JP2015085675A - 転写箔シート、転写箔シートの製造方法及び化粧部材 - Google Patents
転写箔シート、転写箔シートの製造方法及び化粧部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015085675A JP2015085675A JP2014054095A JP2014054095A JP2015085675A JP 2015085675 A JP2015085675 A JP 2015085675A JP 2014054095 A JP2014054095 A JP 2014054095A JP 2014054095 A JP2014054095 A JP 2014054095A JP 2015085675 A JP2015085675 A JP 2015085675A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- surface protective
- protective layer
- transfer foil
- foil sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
Description
特許文献2には、離型層を有するベースフィルムの片面に、ウレタン結合構造を有しない活性エネルギー線硬化性アクリルアクリレート樹脂及び活性エネルギー線硬化性ウレタンアクリレート樹脂を含有するハードコート剤組成物からなる硬化性ハードコート層、活性エネルギー線硬化性アクリルアクリレート樹脂及び/又は活性エネルギー線硬化性ウレタンアクリレート樹脂とポリイソシアネート系化合物とを含有するプライマー剤組成物からなる硬化性プライマー層及び、接着剤層を有する活性エネルギー線硬化性インモールド成型用転写シートが開示されている。
[1]基材上に、表面保護層及びプライマー層をこの順に有してなる転写箔シートであって、前記表面保護層は、二重結合当量が250〜800g/eq、重量平均分子量が1,000〜40,000、ガラス転移温度が70〜130℃である(メタ)アクリレート系樹脂を含む電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物を含有してなり、かつ厚みが2〜10μmであり、前記プライマー層がポリオール系樹脂及びイソシアネート系化合物を含む組成物の硬化物を含有してなる転写箔シート。
[2]前記イソシアネート系化合物が分子内にエチレン性不飽和結合基を有する上記[1]に記載の転写箔シート。
[3]前記ポリオール系樹脂がアクリルポリオール樹脂である上記[1]又は[2]に記載の転写箔シート。
[4]前記プライマー層上に意匠層を有する上記[1]〜[3]の何れかに記載の転写箔シート。
[5]前記意匠層上に接着剤層を有する上記[4]に記載の転写箔シート。
[6]前記意匠層と接着剤層との間に隠蔽層を有する上記[5]に記載の転写箔シート。
[7]以下の(1)〜(3)の工程を順に行う転写箔シートの製造方法。
(1)基材上に、二重結合当量が250〜800g/eq、重量平均分子量が1,000〜40,000、ガラス転移温度が70〜130℃であるアクリレート系樹脂を含む電離放射線硬化性樹脂組成物を含有してなる表面保護層用インキを、乾燥後の厚みが2〜10μmとなるように塗布、乾燥し、表面保護層を形成する工程
(2)前記電離放射線硬化性樹脂組成物が未硬化部分を有する状態で、表面保護層上に、ポリオール系樹脂及びイソシアネート系化合物を含む組成物を含有してなるプライマー層用インキを塗布、乾燥し、プライマー層を形成する工程
(3)プライマー層側から電離放射線を照射して、表面保護層中の電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化を進行させる工程
[8]被転写部材と、上記[1]〜[6]の何れかに記載の転写箔シートの基材とは反対側の面とを接着してなる基材付き化粧部材。
[9]上記[8]に記載の基材付き化粧部材の表面の基材を剥離してなる化粧部材。
本発明の転写箔シートは、基材上に、表面保護層及びプライマー層をこの順に有してなる転写箔シートであって、前記表面保護層は、二重結合当量が250〜800g/eq、重量平均分子量が1,000〜40,000、ガラス転移温度が70〜130℃である(メタ)アクリレート系樹脂を含む電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物を含有してなり、かつ厚みが2〜10μmであり、前記プライマー層がポリオール系樹脂及びイソシアネート系化合物を含む組成物の硬化物を含有してなるものである。
図1の転写箔シートは、プライマー層13側を被転写部材に向け、被転写部材上に設けた接着剤層にプライマー層13を接着させ、接着後に基材11のみを剥離することにより、プライマー層13及び表面保護層12を被転写部材に転写して、化粧部材を作製することができる。
図2の転写箔シート10は、転写箔シート10の接着剤層16を被転写部材に接着させ、接着後に基材11のみを剥離することにより、接着剤層16、隠蔽層15、意匠層14、プライマー層13及び表面保護層12を被転写部材に転写して、化粧部材を作製することができる。
基材としては、各種紙類やプラスチックフィルム等の支持体として機能するものであれば特に制限されることなく使用することができるが、被転写部材の被転写面が平面でない場合の被転写部材への追従性の観点から、プラスチックフィルムが好適である。
これらプラスチックフィルムの中では、寸法安定性や強度の観点からは、ポリエチレンテレフタレート樹脂が好適であり、必要に応じて延伸加工されていても良い。
