JP6307820B2 - 包装紙一体型配送伝票 - Google Patents

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本発明は、宅配荷物や配送商品を配送業者が配送する際に、配送物に貼付して使用する配送伝票に関する。
近年、一枚の伝票用紙上に複数種類の伝票を配列させて、各伝票を同時にプリンタ印字したものを組とする1パート形式の配送伝票(以下、1パート配送伝票という)が多く利用されるようになってきている。
その代表的な1パート配送伝票は、剥離紙、粘着剤層、タック基材の順に積層されてなるタックシートの粘着剤層の形成された面(タックシート裏面)と反対側の面(タックシート表面)に接着剤層を介して配達票と貼付票とを面状に配置して形成する伝票用紙が設けられ、少なくともその配達票はタックシート表面から剥離可能な構造を有している。
1パート配送伝票は、上記のように一枚の伝票用紙上に配達票と貼付票が設けられているので、コンピュータで管理されている配送情報に基づき、お届け先情報、依頼元情報、その他バーコード等の管理用の情報などを、プリンタで配送伝票上の所定箇所に高速で印字することが可能である。その使用に当たっては、事前に所定事項がプリンタで印字された1パート配送伝票を用意し、当該1パート配送伝票を構成するタックシート裏面の剥離紙を剥がし、粘着剤層を介して所定の配送物に貼付する。
配送物が贈答品のように包装紙により包まれている場合は、配送伝票は、粘着剤層を介して包装紙上に貼付される。このような場合に、コスト削減と環境保護を両立するため、簡易包装用の配送伝票が開発されている(特許文献1、2参照)。
特開2011−98502号公報 特開2012−33074号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の配送伝票は、包装紙に包んだ直後の状態では、包装紙の絵柄等の商品供給元を示す情報が外部から確認できないという問題がある。また、特許文献2に記載の配送伝票は、包装紙の上にシート部材と控え伝票が貼付されているため、レーザープリンタ等のプリンタで印字を行うための印字面が平らにならないという問題がある。
そこで、本発明は、包んだ直後から表面の商品供給元を示す情報が視認可能であるとともに、印字面が平らに形成された包装紙一体型配送伝票を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、包装紙一体型配送伝票は、少なくとも配達票と貼付票を包装紙と一体化した配送伝票であって、表面側に所定の情報がそれぞれ印刷された配達票と貼付票を有し、前記配達票と貼付票以外の部分に、商品供給元を示す情報を表示するための領域を有する伝票基材と、前記伝票基材の裏面側に前記配達票を覆うように貼り合わされ、前記伝票基材より面積の小さい支持基材と、を有し、前記伝票基材と前記支持基材は、前記配達票部分においては、剥離可能な擬似接着層を介して接着され、前記配達票以外の部分においては、剥離困難な接着剤層を介して接着されていることを特徴とする。
装紙一体型配送伝票によれば、表面側に所定の情報がそれぞれ印刷された配達票と貼付票を有し、配達票と貼付票以外の部分に、商品供給元を示す情報を表示するための領域を有する伝票基材と、伝票基材の裏面側に配達票を覆うように貼り合わされ、伝票基材より面積の小さい支持基材と、を有し、伝票基材と支持基材は、配達票部分においては、剥離可能な擬似接着層を介して接着され、配達票以外の部分においては、剥離困難な接着剤層を介して接着されているので、包装紙の役割も果たす伝票基材に包んだ直後から表面の商品供給元を示す情報が視認可能であるとともに、印字面を平らに形成することが可能となる。
また、包装紙一体型配送伝票は、前記商品供給元を示す情報を表示するための領域には、商品供給元を示す情報が印刷されていることを特徴とする。包装紙一体型配送伝票によれば、配達票と貼付票以外の部分に、商品供給元を示す情報が印刷されているので、百貨店等の商品供給元を示す絵柄等の情報を有する包装紙と伝票の役割を1つの伝票で果たすことが可能となる。
また、包装紙一体型配送伝票は、前記支持基材は、さらに前記貼付票を覆うように貼り合わされていることを特徴とする。包装紙一体型配送伝票によれば、支持基材が配達票に加えて貼付票も覆うように貼り合わされているので、コスト削減と環境保護を両立しつつ、貼付票の強度を補強することが可能となる。
また、包装紙一体型配送伝票は、前記支持基材は、前記伝票基材の天地方向に渡って貼り合わされていることを特徴とする。包装紙一体型配送伝票によれば、支持基材が、伝票基材の天地方向に渡って貼り合わされているので、コスト削減と環境保護を両立しつつ、貼付票の強度を補強することが可能となる。
