JP7056106B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、内部に加熱源を有するヒートロールと、ヒートロールに対して接触あるいは非接触状態となるバックアップロールからなるヒートロール定着機と、ヒートロールに接近及び離脱旋回可能なプレヒータから構成され、印刷時には、バックアップロールがヒートロールと接触してニップ領域を形成し、かつ、プレヒータの先端をヒートロールに接近するように旋回することにより、用紙はプレヒータ通過後にヒートロール面に巻き付けられ、その後、ヒートロールとバックアップロールのニップ領域に入り、トナーの用紙への定着を行う方式の定着装置が提案されている。
特開平10-063125号公報
本発明は、定着装置の上流にプレ加熱装置が離間されて配置されている場合と比較して、グロスの低下を抑制できる定着装置を提供することを目的とする。
第一態様の発明は、トナー像が転写された連続記録媒体が接触され、前記連続記録媒体における前記トナー像が転写された面とは反対側の面から、前記連続記録媒体を加熱しながら搬送する第1加熱部と、
前記第1加熱部における前記連続記録媒体との接触領域の開始位置と終了位置との中央位置よりも、前記連続記録媒体の搬送方向下流側において、前記第1加熱部とニップを形成して前記トナー像を前記連続記録媒体に定着させる第2加熱部と、を備える。
第二態様の発明は、第一態様の発明において、前記第1加熱部は前記第2加熱部よりも高温である。
第三態様の発明は、第一態様又は第二態様の発明において、前記第1加熱部及び前記第2加熱部はそれぞれロールからなり、前記第1加熱部のロール径は前記第2加熱部のロール径より大きい。
第四態様の発明は、第三態様の発明において、前記第2加熱部を外側から加熱する第3加熱部をさらに備える。
第五態様の発明は、第一態様から第四態様いずれか1態様の発明において、前記第1加熱部の表面は金属である。
第六態様の発明は、第五態様の発明において、前記第2加熱部の表面は弾性体である。
第七態様の発明は、第一態様から第六態様いずれか1態様の発明において、前記第1加熱部の温度を計測する第1計測部と、
前記第2加熱部の温度を計測する第2計測部と、をさらに備え、
前記第2計測部は、前記第1計測部よりも前記ニップに近い位置にある。
第八態様の発明は、第七態様の発明において、前記第2計測部は、前記連続記録媒体の搬送方向上流側にある。
第九態様の発明は、第一態様から第八態様いずれか1態様の発明において、前記第1加熱部における前記連続記録媒体の接触範囲を変更する変更部をさらに備える。
第十態様の発明は、連続記録媒体にトナー像を形成する画像形成部と、
本発明の定着装置と、
前記定着装置よりも前記連続記録媒体の搬送方向下流側において、前記連続記録媒体の裏面を最初に冷却する冷却部を備える。
本発明の第一態様の構成によれば、トナー像を定着させる位置の上流にプレ加熱装置が離間されて配置されている場合と比較して、グロスの低下を抑制できる。
本発明の第二態様の構成によれば、第2加熱部が第1加熱部よりも高温である場合と比較して、グロスの低下を抑制できる。
本発明の第三態様の構成によれば、第1加熱部よりも第2加熱部のロール径の方が大きい場合と比較して、同等の加熱距離を確保しつつ、装置の省スペース化を図ることができる。
本発明の第四態様の構成によれば、第2加熱部を外側から加熱しない場合と比較して、生産性を向上できると共に、グロスの低下を抑制できる。
本発明の第五態様の構成によれば、第1加熱部の表面がゴムである場合と比較して、省エネ化を図ることができる。
本発明の第六態様の構成によれば、第2加熱部の表面が金属である場合と比較して、トナー像の定着不良を抑制できる。
本発明の第七態様の構成によれば、第1計測部の方がニップに近い位置にある場合と比較して、トナー像の定着不良を抑制できる。
本発明の第八態様の構成によれば、第2計測部が連続記録媒体の搬送方向下流側にある場合と比較して、トナー像の定着不良を抑制できる。
本発明の第九態様の構成によれば、周辺環境の変化に応じてプレ加熱を適切に行うことができる。
本発明の第十態様の構成によれば、連続記録媒体の表面を最初に冷却する場合と比較して、グロスの低下を抑制できる。
第一実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 第一実施形態に係るトナー画像形成部の構成を示す概略図である。 第一実施形態に係る定着装置の構成を示す概略図である。 第2加熱ロールの温度とグロスとの関係を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づいて説明する。なお、各図に示す矢印Hは鉛直方向であって装置上下方向を示し、矢印Wは、水平方向であって装置幅方向を示す。
<画像形成装置10の全体構成>
まず、画像形成装置10の構成について説明する。図1には、画像形成装置10を正面側から見た構成が示されている。
画像形成装置10は、予め搬送経路に配置された連帳紙Pを予め定められた搬送方向(図1中の矢印B方向)へ搬送し、当該連帳紙Pに画像を形成する装置である。すなわち、画像形成装置10の画像形成対象である連帳紙Pは、予め搬送経路に配置された状態から搬送される連続記録媒体の一例である。この連帳紙Pは、搬送方向に沿って長さを有している。
