JP2015116765A - 隠蔽シート - Google Patents

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尋 今井
信行 齋藤
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信行 齋藤
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Abstract

【課題】第1のシート部と第2のシート部とが貼着された状態から、切り離し線を用いて開封される隠蔽シートにおいて、切り離し線によって開封しにくくなってしまうことを回避するとともに、第1のシート部と第2のシート部とを貼着するための貼着層を構成する粘着剤が、貼着層が積層されない面に流れ出てしまうことを回避する。
【解決手段】はがき本体部10と隠蔽片部20とを、はがき本体部10のミシン線12と折り部40との間の領域が隠蔽片部20に剥離可能に貼着され、また、はがき本体部10の折り部40とは反対側の辺とミシン線12との間の領域が隠蔽片部20に剥離困難に貼着されるように貼着するための弱粘着層50及び強粘着層60がいずれも、ミシン線12とは異なる隠蔽片部20に積層されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報記入領域に記入された情報を隠蔽可能な隠蔽シートに関する。
従来より、情報を記入するための情報記入領域が設けられたはがきにおいて、情報記入領域に情報を記入した後に、この情報記入領域上に隠蔽片を剥離可能に貼着し、それにより、情報記入領域に記入された情報を隠蔽可能とするものが考えられている。
このようなものとして、はがき本体と隠蔽片とが折り畳み可能に連接し、隠蔽片上に剥離紙が剥離可能に貼着された隠蔽はがきが、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された隠蔽はがきは、情報記入領域が設けられたはがき紙片と、情報記入領域に記入された情報を隠蔽するための隠蔽紙片とが折り部を介して折り畳み可能に連接した構成において、隠蔽紙片の折り部とは反対側の辺部に沿ってミシン目が形成され、隠蔽紙片の折り畳み状態内側となる面のうち、折り部とミシン目との間の領域に、剥離可能に接着される弱粘着剤層が積層されるとともに、折り部と反対側の辺とミシン目との間に、剥離不能に接着される強粘着剤層が積層され、弱粘着剤層と強粘着剤層とを覆って剥離紙が剥離可能に貼着されている。
このように構成された隠蔽はがきは、情報記入領域に情報が記入された後、剥離紙が剥離されてはがき紙片と隠蔽紙片とが折り部を中心として折り畳まれ、情報記入領域上に隠蔽紙片が貼着されることにより、情報記入領域に記入された情報が隠蔽されることになる。その後、ミシン目を破断することにより、隠蔽紙片の折り部と反対側の辺とミシン目との間の領域をはがき紙片に貼着したまま、隠蔽紙片の折り部とミシン目との間の領域をはがき紙片から剥離し、それにより、情報記入領域に記入された情報を視認可能としている。
また、情報記入領域が設けられた情報記入片と、情報記入領域に記入された情報を隠蔽するための隠蔽片とが折り部を介して折り畳み可能に連接した構成において、隠蔽片の折り部とは反対側の辺部に沿ってミシン目が形成され、隠蔽片の折り畳み状態内側となる面のうち、折り部とミシン目との間の領域に、剥離可能に接着される剥離粘着層が積層されるとともに、情報記入片の折り畳み状態内側となる面のうち、折り部とは反対側の辺とミシン目に対向する領域との間の領域に強接着部が設けられた隠蔽ラベルシートが、特許文献2に開示されている。
特許文献2に開示された隠蔽ラベルシートは、情報記入領域に情報が記入された後、情報記入片と隠蔽片とが折り部を中心として折り畳まれ、情報記入領域上に隠蔽片が貼着されることにより、情報記入領域に記入された情報が隠蔽されることになる。その後、ミシン目を破断することにより、隠蔽片の折り部と反対側の辺とミシン目との間の領域を情報記入片に貼着したまま、隠蔽片の折り部とミシン目との間の領域を情報記入片から剥離することにより、情報記入領域に記入された情報を視認可能としている。
