JP2015116766A - 隠蔽シート - Google Patents

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Abstract

【課題】剥離可能に貼着された2つのシート部を、不用意に剥離してしまうことを回避しながらも、互いに並行する2本の切り離し線からなる開封構造を用いて容易に剥離する。
【解決手段】隠蔽はがき1を開封するための開封構造となるジッパー部21を構成する2本の切り離し線21a,21b間の領域において、はがき本体部10と隠蔽片部20とが、感圧接着剤ではなく、貼着後の剥離及び剥離後の再貼着が可能な弱粘着層50によって剥離可能に貼着される。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報記入領域に記入された情報を隠蔽可能な隠蔽シートに関する。
従来より、情報を記入するための情報記入領域が設けられたはがきにおいて、情報記入領域に情報を記入した後に、この情報記入領域上に隠蔽片を剥離可能に貼着し、それにより、情報記入領域に記入された情報を隠蔽可能とするものが考えられている。このようなものとして、例えば、はがき本体と隠蔽片とが折り畳み可能に連接し、隠蔽片上に剥離紙が剥離可能に貼着されたはがきが用いられている。このようなはがきは、はがき本体に設けられた情報記入領域に情報が記入された後、剥離紙が剥離されてはがき本体と隠蔽片とが折り畳まれ、情報記入領域上に隠蔽片が貼着されることにより、情報記入領域に記入された情報が隠蔽されることになる。
ここで、折り部を介して連接した2つの帳票片を折り畳んで互いに剥離可能に貼着することにより、帳票片の折り畳み状態内側となる面に記録された情報を隠蔽するメールフォームが、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されたメールフォームは、折り畳み可能に連接した2つの帳票片のそれぞれについて、折り畳み状態内側となる面に感圧接着剤が塗布されるとともに、折り部とは反対側の辺に沿って貼着後の剥離を不能とする接着層が積層され、さらに、一方の帳票片の接着層の折り部側に沿って2本のミシン目からなる開封構造が設けられている。そして、2つの帳票片が折り畳まれて貼着された状態から、2本のミシン目が破断されていき、この2本のミシン目間の領域が他方の帳票片から剥離されることにより、開封構造が設けられた帳票片のうち、折り部とは反対側の辺と開封構造との間の領域が他方の帳票片に接着層によって貼着されたまま、折り部と開封構造との間の領域が剥離されていく。そして、折り部と開封構造との間の領域が剥離されることにより、帳票片に記録された情報が視認されることになる。ここで、2本のミシン目間の領域においては、感圧接着剤が塗布された状態では剥離しにくいため、感圧接着剤上に、のり殺し作用を生じさせるためにベタ印刷が施されている。
このような構成を、情報記入領域が設けられた隠蔽シートに用いることで、情報記入領域に記入された情報を隠蔽することができる。
特開平8−187977号公報
上述したように、2つの帳票片が感圧接着剤によって剥離可能に貼着される構成においては、開封構造として2本のミシン目が並行するものを用いた場合、開封構造を他方の帳票片から剥離しにくいという問題点がある。また、そのような問題点を解決するために上述したように、2本のミシン目間にベタ印刷を施したとしても、開封構造を他方の帳票片から剥離しにくいという問題点を解決できるとは言い難い。そこで、2本のミシン目間に感圧接着剤を塗布しなければ。2本のミシン目を破断するだけで開封構造を他方の帳票片から分離することができるが、その場合、感圧接着剤が塗布されていない領域においては、2つの帳票片が貼着されていないこととなり、その領域から2つの帳票片が不用意に剥離してしまう虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、剥離可能に貼着された2つのシート部を、不用意に剥離してしまうことを回避しながらも、互いに並行する2本の切り離し線からなる開封構造を用いて容易に剥離することができる隠蔽シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
一方の面に情報記入領域が設けられた第1のシート部と、
折り部を介して前記第1のシート部に折り畳み可能に連接し、前記折り部とは反対側の辺に沿って互いに並行する2本の切り離し線からなる開封構造を具備する第2のシート部とを有し、
