JP2015173550A - グロメットおよびワイヤハーネス - Google Patents

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亮 末永
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Abstract

【課題】ワイヤハーネス用のグロメットにおいて、重量およびコストの増大を極力抑制しつつ板材から外れにくいグロメットを提供すること。
【解決手段】グロメット1において、小径筒部4は、連結部3に連なり端部において内側を貫通する部材と結束可能である。大径筒部2は、全周に亘る範囲で連結部3と連なる部分から内側へ斜めに延びて形成された傾斜縮径部22を有する。小径筒部4は、傾斜縮径部22に対向して他の部分よりも突出した部分である変形制限部42を有している。変形制限部42は、傾斜縮径部22の内側への変形範囲を制限する。
【選択図】図1

Description

本発明は、板材の孔に通される電線などの線状部材を保護するグロメットに関する。
従来、自動車などの車両に搭載されるワイヤハーネスにおいて、樹脂板または金属板などの板材の孔に通される電線束を保護するグロメットが採用されている。一般に、グロメットは、ゴムまたはエラストマーなどの弾性部材である。また、そのような弾性部材と樹脂部材もしくは金属部材とが組み合わされた構造を有するグロメットもある。
グロメットは、板材における孔の縁部が嵌め入れられる環状の凹部が形成された筒状の大径筒部と、内側を貫通する線状部材と結束される筒状の小径筒部とを有している。さらに、グロメットは、全周に亘る範囲で大径筒部と小径筒部とを繋ぐ連結部も有している。孔が形成された板材は、グロメットを支持する支持板でもある。
車両用のワイヤハーネスにおいて、グロメットの大径筒部を板材の孔に嵌め入れやすいこと、および、グロメットが板材から外れにくいことが重要である。例えば、グロメットにおいて、連結部が比較的薄く形成されているため、小径筒部が大径筒部内で変位しやすい。その結果、小径筒部を貫通する線状部材がグロメットの近傍において曲げられた場合でも、大径筒部が板材から外れにくい。
また、特許文献1,2のグロメットにおいて、外周筒部の縮径側の部分(大径筒部の一部)は、全周に亘る範囲で連結部(径方向突出部)と連なる部分から内側へ斜めに延びて形成されている。これにより、グロメットの大径筒部を板材の孔に嵌め入れることが容易となる。
さらに、特許文献1の図3が示すように、ワイヤハーネス(電線束)が引っ張られた場合、大径筒部が小径筒部および連結部(径方向突出部)からの引っ張り力によって内側へ変形する。この場合、外周筒部(大径筒部)における斜め内側へ延びた部分が小径筒部に接触する。そのため、外周筒部の内側への変形範囲が制限され、グロメットが板材から外れにくくなる。
特開2011−217552号公報 特開2012−100396号公報
ところで、グロメットにおいて、板材の孔の径に対応する大径筒部の外縁部の径と線状部材の径に対応する小径筒部の内縁部の径との差が大きい場合がある。以下、その径の差のことを内外径差と称する。
特許文献1,2のグロメットにおいて、小径筒部および連結部の引っ張り力に対する板材からの外れにくさを確保するためには、内外径差が大きいほど、大径筒部における斜め内側に延びる部分をより長く厚くすることが必要である。そうすると、グロメットの重量およびコストが増大する。
一方、車両用ワイヤハーネスにおいて、グロメットの重量およびコストの低減が望まれている。
本発明は、ワイヤハーネス用のグロメットにおいて、重量およびコストの増大を極力抑制しつつ板材から外れにくいグロメットを提供することを目的とする。
第1態様に係るグロメットは、大径筒部と連結部と小径筒部とが形成された弾性部材を有する。上記大径筒部は、板材における孔の縁部が嵌め入れ可能な環状の凹部が形成された筒状の部分である。上記連結部は、全周に亘る範囲で前記大径筒部の内側面からさらに内側へ延びて形成された部分である。上記小径筒部は、前記連結部に連なり端部において内側を貫通する部材と結束可能な筒状の部分である。前記大径筒部は、全周に亘る範囲で前記連結部と連なる部分から内側へ斜めに延びて形成された傾斜縮径部を有する。前記小径筒部は、前記傾斜縮径部に対向して他の部分よりも突出した部分である変形制限部を有している。上記変形制限部は、前記傾斜縮径部の内側への変形範囲を制限する。
第2態様は第1態様の一例である。第2態様に係るグロメットにおいて、前記小径筒部には、複数の前記変形制限部が前記小径筒部の周方向において間隔を空けて並んで形成されている。
