JP2015125793A - 回路付サスペンション基板およびヘッドジンバルアッセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気ヘッドを効率よく移動させて、消費電力の低減を図ることができる回路付サスペンション基板およびヘッドジンバルアッセンブリを提供すること。
【解決手段】
圧電素子5と、圧電素子5の伸縮によって移動可能なスライダ4とが搭載される回路付サスペンション基板1において、圧電素子5の先端部が接合されるタング部11の後端部に、圧電素子5を接合するための接合剤25の先側に対向配置される接合壁22を設け、接合壁22の内側に接合剤25を充填して、圧電素子5が伸長するときに、接合壁22によって接合剤25の弾性変形を規制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路付サスペンション基板、詳しくは、ハードディスクドライブに用いられる回路付サスペンション基板およびヘッドジンバルアッセンブリに関する。
ハードディスクドライブに用いられ、磁気ヘッドが実装される回路付サスペンション基板が知られている。
このような回路付サスペンション基板として、例えば、磁気ヘッドの位置および角度を精細に調節するために、ピエゾ素子(圧電素子)などのマイクロアクチュエータが搭載された回路付サスペンション基板が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−99204号公報
しかるに、上記した特許文献1のような回路付サスペンション基板では、磁気ヘッドを移動させるときに、ピエゾ素子の伸縮距離よりも磁気ヘッドの移動距離が短くなる場合がある。
この場合、磁気ヘッドを所望の位置へ移動させるためには、ピエゾ素子の伸縮距離を増大させる必要があり、そうすると、消費電力の低減を図ることが困難である。
そこで、本発明の目的は、磁気ヘッドを効率よく移動させて、消費電力の低減を図ることができる回路付サスペンション基板およびヘッドジンバルアッセンブリを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の回路付サスペンション基板は、金属支持基板と、前記金属支持基板の上に設けられるベース絶縁層と、前記ベース絶縁層の上に設けられる導体パターンとを備える回路付サスペンション基板であって、圧電素子を搭載するための圧電素子搭載部と、前記圧電素子の伸縮によって移動可能であり、磁気ヘッドを備えるスライダを搭載するためのスライダ搭載部とを備え、前記導体パターンは、前記圧電素子に電気的に接続されるように構成され、前記圧電素子搭載部は、前記圧電素子を前記圧電素子搭載部に接合するための接合剤に対して前記圧電素子の伸縮方向の一方に対向するように配置される対向部を備え、前記対向部は、前記圧電素子搭載部に接合された前記圧電素子が伸縮するときに、前記接合剤によって押圧されるように構成されることを特徴としている。
このような構成によれば、圧電素子が搭載される圧電素子搭載部に、圧電素子を接合するための接合剤に対向する対向部が設けられている。
そのため、圧電素子が伸縮する力を、接合剤および対向部の両方を介して圧電素子搭載部に効率よく伝えることができる。
これにより、対向部が設けられていない場合に比べて、圧電素子の伸縮距離を抑制しながら、磁気ヘッドを所望の位置へ効率よく移動させることができる。
その結果、消費電力の低減を図ることができる。
また、本発明の回路付サスペンション基板では、前記対向部は、前記圧電素子搭載部において前記接合剤が配置される領域の少なくとも一部を区画することが好適である。
このような構成によれば、接合剤を、対向部の近傍に確実に滞留させることができる。
その結果、対向部と接合剤とを確実に対向させることができる。
また、本発明の回路付サスペンション基板では、前記圧電素子搭載部は、前記接合剤に対して伸縮方向と直交する方向に対向配置される規制部を備えることが好適である。
このような構成によれば、圧電素子を接合するときに、規制部によって、伸縮方向と直交する方向への接合剤の流動を規制することができる。
その結果、接合剤を、対向部の近傍により確実に滞留させることができ、対向部と接合剤とをより確実に対向させることができる。
また、本発明の回路付サスペンション基板では、前記規制部は、前記対向部と一体的に形成されていることが好適である。
このような構成によれば、規制部によって対向部を補強することができ、接合剤からの押圧力を効率よく対向部で受けることができる。
また、本発明の回路付サスペンション基板では、前記対向部は、前記金属支持基板および前記ベース絶縁層の少なくともいずれか一方からなることが好適である。
このような構成によれば、金属支持基板およびベース絶縁層の少なくともいずれか一方を利用して、効率よく対向部を形成することができる。
また、本発明の回路付サスペンション基板では、前記導体パターンを被覆するように前記ベース絶縁層の上に設けられるカバー絶縁層をさらに備え、前記対向部は、前記カバー絶縁層からなることが好適である。
このような構成によれば、導体パターンを被覆するカバー絶縁層を利用して、効率よく対向部を形成することができる。
