JP2015087757A - ロール状複合台紙なしラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】印字時における台紙なしラベルと熱転写リボンとの剥離性がよく、転写された文字の一部が欠けることがなく、さらに、被着体に対する粘着力が従来のものよりも強いロール状複合台紙なしラベルを提供する。
【解決手段】ロール状複合台紙なしラベル8は、フィルム4の一方の面にインク層6を備え、他方の面にバックコート剤7を施した長尺状の熱転写リボン5と、基材の一方の面に粘着剤層2を備え、他方の面にインク層6のインクを転写される印字面21を有する長尺状の台紙なしラベル3と、を有し、バックコート剤7はシリコーン系ゴム、又は、シリコーンゴムとシリコーンオイルとの混合体を主成分としており、粘着剤層2はエマルジョン系の粘着剤により形成されており、熱転写リボン5のバックコート剤を施した面と、台紙なしラベル3の粘着剤層とが重ね合わせられており、ロール状に巻回されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタに装填される熱転写リボンに、台紙なしラベルを重ね合わせたロール状複合台紙なしラベルに関するものである。
従来、台紙なしラベルの裏面に施される粘着剤には、加熱することにより粘着性を発揮するホットメルト型と、常温でも粘着性を有する感圧性粘着剤とがある。ホットメルト型の粘着剤を用いた場合は、加熱装置を必要とする。一方、感圧性粘着剤を用いた場合は、ラベルの表面にシリコーン等の剥離剤を塗布し、ロール状に巻回した状態での粘着性を抑えて剥離性を良好としている。
しかし、感圧性粘着剤の場合には、ラベルの表面にシリコーン処理の工程を必要とする。また、感圧性粘着剤の場合には、このシリコーン処理を施したことにより、印字時に熱転写リボンのインクが剥離剤ではじかれて、インクが転写しなかったり、また印字が転写されたとしても印字されたバーコードや文字が不用意な接触により簡単に剥れたり、かすれたりすることがある。
そこで、本願出願人は、台紙なしラベルと、熱転写リボンとを重ね合わせてロール状にしたロール状複合台紙なしラベルを提案した(特許文献1)。この特許文献1では、粘着剤として再剥離、再粘着可能な粘着微球体を用いることにより、印字時における台紙なしラベルと熱転写リボンとの剥離性を向上させ、かつ、転写された文字の一部が欠けることがないロール状複合台紙なしラベルとしている。
この台紙なしラベルと、熱転写リボンとを重ね合わせてロール状にしたロール状複合台紙なしラベルは、台紙が不要であり、また、熱転写リボンを別途用意する必要もなく、ラベル作製においては、非常に理想的なものである。
特許第3529120号公報
しかし、特許文献1のロール状複合台紙なしラベルでは、粘着剤として再剥離、再粘着可能な粘着微球体を用いているので、再剥離、及び、再粘着が可能である反面、被着体に対する粘着力が弱く、ラベルとして利用可能な用途が限定されるという問題があった。
従来の技術において、特許文献1の粘着微球体を粘着力の強い粘着剤に置き換えてしまうと、印字工程におけるラベルとインクリボンとの剥離性が悪く、印字不良の原因となるおそれがあった。
本発明の課題は、印字時における台紙なしラベルと熱転写リボンとの剥離性がよく、転写された文字の一部が欠けることがなく、さらに、被着体に対する粘着力が従来のものよりも強いロール状複合台紙なしラベルを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、フィルムの一方の面に熱転写可能なインク層を備え、他方の面にバックコート剤を施した長尺状の熱転写リボンと、基材の一方の面に粘着剤層を備え、他方の面に前記インク層のインクを転写される印字面を有する長尺状の台紙なしラベルと、を有し、前記バックコート剤は、シリコーン系ゴム、又は、シリコーンゴムとシリコーンオイルとの混合体、を主成分としており、前記粘着剤層は、エマルジョン系の粘着剤により形成されており、前記熱転写リボンの前記バックコート剤を施した面と、前記台紙なしラベルの前記粘着剤層とが重ね合わせられており、ロール状に巻回されていること、を特徴とするロール状複合台紙なしラベルである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のロール状複合台紙なしラベルにおいて、前記台紙なしラベルの短手方向両端部に、端部から0.5mmから3mmの範囲で前記粘着剤層を形成しない糊なし部を設けていること、を特徴とするロール状複合台紙なしラベルである。