また、連帳紙Pは、例えば、表面が、画像が形成される画像面とされ、裏面が、画像が形成されない非画像面とされている。連帳紙Pとしては、例えば、普通紙、樹脂フィルム、金属箔(例えばアルミ箔など)、及び、樹脂フィルムと金属箔とが積層された連続記録媒体などが用いられる。樹脂フィルムと金属箔とが積層された連続記録媒体としては、例えば、画像面及び非画像面の一方の面に金属箔を有し、他方の面に樹脂フィルムを有する連続記録媒体がある。
画像形成装置10は、具体的には、図1に示されるように、搬送部50と、画像形成部12と、定着装置60と、冷却装置80と、制御部100と、を有している。
(搬送部50)
搬送部50は、予め搬送経路に配置された連帳紙Pを搬送する機能を有する部分である。具体的には、搬送部50は、図1に示されるように、巻出ロール51と、巻取ロール53と、駆動部55と、巻掛ロール52、54、56と、を有している。
巻出ロール51は、連帳紙Pを巻き出すロールであり、後述の転写部35(二次転写位置NT)へ向けて連帳紙Pを供給する供給部の一例として機能する。この巻出ロール51には、連帳紙Pの後端側部分(搬送方向の上流側部分)が巻き掛けられている。巻取ロール53は、連帳紙Pを巻き取るロールであり、後述の転写部35(二次転写位置NT)から搬送される連帳紙Pを回収する回収部として機能する。この巻取ロール53には、連帳紙Pの先端側部分(搬送方向の下流側部分)が巻き掛けられている。
駆動部55は、巻取ロール53が連帳紙Pを巻き取る方向(図1における反時計周り方向)に巻取ロール53を回転駆動する。そして、駆動部55の回転駆動によって巻取ロール53が連帳紙Pを巻き取ることで、連帳紙Pが引っ張られて、巻出ロール51が連帳紙Pを巻き出す。このように、駆動部55の回転駆動によって、巻取ロール53が連帳紙Pを巻き取ると共に、巻出ロール51が連帳紙Pを巻き出すことで、連帳紙Pが搬送方向に搬送される。
巻掛ロール52、54、56は、巻出ロール51と後述の転写部35(二次転写位置NT)との間の搬送経路上であって、且つ、巻掛ロール52、54、56の順で搬送方向に沿って配置されている。したがって、巻掛ロール52は、巻掛ロール52、54、56のうち、巻出ロール51に最も近い位置に配置されている。また、巻掛ロール54は、巻掛ロール52、56の上側に配置されている。巻掛ロール52、56は、外周面が連帳紙Pの画像面に接触するように、連帳紙Pが巻き掛けられている。巻掛ロール54は、外周面が連帳紙Pの非画像面(図3中のトナー像形成面2Aと反対側の面2B)に接触するように、連帳紙Pが巻き掛けられている。例えば、巻掛ロール54は、巻掛ロール52、56に対して相対的に位置が変化する構成とされており、連帳紙Pの搬送経路を補正するようになっている。
(画像形成部12)
画像形成部12は、電子写真方式により連帳紙Pに画像を形成する機能を有する部分である。具体的には、画像形成部12は、トナー像を形成するトナー像形成部20と、トナー像形成部20で形成されたトナー像を連帳紙Pに転写する転写装置30と、を有している。
トナー像形成部20は、色ごとにトナー像を形成するように複数備えられている。この実施形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の計4色のトナー像形成部20が設けられている。図1に示す(Y)、(M)、(C)、(K)は、上記各色に対応する構成部分を示している。なお、画像形成装置10では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)を区別する必要がある場合は、各部材の符号の後にY、M、C、Kを付し、各色を区別する必要がない場合は、Y、M、C、Kを省略する場合がある。
〔トナー像形成部20〕
各色のトナー像形成部20は、用いるトナーを除き基本的に同様に構成されている。具体的には、各色のトナー像形成部20は、図2に示されるように、図2における時計周り方向に回転する感光体ドラム21(感光体)と、感光体ドラム21を帯電させる帯電器22と、帯電器22によって帯電された感光体ドラム21を露光して感光体ドラム21に静電潜像を形成する露光装置23と、を有している。さらに、各色のトナー像形成部20は、露光装置23によって感光体ドラム21に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置24と、後述の転写ベルト31へのトナー像の転写後に感光体ドラム21の表面に残留したトナーを除去する除去体としてのブレード25と、を有している。
帯電器22は、例えば、感光体ドラム21の表面(感光層)を負極性に帯電させる。負極性に帯電した感光体ドラム21の表面は、露光装置23によって露光光Lが照射された部分が正極性を呈し、感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。そして、現像装置24内で負極性に摩擦帯電されたトナーが、正極性を呈する静電潜像に付着して静電潜像が現像される。このように、感光体ドラム21の表面(外周面)にトナー像が形成される。ブレード25は、感光体ドラム21の表面に接触して、感光体ドラム21の表面に残留したトナーを掻き取る。
〔転写装置30〕
転写装置30は、各色の感光体ドラム21のトナー像を、中間転写体としての転写ベルト31に重畳して一次転写し、重畳されたトナー像を二次転写位置NT(ニップ部)で連帳紙Pに二次転写する。具体的には、転写装置30は、図1に示されるように、転写ベルト31と、一次転写ロール33と、二次転写ロール34と、を備えている。