前記第2のシート部は、前記一方の面が内側となるように前記折り部を中心として折り畳まれた場合に前記情報記入領域に対向する面のうち、前記2本の切り離し線のうち前記折り部とは反対側の切り離し線と前記折り部との間の領域に、貼着後の剥離及び剥離後の再貼着が可能な第1の粘着層が積層されるとともに、前記2本の切り離し線のうち前記折り部とは反対側の切り離し線と前記折り部とは反対側の辺との間の領域に、貼着後の剥離が困難な第2の粘着層が積層され、
前記第1及び第2の粘着層によって前記第2のシート部に剥離シートが剥離可能に貼着されている。
上記のように構成された本発明においては、情報記入領域に情報が記入された後、第2のシートから剥離シートが剥離されて第1のシート部と第2のシート部とが、情報記入領域が内側となるように折り部を中心として折り畳まれ、第1及び第2の粘着層によって第1のシート部と第2のシート部とが貼着される。これにより、情報記入領域が第2のシート部によって覆われ、情報記入領域に記入された情報が隠蔽されることになる。その後、隠蔽シートが開封される際は、第2のシート部に形成された開封構造を構成する2本の切り離し線が破断されることによって、第2のシート部が、開封構造を境界として2つの領域に切り離される。開封構造を構成する2本の切り離し線のうち折り部とは反対側の切り離し線と第2のシート部の折り部とは反対側の辺との間の領域は、貼着後の剥離が困難な第2の粘着層によって第1のシート部と剥離困難に貼着されているため、第1のシート部に貼着されたままの状態となる。一方、開封構造を構成する2本の切り離し線のうち折り部とは反対側の切り離し線と折り部との間の領域は、貼着後の剥離が可能な第1の粘着層によって第1のシート部と剥離可能に貼着されているため、2本の切り離し線間の領域が第1のシート部から剥離され、またその後、折り部側の切り離し線と折り部との間の領域も第1のシート部から剥離される。このように、第2のシート部の、開封構造と折り部との間の領域が第1のシート部から剥離されることによって隠蔽シートが開封され、情報記入領域に記入された情報が視認されることになる。ここで、上記のような方法によって開封されるために、第1のシート部と第2のシート部とが、開封構造を構成する2本の切り離し線のうち折り部とは反対側の切り離し線と折り部との間が、感圧接着剤ではなく、貼着後の剥離及び剥離後の再貼着が可能な第1の粘着層によって剥離可能に貼着されるため、2本の切り離し線間の領域においても、この第1の粘着層によって第1のシート部と第2のシート部とが剥離可能に貼着されることになり、それにより、第1のシート部と第2のシート部とが貼着された状態から開封構造を構成する2本の切り離し線間の領域を第1のシート部から容易に剥離することができる。
また、第2のシート部の、情報記入領域が設けられた面が内側となるように折り部を中心として折り畳まれた場合に情報記入領域に対向する面のうち、2本の切り離し線に挟まれた領域に、第1の粘着層の代わりに、第1の粘着層よりも弱い剥離力で剥離可能な第3の粘着層が積層されていれば、第1のシート部と第2のシート部とが貼着された状態から隠蔽シートが開封されるために切り離し線が破断される際、2本の切り離し線間の領域が第1のシート部から剥離しやすくなる。
本発明は、第1のシート部と第2のシート部とが貼着された状態から開封されるために第1のシート部と第2のシート部とを剥離可能に貼着するための第1の粘着層が、貼着後の剥離及び剥離後の再貼着が可能なものであり、この隠蔽シートを開封するために第2のシート部に設けられた開封構造を構成する2本の切り離し線間の領域もこの第1の粘着層によって第1のシート部に剥離可能に貼着されるため、2本の切り離し線間の領域を、第1のシート部に貼着された状態から容易に剥離することができ、それにより、剥離可能に貼着された2つのシート部を、不用意に剥離してしまうことを回避しながらも、互いに並行する2本の切り離し線からなる開封構造を用いて容易に剥離することができる。
また、第2のシート部の、情報記入領域が設けられた面が内側となるように折り部を中心として折り畳まれた場合に情報記入領域に対向する面のうち、2本の切り離し線に挟まれた領域に、第1の粘着層の代わりに、第1の粘着層よりも弱い剥離力で剥離可能な第3の粘着層が積層されている構成としたものにおいては、第1のシート部と第2のシート部とが貼着された状態から隠蔽シートが開封されるために切り離し線が破断される際、2本の切り離し線間の領域を第1のシート部から剥離しやすくすることができる。