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のロール状複合台紙なしラベルにおいて、前記バックコート剤は、その塗膜が0.001μmから0.5μmの厚さとなるように前記フィルムの他方の面に塗布されていること、を特徴とするロール状複合台紙なしラベルである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のロール状複合台紙なしラベルにおいて、前記粘着剤層は、JIS Z1538及びZ0237により規定されているステンレス試験板に対する180°引きはがし粘着力が、5880mN(ミリニュートン)/25mm幅、以上あること、を特徴とするロール状複合台紙なしラベルである。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のロール状複合台紙なしラベルにおいて、前記バックコート剤を施した面と、前記粘着剤層とが重ね合わせてある仮着部は、当該ロール状複合台紙なしラベルを幅50mmとし、前記熱転写リボンを固定し、前記台紙なしラベルを引っ張り速度300mm/minで180°剥離試験を行ったときに、剥離力が、49mN/50mm幅から686mN/50mm幅、以下であること、を特徴とするロール状複合台紙なしラベルである。
請求項6の発明は、請求項5に記載のロール状複合台紙なしラベルにおいて、前記仮着部の剥離力が、49mN/50mm幅から490mN/50mm幅、以下であること、を特徴とするロール状複合台紙なしラベルである。
本発明によれば、ロール状複合台紙なしラベルは、印字時における台紙なしラベルと熱転写リボンとの剥離性がよく、転写された文字の一部が欠けることがなく、さらに、被着体に対する粘着力が従来のものよりも強いものとすることができる。
本発明のロール状複合台紙なしラベルの斜視図である。 図1のII−II線に沿って切断した断面図である。 本発明の別の形態のロール状複合台紙なしラベルの斜視図である。 図3のIII−III線に沿って切断した断面図である。 剥離試験を説明する図である。 本実施形態のロール状複合台紙なしラベル8を装填して台紙なしラベル3に熱転写リボン5を用いて印字を行うプリンタ20の概略側面図である。 本発明のロール状複合台紙なしラベルの仮着部の剥離力が異なる複数のサンプルを用意して耐環境テストおよび印字テストを行った結果を表にしたものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(実施形態)
図1は、本発明のロール状複合台紙なしラベルの斜視図である。
図2は、図1のII−II線に沿って切断した断面図である。
なお、図1及び図2を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
本実施形態のロール状複合台紙なしラベル8は、台紙なしラベル3と熱転写リボン5とが仮着された状態で、ロール状に巻回されている。ロール状複合台紙なしラベル8は、図2中における上方から、基材1と、粘着剤層2と、バックコート剤7と、フィルム4と、インク層6とがこの順に積層されて長尺状に形成されている。
基材1と、粘着剤層2とは、台紙なしラベル3を構成している。
フィルム4と、インク層6と、バックコート剤7とは、熱転写リボン5を構成している。
また、ロール状複合台紙なしラベル8は、基材1側が外周側となるようにしてロール状に巻回されている。なお、図1において、ロール状複合台紙なしラベル8から引き出された状態のものについては、複合台紙なしラベル9と呼ぶこととする。
基材1は、上質紙、コート紙、アート紙のような紙基材により形成されている。基材1の一方の面には、粘着剤層2が形成されており、他方の面は、印字面21として形成されている。なお、基材1の印字面21は、後述のインク層6の熱転写性が良好なように構成されている。
粘着剤層2は、エマルジョン系の粘着剤により形成されている。エマルジョン系の粘着剤は、水によって希釈可能な水溶性の粘着剤である。エマルジョン系の粘着剤は、紙基材を用いる基材1に対して浸透しやすく、かつ、ラベルが紙系の場合、一般的に使用されている粘着剤で、取り扱いが容易である。
また、この粘着剤層2は、JIS Z1538及びZ0237により規定されているステンレス試験板に対する180°引きはがし粘着力が、5880mN/25mm幅、以上あるものであり、いわゆる強粘着性を備えている。
