JP6291753B2 - 識別タグ - Google Patents

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本発明は、識別タグに関し、さらに詳しくはタグ部と伝票部とを関連付ける関連付け情報が付与された識別タグに関するものである。
帯状に形成された基材の表面に、会社名、記号、荷物の目的地、経由ルート、荷物証明番号等の記載事項が印刷されたタグにより荷物の管理を行う管理システムが航空会社等で運用されている。近年では、国内、海外旅行者の増加に伴い、荷物管理の正確さと迅速さが課題となってきている。手荷物用タグとしては、例えばファンフォールド型に折り重ねたり、あるいはロール状に巻き取ったりしたものを記録用プリンターで一荷物分ずつ連続的に所要事項を記録後、一荷物につき手荷物用情報記載部片と引換用情報記載部片とに切り離す。前者は荷物の取っ手などにくぐらせ、熱融着部の少なくとも一部を対向させて加熱融着して荷物に装着し、後者は搭乗者に控えとして渡されるというようなものが開示されている。(例えば、特許文献1参照)
その他のタグとしては医療用タグがあり、水による汚損や擦れから保護され、靴の内側に取り付けることで、着用者を識別するとともに着用者の任意の医療上の必要性を可能にしたものが開示されている。(例えば、特許文献2参照)
特開平7−56513号公報 特開平6−95592号公報
特許文献1に記載のものは、手荷物用タグとして手荷物用情報記載部片を手荷物に装着し、引換用情報記載部片を搭乗者に控えとして渡されるものである。
しかしながら、搭乗者が乗り継ぎのために別の航空機を利用したり、他の航空会社を利用したりする場合には、新たに手荷物用タグを作成し、手荷物に装着する必要が生じるという課題がある。
さらに、医療用タグとしては、患者の手首や足首に氏名、年齢、住所、性別、電話番号、個人的な医療情報を記載したタグを巻き付け、本人確認は当然のことながら、本人と関連付けられたベッドにも薬剤の種類や量、投薬の時間等を記載したタグを使用することにより医療関係者による医療ミスを防止することが必要であるという課題がある。
さらに、複数の伝票部が積層された識別タグにおいては、各枚目の基材を手剥がしする場合、各枚目の基材どうしの接着強度が同じであると基材が重なって剥がれたりするというような作業性のミスが生じるという課題がある。
そこで本発明は、タグ部と伝票部とを関連付ける関連付け情報が付与された識別タグを形成し、各枚目の基材どうしの接着強度を変えることにより正確性や迅速性の機能を向上させた識別タグを提供することを目的とする。
本発明に係わる識別タグは、以下の各発明により上記課題を解決した。なお、以下の各発明に付した括弧内の符号は、図面に付した符号と対応している。
本発明に係わる第1の発明は、タグ部(27)を有する第一基材該第一基材の一端に積層された複数の伝票部(28)とを少なくとも備え、前記タグ部(27)と前記伝票部とを関連付ける関連付け情報が第一基材と複数の伝票部に付与されたタグにおいて、
一部がタグ部(27)をなす第一基材(23)と、前記第一基材(23)の一方の面には伝票部(28)の各枚目をなす少なくとも第二基材(22)と第三基材(21)とがこの順に積層され、前記第一基材(23)の他方の面には前記タグ部(27)をループ状に接合するための粘着剤層(12)が少なくとも一短辺内側に設けられ、前記複数の基材間には感圧式複写構造(31、32)が設けられ、
さらに、前記複数の基材間の一短辺内側は接合構造によって接合され、前記接合構造のうち前記第一基材(23)と前記第二基材(22)の間は分離困難に接合され(分離困難な接合構造(11)と呼ぶ)、前記接合構造のうち前記第二基材(22)と前記第三基材(21)の間は分離容易に接合され(分離容易な接合構造(10)と呼ぶ)、
前記第一基材(23)は、前記接合構造(10,11)を形成する接合構造形成領域(A)と、前記関連付け情報(X)を形成する関連付け情報形成領域(B)と、タグ部(27)をなすタグ部領域(C)とに区分され、