[転写ベルト31]
転写ベルト31は、図1に示されるように、無端状を成し、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。本実施形態では、転写ベルト31は、正面視で装置幅方向に長い逆鈍角三角形状の姿勢とされている。複数のロール32のうち、図1に示すロール32Dは、図示しないモータの動力により転写ベルト31を矢印A方向に回転させる駆動ロールとして機能する。転写ベルト31は、矢印A方向に回転することで、一次転写された画像を二次転写位置NTへ搬送する。
また、複数のロール32のうち、図1に示すロール32Tは、転写ベルト31に張力を付与する張力付与ロールとして機能する。複数のロール32のうち、図1に示すロール32Bは、二次転写ロール34の対向ロール32Bとして機能する。対向ロール32Bには、前述の通り逆鈍角三角形状の姿勢とされた転写ベルト31の鈍角を成す下端側の頂部が巻き掛けられている。この転写ベルト31は、前述した姿勢で装置幅方向に延びる上辺部において、各色の感光体ドラム21に下方から接触している。
[一次転写ロール33]
一次転写ロール33は、各感光体ドラム21のトナー像を転写ベルト31に転写させるロールであり、図1に示されるように、転写ベルト31の内側に配置されている。各一次転写ロール33は、転写ベルト31を挟んで対応する色の感光体ドラム21に対して対向配置されている。また、一次転写ロール33と感光体ドラム21との間には、給電部37(図2参照)によって、一次転写電圧が印加される。これにより、感光体ドラム21に形成されたトナー像が、感光体ドラム21と一次転写ロール33との間の一次転写位置T(図2参照)で転写ベルト31に転写される。
[二次転写ロール34]
二次転写ロール34は、転写ベルト31に重畳されたトナー像を連帳紙Pに転写するロールである。二次転写ロール34は、図1に示されるように、対向ロール32Bとの間に転写ベルト31を挟むように配置されており、二次転写ロール34と転写ベルト31とは予め定められた荷重にて接触している。このように接触している二次転写ロール34と転写ベルト31の間が二次転写位置NT(ニップ部)とされる。この二次転写位置NTには、巻出ロール51から連帳紙Pが供給されるようになっている。二次転写ロール34は、図1における時計周り方向へ回転駆動される。
また、二次転写ロール34と対向ロール32Bとの間には、印加部39によって、二次転写電圧が印加される。これにより、転写ベルト31に転写されたトナー像と、二次転写位置NTに搬送された連帳紙Pとの間に電位差が生じる。すなわち、二次転写位置NTにおいて、連帳紙Pとトナー像との間に連帳紙Pの厚み方向に沿って電圧が印加される。これにより、転写ベルト31のトナー像に対して静電力が作用し、二次転写位置NTを通過する連帳紙Pに、転写ベルト31からトナー像が転写される。このように、本実施形態では、二次転写ロール34及び対向ロール32Bによって、連帳紙Pとトナー像との間に連帳紙Pの厚み方向に沿って電圧を印加してトナー像を連帳紙Pへ転写する転写部35が構成されている。
(定着装置60の概要)
定着装置60は、図1に示されるように、連帳紙Pの搬送方向における二次転写位置NTの下流側に配置されている。なお、二次転写位置NTと定着装置60との間には、連帳紙Pを定められた搬送経路に支持する支持ロール58、59が配置されている。支持ロール58、59は、連帳紙Pの移動に従動して回転するようになっている。支持ロール59は、図示しない移動機構により連帳紙Pと交差する方向(矢印H方向)に移動することで、連帳紙Pに張力を付与するようになっている。
定着装置60は、図3に示されるように、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bに接触する第1加熱ロール62と、連帳紙Pが第1加熱ロール62と接触する領域の下流側で連帳紙Pのトナー像形成面2Aと接触する第2加熱ロール64と、を備えている。ここで、第1加熱ロール62は第1加熱部の一例であり、第2加熱ロール64は第2加熱部の一例である。なお、定着装置60については、後に詳述する。定着装置60では、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bから第1加熱ロール62を接触させることで、連帳紙P及びトナー像G(図3参照)を加熱する。さらに、定着装置60では、第1加熱ロール62における搬送方向下流側で、連帳紙Pのトナー像形成面2Aに第2加熱ロール64を接触させることで、連帳紙P及びトナー像Gを加熱する。これにより、連帳紙Pに形成されたトナー像Gを、加熱及び加圧して連帳紙Pに定着させる。なお、図3では、連帳紙Pに形成されたトナー像Gの一部のみを図示している。
(冷却装置80の概要)
冷却装置80は、図3に示されるように、連帳紙Pの搬送方向における第2加熱ロール64の下流側で連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bに接触する第1冷却ロール82を備えている。また、冷却装置80は、連帳紙Pの搬送方向における第1冷却ロール82の下流側で連帳紙Pのトナー像形成面2Aと接触する第2冷却ロール84を備えている。ここで、冷却装置80は冷却部の一例である。なお、冷却装置80については、後に詳述する。冷却装置80では、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bから第1冷却ロール82を接触させることで、トナー像形成面2Aと反対側から連帳紙P及びトナー像Gを冷却する。さらに、第1冷却ロール82の搬送方向下流側で、連帳紙Pのトナー像形成面2Aに第2冷却ロール84を接触させることで、トナー像形成面2Aの側から連帳紙P及びトナー像Gを冷却する。