台紙なしラベル3の粘着剤層2の粘着力が5880mN/25mm幅以上のように強粘着性を備える場合、熱転写リボン5に重ね合わせた状態でロール状に巻かれると、スリット面からの粘着剤の染み出しにより複合台紙無しラベル9から熱転写リボン5を剥離するときに、リボンが切れたり、基材1に剥離(紙むけ)が発生したりする。
このとき、図3に示す本発明の別の形態におけるロール状複合台紙なしラベル8の両サイド(図3および図4に示すIII―III線方向端部)に粘着剤を塗布しない(粘着剤層を設けない)糊なし部を0.5mmから3mm、より好ましくは1mmから2mm設けることで、スリット面からの粘着剤の染み出しをなくし、リボン切れや基材の紙むけを防止することができる。このとき、糊なし部が0.5mmより小さいとスリット面からの糊の染み出しを防止することができない。また、糊なし部が3mmよりも大きくなると、後述するような印字後のラベル片19として被着体に貼り付けた際に周縁部が浮いてしまい、被着体との粘着を良好に保つことが難しくなる。
フィルム4は、ポリエステル等の合成樹脂からなる長尺状のフィルムであり、熱転写リボン5のベースとなる部材である。
インク層6は、フィルム4の一方の面に設けられており、後述するサーマルヘッド15により印字面21に対して熱転写されるインクにより形成されている。
バックコート剤7は、フィルム4の他方の面に塗布形成されており、粘着剤層2と接触して重ね合わせられている。このバックコート剤7に粘着剤層2が接触していることにより、台紙なしラベル3と熱転写リボン5とが仮着されて一体化されている。バックコート剤7は、シリコーン系ゴム、又は、シリコーンゴムとシリコーンオイルとの混合体を主成分としている。
また、バックコート剤7は、フィルム4の他方の面に塗布されており、その塗膜が0.001μmから0.5μmの厚さとなるように塗布するのが良い。塗膜厚さが0.001μmよりも薄いと、バックコート層としての非粘着性(剥離性)や滑り性が劣ってくるため、台紙なしラベル3との剥離がしづらくなるだけでなく、後述のサーマルヘッド15と接触搬送される際の騒音や印字不良の原因となる。塗膜厚さが0.5μmよりも厚いと、台紙なしラベル3との剥離は安定するが、リボンの厚さが厚くなり過ぎるため、生産時のコスト増加を招く。
上記成分と途膜厚さにより、バックコート剤7は、後述のサーマルヘッド15との滑り性が良好であり、かつ、粘着剤層2との剥離性が良好なものとなる。
バックコート剤7を施した面と、粘着剤層2とが重ね合わせてある仮着部は、所定の剥離試験による剥離力が所定値以下となるように構成されている。ここで、この剥離試験について説明する。
図5は、剥離試験を説明する図である。
この剥離試験に用いる試験対象のロール状複合台紙なしラベル8は、幅50mmのものを用意する。そして、台紙なしラベル3と熱転写リボン5との仮着部を剥離して、熱転写リボン5の一端を固定する。
剥離した台紙なしラベル3の一端を、引っ張り速度300mm/minで180°剥離試験を行い、ロードセル等によりこのときの剥離力を測定する。
台紙なしラベル3と熱転写リボン5との仮着部を剥離する剥離力は、上述の剥離試験において、49mN/50mm幅から686mN/50mm幅、以下であることが好ましい。より好ましくは、仮着部の剥離力が、49mN/50mm幅から490mN/50mm幅、以下である。
仮着部の剥離力は、印字時の動作上は、小さい方が望ましく、上述した範囲内に剥離力が収まっていれば、後述するようなプリンタによって、容易に剥離を行うことができ、印字に悪影響を与えることはない。
ロール状複合台紙なしラベル8は、粘着剤層2が上述したように強粘着性を備えている。しかし、上述のバックコート剤7を熱転写リボン5に用いることにより、ロール状複合台紙なしラベル8は、上述したような小さな剥離力で仮着部の剥離が可能な形態となっている。
図6は、本実施形態のロール状複合台紙なしラベル8を装填して台紙なしラベル3に熱転写リボン5を用いて印字を行うプリンタ20の概略側面図である。なお、以下の説明において、上下等の方向を記した場合には、図6中における方向を指すものとする。
プリンタ20は、保持軸10と、案内ローラ11と、圧着ローラ12,13と、プラテンローラ14と、サーマルヘッド15と、切断機構16と、転向ローラ17と、巻き取り軸18とを備えている。
保持軸10は、ロール状複合台紙なしラベル8が装填される軸である。保持軸10に装填されたロール状複合台紙なしラベル8から引き出された複合台紙なしラベル9は、台紙なしラベル3と熱転写リボン5とが極めて良好に剥離され、台紙なしラベル3が水平方向に移送され、熱転写リボン5が下方に移送される。なお、熱転写リボン5が剥離される部位には、剥離板又は転向ローラ等の剥離部材を設けてもよい。