前記関連付け情報形成領域(B)とタグ部領域(C)との間には切離し予定線(41)が設けられ、前記切離し予定線(41)を境に前記関連付け情報形成領域(B)と前記タグ部領域(C)とを切離した際に、前記関連付け情報形成領域(B)と前記第二基材(22)とが前記接合構造(10,11)を介して互いに接合された状態となることで、前記タグ部(27)と前記伝票部(28)の各枚目が関連付けられるようにしたことを特徴とする識別タグである。
本発明に係わる第2の発明は、第1の発明において、前記タグ部は長尺状の複数の基材が積層されてなることを特徴とする識別タグである。
本発明に係わる第の発明は、第1または第2の発明において、前記接合構造(10,11)は線状糊であって、前記第一基材(23)と前記第二基材(22)の間は複数本の線状糊が形成され、前記第二基材(22)と前記第三基材(21)の間は一本の線状糊が形成されていることを特徴とする識別タグである。
本発明に係わる第の発明は、第1または第2の発明において、前記接合構造(10,11)は線状糊であって、前記第一基材(23)と前記第二基材(22)の間は線状糊が連続的に形成され、前記第二基材(22)と前記第三基材(21)の間は線状糊が断続的に形成されていることを特徴とする識別タグである。
本発明に係わる第の発明は、第1または第2の発明において、前記接合構造(10,11)は線状糊であって、前記第一基材(23)と前記第二基材(22)の間は二本の線状糊がそれぞれ連続的に形成され、前記第二基材(22)と前記第三基材(21)の間は一本の線状糊が断続的に形成されていることを特徴とする識別タグである。
本発明に係わる第の発明は、第1〜第の発明のいずれか1つの発明において、前記接合構造(10,11)は線状糊であって、前記第一基材(23)と前記第二基材(22)の間は線状糊の接着強度が、前記第二基材(22)と前記第三基材(21)の間の線状糊の接着強度に比べて強いことを特徴とする識別タグである。
本発明に係わる第の発明は、第1または第2の明において、前記第一基材(23)は、前記接合構造(10,11)を形成する接合構造形成領域(A)と、前記関連付け情報(X)を形成する関連付け情報形成領域(B)と、タグ部(27)をなすタグ部領域(C)と、さらにラベル部(24,25,26)をなすラベル部領域(D)に区分され、前記タグ部領域(C)と前記ラベル部領域(D)の間には切離し予定線(41)が設けられ、前記ラベル部領域(D)をなす第一基材(23)の一方の面には前記関連付け情報(X)が形成され、前記ラベル部領域(D)をなす第一基材(23)の他方の面には粘着剤層(13)が形成されていることを特徴とする識別タグである。
本発明に係わる第の発明は、第の発明において、前記ラベル部領域(D)は複数のラベル部(24,25,26)に区分され、区分された前記ラベル部(24,25,26)のそれぞれに関連付け情報(X)が形成されていることを特徴とする識別タグである。
本発明によれば、タグ部と伝票部が互いに関連付け情報で関連付けられており、少なくとも伝票部最表面に位置する第三基材が手剥がしし易いのでタグを利用した運用が正確かつ迅速になるという効果がある。
本実施形態に係わる識別タグの一例である。 本実施形態に係わる接合構造形成領域の一例である。 本実施形態に係わる接合構造形成領域の他の一例である。 本実施形態に係わる接合構造形成領域の他の一例である。 本実施形態に係わる接合構造形成領域の他の一例である。 本実施形態に係わる接合構造形成領域の他の一例である。 本実施形態に係わる接合構造形成領域の他の一例である。 本実施形態に係わる接合構造形成領域の他の一例である。 本実施形態に係わる接合構造の剥離性評価方法の一例である。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して詳述する。
図1は、本実施形態に係わる識別タグの一例である。
図1において、10は分離容易な接合構造、11は分離困難な接合構造、12は粘着剤層、13は粘着剤層、21は第三基材、22は第二基材、23は第一基材、24はラベル部、25はラベル部、26はラベル部、27はタグ部、28は伝票部、31は感圧式複写構造、32は感圧式複写構造、41は切り離し予定線、Xは関連付け情報、Aは接合構造形成領域、Bは関連付け情報形成領域、Cはタグ部領域、Dはラベル部領域を示している。