本発明の隠蔽シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面図、(d)はジッパー部の詳細な構成を示す図、(e)は剥離シートを剥離した状態の裏面図である。 図1に示した隠蔽はがきが送付されるまでの使用方法を説明するための図である。 図1に示した隠蔽はがきの送付先での使用方法を説明するための図である。 図1に示したジッパー部が破断していく際の作用を説明するための図である。 本発明の隠蔽シートの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面図、(d)はジッパー部の詳細な構成を示す図、(e)は剥離シートを剥離した状態の裏面図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の隠蔽シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面図、(d)はジッパー部21の詳細な構成を示す図、(e)は剥離シート30を剥離した状態の裏面図である。
本形態は図1に示すように、第1のシート部であるはがき本体部10と、第2のシート部である隠蔽片部20とが折り部40を介して折り畳み可能に連接し、隠蔽片部20の一方の面に剥離シート30が剥離可能に貼着されて構成された隠蔽はがき1である。
はがき本体部10は、はがき本体部10と隠蔽片部20が折り部40を中心として折り畳まれた場合に外側となる面に、この隠蔽はがき1の送付先の住所や氏名、名称等の宛先情報11が表示されているとともに、それとは反対の面に、この隠蔽はがき1の提供先から隠蔽はがき1の送付先に伝達する申込情報を記入するための情報記入領域となる申込情報記入欄14が設けられている。
隠蔽片部20は、はがき本体部10と隠蔽片部20が折り部40を中心として折り畳まれた場合に申込情報記入欄14と対向する面に、第1の粘着層となる弱粘着層50及び第2の粘着層となる強粘着層60が積層されている。また、隠蔽片部20の折り部40とは反対側の辺から所定の距離を隔てた領域に、その辺に沿って所定の間隔を有して互いに並行する2本の切り離し線21a,21bからなる開封構造となるジッパー部21が設けられている。
弱粘着層50は、貼着後の剥離及び剥離後の再貼着が可能なものであって、2本の切り離し線21a,21bのうち折り部40とは反対側の切り離し線21bと折り部40との間の領域の全面に積層されている。
強粘着層60は、貼着後の剥離が困難なものであって、2本の切り離し線21a,21bのうち折り部40とは反対側の切り離し線21bと、折り部40とは反対側の辺との間の領域の全面に積層されている。なお、貼着後の剥離が困難とは、はがき本体部10と隠蔽片部20とが貼着された状態からこれらを人間の手によって剥離した場合に、はがき本体部10や隠蔽片部20が裂かれたり厚み方向に分割されたりする程度に強接着されていることである。
剥離シート30は、剥離台紙上にシリコーン系等の剥離剤が塗工されて構成され、剥離剤が塗工された面にて弱粘着層50及び強粘着層60によって隠蔽片部20に貼着されている。
切り離し線21a,21bのそれぞれは、複数の切り込み24a,24bが、切り離し線21a,21bが延びる方向に並んで構成されている。複数の切り込み24a,24bのそれぞれは、複数の切り込み24a,24bの並び方向に延びた辺部22a,22bと、一端がこの辺部22a,22bに繋がり、その一端から切り離し線21a,21b間の領域側に鈍角を有して斜めに延びた辺部23a,23bとから構成されている。
以下に、上記のように構成された隠蔽はがき1の使用方法について説明する。
まず、隠蔽はがき1が送付されるまでの使用方法について説明する。
図2は、図1に示した隠蔽はがき1が送付されるまでの使用方法を説明するための図である。
上記のように構成された隠蔽はがき1を用いて、申込情報記入欄14に記入される申込情報を隠蔽はがき1の提供先から送付先に伝達する場合は、隠蔽はがき1の提供先においてまず、図2(a)に示すように、申込情報記入欄14に申込情報15が記入され、図2(b)に示すように、隠蔽片部20から剥離シート30が剥離されていく。
剥離シート30が隠蔽片部20から完全に剥離されると、図2(c)に示すように、隠蔽片部20に積層された弱粘着層50及び強粘着層60が表出する。
そして、図2(d)に示すように、はがき本体部10と隠蔽片部20とが、申込情報記入欄14が設けられた面が内側となるように折り部40を中心として折り畳まれる。