また、本発明の回路付サスペンション基板では、前記対向部は、前記伸縮方向に対して45°〜90°の角度を形成するように交差する対向面を有することが好適である。
このような構成によれば、対向面が伸縮方向に対して45°〜90°の角度を形成するように交差しているので、接合剤からの押圧力を、対向部で確実に受けることができる。
その結果、圧電素子が伸縮する力を、対向部に確実に伝えることができる。
また、本発明の回路付サスペンション基板では、前記接合剤は、導電性接着剤であることが好適である。
このような構成によれば、接合剤が導電性接着剤であるため、磁気ヘッドを効率よく移動させて、消費電力の低減を図ることができる。
また、本発明の回路付サスペンション基板では、前記接合剤は、はんだであることが好適である。
このような構成によれば、接合剤がはんだであるため、磁気ヘッドを効率よく移動させて、消費電力の低減を図ることができる。
本発明のヘッドジンバルアッセンブリは、上記の回路付サスペンション基板と、前記回路付サスペンション基板に支持される圧電素子と、磁気ヘッドを搭載し、前記圧電素子の伸縮によって移動するように前記回路付サスペンション基板に支持されるスライダとを備え、前記圧電素子の伸縮方向一端部は、接合剤を介して前記導体パターンに電気的に接合され、前記圧電素子の伸縮方向他端部は、接合剤を介して前記金属支持基板または前記導体パターンに電気的に接合され、前記対向部は、前記圧電素子の伸縮方向一端部および伸縮方向他端部の少なくともいずれか一方の前記接合剤に対して対向していることを特徴としている。
このような構成によれば、上記した回路付サスペンション基板を備えているので、磁気ヘッドを効率よく移動させて、消費電力の低減を図ることができる。
また、本発明のヘッドジンバルアッセンブリでは、圧電素子の伸縮方向他端部は、金属支持基板に電気的に接合されていることが好適である。
このような構成によれば、金属支持基板を利用して圧電素子を配置することができる。
その結果、回路付サスペンション基板の構成を簡略化することができる。
本発明の回路付サスペンション基板およびヘッドジンバルアッセンブリによれば、磁気ヘッドを効率よく移動させて、消費電力の低減を図ることができる。
図1は、本発明のヘッドジンバルアッセンブリの第1実施形態の平面図である。 図2は、図1のA−A断面図である。 図3は、図1に示す回路付サスペンション基板の製造方法を説明する説明図であって、図3Aは、金属支持基板を準備する工程を示し、図3Bは、ベース絶縁層および対向部を形成する工程を示し、図3Cは、第1導体パターンおよび第2導体パターンを形成する工程を示す。 図4は、図3に続いて回路付サスペンション基板の製造方法を説明する説明図であって、図4Aは、カバー絶縁層を形成する工程を示し、図4Bは、金属支持基板を外形加工する工程を示す。 図5は、第2実施形態のヘッドジンバルアッセンブリを示す平面図である。 図6は、図5のB−B断面図である。 図7は、第3実施形態の接合壁を説明する説明図であって、図7Aは、平面図であり、図7Bは、図7AのC−C断面図である。 図8は、第4実施形態の接合壁を説明する説明図であって、図8Aは、平面図であり、図8Bは、図8AのD−D断面図である。 図9は、その他の実施形態の接合壁を説明する説明図であって、図9Aは、第5実施形態を示し、図9Bは、第6実施形態を示し、図9Cは、第7実施形態を示す。 図10は、その他の実施形態の凹部を説明する説明図であって、図10Aは、第8実施形態を示し、図10Bは、第9実施形態を示す。 図11は、第10実施形態の凹部を説明する説明図である。 図12は、その他の実施形態の接合壁を説明する説明図であって、図12Aは、第11実施形態を示し、図12Bは、第12実施形態を示す。 図13は、第2実施形態の変形例を説明する説明図である。 図14は、その他の実施形態の接合壁を説明する説明図であって、図14Aは、第13実施形態を示し、図14Bは、第14実施形態を示す。 図15は、その他の実施形態の接合壁を説明する説明図であって、図15Aは、第15実施形態を示し、図15Bは、第16実施形態を示す。 図16は、その他の実施形態の接合壁を説明する説明図であって、図16Aは、第17実施形態を示し、図16Bは、第18実施形態を示す。 図17は、その他の実施形態の接合壁を説明する説明図であって、図17Aは、第19実施形態を示し、図17Bは、第19実施形態の変形例を示す。
ヘッドジンバルアッセンブリ1は、図1および図2に示すように、紙面上下方向に延びる平帯形状に形成されている。
なお、以下の説明において、ヘッドジンバルアッセンブリ1の方向に言及するときには、図1の紙面上下方向を先後方向とし、図1の紙面上下方向を幅方向とする。図1の紙面上側が先側であり、図1の紙面下側が後側である。また、図2の紙面上下方向を厚み方向とする。図2の紙面上側が厚み方向一方側であり、図2の紙面下側が厚み方向他方側である。
ヘッドジンバルアッセンブリ1は、回路付サスペンション基板2と、磁気ヘッド3を搭載するスライダ4と、複数(2つ)の圧電素子5とを備えている。ヘッドジンバルアッセンブリ1は、ハードディスクドライブ(図示せず)のロードビームに搭載される。
回路付サスペンション基板2は、金属支持基板6と、ベース絶縁層7と、第1導体パターン8と、導体パターンとしての第2導体パターン9と、カバー絶縁層10とを備えている。
