JP2015175263A - エンジン自動停止始動装置およびエンジン自動停止始動方法 - Google Patents

エンジン自動停止始動装置およびエンジン自動停止始動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
運転者がシフトレバーをDレンジからPレンジへ設定する場合のエンジン停止継続と、Rレンジへ設定する場合のエンジン再始動開始の早期化とを両立させる。
【解決手段】
シフトレバー10の操作状態を検出するシフトレバーセンサ20と、所定の停止条件の成立によりエンジン30を停止し、所定の再始動条件の成立によりエンジン30を再始動する処理装置40と、を備える。
処理装置40は、シフトレバーセンサ20によって検出されたシフトレバー10のシフト位置を移動する間の時間、またはシフトレバー10の遷移速度に基づいて、再始動条件を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に使用するエンジン自動停止始動装置およびエンジン自動停止始動方法に関し、特に、アイドルストップ機能を備えるエンジン自動停止始動装置およびエンジン自動停止始動方法に関する。
車両が走行中から停止した場合、所定の停止条件で車両のエンジンを停止させ、その後、所定の再始動条件でエンジンを始動する、いわゆるアイドルストップ機能を備える車両がある。
アイドルストップによるエンジン停止後、車両をしばらく停車させたい場合、運転者はシフトレバーをDレンジからPレンジに入れる操作をする。DレンジからPレンジに移行する場合、途中にあるRレンジを通過する仕様の車両が多い。Rレンジは、運転者が車両を後方に移動させたい場合の操作位置であるので、車両の制御装置は、Rレンジではエンジンを再始動させる処理をする。一方、Pレンジに移行する場合、Rレンジでは簡単にエンジンが再始動しないようにすることが望ましい。
従来、車両の制御装置として、DレンジからRレンジを通過してPレンジに移行する際は、Rレンジを通過時にタイマーを設けてエンジンが再始動しないようにする技術が知られている(特許文献1参照)。この技術では、タイマーを計測することによりRレンジで所定時間以上経過するとエンジンが再始動する。
特許第3845910号公報
しかし、エンジンを始動させるタイマーの時間を短く設定すれば、アイドルストップ状態からPレンジまで操作する場合に、Rレンジでエンジンを始動させやすくなる。一方、エンジンを始動させるタイマーの時間を長く設定すれば、Rレンジでシフトレバーを止めたい場合に、エンジンの始動が遅れる。このように両者のバランスをとるタイマー時間の設定が難しい。
上記背景より、運転者がシフトレバーをDレンジからPレンジへ設定する場合のエンジン停止継続と、Rレンジへ設定する場合のエンジン始動開始の早期化とが両立する、車両の制御装置が望まれている。
本発明のエンジン自動停止始動装置は、シフトレバーの操作状態を検出するシフト情報検出センサと、所定の停止条件の成立によりエンジンを停止し、所定の再始動条件の成立によりエンジンを再始動する処理装置と、を備える。
処理装置は、シフト情報検出センサによって検出されたシフトレバーのシフト位置を移動する間の時間、及び、シフトレバーの遷移速度の、少なくともいずれか一方に基づいて再始動条件を変更する。
本発明の一の態様によると、再始動条件は、シフトレバーがDレンジから、Nレンジ、Rレンジを経てPレンジまで操作されるまでの間で成立する条件である。
処理装置は、シフト情報検出センサにより検出されたシフト情報に基づいて、シフトレバーの操作が遅いと判定された場合は、シフトレバーの操作が速いと判定された場合に比べてDレンジからPレンジに至るまでの早いタイミングでエンジンを再始動するように再始動条件を変更する。
本発明の他の態様によると、処理装置は、シフトレバーの操作が速いと判定された場合は、シフトレバーの操作が遅いと判定された場合に比べて、Rレンジになってからエンジンを再始動するまでの時間を長くする、及び、Nレンジがオフになってからエンジンを再始動するまでの時間を長くする、の少なくともいずれか一方をするように再始動条件を変更する。
本発明の他の態様によると、処理装置は、シフトレバーの操作が遅いと判定された場合は、シフトレバーの操作が速いと判定された場合に比べて、Rレンジになってからエンジンを再始動するまでの時間を短くする、及び、Nレンジがオフになってからエンジンを再始動するまでの時間を短くする、の少なくともいずれか一方をするように再始動条件を変更する。
本発明の他の態様によると、シフトレバーの操作の判定は、DレンジからNレンジに至るまでの時間、及び、NレンジからRレンジに至るまでの時間の、少なくともいずれか一方によって判定する。
本発明の他の態様によると、遷移速度は、シフトレバーの遷移速度を検知できるセンサにより判定される。
本発明の他の態様によると、処理装置は、Nレンジであることが所定時間以上継続した場合、DレンジからNレンジに至るまでのシフトレバーの操作の判定を初期化する。