図1において、第一基材23からなるタグ部領域Cからなる長尺状のタグ部27と第二基材22と第二基材22に塗工された感圧式複写構造32と第三基材21と第三基材21に塗工された感圧式複写構造31とからなる伝票部28が形成されている。タグ部27には、タグ部27と伝票部28とを関連付ける関連付け情報Xが付与されている。
関連付け情報Xは、主にバーコードであるがこれに限定されるものではない。バーコードは、縞模様状の線の太さによって数値や文字を表す識別子で、タグ部27の長手方向に沿って縞模様の線が印字された関連付け情報Xである。バーコードの縞模様状の線の長さを例えば10cmとすることによりループ状に形成されたタグ部27のバーコード読取りの自由度を任意に変えることが可能となった。さらにバーコードの縦方向の線の長さは自由に変えることができる。
タグ部27は短辺方向が同じ長さの基材が2枚積層されているが、用途によっては複数枚積層されていてもよい。また、同じ長さの基材の同じという意味は、本発明ではほぼ同じという意味も含まれており、タグ部27の短辺方向の長さより基材の短辺方向の長さが短くても長くてもよい。第一基材23のタグ部27に相当する関連付け情報Xの面と反対面にタグ部27をループ状に接合するための粘着剤層12を設けた。
接合構造形成領域Aに相当する領域に第一基材23、第二基材22、第三基材21をそれぞれ互いに接合させるように接合構造を形成した。前記接合構造のうち第一基材23と第二基材22との間の接合構造は、分離困難に接合されており、以下、分離困難な接合構造11と呼ぶ。前記接合構造のうち第二基材22と第三基材21との間の接合構造10は分離容易に接合されており、以下、分離容易な接合構造10と呼ぶ。分離容易な接合構造10ならびに分離困難な接合構造11を総称して示す場合には単に接合構造と呼ぶこととする。
第一基材23は、前記接合構造を形成する接合構造形成領域Aと関連付け情報Xを形成する関連付け情報形成領域Bとタグ部27をなすタグ部領域Cとから形成されており、関連付け情報形成領域Bとタグ部27との間には切り離し予定線41が設けられている。前記切り離し予定線41の代表的な例はミシン目であるが、ミシン目に限定されるのではなく、切り離し可能な構造であればよい。
以下、切り離し予定線41としてミシン目を例に説明する。ミシン目を境に関連付け情報形成領域Bとタグ部領域Cとを切り離すと関連付け情報形成領域Bと第二基材22とが分離困難な接合構造11を介して互いに接合された状態となるので、タグ部27と伝票部28の各枚目が関連付けられるようになる。第一基材23にはラベル部24、25、26をなすラベル部領域Dを形成することもできる。タグ部27をなすタグ部領域Cとラベル部24との間にはミシン目からなる切り離し予定線41が設けられ、ラベル部領域Dをなす第一基材23の一方の面のそれぞれには関連付け情報Xが形成され、第一基材の他方の面には粘着剤層13が形成されている。
前記分離容易な接合構造10、分離困難な接合構造11は線状糊であって、材料としては水系アクリルエマルジョン接着剤を用いることができるがこれに限定されるものではない。その他の材料としては、例えば膠(コラーゲン、水溶性コラーゲン)、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白質類;スターチ、酸化澱粉等の澱粉類;天然ゴム系、スチレンーブタジエン共重合体等の合成ゴム系;アクリル酸エステル−メタクリル酸エステルの共重合体等のアクリル樹脂;シアノアクリレート系樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリ酢酸ビニル系樹脂;ポリビニルアルコール等の水溶性合成樹脂;オレフィン−無水マレイン酸樹脂等のオレフィン系樹脂;アミノ樹脂;フェノール樹脂;エポキシ樹脂;ポリウレタン系樹脂;メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂等のアルデヒド系樹脂;ポリオレフィン系等のホットメルト型樹脂;ポリビニルアセタール樹脂;エラストマー系樹脂を適宜選択して使用できる。使用方法としては接着剤を単独又は混合して使用できる。また必要に応じて接着付与剤、可塑剤、軟化剤、硬化剤などを加えることもできる。接着剤の形式としては、水系、溶剤系、ワックス系、ホットメルト系、紫外線硬化型系、圧着系等、その種類を選ばない。線幅は1mm〜3mmが好適な範囲である。
