JP2015084487A - 受信回路 - Google Patents

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    • H04L7/0337Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals

Abstract

【課題】回路面積の増大を抑制する。
【解決手段】
比較部3は第1サンプリングタイミングで、等化処理部2の出力データ信号を3つの閾値と比較して比較結果DN,DP,ERRを出力し、選択部5は比較結果DN,DPの何れかを、第1サンプリングタイミングの前の第2サンプリングタイミングでのデータ判定結果Doに基づき選択しデータ判定結果Doを更新し、位相検出部6は選択されなかった比較結果DN,DPに基づき位相情報UP/DNを検出し、位相調整部8は位相情報UP/DNに基づきサンプリングクロックCLKSの位相を調整し、調整部9は出力データ信号の振幅に基づき、第1及び第2の閾値を調整、または出力データ信号に対し第1の値を加算/減算し、第3の閾値を第1または第2の閾値に基づいて設定し、第3の閾値による比較結果ERRに基づき等化処理部2での等化結果を検出し、等化結果に基づき等化処理部2の等化係数CEQを調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信回路に関する。
近年、情報処理装置の性能向上に伴い、装置内外で送受信されるデータ信号のデータレートが高速化されてきている。
データ信号の受信回路ではサンプリングクロックに合わせたタイミングでデータ信号の振幅レベルを判定し、その判定結果に基づいてデータの再生が行われる。データレートが高速化すると、データ信号とサンプリングクロックとの間で生じた僅かな位相のずれがデータ検出精度に影響してしまう。そこで、こうした位相のずれを検出してデータ信号の位相にサンプリングクロックの位相を同期させるトラッキングCDR(Clock and Data Recovery)と呼ばれる技術が利用される。トラッキングCDRには、1ビットのデータに対して2回のサンプリングを行う2xトラッキングCDRと呼ばれる技術や、1ビットのデータに対して1回のサンプリングを行うボーレート(Baud rate)トラッキングCDRと呼ばれる技術がある。
ボーレートトラッキングCDRは、隣接するサンプリングタイミングにおけるデータ信号を、データ判定用の閾値及び位相検出用の2つの閾値の計3つの閾値と比較して、データ信号に対するサンプリングクロックの位相のずれを検出する。そのため、データ信号と閾値とを比較する3つの比較器が用いられる。
また、受信回路では、受信したデータ信号を補償することで受信感度の劣化を抑制する等化回路が用いられている。等化回路の1つとして、出力データが0か1かを判定してその結果をフィードバックして用いることで、入力されるノイズの増幅を抑制する判定帰還等化回路(DFE:Decision Feedback Equalizer)がある。さらに、DFEの動作速度を高速化する手法として、投機型DFE(Speculative DFE)がある。投機型DFEでは、フィードバックされるデータが0のときと1のときの全てのデータパターンでの等化処理が事前に行われる。そして、データがフィードバックされてきたらそのデータに相当する等化結果が選択され、出力される。これによって、フィードバックループの処理が削減され高速化が実現される。投機型DFEでは、データが0か1か判定するために比較器が用いられる。タップ数がNのときには、比較器の数は2Nとなる。
国際公開第2008/032492号 国際公開第2010/150624号 特開2008−301337号公報
受信回路に上記のようなボーレートトラッキングCDRと投機型DFEを用いると、比較器の数が増え、回路面積が大きくなってしまう。
発明の一観点によれば、入力データ信号に対して等化処理を行う等化処理部と、第1のサンプリングタイミングで、前記等化処理部の出力データ信号を、第1の閾値、第2の閾値及び、第3の閾値と比較して、第1の比較結果、第2の比較結果及び第3の比較結果を出力する比較部と、前記第1の比較結果または前記第2の比較結果の何れかを、前記第1のサンプリングタイミングの前の第2のサンプリングタイミングにおけるデータ判定結果に基づき選択し、前記データ判定結果を更新する選択部と、前記選択部で選択されなかった前記第1の比較結果または前記第2の比較結果に基づき、位相情報を検出する位相検出部と、前記位相検出部で検出された前記位相情報に基づき、サンプリングクロックの位相を調整する位相調整部と、前記出力データ信号の振幅に基づき、前記第1の閾値及び前記第2の閾値を調整、または前記出力データ信号に対し第1の値を加算または減算し、前記第3の閾値を前記第1の閾値または前記第2の閾値に基づいて設定し、設定した前記第3の閾値による前記第3の比較結果に基づき、前記等化処理部での等化結果を検出し、検出した前記等化結果に基づき前記等化処理部の等化係数を調整する調整部と、を有する受信回路が提供される。
開示の受信回路によれば、回路面積の増大を抑制できる。