本発明のエンジン自動停止始動方法によると、所定の停止条件の成立によりエンジンを停止する停止ステップと、所定の再始動条件の成立によりエンジンを再始動する再始動ステップと、を備える。
再始動ステップは、シフトレバーの操作状態を検出するシフト情報検出センサによって検出されたシフトレバーのシフト位置を移動する間の時間、及び、シフトレバーの遷移速度の、少なくともいずれか一方に基づいて再始動条件を変更するステップを含む。
本発明のエンジン自動停止始動装置およびエンジン自動停止始動方法によれば、アイドルストップ状態から運転者がシフトレバーをDレンジからPレンジへ設定する場合のエンジン停止継続と、Rレンジへ設定する場合のエンジン再始動開始の早期化とを、両立させ、共に実現することができる。
本発明の実施形態に係るエンジン自動停止始動装置に関係する車両部分の概略構成を示すブロック図である。 シフトレバーとその周辺の概略図である。 DレンジからRレンジまでのシフトレバー操作が遅い場合の、各シフトレバースイッチ状態を示すタイミングチャートである。 DレンジからRレンジまでのシフトレバー操作が速い場合の、各シフトレバースイッチ状態を示すタイミングチャートである。 比較例の動作を示すタイミングチャートである。 処理装置が行うNレンジからRレンジまでの処理手順例を示すフローチャートである。 処理装置が行うDレンジからNレンジまでの処理手順例を示すフローチャートである。 処理装置が行うNレンジ継続時間判定の処理手順例を示すフローチャートである。 処理装置が行うエンジン再始動処理の第1実施例を示すフローチャートである。 処理装置が行うエンジン再始動処理の第2実施例を示すフローチャートである。 リニアセンサとシフト位置検出との対応関係例を示す図である。 リニアセンサを用いた場合の、処理装置付近の概略構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るエンジン自動停止始動装置に関係する車両部分の概略構成を示すブロック図である。
車両は、シフトレバー10と、シフトレバーセンサ20と、エンジン30と、処理装置40と、記憶装置50と、を備える。
シフトレバー10は、エンジン30を動力とする車両のトランスミッションの組み合わせを選択するレバーである。
シフトレバー10は、セレクトレバー(select lever)、セレクター(selector)、ギアスティック(Gear stick)、スティックシフター/シフター(Stick shifter / Shifter)と呼ばれることもある。またシフトレバー10は、ギアレバー(Gear lever)、ギアチェンジレバー(Gear change lever)、スピードチェンジレバー(Speed change lever)、これらを略したチェンジレバーと呼ばれることもある。
図2は、シフトレバー10とその周辺の概略図である。
シフトレバー10は、「P」、「R」、「N」、「D」、「L」の各シフト位置(レンジ位置)を備える。
Pレンジは、駐車中に使用する位置である。
Rレンジは、車両を後退走行させる場合に使用する位置である。
Nレンジは、エンジン30の駆動力を車両に伝達しないようにする位置である。
Dレンジは、車両を前進走行させる場合に使用する位置である。
Lレンジは、車両を前進走行させる場合で、強制的に低いギアを選択するときに使用する位置である。
PからLは、図2に示すようにP−R−N−D−Lの順に位置している。
シフトレバーセンサ20は、シフトレバー10に関するシフト情報を検出するための、シフト情報検出センサである。車両を走行中から駐車する場合は、運転者はシフトレバー10をDレンジからPレンジへ操作するためにNレンジ、Rレンジを通過して、D→N→R→Pの順に操作する。その操作に従って、シフトレバーセンサ20もD→N→R→Pの順に検出する。
シフトレバーセンサ20は、各シフト位置についてスイッチを備えたスイッチ型のセンサと、全シフトレンジにわたり電圧を検出するリニアセンサとがある。本実施形態ではスイッチ型で主に説明し、リニアセンサの場合の説明は後述する。
シフトレバーセンサ20がスイッチ型である場合、各レンジの移行時にどのスイッチもオンにならない不感帯がある。たとえばDレンジからNレンジへの移行で、Dスイッチがオンからオフになると、ただちにNスイッチがオンにならず、DスイッチもNスイッチもオフである状態が存在する。そのような状態を経てからNスイッチがオンになる。他のシフトレンジ間の移行でも同様である。
エンジン30は、内燃機関の一種であり、車両を走行させるための動力を出力する装置である。
処理装置40は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、プログラムが書き込まれたROM(Read Only Memory)、データの一時記憶のためのRAM(Random Access Memory)等のメモリを有するコンピュータである。処理装置40は、プロセッサがプログラムを実行することにより実現される、機能実現手段である。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。