以下、分離困難な接合構造11ならびに分離容易な接合構造10についてさらに詳しく説明する。
図1では、第一基材23と第二基材22との間の線状糊が2本で、第二基材22と第三基材21との間の線状糊が1本形成されているが、第一基材23と第二基材22との間の線状糊が3本で、第二基材22と第三基材21との間の線状糊が2本でもよく、本数の差があれば複数本の線状糊を各枚目に設けることができる。第一基材23と第二基材22との間の線状糊を連続的に形成し、第二基材22と第三基材21との間の線状糊を断続的、すなわちスポット状あるいは破断線状に設けることができる。線状糊の塗布形態は、直線状の細線に限られるものではなく、例えば、帯状、スポット状、破断線状、パターン状等のいずれでもよい。
さらに第一基材23と第二基材22との間の線状糊の接着強度を第二基材22と第三基材21との間の線状糊の接着強度より強く形成するよう糊の材料を変えてもよい。線状糊の材料として水系アクリルエマルジョン接着剤を用いた場合には、線状糊の本数を変えることにより接着強度を変えることも可能である。
第一基材23の材料としては、識別タグの強度を確保するためにユポ(登録商標)を用いた。ユポとは、ポリプロピレンを主原料とするフィルム状の合成紙で株式会社ユポ・コーポレーションの持つ登録商標である。ユポ(登録商標)の厚さは、50μm〜200μmの範囲が好適である。
第二基材22は、裏面すなわち第一基材23との対向面側にカーボンインキを塗布したカーボンを設け、前記基材とカーボンインキの間に目止め加工を施した感圧式複写構造32を有する用紙を用いた。第三基材21には発色剤と顕色剤とが塗工された感圧式複写構造31を有するノーカーボン用紙を用いた。すなわち感圧式複写構造31には発色剤である染料カプセルと顕色剤の双方が塗工されており、圧力を加えるとカプセルが破壊され顕色剤と化学反応して発色するタイプのものである。
粘着剤層12および粘着剤層13には、両面テープを用いたが粘着可能なものであればこれに限定されるものではない。分離容易な接合構造10により第三基材21は剥ぎ取りやすいように形成され、第二基材22には第三基材21を剥ぎ取った際に一緒に取れないようにするために分離困難な接合構造11が形成される。
図2は、本実施形態に係わる接合構造形成領域の一例を示したもので、接合構造形成領域Aの接合構造の配置図を表したものである。101は第三基材、102は第二基材、103は第一基材、121〜123は、接合構造を構成する各接合部を示している。接合構造のうち、分離容易な接合構造10は接合部121で構成され、分離困難な接合構造11は接合部122、接合部123で構成される。
図2において、第三基材101と第二基材102との間の接合部121の本数は1本で、第二基材102と第一基材103との間の接合部122と接合部123の本数が2本であるケースを示している。接合部121と接合部122とが第三基材101、第二基材102、第一基材103の法線方向に対して同一線上にあり、接合部123の位置が関連付け情報形成領域B側に一定距離だけ離れて形成されている場合である。
図3は、本実施形態に係わる接合構造形成領域の別の一例を示したもので、接合構造形成領域Aの接合構造の配置図を表したものである。201は第三基材、202は第二基材、203は第一基材、221〜223は、接合構造を構成する各接合部を示している。接合構造のうち、分離容易な接合構造10は接合部221で構成され、分離困難な接合構造11は接合部222、接合部223で構成される。
図3において、第三基材201と第二基材202との間の接合部221の本数は1本で、第二基材202と第一基材203との間の接合部222と接合部223の本数が2本であるケースを示している。接合部222と接合部223とが接合部221の位置から関連付け情報形成領域B側に一定距離だけ離れて形成されている場合である。
図4は、本実施形態に係わる接合構造形成領域の別の一例を示したもので、接合構造形成領域Aの接合構造の配置図を表したものである。301は第三基材、302は第二基材、303は第一基材、321〜323は、接合構造を構成する各接合部を示している。接合構造のうち、分離容易な接合構造10は接合部321で構成され、分離困難な接合構造11は接合部322、接合部323で構成される。
