JP3108429U

JP3108429U - 秘匿シール部を有する返信用はがき付き印刷物。

Info

Publication number: JP3108429U
Application number: JP2004006306U
Authority: JP
Inventors: 和芳若林
Original assignee: 株式会社ウイル・コーポレーション
Priority date: 2004-10-27
Filing date: 2004-10-27
Publication date: 2005-04-14
Anticipated expiration: 2010-10-27

Abstract

【課題】広告用チラシ等に剥離可能に接着しているはがきを返信する場合、はがきの秘匿したい箇所を簡単に秘匿出来るようにしたはがき付き印刷物、及びはがきを提供すること。
【解決手段】はがきの一方の縦側辺部に印刷用紙１に剥離可能に接着する接着部３が設けられ、当該縦側辺部と接着部との間にはミシン目４が設けられていることからなる返信用はがき付き印刷物において、当該はがきが、はがき本体２と、はがき本体の周囲の所定の箇所に剥離可能に秘匿シール６が接着されている台紙部とからなり、はがき本体と台紙部との間にはミシン目が設けられていることからなる。
【選択図】図１ａ

Description

本考案は、秘匿シール部を有する返信用はがき付き印刷物に関する。

従来、はがきの右、又は左側の縦側辺部に剥離可能に接着する接着部が設けられ、当該接着部が広告用チラシ等の所定の箇所に接着され、この接着部を剥がすことにより簡単に広告用チラシ等からはがきを剥がすことが出来る技術があった。又はがきと接着部との間にはミシン目が設けられ、このミシン目によりはがきを接着部から切り離すことが出来るようになっていた。

しかし、従来技術では広告等にはがきが剥離可能に接着されていても、はがきの内容等を秘匿するシール等は有しておらず、したがって秘匿したい箇所があっても秘匿せずはがきを返信するということが行われていた。

そこで、本考案の目的は、広告用チラシ等に剥離可能に接着しているはがきを返信する場合、はがきの秘匿したい箇所を簡単に秘匿出来るようにしたはがき付き印刷物を提供することを目的とする。

前記目的を達成するため、本考案の秘匿シール部を有する返信用はがき付き印刷物は、
はがきの一方の縦側辺部に印刷用紙に剥離可能に接着する接着部が設けられ、当該縦側辺部と接着部との間にはミシン目が設けられていることからなる返信用はがき付き印刷物において、
当該はがきが、はがき本体と、はがき本体の周囲の所定の箇所に設けられている秘匿シール部とからなり、当該秘匿シール部は上の紙と下の紙とからなり、当該下の紙の上面には剥離可能な接着剤が塗布され、当該上の紙は下の紙の上面に貼着されていることからなる。

本考案は以上の構成を有するので、はがきの秘匿したい箇所を手間をかけずに簡単に秘匿出来、かつ個人情報の保護にも適するものである。

本考案の実施の形態の一例を図面にしたがって説明する。

図１ａは印刷物に秘匿シール部６を有する返信用はがき付き印刷物が剥離可能に接着している状態を示している。
印刷物には広告用チラシ又はある機関、組合、団体等がその構成員にアンケート用紙等何等かの回答を要求する返信用はがき付き印刷物等がある。

はがき本体２と秘匿シール部６の下の紙８は１枚の紙で作成されており、秘匿シール部６の下の紙８の上面は剥離可能な接着剤が塗布されている。上の紙９は剥離紙等であり、下の紙８と剥離可能に接着するようになっている。上の紙９には左の上の角に上の紙を剥がしやすくするため剥がし部１０が設けられている。図では左の上になっているが右の上でも左の下、右の下等剥がしやすい箇所ならどこでも良い。

はがき本体２と秘匿シール部６は印刷用紙１と接着していない。又、接着部３に示されている図面符号５は穴であるが、場合により穴５を設けなくても良い。はがき本体２の上面には差出人の住所、氏名、性別、年令及びアンケートの内容等必要事項が記載されている。

図１ｂは秘匿シール部６の下の紙８から上の紙９を剥がす状態を示している図である。上の紙９から剥がされた下の紙８がはがき本体２の秘匿したい箇所に接着しやすいようにはがき本体２と下の紙８に重なり部１１，１２が設けられている。
図１ｃは上の紙９を下の紙８から剥がして、はがき本体２の秘匿したい箇所に下の紙８を接着する状態を示している図である。下の紙８は折り線７を基にして矢印方向に折り、秘匿したい箇所に剥離可能に接着するものである。又折り線７はミシン目が入っていないが場合によりミシン目が入っても良い。
図１ｄは、はがき本体２を印刷用紙１から剥がす状態を示している。はがき本体２の下面が示されているが、当該下面には宛先（送信先）の住所、名称、担当の係等が記載されている。
図１ｅは、印刷用紙１からはがき本体２を剥がし、さらにはがき本体２から接着部３をミシン目４に沿って切り取った状態を示している。又、接着部３は、はがき本体２を切り離すことが出来れば良いので印刷用紙１と剥離不能に接着していても良いが剥離可能にしている方がより好適である。

本考案の使用の形態として、印刷用紙に接着して使用するだけでなく、本に綴じて使用することも出来るものである。
ここで、本に綴じる綴じ方としては、無線綴じ、その他の綴じ方があるが、無線綴じが好適である。
又、本考案において印刷物及びはがき等の空白の部分には広告等必要な事項を印刷するものである。

印刷物に秘匿シール部を有する返信用はがき付き印刷物が剥離可能に接着している状態を示す図である。秘匿シール部の下の紙から上の紙を剥がす状態を示している図である。上の紙を下の紙から剥がしてはがき本体の秘匿したい箇所に下の紙を接着する状態を示す図である。はがき本体と接着部を印刷用紙から剥がそうとする状態を示す図である。印刷用紙からはがき本体を剥がし、さらにはがき本体から接着部をミシン目に沿って切り取った状態を示す図である。

符号の説明

１印刷用紙
２はがき本体
３接着部
４ミシン目
５穴
６秘匿シール部
７折り線
８下の紙
９上の紙
１０剥がし部
１１，１２重なり部

Claims

はがきの一方の縦側辺部に印刷用紙（１）に剥離可能に接着する接着部（３）が設けられ、当該縦側辺部と接着部（３）との間にはミシン目（４）が設けられていることからなる返信用はがき付き印刷物において、
当該はがきが、はがき本体（２）と、はがき本体（２）の周囲の所定の箇所に設けられている秘匿シール部（６）とからなり、当該秘匿シール部（６）は上の紙（９）と下の紙（８）とからなり、当該下の紙（８）の上面には剥離可能な接着剤が塗布され、当該上の紙（９）は下の紙（８）の上面に貼着されていることを特徴とする秘匿シール部を有する返信用はがき付き印刷物。