処理装置40は、アイドルストップ機能を実現するために、エンジン30を自動停止、自動再起動するための処理を実行する。
アイドルストップ機能など、処理装置40が備える各機能は、プログラムの実行により実現されるほか、それぞれ一つ以上の電気部品を含む専用のハードウエアとして構成することもできる。
記憶装置50は、半導体メモリやハードディスク装置(HDD、Hard Disk Drive)を含む、任意の不揮発性の記憶装置又は不揮発性の記憶装置と揮発性の記憶装置との組み合わせとすることができる。記憶装置50は、処理装置40がその動作に伴って生成又は参照する作業データも記憶する。
次に、本実施形態の概略を説明する。
所定のエンジン停止条件の成立によってエンジン30が停止した状態で、運転者によりシフトレバー10をDレンジからPレンジ方向へ操作された場合、途中のRレンジを検出している間でタイマーを作動させるという技術がある。タイマーが閾値を超える前にPレンジへ移行すれば、エンジン30を再始動させない。タイマーが閾値を超えた場合は運転者がシフトレバー10をRレンジへ操作する意志であると判定してエンジン30を再始動させる。すなわち、Pレンジへ移行するときに、Rレンジでタイマーを動作させることで、エンジン再始動に対するフィルタを入れる、ということができる。
本実施形態では、このようなRレンジでのエンジン再始動条件に使用するタイマーの時間の条件を、各シフト位置を移動する間の時間、または、シフトレバー10の遷移速度に基づいて0に変更する。これによりRレンジでフィルタを入れない。
一例として、DレンジからRレンジまでのシフトレバー操作が遅ければ、運転者はPレンジではなくRレンジへシフトレバー10を操作したい意志である、と判断して、処理装置40はRレンジでフィルタを入れない。また、DレンジからRレンジまでのシフトレバー操作が速ければ、運転者はRレンジではなくPレンジへシフトレバー10を操作したい意志である、と判断して、処理装置40はRレンジでフィルタを入れる。
まず、DレンジからRレンジまでのシフトレバー操作が遅い場合について、タイミングチャートを用いて説明する。
なお、以下のタイミングチャートでは、矢印tの方向へ時間が進行するものとする。
図3は、DレンジからRレンジまでのシフトレバー操作が遅い場合の、各シフトレバースイッチ状態を示すタイミングチャートである。
処理装置40は、DスイッチオフからNスイッチオンまでの時間T1と、NスイッチオフからRスイッチオンまでの時間T2とを測定する。
時間T1が所定の閾値である閾値TDNより長い場合(数値の比較では大きい場合)は、処理装置40はDレンジからNレンジまでのシフトレバー操作速度が遅いと判定する。時間T2が所定の閾値である閾値TNRより長い場合は、処理装置40はNレンジからRレンジまでのシフトレバー操作速度が遅いと判定する。
DレンジからNレンジまでのシフトレバー操作速度と、NレンジからRレンジまでのシフトレバー操作速度とが、共に遅いと判定された場合は、処理装置40はRレンジでフィルタであるRタイマーを動作させず、ただちにエンジン30を再始動させる。
次に、DレンジからRレンジまでのシフトレバー操作が速い場合について、タイミングチャートを用いて説明する。
図4は、DレンジからRレンジまでのシフトレバー操作が速い場合の、各シフトレバースイッチ状態を示すタイミングチャートである。
図4はシフトレバー10がDレンジからPレンジへ移行をする間を示す。
処理装置40は、DスイッチオフからNスイッチオンまでの時間T1と、NスイッチオフからRスイッチオンまでの時間T2とを測定する。
時間T1が所定の閾値であるTDNより長い場合は、処理装置40はDレンジからNレンジまでのシフトレバー操作速度が遅いと判定する。時間T2が所定の閾値であるTNRより長い場合は、処理装置40はNレンジからRレンジまでのシフトレバー操作速度が遅いと判定する。
DレンジからNレンジまでのシフトレバー操作速度と、NレンジからRレンジまでのシフトレバー操作速度との、どちらか一方でも遅いと判定されなかった場合は、処理装置40はRレンジでフィルタであるRタイマーを動作させる。
処理装置40は、フィルタがオンの間はエンジン30を再始動させない。Rタイマーが所定の閾値である閾値TRより長くなる前に、Rスイッチがオフになれば、エンジン30を再始動させない。
本実施例の効果を説明するために、比較例と比較して説明する。
図5は、比較例の動作を示すタイミングチャートである。
比較例は、DレンジからRレンジまでのシフトレバー操作速度を考慮せず、Rスイッチがオンになれば必ずRタイマーを動作させ、Rタイマーの値が閾値TRより大きくなればエンジン30を再始動させる例である。
比較例では、フィルタであるRタイマーの値が閾値TRより大きくなるまで、エンジン再始動までの時間の遅延T_Delayがある。Rレンジで車両を後退走行させたい場合、この遅延T_Delayの分だけ待たなければならない。一方、遅延T_Delayを短くするために閾値TRを小さくすれば、フィルタとして十分機能せず、Pレンジに到達する前にエンジン30が再始動してしまうことが多くなる。これらを両立させるためのRレンジでのRタイマーの設定が比較例では難しい。