基材の厚みは特に限定されないが、転写の際の作業性の観点から、20〜100μmであることが好ましく、20〜60μmであることがより好ましい。
表面保護層は、被転写部材に転写された後に最表面に位置する。本発明では、表面保護層の構成を、二重結合当量が250〜800g/eq、重量平均分子量が1,000〜40,000、ガラス転移温度が70〜130℃である(メタ)アクリレート系樹脂を含む電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物を含有してなり、かつ厚みが2〜10μmとする。
これら(メタ)アクリレート系樹脂の中でも、プライマー層との密着性及び塗膜強度のバランスの観点からは、ウレタンアクリレート、アクリルアクリレート、ポリエステルアクリレート及びエポキシアクリレート等のアクリロイル基を有するアクリレート系樹脂が好適であり、その中でもウレタン(メタ)アクリレートが好適である。
なお、電離放射線とは、電磁波又は荷電粒子線のうち、分子を重合あるいは架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、通常、紫外線(UV)又は電子線(EB)が用いられるが、その他、X線、γ線などの電磁波、α線、イオン線などの荷電粒子線も使用可能である。本発明では、電離放射線硬化性樹脂の中でも、電子線で硬化する電子線硬化性樹脂が好適である。電子線硬化性樹脂は、表面保護層中に紫外線吸収剤を添加しても硬化が阻害されず、また、無用剤化もしやすい点で優れている。
二重結合当量は、250〜600g/eqであることが好ましく、300〜600g/eqであることがより好ましい。
なお、二重結合当量は、以下のように算出することができる。
[二重結合当量]=[繰り返し構成単位の分子量]/[繰り返し構成単位中の二重結合の数]
重量平均分子量が1,000未満の場合、表面保護層のタックフリー性が損なわれる場合があり、例えば、製造過程でのブロッキング、プライマー層を形成(印刷)する際のバックトラップによる表面保護層の基材からの剥離、またプライマー層の良好な塗工面状態が得られなくなる等の印刷適性が良好とならない現象が発生するため、プライマー層を形成する前に表面保護層の電離放射線硬化性樹脂組成物を硬化させる必要がある。そして、プライマー層を形成する前に表面保護層の電離放射線硬化性樹脂組成物を硬化させた場合、プライマー層と表面保護層との密着性を良好にすることができなくなる。
重量平均分子量が40,000を超える場合、表面保護層から溶剤が揮発しにくくなり、残留した溶剤が電離放射線硬化性樹脂組成物の架橋阻害を起こし、表面保護層の塗膜強度を高くすることができず、耐溶剤性、耐擦傷性等の表面諸物性が低下してしまう。本発明は転写仕様であり、表面保護層の転写後に表面となる面は基材と接した状態であり溶剤が揮発しにくく、残留溶剤による表面保護層の架橋阻害の問題が生じやすいため、重量平均分子量を40,000以下とすることにより架橋阻害を防止することは大きな意義がある。なお、ここでいう溶剤とは、表面保護層用インキ及び/又は後述のプライマー層用インキに含まれるものである。
重量平均分子量は、1,000〜20,000であることが好ましく、1,500〜10,000であることがより好ましい。
なお、本発明において、重量平均分子量とは、ゲルパーミエーションクロマトグラム法により測定し、ポリスチレン換算した値である。
ガラス転移温度は、80〜130℃であることが好ましく、80〜110℃であることがより好ましい。
表面保護層の厚みは、3〜8μmであることが好ましく、3〜5μmであることがより好ましい。
光重合開始剤としては、アセトフェノン、ベンゾフェノン、α−ヒドロキシアルキルフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾイン、ベンジルメチルケタール、ベンゾイルベンゾエート、α−アシルオキシムエステル、チオキサンソン類等から選ばれる1種以上が挙げられる。
また、光重合促進剤は、硬化時の空気による重合阻害を軽減させ硬化速度を速めることができるものであり、例えば、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル等から選ばれる1種以上が挙げられる。
また、表面保護層は、基材と表面保護層の剥離強度(転写強度)が弱い場合、基材剥離調整剤を含有していてもよい。基材剥離調整剤は基材を構成する樹脂と同系統の樹脂が選択され、その含有量は塗膜性能及びインキ分散性の観点より、表面保護層の全樹脂成分の、0.1〜3.0質量%程度が好ましい。このことより、基材と表面保護層との分子間力が上がることで剥離強度が向上し、剥離強度調整が可能となる。
また、表面保護層中には、本発明の効果を阻害しない範囲で、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等の電離放射線硬化性樹脂以外の樹脂成分、顔料、染料、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を含有しても良い。
表面保護層は、電離放射線硬化性樹脂組成物、希釈溶剤、必要に応じて添加するその他の樹脂成分、添加剤から表面保護層用インキを調整し、これを基材上に塗布、乾燥することにより形成することができる。なお、後述するように、プライマー層と表面保護層との密着性の観点から、電離放射線硬化性樹脂組成物を硬化するタイミングは、プライマー層の形成後とすることが好ましい。
プライマー層は表面保護層上に設けられる。本発明では、プライマー層がポリオール系樹脂及びイソシアネート系化合物を含む組成物の硬化物を含有するように構成し、該構成により、プライマー層と表面保護層との密着性を良好にしている。
なお、水酸基価は、無水酢酸を用いたアセチル化法によって測定することができる。
