JP2005088457A - 感熱記録材料及びその製造方法 - Google Patents
感熱記録材料及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005088457A JP2005088457A JP2003327123A JP2003327123A JP2005088457A JP 2005088457 A JP2005088457 A JP 2005088457A JP 2003327123 A JP2003327123 A JP 2003327123A JP 2003327123 A JP2003327123 A JP 2003327123A JP 2005088457 A JP2005088457 A JP 2005088457A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- recording material
- sensitive recording
- sensitive
- silicone rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Abstract
【解決手段】支持体上に熱により呈色する感熱発色層を設け、更に該感熱発色層上に保護層を設けてなる感熱記録材料において、前記保護層にシリコーンゴム粒子を含有する感熱記録材料である。シリコーンゴム粒子の離型性、滑り性、弾性により、サーマルペーパーの搬送性を向上させることができる。
【選択図】なし
Description
しかしながら、これらの技術では、保護層上に単に撥水性の高いシリコーンオイルの皮膜をつくっているのみであり、プリンターで圧力がかかった場合の効果は不十分であり、更に他の品質、特に印刷性(インクののり及び結着性)が悪くなるという欠点を有しており、実用的ではなかった。
また、感熱記録材料の裏面に粘着糊と剥離基体を設けて剥離シート加工したものについても、巻締めテンションを弱くすると巻ズレを起こしたり巻ジワが発生する一方、巻締めテンションを強くするとブロッキングを起こすという問題がある。一般に剥離シート加工したものは剥離加工していないものに比べ、主にシワの発生を防ぐために、巻締めテンションを強くしなければならない場合が多い。このため剥離加工しないものに比べ製造工程でブロッキングを起こしやすく、こちらも改善が望まれていた。
1.本発明は、支持体上に熱により呈色する感熱発色層を設け、更に該感熱発色層上に保護層を設けてなる感熱記録材料において、前記保護層にシリコーンゴム粒子を含有する感熱記録材料である。
2.前記感熱記録材料において、さらに前記感熱発色層にシリコーンゴム粒子を含有することを特徴とする。
3.前記感熱記録材料において、前記シリコーンゴム粒子は、個数平均粒子径が0.2〜20μmであることを特徴とする。
4.前記感熱記録材料において、前記シリコーンゴム粒子の添加量が、層成分の40wt%以下であることを特徴とする。
5.前記感熱記録材料において、前記保護層中に室温硬化型シリコーンゴムレジンを含有させたことを特徴とする。
6.前記感熱記録材料において、前記支持体が樹脂フィルムであることを特徴とする。
8.さらに、本発明は、前記いずれかの感熱記録材料の裏面に、少なくとも粘着層、剥離層、剥離基体を設けた粘着シートである。
本発明の感熱記録材料は、支持体上に感熱発色層を設け、この感熱発色層上にさらに保護層を設けてなり、保護層にシリコーンゴム粒子を含有することを特徴とし、好ましい態様においては、感熱発色層にもシリコーンゴム粒子を含有することを特徴とする。また、一層好ましい態様においては、保護層にコーンゴム粒子と室温硬化型シリコーンゴムレジンとを併用することを特徴とする。
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−フタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(別名クリスタルバイオレットラクトン)、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジエチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−クロルフタリド、3,3−ビス(p−ジブチルアミノフェニル)フタリド、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロルフルオラン、3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチルフルオラン、3−N−メチル−N−イソブチル−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチル−N−イソアミル−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7,8−ベンズフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロルフルオラン、3−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、2−{N−(3’−トリフルオルメチルフェニル)アミノ}−6−ジエチルアミノフルオラン、2−{3,6−ビス(ジエチルアミノ)−9−(o−クロルアニリノ)キサンチル安息香酸ラクタム}、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリクロロメチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フルオラン、3−N−メチル−N−アミルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2’,4’−ジメチルアニリノ)フルオラン、3−(N,N−ジエチルアミノ)−5−メチル−7−(N,N−ジベンジルアミノ)フルオラン、ベンゾイルロイコメチレンブルー、6’−クロロ−8’−メトキシ−ベンゾインドリノ−スピロピラン、6’−ブロモ−3’−メトキシ−ベンゾインドリノ−スピロピラン、3−(2’−ヒドロキシ−4’−ジメチルアミノフェニル)−3−(2’−メトキシ−5’−クロルフェニル)フタリド、3−(2’−ヒドロキシ−4’−ジメチルアミノフェニル)−3−(2’−メトキシ−5’−ニトロフェニル)フタリド、3−(2’−ヒドロキシ−