本実施形態では、処理装置40は、Rレンジに至るまでのシフトレバー10の遷移速度を判定し、遷移速度が遅ければ運転者はPレンジではなくRレンジへシフトレバー10を操作したいという意志であると推定してRレンジになったときに遅延T_Delayがなくエンジン30を再始動する。
すなわち、処理装置40は、シフトレバー10の操作が遅いと判定された場合は、シフトレバー10の操作が速いと判定された場合に比べてDレンジからPレンジに至るまでの早いタイミングでエンジン30を再始動するように再始動条件を変更する。
また、処理装置40は、シフトレバー10の操作が速いと判定された場合は、シフトレバー10の操作が遅いと判定された場合に比べて、Rレンジになってからエンジン30を再始動するまでの時間を長くするように再始動条件を変更する。
また、処理装置40は、シフトレバー10の操作が遅いと判定された場合は、シフトレバー10の操作が速いと判定された場合に比べて、Rレンジになってからエンジン30を再始動するまでの時間を短くするように再始動条件を変更する。
なお、処理装置40は、シフトレバー10の操作が速いと判定された場合は、シフトレバー10の操作が遅いと判定された場合に比べて、Nレンジがオフになってからエンジン30を再始動するまでの時間を長くするように再始動条件を変更してもよい。
また、処理装置40は、シフトレバー10の操作が遅いと判定された場合は、シフトレバー10の操作が速いと判定された場合に比べて、Nレンジがオフになってからエンジン30を再始動するまでの時間を短くするように再始動条件を変更してもよい。
このように、シフトレバー10の操作が遅ければ、実質的にRタイマーが0秒でエンジン30を再始動させることにより、エンジン再始動までの時間を短縮するように、処理装置40はエンジン再始動条件を変更する。
これにより、運転者が、車両を後方へ走行させたいときの迅速なエンジン再始動と、車両を駐車させたいときの違和感ない快適な操作性との、両方を実現することができる。
また、Rレンジでのタイマーの閾値TRも、余裕がない数値を選択せざるを得ない比較例より長くすることができる。
次に、処理装置40が実行する処理手順を説明する。
以下では、シフトレバー10の遷移速度の検出をする3つの判定処理例と、判定処理の結果に基づく2つのエンジン再始動処理例を、それぞれ説明する。
なお、フローチャートで示す各処理は、たとえば10msに1回のレートで実行される。
<NR間判定処理>
処理装置40が行う、NR間判定処理を説明する。
図6は、処理装置40が行うNレンジからRレンジまでの処理手順例を示すフローチャートである。
NR間判定処理では、NレンジからRレンジまでのシフト遷移速度を示す、NRシフトフラグを設定する。
NR間判定処理は、シフトレバー10の操作により、NスイッチからRスイッチへの移行が速ければNRシフトフラグに1を設定し、NスイッチからRスイッチへの移行が遅ければNRシフトフラグに0を設定する。
またNR間判定処理は、Nスイッチがオンであることを示すN_ONフラグ、NスイッチからRスイッチへの移行状態を示すNRフラグ、NスイッチからRスイッチへの移行時間を計測するNRタイマーを使用する。NRシフトフラグと、N_ONフラグと、NRフラグと、NRタイマーと、は記憶装置50に格納されている。
ステップS110では、処理装置40はNスイッチがオフか判定する。NスイッチがオンであればステップS120へ移行する。NスイッチがオフであればステップS130へ移行する。
ステップS120では、N_ONフラグを1にする。また、NRフラグを0にする。ステップS180へ移行する。
ステップS130では、NRタイマーをインクリメントすることにより、カウントアップをする。ステップS140へ移行する。
ステップS140では、Rスイッチがオフかを判定する。RスイッチがオンであればステップS190へ移行する。RスイッチがオフであればステップS150へ移行する。
ステップS150は、Nスイッチがオンからオフへ変化したことを検出する処理である。ステップS150では、N_ONフラグが1であるか判定する。N_ONフラグが1でなければステップS170へ移行する。N_ONフラグが1であればステップS160へ移行する。
ステップS160では、NRフラグを1にする。また、N_ONフラグを0にする。ステップS170へ移行する。
ステップS170では、NRフラグが0か判定する。NRフラグが0であればステップS180へ移行する。NRフラグが0でなければ終了する。
ステップS180では、NRタイマーを0にすることによりクリアする。その後終了する。
ステップS190はRスイッチがオンの場合の処理である。ステップS190では、NRタイマーをストップする。また、NRフラグを0にする。ステップS200へ移行する。