第1の実施の形態の受信回路の一例を示す図である。 選択部の一例を示す図である。 DFE用の2つの閾値の調整例を示す図である。 データ判定処理、位相検出処理及び位相調整処理の一例を説明する図である。 位相検出のアルゴリズムの例を示す図である。 エラー検出用の閾値の一例を示す図である。 等化レベルが低いときの等化処理部の出力データ信号の例を示す図である。 等化レベルの最適化後の等化処理部の出力データ信号の例を示す図である。 位相調整及び等化レベル最適化後の選択部の出力信号の例をアナログ波形として示した図である。 第2の実施の形態の受信回路の一例を示す図である。 第2の実施の形態の受信回路におけるDFE用の閾値の設定例を示す図である。 位相検出のアルゴリズムの例を示す図である。 第2の実施の形態の受信回路における選択部の一例を示す図である。 第3の実施の形態の受信回路の一例を示す図である。 第4の実施の形態の受信回路の一例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の受信回路の一例を示す図である。
受信回路1は、1タップ投機型DFEとボーレートトラッキングCDRの機能を有しており、等化処理部2、比較部3、デマルチプレクサ(以下DMXと表記する)4、選択部5、位相検出部6、フィルタ7、位相調整部8、調整部9を有している。
等化処理部2は、入力データ信号Diに対して等化処理を行う。
比較部3は、等化処理部2の出力データ信号を、あるサンプリングタイミングで3つの閾値と比較し、その比較結果を出力する。比較部3は、3つの比較器3−1,3−2,3−3を有している。比較器3−1は、等化処理部2の出力データ信号を、DFE用の第1の閾値と比較して、その比較結果DNを出力する。比較器3−2は、等化処理部2の出力データ信号を、DFE用の第2の閾値と比較して、その比較結果DPを出力する。第1の実施の形態の受信回路1では、第2の閾値は、第1の閾値よりも大きい。比較器3−3は、等化処理部2の出力データ信号を、エラー検出用の閾値と比較して、その比較結果ERRを出力する。
DMX4は、1ビットの比較結果ERR,DP,DNをnビットに逆多重化し、比較結果ERRを調整部9に供給し、比較結果DP,DNを選択部5及び位相検出部6に供給する。
選択部5は、比較結果DN,DPの何れかを、比較部3でのサンプリングタイミングの1つ前のサンプリングタイミングにおけるデータ判定結果に基づき選択し、データ判定結果Doを更新する。たとえば、1つ前のサンプリングタイミングでのデータ判定結果が0のときは、今回のサンプリングタイミングでは比較結果DNが選択され、1つ前のサンプリングタイミングでのデータ判定結果Doが1のときは、今回のサンプリングタイミングでは比較結果DPが選択される。
位相検出部6は、選択部5で選択されなかった比較結果DNまたは比較結果DPに基づき、位相情報UP/DNを検出する。たとえば、位相検出部6は、選択部5で選択されなかった比較結果DNまたは比較結果DPが1か0かによって、位相情報UP/DNを検出する。位相検出部6としては、ボーレートトラッキングCDRで用いられる振幅から位相を検出するMM(Mueller-Muller)型の位相検出器ではなく、データエッジ情報から位相情報を検出するBB(Bang-Bang)型の位相検出器が用いられる。
たとえば、3ビット連続データが「011」というデータパターンであるとき、2ビット目のサンプリングタイミングでは、比較結果DNがデータ判定に使用されるため、データ判定に使用されない比較結果DPに基づいて位相情報UP/DNが検出される。たとえば、比較結果DPが1のときは、サンプリングクロックCLKSの位相が等化処理部2の出力データ信号の位相に対して遅れていると判定される。このとき位相検出部6は、たとえば、位相情報UP/DNを、+1とする。比較結果DPが0のときは、サンプリングクロックCLKSの位相が等化処理部2の出力データ信号の位相に対して速いと判定される。このとき位相検出部6は、たとえば、位相情報UP/DNを、−1とする。
フィルタ7は、位相情報UP/DNをフィルタリングして、位相調整用コードPcodeを生成する。なお、フィルタ7はデジタルフィルタに限定されず、位相情報UP/DNに応じて電流を調整するチャージポンプなどを有し、調整した電流値を電圧値に変換して出力するような回路であってもよい。
位相調整部8は、入力クロックCLKinからサンプリングクロックCLKSを生成する。また、位相調整部8は、フィルタ7から出力される位相調整用コードPcodeを入力し、位相検出部6で検出された位相情報UP/DNに基づいて、サンプリングクロックCLKSの位相を調整する。位相調整部8は、たとえば、位相情報UP/DNが+1のときには、サンプリングクロックCLKSの位相を進め、位相情報UP/DNが−1のときには、サンプリングクロックCLKSの位相を遅らす。
調整部9は、等化処理部2の出力データ信号の振幅に基づき、DFE用の第1の閾値と第2の閾値を調整する。調整部9は、エラー検出用の閾値を変化させ、出力データ信号との比較結果ERRが0から1または1から0に切り替わるときの閾値から、等化処理部2の出力データ信号の振幅を検出できる。また、第1の実施の形態の受信回路1では、調整部9は、検出された振幅に基づき、第1の閾値と第2の閾値を調整する。閾値の調整方法の例については後述する(図3参照)。
また、調整部9は、調整したDFE用の第1の閾値、第2の閾値に基づいて、エラー検出用の閾値を設定し、設定したエラー検出用の閾値による比較結果ERRに基づき、等化処理部2での等化結果を検出し、検出した等化結果に基づき等化係数CEQを調整する。