図4において、第三基材301と第二基材302との間の接合部321の本数は1本で、第二基材302と第一基材303との間の接合部322と接合部323の本数が2本であるケースを示している。接合部321と接合部323とが第三基材301、第二基材302、第一基材303の法線方向に対して同一線上にあり、接合部322の位置が関連付け情報形成領域B側と反対方向に一定距離だけ離れて形成されている場合である。
図5は、本実施形態に係わる接合構造形成領域の別の一例を示したもので、接合構造形成領域Aの接合構造の配置図を表したものである。401は第三基材、402は第二基材、403は第一基材、421は接合部、422は接合部である。
図5において、第三基材401と第二基材402との間の接合部421の本数は1本で、第二基材402と第一基材403との間の接合部422の本数が1本であるケースを示している。接合部422が接合部421の位置から関連付け情報形成領域B側に一定距離だけ離れて形成されている場合である。
図6は、本実施形態に係わる接合構造形成領域の別の一例を示したもので、接合構造形成領域Aの接合構造の配置図を表したものである。501は第三基材、502は第二基材、503は第一基材、521は接合部、522は接合部である。
図6において、第三基材501と第二基材502との間の接合部521の本数は1本で、第二基材502と第一基材503との間の接合部522の本数が1本であるケースを示している。接合部521と接合部522とが第三基材501、第二基材502、第一基材503の法線方向に対して同一線上にある場合を示している。
図7は、本実施形態に係わる接合構造形成領域の別の一例を示したもので、接合構造形成領域Aの接合構造の配置図を表したものである。601は第三基材、602は第二基材、603は第一基材、621は接合部、622は接合部である。
図7において、第三基材601と第二基材602との間の接合部621の本数は1本で、第二基材602と第一基材603との間の接合部622の本数が1本であるケースを示している。接合部622が接合部621の位置から関連付け情報形成領域B側と反対方向に一定距離だけ離れて形成されている場合である。
図8は、本実施形態に係わる接合構造形成領域の別の一例を示したもので、接合構造形成領域Aの接合構造の配置図を表したものである。701は第三基材、702は第二基材、703は第一基材、721は接合部、722は接合部、723は接合部である。
図8において、第三基材701と第二基材702との間の接合部721の本数は1本で、第二基材702と第一基材703との間の接合部722と接合部723の本数が2本であるケースを示している。接合部722と接合部723とが接合部721の位置から関連付け情報形成領域B側と反対方向に一定距離だけ離れて形成されている場合である。
図9は、本実施形態に係わる接合構造の剥離性評価方法の一例である。801は第三基材、802は第二基材、803は第一基材、821は接合部、822は接合部、Pは剥離前、Qは剥離中を示している。剥離性評価方法としては、第三基材801を剥離中Qのように図面左側に引っ張り接合部821が基材から剥離あるいは層間剥離する時の状態を評価した。
以下、具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
図1に示した識別タグの製造工程の一例を以下に示した。
印刷工程では、第三基材21に相当する連続用紙の表面に絵柄印刷を行う。次に第二基材22に相当する連続用紙の表面に絵柄印刷を行い、裏面にバックカーボンを行う。次に第一基材23に相当する連続用紙の表面に絵柄印刷を行う。
印字工程では、第三基材21の関連付け情報形成領域Bとタグ部領域Cとラベル部領域Dに印字を行う。他方第一基材23の関連付け情報形成領域Bとタグ部領域Cとラベル部領域Dに印字を行う。
丁合工程では、第一基材23の裏面に両面テープを貼付しタグ部27の粘着剤層12ならびにラベル部24、25、26の粘着剤層13を設ける。次に第二基材22の裏面にライングリューにて線状糊を2本設け、第一基材23に貼付する。次に第三基材21の裏面にライングリューにて線状糊を1本設け第二基材22に貼付する。