(制御部100)
制御部100は、画像形成装置10の各部の動作を制御する機能を有する部分である。制御部100には、印加部39及び駆動部55を含む画像形成装置10の各部が接続されている。
<画像形成動作>
次に、画像形成装置10による連帳紙Pへの画像形成工程の概要を説明する。
本実施形態では、まず、例えば、画像形成装置10の使用者の手作業により、連帳紙Pが画像形成装置10の搬送経路に予め配置される。連帳紙Pは、例えば、巻出ロール51より巻き出されて、巻出ロール51から搬送経路に沿って巻取ロール53まで配置される。
図1に示す画像形成装置10では、画像形成指令を受けた制御部100は、各トナー像形成部20などを作動させる。図2に示されるように、各色の感光体ドラム21は、回転されながら帯電器22によって帯電される。また、制御部100は、画像信号処理部で画像処理が施された画像データを、各露光装置23に送る。各露光装置23は、画像データに応じて各露光光Lを出射して、帯電した各感光体ドラム21に露光する。これにより、各感光体ドラム21の外周面に静電潜像が形成される。各感光体ドラム21に形成された静電潜像は、現像装置24によって現像され、各色の感光体ドラム21には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像が形成される。
各色の感光体ドラム21に形成された各色のトナー像は、各一次転写位置Tにおいて各色の一次転写ロール33によって、周回する転写ベルト31に順次一次転写される。これにより、転写ベルト31には、4色分のトナー像が重畳されたトナー像が形成される。この重畳されたトナー像は、転写ベルト31の周回によって二次転写位置NTに搬送される。二次転写位置NTにおいて、転写ベルト31から重畳されたトナー像G(図3参照)が連帳紙Pに転写される。
トナー像Gが二次転写された連帳紙Pは、定着装置60に向けて搬送される。定着装置60では、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bから第1加熱ロール62により加熱される。さらに、第1加熱ロール62の搬送方向下流側で、連帳紙Pのトナー像形成面2Aに第2加熱ロール64が接触されることで、トナー像Gが加熱及び加圧されて連帳紙Pに定着される。
さらに、定着装置60の下流側で連帳紙Pは、冷却装置80に向けて搬送される。冷却装置80では、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bから第1冷却ロール82により冷却される。さらに、第1冷却ロール82の搬送方向下流側で、連帳紙Pのトナー像形成面2Aに第2冷却ロール84が接触されることで、トナー像Gが冷却される。そして、冷却装置80の搬送方向下流側で、連帳紙Pは巻取ロール53に巻き取られる。
<要部構成>
次に、本実施形態の要部構成について説明する。
(定着装置60)
図3に示されるように、定着装置60は、前述のように第1加熱ロール62と、第2加熱ロール64と、を備えている。第1加熱ロール62には、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bが定められた範囲で巻き付けられている(巻き掛けられている)。本実施形態では、第1加熱ロール62には、例えば、連帳紙Pが第1加熱ロール62の外周面の1/4以上1/2以下の範囲に巻き付けられている。例えば、第1加熱ロール62への連帳紙Pの巻き付け角度は、90°以上180°以下が好ましく、110°以上170°以下がより好ましく、120°以上160°以下がさらに好ましい。
第1加熱ロール62は、一例として、表面が金属により形成された円筒状のロール62Aと、ロール62Aの内部に配置された加熱源62Bと、を備えている。加熱源62Bは、例えば、単一又は複数のハロゲンランプで構成されている。第1加熱ロール62の外周面と対向する位置(連帳紙Pが通過しない対向部)には、第1加熱ロール62の温度を計測する第1温度センサ66が配置されている。ここで、第1温度センサ66は第1計測部の一例である。制御部100は、第1温度センサ66で検出された温度に基づき、第1加熱ロール62を定められた温度に制御している。例えば、第1温度センサ66で検出される第1加熱ロール62の温度は、トナーの溶融温度以上となる70℃以上200℃以下に制御されている。なお、第1加熱ロール62の温度は、使用するトナーに応じて設定すればよい。第1加熱ロール62は、連帳紙Pの移動に従動して回転する構成とされている。