金属支持基板6は、回路付サスペンション基板2の外形形状を構成するように、長手方向に延びる平帯形状に形成されている。金属支持基板6は、ヘッド支持部(ジンバル部)11と、配線支持部12とを一体的に備えている。
ヘッド支持部11は、金属支持基板6の先端部に配置されている。ヘッド支持部11は、後端部が絞られた平面視略矩形状に形成されている。ヘッド支持部11には、基板開口部13が形成されている。また、ヘッド支持部11は、タング部14を備えている。
基板開口部13は、ヘッド支持部11の長手方向略中央に配置されている。基板開口部13は、平面視略矩形状に形成されている。基板開口部13は、ヘッド支持部11を厚み方向に貫通している。
タング部14は、基板開口部13の先側周縁部の幅方向略中央から後方へ延びるように、平面視略矩形状に形成されている。タング部14の後端縁は、基板開口部13の後側周縁部の先側に間隔を隔てて配置されている。
配線支持部12は、ヘッド支持部11の後端部から連続して後方へ延びる平帯形状に形成されている。
ベース絶縁層7は、金属支持基板6の上(厚み方向一方側、以下同じ。)に設けられている。ベース絶縁層7は、先後方向に延びる平帯形状に形成されている。ベース絶縁層7は、端子形成部15と、配線形成部16とを備えている。
端子形成部15は、ベース絶縁層7の先端部において、後端部が絞られた平面視略矩形状に形成されている。端子形成部15は、ヘッド支持部11の上に重なっている。端子形成部15の幅方向両端縁は、基板開口部13の幅方向両端縁よりも幅方向内側に配置されている。端子形成部15には、ベース開口部17が形成されている。
ベース開口部17は、端子形成部15の長手方向略中央において、平面視略矩形状に形成されている。ベース開口部17は、端子形成部15を厚み方向に貫通している。ベース開口部17は、ヘッド支持部11のタング部14を露出するように、基板開口部13の幅方向中央に重なっている。ベース開口部17の後側周縁部は、タング部14の後端縁の後方に間隔を隔てて配置されている。
配線形成部16は、端子形成部15の後端部から連続して後方へ延びる平帯形状に形成されている。配線形成部16は、配線支持部12の上に重なっている。
第1導体パターン8は、ベース絶縁層7の上に設けられている。第1導体パターン8は、複数(8つ)のヘッド接続端子18と、複数(8つ)の外部接続端子27と、複数(8つ)の第1配線19とを備えている。
各ヘッド接続端子18は、ベース開口部17の先側に配置されている。各ヘッド接続端子18は、平面視略矩形状に形成されている。各ヘッド接続端子18は、幅方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
各外部接続端子27は、外部の配線回路基板(図示せず)などに接続されるものであり、外部の配線回路基板(図示せず)の構成に応じて、その形状や配置、接合方法を任意に選択することができる。具体的には、この実施形態において、各外部接続端子27は、配線形成部16の後端部に配置されている。各外部接続端子27は、平面視略矩形状に形成されている。各外部接続端子27は、幅方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
各第1配線19は、対応するヘッド接続端子18と外部接続端子27とに連続するように、互いに間隔を隔てて形成されている。
第2導体パターン9は、ベース絶縁層7の上に設けられている。第2導体パターン9は、複数(2つ)の圧電素子接続端子20と、複数(2つ)の電源端子28と、複数(2つ)の第2配線21とを備えている。
各圧電素子接続端子20は、ベース開口部17の後側に配置されている。各圧電素子接続端子20は、平面視略矩形状に形成されている。各圧電素子接続端子20は、幅方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
各電源端子28は、外部の配線回路基板(図示せず)などに接続されるものであり、外部の配線回路基板(図示せず)の構成に応じて、その形状や配置、接合方法を任意に選択することができる。具体的には、この実施形態において、各電源端子28は、配線形成部16の後端部において、すべての外部接続端子27よりも幅方向内方に配置されている。各電源端子28は、平面視略矩形状に形成されている。各電源端子28は、幅方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
各第2配線21は、対応する圧電素子接続端子20と電源端子28とに連続するように、互いに間隔を隔てて形成されている。
カバー絶縁層10は、ヘッド接続端子18、外部接続端子27、圧電素子接続端子20および電源端子28を露出し、第1配線19および第2配線21を被覆するパターンで、ベース絶縁層7の上に形成されている。
また、回路付サスペンション基板2は、複数(2つ)の接合壁22を備えている。
各接合壁22は、タング部14の後端部の上に設けられ、互いに幅方向に間隔を隔てて配置されている。各接合壁22は、タング部14の表面から上側へ突出し、後端部が開放された平面視略U字形状に形成されている。各接合壁22は、対向部23と、1対の規制部24とを一体的に備えている。