最後に連続用紙が丁合されてなる丁合物を仕上げサイズにシートカットする。
ここで、ライングリューとは走行する基材の表面にノズルから線状糊等の接着剤を吐出して塗布する接着剤の塗布方法または装置のことをいう。
(実施例2)
図2に示した接合構造からなる識別タグに対して前記剥離性評価方法を適用して評価した。その結果、第三基材101のみを図面右側から左側へ持ち上げて剥離した場合、第二基材102は接合部122と接合部123の2本で接合されているので図面右側からの力が加わり難いため、第三基材101を容易に剥離することができ最良の結果が得られた。
(実施例3)
図3に示した接合構造からなる識別タグに対して前記剥離性評価方法を適用して評価した。その結果、第三基材201を図面右側から左側へ持ち上げて剥離した場合、第二基材202は接合部222と接合部223の2本で接合されているので図面右側からの力が加わり難いため、第三基材201のみを容易に剥離することができ最良の結果が得られた。
(実施例4)
図4に示した接合構造からなる識別タグに対して前記剥離性評価方法を適用して評価した。その結果、第三基材301を図面右側から左側へ持ち上げて剥離した場合、接合部322と接合部323とが図面右側から力が加わるため、接合部322と接合部323とが剥離しやすいが、接合部322と接合部323の2本とも剥離してしまうことはなく良好な結果が得られた。
(実施例5)
図5に示した接合構造からなる識別タグに対して前記剥離性評価方法を適用して評価した。その結果、第三基材401を図面右側から左側へ持ち上げて剥離した場合、接合部422には力が加わりにくいので安定して第三基材401を剥離でき、第三基材401を図面右側から左側へ持ち上げて引っ張った場合に第二基材402が浮き易く接合部422が剥がれそうになるが、良好な結果が得られた。
(実施例6)
図6に示した接合構造からなる識別タグに対して前記剥離性評価方法を適用して評価した。その結果、第三基材501を図面右側から左側へ持ち上げて剥離した場合、接合部521と接合部522の両方に力が加わるため、第三基材501の剥離の仕方によっては接合部522が剥がれてしまう場合もあった。
(比較例1)
図7に示した接合構造からなる識別タグに対して前記剥離性評価方法を適用して評価した。その結果、第三基材601を図面右側から左側へ持ち上げて剥離した場合、第二基材602も同時に持ち上がり、接合部622が剥がれてしまった。
(比較例2)
図8に示した接合構造からなる識別タグに対して前記剥離性評価方法を適用して評価した。その結果、第三基材701を図面右側から左側へ持ち上げて剥離した場合、第二基材702も同時に持ち上がり、接合部723が剥がれそうになる。しかしながら、接合部722と接合部723が2本あるので、比較例1よりは良好であった。
(まとめ)
実施例と比較例を下記のような表にまとめた。
Figure 0006291753
本発明の識別タグは、搭乗者が乗り継ぎのために別の航空機を利用したり、他の航空会社を利用したりする時に用いることができる。この場合、タグ部と伝票部とを関連付ける関連付け情報が付与された本発明の識別タグにより同一識別タグで同一搭乗者が何回でも使用することが可能となり、伝票部の枚数に制限がないため、搭乗者の控え伝票のみならず、航空会社の控え伝票としても利用することが可能である。
また、本発明の識別タグは、患者の手首や足首に氏名、年齢、住所、性別、電話番号、個人的な医療情報を記載したタグを巻き付けて利用できる。本人照合確認はもちろんのこと、本人と関連付けられたベッドにも薬剤の種類や量、投薬の時間等を記載した識別タグを巻き付けて使用することで医療関係者による医療ミスを防止することが可能となる。
10 分離容易な接合構造
11 分離困難な接合構造
12 粘着剤層
13 粘着剤層
21 第三基材
22 第二基材
23 第一基材
24 ラベル部
25 ラベル部
26 ラベル部
27 タグ部
28 伝票部
31 感圧式複写構造
32 感圧式複写構造
41 切り離し予定線
A 接合構造形成領域
B 関連付け情報形成領域
C タグ部領域
D ラベル部領域
X 関連付け情報
101 第三基材
102 第二基材
103 第一基材
121 接合部
122 接合部
123 接合部
201 第三基材
202 第二基材
