JP6291891B2 - 配送伝票 - Google Patents
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Description
<1.第1の実施形態>
<1.1.配送伝票の形態>
図1、図2は、本発明第1の実施形態に係る配送伝票を示す図である。このうち、図1(a)は表面側の平面図、図1(b)は図1(a)におけるA−Aに対応する断面図、図2(a)は図1(a)におけるB−Bに対応する断面図、図2(b)は図1(a)におけるC−Cに対応する断面図である。図1(b)、図2において表現された、各層の厚みの比率、各部の配置の詳細位置については、説明の便宜上、実際のものとは異なっている。なお、配送伝票の表面とは、配達票および貼付票が形成された面を意味する。
本実施形態に係る配送伝票は、表面基材2、剥離層3、接着剤層4、接着剤層10により構成される1枚目シートと、目止め層5、中間基材6、粘着剤層7、剥離基材8により構成される2枚目シートを貼り合わせた構成となっている。2枚目シートは、タック構造を有するタックシートである。製造工程においては、1枚目シート、2枚目シートともに、複数の配送伝票を連続させたものとなっている。
表面基材2としては、充分な強度とプリンタによる印字適性及び搬送適性を有するものであれば使用でき、例えば、上質紙、クラフト紙、複写用紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムによりラミネートされた紙等の紙が好適に用いられるが、セロファン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムであっても良い。表面基材2の厚さは20〜200μm程度が好ましい。さらに、控票などを配送伝票の上に重ねた場合に、複写特性をもたせるために、ロイコ系染料などからなる感熱発色層を設けても良い。中間基材6としては、表面基材2と同様の紙や樹脂フィルムが用いられる。
次に、本実施形態に係る配送伝票の使用方法について説明する。例として、店舗Aから拠点Bに集め、そこから個人宅Cについて配送する場合について説明する。この場合、第1伝票部21の配達票21aおよび貼付票21bには、店舗Aから拠点Bへ配送するための情報が記載または印字され、第2伝票部22の配達票22aおよび貼付票22bには、拠点Bから個人宅Cへ配送するための情報が記載または印字される。
本実施形態における配送伝票のサイズは目的に応じて適宜設定することができるが、好ましい一例について具体的に説明する。図16(a)は、本実施形態における配送伝票の具体的なサイズを示す図である。図16(a)においては、配送伝票の表面基材2の各部のサイズを示したものとなっている。図16(a)の例では、表面基材2がA4サイズであり、横方向(図面左右方向)が297mm、天地方向(図面上下方向)が210mmとなっている。第1伝票部21の横方向の幅(表面基材2左端とハーフカットH1間の距離)、第2伝票部22の横方向の幅(ハーフカットH1とH2間の距離)は、ともに99.5mmである。剥離部23の横方向の幅(ハーフカットH2と表面基材2右端の距離)は、98mmである。天地方向(図面上下方向)における配達票と貼付票の長さは、目的に応じて適宜設定することができる。
<2.1.配送伝票の形態>
図9は、本発明第2の実施形態に係る配送伝票を示す図である。このうち、図9(a)は表面側の平面図、図9(b)は図9(a)におけるD−Dに対応する断面図である。図9(a)におけるB−Bに対応する断面図、C−Cに対応する断面図は、第1の実施形態と同様、それぞれ図2(a)(b)のようになる。図9(b)において表現された、各層の厚みの比率、各部の配置の詳細位置については、説明の便宜上、実際のものとは異なっている。第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の機能を果たす部分については、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る配送伝票は、表面基材2、剥離層3、接着剤層4、接着剤層10により構成される1枚目シートと、目止め層5、中間基材6、粘着剤層7、剥離基材8により構成され、1枚目シートより面積の小さい2枚目シートを貼り合わせ、2枚目シートと重ならない位置において、さらに隠蔽基材12を1枚目シートと貼り合せた構成となっている。2枚目シートは、タック構造を有するタックシートである。
