JP3123887U - 秘匿性を有した情報所持体 - Google Patents

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Abstract

【課題】葉書などにおいて離型紙を必要とせずに秘匿性を確保する。
【解決手段】正面1Aに所定事項を記入する秘匿欄印刷部4を形成した紙片本体1と、紙片本体1における秘匿欄印刷部4の周囲外側に被糊付け部6を設けると共に、隠蔽紙片2には秘匿欄印刷部4に対向する部位に糊殺し加工が施された糊殺し層9を形成する。被糊付け部6に対向して糊付け部8を形成する。隠蔽紙片2の糊付け部8を含む全面に糊を塗布して秘匿欄印刷部4や被糊付け部6に貼り付けすることで、隠蔽紙片2を秘匿欄印刷部4に貼り付け覆って秘匿性を保持できる。その後、切断用案内表示部10に沿って切り込みを形成し、そして隠蔽紙片2を剥がすことにより秘匿欄印刷部4及びそこに記載された内容を読み取ることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、郵便葉書やチラシなどに利用できる秘匿性を有した情報所持体に関するものである。
従来、この種のものとして葉書紙片と葉書紙片より小さい隠蔽紙片が折目線を介して折り曲げ可能に連接され、葉書紙片の内面の折目線寄りの領域に所定事項を記入する記入欄が設けられており、隠蔽紙片の内面には、剥離可能に接着される弱粘着剤層が形成され、折目線と対向する端縁に沿って所定巾を有する帯状に剥離不能に接着される接着剤層が形成され、弱粘着剤層と接着剤層を覆って離型紙が貼着され、葉書紙片の内面に設けられている記入欄に所定の個人情報を記入して、接着剤層及び弱粘着剤層を覆っている離型紙を剥がし、折目線にて隠蔽用紙を折り曲げて葉書紙片内面に圧着することにより、隠蔽用紙が葉書紙片と部分的に剥離不能に接着して記入欄に記入された個人情報を隠蔽することができる隠蔽葉書が知られている(例えば、特許文献1)。
また、糊殺し部を設けた隠蔽ラベル付きハガキとして、粘着剤層下面に貼付される剥離紙には、その剥離剤表面の数箇所にニスまたは印刷インキをベタ印刷または網点印刷する糊殺し加工が施された糊殺し部が設けられ、使用時に剥離紙を隠蔽ラベル’から剥がすと、糊殺し部が粘着剤層裏面に接着された状態で、剥離紙が隠蔽ラベルから剥離されるものも知られている(例えば、特許文献2)。
特開2005−297256号公報 特開2003−182267号公報
ところで、このような隠蔽葉書が、商品の注文書やアンケート或いは会合の出欠の返事等の様な場合では比較的多数のものが印刷されてそれぞれの人に提供される。そして、このような葉書は総てのものが使用されることはなく、その一部は廃棄されてしまうおそれがある。したがって、このような記入欄に記載された記載内容の秘密保持を確実に行うようにした隠蔽葉書は比較的低コストで製造する必要がある。
しかしながら、従来の隠蔽葉書においては葉書紙片と葉書紙片より小さい隠蔽紙片の他に、これらとは別体の離型紙を設けているので、葉書紙片と隠蔽紙片は同時に印刷や接着層などの加工ができるものの、従来技術においては別体の離型紙を必要とし、さらには離型紙の貼り付け加工工程を必要とし、コストを可及的に低減することはできにくかった。
解決しようとする問題点は、表面に所定事項を記入する秘匿欄印刷部を形成した紙片本体と、前記秘匿欄印刷部を覆うことができる隠蔽紙片とを備えた秘匿性を有した情報所持体において、離型紙を必要とせずに秘匿性を確保する点である。
請求項1の考案は、紙片本体の表面に形成した秘匿欄印刷部を、隠蔽紙片を接着して覆うことで秘匿性を有し、前記隠蔽紙片を剥がして前記秘匿欄印刷部をあらわす秘匿性を有した情報所持体において、前記紙片本体における前記秘匿欄印刷部の周囲外側に被糊付け部を設け、前記隠蔽紙片の貼り付け面には、前記秘匿欄印刷部に対向する部位に糊殺し加工が施された糊殺し層を形成すると共に、前記被糊付け部に対向する部位に糊付け部を形成したことを特徴とする秘匿性を有した情報所持体である。
請求項2の考案は、紙片本体に形成した秘匿欄印刷部を、隠蔽紙片を接着して覆うことで秘匿性を有し、前記隠蔽紙片を剥がして前記秘匿欄印刷部をあらわす秘匿性を有した情報所持体において、前記紙片本体に前記隠蔽紙片が境界線を介して折り曲げ又は切り離し可能に連接され、前記紙片本体の表面における前記境界線寄りの領域に前記秘匿欄印刷部が形成され、該秘匿欄印刷部の周囲外側に形成した余白部を被糊付け部とし、前記隠蔽紙片の貼り付け面には、前記秘匿欄印刷部に対向する部位に糊殺し加工が施された糊殺し層を形成すると共に、前記被糊付け部に対向する部位に糊付け部を形成したことを特徴とする秘匿性を有した情報所持体である。