特許第4402485号公報 特許第4935803号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示された構成においては、ミシン目が形成された紙片上に粘着層が積層されているため、ミシン目を形成する領域と粘着層を積層する領域との位置合わせの精度が悪かったり、これらの領域の位置がずれたりした場合、粘着層を積層する際に、粘着層を構成する粘着剤がミシン目のカット部に入り込む虞れがある。粘着剤がミシン目のカット部に入り込んだ場合、その後、ミシン目が破断しにくくなったり、粘着剤がカット部を介して紙片の反対側の面に流れ出し、本来粘着剤が存在しないはずの面がべたついたりしてしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、情報記入領域が設けられた第1のシート部と、情報記入領域に記入された情報を隠蔽するための第2のシート部とが折り畳み可能に連接し、第1のシート部と第2のシート部とが貼着された状態から、切り離し線を用いて開封される隠蔽シートにおいて、切り離し線によって開封しにくくなってしまうことを回避できるとともに、第1のシート部と第2のシート部とを貼着するための貼着層を構成する粘着剤が、貼着層が積層されない面に流れ出てしまうことを回避できる隠蔽シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
一方の面に情報記入領域が設けられた第1のシート部と、
折り部を介して前記第1のシート部に折り畳み可能に連接した第2のシート部とを有し、
前記第1のシート部は、前記折り部とは反対側の辺に沿って切り離し線が形成され、
前記第2のシート部は、前記一方の面が内側となるように前記折り部を中心として折り畳まれた場合に前記情報記入領域に対向する面のうち、前記折り部を中心として折り畳まれた場合に前記切り離し線に対向する領域と前記折り部との間の領域に、貼着後の剥離及び剥離後の再貼着が可能な第1の貼着層が積層されるとともに、前記切り離し線に対向する領域と前記折り部とは反対側の辺との間の領域に、貼着後の剥離が困難な第2の貼着層が積層され、
前記第1及び第2の貼着層によって前記第2のシート部に剥離シートが剥離可能に貼着されている。
上記のように構成された本発明においては、情報記入領域に情報が記入された後、第2のシートから剥離シートが剥離されて第1のシート部と第2のシート部とが、情報記入領域が設けられた面が内側となるように折り部を中心として折り畳まれ、第1及び第2の貼着層によって第1のシート部と第2のシート部とが貼着される。これにより、情報記入領域が第2のシート部によって覆われ、情報記入領域に記入された情報が隠蔽されることになる。その後、隠蔽シートが開封される際は、第1のシート部に形成された切り離し線が破断されることによって、第1のシート部が、切り離し線を境界として2つの領域に切り離される。第1のシート部のうち、切り離し線と折り部との間の領域は、貼着後の剥離が可能な第1の貼着層によって第2のシート部と剥離可能に貼着されているため、第2のシート部から剥離され、また、折り部とは反対側の辺と切り離し線との間の領域は、貼着後の剥離が困難な第2の貼着層によって第2のシート部を剥離困難に貼着されているため、第2のシート部に貼着されたままの状態となる。このように、第1のシート部の、切り離し線と折り部との間の領域が第2のシート部から剥離されることによって隠蔽シートが開封され、情報記入領域に記入された情報が視認されることになる。ここで、上記のような方法によって開封されるために、第1のシート部のうち、切り離し線と折り部との間の領域が、貼着後の剥離が可能な第1の貼着層によって第2のシート部と剥離可能に貼着され、また、折り部とは反対側の辺と切り離し線との間の領域が、貼着後の剥離が困難な第2の貼着層によって第2のシート部と剥離困難に貼着されることになるが、第1のシート部と第2のシート部とをこのように貼着するための第1及び第2の貼着層がいずれも、切り離し線とは異なる第2のシート部に積層されているので、第1の貼着層や第2の貼着層を積層する際に、これらを構成する粘着剤が切り離し線に入り込んで、その後に切り離し線が破断しにくくなったり、本来粘着剤が存在しないはずの面に粘着剤が切り離し線を介して流れ出てしまったりすることが回避される。
また、切り離し線として、互いに並行した2つの切り離し列からなるものを用いた場合は、隠蔽シートが開封される際は、2つの切り離し列がそれぞれ破断され、2つの切り離し列間の領域が第1のシート部から分離することで、第1のシート部が、切り離し線を境界として2つの領域に切り離されることになる。