第2加熱ロール64は、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bに第1加熱ロール62が接触する領域の開始位置110sと終了位置110eとの中央位置110mよりも、連帳紙Pの搬送方向下流側において、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと接触する。これにより、第2加熱ロール64は、第1加熱ロール62とニップNPを形成している。すなわち、第1加熱ロール62が連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bに接触する領域は、連帳紙Pの搬送方向におけるニップNPに対する上流側の範囲が、下流側の範囲よりも広い。ニップNPの位置は、連帳紙Pが第1加熱ロール62に巻き付けられる範囲において、上記開始位置110sから2/3となる位置よりも下流側であることが好ましい。また、上記開始位置110sから3/4となる位置よりも下流側であることがより好ましい。とくに、ニップNPの位置は、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bに第1加熱ロール62が接触する領域の最下流側の位置、すなわち連帳紙Pが第1加熱ロール62に巻き付けられる範囲の終了位置110eであることが好ましい。
第2加熱ロール64は、一例として、表面側が弾性を有する材料で形成された円筒状のロール64Aと、ロール64Aの内部に配置された加熱源64Bと、を備えている。ロール64Aは、例えば、表面がシリコーンゴム等の弾性体で形成されたソフトロールとされている。なお、「弾性体」とは、第1加熱ロール62と接触した際に、第1加熱ロール62よりも大きく変形して、ニップNPにおける第2加熱ロール64と連帳紙Pとの接触領域を大きくすることが可能な材料である。加熱源64Bは、例えば、単一又は複数のハロゲンランプで構成されている。第2加熱ロール64の外周面と対向する位置には、第2加熱ロール64の温度を計測する第2温度センサ68が配置されている。ここで第2温度センサ68は第2計測部の一例である。制御部100は、連帳紙Pの種類に応じて異なるものとはなるが、第2温度センサ68で検出された温度に基づき、第2加熱ロール64を、第1加熱ロール62の温度よりも高い定められた温度に制御している。したがって、第2加熱ロール64は第1加熱ロール62よりも高温である。第2加熱ロール64は、連帳紙Pの移動に従動して回転する構成とされている。
なお、本実施形態においては、第1加熱ロール62のロール径は、第2加熱ロール64のロール径よりも大きい。
また、上記第1加熱ロール62の表面は金属により形成され、第2加熱ロール64はソフトロールにより構成されている。このため、第1加熱ロール62の硬度は第2加熱ロール64の硬度よりも大きい。また、第1加熱ロール62の熱伝導率は第2加熱ロール64の熱伝導率よりも大きい。また、第1加熱ロール62の熱容量は第2加熱ロール64の熱容量よりも大きい。
第2温度センサ68は第1温度センサ66よりも、第1加熱ロール62と第2加熱ロール64とにより形成されるニップNPに近い位置にある。とくに、第2温度センサ68は、ニップNPに進入する連帳紙Pの搬送方向上流側の位置にある。ここで、「搬送方向上流側の位置」とは、第2加熱ロール64の回転軸の周囲における、ニップNPと第2温度センサ68の位置とがなす角度が0°よりも大きく180°よりも小さいことをいう。ニップNPと第2温度センサ68の位置とがなす角度は120°以下が好ましく、90°以下がより好ましく、30°以下がさらに好ましい。
また、第2加熱ロール64の第1加熱ロール62と反対側の位置には、第2加熱ロール64に接触する外部加熱ロール70が配置されている。外部加熱ロール70は、第3加熱部の一例である。外部加熱ロール70は、一例として、金属により形成された円筒状のロール70Aと、ロール70Aの内部に配置されたハロゲンランプ等の加熱源70Bと、を備えている。外部加熱ロール70の外周面と対向する位置には、第3温度センサ72が配置されている。制御部100は、第3温度センサ72で検出された温度に基づき、外部加熱ロール70を定められた温度に制御している。外部加熱ロール70は、第2加熱ロール64の回転に従動して回転する構成とされている。
また、第2加熱ロール64の外周面と接触する位置には、第2加熱ロール64の表面の付着物を除去するクリーニングロール74が設けられている。クリーニングロール74の第2加熱ロール64と反対側には、クリーニングウェブ76を介してロール78が接触している。図示を省略するが、クリーニングウェブ76は、クリーニングロール74の周方向に沿って新しい面が供給されるように移動する構成とされている。
定着装置60の出口、すなわち、連帳紙Pを介して接触する第1加熱ロール62と第2加熱ロール64とのニップNPの出口には、剥離部材が設けられていない。言い換えると、定着装置60の出口には、連帳紙Pに接触する爪やバッフルなどの剥離部材は設けられていない。
上述したように、支持ロール59は図示しない移動機構により矢印H方向に移動することで、連帳紙Pに張力を付与するようになっている。また、支持ロール59の矢印H方向への移動により、上記開始位置110sの位置が変更されて、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bに第1加熱ロール62が接触する範囲が変更される。具体的には、支持ロール59を下方に移動することにより、開始位置110sが連帳紙Pの搬送方向上流側へ移動するため、連帳紙Pが第1加熱ロール62に接触する範囲が大きくなる。一方、支持ロール59を上方に移動することにより、開始位置110sが連帳紙Pの搬送方向下流側へ移動するため、連帳紙Pが第1加熱ロール62に接触する範囲が小さくなる。なお、上記開始位置110sが変更されても上記終了位置110eは変更されないが、上記中央位置mは変更される。このため、第2加熱ロール64は、開始位置110sが連帳紙Pの搬送方向の最も下流側に位置した状態で、開始位置110sと終了位置110eとの中央位置110mよりも、連帳紙Pの搬送方向下流側において、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと接触するように配置することが好ましい。ここで、支持ロール59は変更部の一例である。