ステップS200では、NRタイマーと、所定の時間を示す閾値TNRとを、比較する。その結果、NRタイマーが閾値TNRより小さい場合、ステップS210へ移行する。NRタイマーが閾値TNRより大きい場合、ステップS220へ移行する。
ステップS210では、NRシフトフラグを1にする。ステップS180へ移行する。
ステップS220ではNRシフトフラグを0にする。ステップS180へ移行する。
以上のステップにより、NスイッチからRスイッチまでの移行が速ければNRシフトフラグに1が設定され、NスイッチからRスイッチまでの移行が遅ければNRシフトフラグに0が設定される。
<DN間判定処理>
処理装置40が行う、NレンジからRレンジまでの処理を説明する。
図7は、処理装置40が行うDレンジからNレンジまでの処理手順例を示すフローチャートである。
DN間判定処理では、DレンジからNレンジまでのシフト遷移速度を示す、DNシフトフラグを設定する。
DN間判定処理は、シフトレバー10の操作により、DスイッチからNスイッチへの移行が速ければDNシフトフラグに1を設定し、DスイッチからNスイッチへの移行が遅ければDNシフトフラグに0を設定する。
またDN間判定処理は、Dスイッチがオンであることを示すD_ONフラグ、DスイッチからNスイッチへの移行状態を示すDNフラグ、DスイッチからNスイッチへの移行時間を計測するDNタイマーを使用する。DNシフトフラグと、D_ONフラグと、DNフラグと、DNタイマーと、は記憶装置50に格納されている。なお、DNシフトフラグの初期値は0である。
ステップS310では、処理装置40はDスイッチがオフか判定する。DスイッチがオンであればステップS320へ移行する。DスイッチがオフであればステップS330へ移行する。
ステップS320では、D_ONフラグを1にする。また、DNフラグを0にする。ステップS380へ移行する。
ステップS330では、DNタイマーをインクリメントすることにより、カウントアップをする。ステップS340へ移行する。
ステップS340では、Nスイッチがオフかを判定する。NスイッチがオンであればステップS390へ移行する。NスイッチがオフであればステップS350へ移行する。
ステップS350は、Dスイッチがオンからオフへ変化したことを検出する処理である。ステップS350では、D_ONフラグが1であるか判定する。D_ONフラグが1でなければステップS370へ移行する。D_ONフラグが1であればステップS360へ移行する。
ステップS360では、DNフラグを1にする。また、D_ONフラグを0にする。ステップS370へ移行する。
ステップS370では、DNフラグが0か判定する。DNフラグが0であればステップS380へ移行する。DNフラグが0でなければ終了する。
ステップS380では、DNタイマーを0にすることによりクリアする。その後終了する。
ステップS390はNスイッチがオンの場合の処理である。ステップS390では、DNタイマーをストップする。また、DNフラグを0にする。ステップS400へ移行する。
ステップS400では、DNタイマーと、所定の時間を示す閾値TDNとを、比較する。その結果、DNタイマーが閾値TDNより小さい場合、ステップS410へ移行する。DNタイマーが閾値TDNより大きい場合、ステップS420へ移行する。
ステップS410では、DNシフトフラグを1にする。ステップS380へ移行する。
ステップS420ではDNシフトフラグを0にする。ステップS380へ移行する。
以上のステップにより、DスイッチからNスイッチまでの移行が速ければDNシフトフラグに1が設定され、DスイッチからNスイッチまでの移行が遅ければDNシフトフラグに0が設定される。
<Nレンジ継続時間判定処理>
処理装置40が行う、Nレンジ継続時間判定処理を説明する。
処理装置40は、DN間判定処理でシフト遷移速度が速いと判定され、DNシフトフラグが1に設定されていても、Nスイッチがオンの状態が長時間経過した場合は、DNシフトフラグを0にする。すなわち、DレンジからNレンジへの移行が速くても、Nレンジでの時間が長ければ、遅いシフト操作と判定する。
これにより、Nレンジが所定時間継続した場合にはDN間の判定結果は有効でないため、判定結果であるDNシフトフラグを0に初期化することで誤判断を防止することができる。
図8は、処理装置40が行うNレンジ継続時間判定の処理手順例を示すフローチャートである。
Nスイッチがオンの状態であるときにNレンジ継続時間判定処理が実行される。
なお、Nレンジ継続時間判定処理は、図7のステップS410でDNシフトフラグを1に設定したあとに実行してもよい。
N経過時間判定処理では、Nタイマーを使用する。Nタイマーは、記憶装置50に格納されている。
ステップS510では、DNシフトフラグが1であるか判定する。DNシフトフラグが1でなければ終了する。DNシフトフラグが1であればステップS520へ移行する。
ステップS520では、Nタイマーをインクリメントすることにより、カウントアップをする。ステップS530へ移行する。