請求項3の考案は、前記糊殺し層は、ニスによって形成されたニス層であることを特徴とする請求項1又は2記載の秘匿性を有した情報所持体である。
請求項4の考案は、前記糊殺し層は、印刷インキを印刷して形成した印刷インキ層であることを特徴とする請求項1又は2記載の秘匿性を有した情報所持体である。
請求項5の考案は、前記境界線は折目用線又は切断用線であることを特徴とする請求項2記載の秘匿性を有した情報所持体である。
請求項6の考案は、前記被糊付け部は前記紙片本体の第1の縁に沿って設けられ、前記糊付け部は前記隠蔽紙片の第2の縁に沿って設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の秘匿性を有した情報所持体である。
請求項7の考案は、前記被糊付け部の前記第1の縁からの第1の横幅は、前記糊付け部の前記第2の縁からの第2の横幅よりも大きく設けられることを特徴とする請求項6記載の秘匿性を有した情報所持体である。
請求項8の考案は、前記紙片本体又は前記隠蔽紙片に、該隠蔽紙片の剥がし用の切断用案内表示部が印刷部又は半切断線によって形成されており、この切断用案内表示部は前記秘匿欄印刷部の非対応箇所に設けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の秘匿性を有した情報所持体である。
請求項9の考案は、前記被糊付け部の裏面又は前記糊付け部の裏面に、該隠蔽紙片の剥がし用の切断用案内表示部が印刷部又は半切断線によって形成され、該切断用案内表示部は前記第1の縁又は前記第2の縁に沿って設けられ、前記第1の縁又は前記第2の縁から前記切断用案内表示部までの第3の横幅は前記第1の横幅より小さく、前記第2の横幅より大きく形成されること特徴とする請求項7記載の秘匿性を有した情報所持体である。
請求項10の考案は、前記ニス層は有色な透明に設けられていることを特徴とする請求項3記載の秘匿性を有した情報所持体である。
請求項11の考案は、前記隠蔽紙片の前記表面の少なくとも前記秘匿欄印刷部に対向する箇所に有色なニス下地層が設けられ、該ニス下地層は前記隠蔽紙片と前記ニス層の間に介在していることを特徴とする請求項3又は10記載の秘匿性を有した情報所持体である。
請求項12の考案は、前記紙片本体が郵便葉書であって、前記第1の横幅は10mm以内に形成されると共に、前記第2の横幅Yは2mm以上に形成されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の秘匿性を有した情報所持体である。
請求項13の考案は、前記紙片本体及び前記隠蔽紙片をチラシやパンフレット或いは雑誌などの本紙の一部に一体的に設けたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の秘匿性を有した情報所持体である。
請求項1の考案によれば、糊を塗布しても糊殺し層の箇所の接着力は弱められて、糊殺し層に塗布した糊層は秘匿欄印刷部側に移ってしまい、この結果隠蔽紙片を開封したときに秘匿欄印刷部が糊の接着力によって剥がれることはなく秘匿欄印刷部及び該箇所に記載された内容を確保することができる。
請求項2の考案によれば、境界線を介して予め一体化されていた隠蔽紙片を折り曲げたり又は切り離して秘匿欄印刷部に糊付けすることができる。
請求項3の考案によれば、ニス層によって確実に糊の接着力を弱めて糊殺し作用を与えることができる。
請求項4の考案によれば、インキ層によって確実に糊の接着力を弱めて糊殺し作用を与えることができると共に、大量生産することができる。
請求項5の考案によれば、隠蔽紙片を紙片本体に確実に一体化しておくことができる。
請求項6の考案によれば、紙片本体の第1の縁側、隠蔽紙片の第2の縁側を有効利用することができる。
請求項7の考案によれば、秘匿欄印刷部には糊殺し層が配置され、秘匿欄印刷部が糊によって剥がれることを防止することができる。
請求項8の考案によれば、隠蔽紙片を剥がすときに切断用案内表示部に沿って切断すれば秘匿欄印刷部を誤って切断せず、安心して切断できる。