対向部23は、各接合壁22の先端部に配置されている。対向部23は、幅方向に延びる平面視略直線形状に形成されている。
両規制部24のそれぞれは、対向部23の幅方向両端部のそれぞれから後側へ向って延びる平面視略直線形状に形成されている。
スライダ4は、タング部14の先端部に支持されている。タング部14の先端部は、スライダ搭載部である。スライダ4は、平面視略矩形状に形成されている。スライダ4の先端部は、各ヘッド接続端子18の後方において、ベース絶縁層7の上に配置されている。スライダ4は、ハードディスクドライブ(図示せず)が駆動されたときに、磁気ディスク(図示せず)に対して、相対的に走行しながら、微小間隔を隔てて浮上される。
磁気ヘッド3は、スライダ4の先端部に設けられている。磁気ヘッド3は、各ヘッド接続端子18にはんだ接合されている。
各圧電素子5は、長手方向に延びる平面視略矩形状に形成されている。各圧電素子5の先端部は、対応する対向部23の後側において、接合剤25を介してタング部14の後端部に接合されている。各圧電素子5の後端部は、接合剤25を介して、対応する圧電素子接続端子20に接合されている。各圧電素子5は、第2導体パターン9を介して電力が供給され、その電圧が制御されることによって、先後方向に伸縮する。タング部14の後端部および圧電素子接続端子20は、圧電素子搭載部である。
次に、図3A〜図4Bを参照して、回路付サスペンション基板2の製造方法について説明する。
この方法では、まず、図3Aに示すように、金属支持基板6を用意する。
金属支持基板6を形成する材料としては、例えば、ステンレス、42アロイ、アルミニウム、銅−ベリリウム、りん青銅などの金属材料が挙げられ、好ましくは、ステンレスが挙げられる。
金属支持基板6の厚みは、例えば、15μm以上であり、例えば、50μm以下、好ましくは、30μm以下である。
次いで、図3Bに示すように、金属支持基板6の表面に、感光性の絶縁材料のワニスを塗布して乾燥させた後、露光および現像して、加熱硬化することによりベース絶縁層7および各接合壁22を、上記したパターンで形成する。
ベース絶縁層7を形成する材料としては、例えば、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリエーテルニトリル樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの合成樹脂などの絶縁材料が挙げられる。好ましくは、ポリイミド樹脂が挙げられる。
ベース絶縁層7の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上であり、例えば、35μm以下、好ましくは、15μm以下である。
各接合壁22の厚みは、ベース絶縁層7の厚みと同じであり、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上であり、例えば、35μm以下、好ましくは、15μm以下である。
次いで、図3Cに示すように、ベース絶縁層7の表面に、第1導体パターン8および第2導体パターン9を、アディティブ法またはサブトラクティブ法などにより形成する。
第1導体パターン8および第2導体パターン9を形成する材料は、例えば、銅、ニッケル、金、はんだ、またはそれらの合金などの導体材料などが挙げられ、好ましくは、銅が挙げられる。
第1導体パターン8および第2導体パターン9の厚みは、例えば、3μm以上、好ましくは、5μm以上、例えば、50μm以下、好ましくは、20μm以下である。
各第1配線19および各第2配線21の幅は、例えば、5μm以上、好ましくは、8μm以上、例えば、200μm以下、好ましくは、100μm以下である。
また、各第1配線19間の幅方向間隔は、例えば、5μm以上、好ましくは、8μm以上、例えば、1000μm以下、好ましくは、100μm以下である。また、第1配線19と第2配線21との間の幅方向間隔は、例えば、5μm以上、好ましくは、8μm以上、例えば、1000μm以下、好ましくは、100μm以下である。
また、各ヘッド接続端子18の幅は、例えば、15μm以上、好ましくは、20μm以上、例えば、1000μm以下、好ましくは、800μm以下である。
また、各ヘッド接続端子18間の間隔は、例えば、15μm以上、好ましくは、20μm以上、例えば、1000μm以下、好ましくは、800μm以下である。
また、各圧電素子接続端子20の幅は、例えば、15μm以上、好ましくは、20μm以上、例えば、1000μm以下、好ましくは、800μm以下である。
また、各圧電素子接続端子20間の間隔は、例えば、15μm以上、好ましくは、20μm以上、例えば、1000μm以下、好ましくは、800μm以下である。
次いで、図4Aに示すように、ベース絶縁層7の表面に、第1導体パターン8および第2導体パターン9を被覆するように、感光性の絶縁材料のワニスを塗布して乾燥させた後、露光および現像して、加熱硬化することによりカバー絶縁層10を上記したパターンで形成する。
カバー絶縁層10を形成する材料としては、上記したベース絶縁層7の絶縁材料と同様の絶縁材料が挙げられる。カバー絶縁層10の厚みは、例えば、1μm以上、例えば、40μm以下、好ましくは、10μm以下である。