ステップS530では、Nタイマーと、所定の時間を示す閾値TNとを、比較する。その結果、Nタイマーが閾値TNより小さい場合、終了する。Nタイマーが閾値TNより小さくない場合、ステップS540へ移行する。
ステップS540では、NRシフトフラグを0にする。その後終了する。
以上のステップにより、Nスイッチがオンの状態が所定時間以上継続した場合はNRシフトフラグを0にする。すなわち、Nレンジであることが所定時間以上継続した場合、DレンジからNレンジに至るまでのシフト操作の判定結果であるNRシフトフラグを初期化する。
<エンジン再始動処理の第1実施例>
処理装置40が行う、Rレンジでのエンジン再始動処理の第1実施例を説明する。
図9は、処理装置40が行うエンジン再始動処理の第1実施例を示すフローチャートである。
エンジン再始動処理の第1実施例は、DレンジからNレンジの移行速度と、NレンジからRレンジへの移行速度とが共に遅い場合と、Nレンジで所定時間経過した場合に、Rスイッチオン時にエンジン30を再始動させる。
エンジン再始動処理の第1実施例では、Rタイマーを使用する。Rタイマーは、記憶装置50に格納されている。
アイドルストップ状態からスタートする。
ステップS610では、処理装置40は、Lスイッチと、Dスイッチと、Nスイッチと、Pスイッチの、いずれかがオンか否か判定する。いずれかのスイッチがオンであれば、ステップS680へ移行する。これら4つのスイッチが全てオフであればステップS620へ移行する。
ステップS620では、Rスイッチがオンかを判定する。RスイッチがオンであればステップS630へ移行する。RスイッチがオフであればステップS680へ移行する。
ステップS630では、DNシフトフラグが1か判定する。DNシフトフラグは1でDからNへの速いシフトレバー10の操作を示し、0でDからNへの遅いシフトレバー10の操作を示す。DNシフトフラグが1であればステップS650へ移行する。DNシフトフラグが0であればステップS640へ移行する。
ステップS640では、NRシフトフラグが1か判定する。NRシフトフラグは1でNレンジからRレンジへの速いシフトレバー10の操作を示し、0でNレンジからRレンジへの遅いシフトレバー10の操作を示す。NRシフトフラグが1であればステップS650へ移行する。NRシフトフラグが0であればステップS670へ移行する。
ステップS650では、Rタイマーをインクリメントすることにより、カウントアップをする。ステップS660へ移行する。
ステップS660では、Rタイマーが所定の時間を示す閾値TRと比較判定をする。その結果、Rタイマーが閾値TRより小さい場合、終了する。Rタイマーが閾値TRより小さくない場合、ステップS670へ移行する。
ステップS670では、アイドルストップから復帰させ、エンジン30を再始動させる。ステップS670に到達するのはステップS640とステップS660からである。ステップS640からの場合は、DレンジからNレンジまでのシフトレバー10の操作が遅く、かつ、NレンジからRレンジまでのシフトレバー10の操作が遅い場合である。また、Nスイッチがオンで所定時間以上経過した場合である。ステップS660からの場合は、シフトレバー10がR位置で所定時間以上経過した場合である。
次にステップS680へ移行する。
ステップS680では、Rタイマーを0にすることによりクリアする。その後終了する。
以上のステップにより、DNシフトフラグとNRシフトフラグとが、共に1の場合は、Rタイマーを「あり」にしてエンジン再始動を遅くし、DNシフトフラグとNRシフトフラグとのどちらかが0の場合はRタイマーを実質「0秒」にして再始動を早くする。これにより、シフトレバー10の操作が遅い場合は、Rレンジでの再始動まで時間を短くする。
<エンジン再始動処理の第2実施例>
処理装置40が行う、Rレンジでのエンジン再始動処理の第2実施例を説明する。
図10は、処理装置40が行うエンジン再始動処理の第2実施例を示すフローチャートである。
エンジン再始動処理の第2実施例は、DレンジからNレンジの移行速度が遅い場合と、NレンジからRレンジまでで所定時間経過した場合に、Rスイッチのオンの検出を待たずにエンジン30を再始動させる。
NレンジからRレンジまでの操作速度が所定時間より遅い場合には、運転者はPレンジではなくRレンジへシフトレバー10を操作したい意志であることが推定できるので、処理装置40はRスイッチのオンを待たずにエンジン30を再始動させる。
エンジン再始動処理の第2実施例では、NR2タイマーを使用する。NR2タイマーは、記憶装置50に格納されている。
アイドルストップ状態からスタートする。
ステップS710では、処理装置40は、Lスイッチと、Dスイッチと、Pスイッチの、いずれかがオンか否か判定する。いずれかのスイッチがオンであれば、ステップS770へ移行する。これら3つのスイッチが全てオフであればステップS720へ移行する。
ステップS720では、Nスイッチがオンかを判定する。NスイッチがオンであればステップS730へ移行する。NスイッチがオフであればステップS770へ移行する。