すると、隠蔽片部20の折り畳み状態内側となる面には、弱粘着層50及び強粘着層60が積層されているため、これら弱粘着層50及び強粘着層60によってはがき本体部10と隠蔽片部20とが貼着されることになる。
はがき本体部10と隠蔽片部20とが貼着された隠蔽はがき1は図2(e)に示すように、申込情報記入欄14に記入された申込情報15が隠蔽片部20によって隠蔽された状態となり、はがき本体部10に表示された宛先情報11に従って、隠蔽はがき1の送付先に送付されることになる。
次に、上記のようにして送付された隠蔽はがき1の送付先での使用方法について説明する。
図3は、図1に示した隠蔽はがき1の送付先での使用方法を説明するための図である。
上記のようにして隠蔽はがき1が送付先に送付された後、隠蔽はがき1の送付先において、隠蔽はがき1を開封するためにはがき本体部10と隠蔽片部20とが剥離される。
図1に示した隠蔽はがき1においては、はがき本体部10と隠蔽片部20とを剥離するためには、まず、図3(a)に示すように、ジッパー部21の切り離し線21a,21b間の領域がその一端から引き上げられ、他端側に引っ張られていく。ジッパー部21の切り離し線21a,21b間の領域は、貼着後の剥離が可能な弱粘着層50によってはがき本体部10に剥離可能に貼着されているため、はがき本体部10から剥離させながら引き上げて引っ張ることができ、この領域が引っ張られることによってジッパー部21が破断していく。
図4は、図1に示したジッパー部21が破断していく際の作用を説明するための図である。
ジッパー部21の切り離し線21a,21b間の領域が、辺部23a,23b側から引き上げられていくと、ジッパー部21の破断領域が、辺部23a,23b及び辺部22a,22bを介して、辺部22a,22bの辺部23a,23bとは反対側の端部に達する。
この辺部22a,22bの端部においては、ジッパー部21の切り離し線21a,21b間の領域が辺部22a,22b側に引っ張られた場合、図4(a)に示すように、ジッパー部21が破断する力が、切り離し線21a,21b間の領域側に向くように作用する。そのため、ジッパー部21の切り離し線21a,21b間の領域が辺部22a,22b側にさらに引っ張られていくと、切り離し線21a,21bのそれぞれについての複数の切り込み24a,24b間においては、複数の切り込み24a,24bの並び方向に対して、切り離し線21a,21b間の領域側の方向に隠蔽片部20が破断していく。ところが、この破断方向には、隣接する切り込み24a,24bの辺部23a,23bが存在するため、図4(b)に示すように、辺部22a,22bからの破断部25a,25bがこの辺部23a,23bと繋がり、ジッパー部21が破断していく。
このようにしてジッパー部21が完全に破断されると、図3(b)に示すように、切り離し線21a,21b間の領域が隠蔽片部20から分離し、隠蔽片部20がジッパー部21を介した2つの領域に切り離され、ジッパー部21が分離した領域にはがき本体部10の一部が表出する。
はがき本体部10が表出した領域は、隠蔽片部20に対して段差を有しているため、この段差に指等を引っ掛けて、図3(c)に示すように、隠蔽片部20のジッパー部21と折り部40との間の領域がはがき本体部10から剥離されていく。隠蔽片部20の切り離し線21aと折り部40との間の領域は、貼着後の剥離が可能な弱粘着層50によってはがき本体部10に剥離可能に貼着されているため、はがき本体部10から剥離することができる。一方、隠蔽片部20の折り部40とは反対側の辺と切り離し線21bとの間の領域は、貼着後の剥離が困難な強粘着層60によってはがき本体部10に貼着されているため、はがき本体部10から剥離することなく貼着されたままの状態となる。
隠蔽片部20の切り離し線21aと折り部40との間の領域がはがき本体部10から完全に剥離されると、図3(d)に示すように、申込情報記入欄14が表出し、申込情報記入欄14に記入された申込情報15が視認可能となり、隠蔽はがき1の送付先に伝達されることになる。
本形態における隠蔽はがき1は上述したように使用されることになるが、隠蔽はがき1を開封するための開封構造となるジッパー部21を構成する2本の切り離し線21a,21b間の領域においても、隠蔽片部20に積層された弱粘着層50によってはがき本体部10と隠蔽片部20とが剥離可能に貼着されるため、隠蔽はがき1の配送途中等において、開封構造から不用意に剥離してしまうことが回避される。また、この切り離し線21a,21b間の領域が、感圧接着剤ではなく、貼着後の剥離及び剥離後の再貼着が可能な弱粘着層50によって剥離可能に貼着されるため、隠蔽はがき1を開封するためにジッパー部21を破断していく際、2本の切り離し線21a,21b間の領域を、はがき本体部10に貼着された状態から容易に剥離することができる。