4’−ジエチルアミノフェニル)−3−(2’−メトキシ−5’−メチルフェニル)フタリド、3−(2’−メトキシ−4’−ジメチルアミノフェニル)−3−(2’−ヒドロキシ−4’−クロル−5’−メチルフェニル)フタリド、3−モルホリノ−7−(N−プロピル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−ピロリジノ−7−トリフルオロメチルアニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−クロロ−7−(N−ベンジル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロルフェニル)メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−クロル−7−(α−フェニルエチルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−(α−フェニルエチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−メトキシカルボニルフェニルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−(α−フェニルエチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ピペリジノフルオラン、2−クロロ−3−(N−メチルトルイジノ)−7−(p−n−ブチルアニリノ)フルオラン、3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ(9,3’)−6’−ジメチルアミノフタリド、3−(N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミノ)−5,6−ベンゾ−7−α−ナフチルアミノ−4’−ブロモフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチル−N−(2−エトキシプロピル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−メシチジノ−4’,5’−ベンゾフルオラン、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−{1,1−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル}フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−{1,1−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル}−6−ジメチルアミノフタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−p−ジメチルアミノフェニル−1−フェニルエチレン−2−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−p−ジメチルアミノフェニル−1−p−クロロフェニルエチレン−2−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(4’−ジメチルアミノ−2’−メトキシ)−3−(1”−p−ジメチルアミノフェニル−1”−p−クロロフェニル−1”,3”−ブタジエン−4”−イル)ベンゾフタリド、3−(4’−ジメチルアミノ−2’−ベンジルオキシ)−3−(1”−p−ジメチルアミノフェニル−1”−フェニル−1”,3”−ブタジエン4”−イル)ベンゾフタリド、3−ジメチルアミノ−6−ジメチルアミノ−フルオレン−9−スピロ−3’−(6’−ジメチルアミノ)フタリド、3、3−ビス{2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−p−メトキシフェニル}エテニル}−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3−ビス{1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル}−5,6−ジクロロ−4,7−ジブロモフタリド、ビス(p−ジメチルアミノスチリル)−1−ナフタレンスルホニルメタン、ビス(p−ジメチルアミノスチリル)−1−p−トリルスルホニルメタン等である。
4,4’−イソプロピリデンビスフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス(o−メチルフェノール)、4,4’−セカンダリーブチリデンビスフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス(2−ターシャリーブチルフェノール)、4,4’−シクロヘキシリデンジフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャリーブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−ターシャリーブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−ターシャリーブチル−2−メチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ターシャリブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、4,4’−チオビス(6−ターシャリーブチル−2−メチルフェノール)、4,4’−ジフェノールスルホン、4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−ベンジルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジフェノールスルホキシド、p−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、プロトカテキユ酸ベンジル、没食子酸ステアリル、没食子酸ラウリル、没食子酸オクチル、1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオキサヘプタン、1,5−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