請求項9の考案によれば、切断用案内表示部の箇所は、貼り付け力が弱まっているので、秘匿欄印刷部を糊により剥がすことはない。
請求項10の考案によれば、ニス層の厚みを色の濃淡で把握でき、糊殺し作用の強弱を確実に把握することができる。
請求項11の考案によれば、糊殺し層の他にニス下地層によっても糊殺し作用を高めることができる。また、ニス下地層は有色であるので、秘匿欄印刷部を有色で覆うので秘匿性をいっそう高めることができる。
請求項12の考案によれば、郵便葉書において確実に隠蔽紙片が運送途中で容易に剥がれるようなことはない。
請求項13の考案によれば、チラシなどに広範囲に利用することができる。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1〜図13は実施例1を示しており、図1〜図4に示すように紙片本体1である所定の縦幅L1と所定の横幅W1を有する紙製の郵便葉書に該郵便葉書より小さい紙製の隠蔽紙片2が折目線又は切れ目線からなる境界線3を介して折り曲げ又は切り離し可能に連接されている。この隠蔽紙片2の縦幅L2は前記縦幅L1より小さく、横幅W2は前記横幅W1と同じに形成される。尚、隠蔽紙片2の縦幅L2はL1の半分又は半分より小さく形成されている(L2=1/2×L1又はL2<1/2×L1)。そして実施例では境界線3は折目線の場合を示している。前記紙片本体1の表面である正面1Aにおける前記境界線3寄りの領域に、すなわち下側に秘密に隠しておく所定事項を記入する秘匿欄印刷部4が形成される。この秘匿欄印刷部4には住所欄印刷部4A、氏名欄印刷部4B、さらに電話番号欄印刷部4Cが上下に多段に形成されており、葉書の発送人が住所欄印刷部4A、氏名欄印刷部4B、さらに電話番号欄印刷部4Cに秘匿情報である個人情報を書き込むものである。一方、境界線3寄りと反対側の領域に、すなわち上側に宛名印刷部5が設けられている。この宛名印刷部5は住所印刷部5Aと名称印刷部5Bとが上下に設けられている。尚、この宛名印刷部5は予め市町村名や会社名を印刷している。そして、前記秘匿欄印刷部4の周囲外側である左右両側には、余白部、すなわち基本的には何も書いていない箇所或いは「(被)糊付け部」「貼り付け部」「接着」のような被糊付け表示印刷はあるもののそれ以外の表示がないような箇所が設けられており、この余白部を糊付け可能な被糊付け部6とし、被糊付け部6は例えば白地など紙面の素地のままで残っている
前記隠蔽紙片2は、境界線3を介して折り返して秘匿欄印刷部4を覆うことができる大きさを有しており、その表面である正面2Aには、秘匿欄印刷部4と対向可能に、隠蔽紙片2に、糊殺し層9であるニス層が隠蔽紙片2に良好に設けられるようにニス下地層7を設ける。そして、このニス下地層7は黒、赤、青など適宜色の有色に設けられている。さらに、隠蔽紙片2の正面1Aの左右両側の被糊付け部6に対向する部位には糊を塗布するための糊付け部8を形成している。一方、糊付け部8を除く隠蔽紙片2の中央においては秘匿欄印刷部4に対向する部位に糊接着作用を低下させる糊殺し加工が施された糊殺し層9を形成する。前記糊殺し層9は、ニス下地層7上に設けられ、隠蔽紙片2の正面2Aにニスを塗布やベタ印刷または網点印刷して設けられている。このような糊殺し層9を形成するニス層は例えば黄色や赤などの有色な透明に設けられている。尚、前記糊殺し層は、ニスの代わりに表面潤滑の強い例えばシリコーンを含むようなインキによるインキ層によって形成してもよい。
また、被糊付け部6は隠蔽紙片2の左右両側に配置される第2の縁2Eに沿って設けられる。そして、第1の縁1Eからの被糊付け部6の第1の横幅Xは、第2の縁2Eからの糊付け部8の第2の横幅Yより大きく形成されている(X>Y)。