次いで、図4Bに示すように、基板開口部13を形成するとともに、金属支持基板6を上記した外形形状に加工する。
金属支持基板6を加工するには、例えば、ドライエッチング(例えば、プラズマエッチング)やウェットエッチング(例えば、化学エッチング)などのエッチング法、例えば、ドリル穿孔、例えば、レーザ加工などの方法が用いられる。好ましくは、エッチング法により加工する。
これにより、回路付サスペンション基板2が完成する。
次いで、図1および図2を参照して、回路付サスペンション基板2に対する圧電素子5の実装について説明する。
回路付サスペンション基板2に圧電素子5を実装するには、まず、回路付サスペンション基板2の接合壁22の内側、すなわち、両規制部24の間に接合剤25の液滴を配置する。
接合剤25としては、塗布するときには液状であり、その後、固化することによって圧電素子5を接合できる接合剤が挙げられ、具体的には、樹脂中に金属粒子が分散された導電性接着剤や、はんだなどの導電性を有する接合剤が挙げられる。
次いで、圧電素子5の先端部を、接合剤25の液滴に重ねるように接合壁22の内側に配置する。
このとき、接合剤25の液滴は、圧電素子5の先端部によって潰されて、タング部14の表面に沿って拡がり、接合壁22の内側に充填される。これにより、接合剤25は、対向部23の対向面としての後端面26、および、両規制部24の左右方向内面に接触する。すなわち、対向部23は、接合剤25が配置される接合壁22の内側の空間の先端部を区画している。また、対向部23は、接合剤25の先側に対向配置され、両規制部24は、接合剤25の幅方向外側に対向配置されている。
その後、接合剤25が固化すると、タング部14に対する圧電素子5の先端部の接合が完了する。これにより、圧電素子5とタング部14とが電気的に接続される。
また、圧電素子5の後端部を、接合剤25を用いて、圧電素子接続端子20に接合する。これにより、圧電素子5と圧電素子接続端子20とが電気的に接続される。
そして、一方の圧電素子5に供給される電力を制御して、一方の圧電素子5を伸長させると、タング部14の一端部が先側へ移動する。なお、このとき、他方の圧電素子5を収縮させて、タング部14の他端部を後側へ移動させることにより、磁気ヘッド3を幅方向に移動させる。
ここで、接合壁22が設けられていない場合には、圧電素子5の伸長により、接合剤25の上端部が先側へ弾性変形し、その分、圧電素子5の伸長距離に対して、タング部14の移動距離が短くなる場合がある。
この点、このヘッドジンバルアッセンブリ1および回路付サスペンション基板2によれば、図2に示すように、圧電素子5を接合する接合剤25は、タング部14に設けられる接合壁22の内側に充填されている。つまり、接合剤25の周縁部が接合壁22によって補強されており、接合剤25の弾性変形が抑制されている。
これにより、圧電素子5が伸長するときに、接合剤25が対向部23を押圧するようにして、圧電素子5が伸長する力を、接合剤25および接合壁22の両方を介してタング部14に効率よく伝えることができる。
そのため、接合壁22が設けられていない場合に比べて、圧電素子5の伸長距離を抑制しながら、磁気ヘッド3を所望の位置へ効率よく移動させることができる。
その結果、消費電力の低減を図ることができる。
また、このヘッドジンバルアッセンブリ1および回路付サスペンション基板2によれば、図2に示すように、対向部23は、接合剤25が配置される領域の先端部を区画している。
そのため、接合剤25を、対向部23の後側近傍に確実に滞留させることができる。
その結果、対向部23と接合剤25とを確実に対向させることができる。
また、このヘッドジンバルアッセンブリ1および回路付サスペンション基板2によれば、図1に示すように、接合剤25に対して幅方向に対向配置される規制部24を備える。
そのため、圧電素子5を接合するときに、規制部24によって、幅方向への接合剤25の流動を規制することができる。
その結果、接合剤25を、対向部23の後側近傍に、より確実に滞留させることができ、対向部23と接合剤25とをより確実に対向させることができる。
また、このヘッドジンバルアッセンブリ1および回路付サスペンション基板2によれば、図1に示されるように、規制部24は、対向部23と一体的に形成されている。
そのため、規制部24によって対向部23を補強することができ、接合剤25からの押圧力を効率よく対向部23で受けることができる。
また、このヘッドジンバルアッセンブリ1および回路付サスペンション基板2によれば、図3Bに示すように、接合壁22は、ベース絶縁層7と同じ材料からなり、ベース絶縁層7を形成するときに同時に形成される。
その結果、ベース絶縁層7を形成する工程で、効率よく接合壁22を形成することができる。
また、このヘッドジンバルアッセンブリ1および回路付サスペンション基板2では、図1に示すように、対向部23の後端面26は、圧電素子5の伸長方向(すなわち、後側から先側へ向う方向)に対して直交する幅方向に延びている。
そのため、接合剤25からの押圧力を、対向部23で確実に受けて、圧電素子5が伸長する力を、対向部23に確実に伝えることができる。
また、このヘッドジンバルアッセンブリ1および回路付サスペンション基板2では、図2に示すように、圧電素子5の先端部は、タング部14に電気的に接合されている。