(冷却装置80)
図3に示されるように、冷却装置80は、前述のように第1冷却ロール82と、第2冷却ロール84と、を備えている。第1冷却ロール82は、連帳紙Pの搬送方向(矢印B方向)における定着装置60の下流側で連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bに接触して、反対側の面2Bを最初に冷却する構成とされている。ここで、「最初に冷却する」とは、定着装置60の下流側で、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bに第1冷却ロール82が最も早く接触して連帳紙P及びトナー像Gから熱を奪うこと、すなわち、連帳紙P及びトナー像Gを積極的に冷却することをいう。第1冷却ロール82には、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bが定められた範囲で巻き付けられている(巻き掛けられている)。図示を省略するが、第1冷却ロール82は、軸方向両側に延在される軸部を備えており、連帳紙Pの移動に従動して回転する構成とされている。
図3に示されるように、第2冷却ロール84は、連帳紙Pの搬送方向(矢印B方向)における第1冷却ロール82の下流側で連帳紙Pのトナー像形成面2Aに接触して冷却する構成とされている。第2冷却ロール84には、連帳紙Pのトナー像形成面2Aが定められた範囲で巻き付けられている(巻き掛けられている)。図示を省略するが、第2冷却ロール84は、軸方向両側に延在される軸部を備えており、連帳紙Pの移動に従動して回転する構成とされている。
図示を省略するが、第2冷却ロール84は、一例として、金属等により形成された円筒状のロールを備えており、ロールの内部にダクトが設けられている。第2冷却ロール84の軸方向の端部には、導入部を介してファンが設けられている。第2冷却ロール84は、ファンの回転によりダクトの内部に風を流すことで、第2冷却ロール84に接触する連帳紙Pのトナー像形成面2Aを冷却するようになっている。
第1冷却ロール82の連帳紙Pと接触しない領域と対向する位置には、図示しない冷却装置80の筐体に複数(本実施形態では2つ)のファン94が設けられている。また、第2冷却ロール84の連帳紙Pと接触しない領域と対向する位置には、図示しない冷却装置80の筐体にファン94が設けられている。そして、複数のファン94の回転により、第1冷却ロール82及び第2冷却ロール84を冷却するようになっている。
また、連帳紙Pの搬送方向における第2冷却ロール84の下流側には、連帳紙Pを交差する方向に方向転換させるための複数(本実施形態では3つ)の支持ロール102が配置されている。支持ロール102は、連帳紙Pの移動に従動して回転する構成とされている。本実施形態では、第2冷却ロール84の下流側の3つの支持ロール102により、連帳紙Pの搬送経路が冷却装置80の下部及び定着装置60の一方の側部を囲むように配置される構成とされている。
<作用及び効果>
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
連帳紙Pをプレ加熱することなく、トナー像を定着させる第1比較例では、未定着トナー層に内包された空気が逃げ切らずに画像後端でブリスタと呼ばれる爆裂像が発生してしまう。ブリスタは、重ねるトナー層が多いほど顕著となる。一方、定着前にプレ加熱を行う第2比較例では、ブリスタの発生を抑制できる。しかしながら、プレ加熱装置と定着装置とが離間していると、プレ加熱をしてから定着までの間に連続紙が冷えてしまい、その結果、定着温度を上げてもグロスが低下する。
本実施形態の画像形成装置10では、二次転写位置NTでトナー像Gが転写された連帳紙Pは、支持ロール58、59に支持された状態で定着装置60に搬送される。定着装置60では、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bから第1加熱ロール62を接触させることで、第1加熱ロール62により連帳紙P及びトナー像が加熱される。これにより、連帳紙Pの未定着のトナー像G内の空気がトナー像Gの表面側から抜けやすくなる。さらに、連帳紙Pと第1加熱ロール62とが接触する範囲の開始位置110sと終了位置110eとの中央位置110mよりも、連帳紙Pの搬送方向下流側において、連帳紙Pのトナー像形成面2Aに第2加熱ロール64を接触させることで、第1加熱ロール62による加熱を維持しつつ、第2加熱ロール64により連帳紙P及びトナー像G(図3参照)が加熱される。これにより、トナー像G内の空気が抜けた状態で、トナー像Gが加熱及び加圧により連帳紙Pに定着される。
このように、上記定着装置60では、第1加熱ロール62による加熱を維持しつつ、第2加熱ロール64によりトナー像の定着が行われる。このため、第1加熱ロール62によるプレ加熱からトナー像の定着までの間に、連帳紙Pが冷却されることがない。したがって、定着装置60の上流にプレ加熱装置が離間されて配置されている場合と比較して、グロスの低下を抑制できる。