さらに、正面1A側に折り曲げたときには前向きになる隠蔽紙片2の正面2Aと反対側の裏面である背面2Bに切断用案内表示部10を印刷部又はミシン目のような半切断線によって設ける。この切断用案内表示部10は、背面2Bに代えて紙片本体1の背面1Bに設けてもよいものであって、切断用案内表示部10は前記秘匿欄印刷部6の非対応箇所、すなわち貼り付けたときに秘匿欄印刷部6を切断しない該秘匿欄印刷部6以外の箇所に設けられる。実施例では切断用案内表示部10を直線状の印刷部によって形成している。この切断用案内表示部10は、後述するように秘匿欄印刷部4に糊付けされた隠蔽紙片2を秘匿欄印刷部4側より剥離するために切り込み箇所を案内表示するためのものであり、その隠蔽紙片2の第2の縁2Eからの第3の横幅Zは前記第1の横幅Xの数値よりも小さく、かつ前記第2の横幅Yよりも大きく形成されている(Y<Z<X)。さらには、切断用案内表示部10は、前記第2の横幅Yよりはみ出た第1の横幅Xにおける中間部(Z=Y+(X−Y)/2)又はこの中間部の近傍に配置されることが望ましい。尚、切断用案内表示部10の縦幅L3は、ほぼ前記縦幅L2と同じに形成される。尚、具体的には秘匿欄印刷部4の範囲を確保するために前記第1の横幅Xは10mm以内に形成し、さらには被糊付け部6と糊付け部8間との糊付け面積を確保するため、前記第2の横幅Yは2mm以上、好ましくは3mmに形成する。さらに好ましい数値としては、第1の横幅Xを6mm程度、第2の横幅Yを3mmに形成することで、第3の横幅Zは4.5mm(=3+(6−3)/2)程度となる。第1の横幅Xが10mmより大きいと秘匿欄印刷部4の範囲が狭くなって実用上使用しにくくなり、一方第2の横幅Yが2mmより小さいと糊付け幅は小さくなり、糊付け力が実用上使用しにくくなる。
紙片本体1の正面1Aと反対側となる背面1Bには通信欄印刷部11が設けられており、実施例の場合は通信欄印刷部11には注文書印刷部11Aが設けられている。
次に前記構成についてその作用を説明する。図1〜4に示すように、秘匿欄印刷部4、通信欄印刷部11が白紙の状態で受取った受取人は、図5〜図6に示すように住所欄印刷部4Aに「××市××町××」というように住所を記入する。また氏名欄印刷部4Bに「×× ××」というように氏名を記入する。電話番号欄印刷部4Cには「×××―×××―×××」というように電話番号を記入する。一方、背面1Bの注文書印刷部11Aには「A1個、B2個、C3個」のように注文を記入する。
次に図7に示すように、隠蔽紙片2の正面2Aの糊付け部8に透明或いは半透明な糊を塗布する。この糊付けは糊付け部8のみならず糊殺し層9を含めて全面的に行う。そして、図8に示すように糊付け部8を被糊付け部6に貼り付けすると共に、記入済みの秘匿欄印刷部4に隠蔽紙片2を貼り付けする。この際、図9に示すように貼り合わせ箇所の秘匿欄印刷部4においては、紙片本体1に糊層12、糊殺し層9、有色なニス下地層7、隠蔽紙片2の順に重なって貼り付けされている。さらに、切断用案内表示部10の箇所の貼り合わせ箇所においては、紙片本体1に糊層12、糊殺し層9、有色なニス下地層7、隠蔽紙片2の順に重なって貼り付けされている。一方、図10に示すように貼り合わせ箇所の被糊付け部6においては、紙片本体1に糊層12、隠蔽紙片2の順に重なって貼り付けされている。
このようにして秘匿性を有する秘匿欄印刷部4を隠蔽紙片2によって隠蔽して郵送された葉書を受取った受取人は、秘匿性を解除して秘匿欄印刷部4の記載内容を読む場合、図11に示すように糊付け部8の内側、すなわち秘匿欄印刷部4に対向して設けられる糊殺し層9の外側となる糊付け部8の内側との境界を下部より切り込むようにして切断する。この際にはハサミやナイフなどの切断具12を利用して、切断用案内表示部10に沿って切り込む。尚、切断用案内表示部がミシン目のような半切断線である場合には、手で直接半切断線に沿って切り込むようにする。そのときの切り込み長さは縦幅L3であって、隠蔽紙片2の縦幅L2とほぼ同じに切り込まれる。そして図12〜13に示すように両側を切り込まれた隠蔽紙片2の上部を摘んで下方に剥がして秘匿欄印刷部4の記載内容を確認することができる。この際、秘匿欄印刷部4の糊の接着力は糊殺し層9によって弱められるので、糊層12は秘匿欄印刷部4側に移ってしまい、秘匿欄印刷部4及びそこに記載された記載内容が剥がれるようなことはなく、確実に読み取りを行うことができる。さらに隠蔽紙片2の剥がし作業においては、紙片本体1に糊層12、糊殺し層9、ニス下地層7、隠蔽紙片2の順に重なって貼り付けされている箇所に設けられた切断用案内表示部10に沿って剥がしていくことになるので、その剥がされた箇所にある糊層12は被糊付け部6側に移って貼り付け力が弱まり、この結果切断用案内表示部10に沿ってきれいに剥がしていくことができる。