(第2実施形態)
以下、図5および図6を参照して、本発明のヘッドジンバルアッセンブリ1の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、圧電素子5は、その先端部がタング部14の後端部の表面に接合され、先後方向に沿って延びるように配置されている。
対して、第2実施形態では、図5および図6に示すように、圧電素子5は、その先端部がベース開口部17の幅方向両側においてベース絶縁層7の表面に接合され、先端部が後端部よりも幅方向外側に配置されるように、先後方向に対して傾斜して配置される。すなわち、第2実施形態では、圧電素子5の伸長方向は、先側へ向うに従って幅方向外側へ向う方向であり、圧電素子5の収縮方向は、後側へ向うに従って幅方向内側へ向う方向である。
この場合、回路付サスペンション基板31の第2導体パターン32は、複数(2つ)の後側端子33と、複数(2つ)の先側端子34と、複数(2つ)の後側配線35と、複数(2つ)の先側配線36とを備えている。
各後側端子33は、ベース開口部17の後側に配置されている。各後側端子33は、平面視略矩形状に形成されている。各後側端子33は、幅方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
各先側端子34は、ベース開口部17の幅方向両側に配置されている。各先側端子34は、平面視略矩形状に形成されている。
各後側配線35は、対応する後側端子33に連続するように、互いに間隔を隔てて形成されている。
各先側配線36は、対応する先側端子34に連続するように、互いに間隔を隔てて形成されている。
また、各接合壁22は、対応する先側端子34に対し、先側へ向うに従って幅方向外側へ向かう方向に対向配置されている。各接合壁22は、先端部を囲うように、後側へ向うに従って幅方向内側へ向かう方向の端部が開放された平面視略U字形状に形成されている。
そして、圧電素子5の先端部は、上記した第1実施形態と同様にして、接合剤25により、対応する先側端子34に接合されている。
第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第3実施形態)
以下、図7Aおよび図7Bを参照して、本発明のヘッドジンバルアッセンブリ1の第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、各接合壁22は、後端部が開放された平面視略U字形状に形成されている。
対して、第3実施形態では、図7Aに示すように、各接合壁41は、平面視略矩形枠形状に形成される。
この場合、各接合壁41は、先後方向に互いに間隔を隔てて配置される1対の対向部42と、幅方向に互いに間隔を隔てて配置される1対の規制部43とを備えている。
両対向部42のそれぞれは、幅方向に延びる平面視略直線形状に形成されている。
両規制部43のそれぞれは、両対向部42の幅方向両端部のそれぞれを連結するように、先後方向に沿って延びる平面視略直線形状に形成されている。
そして、圧電素子5の先端部は、図7Bに示すように、上記した第1実施形態と同様にして、接合剤25により、タング部14に接合されている。接合剤25は、各接合壁41の内側に充填されており、先側の対向部42の後端面44、後側の対向部42の先端面45、および、両規制部43の幅方向内面に接触している。
第3実施形態によれば、圧電素子5が伸長するときには、接合剤25は、先側の対向部42の後端面44を押圧する。また、圧電素子5が収縮するときには、接合剤25は、後側の対向部42の先端面45を押圧する。
これにより、圧電素子5が伸長するときだけでなく、圧電素子5が収縮するときにも、磁気ヘッド3を効率よく移動させることができ、消費電力の低減を図ることができる。
また、第3実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記した第2実施形態において、第3実施形態の接合壁41を、第2実施形態の接合壁22の代わりに適用することもできる。すなわち、上記した第2実施形態において、図13に示すように、接合壁22を、先側端子34を囲うように形成することもできる。
(第4実施形態)
以下、図8Aおよび図8Bを参照して、本発明のヘッドジンバルアッセンブリ1の第4実施形態を説明する。なお、第4実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、各接合壁22は、後端部が開放された平面視略U字形状に形成されている。
対して、第4実施形態では、図8Aに示すように、各接合壁51は、先端部が開放された平面視略U字形状に形成される。
この場合、各接合壁51は、対向部52と、1対の規制部53とを備えている。
対向部52は、接合壁51の後端部に配置されている。対向部52は、幅方向に延びる平面視略直線形状に形成されている。
両規制部53のそれぞれは、対向部52の幅方向両端部のそれぞれから先側へ延びる平面視略直線形状に形成されている。
