JP2015113396A - ライナーレスラベル接続体およびライナーレスラベル接続体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一方の表面に剥離層を、他方の裏面に粘着層を有し、ラベル片に分離するための切り取り部が長手方向に間隔をあけて形成されてなる第一のライナーレスラベル連続体1と第二のライナーレスラベル連続体2同士を接続したライナーレスラベル接続体4であって、前記第一のライナーレスラベル連続体1の後端辺と前記第二のライナーレスラベル連続体2の先端辺を接続する繋ぎテープと、を備え、前記繋ぎテープに前記第一のライナーレスラベル連続体1の後端辺と前記第二のライナーレスラベル連続体2の先端辺と、を指標に沿って貼着することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
このような場合、歩留まりを良くし、材料に無駄を生じないために、スプライシングテープを用いて用紙を接続する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照。)
また、スプライシングテープのミシン目が用紙に対して斜めに継いだ場合にも同様にスプライシングテープが分離し難いという問題があります。
また、ライナーレスラベル同士を接続する際に、大掛かりな機構を用いることなく、接続作業の効率化を図るライナーレスラベル接続体およびライナーレスラベル接続体の製造方法を提供することにある。
また、ライナーレスラベル同士を接続する作業性を向上するライナーレスラベル接続体およびライナーレスラベル接続体の製造方法を提供することにある。
また、前記繋ぎテープは、前記第一のライナーレスラベル連続体の後端辺と、第二のライナーレスラベル連続体の先端辺とを貼着可能な幅を有し、少なくとも一方の面に粘着層を有していることを特徴とすることができる。
また、前記繋ぎテープの前記指標に重なるようにミシン目を形成したことを特徴とすることができる。
また、前記繋ぎテープの前記指標は、目視可能な直線状のラインであることを特徴とすることができる。
また、前記繋ぎテープに赤外線またはブラックライトの照射により前記指標が目視可能にしたことを特徴とすることができる。
また、前記繋ぎテープの前記粘着層、前記第一のライナーレスラベル連続体の粘着層および第二のライナーレスラベル連続体の粘着層は、同一の粘着剤の種類および性質とすることを特徴とする。
また第二の発明の要旨は、一方の表面に剥離層を、他方の裏面に粘着層を有し、ラベル片に分離するための切り取り部が長手方向に間隔をあけて形成されてなる第一のライナーレスラベルと第二のライナーレスラベル連続体同士の端辺を繋ぎテープで接続するライナーレスラベル接続体の製造方法であって、前記繋ぎテープに形成した指標と、を有し、前記繋ぎテープに形成した前記指標に沿って、前記第一のライナーレスラベル連続体の終端辺と、前記第二のライナーレスラベル連続体を互いに突き合わせるように貼着したことを特徴とするライナーレスラベル接続体の接続方法にある。
また、前記繋ぎテープの前記指標に重なるようにミシン目を有し、前記第一および第二のライナーレスラベル連続体の端辺同士を突き合わせるようにしたことを特徴とすることができる。
また、繋ぎテープの指標と同一ラインに沿ってミシン目が形成してあるので、このミシン目に沿ってライナーレスラベル連続体同士の端辺を容易に突き合わせすることができ、必要に応じて分離する時に容易にミシン目から分離することができる。
尚、同一の構成には、同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
第一のライナーレスラベル連続体1(以下、適宜「第一のラベル連続体」と称す)は主に、長尺状の基材1a、剥離層1b、粘着層1c、切り取り部1dから構成されている。