以上のように、前記実施例では請求項1に対応して、紙片本体1の表面たる正面1Aに形成した秘匿欄印刷部4を、隠蔽紙片2を接着して覆うことで秘匿性を有し、前記隠蔽紙片2を剥がして前記秘匿欄印刷部6をあらわす秘匿性を有した情報所持体において、前記紙片本体1における前記秘匿欄印刷部4の周囲外側に被糊付け部6を設け、前記隠蔽紙片2の貼り付け面たる正面2Aには、前記秘匿欄印刷部6に対向する部位に糊殺し加工が施された糊殺し層9を形成すると共に、前記被糊付け部6に対向する部位に糊付け部8を形成したことによって、隠蔽紙片2の糊付け部8を含む全面に糊を塗布して隠蔽紙片2を秘匿欄印刷部4、被糊付け部6に全面的に貼り付けすることで、隠蔽紙片2を秘匿欄印刷部4に覆って秘匿性を保持できる。その際、隠蔽紙片2における秘匿欄印刷部4に対向する箇所に糊が塗布されて一体化でき、しかも該箇所には糊殺し層9が形成されているので、その箇所の接着力は弱められることとなるので、剥がすような場合においては糊殺し層9に塗布した糊層12は秘匿欄印刷部4側に移ってしまい、この結果隠蔽紙片2を剥いだときに秘匿欄印刷部4が糊の接着力によって剥がれることはなく秘匿欄印刷部4及び該箇所に記載された内容を確保することができる。
また、請求項2に対応して、紙片本体1に該紙片本体1より小さい隠蔽紙片2が境界線3を介して折り曲げ又は切り離し可能に連接され、前記紙片本体1の正面1Aにおける前記境界線3寄りの領域に所定事項を記入する秘匿欄印刷部4が形成されているので、境界線3を介して予め一体化されていた隠蔽紙片2を折り曲げたり又は切り離して秘匿欄印刷部4に糊付けすることにより、別体の隠蔽紙片2を設けておく必要はなく、扱いが簡単となる。
さらに、請求項3に対応して前記糊殺し層9は、ニスによって形成されたニス層であるので、確実に糊の接着力を弱めて糊殺し作用を高めることができる。尚、前記糊殺し層9を請求項4に対応して印刷インキ層によって形成しても確実に糊の接着力を弱めて糊殺し作用を高めることができるものであって、インキ層は印刷により形成するので、大量のものを比較的短時間で生産することができる。
また、請求項5に対応して前記境界線3は折目用線又は切断用線であるので、隠蔽紙片2を紙片本体1に確実に連設しておくことができる。
さらに、請求項6に対応して前記被糊付け部6は前記紙片本体1の第1の縁1Eに沿って設けられ、前記糊付け部8は前記隠蔽紙片2の第2の縁2Eに沿って設けられることにより、もともと利用しない紙片本体1の第1の縁1E側、隠蔽紙片2の第2の縁2E側を貼り付けのために有効利用することができる。
また、請求項7に対応して前記被糊付け部6の前記第1の縁1Eからの第1の横幅Xは、前記糊付け部8の前記第2の縁2Eからの第2の横幅Yよりも大きく設けられる(X>Y)ことにより、秘匿欄印刷部6には糊殺し層9が配置されるようになるので、秘匿欄印刷部6が糊によって剥がれることを防止することができる。
さらに、請求項8に対応して、前記紙片本体1に、該隠蔽紙片2の剥がし用の切断用案内表示部10が印刷部又は半切断線によって形成されており、この切断用案内表示部10は前記秘匿欄印刷部6の非対応箇所に設けられることにより、隠蔽紙片2を剥がすときに切断用案内表示部10に沿って切断すれば決して秘匿欄印刷部6を誤って切断することはない。
さらに、請求項9に対応して前記被糊付け部6の裏面1B又は前記糊付け部8の裏面2Bに、該隠蔽紙片2の剥がし用の切断用案内表示部10が印刷部によって形成され、該切断用案内表示部10は前記第1の縁1E又は前記第2の縁2Eに沿って設けられ、前記第1の縁1E又は前記第2の縁2Eから前記切断用案内表示部10までの第3の横幅Zは前記第1の横幅Xより小さく、前記第2の横幅Yより大きく形成される(X>Z>Y)ことによって、切断用案内表示部10の箇所は、紙片本体1に糊層12、糊殺し層9、ニス下地層7、隠蔽紙片2の順に重なって貼り付けされている箇所となるので、隠蔽紙片2の剥がされた箇所にある糊層12は被糊付け部6側に移って貼り付け力が弱まり、秘匿欄印刷部を糊により剥がすことはない。
また、請求項10に対応して前記ニス層は有色な透明に設けられていることにより、製造時においてニス層の厚みを色の濃淡で把握することができるので、前記厚み、ひいては糊殺し作用の強弱を確実に把握することができる。
さらに、請求項11に対応して前記隠蔽紙片2の前記表面の少なくとも前記秘匿欄印刷部4に対向する箇所にニス下地層7が設けられ、該ニス下地層7は前記隠蔽紙片2と前記ニス層による糊殺し層9の間に介在していることにより、糊殺し作用を糊層12と隠蔽紙片2との間に配置される糊殺し層9の他にニス下地層7によっても高めることができる。また、ニス下地層7は有色であるので、秘匿欄印刷部4を有色で覆うので秘匿性をいっそう高めることができる。