そして、圧電素子5の先端部は、図8Bに示すように、上記した第1実施形態と同様にして、接合剤25により、タング部14に接合されている。ここで、圧電素子5の先端縁は、対向部52の先端面54よりも先側に配置されている。接合剤25は、各接合壁51の内側に充填されており、対向部52の先端面54、および、両規制部53の幅方向内面に接触している。
第4実施形態によれば、圧電素子5が収縮するときに、接合剤25は、対向部52の先端面54を押圧する。
これにより、圧電素子5が収縮するときに、磁気ヘッド3を効率よく移動させることができ、消費電力の低減を図ることができる。
また、第4実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記した第2実施形態において、第4実施形態の接合壁51を、第2実施形態の接合壁22の代わりに適用することもできる。すなわち、上記した第2実施形態において、接合壁22を、先側端子34の後端部を囲うように形成することもできる。
(その他の実施形態)
以下、図9A〜図10Bを参照して、本発明のヘッドジンバルアッセンブリ1のその他の実施形態を説明する。なお、各実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、接合壁22は、対向部23と規制部24とを一体的に備えているが、例えば、図9Aに示す第5実施形態のように、対向部23と規制部24とを互いに間隔を隔てるように個別に形成してもよい。
また、接合壁22は、例えば、図9Bに示す第6実施形態のように、規制部24を備えず、対向部23のみで形成してもよい。
また、対向部23は、例えば、図9Cに示す第7実施形態のように、圧電素子5の伸縮方向(すなわち、先後方向)に対して傾斜するように配置されていてもよい。この場合、対向部23の後端面26は、平面視略V字形状をなし、圧電素子5の伸縮方向に対して、例えば、45°以上、好ましくは、60°以上、例えば、90°未満の角度θを形成する。
また、上記した第1実施形態では、回路付サスペンション基板2の上面に形成される接合壁22内に接合剤25を充填し、圧電素子5を、回路付サスペンション基板2の上面に接合しているが、例えば、図10Aに示す第8実施形態、または、図10Bに示す第9実施形態のように、回路付サスペンション基板2の下側に形成される凹部61内に接合剤25を充填し、圧電素子5を、回路付サスペンション基板2の下側に接合してもよい。
凹部61は、金属支持基板6およびベース絶縁層7をエッチングすることにより、形成される。
この場合、凹部61の先側周壁62が対向部であり、先側周壁62の内周面63が対向面である。
なお、図10Aに示す第8実施形態では、圧電素子5は、金属支持基板6に電気的に接続されており、図10Bに示す第9実施形態では、圧電素子5は、第2導体パターン9に設けられるフライングリード端子64に電気的に接続されている。
また、図11に示す第10実施形態のように、上記した第8実施形態において、ベース絶縁層7の上にカバー絶縁層10を形成し、凹部61を、カバー絶縁層10を露出するように、ベース絶縁層7すべてをエッチングして形成することもできる。
また、上記した第9実施形態において、フライングリード端子64を被覆するカバー絶縁層10を形成することもできる。
また、図12Aに示す第11実施形態のように、上記した第1実施形態において、接合壁22の下端部にベース絶縁層7からなる底壁71を設けることもできる。この場合、圧電素子5をタング部14に接合するときに、接合剤25を、接合壁22の後端部から溢れさせようにタング部14に接触させる。
なお、上記した第4実施形態においても、第11実施形態と同様に、接合壁51の下端部にベース絶縁層7からなる底壁71を設けることができる。
また、図12Bに示す第12実施形態のように、上記した第1実施形態において、ベース絶縁層7からなる底壁71を形成し、その上に、カバー絶縁層10からなる接合壁22を形成することもできる。
第12実施形態によれば、カバー絶縁層10を利用して、効率よく接合壁22を形成することができる。
なお、上記した第4実施形態においても、第12実施形態と同様に、ベース絶縁層7からなる底壁71を設け、その上に、カバー絶縁層10からなる接合壁22を形成することができる。
また、上記した第1実施形態では、接合壁22は、タング部14の上に、ベース絶縁層7の他の部分から独立して設けられているが、第13実施形態では、図14Aに示すように、接合壁22を、ベース絶縁層7の他の部分(接合壁22以外の部分)と一体的に設けることができる。
また、上記した第3実施形態においても、図14Bに示す第14実施形態のように、接合壁41を、ベース絶縁層7の他の部分(接合壁41以外の部分)と一体的に設けることができる。
また、上記した第11実施形態においても、図15Aに示す第15実施形態のように、接合壁22を、ベース絶縁層7の他の部分(接合壁22以外の部分)と一体的に設けることができる。
また、上記した第12実施形態においても、図15Bに示す第16実施形態のように、接合壁22を、カバー絶縁層10の他の部分(接合壁22以外の部分)と一体的に設けることができる。
また、上記した第2実施形態においても、図16Aに示す第17実施形態のように、接合壁22を、カバー絶縁層10の他の部分(接合壁22以外の部分)と一体的に設けることができる。