案内ローラ11は、剥離されて下方に移送された熱転写リボン5を案内するローラであり、保持軸10の周囲に複数配置されている。下方に移送された熱転写リボン5は、各案内ローラ11に案内されて反時計方向に移送され、台紙なしラベル3と同一の方向に移送される。
圧着ローラ12,13は、それぞれが互いに対向して配置されており、台紙なしラベル3の印字面21に熱転写リボン5のインク層6を圧着させるローラである。台紙なしラベル3から剥離された熱転写リボン5は、各案内ローラ11によりガイドされて、台紙なしラベル3の印字面21に熱転写リボン5のインク層6が接する向きとなり、圧着ローラ12と圧着ローラ13との間に搬送され、印字面21にインク層6が圧着される。
プラテンローラ14は、不図示のタイミングベルトを介して不図示の搬送モータに接続されている。プラテンローラ14は、搬送モータの駆動により、回転駆動する。
サーマルヘッド15は、複数の発熱体を幅方向に多数並べて有しており、プラテンローラ14に対向するように配置されている。この発熱体がプラテンローラ14との間で、台紙なしラベル3と熱転写リボン5とを挟持した状態で熱転写リボン5に当て付けられることとなる。また、サーマルヘッド15は、プラテンローラ14の向きに加圧されている。
サーマルヘッド15は、発熱体を選択的に発熱させることにより、印字面21に熱転写リボン5からインクを転写させてバーコードや文字等の印字を行う。
切断機構16は、印字された台紙なしラベル3が、さらに移送方向であるF方向に移送されて来て、これを所定の間隔で切断してラベル片19とする。切断機構16の具体的な構造は、どのような構造であってもよい。切断後のラベル片19は、粘着剤層2を用いて商品等に貼り付けられる。
転向ローラ17は、サーマルヘッド15により転写に用いられた後の熱転写リボン5の搬送方向を転向させ、熱転写リボン5を台紙なしラベル3から再度引き離させる。
巻き取り軸18は、転向ローラ17により転向させられた熱転写リボン5を巻き取る。
なお、プラテンローラ14、圧着ローラ13、及び、プリンタ20内を移送される台紙なしラベル3の移送路は、シリコーン等により非粘着性コーティング等が施されている。これにより、粘着剤層2が露呈した状態で台紙なしラベル3が移送されても、円滑な搬送が可能である。
図7は、台紙なしラベル3と熱転写リボン5の仮着部を剥離する剥離力の異なる複数のロール状複合台紙なしラベルを用意し、保管環境下における環境耐性と図6のプリンタ20を使用して、台紙なしラベル3と熱転写リボン5とを剥離させた際の剥離音、および印字品質についてテストを行った結果を示したものである。
本テストの結果によると、台紙なしラベル3と熱転写リボン5の仮着部を剥離する剥離力が29mN/50mm幅の場合、プリンタ20による印字に際しての剥離音、印字品質は良好であったが、仮着部の剥離力が弱いため、湿度などによる台紙なしラベル3の伸縮などによって熱転写リボン5が剥離してしまい、リボン皺や層間剥離を引き起こしてしまい、保管に適さないことが分かった。
また、仮着部の剥離力が686mN/50mm幅以上の場合には、台紙なしラベル3と熱転写リボン5を剥離するためにより強い力が必要になるため、プリンタ20により台紙なしラベル3と熱転写リボン5を剥離する際に騒音(引き剥がし音)が発生した。更に、仮着部の剥離力が980mN/50mm幅の場合には、プラテンローラ14により複合台紙なしラベルないし台紙なしラベル3と熱転写リボン5を適切に搬送することができずに印字縮みが発生したり、リボンへの過度な引っ張り力がかかることによりリボンの破断(リボン切れ)が発生したりした。
上記のテスト結果により、台紙なしラベル3と熱転写リボン5の仮着部を剥離する剥離力は、49mN/50mm幅から686mN/50mm幅の範囲、より好ましくは49mN/50mm幅から490mN/50mm幅の範囲にあることが良いということが分かった。
本実施形態によれば、粘着剤層2をエマルジョン系の粘着剤であって、引きはがし粘着力が5880mN/25mm幅、以上ある強粘着性を有するものとした。また、これに加えて、バックコート剤7は、シリコーン系ゴム、又は、シリコーンゴムとシリコーンオイルとの混合体を主成分としているものを用いた。
また、本実施の別の形態によれば、ロール状複合台紙なしラベル8の台紙なしラベル3の短手方向両端部に0.5mmないし3mmの粘着剤を塗布しない糊なし部を設けた。