イソシアネート系化合物としては、分子中にイソシアネート基を1個以上有する化合物を用いることができ、塗膜強度を大きくする観点からは、分子中にイソシアネート基を2個以上有する化合物が好適である。分子中に2個以上のイソシアネート基を有する多価イソシアネートとしては、キシリレンジイソシアネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族イソシアネート、或いはヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族(又は脂環族)イソシアネートが挙げられる。
エチレン性不飽和結合基としては、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アリル基等が挙げられる。
分子内にエチレン性不飽和結合基を有するイソシアネート系化合物としては、β−イソシアナトエチル(メタ)アクリレート(例えば昭和電工社製:カレンズMOI)、水酸基を有する(メタ)アクリレートや(メタ)アクリルアミド類と、多価イソシアネートのイソシアネート基とをウレタン結合で接続した化合物等が挙げられる。
プライマー層は、ポリオール系樹脂及びイソシアネート系化合物を含有する組成物、希釈溶剤、必要に応じて添加する添加剤からプライマー層用インキを調整し、これを表面保護層上に塗布、乾燥することにより形成することができる。
プライマー層中には、ポリオール系樹脂及びイソシアネート系化合物を含む組成物の硬化物、すなわち、ポリオール系樹脂とイソシアネート系化合物との反応物を含有する。該反応物(硬化物)の形成は、プライマー層を乾燥する際の熱によっても進行するが、後述するように、プライマー層形成後にエージング処理により進行させることが好ましい。
意匠層は、被転写部材の意匠性を高める目的で必要に応じてプライマー層上に設けられる。意匠層は隠蔽性を持たせるように形成してもよいが、透明色で形成し、被転写部材が持っている模様を活かしてもよい。また、意匠層に隠蔽性を持たせず、後述する隠蔽層によって被転写部材の模様や色を隠蔽することもある。
意匠層としては、金属箔、金属蒸着膜等の金属層、着色層及び絵柄層等が挙げられる。
金属蒸着膜は、各種の金属系材料を物理的蒸着法又は化学的蒸着法により形成することができる。物理的蒸着法には、真空蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング等が挙げられ、化学的蒸着法には、プラズマを利用したプラズマCVD、加熱触媒体を用いて材料ガスを接触熱分解する触媒化学気相成長法(Cat−CVD)等が挙げられる。
蒸着に用いる金属系材料は、金、銀、銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、錫、ニッケル、チタン等;又はこれらの酸化物、炭化物、窒化物;あるいはこれらの混合物が挙げられる。
隠蔽層は、被転写部材の模様や色を隠蔽して意匠性を良好にするために、必要に応じて意匠層上に設けられる。
隠蔽層の形成に用いられるインキとしては、バインダーに顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜混合したものが使用される。該バインダーとしては制限はなく、着色層のバインダーとして例示したものと同様のものを用いることができる。
隠蔽層の厚さは、0.5〜20μmが好ましく、1〜10μmがより好ましい。隠蔽層中には、本発明の効果を阻害しない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を含有しても良い。
接着剤層は、被転写部材に転写するために必要に応じて設けられる。転写箔シートが意匠層や隠蔽層を有さない場合、接着剤層はプライマー層上に設けられる。転写箔シートが意匠層を有し、隠蔽層を有さない場合、接着剤層は意匠層上に設けられ、転写箔シートが意匠層及び隠蔽層を有する場合、接着剤層は隠蔽層上に設けられる。
なお、被転写部材に接着剤を塗布するなどして被転写部材上に接着剤層を形成した場合、転写箔シートに接着剤層を設けなくても、被転写部材に基材以外の構成層を転写することができる。ただし、この場合でも被転写部材に接着剤層を設けることは差し支えない。
また、接着剤層は2層以上積層したものであってもよい。例えば、同一組成からなる接着剤層を多層積層したり、異種組成からなる接着剤層を多層積層することは差し支えない。
ホットメルト接着剤としては、例えばエチレン−酢酸ビニル系、塩化ビニル−酢酸ビニル系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ナイロン系、ポリエステル系、ゴム系、アクリル系、ウレタン系、セルロース系、反応型ホットメルト系等の樹脂が挙げられ、必要に応じて2種類以上の混合物も使用できる。特に、アクリル系樹脂とウレタン系樹脂とを混合して用いることが好ましい。これらの樹脂は、被転写部材に応じて選択することが好ましい。具体的には、被転写部材との接着性を向上する観点から、被転写部材を構成する樹脂と同系統の材料を用いることが好ましい。
また、加熱による転写手法をとる場合は、イソシアネート系硬化剤としてブロックイソシアネートを用いることが好ましい。ブロックイソシアネート以外のイソシアネート系硬化剤を用いた場合、反応が進むことにより接着剤層の強度が変化することで、転写安定性を欠く場合があるのに対し、ブロックイソシアネートを用いることで、転写安定性を付与することができ、かつ熱が加わることでイソシアネート基を再生できるので、より良好な密着性を発現できる。