203 第一基材
221 接合部
222 接合部
223 接合部
301 第三基材
302 第二基材
303 第一基材
321 接合部
322 接合部
323 接合部
401 第三基材
402 第二基材
403 第一基材
421 接合部
422 接合部
501 第三基材
502 第二基材
503 第一基材
521 接合部
522 接合部
601 第三基材
602 第二基材
603 第一基材
621 接合部
622 接合部
701 第三基材
702 第二基材
703 第一基材
721 接合部
722 接合部
723 接合部
801 第三基材
802 第二基材
803 第一基材
821 接合部
822 接合部
P 剥離前
Q 剥離中

Claims (8)

  1. タグ部を有する第一基材該第一基材の一端に積層された複数の伝票部とを少なくとも備え、前記タグ部と前記伝票部とを関連付ける関連付け情報が第一基材と複数の伝票部に付与されたタグにおいて、
    一部がタグ部をなす第一基材と、前記第一基材の一方の面には伝票部の各枚目をなす少なくとも第二基材と第三基材とがこの順に積層され、前記第一基材の他方の面には前記タグ部をループ状に接合するための粘着剤層が少なくとも一短辺内側に設けられ、前記複数の基材間には感圧式複写構造が設けられ、
    さらに、前記複数の基材間の一短辺内側は接合構造によって接合され、前記接合構造のうち前記第一基材と前記第二基材の間は分離困難に接合され、前記接合構造のうち前記第二基材と前記第三基材の間は分離容易に接合され、
    前記第一基材は、前記接合構造を形成する接合構造形成領域と、前記関連付け情報を形成する関連付け情報形成領域と、タグ部をなすタグ部領域とに区分され、
    前記関連付け情報形成領域とタグ部領域との間には切離し予定線が設けられ、前記切離し予定線を境に前記関連付け情報形成領域と前記タグ部領域とを切離した際に、前記関連付け情報形成領域と前記第二基材とが前記接合構造を介して互いに接合された状態となることで、前記タグ部と前記伝票部の各枚目が関連付けられるようにしたことを特徴とする識別タグ。
  2. タグ部は長尺状の複数の基材が積層されてなることを特徴とする請求項1記載の識別タグ。
  3. 前記接合構造は線状糊であって、前記第一基材と前記第二基材の間は複数本の線状糊が形成され、前記第二基材と前記第三基材の間は一本の線状糊が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の識別タグ。
  4. 前記接合構造は線状糊であって、前記第一基材と前記第二基材の間は線状糊が連続的に形成され、前記第二基材と前記第三基材の間は線状糊が断続的に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の識別タグ。
  5. 前記接合構造は線状糊であって、前記第一基材と前記第二基材の間は二本の線状糊がそれぞれ連続的に形成され、前記第二基材と前記第三基材の間は一本の線状糊が断続的に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の識別タグ。
  6. 前記接合構造は線状糊であって、前記第一基材と前記第二基材の間は線状糊の接着強度が、前記第二基材と前記第三基材の間の線状糊の接着強度に比べて強いことを特徴とする請求項1〜何れか一項記載の識別タグ。
  7. 前記第一基材は、前記接合構造を形成する接合構造形成領域と、前記関連付け情報を形成する関連付け情報形成領域と、タグ部をなすタグ部領域と、さらにラベル部をなすラベル部領域に区分され、前記タグ部領域と前記ラベル部領域の間には切離し予定線が設けられ、前記ラベル部領域をなす第一基材の一方の面には前記関連付け情報が形成され、前記ラベル部領域をなす第一基材の他方の面には粘着剤層が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の識別タグ。
  8. 前記ラベル部領域は複数のラベル部に区分され、区分された前記ラベル部のそれぞれに関連付け情報が形成されていることを特徴とする請求項記載の識別タグ。
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