第3態様は、第1態様または第2態様の一例である。第3態様に係るグロメットにおいて、前記小径筒部は内側小径筒部と外側小径筒部とを含む。上記内側小径筒部は、前記連結部における最も内側の部分に連なった筒状の部分である。上記外側小径筒部は、前記連結部における前記小径筒部と連なった部分よりも前記大径筒部寄りの部分に連なって前記内側小径筒部の外側に形成された部分である。前記変形制限部は上記外側小径筒部に形成されている。
第4態様に係るワイヤハーネスは、電線束およびその電線束に取り付けられた上記の各態様のいずれか1つに係るグロメットを備える。
上記の各態様に係るグロメットにおいて、小径筒部の内側の保護対象部材が引っ張られると、大径筒部が小径筒部および連結部からの引っ張り力によって内側へ変形しようとする。この場合、大径筒部の傾斜縮径部が、これに対向する小径筒部の変形制限部に接触する。そのため、大径筒部の内側への変形範囲が制限され、グロメットが板材から外れにくい。
また、上記の各態様に係るグロメットにおいて、小径筒部の変形制限部が傾斜縮径部側へ突出して形成されている。この場合、大径筒部の外縁部の径と小径筒部の内縁部の径との差(内外径差)に応じて傾斜縮径部を長く厚くする場合に比べ、グロメットの重量およびコストの増大を抑制できる。
また、第2態様によれば、変形制限部が小径筒部の全周に亘って一連に形成される場合よりもグロメットの重量およびコストの増大をさらに抑制できる。
また、第3態様において、小径筒部は、内側小径筒部および外側小径筒部を含む二重構造を有している。この二重構造の小径筒部が採用されれば、グロメットを板材に取り付けるために小径筒部と結束された部材が板材の裏側の方向へ押し込まれる際に、小径筒部から大径筒部へ効率的に押し込み力が加わる。小径筒部の変形制限部は、そのようなグロメットに適用することも可能である。
第1実施形態に係るグロメット1の側断面図である。 グロメット1の正面図である。 板材に取り付けられグロメット1を備えるワイヤハーネス10の一部切り欠き側断面図である。 引っ張り力が加わったワイヤハーネス10の一部切り欠き側断面図である。 第2実施形態に係るグロメット1Aの側断面図である。 第3実施形態に係るグロメット1Bの正面図である。 第4実施形態に係るグロメット1Cの側断面図である。 グロメット1Cを備えるワイヤハーネス10Cの一部切り欠き側断面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。以下に示される各実施形態におけるグロメットおよびそれを含むワイヤハーネスは、自動車などの車両に搭載される車両用のグロメットおよびワイヤハーネスである。
<第1実施形態>
まず、図1〜4を参照しつつ、第1実施形態に係るグロメット1およびそれを備えるワイヤハーネス10について説明する。グロメット1は、電線束などの線状部材と板材7の孔71の縁部との間を塞ぐ。これにより、グロメット1は、板材7との接触による線状部材の損傷を防ぎ、さらに、防塵および止水の役割を果たす。
グロメット1は、ゴムまたはゴム系材料であるエラストマーなどを主成分とする弾性部材を有する部材である。エラストマーには、天然ゴムおよび合成ゴムなどの加硫ゴムが含まれ、さらに、ウレタンゴム、シリコーンゴムおよびフッ素ゴムなどの熱硬化性樹脂系エラストマーも含まれる。本実施形態において、グロメット1は、それ全体が弾性部材である。
グロメット1(弾性部材)は、大径筒部2と連結部3と小径筒部4とが形成された部材である。大径筒部2および小径筒部4はそれぞれ筒状の部分であり、大径筒部2の方が小径筒部4よりも径が大きい。また、連結部3は、大径筒部2と小径筒部4とを繋ぐ部分である。大径筒部2、連結部3および小径筒部4は、それぞれ全周方向に亘って一連に形成されている。
大径筒部2は、グロメット1の外縁部分を含む外枠部21とそれに連なる傾斜縮径部22とを有している。外枠部21は、グロメット1の取り付け先である板材7における孔71の縁部が嵌め入れ可能な環状の凹部210が形成された部分である。外枠部21および傾斜縮径部22は、全周に亘る範囲で一連に形成されている。
大径筒部2において、傾斜縮径部22は、外枠部21における連結部3と連なる部分から内側へ斜めに延びて形成されている。そのため、傾斜縮径部22は、外枠部21と連なる部分から徐々に径が小さくなる錐状に形成されている。
連結部3は、大径筒部2の内側面からさらに内側へ延びて形成された部分である。連結部3は、弾性変形しやすいように外枠部21よりも薄く形成されている。小径筒部4と結束された部材(後述する電線束9)に外力が加わると、連結部3が弾性変形することにより、固定された大径筒部2の内側で小径筒部4が変位する。本実施形態においては、連結部3は、より弾性変形しやすいように、蛇腹状に形成されている。
小径筒部4は、連結部3に連なった筒状の部分である。小径筒部4の両端部各々には、小径筒部4の内側を貫通する線状部材と結束可能な被結束部411が形成されている。
小径筒部4は筒状の基部41と基部41の外周面から突出した変形制限部42とを有している。本実施形態において、小径筒部4の基部41は、電線束9(線状部材)の外周面に沿う部分である。被結束部411は、小径筒部4の基部41の端部に形成されている。
また、基部41の内周面には、その内側に通される線状部材の外周面に密接する止水用凸部412が形成されている。止水用凸部412は環状の凸部である。図1が示す例では、複数の止水用凸部412が基部41の内側面に間隔を空けて形成されている。
図3が示すように、ワイヤハーネス10は、線状部材の一例である電線束9とその電線束9が貫通しているグロメット1とを備えている。さらに、ワイヤハーネス10は、電線束9とグロメット1の小径筒部4における被結束部411とを結束する結束材8も備えている。
結束材8は、例えば粘着テープまたは結束ベルトなどである。図3が示す例では、結束材8は被結束部411および電線束9に巻き付けられた一連の粘着テープである。
図1において、線状部材の一例である電線束9、結束材8および板材7が仮想線(二点鎖線)で描かれている。また、図3は、板材7、その板材7に取り付けられたグロメット1および結束材8の断面図と電線束9の側面図とを示す。
変形制限部42は、基部41の外周面において他の部分よりも突出した部分であり、大径筒部2の傾斜縮径部22に対向する位置に形成されている。即ち、変形制限部42は傾斜縮径部22側へ突出して形成されている。
図2が示すように、本実施形態においては、変形制限部42は、基部41の外周面にその全周に亘って一連に形成された環状の突出部である。変形制限部42は、基部41の長手方向における大径筒部2の内側の位置から大径筒部2の外側の位置までに亘って形成されている。また、本実施形態において、変形制限部42は、連結部3に対して間隔を空けて形成されている。
グロメット1は、車両内を室外側と室内側とに仕切る板材7に取り付けられる。より具体的には、外枠部21の凹部210と板材7における孔71の縁部とが嵌め合わさることにより、グロメット1が板材7に固定される。板材7は、グロメット1を支持する支持板でもある。なお、図1,3が示す例において、板材7の孔71の縁部にはバーリング加工が施されている。
板材7に取り付けられたグロメット1において、大径筒部2の凹部210よりも傾斜縮径部22が形成された側の部分は板材7に対し室外側に位置し、その反対側の部分は板材7に対し室内側に位置する。
グロメット1を板材7に取り付ける作業者は、板材7の孔71に対して室内側からアクセスする。従って、板材7における室外側が作業者から見て裏側である。
グロメット1が板材7に取り付けられる際、グロメット1における傾斜縮径部22側の部分が、室内側から板材7の孔71へ挿入される。これにより、傾斜縮径部22が板材7における孔71の縁部から受ける圧力によって内側へ弾性変形する。さらに、外枠部21も、板材7における孔71の縁部が凹部210に嵌り込むまで、傾斜縮径部22の変形につられて内側へ弾性変形する。
図4は電線束9(線状部材)がその長手方向に沿って車両の室内側へ引っ張られたときのワイヤハーネス10の状態を示す。
グロメット1が板材7に取り付けられた状態において、電線束9が室内側へ引っ張られると、大径筒部2が小径筒部4および連結部3からの引っ張り力によって内側へ変形しようとする。この場合、大径筒部2の傾斜縮径部22は、これに対向する小径筒部4の変形制限部42に接触し、それより内側へ変形しにくい。
即ち、変形制限部42は、傾斜縮径部22の内側への変形範囲を制限する。このように、大径筒部2の内側への変形範囲が制限されるため、グロメット1が板材7から外れにくい。
ところで、大径筒部2の傾斜縮径部22と小径筒部4との間隔を狭めるために傾斜縮径部22が長く形成される場合、傾斜縮径部22が小径筒部4に接触した際に撓まないように、傾斜縮径部22の厚みを大きくする(剛性を高める)ことが必要になる。さらに、径の大きな大径筒部2の一部が長く厚く形成されると、グロメットの重量およびコストが増大しやすい。
一方、グロメット1において、小径筒部4の変形制限部42が傾斜縮径部22側へ突出して形成されている。この場合、大径筒部2の外枠部21の径と小径筒部4の基部41の径との差(内外径差)に応じて傾斜縮径部22を長く厚くする場合に比べ、グロメット1の重量およびコストの増大を抑制できる。
<第2実施形態>
次に、図5を参照しつつ、ワイヤハーネス10に適用可能な第2実施形態に係るグロメット1Aについて説明する。グロメット1Aは、図1〜4に示されたグロメット1と比較して、変形制限部の形成範囲のみが異なっている。