第一のライナーレスラベル連続体1の基材1aの一方面(表面側)には、感熱発色層(図示せず)が形成され、この感熱発色層の表面(上面)にシリコーンなどの剥離剤(剥離層)1bが面全体に塗工されている。また、基材1aの他方面(裏面)には、粘着剤(粘着層)1cが面全体に塗工されている。
また粘着剤1cを塗工した面に、ピッチマーク(図示せず)が印刷されている。ピッチマークは、粘着剤1cを塗工する前工程で印刷することができる。ピッチマークは、基材1aの切り取り部1dの近接した幅方向に沿って矩形状に黒色で印刷されている。
粘着剤1cとしては、エマルジョン系粘着剤などを用いることができる。
粘着剤1cは、厚さが20μm以上であることが好ましく、より好ましくは20μm以上40μm未満、さらに好ましくは20μm以上25μm未満である。その理由は、実用上取り扱いしやすく、粘着性能を損なうことがない。
切り取り部1dとしては、ミシン目の例で説明するが、マイクロミシン目、所定間隔で形成した孔あるいは折れ線などとすることができる。剥離剤1bとしては、シリコーン樹脂などを用いることができる。
尚、粘着剤の種類および性質は一例として示したもので、粘着剤の種類および性質の組み合わせは必要に応じて組み合わせすることができる。
粘着剤1c、2cの性質は強粘着で説明するが、被着面が紙類等からなる被着体に対して必要な接着力とすることができる。
また粘着剤2cを塗工した面に、ピッチマーク(図示せず)が印刷されている。ピッチマークは、粘着剤2cを塗工する前工程で印刷することができる。ピッチマークは、基材1aの切り取り部2dの近接した幅方向に沿って矩形状に黒色で印刷されている。
なお、第一のラベル連続体1と第二のラベル連続体2は幅方向の長さは同一または略同一の長さを有している。
繋ぎテープ3は、第一のライナーレスラベル連続体1の終端である後端辺1eと第二のライナーレスラベル連続体2の始端である先端辺2eとを接続するテープである。
繋ぎテープ3は、紙またはフィルム系のベース基材3aと、少なくとも一方の面に粘着剤(粘着層)3bと、を有している。
ベース基材3aとしては、薄い紙またはフィルム系とすることができ、フィルム系としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルなどの合成樹脂フィルムとすることができる。また、ベース基材3aは、無色透明とすることが好適である。
また粘着剤3bとしては、第一および第二のラベル連続体1、2の粘着剤1c、2cと同一の種類および性質(粘着力)とすることができる。
突合ライン3cは、1条の直線状の突合ライン3cからなり赤色で印刷することができ、第一のライナーレスラベル連続体1の後端辺1eと、第二のライナーレスラベル連続体2の先端辺2eとを向き合わせることができラインとすることができる。また突合ライン3cの直線状のラインの幅は、0.5mm〜1.0mmが好ましい。
ブラックライト照射あるいは赤外線照射は、第一または第二のライナーレスラベル連続体1,2を接続するときに、繋ぎテープ3に照射することで突合ラインが目視可能にすることができる。
また、第二のライナーレスラベル連続体2の先端辺2eを突合ライン3cに沿って貼り付けすることができる。よって、第一のライナーレスラベル連続体1の後端辺と第二のライナーレスラベル連続体2の先端辺を突合ライン3cに沿って互いに平行となるように密着して貼り付けすることができる。
突合ライン3cを形成したことにより、後端辺1eおよび先端辺2eが突合ライン3cに対して傾いたり、ずれたりして貼り付けされることがない。
突合ライン3cに沿って後端辺1eと先端辺2eが密着した密着ライン13を形成することができ、この密着ライン13は、ミシン目に重なるように位置しているいので必要に応じて容易に分離(切り取り)することができる。
繋ぎ機器5は、第一と第二のラベル連続体1、2を接続するときに、第一と第二のラベル連続体1、2を搬送される搬送ルートに沿う位置に配置することができる。