また、請求項12に対応して前記紙片本体1が縦幅L1が148mm程度、横幅W1が100mm程度の郵便葉書であって、前記第1の横幅は10mm以内に形成されると共に、前記第2の横幅Yは2mm以上に形成されることによって、隠蔽紙片2を秘匿欄印刷部4に糊で貼り付け、同時に被糊付け部6に糊付け部8を糊で貼り付けることで、確実に隠蔽紙片2が運送途中で容易に剥がれるようなことはない。
以下に他の実施例について説明する。尚、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図14〜18に示す実施例3は、図14〜図15に示すように紙片本体1である紙製の郵便葉書に該郵便葉書より小さい紙製の隠蔽紙片2が折目線又は切れ目線からなる境界線3を介して折り曲げ又は切り離し可能に連接されている。この隠蔽紙片2の縦幅L2´は縦幅L1と同じに形成され、横幅W2は横幅W1と同じに形成される。前記紙片本体1のこの実施例では表面である背面1Bに秘密に隠しておく所定事項を記入する秘匿欄印刷部4や通信欄印刷部11が形成される。一方、この実施例では裏面である正面1Aに宛名印刷部5が設けられている。
前記隠蔽紙片2は、境界線3を介して折り返して秘匿欄印刷部4などの背面1Bの全面を覆うことができる大きさを有しており、その表面である背面2Aには、秘匿欄印刷部4と対向可能にニス下地層7を設ける。さらに、隠蔽紙片2の正面1Aの左右両側の被糊付け部6に対向する部位には糊を塗布するための糊付け部8を形成している。一方、糊付け部8を除く隠蔽紙片2の中央においては秘匿欄印刷部4に対向する部位に糊接着作用を低下させる糊殺し加工が施された糊殺し層9を形成する。前記糊殺し層9は、ニス下地層7上に設けられ、隠蔽紙片2の正面2Aにニスを塗布、ベタ印刷または網点印刷して設けられている。このような糊殺し層9を形成するニス層は例えば黄色や赤などの有色な透明に設けられている。尚、前記糊殺し層は、ニスの代わりに表面潤滑の強い例えばシリコーンを含むようなインキによるインキ層によって形成してもよい。
また、被糊付け部6は隠蔽紙片2の左右両側に配置される第2の縁2Eに沿って設けられる。そして、第1の縁1Eからの被糊付け部6の第1の横幅Xは、第2の縁2Eからの糊付け部8の第2の横幅Yより大きく形成されている(X>Y)。
さらに、背面1B側に折り曲げたときには後向きになる隠蔽紙片2の背面2Bと反対側の裏面である正面2Aに切断用案内表示部10´を印刷部又はミシン目のような半切断線によって設ける。この切断用案内表示部10´は、正面2Aに代えて紙片本体1の正面1Aに設けてもよいものであって、切断用案内表示部10´は前記秘匿欄印刷部6の非対応箇所、すなわち貼り付けたときに秘匿欄印刷部6を切断しない該秘匿欄印刷部6以外の箇所に設けられる。
次に前記構成についてその作用を説明する。図16に示すように、秘匿欄印刷部4、通信欄印刷部11が白紙の状態で受取った受取人は、住所、氏名、電話番号を記入する。さらに注文書印刷部11Aには「A1個、B2個、C3個」のように注文を記入する。
次に図16に示すように、隠蔽紙片2の背面2Bの糊付け部8に透明或いは半透明な糊を塗布する。この糊付けは糊付け部8のみならず糊殺し層9を含めて全面的に行う。そして、糊付け部8を被糊付け部6に貼り付けすると共に、記入済みの秘匿欄印刷部4などに隠蔽紙片2を貼り付けする。
この後、図17に示すように糊付け部8の内側、すなわち秘匿欄印刷部4に対向して設けられる糊殺し層9の外側となる糊付け部8の内側との境界を下部より切り込むようにして切断する。この際にはハサミやナイフなどの切断具12を利用して、切断用案内表示部10´に沿って切り込む。尚、切断用案内表示部がミシン目のような半切断線である場合には、手で直接半切断線に沿って切り込むようにする。そのときの切り込み長さは縦幅L1全長であって、隠蔽紙片2の縦幅L2´に切り込まれる。そして図18に示すように両側を切り込まれた隠蔽紙片2の上部を摘んで下方に剥がして秘匿欄印刷部4などの記載内容を確認することができる。この際、秘匿欄印刷部4の糊の接着力は糊殺し層9によって弱められるので、糊層12は秘匿欄印刷部4側に移ってしまい、秘匿欄印刷部4及びそこに記載された記載内容が剥がれるようなことはなく、確実に読み取りを行うことができる。さらに隠蔽紙片2の剥がし作業においては、紙片本体1に糊層12、糊殺し層9、ニス下地層7、隠蔽紙片2の順に重なって貼り付けされている箇所に設けられた切断用案内表示部10´に沿って剥がしていくことになるので、その剥がされた箇所にある糊層12は被糊付け部6側に移って貼り付け力が弱まり、この結果切断用案内表示部10に沿ってきれいに剥がしていくことができる。