ここで、図4は、第1加熱ロール62の温度が70℃である場合における、第2加熱ロール64の温度とグロスとの関係に関する本出願人の実験結果を示す図である。なお、図4において、横軸は第2加熱ロール64の温度を、縦軸は入射角60°の場合におけるグロスの測定値を示す。図4において、グロスの目標値は30から60の間である。図4に示すように、本実施形態においては、測定したグロスは、いずれも目標値となる。なお、図4に示す実験結果においては、ベタ画像を100%としたときに、Y、M及びCをそれぞれ80%ずつ積層した画像を使用している。上記定着装置60においては、第2加熱ロール64の温度は第1加熱ロール62よりも高温である。このため、図4に示すように、グロスの低下を抑制できる。
また、上記定着装置60では、第1加熱ロール62のロール径は第2加熱ロール64のロール径より大きい。このため、第1加熱ロール62及び第2加熱ロール64のロール径の方が同じ場合と比較して、定着までの第1加熱ロール62による連続記録媒体の加熱距離を確保することができる。したがって、第1加熱ロール62よりも第2加熱ロール64のロール径の方が大きい場合と比較して、同等の加熱距離を確保しつつ、定着装置60の省スペース化を図ることができる。
また、上記定着装置60では、第1加熱ロール62のロール径が大きいと、第1加熱ロール62の熱容量が大きくなるため、第2加熱ロール64の熱が第1加熱ロール62に多く伝達されて、第2加熱ロール64の温度が下がる。このため、第2加熱ロール64を外側から加熱する外部加熱ロール70をさらに有するものとすることにより、第2加熱ロール64の温度が維持される。したがって、第2加熱ロール64を外側から加熱しない場合と比較して、短時間で定着準備が完了するため、生産性を向上できると共に、グロスの低下を抑制できる。
また、上記定着装置60では、第2加熱ロール64の温度を検出する第2温度センサ68は、第1加熱ロール62の温度を検出する第1温度センサ66よりも、ニップNPに近い位置にある。このため、第1温度センサ66の方がニップNPに近い位置にある場合と比較して、ニップNPの位置における温度管理の精度を向上できる。したがって、第1温度センサ66の方がニップNPに近い位置にある場合と比較して、トナー像の定着不良を抑制できる。
また、上記定着装置60では、第2温度センサ68は、連帳紙Pの搬送方向上流側にある。これにより、第2温度センサ68により、連帳紙Pのニップ進入位置の温度が計測される。したがって、第2温度センサ68が連続記録媒体の搬送方向下流側にある場合と比較して、トナー像の定着不良を抑制できる。
また、上記定着装置60では、支持ロール59の矢印H方向への移動により、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bに第1加熱ロール62が接触する範囲が変更される。これにより、連帳紙Pの第1加熱ロール62への接触範囲が変更されるため、第1加熱ロール62による連帳紙Pの加熱の程度を制御できる。したがって、周辺環境の変化に応じて、第1加熱ロール62による連帳紙Pのプレ加熱を適切に行うことができる。
また、上記画像形成装置10では、定着装置60による定着後に、連帳紙Pは冷却装置80に搬送される。冷却装置80には、連帳紙Pの搬送方向(矢印B方向)における定着装置60の下流側で、連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bを最初に冷却する第1冷却ロール82が設けられている。すなわち、トナー像の定着後、早い段階で連帳紙Pのトナー像形成面2Aと反対の面2Bを第1冷却ロール82により冷却することで、トナー像形成面2Aを最初に冷却する場合と比較して、グロスの低下を抑制できる。
<補足説明>
上記の定着装置60では、第2加熱ロール64は第1加熱ロール62よりも高温であるが、本発明は、この構成に限定するものではない。例えば、連帳紙Pの材質等に応じて、第2加熱ロール64の温度は、第1加熱ロール62の温度と同一であってもよい。また、第1加熱ロール62は第2加熱ロールよりも高温であってもよい。
上記の定着装置60では、第1加熱ロール62の外径が第2加熱ロール64の外径より大きいが、本発明は、この構成に限定するものではない。例えば、第1加熱ロール62の外径が第2加熱ロール64の外径以下であってもよい。
上記の定着装置60では、第2加熱ロール64を外側から加熱する外部加熱ロール70が配置されているが、本発明は、この構成に限定するものではない。例えば、外部加熱ロール70を配置しない構成としてもよい。この場合、第2加熱ロール64の加熱源64Bを構成するハロゲンランプの出力を大きくしたり、ハロゲンランプの数を多くしたりして、第2加熱ロール64による加熱力をより大きくしてもよい。
上記の定着装置60では、第1加熱ロール62の表面を金属により形成しているが、本発明は、この構成に限定されるものではない。例えば、第1加熱ロール62の表面を金属以外の材料により形成してもよい。
上記の定着装置60では、第2加熱ロール64の表面を弾性体により形成しているが、本発明は、この構成に限定されるものではない。例えば、第2加熱ロール64の表面を弾性体以外の金属等の材料により形成してもよい。