また、包装紙一体型配送伝票は、前記支持基材は、前記伝票基材と同一サイズであることを特徴とする。包装紙一体型配送伝票によれば、支持基材が同一サイズであるので、2つの基材の位置合わせが容易になり、効率的に製造することが可能となる。
また、本発明の包装紙一体型配送伝票は、少なくとも配達票と貼付票を包装紙と一体化した配送伝票であって、表面側に所定の情報がそれぞれ印刷された配達票と貼付票を有する伝票基材と、前記伝票基材と重ねて貼り合わされ、前記伝票基材より面積が大きく、前記伝票基材と重ならない部分に、商品供給元を示す情報を表示するための領域を有する支持基材と、を有し、前記伝票基材と前記支持基材は、前記配達票部分においては、剥離可能な擬似接着層を介して接着され、前記配達票以外の部分においては、剥離困難な接着剤層を介して接着されていることを特徴とする。
本発明の包装紙一体型配送伝票によれば、少なくとも表面側に所定の情報がそれぞれ印刷された配達票と貼付票を有する伝票基材と、伝票基材と重ねて貼り合わされ、伝票基材より面積が大きく、伝票基材と重ならない部分に、商品供給元を示す情報を表示するための領域を有する支持基材と、を有し、伝票基材と支持基材は、配達票部分においては、剥離可能な擬似接着層を介して接着され、配達票以外の部分においては、剥離困難な接着剤層を介して接着されているので、包装紙の役割も果たす支持基材に包んだ直後から表面の商品供給元を示す情報が視認可能であるとともに、配達票と貼付票を含む印字面を平らに形成することが可能となる。
また、本発明の包装紙一体型配送伝票は、前記伝票基材には、前記配達票を囲む部分に、前記伝票基材を貫通するハーフカットが形成されていることを特徴とする。本発明の包装紙一体型配送伝票によれば、伝票基材には、配達票を囲む部分に、伝票基材を貫通するハーフカットが形成されているので、剥離が必要とされる唯一の部分である配達票を確実に剥離することが可能となる。
本発明によれば、包んだ直後から表面の商品供給元を示す情報が視認可能であるとともに、印字面が平らに形成された包装紙一体型配送伝票を提供することが可能となる。
本発明第1の実施形態に係る包装紙一体型配送伝票を示す図である。 包装紙一体型配送伝票を表面側から見た場合における、接着剤層4、目止め層5、支持基材6の形成位置を示した図である。 包装紙一体型配送伝票から配達票2aを剥離した状態を示す図である。 接着剤層4、目止め層5、支持基材6の形成位置を変更した際の、包装紙一体型配送伝票を表面側から見た場合における、接着剤層4、目止め層5、支持基材6の形成位置を示した図である。 伝票基材2と支持基材6のサイズを同一とした際の、包装紙一体型配送伝票を表面側から見た場合における、接着剤層4、目止め層5、支持基材6の形成位置を示した図である。 包装紙一体型配送伝票の使用例を示す図である。 本発明第2の実施形態に係る包装紙一体型配送伝票を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<1.第1の実施形態>
図1は、本発明第1の実施形態に係る包装紙一体型配送伝票を示す図である。このうち、図1(a)は表面側の平面図、図1(b)は図1(a)におけるA−Aに対応する断面図である。図1において表現された各層の厚みの比率、各層の厚みと平面図の面積との比率については、図示の都合上、実際のものとは異なっている。
図1に示すように、本実施形態に係る配送伝票は、表面に配送情報記入部(図示省略)が印刷された配達票2aと、表面に配送情報記入部(図示省略)が印刷された貼付票2bが横方向(図面左右方向)に隣接して配置された伝票基材2が、最上層(図1(a)において手前側、図1(b)において上端)に設けられている。この伝票基材2は、配達票2aを囲む矩形状に形成されたハーフカット7により配達票2aを分離可能に形成されている。ハーフカット7は、図1(b)に示すように、伝票基材2のみを貫通した状態で形成されている。貼付票2bの周囲には、貼付票2bの範囲を示すための矩形を構成する線分が印刷されている。
また、図1(a)においては、伝票基材2の配達票2aと貼付票2b以外の部分は、商品供給元を示す情報を表示するための領域となっている。図1(a)の例では、商品供給元を示す情報を表示するための領域は無地の状態(白紙の状態)となっているが、この商品供給元を示す情報を表示するための領域には、商品供給元を示す情報が印刷される。商品供給元とは、百貨店等の商品販売元や、メーカー等の商品製造元、商品供給に関わる者を意味する。商品供給元を示す情報としては、文字、ロゴ、絵柄等の様々な形態を用いることができる。
図1(b)のA−A断面図に示すように、配達票2a(伝票基材2)の下層(図面下方向)には、剥離層3、接着剤層4を介して、目止め層5、支持基材6が重ね合わされている。なお、本明細書において「上層」「下層」とは、伝票基材2を最上層、支持基材6を最下層とした場合における各層の上下関係を相対的に示している。剥離層3と接着剤層4の2つの層により擬似的に接着し、剥離可能な擬似接着層を形成している。