このような実施例2においても、隠蔽紙片2を剥いだときに秘匿欄印刷部4が糊の接着力によって剥がれることはなく秘匿欄印刷部4及び該箇所に記載された内容を確保することができる等の前記実施例1と同様な効果を奏することができる。
図19〜20に示す実施例3は、秘匿欄印刷部4の周囲外側である上側には、例えば白地など紙面の素地のままで残っている余白部が設けられており、この余白部を糊付け可能な被糊付け部6とする。一方、隠蔽紙片2の正面1Aの下側の被糊付け部6に対向する部位には糊を塗布するための糊付け部8を形成している。
したがって、糊付け部8に糊付けした後、該糊付け部8を被糊付け部6に貼り付けすることにより、隠蔽紙片2により秘匿欄印刷部4を覆うことができる。そして、貼り付けられた被糊付け部6と糊付け部8に沿って切断して隠蔽紙片2を剥がして、糊層12が乗り移った秘匿欄印刷部4の記載内容を確認することができる。
このような実施例3においても、実施例1と同様な効果を発揮することができる。
図21に示す実施例4は、往復葉書に利用した場合であり、返信側葉書により紙片本体1を形成し、該紙片本体1に境界線3を介して接続される往信側の葉書13の下部によって隠蔽紙片2を形成したものであり、秘匿欄印刷部4とこれを覆う隠蔽紙片2は境界線3を介して左右に配置されている。そして紙片本体1における秘匿欄印刷部4の周囲外側である左右両側には、例えば白地など紙面の素地のままで残っている余白部が設けられており、この余白部を糊付け可能な被糊付け部6とする。一方、隠蔽紙片2の正面1Aの左右両側の被糊付け部6に対向する部位には糊を塗布するための糊付け部8を形成している。
したがって、往復葉書を受取った場合、一点鎖線に示すように隠蔽紙片2を残すようにして往信側の葉書13の上部を図示しないミシン目のような半切断線に沿って切り取る。そして糊付け部8に糊付けした後、該糊付け部8を被糊付け部6に貼り付けすることにより、隠蔽紙片2により秘匿欄印刷部4を覆うことができる。そして、図11と同様に貼り付けられた被糊付け部6と糊付け部8に沿って切断して隠蔽紙片2を剥がして、糊層が乗り移った秘匿欄印刷部4の記載内容を確認することができる。
このような実施例3においても、実施例1と同様な効果を発揮することができる。
図22に示す実施例5は、チラシやパンフレット或いは雑誌などの本紙14の一部に前記紙片本体1及び隠蔽紙片2を一体に設けたものであり、実施例では本紙14の角部14Aに隠蔽紙片2の角部を配置している。
本紙14の読者は切断具12又はミシン目によって、紙片本体1及び隠蔽紙片2を切り取り、そして実施例1と同様に使用するものである。
このように実施例5においては、実施例1と同様な効果の他に、請求項6に対応してチラシやパンフレット或いは新聞紙、雑誌などの本紙14の一部に前記紙片本体1及び隠蔽紙片2を一体に設けたことにより、チラシなどに広範囲に利用することができる。
以上のように本考案にかかる秘匿性を有した情報所持体は、各種の用途に適用できる。
実施例1を示す正面図である。 実施例1を示す背面図である。 実施例1を示す図1の一部を拡大したA−A線断面図である。 実施例1を示す図1の一部を拡大したB−B線断面図である。 実施例1を示す第1行程の正面図である。 実施例1を示す第1行程の背面図である。 実施例1を示す第2行程の斜視図である。 実施例1を示す第3行程の正面図である。 実施例1を示す図8の一部を拡大したA´−A´線断面図である。 実施例1を示す図8の一部を拡大したB´−B´線断面図である。 実施例1を示す第4行程の正面図である。 実施例1を示す第5行程の正面図である。 実施例1を示す図12の断面図である。 実施例2を示す正面図である。 実施例2を示す背面図である。 実施例2を示す貼り付け行程の正面図である。 実施例2を示す切り込み行程の背面図である。 実施例2を示す剥がし行程の正面図である。 実施例3を示す正面図である。 実施例3を示す切断した状態の正面図である。 実施例4を示す正面図である。 実施例5を示す正面図である。