ステップS730では、DNシフトフラグが1か判定する。DNシフトフラグは1でDレンジからNレンジまでの速いシフトレバー10の操作を示し、0でDレンジからNレンジまで遅いシフトレバー10の操作を示す。DNシフトフラグが1であればステップS740へ移行する。DNシフトフラグが0であればステップS760へ移行する。
ステップS740では、NR2タイマーをインクリメントすることにより、カウントアップをする。ステップS750へ移行する。
ステップS750では、NR2タイマーが所定の時間を示す閾値TNR2と比較判定をする。その結果、NR2タイマーが閾値TNR2より小さい場合、終了する。NR2タイマーが閾値TNR2より小さくない場合、ステップS760へ移行する。
ステップS760では、アイドルストップから復帰させ、エンジン30を再始動させる。ステップS760に到達するのはステップS730とステップS750からである。ステップS730からの場合は、DレンジからNレンジまでのシフトレバー10の操作が遅い場合である。また、Nスイッチがオンで所定時間以上経過した場合である。ステップS750からの場合は、シフトレバー10がNスイッチオフからRスイッチがオンにならず、所定時間以上経過した場合である。
次にステップS770へ移行する。
ステップS770では、NR2タイマーを0にすることによりクリアする。その後終了する。
以上のステップにより、シフトレバー10がDレンジからNレンジまでの操作速度が遅い場合はNスイッチがオンからオフへ移行したときに、エンジン30を再始動させる。また、NレンジからRレンジまでの操作速度が遅い場合に、エンジン30を再始動させる。これにより、シフトレバー10の操作が遅い場合は、エンジン30の再始動まで時間を短くする。
<リニアセンサの場合>
シフト情報検出センサとして、シフトレバーセンサ20にリニアセンサを使用する場合は、シフトレバー10の位置を、点ではなく所定の範囲内でP、R、N、D、Lの各位置を検出する。
リニアセンサの場合、センサの所定の範囲をNスイッチやRスイッチなどと対応させる。
図11は、リニアセンサとシフト位置検出との対応関係例を示す図である。
図11の矢印Vの方向に検出する電圧が高くなるものとする。
リニアセンサはシフトレバー10がD位置からP位置まで、各位置に応じた電圧を出力する。
リニアセンサから出力される電圧がLS1以下であればDレンジと判定する。リニアセンサから出力される電圧がLS2からLS3の範囲であればNレンジと判定する。リニアセンサから出力される電圧がLS4からLS5の範囲であればRレンジと判定する。リニアセンサから出力される電圧がLS6以上であればPレンジと判定する。リニアセンサ値がそれ以外の範囲であれば、レンジ移行中として、どのレンジとも判定しない。
なお、図11では簡単のため、L位置を省略している。Lレンジがある場合は、電圧がLS1以下の範囲で、さらにDレンジとLレンジが設定される。
このようにリニアセンサの出力電圧を各シフトレンジ位置に対応させる。これによりリニアセンサをシフト情報検出センサとして使用することができる。
シフトレバーセンサ20にリニアセンサを用いた場合、DレンジからNレンジまでなどの各レンジ間をさらに何分割かして、その分割化した位置間の時間を計ることにより、シフトレバー操作の遷移速度を判定し、上述したエンジン30の再始動条件を変更する構成とすることもできる。
リニアセンサを用いる場合の処理装置40付近の構成を説明する。
図12は、リニアセンサを用いた場合の、処理装置40付近の概略構成例を示すブロック図である。
リニアセンサ110で検出された電圧はA/Dコンバータ120でデジタルデータに変換され、処理装置40へ送信される。処理装置40では、シフトレバー位置判定処理ユニット130を内部に備える。シフトレバー位置判定処理ユニット130は、デジタルデータに変換されたデジタル値を、前述したLS1などの電圧に相当する値と比較することで各シフト位置を判定する。
以上の実施形態において、シフトレバー10の操作の判定は、DレンジからNレンジに至るまでの時間と、NレンジからRレンジに至るまでの時間との、両方で遅い判定結果の場合にフィルタを入れずにエンジン30を再始動したが、どちらかが遅い判定結果の場合にエンジン30を再始動させてもよい。
また、シフトレバー10のシフト位置を移動する間の時間の判定は、単純なシフト位置とシフト位置との間だけではなく、シフト位置間を何分割かに細分化して、細分化した間の時間を判定する構成としてもよい。
また、NRタイマーなど各タイマーのカウントアップは各処理内で実施したが、別途専用のタイマーユニットを使用してもよい。
また、シフトレバー10の遷移速度を、シフトレバーセンサ20が検出する各シフト位置間の時間を用いて判定したが、時間の逆数が速度であるので、移動時間を演算により速度に換算して遷移速度を求め、遷移速度で判定をしてもよい。またリニアセンサを使用する場合は、スイッチタイプよりもDレンジからPレンジの分解能が高いので、種々の方法で遷移速度を求めることができる。
また、シフトレバー10の遷移速度を直接的に検知できるシフト情報検出センサを使用してもよい。