上記の定着装置60では、第1加熱ロール62と第2加熱ロール64とを備えているが、本発明は、この構成に限定するものではない。例えば、定着装置60は、ロール以外の部材(例えば、ベルトと加熱部材又は加熱部材のみ)を備えた第1加熱部と、ロール以外の部材(例えば、ベルトと加熱部材又は加熱部材のみ)を備えた第2加熱部と、を有する構成でもよい。なお、第1加熱部及び第2加熱部が加熱部材のみを備える場合、連帳紙Pは加熱部材上を滑りつつ搬送されて加熱される。この場合においても、第2加熱部は、第1加熱部における連帳紙との接触領域の開始位置と終了位置との中央位置よりも、連帳紙の搬送方向下流側において、第1加熱部とニップを形成してトナー像を連帳紙に定着させる。
上記の画像形成装置10では、冷却装置80は、第1冷却ロール82と第2冷却ロール84とを備えているが、本発明は、この構成に限定するものではない。例えば、第1冷却ロール82及び第2冷却ロール84の構成は変更可能である。また、画像形成装置は、ロール以外の部材(例えば、ベルトと冷却部材)を備えた第1冷却部と、ロール以外の部材(例えば、ベルトと冷却部材)を備えた第2冷却部と、を備える構成でもよい。また、上記の画像形成装置10では、冷却装置80を備えない構成を採用することも可能である。
また、上記の画像形成装置10では、定着装置60及び冷却装置80を構成する各部材についても変更が可能である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の4色のトナー像を形成する画像形成装置について説明している。しかしながら、4色未満又は5色以上のトナー像を形成する画像形成装置に対しても、本発明を適用できる。
2A トナー像形成面
2B トナー像形成面と反対の面
10 画像形成装置(画像形成部の一例)
12 画像形成部
59 支持ローラ(変更部の一例)
60 定着装置
62 第1加熱ロール(第1加熱部の一例)
64 第2加熱ロール(第2加熱部の一例)
66 第1温度センサ(第1計測部の一例)
68 第2温度センサ(第2計測部の一例)
80 冷却装置(冷却部の一例)
82 第1冷却ロール
84 第2冷却ロール
G トナー像
P 連帳紙(連続記録媒体の一例)
110s 開始位置
110e 終了位置
110m 中央位置

Claims (10)

  1. トナー像が転写された連続記録媒体が接触され、前記連続記録媒体における前記トナー像が転写された面とは反対側の面から、前記連続記録媒体を加熱しながら搬送する第1加熱部と、
    前記第1加熱部における前記連続記録媒体との接触領域の開始位置と終了位置との中央位置よりも、前記連続記録媒体の搬送方向下流側において、前記第1加熱部とニップを形成して前記トナー像を前記連続記録媒体に定着させる第2加熱部と、を備え
    前記第1加熱部の表面は金属である定着装置。
  2. 前記第2加熱部の表面は弾性体である請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第1加熱部の温度を計測する第1計測部と、
    前記第2加熱部の温度を計測する第2計測部と、をさらに備え、
    前記第2計測部は、前記第1計測部よりも前記ニップに近い位置にある請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. トナー像が転写された連続記録媒体が接触され、前記連続記録媒体における前記トナー像が転写された面とは反対側の面から、前記連続記録媒体を加熱しながら搬送する第1加熱部と、
    前記第1加熱部における前記連続記録媒体との接触領域の開始位置と終了位置との中央位置よりも、前記連続記録媒体の搬送方向下流側において、前記第1加熱部とニップを形成して前記トナー像を前記連続記録媒体に定着させる第2加熱部と、を備え、
    前記第1加熱部の温度を計測する第1計測部と、
    前記第2加熱部の温度を計測する第2計測部と、をさらに備え、
    前記第2計測部は、前記第1計測部よりも前記ニップに近い位置にある定着装置。
  5. 前記第2計測部は、前記連続記録媒体の搬送方向上流側にある請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記第1加熱部における前記連続記録媒体の接触範囲を変更する変更部をさらに備えた請求項1から5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記第1加熱部は前記第2加熱部よりも高温である、請求項1から6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記第1加熱部及び前記第2加熱部はそれぞれロールからなり、前記第1加熱部のロール径は前記第2加熱部のロール径より大きい請求項1から7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記第2加熱部を外側から加熱する第3加熱部をさらに備える請求項8に記載の定着装置。
  10. 連続記録媒体にトナー像を形成する画像形成部と、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の定着装置と、
    前記定着装置よりも前記連続記録媒体の搬送方向下流側において、前記連続記録媒体の裏面を最初に冷却する冷却部を備える画像形成装置。
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