3−オキサペンタン、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−プロパン、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−2−ヒドロキシプロパン、N,N’−ジフェニルチオ尿素、N,N’−ジ(m−クロロフェニル)チオ尿素、サリチルアニリド、5−クロロ−サリチルアニリド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、ヒドロキシナフトエ酸の亜鉛、アルミニウム、カルシウム等の金属塩、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチルエステル、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジルエステル、1,3−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、1,4−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、2,4’−ジフェノールスルホン、3,3’−ジアリル−4,4’−ジフェノールスルホン、α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−α−メチルトルエン、チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールS、4,4’−チオビス(2−メチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−クロロフェノール)等である。
ポリビニルアルコール、殿粉及びその誘導体、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド/アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド/アクリル酸エステル/メタクリル酸三元共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン/無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性高分子の他、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリブチルメタクリレート、エチレン/酢酸ビニル共重合体等のエマルジョンやスチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/ブタジエン/アクリル系共重合体等のラテックス等である。
ステアリン酸、ベヘン酸等の脂肪酸類、ステアリン酸アミド、パルチミン酸アミド等の脂肪酸アミド類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、パルチミン酸亜鉛、ベヘン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩類、p−ベンジルビフェニル、ターフェニル、トリフェニルメタン、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、β−ベンジルオキシナフタレン、β−ナフトエ酸フェニル、1−ヒドロキシ−2−ナフト酸フェニル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチル、ジフェニルカーボネート、グレヤコールカーボネート、テレフタル酸ジベンジル、テレフタル酸ジメチル、1,4−ジメトキシナフタレン、1,4−ジエトキシナフタレン、1,4−ジベンジロキシナフタレン、1,2−ジフェノキシエタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、1,4−ジフェノキシ−2−ブテン、1,2−ビス(4−メトキシフェニルチオ)エタン、ジベンゾイルメタン、1,4−ジフェニルチオブタン、1,4−ジフェニルチオ−2−ブテン、1,3−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、1,4−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、p−(2−ビニルオキシエトキシ)ビフェル、p−アリールオキシプフェニル、p−プロパギルオキシビフェニル、ジベンゾイルオキシメタン、ジベンゾイルオキシプロパン、ジベンジルジスルフィド、1,1−ジフェニルエタノール、1,1−ジフェニルプロパノール、p−ベンジルオキシベンジルアルコール、1,3−フェノキシ−2−プロパノール、N−オクタデシルカルバモイル−p−メトキシカルボニルベンゼン、N−オクタデシルカルバモイルベンゼン、1,2−ビス(4−メトキシフェノキシ)プロパン、1,5−ビス(4−メトキシフェノキシ)−3−オキサペンタン、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ビス(4−メチルベンジル)、シュウ酸ビス(4−クロロベンジル)等である。
本発明で使用される粘着剤としては、例えばエチレン性不飽和カルボン酸含有単量体、(メタ)アクリル酸の炭素数4〜18のアルキルエステル単量体、これらの単量体と共重合可能な他の単量体とからなるアクリル酸エステル共重合体等が挙げられるがこれに限定されるものではない。
また、感熱記録材料の裏面に粘着糊と剥離基体を設けて剥離シート加工したものであっても、製造工程におけるブロッキングを起こしにくくすることができる。
<塗布液の調製>
下記の感熱発色層塗布液(サーマル液)及び保護層塗布液(オーバー液)を用意する。
〔A液〕
3−ジブチルアミノ−6−メチル−N−7−アニリノフルオラン 20部
ポリビニルアルコールの10%水溶液 20部
水 60部
〔B液〕
4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン 20部
ポリビニルアルコールの10%水溶液 25部
水 50部
〔C液〕
シリカ 20部
メチルセルロースの5%水溶液 20部
水 50部
〔D液〕
シリコーンゴム粒子;粒径4μm
(東レダウコーニングシリコーン社製トレフィルE603) 25部
ポリビニルアルコールの10%水溶液 25部
水 50部