マスク剤の解離温度は、転写箔シートを被転写材に転写する際の加熱温度以下であり、かつ、ブロックイソシアネートを含有する層及び該層の後に形成する層の乾燥温度よりも高ければ特に制限されることはないが、作業性や基材の耐熱性の観点から、80〜140℃が好ましい。
接着剤層の厚みは、耐傷性の観点から、0.1〜30μmとすることが好ましい。接着剤層の厚みを0.1μm以上とすることにより、被転写部材との接着性を確保しやすくすることができ、30μm以下とすることにより、表面保護層の塗膜強度が損なわれ、耐傷性が低下することを防止しやすくできる。
以上のような本発明の転写箔シートは、壁、天井、床等の建築物の内装材または外装材、窓枠、扉、手すり、幅木、廻り縁、モール等の建具、キッチン、家具、家電、OA機器、車両の内装材または外装材等を被転写部材として、これらの加飾に用いることができる。本発明の転写箔シートは、追従性に優れることから、被転写部材が凹凸形状を有するもの、曲面を有するもの、角を有するもの等の非平面状のものであっても用いることができる。また、本発明の転写箔シートは、薄膜でリサイクル性に優れることから、リサイクルの概念が一般化している建具に好適に用いることができる。
本発明の転写箔シートの製造方法は、以下の(1)〜(3)の工程を順に行うものである。
(1)基材上に、二重結合当量が250〜800g/eq、重量平均分子量が1,000〜40,000、ガラス転移温度が70〜130℃であるアクリレート系樹脂を含む電離放射線硬化性樹脂組成物を含有してなる表面保護層用インキを、乾燥後の厚みが2〜10μmとなるように塗布、乾燥し、表面保護層を形成する工程
(2)前記電離放射線脂硬化性樹脂組成物が未硬化部分を有する状態で、表面保護層上に、ポリオール系樹脂及びイソシアネート系化合物を含む組成物を含有してなるプライマー層用インキを塗布、乾燥し、プライマー層を形成する工程
(3)プライマー層側から電離放射線を照射して、表面保護層中の電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化を進行させる工程
工程(1)の段階では、表面保護層は乾燥するまでにとどめ、電離放射線の照射により、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化は進行させないことが好ましい。このようにすることにより、後述の工程(2)でプライマー層を形成する際には、電離放射線硬化性樹脂組成物は未硬化の状態であるため、プライマー層と表面保護層との密着性を良好にすることができる。また、電離放射線硬化性樹脂組成物中に含まれるアクリレート系樹脂として、重量平均分子量及びガラス転移温度が特定の範囲のものを用いていることから、表面保護層はタックフリーの状態であり、後述の工程(2)でプライマー層を形成する際の作業性を良好にすることができる。なお、電離放射線硬化性樹脂組成物が完全に硬化しない程度の照射量であれば、工程(1)又は(2)の段階で電離放射線を照射しても構わないが、本発明の効果をより良好にするためには、工程(1)又は(2)の段階では電離放射線を照射しないことが好ましい。
表面保護層用インキを塗布する手段は、ディップコート、ロールコート、バーコート、ダイコート、グラビアコート、ブレードコート、エアナイフコート等の公知のコーティング手段が挙げられる。
表面保護層の乾燥条件は、40〜80℃で5〜60秒程度である。
上述したように、工程(2)の段階において、表面保護層は、電離放射線硬化性樹脂組成物が未硬化の状態であり、かつタックフリーの状態であるため、プライマー層と表面保護層との密着性を良好にすることができるとともに、プライマー層を形成する際の作業性を良好にすることができる。
プライマー層用インキを塗布する手段は、ディップコート、ロールコート、バーコート、ダイコート、グラビアコート、ブレードコート、エアナイフコート等の公知のコーティング手段が挙げられる。
プライマー層の乾燥条件は、40〜80℃で5〜60秒程度である。
上述したように、工程(1)及び(2)の後に表面保護層中の電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化を進行させることにより、表面保護層とプライマー層との密着性を良好にするとともに、表面保護層の塗膜強度を高くすることができる。
電離放射線の照射量は、電離放射線硬化性樹脂組成物が完全硬化するのに必要な電離放射線の量の理論値を基準として、適宜調整することができる。
なお、プライマー層上に意匠層や隠蔽層等の他の層を形成する場合、表面保護層に電離放射線を十分に到達させるために、他の層を形成する前に工程(3)を行うことが好ましい。
本発明の基材付き化粧部材は、被転写部材と、上述した本発明の転写箔シートの基材とは反対側の面とを接着してなるものである。被転写部材と転写箔シートの接着は、転写箔シートが接着剤層を有する場合は、該接着剤層を用いて接着すればよく、転写箔シートが接着剤層を有さない場合は、被転写部材に接着剤を塗布することにより接着すればよい。なお、転写箔シートが接着剤層を有する場合でも、被転写部材に接着剤を塗布することは差し支えない。
被転写部材の材質は特に問わず、プラスチック、金属、木材、窯業系素材等が挙げられる。また、被転写部材の形状も、平面状のものであっても良いし、凹凸形状を有するもの、曲面を有するもの、角を有するもの等の非平面状のものであってもよい。
このような基材付き化粧部材は、被転写部材に転写箔シートを接着した後に輸送等の作業を行う場合、転写された層を保護できる点で好ましい。
本発明の化粧部材は、上述した本発明の基材付き化粧部材の表面の基材のみを剥離してなるものである。
各実施例及び比較例で得られた転写箔シートについて、以下の方法で評価した。なお、比較例1の転写箔シートは、密着性が著しく劣るものであったため、他の評価は行わなかった。
(1)密着性