また、図1(b)のA−A断面図に示すように、貼付票2b(伝票基材2)の下層では、目止め層5、支持基材6の構成は、配達票2aの下層と同じである。しかし、貼付票2b(伝票基材2)の下層では、剥離層を有さず、強接着の接着剤層4が設けられている。強接着の接着剤層4により、貼付票2bは、支持基材6から剥離することが困難になっている。本実施形態では、配達票2aの下層の接着剤層4と貼付票2bの下層の接着剤層4に用いられる接着剤として、同一のものを採用しているが、互いに異なるものを採用しても良い。
図1(a)に示した破線ha、hbは、伝票基材2の下層の接着剤層4、目止め層5、支持基材6の存在位置を示すためのものであり、実際の伝票基材2には施されていない。図1(a)に示した2u、2sは、それぞれ伝票基材2の長手方向の2辺であり、2uが上辺、2sが下辺である。本実施形態では、接着剤層4、目止め層5、支持基材6は、伝票基材2の天地方向(図1(a)の上下方向)については、全体に渡って形成されている。すなわち、接着剤層4、目止め層5、支持基材6は、上辺2u、下辺2s、破線ha、破線hbの4辺で囲まれる矩形状の範囲全体に渡って形成されている。
図2は、包装紙一体型配送伝票1を表面側から見た場合における、接着剤層4、目止め層5、支持基材6の形成位置を示した図である。図2において、網掛けで示した範囲が、接着剤層4、目止め層5、支持基材6の形成位置である。図2に示すように、接着剤層4、目止め層5、支持基材6は、上辺2u、下辺2s、破線ha、破線hbの4辺で囲まれる矩形状の範囲全体に渡って形成されている。
図3は、包装紙一体型配送伝票1から配達票2aを剥離した状態を示す図である。図3(a)は表側平面図、図3(b)は図3(a)におけるB−Bに対応する断面図である。図3に示すように、配達票2aは、剥離層3とともに、接着剤層4から分離して剥離される。配達票2aの下層の支持基材6には、告知情報が印刷されている。告知情報は、商品供給元以外を示す情報である。図3の例では、告知情報として「○○運送」のように運送会社の案内が記載されている。接着剤層4および目止め層5は透明であるため、支持基材6に印刷された告知情報は、表面側(上層側)から視認することが可能となる。
図3に示したように、告知情報として商品供給元以外の会社の情報を記載しておくことができる。すなわち、伝票基材2の配達票2a、貼付票2b以外の部分に商品供給元の情報(商品供給元のロゴ、絵柄等)を示し、配達票2aの下層の支持基材6において、商品供給元以外の情報を示すことができる。
接着剤層4、目止め層5、支持基材6の形成範囲については、図4、図5に示すように変更することができる。図4の例では、接着剤層4、目止め層5、支持基材6は、いずれも破線ha、hb、hcと下辺2sに囲まれた範囲に形成される。図4(a)に示す包装紙一体型配送伝票1aでは、配達票2aと貼付票2bの下層を全て覆う範囲に、接着剤層4、目止め層5、支持基材6が形成されている。図4(b)に示す包装紙一体型配送伝票1bでは、配達票2aの下層を全て覆い、貼付票2bと重ならない範囲に、接着剤層4、目止め層5、支持基材6が形成されている。
図5に示す包装紙一体型配送伝票1cでは、伝票基材2の全範囲に渡って、接着剤層4、目止め層5、支持基材6が形成されている。この場合、伝票基材2と支持基材6のサイズは同一となる。サイズが同一とは、矩形状の伝票基材2と支持基材6の場合、その長辺の長さ、短辺の長さが同一であることを意味する。
<2.包装紙一体型配送伝票の製造>
まず、伝票基材2表面の配達票2a、貼付票2b以外の部分に、必要に応じて商品供給元を示す情報を印刷する。商品供給元を示す情報の印刷は、オフセット印刷等の有版式の印刷法により行う。次に、伝票基材2表面の配達票2a、貼付票2bの部分に、配達票2a、貼付票2bとして必要な配送情報記入部を印刷する。配送情報記入部の印刷は、コンピュータからの印刷データを取得したプリンタによる無版式の印刷法で行われる。また、プリンタにより貼付票2bの範囲を示すための矩形を構成する線分が印刷される。次に、伝票基材2の下層側の面の配達票2aの部分に剥離層3を形成する。剥離層3は、公知の印刷または塗工手法により剥離剤を塗布することにより形成される。
一方、支持基材6の上層側の面における配達票2aと対応する位置に、告知情報を印刷する。告知情報は、上述のように、商品供給元以外を示す情報であり、例えば、配送を行う運送会社の名称等である。続いて、支持基材6の上層側の面に目止め層5を形成する。次に、接着剤により、伝票基材2と支持基材6を貼り合わせる。貼り合わせの際、伝票基材2の配達票2aの部分と、支持基材6の告知情報が印刷された部分が一致するように位置合わせが行われる。伝票基材2と支持基材6の貼り合わせに用いられた接着剤は接着剤層4を形成する。伝票基材2と支持基材6を貼り合わせた後、伝票基材2の表面側からハーフカット加工を行い、ハーフカット7を形成する。