また、切り離し線として、互いに並行した2つの切り離し列からなるものを用いた場合に、第2のシート部の、情報記入領域が設けられた面が内側となるように折り部を中心として折り畳まれた場合に情報記入領域に対向する面のうち、折り部を中心として折り畳まれた場合に2つの切り離し列間に対向する領域に、第1の貼着層よりも弱い剥離力で剥離可能な第3の貼着層が積層されていれば、切り離し線として、互いに並行した2つの切り離し列からなるものを用いた場合であっても、第1のシート部と第2のシート部とがその全面で貼着されていながらも、隠蔽シートが開封されるために切り離し列が破断された際、2つの切り離し列間の領域が第2のシート部から剥離しやすくなる。
本発明は、第1のシート部と第2のシート部とを貼着するための第1及び第2の貼着層がいずれも、切り離し線とは異なる第2のシート部に積層されているため、第1の貼着層や第2の貼着層を積層する際に、これらを構成する粘着剤が切り離し線に入り込んで、その後に切り離し線が破断しにくくなったり、本来粘着剤が存在しないはずの面に粘着剤が切り離し線を介して流れ出てしまったりすることがなくなり、それにより、切り離し線によって開封しにくくなってしまうことを回避できるとともに、第1のシート部と第2のシート部とを貼着するための貼着層を構成する粘着剤が、貼着層が積層されない面に流れ出てしまうことを回避できる。
また、切り離し線として、互いに並行した2つの切り離し列からなるものを用いた場合に、第2のシート部の、情報記入領域が設けられた面が内側となるように折り部を中心として折り畳まれた場合に情報記入領域に対向する面のうち、折り部を中心として折り畳まれた場合に2つの切り離し列間に対向する領域に、第1の貼着層よりも弱い剥離力で剥離可能な第3の貼着層が積層されている構成としたものにおいては、切り離し線として、互いに並行した2つの切り離し列からなるものを用いた場合であっても、第1のシート部と第2のシート部とがその全面で貼着されていながらも、隠蔽シートが開封されるために切り離し列が破断された際、2つの切り離し列間の領域を第2のシート部から剥離しやすくすることができる。
本発明の隠蔽シートの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面図、(d)は剥離シートを剥離した状態の裏面図である。 図1に示した隠蔽はがきが送付されるまでの使用方法を説明するための図である。 図1に示した隠蔽はがきの送付先での使用方法を説明するための図である。 本発明の隠蔽シートの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面図、(d)はジッパー部の詳細な構成を示す図、(e)は剥離シートを剥離した状態の裏面図である。 図4に示した隠蔽はがきの送付先での使用方法を説明するための図である。 図4に示したジッパー部が破断していく際の作用を説明するための図である。 本発明の隠蔽シートの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面図、(d)はジッパー部の詳細な構成を示す図、(e)は剥離シートを剥離した状態の裏面図である。 本発明の隠蔽シートの第4の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面図、(d)はジッパー部の詳細な構成を示す図、(e)は剥離シートを剥離した状態の裏面図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の隠蔽シートの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面図、(d)は剥離シート30を剥離した状態の裏面図である。
本形態は図1に示すように、第1のシート部であるはがき本体部10と、第2のシート部である隠蔽片部20とが折り部40を介して折り畳み可能に連接し、隠蔽片部20の一方の面に剥離シート30が剥離可能に貼着されて構成された隠蔽はがき1である。
はがき本体部10は、はがき本体部10と隠蔽片部20が折り部40を中心として折り畳まれた場合に外側となる面に、この隠蔽はがき1の送付先の住所や氏名、名称等の宛先情報11が表示されているとともに、それとは反対の面に、この隠蔽はがき1の提供先から隠蔽はがき1の送付先に伝達する申込情報を記入するための情報記入領域となる申込情報記入欄14が設けられている。また、はがき本体部10の折り部40とは反対側の辺から所定の間隔を有する領域に、その辺に沿って切り離し線となるミシン線12が形成されており、その端部に切り欠き13が設けられている。