UVランプ(商品名「M04−L21WB/SUV」、岩崎電気社製)、ランプジャケット(商品名「WJ50−SUV」、岩崎電気社製)及び照度計(商品名「UVD−365PD」、岩崎電機社製)を備えた超促進耐候性試験装置(商品名「アイ スーパー UVテスター SUV−W131」、岩崎電気社製)を使用した。化粧部材に対し、ブラックパネル温度63℃、照度60mW/cm2の条件で20時間照射を行った後、4時間結露を行うサイクルを繰り返し、50時間後の表面保護層とプライマー層との密着性を以下の手法により評価した。
[密着性の評価手法]
化粧部材の表面保護層に、室温下でセロファンテープ(ニチバン社製のセロファン粘着テープ、「セロテープ(登録商標)」25mm幅)を強く貼着させ、化粧部材の表面と45度の方向に、該セロファンテープを強制的に剥離した。化粧部材の表面の状態について評価した。
A:同じ場所で5回以上セロファンテープの剥離を行ったが、表面保護層の剥離がみられないもの。
B:1回目は表面保護層の剥離が見られなかったが、2回目以降はセロファンテープ密着部分の一部に剥離がみられたもの。
C:セロファンテープ密着部分の一部もしくは全面に剥離がみられたもの。
転写箔シートにおいて意匠層及び隠蔽層の形成時に、基材からの表面保護層の剥れがないか目視にて確認した。
A:剥離基材からの表面保護層の剥れは見られず、問題なく印刷できた。
B:一部に剥離基材から表面保護層の剥れが見られた(剥れが50%未満)。
C:一部に剥離基材から表面保護層の剥れが見られた(剥れが50%以上)。
D:全面に剥離基材からの表面保護層の剥れが発生した。
(3)ブロッキング防止性
転写箔シートの表面保護層まで形成した所定の大きさのサンプルを2枚重ねて常温下にて転写箔シートの自重下のもと約24時間放置し、その後状況を観察した。
A:ブロッキングの発生は見られなかった。
B:一部ブロッキングは見られたが、それぞれのサンプルを剥がす際、表面保護層が剥離基材から剥離することがなかった。
C:ブロッキングが見られ、それぞれのサンプルを剥がす際、表面保護層が剥離基材より一部剥離した。
D:ブロッキングが見られ、それぞれのサンプルを剥がす際、表面保護層が剥離基材より全面剥離した。
酢酸エチルを綿布にしみ込ませ、荷重500g/cdで化粧部材の表面を20往復ラビングし、表面保護層の状態を観察した。
A:大きな外観変化は見られなかった。
B:軽微な艶変化等の外観変化が見られた。
C:大幅な艶変化が生じ、大きな外観変化が見られた。
D:塗膜溶解が見られた。
(5)加工適性
断面L字形状の被転写部材に転写箔シートの基材以外の構成層を転写した後、化粧部材の角部の状態を目視で観察した。
A:角部に外観変化は見られなかった。
B:角部にごく軽微な割れが見られた。
C:角部に大きな割れが見られ、化粧部材として問題のあるレベルであった。
一方の面が離型処理された厚さ24μmのポリエチレンテレフタレート(以下PETとする)フィルム(三菱樹脂社製)の離型処理面上に、二重結合当量、重量平均分子量及びガラス転移温度が表1の条件を満たす電子線硬化性ウレタンアクリレート及び希釈溶剤を含有してなる表面保護層用インキを、乾燥後の厚みが表1記載の厚みとなるように塗布、乾燥して未硬化の電子線硬化性の表面保護層を形成した。
その後、アクリルポリオール樹脂(水酸基価80mgKOH/g、重量平均分子量30,000、ガラス転移温度90℃)、(メタ)アクリロイル基を有するイソシアネート系化合物含有(ガラス転移温度60℃)及び希釈溶剤を含有してなるプライマー層用インキをグラビア印刷法により乾燥後の厚みが2μmとなるように塗工してプライマー層を形成した。次いで、プライマー層側の面から、酸素濃度200ppmの環境下において、未硬化の電子線硬化型樹脂層に加速電圧125KeV、5Mradの条件で電子線を照射して、電子線硬化性ウレタンアクリレートを硬化させた。
次いでプライマー層上に、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、着色剤及び希釈溶剤からなる印刷インキで2μm厚さの絵柄層を形成し、さらに、2液硬化型のアクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、着色剤及び希釈溶剤からなる印刷インキで隠蔽層を形成し、転写箔シートを作製した。
電子線硬化性ウレタンアクリレートを表1の条件を満たすものに変更し、表面保護層の厚みを表1の条件に変更した以外は実施例1と同様の手法により、転写箔シートを作製した。
電子線硬化性ウレタンアクリレートを表1の条件を満たすものに変更し、さらに電子線を照射するタイミングを、プライマー層形成後から、表面保護層形成後プライマー層形成前に変更した以外は実施例1と同様の手法により、転写箔シートを作製した。
電子線硬化性ウレタンアクリレートを表1の条件を満たす電子線硬化性アクリルアクリレートに変更した以外は実施例1と同様の手法により、転写箔シートを作製した。
電子線硬化性ウレタンアクリレートを、表1の条件を満たす電子線硬化性アクリルアクリレートと、二重結合当量3,000g/eq、重量平均分子量20,000、ガラス転移温度30℃のウレタンアクリレートとの70:30混合物に変更した以外は実施例1と同様の手法により、転写箔シートを作製した。
隠蔽層上に、アクリル樹脂(分子量4万、ガラス転移温度30℃)、ウレタン樹脂(分子量8万、ガラス転移温度−20℃)及びブロックイソシアネート(旭化成ケミカルズ株式会社製、デュラネートMF−K60X、解離温度90℃)を含有してなるホットメルト接着剤層用インキを、グラビア印刷法により乾燥後の厚みが2μmとなるように塗布し、60℃で30秒乾燥して、ホットメルト接着剤層(ヒートシール層)を形成した以外は、実施例1と同様の手法にて転写箔シートを作製した。