エラー検出用の閾値を設定する際には、調整部9は、たとえば、第1の閾値と第2の閾値のそれぞれに対して、等化処理部2からの出力データ信号の振幅の期待値を加減算した値に設定する。そして、調整部9は、比較結果ERRにおいて0と1の発生確率が等しくなるように等化処理部2の等化係数CEQを調整する。これにより、位相検出に適した比較部3への入力波形が得られる。なお、図1では、上記の3つの閾値をまとめてCCOMPと表記している。
図2は、選択部の一例を示す図である。
選択部5は、多重化された比較結果DP1,DP2,…,DPnか、比較結果DN1,DN2,…,DNnの何れかを選択するセレクタ11−1,11−2,…,11−nを有している。比較結果DP1〜DPn,DN1〜DNnは、nビットの並列データであり、1からnの順に時系列に並んでいる。
また、選択部5は、セレクタ11−1〜11−nでの選択結果を保持するFF(Flip-Flop)12−1,12−2,…,12−nを有している。図示を省略しているが、FF12−1〜12−nには、クロック信号が入力され、FF12−1〜12−nは同じタイミングで動作し、データ判定結果Do1,Do2,…,Donを出力する。FF12−1〜12−nの動作サイクルは、nUI(受信回路1の入力データ信号Diのnビット分の時間)である。
セレクタ11−1〜11−nのそれぞれは、1ビット前のデータ判定結果Do1〜Donが1なら比較結果DP1〜DPnを出力し、1ビット前のデータ判定結果Do1〜Donが0なら比較結果DN1〜DNnを出力する。そのため、たとえば、セレクタ11−1は、FF12−nから出力されるデータ判定結果Donを選択信号として入力し、セレクタ11−2は、セレクタ11−1での選択結果を選択信号として入力している。以上のような回路で、選択部5が実現できる。
以下、本実施の形態の受信回路1の動作例を説明する。
(受信回路1の動作例)
まず、調整部9は、エラー検出用の閾値を変化させ、等化処理部2の出力データ信号との比較結果ERRが0から1または1から0に切り替わるときの値から、等化処理部2の出力データ信号の振幅を検出する。
なお、以下では、振幅は出力データ信号の変化の中心から最大値または最小値までの差分を示し、振幅レベルは、ある時間での出力データ信号の大きさのことを示すものとする。
その後、調整部9は、検出した振幅に基づき、DFE用の2つの閾値を調整する。
図3は、DFE用の2つの閾値の調整例を示す図である。
図3では、複数のデータパターンの等化処理部2の出力データ信号が、重ね合わされて示されている。横軸は時間であり、縦軸は出力データ信号の振幅レベルを示している。なお、出力データ信号の振幅は±1で規格化されている。
データが0から1に遷移するために要する時間が1UI未満であるような損失が小さな入力に関しては、精度よくデータ判定が可能であるため、等化処理を行わなくてもよい。
図3では、隣接ビットによるISI(Inter Symbol Interference)の影響で、データが0から1に遷移する時間が2UI程度となっている例が示されている。たとえば、1ビット前の判定データが0のときにおける位相方向(時間方向)のアイ開口の大きさは、図5の実線で示すように1.5UI程度となっている。データの判定精度を上げるため、サンプリング位相(サンプリングタイミング)Tsnは、このアイ開口の中央の位相となることが望ましい。
このような適切な位相を検出するには、特定のデータパターンで変化する位相検出用データと、DFE用の閾値VDP,VDNとのクロスポイントの位相方向の位置が、アイ開口の中央の位相になるように、閾値VDP,VDNを設定すればよい。図3では、位相検出用データの例として、3ビット連続データが「011」というデータパターンとなる等化処理部2の出力データ信号Da1と、「100」というデータパターンとなる等化処理部2の出力データ信号Da2が示されている。このような出力データ信号Da1,Da2において、振幅レベルが0から1、または0から−1まで変化する1UIの間の傾きを線形と近似すれば、閾値VDPを+0.25、閾値VDNを−0.25とすればよい。ただ、振幅レベルが1または−1となる付近では非線形性が強いため、データが0から1、1から0に遷移するために要する時間は2UIよりもやや小さくなり、最適な閾値VDP,VDNの絶対値も、0.25よりもやや大きな値となる。そのため、図3の例では、閾値VDPを+0.35程度、閾値VDNを−0.35程度としている。以上のようにして調整された閾値VDPは、比較器3−2に設定され、閾値VDNは、比較器3−2に設定される。比較器3−3に設定される閾値の調整については後述する。
次に、上記のように調整された閾値VDP,VDNを用いた、データ判定処理、位相検出処理及び位相調整処理を説明する。
図4は、データ判定処理、位相検出処理及び位相調整処理の一例を説明する図である。
図3と同様に、複数のデータパターンの等化処理部2の出力データ信号が、重ね合わされて示されている。横軸は時間であり、縦軸は出力データ信号の振幅レベルを示している。なお、出力データ信号の振幅は±1の範囲で規格化されている。
サンプリング位相が、前述したアイ開口の中央の位相となるサンプリング位相Tsnよりも、前のサンプリング位相Tsn1のとき、位相検出用データの出力データ信号Da1のサンプル値Ds1は、閾値VDNより大きく閾値VDPより小さい。そのため、比較結果DNは1、比較結果DPは0となる。出力データ信号Da1では、サンプリング位相Tsn1の前のサンプリングタイミングでのデータ判定結果Doは0であるため、選択部5では、比較結果DNが選択され、データ判定結果Doが更新される。すなわち、サンプリング位相Tsn1では、出力データ信号Da1は1と判定される。
一方、位相検出部6は、選択部5で選択されなかった比較結果DPに基づき位相情報を検出する。図4の例では、比較結果DPは0であるため、サンプリング位相Tsn1は、理想のサンプリング位相Tsnよりも速いことがわかる。そのため、位相検出部6は、位相情報UP/DNとして、−1を出力する。これにより、位相調整部8は、サンプリング位相を遅くするように、サンプリングクロックCLKSの位相を調整する。
サンプリング位相が、前述したアイ開口の中央の位相となるサンプリング位相Tsnよりも、後のサンプリング位相Tsn2のとき、位相検出用データの出力データ信号Da1のサンプル値Ds2は、閾値VDNより大きく閾値VDPより大きい。そのため、比較結果DNは1、比較結果DPも1となる。出力データ信号Da1では、サンプリング位相Tsn1の前のサンプリングタイミングでのデータ判定結果Doは0であるため、選択部5では、比較結果DNが選択され、データ判定結果Doが更新される。すなわち、サンプリング位相Tsn2でも、出力データ信号Da1は1と判定される。
一方、位相検出部6は、選択部5で選択されなかった比較結果DPに基づき位相情報を検出する。図4の例では、比較結果DPは1であるため、サンプリング位相Tsn2は、理想のサンプリング位相Tsnよりも遅いことがわかる。そのため、位相検出部6は、位相情報UP/DNとして、+1を出力する。これにより、位相調整部8は、サンプリング位相を速くするように、サンプリングクロックCLKSの位相を調整する。
同様のデータ判定処理、位相検出処理及び位相調整処理が、データパターンが「100」となる出力データ信号Da2を位相検出用データとした場合でも適用可能である。
サンプリング位相が、前述したアイ開口の中央の位相となるサンプリング位相Tsnよりも、前のサンプリング位相Tsn1のとき、出力データ信号Da2のサンプル値Ds3は、閾値VDNより大きく閾値VDPより小さい。そのため、比較結果DNは1、比較結果DPは0となる。出力データ信号Da2では、サンプリング位相Tsn1の前のサンプリングタイミングでのデータ判定結果Doは1であるため、選択部5では、比較結果DPが選択され、データ判定結果Doが更新される。すなわち、サンプリング位相Tsn1では、出力データ信号Da1は0と判定される。
一方、位相検出部6は、選択部5で選択されなかった比較結果DNに基づき位相情報を検出する。図4の例では、比較結果DNは1であるため、サンプリング位相Tsn1は、理想のサンプリング位相Tsnよりも速いことがわかる。そのため、位相検出部6は、位相情報UP/DNとして、−1を出力する。これにより、位相調整部8は、サンプリング位相を遅くするように、サンプリングクロックCLKSの位相を調整する。
サンプリング位相が、前述したアイ開口の中央の位相となるサンプリング位相Tsnよりも、後のサンプリング位相Tsn2のとき、位相検出用データの出力データ信号Da2のサンプル値Ds4は、閾値VDNより小さく閾値VDPより小さい。そのため、比較結果DNは0、比較結果DPも0となる。出力データ信号Da2では、サンプリング位相Tsn1の前のサンプリングタイミングでのデータ判定結果Doは1であるため、選択部5では、比較結果DPが選択され、データ判定結果Doが更新される。すなわち、サンプリング位相Tsn2でも、出力データ信号Da1は0と判定される。
一方、位相検出部6は、選択部5で選択されなかった比較結果DNに基づき位相情報を検出する。図4の例では、比較結果DNは0であるため、サンプリング位相Tsn2は、理想のサンプリング位相Tsnよりも遅いことがわかる。そのため、位相検出部6は、位相情報UP/DNとして、+1を出力する。これにより、位相調整部8は、サンプリング位相を速くするように、サンプリングクロックCLKSの位相を調整する。
図5は、位相検出のアルゴリズムの例を示す図である。
図5は、図4に示したような位相検出のアルゴリズムをまとめたものである。
n-1は、n−1ビット目のデータ判定結果、Dn+1はn+1ビット目のデータ判定結果を示している。DP_nは、nビット目の比較結果DPを示し、DN_nは、nビット目の比較結果DNを示している。
データパターンが「011」のとき、すなわち、Dn-1が0、DN_nとDn+1が1のときは、DP_nの値によって、位相情報UP/DNが変わる。たとえば、DP_nが1のときは、位相情報UP/DNは+1となり、DP_nが0のときは、位相情報UP/DNは−1となる。
データパターンが「100」のとき、すなわち、Dn-1が1、DP_nとDn+1が0のときは、DN_nの値によって、位相情報UP/DNが変わる。たとえば、DN_nが0のときは、位相情報UP/DNは+1となり、DN_nが1のときは、位相情報UP/DNは−1となる。
なお、図5の例では、他のデータパターンが入力されたときには、位相情報UP/DNは0となる。
上記の位相検出アルゴリズムでは、3ビットの特定のデータパターンに基づき位相情報UP/DNを検出する例を示したが、これに限定されず、2ビットまたは4ビット以上のデータパターンに基づき位相情報UP/DNを検出するようにしてもよい。
以上のようにして得られた位相情報UP/DNは、フィルタ7に入力され、フィルタ7は、位相情報UP/DNをフィルタリングして、位相調整用コードPcodeを生成する。
これにより、位相調整部8によりサンプリングクロックCLKSの位相調整が行われる。図4に示したように、サンプリング位相Tsn1のときは、位相調整部8は、理想のサンプリング位相Tsnに近づくように、位相を遅らす調整を行う。サンプリング位相Tsn2のときは、位相調整部8は、理想のサンプリング位相Tsnに近づくように、位相を進める調整を行う。
調整部9は、設定した閾値VDP,VDNに対してサンプリング位相が収束するのを待つために、一定時間待機する。
その後、調整部9は、エラー検出用の閾値を、閾値VDP,VDNに基づいて設定し、等化処理部2の等化係数CEQを適応的(アダプティブ)に制御する。
図6は、エラー検出用の閾値の一例を示す図である。
図6には、図3、図4に示した閾値VDP,VDNの他に、エラー検出用の閾値VPP1,VPP2,VPN1,VPN2が示されている。
ここで閾値VPP1は、閾値VDPに等化処理後の出力データ信号の振幅の期待値を加算した値であり、閾値VPP2は、閾値VDPに等化処理後の出力データ信号の振幅の期待値を減算した値である。また、閾値VPN1は、閾値VDNに等化処理後の出力データ信号の振幅の期待値を加算した値であり、閾値VPN2は、閾値VDNに等化処理後の出力データ信号の振幅の期待値を減算した値である。
等化係数CEQを調整する速度は、位相調整速度よりもゆっくりでよいため、調整部9は、閾値VPP1,VPP2,VPN1,VPN2を、比較器3−3に順次シフトして設定する。そして、等化処理部2の出力データ信号が、比較器3−3に設定された閾値よりも大きいときには、比較結果ERRは1となり、小さいときには、比較結果ERRは0となる。
LMS(Least Mean Square)アルゴリズムを用いるとすると、調整部9では、比較結果ERRに基づき、等化係数CEQを以下の式に基づき調整する。
EQn+1=CEQn+μERRnn-1 (1)
式(1)で、CEQn+1は、n+1番目のサイクルにおける等化係数CEQであり、CEQnは、n番目のサイクルにおける等化係数CEQである。μは、エラー検出時に次のサイクルで等化係数CEQを増加させる量(ステップ幅)である。ERRnは、n番目のサイクルにおける比較結果ERRであり、Dn-1は、n−1番目のサイクルにおけるデータ判定結果である。なお、ERRnは、以下の式で表せる。
ERRn=Yn−dDn (2)
式(2)で、Ynは、n番目のサイクルにおける等化処理後のデータ判定前の振幅であり、dは前述した等化処理後の出力データ信号の振幅の期待値であり、Dnは、n番目のサイクルにおけるデータ判定結果である。ただし、上記のように本実施の形態では、ERRnは、閾値VPP1,VPP2,VPN1,VPN2との比較結果で表される0または1の値となり、式(2)の演算は行わない。
図7は、等化レベルが低いときの等化処理部の出力データ信号の例を示す図である。
図7に示されている出力データ信号Da5,Da6,Da7,Da8は、サンプリング位相Tsnの直前のサンプリング位相で、データ判定結果が1となるものである。このような出力データ信号Da5,Da6,Da7,Da8に対して、閾値VDPに前述の期待値dを加算または減算した閾値VPP1,VPP2を用いてエラー検出が行われる。
等化レベルが低いと、出力データ信号Da5,Da6,Da7,Da8が閾値VPP1,VPP2を上回り、比較結果ERRが1となる確率が高くなる。
図7の例では、エラー検出用の閾値が閾値VPP1に設定されているときは、出力データ信号Da5は、閾値VPP1よりも大きいので比較結果ERRは1となる。その他の出力データ信号Da6,Da7,Da8は、閾値VPP1よりも小さいので比較結果ERRは0となる。一方、エラー検出用の閾値が閾値VPP2に設定されているときは、出力データ信号Da5〜Da8は、閾値VPP2よりも大きいので比較結果ERRは全て1となる。したがって、トータルとして比較結果ERRが1となる確率が高くなっている。
比較結果ERRが1となる確率が高いと、調整部9によって等化係数CEQが増加される。なお、図6に示した閾値VPN1,VPN2を用いたエラー検出も同様に行われる。閾値VPP1,VPP2,VPN1,VPN2を順次シフトしてエラー検出を行い、等化係数CEQを調整するのは、比較部3への入力波形の対称性を維持するためである。また、閾値VPP1,VPP2,VPN1,VPN2は、異なるタイミングで同じ比較器3−3に設定されるため、比較器数の増加を招かず、回路面積の増大を抑制できる。
調整部9は、設定した閾値VDP,VDNに対してサンプリング位相が収束するのを待機する処理と、上記の等化係数CEQの調整する処理を繰り返し、等化係数CEQの変化量が一定値以内に収まったときに、収束したと判定する。これにより受信回路1は、初期動作を完了し、通常動作に移行する。
図8は、等化レベルの最適化後の等化処理部の出力データ信号の例を示す図である。
図8の例では、エラー検出用の閾値が閾値VPP1に設定されているときは、出力データ信号Da5は、閾値VPP1よりも大きいので比較結果ERRは1となる。その他の出力データ信号Da6,Da7,Da8は、閾値VPP1よりも小さいので比較結果ERRは0となる。一方、エラー検出用の閾値が閾値VPP2に設定されているときは、出力データ信号Da8は、閾値VPP1よりも大きいので比較結果ERRは0となる。その他の出力データ信号Da5〜Da7は、閾値VPP1よりも大きいので比較結果ERRは1となる。したがって、トータルとして比較結果ERRが1となる確率と0となる確率が等しくなり収束する。
図9は、位相調整及び等化レベル最適化後の選択部の出力信号の例をアナログ波形として示した図である。
選択部5の出力信号(データ判定結果Do)は、0/1の信号であるため実際には波形を描画することができないが、説明のために、本実施の形態の受信回路1による投機型DFE処理結果をアナログ波形として示した。
閾値VPP1,VPP2,VPN1,VPN2を用いた投機型DFE処理により、閾値VDP,VDNが0にシフトして、それと同時に波形もシフトし、図9に示したような期待値dの振幅となる波形となる。また、サンプリング位相Tsnが、アイ開口の中心になるような波形が得られている。
以上のように、本実施の形態受信回路1では、直前のサンプリング位相でのデータ判定結果に基づいて、DFE用の閾値VDP,VDNのうち、一方をデータ判定に用い、他方を位相検出に用いる。これにより、位相検出のための閾値を追加しなくてもよくなり、比較器の数が増えることを抑制できる。したがって、投機型DFEとボーレートトラッキングCDRを行う受信回路1を小規模の回路で実現できるようになる。
また、比較器数が少ないと、比較器を駆動するデータバッファやクロックバッファも少なくでき、回路面積をより小さくできるとともに、消費電力を削減可能となる。
また、等化処理部2の出力データ信号の振幅に応じて、DFE用の閾値VDP,VDNを設定し、閾値VDP,VDNに基づきエラー検出用の閾値を設定して、等化係数を適応的に調整するので、設定したサンプリング位相が適切な位置となるような波形を生成できる。
なお、上記では、1タップ投機型DFEの機能を有する受信回路1について説明してきたが複数タップのDFEにも対応可能である。その場合、フィードバックループの要求速度の厳しい1タップ目を投機型DFEとして2タップ以降をDFEとする場合には、図1に示した受信回路1がそのまま適用可能である。2タップ以上の投機型DFEを適用するときには、設定される閾値の数が増える。以下、例として2タップ投機型DFEの機能を有する受信回路を説明する。
(第2の実施の形態)
図10は、第2の実施の形態の受信回路の一例を示す図である。
図1に示した受信回路1と同様の要素については同一符号を付しており、説明を省略する。
2タップ投機型DFEの機能を実行するため、受信回路1aの比較部3aは、比較器3−1a,3−1b,3−2a,3−2b,3−3を有する。比較器3−1a,3−1b,3−2a,3−2bには、DFE用の閾値が調整部9aにより設定される。
図11は、第2の実施の形態の受信回路におけるDFE用の閾値の設定例を示す図である。
図11では、複数のデータパターンの等化処理部2の出力データ信号が、重ね合わされて示されている。横軸は時間であり、縦軸は出力データ信号の振幅レベルを示している。なお、出力データ信号の振幅は±1の範囲で規格化されている。
サンプリング位相Tsnのタイミングで判定されるビットに対して、1ビット前及び2ビット前のデータ判定結果Doが1のときには、閾値VDPPを用いた比較結果DPPが、選択部5aにてサンプリング位相Tsnにおけるデータ判定結果Doとして選択される。また、位相検出部6aは、データ判定のために用いられない閾値VDNPを用いた、比較結果DNPの値に応じて位相情報を検出する。
サンプリング位相Tsnのタイミングで判定されるビットに対して、1ビット前のデータ判定結果Doが1、2ビット前のデータ判定結果Doが0のときには、閾値VDPNを用いた比較結果DPNがデータ判定結果Doとして選択される。また、位相検出部6aは、データ判定のために用いられない閾値VDNNを用いた、比較結果DNNの値に応じて位相情報を検出する。
サンプリング位相Tsnのタイミングで判定されるビットに対して、1ビット前のデータ判定結果Doが0、2ビット前のデータ判定結果Doが1のときには、閾値VDNPを用いた比較結果DNPがデータ判定結果Doとして選択される。また、位相検出部6aは、データ判定のために用いられない閾値VDPPを用いた、比較結果DPPの値に応じて位相情報を検出する。
サンプリング位相Tsnのタイミングで判定されるビットに対して、1ビット前及び2ビット前のデータ判定結果Doが0のときには、閾値VDNNを用いた比較結果DNNがデータ判定結果Doとして選択される。また、位相検出部6aは、データ判定のために用いられない閾値VDPNを用いた、比較結果DPNの値に応じて位相情報を検出する。
なお、閾値VDPP,VDPN,VDNP,VDNNは、第1の実施の形態の受信回路1における閾値VDP,VDNと同様に、調整部9aで検出される等化処理部2の出力データ信号の振幅に基づき調整される。
理想のサンプリング位相Tsnに対する位相ずれを検出するため、位相検出用データと、閾値VDPP,VDPN,VDNP,VDNNとのクロスポイントの位相方向の位置が、アイ開口の中央の位相になるように、閾値VDPP,VDPN,VDNP,VDNNを設定すればよい。図11の例では、等化処理部2の出力データ信号の振幅を±1の範囲で規格化しているとき、閾値VDPPは、+0.4、閾値VDPNは、+0.3、閾値VDNPは−0.3、閾値VDNNは−0.4に設定されている。
図12は、位相検出のアルゴリズムの例を示す図である。
n-2は、n−2ビット目のデータ判定結果、Dn-1は、n−1ビット目のデータ判定結果、Dn+1はn+1ビット目のデータ判定結果を示している。DPP_n,DPN_n,DNP_n,DNN_nは、nビット目の比較結果DPP,DPN,DNP,DNNを示している。
n−2ビット目からn+1ビット目までのデータパターンが「0011」のときは、DPN_nの値によって、位相情報UP/DNが変わる。たとえば、DPN_nが1のときは、位相情報UP/DNは+1となり、DPN_nが0のときは、位相情報UP/DNは−1となる。
n−2ビット目からn+1ビット目までのデータパターンが「1011」のときは、DPP_nの値によって、位相情報UP/DNが変わる。たとえば、DPP_nが1のときは、位相情報UP/DNは+1となり、DPP_nが0のときは、位相情報UP/DNは−1となる。
n−2ビット目からn+1ビット目までのデータパターンが「0100」のときは、DNN_nの値によって、位相情報UP/DNが変わる。たとえば、DNN_nが0のときは、位相情報UP/DNは+1となり、DNN_nが1のときは、位相情報UP/DNは−1となる。
n−2ビット目からn+1ビット目までのデータパターンが「1100」のときは、DNP_nの値によって、位相情報UP/DNが変わる。たとえば、DNP_nが0のときは、位相情報UP/DNは+1となり、DNP_nが1のときは、位相情報UP/DNは−1となる。
なお、図12の例では、他のデータパターンが入力されたときには、位相情報UP/DNは0となる。
以上のように位相検出部6aで得られる位相情報UP/DNに基づいてフィルタ7にて生成される位相調整用コードPcodeにより、位相調整部8は位相調整を行う。
等化係数CEQの調整に関しては、第1の実施の形態の受信回路1と同様であるが、エラー検出用の閾値は、DFE用の各閾値VDPP,VDPN,VDNP,VDNNに対して、前述の期待値dを加算または減算した値となる。
なお、第2の実施の形態の受信回路1aにおいて、選択部5aは、たとえば、以下のような回路にて実現される。
図13は、第2の実施の形態の受信回路における選択部の一例を示す図である。
選択部5aは、多重化された比較結果DPP1,DPP2,…,DPPnか、比較結果DPN1,DPN2,…,DPNnの何れかを選択するセレクタ13−1a,13−2a,…,13−naを有している。また、選択部5aは、多重化された比較結果DNP1,DNP2,…,DNPnか、比較結果DNN1,DNN2,…,DNNnの何れかを選択するセレクタ13−1b,13−2b,…,13−nbを有している。なお、比較結果DPP1〜DPPn,DPN1〜DPNn,DNP1〜DNPn,DNN1〜DNNnは、nビットの並列データであり、1からnの順に時系列に並んでいる。
さらに、選択部5aは、セレクタ13−1a〜13−naまたはセレクタ13−1b〜13−nbの出力信号の何れかを選択するセレクタ14−1,14−2,…,14−nを有している。また、選択部5aは、セレクタ14−1〜14−nでの選択結果を保持するFF15−1,15−2,…,15−nを有している。図示を省略しているが、FF15−1〜15−nには、クロック信号が入力され、FF15−1〜15−nは同じタイミングで動作し、データ判定結果Do1,Do2,…,Donを出力する。FF15−1〜15−nの動作サイクルは、nUI(受信回路1の入力データ信号のnビット分の時間)である。
初段のセレクタ13−1a〜13−na,13−1b〜13−nbは、2ビット前のデータ判定結果Donが1のとき、比較結果DPP1〜DPPnと、比較結果DNP1〜DNPnを選択する。セレクタ13−1a〜13−na,13−1b〜13−nbは、2ビット前のデータ判定結果Donが0のとき、比較結果DPN1〜DPNnと、比較結果DNN1〜DNNnを選択する。
2段目のセレクタ14−1〜14−nは、1ビット前のデータ判定結果Do1〜Donが1のときセレクタ13−1a〜13−naの出力信号を選択し、1ビット前のデータ判定結果Do1〜Donが0のとき、セレクタ13−1b〜13−nbの出力信号を選択する。
以上のような回路で、選択部5aが実現できる。
上記のような2タップ投機型DFEに対応した第2の実施の形態の受信回路1aでも、第1の実施の形態と同様に、位相検出用の閾値と等化処理部2の出力データ信号とを比較する比較器を設けずともよいので、回路面積の増大を抑制できる。
(第3の実施の形態)
図14は、第3の実施の形態の受信回路の一例を示す図である。
図1に示した受信回路1と同様の要素については同一符号を付し、説明を省略する。
第3の実施の形態の受信回路1bは、インターリーブ動作を行うことが可能な回路となっている。これにより入力データ信号Diの周波数が速いときも、並列処理を行うことで動作可能となる。
インターリーブ動作を可能とするため、受信回路1bの比較部3bは、比較器3a−1,3a−2,3a−3と、比較器3b−1,3b−2,3b−3の並列構造となっている。