繋ぎ機器5は主に、供給側ローラ6と、一対の転向ローラ7a、7bに張設されたエンドレスベルト7と、巻取側ローラ8と、エンドセンサ15と、を有している。
なお、供給側ローラ6、一対の転向ローラ7a、7bおよび巻取側ローラ8は、フリーに回転するように設けられている。
供給側ローラ6および巻取側ローラ8は、その表面がシリコーン樹脂等で形成され、粘着性を低減させる処理が施されているとともにゴム製の弾性体から形成されている。
巻取軸12は、巻取り用モータ14の駆動により巻取軸12を回転させることができ、第一または第二のライナーレスラベル連続体1,2またはライナーレスラベル接続体4を巻取軸12の回転により巻き芯(図示せず)に巻き取ることができる。
エンドレスベルト7の幅は、第一または第二のライナーレスラベル連続体1,2の幅よりも長い幅(第一、第二のラベル連続体1,2の移送方向と直交する方向)を形成することができる。
また、エンドレスベルト7の表面は、シリコーン樹脂等で形成され、粘着性を低減させる処理が施されている。
エンドセンサ15は、第一のラベル連続体1またはライナーレスラベル接続体の終端を検出することができるように移送ルートの下方に配置している。
本発明のライナーレスラベル接続体の接続方法は、一方の表面に剥離層を、他方の裏面に粘着層を有し、ラベル片に分離するための切り取り部が長手方向に間隔をあけて形成されてなる第一のライナーレスラベルと第二のライナーレスラベル連続体同士の端縁を繋ぎテープで接続するライナーレスラベル接続体の製造方法であって、繋ぎテープに形成した指標と、を有し、繋ぎテープに形成した指標に沿って、第一のライナーレスラベル連続体の終端辺を貼着し、第二のライナーレスラベル連続体の先端辺を終端辺に沿うように突き合わせるように貼着したことを特徴とする。
第一のライナーレスラベル連続体1が移送され、図示しない巻き芯の巻取途中に、第一のライナーレスラベル連続体1の後端辺(終端辺)1eをエンドセンサ15が検知した場合に、第一のライナーレスラベル連続体1を所定の位置で停止する。
次に、第一のライナーレスラベル連続体1の終端辺1eを繋ぎテープ3の突合ライン3cに沿って、第一のラベル連続体1を繋ぎテープ3に貼着する。
この時、第一のラベル連続体1の終端辺1eの粘着剤1c側を接続テープ3の表面(非粘着面)に貼着する。
この時、第二のライナーレスラベル連続体2の始端辺2eの粘着剤2cを接続テープ3の表面(非粘着面)に貼着する。
なお、第一のライナーレスラベル連続体1の終端辺1eは、第一のライナーレスラベル連続体1のエンド部である。この終端辺1eは、機械式のカッター等で切断され直線状のカットラインを形成してある。
このように終端辺1eと先端辺2eは、互いに直線状のカットラインを形成してあるので、終端辺1eと先端辺2eを密着した密着ライン13を形成することができる。
また、赤色で着色された突合ライン3cを所定の幅に設定し、突合ライン3cのエッジに沿って、第一のライナーレスラベル連続体1の後端辺1eと第二のライナーレスラベル連続体2の先端辺2eを貼着することで、ミシン目3dに重ねることなく後端辺1eと先端辺2eとを僅かな間隙を形成して貼着できるので、分離する時に、さらに分離しやすくすることができ過大な切断力を必要としないで切断することがでる。
なお、繋ぎテープ3は、予めライナーレスラベル連続体の幅に合うように、またはライナーレスラベル連続体の幅より短くカットしておくことにより作業性が向上する。
また、繋ぎテープ3のベース基材3aを無色透明として説明したが半透明または非透明とすることができる。非透明とした場合には、突合ライン3cと判断することができる目視可能な色とすることができる。例えば、補色あるいは補色に類似する色とすることができる。
また、繋ぎテープ3に形成したミシン目は、マイクロミシン目、所定間隔の小孔、あるいは直線状のカット部および非カット部を互いに設けることができる。