電子線硬化性ウレタンアクリレートを表1の条件を満たすものに変更し、表面保護層の厚みを表1の条件に変更し、さらに、プライマー層のアクリルポリオール樹脂及びイソシアネート系化合物を、アクリル−ウレタン共重合樹脂に変更した以外は実施例1と同様の手法により、転写箔シートを作製した。
電子線硬化性ウレタンアクリレートを表1の条件を満たす電子線硬化性アクリルアクリレートに変更した以外は実施例1と同様の手法により、転写箔シートを作製した。
実施例1〜12及び比較例1〜10で作製した転写箔シートの隠蔽層上に、130℃に加熱したポリウレタン系ホットメルト接着剤(KLEIBERIT PUR704)を塗布して厚み20μmの接着剤層を形成し、次いで、ホットメルト接着剤が固化する前に、断面L字形状からなる塩化ビニル製の被転写部材に対して、作製した転写箔シートを、転写箔シートの接着剤層側が被転写部材側を向くようにして、被転写部材の形状に追従させ、被転写部材と転写箔シートを接着した。次いで、基材のみを剥離し、化粧部材を得た。
断面L字形状からなる塩化ビニル製の被転写部材に対して、実施例13で作製した転写箔シートをホットメルト接着剤層側が被転写部材側を向くようにして、被転写部材の形状に追従させ、ドライヤー及び加温ゴムロールの温度を95℃以上に加熱しながら被転写部材と転写箔シートを接着した。次いで、基材のみを剥離し、化粧部材を得た。
実施例1及び実施例13の転写箔シートから得られた化粧部材について、密着性の追加評価を行った。追加評価では、上記(1)の密着性の評価と同様の超促進耐候性試験装置を用い、化粧部材に対し、ブラックパネル温度63℃、照度60mW/cm2の条件で20時間照射を行った後、4時間結露を行うサイクルを繰り返し、70時間後の表面保護層とプライマー層との密着性を上記(1)と同様の手法により評価した。その結果、実施例1の密着性は「B」、実施例13の密着性は「A」であった。この結果から、接着剤層中にブロックイソシアネートを含有する場合、密着性をより良好にできることが分かる。
11:基材
12:表面保護層
13:プライマー層
14:意匠層
15:隠蔽層
16:接着剤層
Claims (9)
- 基材上に、表面保護層及びプライマー層をこの順に有してなる転写箔シートであって、前記表面保護層は、二重結合当量が250〜800g/eq、重量平均分子量が1,000〜40,000、ガラス転移温度が70〜130℃である(メタ)アクリレート系樹脂を含む電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物を含有してなり、かつ厚みが2〜10μmであり、前記プライマー層がポリオール系樹脂及びイソシアネート系化合物を含む組成物の硬化物を含有してなる転写箔シート。
- 前記イソシアネート系化合物が分子内にエチレン性不飽和結合基を有する請求項1に記載の転写箔シート。
- 前記ポリオール系樹脂がアクリルポリオール樹脂である請求項1又は2に記載の転写箔シート。
- 前記プライマー層上に意匠層を有する請求項1〜3の何れかに記載の転写箔シート。
- 前記意匠層上に接着剤層を有する請求項4に記載の転写箔シート。
- 前記意匠層と接着剤層との間に隠蔽層を有する請求項5に記載の転写箔シート。
- 以下の(1)〜(3)の工程を順に行う転写箔シートの製造方法。
(1)基材上に、二重結合当量が250〜800g/eq、重量平均分子量が1,000〜40,000、ガラス転移温度が70〜130℃であるアクリレート系樹脂を含む電離放射線硬化性樹脂組成物を含有してなる表面保護層用インキを、乾燥後の厚みが2〜10μmとなるように塗布、乾燥し、表面保護層を形成する工程
(2)前記電離放射線脂硬化性樹脂組成物が未硬化部分を有する状態で、表面保護層上に、ポリオール系樹脂及びイソシアネート系化合物を含む組成物を含有してなるプライマー層用インキを塗布、乾燥し、プライマー層を形成する工程
(3)プライマー層側から電離放射線を照射して、表面保護層中の電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化を進行させる工程 - 被転写部材と、請求項1〜6の何れかに記載の転写箔シートの基材とは反対側の面とを接着してなる基材付き化粧部材。
- 請求項8に記載の基材付き化粧部材の表面の基材を剥離してなる化粧部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014054095A JP6417685B2 (ja) | 2013-09-26 | 2014-03-17 | 転写箔シート、転写箔シートの製造方法及び化粧部材 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013200487 | 2013-09-26 | ||
JP2013200487 | 2013-09-26 | ||
JP2014054095A JP6417685B2 (ja) | 2013-09-26 | 2014-03-17 | 転写箔シート、転写箔シートの製造方法及び化粧部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015085675A true JP2015085675A (ja) | 2015-05-07 |
JP6417685B2 JP6417685B2 (ja) | 2018-11-07 |
Family