上記の混合物のそれぞれを磁性ボールミル中で2日間粉砕して〔A液〕、〔B液〕、〔C液〕及び〔D液〕を調製した。
〔サーマル液1〕
〔A液〕 15部
〔B液〕 45部
〔C液〕 45部
イソブチレン/無水マレイン酸共重合体の20%アルカリ水溶液 5部
上記混合物を撹拌して、サーマル液1を調製した。
〔サーマル液2〕
〔A液〕 15部
〔B液〕 45部
〔C液〕 45部
イソブチレン/無水マレイン酸共重合体の20%アルカリ水溶液 5部
〔D液〕 20部
上記混合物を撹拌して、サーマル液2を調製した。
〔E液〕
水酸化アルミニウム 10部
ポリビニルアルコールの10%水溶液 50部
水 40部
〔F液〕
架橋性ポリメタクリル酸メチル球状微粒子 10部
ポリビニルアルコールの10%水溶液 50部
水 40部
〔G液〕
モンタン酸エステルワックス 30部
メチルセルロースの5%水溶液 30部
水 40部
上記混合物を磁性ボールミル中で2日間粉砕して〔E液〕、〔F液〕及び〔G液〕を調製した。
〔オーバー液a〕
ポリビニルアルコール10%水溶液 100部
ポリアミドエピクロルヒドリン10%水溶液 20部
〔E液〕 100部
〔F液〕 10部
室温硬化型シリコーンゴム(45%水溶液) 2部
(東レダウコーニングシリコーン社製SE1980クリアー)
〔G液〕 7部
水 11部
〔D液〕 22部
〔オーバー液b〕
ポリビニルアルコール10%水溶液 100部
ポリアミドエピクロルヒドリン10%水溶液 20部
〔E液〕 100部
〔F液〕 10部
〔G液〕 7部
水 11部
〔D液〕 45部
〔オーバー液c〕
オーバー液aのうち〔D液〕のシリコーンゴム粒子の粒径を0.2μmとした以外は同様に調合した。
〔オーバー液d〕
オーバー液aのうち〔D液〕のシリコーンゴム粒子の粒径を30μmとした以外は同様に調合した。
〔オーバー液e〕
ポリビニルアルコール10%水溶液 100部
ポリアミドエピクロルヒドリン10%水溶液 20部
〔E液〕 100部
〔F液〕 10部
〔G液〕 7部
水 11部
上記比率で、各液を混合し、オーバー液a、b、c、d及びe液を調合した。
<塗布サンプルの作製>
各支持体上に、各サーマル液を、乾燥後のロイコ染料付着量が0.5g/m2になる様に塗布乾燥し、感熱発色層塗工済紙を得た。次に、感熱発色層塗工済紙上に、各オーバー液を、乾燥後の付着量が4g/m2となる様に塗布乾燥し、保護層を形成した。上記の様にして作製したサンプルをキャレンダー処理し、感熱記録材料を得た。
<粘着シートの作製>
グラシン紙にバーコーターで溶剤シリコーン(SRX−345:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)を1.0g/m2塗工し、剥離紙を得た。ついで、この剥離紙のシリコーン塗工面に粘着剤(AT−548:サイデン化学社製)を30g/m2となるよう塗工し、上記表面基材と貼り合わせ粘着シートを得た。
用いた支持体、サーマル液、オーバー液、粘着加工の有無は、表1に示す。
得られた感熱記録材料について、プリンター走行性及び印字画像濃度を評価した。その結果を表1に併せて示す。なお、評価方法は下記の通りである。
(1)プリンター走行性
プリンター(Eltron社製LP−2042)にて印字を行い、その印長画像の長さを測定し、画像の縮み及び蛇行の有無を見た。印字環境を常温常湿(22℃−65%RH)及び高湿下(30℃−90%RH)で行った。
(2)印字画像濃度
プリンター(Eltron社製LP−2042)にて常温常湿(22℃−65%RH)下で印字を行い、黒ベタ部の濃度をマクベス濃度計RD−914(フィルター:W−106)で測定した。
(3)ブロッキング試験
作製直後のサンプル表面と裏面を重ね合わせ、10kg/cm2圧力を24時間かけた後、貼りつき度合いを評価した。
Claims (8)
- 支持体上に熱により呈色する感熱発色層を設け、更に該感熱発色層上に保護層を設けてなる感熱記録材料において、前記保護層にシリコーンゴム粒子を含有することを特徴とする感熱記録材料。
- 前記感熱記録材料は、さらに前記感熱発色層にシリコーンゴム粒子を含有することを特徴とする請求項1記載の感熱記録材料。
- 前記シリコーンゴム粒子は、個数平均粒子径が0.2〜20μmであることを特徴とする請求項1又は2記載の感熱記録材料。
- 前記シリコーンゴム粒子の添加量が、層成分の40wt%以下であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の感熱記録材料。
- 前記保護層中に室温硬化型シリコーンゴムレジンを含有させたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の感熱記録材料。
- 前記支持体が樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の感熱記録材料。
- 支持体上に熱により呈色する感熱発色層を設け、更に該感熱発色層上に保護層を設ける感熱記録材料の製造方法において、請求項1ないし6のいずれかに記載の感熱記録材料を形成した後ロール状に巻き取り、エージング処理を行うことを特徴とする感熱記録材料の製造方法。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の感熱記録材料の裏面に、少なくとも粘着層、剥離層、剥離基体を設けたことを特徴とする粘着シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003327123A JP2005088457A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 感熱記録材料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003327123A JP2005088457A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 感熱記録材料及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005088457A true JP2005088457A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34457071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003327123A Pending JP2005088457A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 感熱記録材料及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005088457A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7425522B2 (en) | 2006-01-18 | 2008-09-16 | Ricoh Company, Ltd. | Thermosensitive recording material |