さらに、繋ぎ機器5の供給側ローラ6と、エンドレスベルト7と、巻取側ローラ8のその表面をプラズマコーティングとすることができる。
図6は、他の例のライナーレスラベル接続体の粘着剤側からの平面図である。
第一のライナーレスラベル連続体21と、第二のライナーレスラベル連続体22と、を繋ぎテープ23で接続したライナーレスラベル接続体20である。
第一および第二のライナーレスラベル連続体21,22の粘着剤21a、22aは、所定の間隔で細長の粘着剤21a、22aが長手方向に所定の間隔で複数形成したパターンを有している。
また、繋ぎテープ23の粘着剤23aも同様に所定の間隔で細長の粘着剤23aが所定の間隔で複数形成したパターンを有している。
1c 粘着剤(粘着層)
1d 切り取り部
1e 後端辺(終端辺)
2 第二のライナーレスラベル連続体
2c 粘着剤(粘着層)
2d 切り取り部
2e 先端辺(始端辺)
3 繋ぎテープ
3c 突合ライン(指標)
3d ミシン目
4 ライナーレスラベル接続体
5 繋ぎ機器
7 エンドレスベルト
11 巻取部
12 巻取軸
13 密着ライン
14 巻取モータ
15 エンドセンサ
Claims (8)
- 一方の表面に剥離層を、他方の裏面に粘着層を有し、ラベル片を分離するための切り取り部が長手方向に間隔をあけて形成されてなる第一のライナーレスラベル連続体と第二のライナーレスラベル連続体同士を接続したライナーレスラベル接続体であって、
前記第一のライナーレスラベル連続体の後端辺と前記第二のライナーレスラベル連続体の先端辺を接続する繋ぎテープと、を備え、
前記繋ぎテープに形成した指標と、を有し、
前記繋ぎテープに前記第一のライナーレスラベル連続体の後端辺と前記第二のライナーレスラベル連続体の先端辺と、を前記指標に沿って貼着することを特徴とするライナーレスラベル接続体。 - 前記繋ぎテープは、前記第一のライナーレスラベル連続体の後端辺と、前記第二のライナーレスラベル連続体の先端辺とを貼着可能な幅を有し、少なくとも一方の面に粘着層を有していることを特徴とする請求項1記載のライナーレスラベル接続体。
- 前記繋ぎテープの前記指標に重なるようにミシン目を形成したことを特徴とする請求項1記載のライナーレスラベル接続体。
- 前記繋ぎテープの前記指標は、目視可能な直線状のラインであることを特徴とする請求項1または3いずれかに記載のライナーレスラベル接続体。
- 前記繋ぎテープに赤外線またはブラックライトの照射により前記指標が目視可能にしたことを特徴とする請求項1、3、4いずれかに一項に記載のライナーレスラベル接続体。
- 前記繋ぎテープの前記粘着層、前記第一のライナーレスラベル連続体の粘着層および第二のライナーレスラベル連続体の前記粘着層は、同一の粘着剤の種類および性質とすることを特徴とする請求項2ないし5いずれかに一項に記載のライナーレスラベル接続体。
- 一方の表面に剥離層を、他方の裏面に粘着層を有し、ラベル片に分離するための切り取り部が長手方向に間隔をあけて形成されてなる第一のライナーレスラベルと第二のライナーレスラベル連続体同士の端辺を繋ぎテープで接続するライナーレスラベル接続体の製造方法であって、
前記繋ぎテープに形成した指標と、を有し、
前記繋ぎテープに形成した前記指標に沿って、前記第一のライナーレスラベル連続体の終端辺と、前記第二のライナーレスラベル連続体の先端辺を互いに突き合わせるように貼着したことを特徴とするライナーレスラベル接続体の接続方法。 - 前記繋ぎテープの前記指標に重なるようにミシン目を有し、前記第一および第二のライナーレスラベル連続体の端辺同士を突き合わせるようにしたことを特徴とする請求項7記載のライナーレスラベル接続体の製造方法。
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