ID=53048972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014054095A Active JP6417685B2 (ja) | 2013-09-26 | 2014-03-17 | 転写箔シート、転写箔シートの製造方法及び化粧部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6417685B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016088810A1 (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-09 | 大日本印刷株式会社 | 無機酸化皮膜で被覆された有機ガラス積層体 |
JP2018167434A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 大日本印刷株式会社 | 転写シート |
JP2020019176A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 大日本印刷株式会社 | 転写シート |
KR20210113191A (ko) * | 2019-03-29 | 2021-09-15 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 중간 전사 매체, 기록 매체, 가식 시트의 제조 방법, 가식 시트, 가식품의 제조 방법, 및 가식품 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1058895A (ja) * | 1996-04-26 | 1998-03-03 | Nissha Printing Co Ltd | 転写材と転写材の保護層に用いる活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、および転写材を用いた耐磨耗性および耐薬品性に優れた成形品の製造方法 |
JP2010194796A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Dic Corp | 活性エネルギー線硬化性転写シート |
JP2011143719A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-07-28 | Dic Corp | 活性エネルギー線硬化性転写シート及びその製造方法 |
JP2012096412A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写箔およびその製造方法 |
JP2012206377A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写フィルムの製造方法 |
JP2013111944A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写箔およびその製造方法 |
JP2013227520A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-11-07 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | プライマー組成物および積層体 |
JP2013254117A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体、及びこれを用いた偏光板 |
-
2014
- 2014-03-17 JP JP2014054095A patent/JP6417685B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1058895A (ja) * | 1996-04-26 | 1998-03-03 | Nissha Printing Co Ltd | 転写材と転写材の保護層に用いる活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、および転写材を用いた耐磨耗性および耐薬品性に優れた成形品の製造方法 |
JP2010194796A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Dic Corp | 活性エネルギー線硬化性転写シート |
JP2011143719A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-07-28 | Dic Corp | 活性エネルギー線硬化性転写シート及びその製造方法 |
JP2012096412A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写箔およびその製造方法 |
JP2012206377A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写フィルムの製造方法 |
JP2013111944A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写箔およびその製造方法 |
JP2013227520A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-11-07 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | プライマー組成物および積層体 |
JP2013254117A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体、及びこれを用いた偏光板 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016088810A1 (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-09 | 大日本印刷株式会社 | 無機酸化皮膜で被覆された有機ガラス積層体 |