<3.各層の組成>
伝票基材2としては、充分な強度と印刷適性及び搬送適性を有するものであれば使用でき、例えば、上質紙、クラフト紙、複写用紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムによりラミネートされた紙等の紙が好適に用いられるが、セロファン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムであっても良い。伝票基材2の厚さは20〜200μm程度が好ましい。本実施形態では、伝票基材2に商品供給元を示す情報を印刷するため、有版式印刷である一般印刷適性を備えたものを用いている。また、伝票基材2に配達票2a、貼付票2bとして必要な情報をプリンタにより印刷するため、無版式印刷であるプリンタ印刷適性を備えたものを用いている。さらに、控票などを配送伝票の上に重ねた場合に、複写特性をもたせるために、ロイコ系染料などからなる感熱発色層を設けても良い。
支持基材6としては、伝票基材2と同様の紙や樹脂フィルムが用いられる。本実施形態では、支持基材6に告知情報を、有版式印刷またはプリンタによる無版式印刷で印刷するため、これらの印刷適性を備えたものを用いている。
上記剥離層3、接着剤層4、目止め層5は、本発明に係る配送伝票に適したものであれば、その組成については特に限定されるものではないが、好ましい例を以下に列挙する。
剥離層3としては、配達票2aが支持基材6から容易に剥離できるような接着性の低いものを使用することが好ましい。剥離層の形成には、例えば、オフセット印刷用の紫外線硬化型インキにシリコーンゴムを添加したものや、シリコーンアクリレートを添加したものを使用する。通常の熱硬化型剥離インキを使用することもできる。また、剥離ニスを使用することも可能である。さらに、必要に応じて、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、スリップ剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、フィラー等が添加されていても良い。剥離層を形成するための塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布厚は0.1〜10μmである。
接着剤層4における接着剤としては、例えば、ウレタン系、アクリル系、酢酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂、またはこれらの混合物からなる樹脂を使用することができる。接着剤の塗布は、フレキソ法、グラビア法などの公知の印刷法又はコーティング法によって、厚み0.2〜50μm程度に塗布し、貼り合わせ後に、必要に応じて乾燥させる。剥離層3が形成されている部分においては、剥離層3の厚み分だけ、他の部分よりも薄く接着剤が塗布される。伝票基材2と支持基材6は、接着剤(又は樹脂)が乾燥していない状態で貼り合わせるウェット又はセミウェットラミネート方式、熱圧着方式や感圧方式によって貼り合わせる。
目止め層5としては、支持基材6への接着剤の浸透を防止し、接着力を安定させるためのものであれば、公知の様々なものを用いることができる。例えば、公知の塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース誘導体等の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれらの混合物が使用できる。必要に応じて添加剤を加え、公知の印刷法又はコーティング法によって塗布する。
<4.包装紙一体型配送伝票の使用例>
次に、本実施形態に係る包装紙一体型配送伝票の使用例について説明する。図6は、包装紙一体型配送伝票の使用例を示す図である。図6に示すように、包装紙一体型配送伝票1は、簡易包装型であるため、配送物Nの表面を覆って両側面に粘着テープ等で貼り付ける。配送後、配達票2aは、包装紙一体型配送伝票1から剥離される。上述のように、配達票2aを剥離した後、配達票2aが存在した位置の下層には告知情報を確認することができる。
<5.第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。
図7は、本発明第2の実施形態に係る包装紙一体型配送伝票を示す図である。このうち、図7(a)は表面側の平面図、図7(b)は図7(a)におけるC−Cに対応する断面図である。