また、図13に示す第3実施形態の変形例においても、図16Bに示す第18実施形態のように、接合壁22を、カバー絶縁層10の他の部分(接合壁22以外の部分)と一体的に設けることができる。
また、上記した第9実施形態では、凹部61の先側端部において、金属支持基板6の後側端縁は、ベース絶縁層7の後側端縁よりも先側に配置されているが、第19実施形態では、図17Aに示すように、凹部61の先側端部において、金属支持基板6の後側端縁は、上下方向に見たときにベース絶縁層7の後側端縁と一致するように配置されていてもよい。
また、上記した第19実施形態において、図17Bに示すように、フライングリード端子64を被覆するカバー絶縁層10を形成することもできる。
また、上記した第1実施形態および各実施形態は、互いに組み合わせることもできる。
1 ヘッドジンバルアッセンブリ
2 回路付サスペンション基板
3 磁気ヘッド
4 スライダ
5 圧電素子
6 金属支持基板
7 ベース絶縁層
9 第2導体パターン
23 対向部
24 規制部
25 接合剤
26 後端面
31 回路付サスペンション基板
32 第2導体パターン
42 対向部
43 規制部
44 後端面
45 先端面
52 対向部
53 規制部
54 先端面
62 先側周壁
63 内周面

Claims (11)

  1. 金属支持基板と、前記金属支持基板の上に設けられるベース絶縁層と、前記ベース絶縁層の上に設けられる導体パターンとを備える回路付サスペンション基板であって、
    圧電素子を搭載するための圧電素子搭載部と、
    前記圧電素子の伸縮によって移動可能であり、磁気ヘッドを備えるスライダを搭載するためのスライダ搭載部と
    を備え、
    前記導体パターンは、前記圧電素子に電気的に接続されるように構成され、
    前記圧電素子搭載部は、前記圧電素子を前記圧電素子搭載部に接合するための接合剤に対して前記圧電素子の伸縮方向の一方に対向するように配置される対向部を備え、
    前記対向部は、前記圧電素子搭載部に接合された前記圧電素子が伸縮するときに、前記接合剤によって押圧されるように構成される
    ことを特徴とする、回路付サスペンション基板。
  2. 前記対向部は、前記圧電素子搭載部において前記接合剤が配置される領域の少なくとも一部を区画する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の回路付サスペンション基板。
  3. 前記圧電素子搭載部は、前記接合剤に対して前記伸縮方向と直交する方向に対向配置される規制部を備える
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の回路付サスペンション基板。
  4. 前記規制部は、前記対向部と一体的に形成されている
    ことを特徴とする、請求項3に記載の回路付サスペンション基板。
  5. 前記対向部は、前記金属支持基板および前記ベース絶縁層の少なくともいずれか一方からなる
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回路付サスペンション基板。
  6. 前記導体パターンを被覆するように前記ベース絶縁層の上に設けられるカバー絶縁層をさらに備え、
    前記対向部は、前記カバー絶縁層からなる
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回路付サスペンション基板。
  7. 前記対向部は、前記伸縮方向に対して45°〜90°の角度を形成するように交差する対向面を有する
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の回路付サスペンション基板。
  8. 前記接合剤は、導電性接着剤である
    ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の回路付サスペンション基板。
  9. 前記接合剤は、はんだである
    ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の回路付サスペンション基板。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の回路付サスペンション基板と、
    前記回路付サスペンション基板に支持される圧電素子と、
    磁気ヘッドを搭載し、前記圧電素子の伸縮によって移動するように前記回路付サスペンション基板に支持されるスライダと
    を備え、
    前記圧電素子の伸縮方向一端部は、接合剤を介して前記導体パターンに電気的に接合され、
    前記圧電素子の伸縮方向他端部は、接合剤を介して前記金属支持基板または前記導体パターンに電気的に接合され、
    前記対向部は、前記圧電素子の伸縮方向一端部および伸縮方向他端部の少なくともいずれか一方の前記接合剤に対して対向している
    ことを特徴とする、ヘッドジンバルアッセンブリ。
  11. 前記圧電素子の伸縮方向他端部は、前記金属支持基板に電気的に接合されている
    ことを特徴とする、請求項10に記載のヘッドジンバルアッセンブリ。
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