JPWO2016088810A1 (ja) * | 2014-12-02 | 2017-10-05 | 大日本印刷株式会社 | 無機酸化皮膜で被覆された有機ガラス積層体 |
US10434752B2 (en) | 2014-12-02 | 2019-10-08 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Organic glass laminate coated with inorganic oxide film |
JP2018167434A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 大日本印刷株式会社 | 転写シート |
JP7000692B2 (ja) | 2017-03-29 | 2022-01-19 | 大日本印刷株式会社 | 転写シート |
JP2020019176A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 大日本印刷株式会社 | 転写シート |
KR20210113191A (ko) * | 2019-03-29 | 2021-09-15 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 중간 전사 매체, 기록 매체, 가식 시트의 제조 방법, 가식 시트, 가식품의 제조 방법, 및 가식품 |
KR102558613B1 (ko) * | 2019-03-29 | 2023-07-21 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 중간 전사 매체, 기록 매체, 가식 시트의 제조 방법, 가식 시트, 가식품의 제조 방법, 및 가식품 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6417685B2 (ja) | 2018-11-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101733369B1 (ko) | 화장 시트, 및 이것을 사용한 화장 부재 | |
JP6005911B2 (ja) | 真空圧空成形または真空成形により一体化された構造体、およびその製造方法 | |
JP6015317B2 (ja) | 加飾シート、及び加飾樹脂成形品 | |
KR102536612B1 (ko) | 가식 시트 | |
KR101448441B1 (ko) | 전사 시트 및 전사 시트의 제조 방법 | |
JP6337536B2 (ja) | 加熱転写用転写箔シート及びその製造方法、並びに化粧部材及びその製造方法 | |
TWI765909B (zh) | 壓印裝飾片及其製造方法 | |
JP6417685B2 (ja) | 転写箔シート、転写箔シートの製造方法及び化粧部材 | |
JP6650662B2 (ja) | 化粧シート及びそれを用いた化粧板 | |
JP5994830B2 (ja) | 床用化粧材の製造方法 | |
JP5708153B2 (ja) | 真空成形用加飾フィルム、加飾成形品、およびその製造方法 | |
JP4998043B2 (ja) | 化粧板 | |
JP5168939B2 (ja) | 水圧転写体の製造方法、及び水圧転写体 | |
JP2013078942A (ja) | 化粧シート及びその製造方法、並びにそれを用いた化粧板 | |
JP6822277B2 (ja) | 化粧板の製造方法 | |
JP2008062452A (ja) | 不燃化粧板 | |
JP2688129B2 (ja) | 射出成形品の製造方法及び被覆用シート | |
JP6136433B2 (ja) | スチレンスルホン酸系抗アレルゲン剤を含む樹脂組成物、並びにこれを使用した化粧シート及び化粧板 | |
JP2015182301A (ja) | 加飾シートの製造方法 | |
JP6232879B2 (ja) | 転写シート及びそれを用いた被覆部材 | |
JP2022057751A (ja) | 転写シート及び前記転写シートを用いた部材の製造方法 | |
JP2019126984A (ja) | 遮熱性化粧シート及びこれを用いた化粧部材 | |
JP4450338B2 (ja) | 建材用化粧シート | |
JP2014080010A (ja) | 化粧シート | |
JP6984669B2 (ja) | 防湿化粧板および建具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170830 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170912 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180410 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180531 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180911 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180924 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6417685 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |