にすれば、高速印刷においても、用紙への投
入熱量を充分に確保でき、高品質な定着画像を得ること
ができる。
させるためには、ある一定の投入熱量が必要となる。印
刷速度が高速になると、当然、用紙への投入熱量も減少
するので、定着不良が発生する。その投入熱量不足を補
うため、予備加熱板上に補助加熱ランプを設け、非接触
で記録紙を加熱する。また放熱防止用カバーを設け、予
備加熱板及び補助加熱ランプの熱量を効率的に利用す
る。さらに、記録紙停止時には記録紙黄色変化及び燃焼
防止のための遮蔽板となるスライド式のプレートを設け
る。この様にすれば、高速印刷においても、用紙への投
入熱量を充分に確保でき、高品質な定着画像を得ること
ができる。
【０００５】
（実施例１）以下、本発明の第１の実施例を図１を用い
て説明する。図１は補助加熱ランプを用いた定着装置の
側面図である。内部に熱源を有する定着ロール１に加圧
ロール２が一定荷重で押圧されることによりニップ部が
形成される。定着ロール１はアルミ円筒にフッ素樹脂な
どの離型性樹脂を被覆したものである。記録紙３は連続
折りたたみ紙であり、上面には未定着画像４が形成され
ている。記録紙３は熱源を有する予備加熱板５上を搬送
することにより加熱される。
て説明する。図１は補助加熱ランプを用いた定着装置の
側面図である。内部に熱源を有する定着ロール１に加圧
ロール２が一定荷重で押圧されることによりニップ部が
形成される。定着ロール１はアルミ円筒にフッ素樹脂な
どの離型性樹脂を被覆したものである。記録紙３は連続
折りたたみ紙であり、上面には未定着画像４が形成され
ている。記録紙３は熱源を有する予備加熱板５上を搬送
することにより加熱される。
【０００６】高速印刷においては予備加熱板５だけでは
十分な熱量を得ることができないので、ニップ部通過後
に後方巻き付け部６を形成する後方巻付け方式を採用し
ている。しかし、さらに高速印刷を可能にする場合、後
方巻き付け部６だけでは不足した熱量を補うことはでき
ず、定着不良が発生してしまう。この問題を解決するた
め、記録紙がニップ部に挿入する前にできるだけ記録紙
（特に未定着画像）を加熱するため、予備加熱板上に補
助加熱ランプ７を設けた。これにより充分な熱量を与え
ることができ、図２に示すように、補助加熱ランプの熱
容量を3000Wにすることでテープ剥離による定着強度を8
0％まで向上させることができる。しかし、このような
補助加熱ランプを用いる場合、緊急停止時などに記録紙
の黄色変化、燃焼発生が考えられる。この対策として予
備加熱板と補助加熱ランプの間にカバー８を置き、カバ
ーには加熱窓９、スライド式の遮蔽板１０を設けた。記
録紙の緊急停止時には該遮蔽板が閉じ、補助加熱ランプ
からの加熱をさえぎることにより、記録紙の黄色変化お
よび燃焼を防ぐことができる。
十分な熱量を得ることができないので、ニップ部通過後
に後方巻き付け部６を形成する後方巻付け方式を採用し
ている。しかし、さらに高速印刷を可能にする場合、後
方巻き付け部６だけでは不足した熱量を補うことはでき
ず、定着不良が発生してしまう。この問題を解決するた
め、記録紙がニップ部に挿入する前にできるだけ記録紙
（特に未定着画像）を加熱するため、予備加熱板上に補
助加熱ランプ７を設けた。これにより充分な熱量を与え
ることができ、図２に示すように、補助加熱ランプの熱
容量を3000Wにすることでテープ剥離による定着強度を8
0％まで向上させることができる。しかし、このような
補助加熱ランプを用いる場合、緊急停止時などに記録紙
の黄色変化、燃焼発生が考えられる。この対策として予
備加熱板と補助加熱ランプの間にカバー８を置き、カバ
ーには加熱窓９、スライド式の遮蔽板１０を設けた。記
録紙の緊急停止時には該遮蔽板が閉じ、補助加熱ランプ
からの加熱をさえぎることにより、記録紙の黄色変化お
よび燃焼を防ぐことができる。
【０００７】また、カバー８は、記録紙搬送時の予備加
熱板および補助加熱ランプにより与えた熱量の放熱防止
効果もあり、記録紙を効率的に加熱する。
熱板および補助加熱ランプにより与えた熱量の放熱防止
効果もあり、記録紙を効率的に加熱する。
【０００８】（実施例２）図３は本発明の第２の実施例
を説明する図である。幅の小さい記録紙３を搬送する場
合、図中斜線部において、補助加熱ランプ７は予備加熱
板５を直接加熱することになる。この様な場合、記録紙
の幅に応じて予備加熱板を保護する為のシャッタ機構１
１を設ける。この詳細図を図４に示す。記録紙の幅を設
定することによりシャッタ１２が加熱窓９の記録紙が搬
送されない部分を覆う様制御される。
を説明する図である。幅の小さい記録紙３を搬送する場
合、図中斜線部において、補助加熱ランプ７は予備加熱
板５を直接加熱することになる。この様な場合、記録紙
の幅に応じて予備加熱板を保護する為のシャッタ機構１
１を設ける。この詳細図を図４に示す。記録紙の幅を設
定することによりシャッタ１２が加熱窓９の記録紙が搬
送されない部分を覆う様制御される。
【０００９】また、シャッタ内側は鏡面処理により記録
紙加熱の補助も兼ねることとする。
紙加熱の補助も兼ねることとする。
【００１０】
【発明の効果】以上述べた発明によれば、予備加熱ラン
プおよび遮蔽板付きカバーを設けることにより、記録紙
を充分加熱でき、高画質な定着画像を安定かつ高速に提
供することができる。
プおよび遮蔽板付きカバーを設けることにより、記録紙
を充分加熱でき、高画質な定着画像を安定かつ高速に提
供することができる。
【図１】 本発明の第１の実施例である定着装置の模式
図である。
図である。
【図２】 補助加熱ランプの効果を示すグラフである。
【図３】 本発明の第２の実施例である予備加熱板保護
用シャッタを上面からみた模式図である。
用シャッタを上面からみた模式図である。
【図４】 本発明の第２の実施例である予備加熱板保護
用シャッタを側面からみた模式図である。
用シャッタを側面からみた模式図である。
１・・・ 定着ロール、２・・・ 加圧ロール、３・・・ 記録紙、
４・・・ 未定着画像、５・・・ 予備加熱板、６・・・ 後方巻付
け部、７・・・ 補助加熱ランプ、８・・・ カバー、９・・・ 加
熱窓、１０・・・ 遮蔽板、１１・・・ シャッタ収納部、１２
・・・ シャッタ。
４・・・ 未定着画像、５・・・ 予備加熱板、６・・・ 後方巻付
け部、７・・・ 補助加熱ランプ、８・・・ カバー、９・・・ 加
熱窓、１０・・・ 遮蔽板、１１・・・ シャッタ収納部、１２
・・・ シャッタ。
Claims (3)
- 【請求項１】 内部に発熱源を有する予備加熱板と、予
備加熱板を通った記録紙が定着ローラと加圧ローラとか
ら成るニップ部を通過し、記録紙上の未定着画像を定着
させる定着装置において、前記予備加熱板上に補助加熱
ランプを設けたことを特徴とする定着装置。 - 【請求項２】 予備加熱板を覆うカバーを有し、カバー
に、記録紙の搬送が緊急に停止した場合に補助加熱ラン
プの放射をさえぎる遮蔽板を設けたことを特徴とする請
求項１記載の定着装置。 - 【請求項３】 前記定着装置において、搬送される記録
紙の幅に応じて変化する予備加熱板上で記録紙が搬送さ
れない部分を、補助加熱ランプからさえぎるシャッタを
設けたことを特徴とする請求項１記載の定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11961597A JPH10307495A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 高速印刷用定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11961597A JPH10307495A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 高速印刷用定着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10307495A true JPH10307495A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=14765815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11961597A Withdrawn JPH10307495A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 高速印刷用定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10307495A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003170573A (ja) * | 2001-12-04 | 2003-06-17 | Ushio U-Tech Inc | インクジェット式印刷機械用インク乾燥機 |
| JP2009288490A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
| JP2009288491A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 定着装置、及び画像形成装置 |
| JP2012123383A (ja) * | 2010-12-09 | 2012-06-28 | Toshiba Corp | 消色装置及び記録媒体の搬送制御方法 |
| US8899855B2 (en) | 2010-12-09 | 2014-12-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Erasing apparatus and conveyance control method for recording medium |
| US9188920B2 (en) | 2014-03-18 | 2015-11-17 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Fixing device, and image forming apparatus |
| JP2018125342A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | 株式会社Ｓｃｒｅｅｎホールディングス | 熱処理装置および熱処理方法 |
| JP2020086193A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | キヤノン株式会社 | 非接触加熱装置 |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP11961597A patent/JPH10307495A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003170573A (ja) * | 2001-12-04 | 2003-06-17 | Ushio U-Tech Inc | インクジェット式印刷機械用インク乾燥機 |
| JP2009288490A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
| JP2009288491A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 定着装置、及び画像形成装置 |
| JP2012123383A (ja) * | 2010-12-09 | 2012-06-28 | Toshiba Corp | 消色装置及び記録媒体の搬送制御方法 |
| US8899855B2 (en) | 2010-12-09 | 2014-12-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Erasing apparatus and conveyance control method for recording medium |
| US9188920B2 (en) | 2014-03-18 | 2015-11-17 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Fixing device, and image forming apparatus |
| JP2018125342A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | 株式会社Ｓｃｒｅｅｎホールディングス | 熱処理装置および熱処理方法 |
| JP2020086193A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | キヤノン株式会社 | 非接触加熱装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040803 |