符号の説明
1 紙片本体
1A 正面(表面)
1E 第1の縁
2 隠蔽紙片
2A 正面(貼り付け面)
2B 背面(裏面)
2E 第2の縁
3 境界線
4 秘匿欄印刷部
6 被糊付け部
7 ニス下地層
8 糊付け部
9 糊殺し層
10 切断用案内表示部
12 糊層
14 本紙
X 第1の横幅
Y 第2の横幅
Z 第3の横幅

Claims (13)

  1. 紙片本体の表面に形成した秘匿欄印刷部を、隠蔽紙片を接着して覆うことで秘匿性を有し、前記隠蔽紙片を剥がして前記秘匿欄印刷部をあらわす秘匿性を有した情報所持体において、前記紙片本体における前記秘匿欄印刷部の周囲外側に被糊付け部を設け、前記隠蔽紙片の貼り付け面には、前記秘匿欄印刷部に対向する部位に糊殺し加工が施された糊殺し層を形成すると共に、前記被糊付け部に対向する部位に糊付け部を形成したことを特徴とする秘匿性を有した情報所持体。
  2. 紙片本体に形成した秘匿欄印刷部を、隠蔽紙片を接着して覆うことで秘匿性を有し、前記隠蔽紙片を剥がして前記秘匿欄印刷部をあらわす秘匿性を有した情報所持体において、前記紙片本体に前記隠蔽紙片が境界線を介して折り曲げ又は切り離し可能に連接され、前記紙片本体の表面における前記境界線寄りの領域に前記秘匿欄印刷部が形成され、該秘匿欄印刷部の周囲外側に形成した余白部を被糊付け部とし、前記隠蔽紙片の貼り付け面には、前記秘匿欄印刷部に対向する部位に糊殺し加工が施された糊殺し層を形成すると共に、前記被糊付け部に対向する部位に糊付け部を形成したことを特徴とする秘匿性を有した情報所持体。
  3. 前記糊殺し層は、ニスによって形成されたニス層であることを特徴とする請求項1又は2記載の秘匿性を有した情報所持体。
  4. 前記糊殺し層は、印刷インキを印刷して形成した印刷インキ層であることを特徴とする請求項1又は2記載の秘匿性を有した情報所持体。
  5. 前記境界線は折目用線又は切断用線であることを特徴とする請求項2記載の秘匿性を有した情報所持体。
  6. 前記被糊付け部は前記紙片本体の第1の縁に沿って設けられ、前記糊付け部は前記隠蔽紙片の第2の縁に沿って設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の秘匿性を有した情報所持体。
  7. 前記被糊付け部の前記第1の縁からの第1の横幅は、前記糊付け部の前記第2の縁からの第2の横幅よりも大きく設けられることを特徴とする請求項6記載の秘匿性を有した情報所持体。
  8. 前記紙片本体又は前記隠蔽紙片に、該隠蔽紙片の剥がし用の切断用案内表示部が印刷部又は半切断線によって形成されており、この切断用案内表示部は前記秘匿欄印刷部の非対応箇所に設けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の秘匿性を有した情報所持体。
  9. 前記被糊付け部の裏面又は前記糊付け部の裏面に、該隠蔽紙片の剥がし用の切断用案内表示部が印刷部又は半切断線によって形成され、該切断用案内表示部は前記第1の縁又は前記第2の縁に沿って設けられ、前記第1の縁又は前記第2の縁から前記切断用案内表示部までの第3の横幅は前記第1の横幅より小さく、前記第2の横幅より大きく形成されること特徴とする請求項7記載の秘匿性を有した情報所持体。
  10. 前記ニス層は有色な透明に設けられていることを特徴とする請求項3記載の秘匿性を有した情報所持体。
  11. 前記隠蔽紙片の前記表面の少なくとも前記秘匿欄印刷部に対向する箇所に有色なニス下地層が設けられ、該ニス下地層は前記隠蔽紙片と前記ニス層の間に介在していることを特徴とする請求項3又は10記載の秘匿性を有した情報所持体。
  12. 前記紙片本体が郵便葉書であって、前記第1の横幅は10mm以内に形成されると共に、前記第2の横幅Yは2mm以上に形成されることを特徴とする請求項7に記載の秘匿性を有した情報所持体。
  13. 前記紙片本体及び前記隠蔽紙片をチラシやパンフレット或いは雑誌などの本紙の一部に一体的に設けたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の秘匿性を有した情報所持体。
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