隠蔽片部20は、はがき本体部10と隠蔽片部20が折り部40を中心として折り畳まれた場合に内側となる面に、第1の貼着層となる弱粘着層50及び第2の貼着層となる強粘着層60が積層されている。
弱粘着層50は、貼着後の剥離及び剥離後の再貼着が可能なものであって、はがき本体部10と隠蔽片部20が折り部40を中心として折り畳まれた場合にミシン線12に対向する領域と折り部40との間の領域の全面に積層されている。
強粘着層60は、貼着後の剥離が困難なものであって、はがき本体部10と隠蔽片部20が折り部40を中心として折り畳まれた場合にミシン線12に対向する領域と折り部40とは反対側の辺との間の領域の全面に積層されている。なお、なお、貼着後の剥離が困難とは、はがき本体部10と隠蔽片部20とが貼着された状態からこれらを人間の手によって剥離した場合に、はがき本体部10や隠蔽片部20が裂かれたり厚み方向に分割されたりする程度に強接着されていることである。
剥離シート30は、剥離台紙上にシリコーン系等の剥離剤が塗工されて構成され、剥離剤が塗工された面にて弱粘着層50及び強粘着層60によって隠蔽片部20に貼着されている。
以下に、上記のように構成された隠蔽はがき1の使用方法について説明する。
まず、隠蔽はがき1が送付されるまでの使用方法について説明する。
図2は、図1に示した隠蔽はがき1が送付されるまでの使用方法を説明するための図である。
上記のように構成された隠蔽はがき1を用いて、申込情報記入欄14に記入される申込情報を隠蔽はがき1の提供先から送付先に伝達する場合は、隠蔽はがき1の提供先においてまず、図2(a)に示すように、申込情報記入欄14に申込情報15が記入され、図2(b)に示すように、隠蔽片部20から剥離シート30が剥離されていく。
剥離シート30が隠蔽片部20から完全に剥離されると、図2(c)に示すように、隠蔽片部20に積層された弱粘着層50及び強粘着層60が表出する。
そして、図2(d)に示すように、はがき本体部10と隠蔽片部20とが、申込情報記入欄14が設けられた面が内側となるように折り部40を中心として折り畳まれる。
すると、隠蔽片部20の折り畳み状態内側となる面には、弱粘着層50及び強粘着層60が積層されているため、これら弱粘着層50及び強粘着層60によってはがき本体部10と隠蔽片部20とが貼着されることになる。
はがき本体部10と隠蔽片部20とが貼着された隠蔽はがき1は図2(e)に示すように、申込情報記入欄14に記入された申込情報15が隠蔽片部20によって隠蔽された状態となり、はがき本体部10に表示された宛先情報11に従って、隠蔽はがき1の送付先に送付されることになる。
次に、上記のようにして送付された隠蔽はがき1の送付先での使用方法について説明する。
図3は、図1に示した隠蔽はがき1の送付先での使用方法を説明するための図である。
上記のようにして隠蔽はがき1が送付先に送付された後、隠蔽はがき1の送付先において隠蔽はがき1を開封するためには、はがき本体部10と隠蔽片部20とを剥離することになる。
はがき本体部10には、ミシン線12が形成されており、このミシン線12の端部に切り欠き13が設けられているため、図3(a)に示すように、この切り欠き13が剥離開始端とされ、ミシン線12が破断されながら、はがき本体部10のミシン線12と折り部40との間の領域が隠蔽片部20から剥離されていく。はがき本体部10のミシン線12と折り部40との間の領域は、貼着後の剥離が可能な弱粘着層50によって隠蔽片部20に剥離可能に貼着されているため、隠蔽片部20から剥離することができる。一方、はがき本体部10の折り部40とは反対側の辺とミシン線12との間の領域は、貼着後の剥離が困難な強粘着層60によって隠蔽片部20に貼着されているため、隠蔽片部20から剥離することなく貼着されたままの状態となる。
ミシン線12が完全に破断されることによって、はがき本体部10が、ミシン線12と折り部40との間の領域と、折り部40とは反対側の辺とミシン線12との間の領域とに切り離され、はがき本体部10のミシン線12と折り部40との間の領域が隠蔽片部20から完全に剥離されると、図3(b)に示すように、申込情報記入欄14が表出し、申込情報記入欄14に記入された申込情報15が視認可能となり、隠蔽はがき1の送付先に伝達されることになる。