また、シフトレバー10は図2に示した構成以外にも種々の構成で適用できる。たとえば、途中で折れ曲がるような構成であってもよい。
また、上述した各閾値は固定値でもよいし、変更可能にしてもよい。各閾値を変更可能にするためには、記憶装置50に格納され、運転者による入力操作により変更できるようにしてもよいし、各種運転状況により変更できるようにしてもよい。
以上説明したように、実施形態に係るエンジン自動停止始動装置は、シフトレバー10の操作状態を検出するシフトレバーセンサ20と、所定の停止条件の成立によりエンジン30を停止し、所定の再始動条件の成立によりエンジン30を再始動する処理装置40と、を備える。処理装置40は、シフトレバーセンサ20によって検出されたシフトレバー10のシフト位置を移動する間の時間、または、シフトレバー10の遷移速度に基づいて、再始動条件を変更する。
これにより、Pレンジへシフトレバー操作する場合のエンジン再始動を抑制でき、かつ、Rレンジへ操作する場合の早いエンジン再始動ができる。
なお本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
10・・・シフトレバー、20・・・シフトレバーセンサ、30・・・エンジン、40・・・処理装置、50・・・記憶装置、110・・・リニアセンサ、120・・・A/Dコンバータ、130・・・シフトレバー位置判定処理。

Claims (8)

  1. シフトレバーの操作状態を検出するシフト情報検出センサと、
    所定の停止条件の成立によりエンジンを停止し、所定の再始動条件の成立によりエンジンを再始動する処理装置と、を備え、
    前記処理装置は、
    前記シフト情報検出センサによって検出された、前記シフトレバーのシフト位置を移動する間の時間、及び、前記シフトレバーの遷移速度の、少なくともいずれか一方に基づいて前記再始動条件を変更する、
    エンジン自動停止始動装置。
  2. 前記再始動条件は、前記シフトレバーがDレンジから、Nレンジ、Rレンジを経てPレンジまで操作されるまでの間で成立する条件であって、
    前記処理装置は、前記シフト情報検出センサにより検出されたシフト情報に基づいて、前記シフトレバーの操作が遅いと判定された場合は、前記シフトレバーの操作が速いと判定された場合に比べて、前記Dレンジから前記Pレンジに至るまでの早いタイミングで前記エンジンを再始動するように前記再始動条件を変更する、
    請求項1記載のエンジン自動停止始動装置。
  3. 前記処理装置は、
    前記シフトレバーの操作が速いと判定された場合は、前記シフトレバーの操作が遅いと判定された場合に比べて、前記Rレンジになってから前記エンジンを再始動するまでの時間を長くする、及び、前記Nレンジがオフになってから前記エンジンを再始動するまでの時間を長くする、の少なくともいずれか一方をするように前記再始動条件を変更する、
    請求項2記載のエンジン自動停止始動装置。
  4. 前記処理装置は、
    前記シフトレバーの操作が遅いと判定された場合は、前記シフトレバーの操作が速いと判定された場合に比べて、前記Rレンジになってから前記エンジンを再始動するまでの時間を短くする、及び、前記Nレンジがオフになってから前記エンジンを再始動するまでの時間を短くする、の少なくともいずれか一方をするように前記再始動条件を変更する、
    請求項2記載のエンジン自動停止始動装置。
  5. 前記シフトレバーの操作の判定は、前記Dレンジから前記Nレンジに至るまでの時間、及び、前記Nレンジから前記Rレンジに至るまでの時間の、少なくともいずれか一方によって判定する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のエンジン自動停止始動装置。
  6. 前記遷移速度は、前記シフトレバーの遷移速度を検知できるセンサにより判定される、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のエンジン自動停止始動装置。
  7. 前記処理装置は、
    前記Nレンジであることが所定時間以上継続した場合、前記Dレンジから前記Nレンジに至るまでの前記シフトレバーの操作の判定を初期化する、
    請求項2または3に記載のエンジン自動停止始動装置。
  8. 処理装置が行うエンジン自動停止始動方法であって、
    所定の停止条件の成立によりエンジンを停止する停止ステップと、
    所定の再始動条件の成立によりエンジンを再始動する再始動ステップと、を備え、
    前記再始動ステップは、シフトレバーの操作状態を検出するシフト情報検出センサによって検出された前記シフトレバーのシフト位置を移動する間の時間、及び、前記シフトレバーの遷移速度の、少なくともいずれか一方に基づいて前記再始動条件を変更するステップを含む、
    エンジン自動停止始動方法。
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