表面基材2、剥離層3、接着剤層4、目止め層5、中間基材6、粘着剤層7、剥離基材8、接着剤層10、弱粘着剤層11の各層の組成は、第1の実施形態と同様である。隠蔽基材12としては、表面基材2、中間基材6、剥離基材8等と同様のものを用いることができるが、本実施形態では、上質紙を用いている。
次に、本実施形態に係る配送伝票の使用方法について説明する。第1の実施形態と同様、店舗Aから拠点Bに集め、そこから個人宅Cについて配送する場合について説明する。この場合、第1伝票部21の配達票21aおよび貼付票21bには、店舗Aから拠点Bへ配送するための情報が記載または印字され、第2伝票部22の配達票22aおよび貼付票22bには、拠点Bから個人宅Cへ配送するための情報が記載または印字される。
本実施形態における配送伝票のサイズは目的に応じて適宜設定することができるが、好ましい一例について具体的に説明する。図16(b)は、本実施形態における配送伝票の具体的なサイズを示す図である。図16(b)においては、配送伝票の表面基材2の各部のサイズを示したものとなっている。図16(b)の例では、表面基材2がA4サイズであり、横方向(図面左右方向)が297mm、天地方向(図面上下方向)が210mmとなっている。第1伝票部21の横方向の幅(表面基材2左端とハーフカットH1間の距離)、第2伝票部22の横方向の幅(ハーフカットH1とH2間の距離)は、ともに99.5mmである。ここまでは、第1の実施形態と同様である。剥離部23と支持部24を合わせた横方向の幅(ミシン目M2と表面基材2右端の距離)は、98mmである。支持部24の横方向の幅(ミシン目M2とハーフカットH7間の距離)は、7mmである。天地方向(図面上下方向)における配達票と貼付票の長さは、第1の実施形態と同様、目的に応じて適宜設定することができる。
3・・・剥離層
4・・・接着剤層
5・・・目止め層
6・・・中間基材
7・・・粘着剤層
8・・・剥離基材
10・・・接着剤層
11・・・弱粘着剤層
12・・・隠蔽基材
13・・・接着剤層
21・・・第1伝票部(隠蔽されない予定の伝票部)
22・・・第2伝票部(隠蔽される予定の伝票部)
21a、22a・・・配達票
21b、22b・・・貼付票
23・・・剥離部
24・・・支持部
H1〜H5、H7、H8・・・ハーフカット
K・・・隠蔽部
M2、M7・・・ミシン目(切り取り予定線)
Claims (8)
- 配達票と貼付票の組からなる伝票部を有する表面基材が中間基材と接着されているとともに、前記中間基材が粘着剤層を介して剥離基材に貼り合わされており、前記配達票と中間基材は擬似接着されており、前記中間基材から前記配達票が剥離可能な配送伝票であって、
前記表面基材には、前記伝票部として隠蔽される予定の伝票部と隠蔽されない予定の伝票部が連接されて形成されているとともに、前記隠蔽される予定の伝票部との間に、前記表面基材を貫通するハーフカットを挟んで剥離部が形成されており、
前記隠蔽される予定の伝票部を隠蔽するための隠蔽部が、前記粘着剤層より粘着力の弱い弱粘着剤層を介して前記剥離部に重ねて形成されていることを特徴とする配送伝票。 - 前記隠蔽部は、前記中間基材および剥離基材を含む複数の層構成で形成され、
前記中間基材には、前記表面基材を貫通するハーフカットと重なる位置に切り取り予定線が形成されており、
前記剥離基材には、前記表面基材を貫通するハーフカットと重なる位置にハーフカットが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配送伝票。 - 前記切り取り予定線は、ミシン目であることを特徴とする請求項2に記載の配送伝票。
- 前記隠蔽部は、1枚の基材である隠蔽基材であって、
前記隠蔽基材は、前記表面基材において前記表面基材を貫通するハーフカットと前記隠蔽される予定の伝票部との間に形成された支持部と接着剤層を介して接着されていることを特徴とする請求項1に記載の配送伝票。 - 前記隠蔽される予定の伝票部と前記支持部は、切り取り予定線により区分されていることを特徴とする請求項4に記載の配送伝票。
- 前記切り取り予定線は、ミシン目であることを特徴とする請求項5に記載の配送伝票。
- 前記弱粘着剤層は、前記剥離部を構成する辺のうち、前記表面基材を貫通するハーフカットの側以外の三辺に沿って形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の配送伝票。
- 前記弱粘着剤層は、前記剥離部と重なる全面に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の配送伝票。
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