本形態における隠蔽はがき1は上述したように使用されることになるが、はがき本体部10のうち、ミシン線12と折り部40との間の領域を隠蔽片部20に剥離可能に貼着し、また、折り部40とは反対側の辺とミシン線12との間の領域を隠蔽片部20に剥離困難に貼着するための弱粘着層50及び強粘着層60がいずれも、ミシン線12とは異なる隠蔽片部20に積層されているので、弱粘着層50や強粘着層60を構成する粘着剤がミシン線12のカット部に入り込んで、その後、上述したようにミシン線12を破断する際にミシン線12が破断しにくくなってしまうことが回避され、それにより、隠蔽はがき1が開封しにくくなってしまうことを回避できる。また、はがき本体部10と隠蔽片部20のそれぞれの折り畳み状態外側となる面は、本来粘着剤が存在しないはずの面であるが、その面に粘着剤がミシン線12を介して流れ出てしまい、隠蔽はがき1の送付途中等において隠蔽はがき1の表面がべたついて、取り扱いに支障が生じてしまうことが回避される。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の隠蔽シートの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面図、(d)はジッパー部112の詳細な構成を示す図、(e)は剥離シート130を剥離した状態の裏面図である。
本形態は図4に示すように、図1に示したものに対して、切り離し線としてミシン線12の代わりにジッパー部112が設けられており、またそれにより、切り欠き13が設けられていない点が異なるものである。
ジッパー部112は、所定の間隔を介して互いに並行した2つの切り離し列112a,112bからなり、切り離し列112a,112bのそれぞれは、複数の切り込み118a,118bが、切り離し列112a,112bが延びる方向に並んで構成されている。複数の切り込み118a,118bのそれぞれは、複数の切り込み118a,118bの並び方向に延びた辺部116a,116bと、一端がこの辺部116a,116bに繋がり、その一端から切り離し列112a,112b間の領域側に鈍角を有して斜めに延びた辺部117a,117bとから構成されている。
また、隠蔽片部120の剥離シート130との貼着面のうち、はがき本体部10と隠蔽片部120とが折り部140を中心として折り畳まれた場合に切り離し列112a,112b間に対向する領域には、弱貼着層150及び強貼着層160のいずれも積層されていない。これにより、本形態の隠蔽片部120においては、はがき本体部110と隠蔽片部120が折り部140を中心として折り畳まれた場合にジッパー部112の切り離し列112bに対向する領域と折り部140との間の領域の全面に弱粘着層150が積層され、はがき本体部110と隠蔽片部120が折り部140を中心として折り畳まれた場合にジッパー部112の切り離し列112aに対向する領域と折り部140とは反対側の辺との間の領域の全面に強粘着層160が積層されていることになる。
以下に、上記のように構成された隠蔽はがき101の使用方法について説明する。
上記のように構成された隠蔽はがき101においても、送付されるまでは、図1に示したものと同様に使用される。
すなわち、申込情報記入欄114に申込情報が記入された後、隠蔽片部120から剥離シート130が剥離され、表出した弱粘着層150及び強粘着層160によってはがき本体部110と隠蔽片部120とが貼着され、申込情報記入欄114に記入された申込情報が隠蔽片部120によって隠蔽された状態で、はがき本体部110に表示された宛先情報111に従って、隠蔽はがき101の送付先に送付されることになる。
次に、上記のようにして送付された隠蔽はがき101の送付先での使用方法について説明する。
図5は、図4に示した隠蔽はがき101の送付先での使用方法を説明するための図である。
上記のようにして隠蔽はがき101が送付先に送付された後、隠蔽はがき101の送付先において、隠蔽はがき101を開封するためにはがき本体部110と隠蔽片部120とが剥離される。
図4に示した隠蔽はがき101においては、はがき本体部110と隠蔽片部120とを剥離するためには、まず、図5(a)に示すように、ジッパー部112の切り離し列112a,112b間の領域がその一端から引き上げられ、他端側に引っ張られていく。ジッパー部112の切り離し列112a,112b間の領域は、隠蔽片部120に貼着されていないため、容易に引き上げて引っ張ることができ、この領域が引っ張られることによってジッパー部112が破断していく。
図6は、図4に示したジッパー部112が破断していく際の作用を説明するための図である。
ジッパー部112の切り離し列112a,112b間の領域が、辺部117a,117b側から引き上げられていくと、ジッパー部112の破断領域が、辺部117a,117b及び辺部116a,116bを介して、辺部116a,116bの辺部117a,117bとは反対側の端部に達する。