(他の実施の形態)
図5は、本発明の隠蔽シートの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面図、(d)はジッパー部121の詳細な構成を示す図、(e)は剥離シート130を剥離した状態の裏面図である。
本形態は図5に示すように、図1に示したものに対して、隠蔽片部120の2本の切り離し線121a,121b間の領域に、弱粘着層150の代わりに、弱粘着層150よりも弱い剥離力で貼着後の剥離が可能な第3の粘着層である弱粘着層170が積層されている点が異なるものである。
上記のように構成された隠蔽はがき101においても、図1に示したものと同様に使用されるが、隠蔽片部120の2本の切り離し線121a,121b間の領域が、弱粘着層150よりも弱い剥離力で貼着後の剥離が可能な弱粘着層170によってはがき本体部110に貼着されているため、隠蔽はがき101が開封されるためにジッパー部121が破断された際、切り離し線121a,121b間の領域がはがき本体部110から剥離しやすくなる。
なお、上述した2つの実施の形態においては、開封構造を構成する2本の切り離し線として、複数の切り込み24a,24b,124a,124bが、切り離し線21a,21b,121a,121bが延びる方向に並んで構成され、複数の切り込み24a,24b,124a,124bのそれぞれが、複数の切り込み24a,24b,124a,124bの並び方向に延びた辺部22a,22b,122a,122bと、一端がこの辺部22a,22b,122a,122bに繋がり、その一端から切り離し線21a,21b,121a,121b間の領域側に鈍角を有して斜めに延びた辺部23a,23b,123a,123bとから構成されたジッパー部21,121を例に挙げて説明したが、本発明における2本の切り離し線は、このような構成を有するジッパー部に限らず、タイ部とカット部とが交互に並んだ一般的なミシン目や、マイクロミシン等が2本互いに並行したものであってもよい。
また、上述した2つの実施の形態においては、隠蔽シートして隠蔽はがき1,101を例に挙げて説明したが、例えば、折り畳んだ状態がA4サイズとなるパンフレット形状のものであってもよく、上記のような方法で使用されるものであれば本発明を適用することができる。
1,101 隠蔽はがき
10,110 はがき本体部
11,111 宛先情報
14,114 申込情報記入欄
15 申込情報
20,120 隠蔽片部
30,130 剥離シート
40,140 折り部
50,150,170 弱粘着層
60,160 強粘着層
21,121 ジッパー部
21a,21b,121a,121b 切り離し線
22a,22b,23a,23b,122a,122b,123a,123b 辺部
24a,24b,124a,124b 切り込み
25a,25b 破断部

Claims (2)

  1. 一方の面に情報記入領域が設けられた第1のシート部と、
    折り部を介して前記第1のシート部に折り畳み可能に連接し、前記折り部とは反対側の辺に沿って互いに並行する2本の切り離し線からなる開封構造を具備する第2のシート部とを有し、
    前記第2のシート部は、前記一方の面が内側となるように前記折り部を中心として折り畳まれた場合に前記情報記入領域に対向する面のうち、前記2本の切り離し線のうち前記折り部とは反対側の切り離し線と前記折り部との間の領域に、貼着後の剥離及び剥離後の再貼着が可能な第1の粘着層が積層されるとともに、前記2本の切り離し線のうち前記折り部とは反対側の切り離し線と前記折り部とは反対側の辺との間の領域に、貼着後の剥離が困難な第2の粘着層が積層され、
    前記第1及び第2の粘着層によって前記第2のシート部に剥離シートが剥離可能に貼着されている隠蔽シート。
  2. 請求項1に記載の隠蔽シートにおいて、
    前記第2のシート部は、前記一方の面が内側となるように前記折り部を中心として折り畳まれた場合に前記情報記入領域に対向する面のうち、前記2本の切り離し線に挟まれた領域に、前記第1の粘着層の代わりに、前記第1の粘着層よりも弱い剥離力で剥離可能な第3の粘着層が積層されている隠蔽シート。
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