図5は、グロメット1Aの側断面図である。図5において、図1〜4に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、グロメット1Aにおけるグロメット1と異なる点について説明する。
グロメット1Aは、大径筒部2と連結部3と小径筒部4Aとを有している。小径筒部4Aは、基部41と変形制限部42Aとを有している。
図5が示すように、本実施形態においては、変形制限部42Aは、連結部3に連なって形成されている。なお、変形制限部42Aは、変形制限部42と同様に、基部41の長手方向における大径筒部2の内側の位置から大径筒部2の外側の位置までに亘って形成されている。
ワイヤハーネス10において、図5が示すようなグロメット1Aがグロメット1の代わりに採用された場合も、グロメット1が採用される場合と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
次に、図6を参照しつつ、ワイヤハーネス10に適用可能な第3実施形態に係るグロメット1Bについて説明する。グロメット1Bは、図1〜4に示されたグロメット1と比較して、変形制限部の形成範囲のみが異なっている。
図6は、グロメット1Bの正面図である。図6において、図1〜4に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、グロメット1Bにおけるグロメット1と異なる点について説明する。
グロメット1Bは、大径筒部2と連結部3と小径筒部4Bとを有している。小径筒部4Bは、基部41と変形制限部42Bとを有している。小径筒部4Bには、複数の変形制限部42Bが基部41の周方向において間隔を空けて並んで形成されている。
図6が示す例では、12個の変形制限部42Bが基部41の周方向において等間隔で並んで形成されている。しかしながら、変形制限部42Bの数はこれに限られない。また、複数の変形制限部42Bの間の部分が、基部41の他の部分よりも大きな厚みで形成されていることも考えられる。
ワイヤハーネス10において、図6が示すようなグロメット1Bがグロメット1の代わりに採用された場合も、グロメット1が採用される場合と同様の効果が得られる。また、グロメット1Bが採用される場合、変形制御部が基部41の全周に亘って一連に形成される場合よりもグロメットの重量およびコストの増大をさらに抑制できる。
ところで、グロメット1Bにおいて、小径筒部4の変形制限部42Bは、傾斜縮径部22と接触したときに、傾斜縮径部22によって頭頂部側から根元側へ押さえられる部分である。そのため、図6が示すように、変形制限部42は、比較的小さな幅で形成されていても傾斜縮径部22からの圧力による折れ曲がりは生じにくい。
<第4実施形態>
次に、図7,8を参照しつつ、第4実施形態に係るグロメット1Cおよびそれを備えるワイヤハーネス10Cについて説明する。グロメット1Cは、図1〜4に示されたグロメット1と比較して、小径筒部が二重構造を有する点が異なっている。
図7は、グロメット1Cの側断面図である。図8はワイヤハーネス10Cの一部切り欠き側断面図である。より具体的には、図8は、板材7、その板材7に取り付けられたグロメット1Cおよび結束材8の断面図と電線束9の側面図とを示す。図7,8において、図1〜4に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、グロメット1Cおよびワイヤハーネス10Cにおけるグロメット1およびワイヤハーネス10と異なる点について説明する。
グロメット1Cは、大径筒部2と連結部3と小径筒部4Cとを有している。小径筒部4Cは、内側小径筒部41Xと外側小径筒部41Yと変形制限部42Cとを有している。
グロメット1Cの小径筒部4Cにおいて、内側小径筒部41Xは、連結部3における最も内側の部分に連なった筒状の部分である。一方、外側小径筒部41Yは、連結部3における内側小径筒部41Xと連なった部分よりも大径筒部2寄りの部分に連なった部分である。
従って、外側小径筒部41Yは、内側小径筒部41Xの外側に形成されている。換言すれば、小径筒部4Cは、内側小径筒部41Xおよび外側小径筒部41Yを含む二重構造を有している。
内側小径筒部41Xの両端部各々には、小径筒部4Cの内側を貫通する電線束9と結束可能な被結束部411Xが形成されている。同様に、外側小径筒部41Yの端部にも、小径筒部4Cの内側を貫通する電線束9と結束可能な被結束部411Yが形成されている。
図8が示すように、線状部材の一例である電線束9は、結束材8によって内側小径筒部41Xの被結束部411Xおよび外側小径筒部41Yの被結束部411Yの両方と結束される。