WO2015046423A1 (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-02 | ブラザー工業株式会社 | 粘着テープ及び粘着テープロール |
WO2015046065A1 (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-02 | サトーホールディングス株式会社 | ロール状複合台紙なしラベル |
JP2015067809A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | ブラザー工業株式会社 | 粘着テープ及び粘着テープロール |
JP2015067808A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | ブラザー工業株式会社 | 印字済み粘着テープ及び粘着テープロール |
-
2003
- 2003-09-19 JP JP2003327123A patent/JP2005088457A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7425522B2 (en) | 2006-01-18 | 2008-09-16 | Ricoh Company, Ltd. | Thermosensitive recording material |
WO2015046065A1 (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-02 | サトーホールディングス株式会社 | ロール状複合台紙なしラベル |
EP3051523A4 (en) * | 2013-09-26 | 2017-03-08 | Sato Holdings Kabushiki Kaisha | Rolled composite mountless label |
WO2015046423A1 (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-02 | ブラザー工業株式会社 | 粘着テープ及び粘着テープロール |
JP2015067809A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | ブラザー工業株式会社 | 粘着テープ及び粘着テープロール |
JP2015067808A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | ブラザー工業株式会社 | 印字済み粘着テープ及び粘着テープロール |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5157287B2 (ja) | 感熱記録材料、及びこれを用いた記録方法 | |
JP4221163B2 (ja) | 感熱記録材料及びその製造方法 | |
JP3539532B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH02175281A (ja) | 感熱記録材料 | |
JP5032924B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP2006168319A (ja) | バック層、感熱記録材料及び帳票 | |
JP2005088457A (ja) | 感熱記録材料及びその製造方法 | |
US5194418A (en) | Thermosensitive recording material | |
JP2006175673A (ja) | 感熱記録材料 | |
JP2003019864A (ja) | 感熱記録材料 | |
JP3161774B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP2004106229A (ja) | 感熱記録材料 | |
JP3563867B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP2729255B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP4007525B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP2691542B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH06115255A (ja) | 感熱記録材料 | |
JP3559113B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP3119725B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP3254502B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP2003025731A (ja) | 感熱記録材料 | |
JP3245802B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP4079357B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP2009066852A (ja) | 感熱記録材料 | |
JP2008094093A (ja) | 感熱記録材料及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090113 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090210 |