この辺部116a,116bの端部においては、ジッパー部112の切り離し列112a,112b間の領域が辺部116a,116b側に引っ張られた場合、図6(a)に示すように、ジッパー部112が破断する力が、切り離し列112a,112b間の領域側に向くように作用する。そのため、ジッパー部112の切り離し列112a,112b間の領域が辺部116a,116b側にさらに引っ張られていくと、切り離し列112a,112bのそれぞれについての複数の切り込み118a,118b間においては、複数の切り込み118a,118bの並び方向に対して、切り離し列112a,112b間の領域側の方向にはがき本体部110が破断していく。ところが、この破断方向には、隣接する切り込み118a,118bの辺部117a,117bが存在するため、図6(b)に示すように、辺部116a,116bからの破断部119a,119bがこの辺部117a,117bと繋がり、ジッパー部112が破断していく。
このようにしてジッパー部112が完全に破断されると、図5(b)に示すように、切り離し列112a,112b間の領域がはがき本体部110から分離し、はがき本体部110がジッパー部112を介した2つの領域に切り離され、ジッパー部112が分離した領域に隠蔽片部120の一部が表出する。
隠蔽片部120が表出した領域は、はがき本体部110に対して段差を有しているため、この段差に指等を引っ掛けて、図5(c)に示すように、はがき本体部110のジッパー部112と折り部140との間の領域が隠蔽片部120から剥離されていく。はがき本体部110の切り離し列112bと折り部140との間の領域は、貼着後の剥離が可能な弱粘着層150によって隠蔽片部120に剥離可能に貼着されているため、隠蔽片部120から剥離することができる。一方、はがき本体部110の折り部140とは反対側の辺と切り離し列112aとの間の領域は、貼着後の剥離が困難な強粘着層160によって隠蔽片部120に貼着されているため、隠蔽片部120から剥離することなく貼着されたままの状態となる。
はがき本体部110の切り離し列112bと折り部140との間の領域が隠蔽片部120から完全に剥離されると、図5(d)に示すように、申込情報記入欄114が表出し、申込情報記入欄114に記入された申込情報115が視認可能となり、隠蔽はがき101の送付先に伝達されることになる。
本形態における隠蔽はがき101は上述したように使用されることになるが、はがき本体部110のうち、切り離し列112bと折り部140との間の領域を隠蔽片部120に剥離可能に貼着し、また、折り部140とは反対側の辺と切り離し列112aとの間の領域を隠蔽片部120に剥離困難に貼着するための弱粘着層150及び強粘着層160がいずれも、ジッパー部112とは異なる隠蔽片部120に積層されているので、弱粘着層150や強粘着層160を構成する粘着剤がジッパー部112の辺部116a,116b,117a,117bに入り込んで、その後、上述したようにジッパー部112を破断する際にジッパー部112が破断しにくくなってしまうことが回避され、それにより、隠蔽はがき101が開封しにくくなってしまうことを回避できる。また、はがき本体部110と隠蔽片部120のそれぞれの折り畳み状態外側となる面は、本来粘着剤が存在しないはずの面であるが、その面に粘着剤がジッパー部112の辺部116a,116b,117a,117bを介して流れ出てしまい、隠蔽はがき101の送付途中等において隠蔽はがき1の表面がべたついて、取り扱いに支障が生じてしまうことが回避される。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の隠蔽シートの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面図、(d)はジッパー部212の詳細な構成を示す図、(e)は剥離シート230を剥離した状態の裏面図である。
本形態は図7に示すように、図4に示したものに対して、隠蔽片部220の剥離シート230との貼着面のうち、はがき本体部210と隠蔽片部220とを折り部240を中心として折り畳んだ場合に2つの切り離し列212a,212b間に対向する領域にも弱粘着層250が積層されている点が異なるものである。