本実施形態では、この粘着剤層2とバックコート剤7との組合せによって、従来よりも強い粘着性を備えていながら、台紙なしラベル3と熱転写リボン5との剥離性の良好なロール状複合台紙なしラベル8を実現させることができた。この効果は、上述の粘着剤層2とバックコート剤7とを組み合わせたことにより得られる特別なものである。なお、バックコート剤として従来用いられていたシリコーン及びポリマーの共重合体に対してエマルジョン系の粘着剤を組み合わせたとしても、剥離性が悪く、実用性のないものとなってしまう。
本実施形態のロール状複合台紙なしラベル8は、上述したように強粘着性を有しているので、例えば、荷札ラベル等のように簡単に剥がれてしまわないことが望まれる用途にも用いることができる。
また、本実施形態のロール状複合台紙なしラベル8は、上述したように台紙なしラベル3と熱転写リボン5との剥離性が良好であるから、蛇行によりシワが発生したり、印字の一部が欠けたりすることがなく、円滑に印字を行える。
なお、本明細書及び請求項中においては、当業者の通常の用法として、プリンタによる各種情報の出力を「印字」と記載している。しかし、「印字」との記載は、上述したように、プリンタによる情報の出力を指すものであり、文字の出力に限らず、バーコード等の図形や画像等の出力も含む広義の意味であるものとする。
1 基材
2 粘着剤層
3 台紙なしラベル
4 フィルム
5 熱転写リボン
6 インク層
7 バックコート剤
8 ロール状複合台紙なしラベル
9 複合台紙なしラベル
10 保持軸
11 案内ローラ
12,13 圧着ローラ
14 プラテンローラ
15 サーマルヘッド
16 切断機構
17 転向ローラ
18 巻き取り軸
19 ラベル片
20 プリンタ
21 印字面

Claims (6)

  1. フィルムの一方の面に熱転写可能なインク層を備え、他方の面にバックコート剤を施した長尺状の熱転写リボンと、
    基材の一方の面に粘着剤層を備え、他方の面に前記インク層のインクを転写される印字面を有する長尺状の台紙なしラベルと、
    を有し、
    前記バックコート剤は、
    シリコーン系ゴム、又は、シリコーンゴムとシリコーンオイルとの混合体、
    を主成分としており、
    前記粘着剤層は、エマルジョン系の粘着剤により形成されており、
    前記熱転写リボンの前記バックコート剤を施した面と、前記台紙なしラベルの前記粘着剤層とが重ね合わせられており、
    ロール状に巻回されていること、
    を特徴とするロール状複合台紙なしラベル。
  2. 請求項1に記載のロール状複合台紙なしラベルにおいて、
    前記台紙なしラベルの短手方向両端部に、端部から0.5mmから3mmの範囲で前記粘着剤層を形成しない糊なし部を設けていること、
    を特徴とするロール状複合台紙なしラベル。
  3. 請求項1または請求項2に記載のロール状複合台紙なしラベルにおいて、
    前記バックコート剤は、その塗膜が0.001μmから0.5μmの厚さとなるように前記フィルムの他方の面に塗布されていること、
    を特徴とするロール状複合台紙なしラベル。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のロール状複合台紙なしラベルにおいて、
    前記粘着剤層は、JIS Z1538及びZ0237により規定されているステンレス試験板に対する180°引きはがし粘着力が、5880mN/25mm幅、以上あること、
    を特徴とするロール状複合台紙なしラベル。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のロール状複合台紙なしラベルにおいて、
    前記バックコート剤を施した面と、前記粘着剤層とが重ね合わせてある仮着部は、
    当該ロール状複合台紙なしラベルを幅50mmとし、前記熱転写リボンを固定し、前記台紙なしラベルを引っ張り速度300mm/minで180°剥離試験を行ったときに、
    剥離力が、49mN/50mm幅から686mN/50mm幅、以下であること、
    を特徴とするロール状複合台紙なしラベル。
  6. 請求項5に記載のロール状複合台紙なしラベルにおいて、
    前記仮着部の剥離力が、49mN/50mm幅から490mN/50mm幅、以下であること、
    を特徴とするロール状複合台紙なしラベル。
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