そして、変形制限部42Cは外側小径筒部41Yに形成されている。より具体的には、変形制限部42Cは、外側小径筒部41Yの外周面において他の部分よりも突出した部分であり、大径筒部2の傾斜縮径部22に対向する位置に形成されている。即ち、変形制限部42Cは傾斜縮径部22側へ突出して形成されている。
例えば、変形制限部42Cは、外側小径筒部41Yの長手方向における大径筒部2の内側の位置から大径筒部2の外側の位置までに亘って形成されている。
変形制限部42Cが、例えば図2の変形制限部42と同様に、外側小径筒部41Yの周方向において一連に形成されていることが考えられる。また、複数の変形制限部42Cが、図6の変形制限部42Bと同様に、外側小径筒部41Yの周方向において間隔を空けて並んで形成されていることも考えられる。
二重構造の小径筒部4Cが採用されれば、グロメット1Cを板材7に取り付けるために小径筒部4Cと結束された電線束9が板材7の裏側の方向へ押し込まれる際に、小径筒部4Cから大径筒部2へ効率的に押し込み力が加わる。
押し込み力が小径筒部4Cから大径筒部2へ効率的に加わると、比較的弱い力でグロメット1Cを板材7に取り付けることが可能になる。変形制限部は、そのようなグロメット1Cに適用されてもよい。
<応用例>
グロメット1,1A,1B,1Cが、ゴムまたはエラストマーなどを主成分とする弾性部材と樹脂部材もしくは金属部材とが組み合わされた構造を有することも考えられる。例えば、グロメット1,1A,1B,1Cが、弾性部材とその弾性部材の一部に補強用の樹脂部材もしくは金属部材がはめ込まれた構造を有することが考えられる。
また、グロメット1,1A,1B,1Cの保護対象である線状部材が、光ファイバケーブルまたは流体を流すホースなどの電線以外の部材を含むことも考えられる。
なお、本発明に係るグロメットおよびワイヤハーネスは、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態および応用例を自由に組み合わせること、或いは各実施形態および応用例を適宜、変形するまたは一部を省略することによって構成されることも可能である。
1,1A,1B,1C グロメット
10,10C ワイヤハーネス
2 大径筒部
21 外枠部
210 凹部
22 傾斜縮径部
3 連結部
4,4A,4B,4C 小径筒部
41 基部
411,411X,411Y 被結束部
412 止水用凸部
41X 内側小径筒部
41Y 外側小径筒部
42,42A,42B,42C 変形制限部
7 板材
71 孔
8 結束材
9 電線束

Claims (4)

  1. 板材における孔の縁部が嵌め入れ可能な環状の凹部が形成された筒状の大径筒部と、
    全周に亘る範囲で前記大径筒部の内側面からさらに内側へ延びて形成された連結部と、
    前記連結部に連なり端部において内側を貫通する部材と結束可能な筒状の小径筒部と、が形成された弾性部材を有するグロメットであって、
    前記大径筒部は、全周に亘る範囲で前記連結部と連なる部分から内側へ斜めに延びて形成された傾斜縮径部を有し、
    前記小径筒部は、前記傾斜縮径部に対向して他の部分よりも突出して形成され前記傾斜縮径部の内側への変形範囲を制限する変形制限部を有する、グロメット。
  2. 複数の前記変形制限部が前記小径筒部の周方向において間隔を空けて並んで形成されている、請求項1に記載のグロメット。
  3. 前記小径筒部は、
    前記連結部における最も内側の部分に連なった内側小径筒部と、
    前記連結部における前記小径筒部と連なった部分よりも前記大径筒部寄りの部分に連なって前記内側小径筒部の外側に形成され、前記変形制限部が形成された外側小径筒部と、を含む、請求項1または請求項2に記載のグロメット。
  4. 電線束および前記電線束に取り付けられたグロメットを備えるワイヤハーネスであって、
    前記グロメットは、
    板材における孔の縁部が嵌め入れ可能な環状の凹部が形成された筒状の大径筒部と、
    全周に亘る範囲で前記大径筒部の内側面からさらに内側へ延びて形成された連結部と、
    前記連結部に連なり端部において内側を貫通する前記電線束と結束された筒状の小径筒部と、が形成された弾性部材を有し、
    前記大径筒部は、全周に亘る範囲で前記連結部と連なる部分から内側へ斜めに延びて形成された傾斜縮径部を有し、
    前記小径筒部は、前記傾斜縮径部に対向して他の部分よりも突出し、前記傾斜縮径部の内側への変形範囲を制限する変形制限部を有する、ワイヤハーネス。
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