上記のように構成された隠蔽はがき201においても、図4に示したものと同様に使用される。この際、はがき本体部210と隠蔽片部220とが貼着された状態においては、はがき本体部210の切り離し列212a,212b間の領域も隠蔽片部220に弱粘着層250によって剥離可能に貼着されるため、はがき本体部210と隠蔽片部220とがこの領域から不用意に剥離してしまうことが回避される。
(第4の実施の形態)
図8は、本発明の隠蔽シートの第4の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面図、(d)はジッパー部312の詳細な構成を示す図、(e)は剥離シート330を剥離した状態の裏面図である。
本形態は図8に示すように、図4に示したものに対して、隠蔽片部320の剥離シート330との貼着面のうち、はがき本体部310と隠蔽片部320とを折り部340を中心として折り畳んだ場合に2つの切り離し列312a,312b間に対向する領域に、弱粘着層350よりも弱い剥離力で剥離可能な第3の貼着層となる弱粘着層370が積層されている点が異なるものである。この弱粘着層370は、例えば、弱粘着層350と同一の粘着剤を、例えばドット状に部分塗工することで、貼着力を弱めることが考えられる。
上記のように構成された隠蔽はがき301においても、図4に示したものと同様に使用される。この際、はがき本体部310と隠蔽片部320とが貼着された状態においては、はがき本体部310の切り離し列312a,312b間の領域が弱粘着層370によって隠蔽片部320に剥離可能に貼着されるため、はがき本体部310と隠蔽片部320とがこの領域から不用意に剥離してしまうことが回避される。さらに、この弱粘着層370が、弱粘着層350よりも弱い剥離力で剥離可能なものであるため、隠蔽はがき301を開封するためにジッパー部312が破断される際、はがき本体部310の切り離し列312a,312b間の領域が隠蔽片部320から剥離しやすくなる。
なお、上述した実施の形態においては、隠蔽シートして隠蔽はがき1,101,201,301を例に挙げて説明したが、例えば、折り畳んだ状態がA4サイズとなるパンフレット形状のものであってもよく、上記のような方法で使用されるものであれば本発明を適用することができる。
1,101,201,301 隠蔽はがき
10,110,210,310 はがき本体部
11,111,211,311 宛先情報
12 ミシン線
13 切り欠き
14,114,214,314 申込情報記入欄
15,115 申込情報
20,120,220,320 隠蔽片部
30,130,230,330 剥離シート
40,140,240,340 折り部
50,150,250,350,370 弱粘着層
60,160,260,360 強粘着層
112,212,312 ジッパー部
112a,112b,212a,212b,312a,312b 切り離し列
116a,116b,117a,117b,216a,216b,217a,217b,316a,316b,317a,317b 辺部
118a,118b,218a,218b,318a,318b 切り込み
119a,119b 破断部

Claims (3)

  1. 一方の面に情報記入領域が設けられた第1のシート部と、
    折り部を介して前記第1のシート部に折り畳み可能に連接した第2のシート部とを有し、
    前記第1のシート部は、前記折り部とは反対側の辺に沿って切り離し線が形成され、
    前記第2のシート部は、前記一方の面が内側となるように前記折り部を中心として折り畳まれた場合に前記情報記入領域に対向する面のうち、前記折り部を中心として折り畳まれた場合に前記切り離し線に対向する領域と前記折り部との間の領域に、貼着後の剥離及び剥離後の再貼着が可能な第1の貼着層が積層されるとともに、前記切り離し線に対向する領域と前記折り部とは反対側の辺との間の領域に、貼着後の剥離が困難な第2の貼着層が積層され、
    前記第1及び第2の貼着層によって前記第2のシート部に剥離シートが剥離可能に貼着されている隠蔽シート。
  2. 請求項1に記載の隠蔽シートにおいて、
    前記切り離し線は、互いに並行した2つの切り離し列からなる隠蔽シート。
  3. 請求項2に記載の隠蔽シートにおいて、
    前記第2のシート部は、前記一方の面が内側となるように前記折り部を中心として折り畳まれた場合に前記情報記入領域に対向する面のうち、前記折り部を中心として折り畳まれた場合に前記2つの切り離し列間に対向する領域に、前記第1の貼着層よりも弱い剥離力で剥離可能な第3の貼着層が積層されている隠蔽シート。
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