図7に示すように、本実施形態に係る配送伝票は、表面に配送情報記入部(図示省略)が印刷された配達票12aと、表面に配送情報記入部(図示省略)が印刷された貼付票12bが横方向(図面左右方向)に隣接して配置された伝票基材12が、最上層(図1(a)において手前側、図1(b)におい上左端)に設けられている。この伝票基材12は、配達票12aを囲む矩形状に形成されたハーフカット17により配達票12aを分離可能に形成されている。ハーフカット17は、図7(b)に示すように、伝票基材12のみを貫通した状態で形成されている。貼付票12bの周囲には、貼付票12bの範囲を示すための矩形を構成する線分が印刷されている。
図7(b)のC−C断面図に示すように、配達票12a(伝票基材12)の下層(図面下方向)には、剥離層13、接着剤層14を介して、目止め層15、支持基材16が重ね合わされている。剥離層13と接着剤層14の2つの層により擬似的に接着し、剥離可能な擬似接着層を形成している。
また、図7(b)のC−C断面図に示すように、貼付票12b(伝票基材12)の下層では、目止め層15、支持基材16の構成は、配達票12aの下層と同じである。しかし、貼付票12b(伝票基材12)の下層では、剥離層を有さず、強接着の接着剤層4のみが設けられている。強接着の接着剤層4により、貼付票12bは、支持基材16から剥離することが困難になっている。本実施形態では、配達票12aの下層の接着剤層14と貼付票12bの下層の接着剤層14に用いられる接着剤として、同一のものを採用しているが、互いに異なるものを採用しても良い。
第1の実施形態との相違は、第1の実施形態では、伝票基材2の面積が支持基材6の面積より大きいか、あるいは同一であって、伝票基材2に商品供給元を示す情報を表示するための領域を有しているのに対して、第2の実施形態では、支持基材16の面積が伝票基材12の面積より大きく、支持基材16に商品供給元を示す情報を表示するための領域を有している点である。そのため、第2の実施形態では、支持基材16上の、伝票基材12により覆われない位置に、商品供給元を示す情報を印刷しておくことにより、包装紙一体型配送伝票に包んだ直後から表面の商品供給元を示す情報が視認可能となる。
第2の実施形態における伝票基材12、剥離層13、接着剤層14、目止め層15、支持基材16の各層の組成は、第1の実施形態と同様の組成により実現される。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、配達票の下層の擬似接着層を、剥離層と接着剤層の2層構造としたが、擬似接着力を有する1層構造の擬似接着層としてもよい。
また、上記実施形態では、伝票基材2の表面に配達票2aと貼付票2bのみが設けられたものを示したが、配達票2aと貼付票2bに加えて、さらに店舗控え等を設けるようにしてもよい。店舗控えは、剥離片とするため、配達票2aと同様、その下層側においては、擬似接着層により接着を行う。
また、上記実施形態では、配達票2a、貼付票2bにおける配送情報記入部の印刷を、プリンタによる無版式印刷で行ったが、オフセット印刷等の有版式印刷で行うようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態では、伝票基材2表面の配達票2a、貼付票2b以外の部分、第2の実施形態では、支持基材16表面の、伝票基材12により覆われない部分に、オフセット印刷等により必要に応じて商品供給元を示す情報を印刷しておくようにしたが、何も印刷せず、無地の状態(白紙の状態)としておいてもよい。この場合、商品の販売元がカラープリンタを用いて、無地状態である商品供給元を示す情報を表示するための領域に商品供給元を示す情報を印刷した後、商品に貼付する。
1、1a、1b、1c、1d・・・包装紙一体型配送伝票
2、12・・・伝票基材
2a、12a・・・配達票
2b、12b・・・貼付票
3、13・・・剥離層
4、14・・・接着剤層
5、15・・・目止め層
6、16・・・支持基材
7、17・・・ハーフカット

Claims (2)

  1. 少なくとも配達票と貼付票を包装紙と一体化した配送伝票であって、
    表面側に所定の情報がそれぞれ印刷された配達票と貼付票を有する伝票基材と、
    前記伝票基材と重ねて貼り合わされ、前記伝票基材より面積が大きく、前記伝票基材と重ならない部分に、商品供給元を示す情報を表示するための領域を有する支持基材と、を有し、
    前記伝票基材と前記支持基材は、前記配達票部分においては、剥離可能な擬似接着層を介して接着され、前記配達票以外の部分においては、剥離困難な接着剤層を介して接着されていることを特徴とする包装紙一体型配送伝票。
  2. 前記伝票基材には、前記配達票を囲む部分に、前記伝票基材を貫通するハーフカットが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装紙一体型配送伝票。
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