比較器3a−1,3b−1にはDFE用の同じ閾値(マイナス側(図3参照))が調整部9によって設定される。比較器3a−2,3b−2にはDFE用の同じ閾値(プラス側(図3参照))が調整部9によって設定される。また、比較器3a−3,3b−3には同じエラー検出用の閾値が調整部9によって設定される。
比較器3a−1〜3a−3は、サンプリングクロックCLKs1によって駆動され、比較器3b−1〜3b−3は、サンプリングクロックCLKs2によって駆動される。サンプリングクロックCLKs1とサンプリングクロックCLKs2の位相差は、たとえば、入力データ信号Diの1UI分の大きさである。
比較器3a−1〜3a−3は、それぞれ比較結果DN1,DP1,ERR1を出力する。一方、比較器3b−1〜3b−3は、それぞれ比較結果DN2,DP2,ERR2を出力する。
また、本実施の形態の受信回路1bでは、DMX4bは、2ビットをnビットに逆多重化して出力する。DMX4bは、それぞれ1ビットである比較結果DN1,DN2の2ビットを逆多重化しnビットの比較結果DNとして出力し、それぞれ1ビットである比較結果DP1,DP2の2ビットを逆多重化しnビットの比較結果DPとして出力する。また、DMX4bは、それぞれ1ビットである比較結果ERR1,ERR2の2ビットを逆多重化しnビットの比較結果ERRとして出力する。
その他の動作については、第1の実施の形態の受信回路1と同様であり、第1の実施の形態の受信回路1と同様の効果が得られる。
なお、受信回路1bは、2並列でインターリーブ動作を行う回路であったが、並列数に制限はなく、3並列以上としてもよい。
(第4の実施の形態)
図15は、第4の実施の形態の受信回路の一例を示す図である。
図1に示した受信回路1と同様の要素については同一符号を付しており、説明を省略する。
第1の実施の形態の受信回路1では、等化処理部2の出力データ信号をそのまま比較部3に入力し、比較部3に設定する閾値を調整するものであった。これに対し、第4の実施の形態の受信回路1cは、比較部3に設定される閾値は固定とし、比較器3−1〜3−3に入力する等化処理部2の出力データ信号の振幅をそれぞれ前述した各閾値に応じたレベルに調整する。第4の実施の形態の受信回路1cでは、閾値自体は、たとえば、出力データ信号の振幅の半分の大きさに固定されている。
そのために、受信回路1cの調整部9bは、加減算処理部20と等化係数生成部21を有している。等化係数生成部21は、図1に示した調整部9と同様の機能を有しているが、比較部3に閾値を設定する代わりに、加減算処理部20に値を供給している。
加減算処理部20は、等化処理部2の出力データ信号に等化係数CDFEを加える加算器20a、等化処理部2の出力データ信号から等化係数CDFEを減算する減算器20bを有している。また、加減算処理部20は、等化処理部2の出力データ信号から、検出したいエラーレベルに応じた等化係数CERRを加算または減算する加減算器20cを有している。
等化係数CDFE,CERRは、等化係数生成部21によって、加減算処理部20に供給される。等化係数CDFEは、出力データ信号の振幅に基づき決定され、たとえば、前述の閾値VDN,VDPと同じ大きさである。等化係数CERRは、前述した閾値VDN,VDPとエラー検出用の閾値との関係と同様に、たとえば、等化係数CDFEと期待値dとの加算または減算により求められる。
加算器20aの出力は、比較器3−1に入力され、固定の閾値との比較結果DNが比較器3−1から出力される。
減算器20bの出力は、比較器3−2に入力され、固定の閾値との比較結果DPが比較器3−2から出力される。
加減算器20cの出力は、比較器3−3に入力され、固定の閾値との比較結果ERRが比較器3−3から出力される。
比較器3−1〜3−3から出力される比較結果DP,DN,ERRは、第1の実施の形態の受信回路1で得られるものと同様な値となる。そのため、その他の動作については、第1の実施の形態の受信回路1と同様であり、図15に示すような受信回路1cについても、第1の実施の形態の受信回路1と同様の効果が得られる。
以上、実施の形態に基づき、本発明の受信回路の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。たとえば、上記の各実施の形態を組み合わせてもよい。
1 受信回路
2 等化処理部
3 比較部
3−1〜3−3 比較器
4 DMX
5 選択部
6 位相検出部
7 フィルタ
8 位相調整部
9 調整部

Claims (5)

  1. 入力データ信号に対して等化処理を行う等化処理部と、
    第1のサンプリングタイミングで、前記等化処理部の出力データ信号を、第1の閾値、第2の閾値及び、第3の閾値と比較して、第1の比較結果、第2の比較結果及び第3の比較結果を出力する比較部と、
    前記第1の比較結果または前記第2の比較結果の何れかを、前記第1のサンプリングタイミングの前の第2のサンプリングタイミングにおけるデータ判定結果に基づき選択し、前記データ判定結果を更新する選択部と、
    前記選択部で選択されなかった前記第1の比較結果または前記第2の比較結果に基づき、位相情報を検出する位相検出部と、
    前記位相検出部で検出された前記位相情報に基づき、サンプリングクロックの位相を調整する位相調整部と、
    前記出力データ信号の振幅に基づき、前記第1の閾値及び前記第2の閾値を調整、または前記出力データ信号に対し第1の値を加算または減算し、前記第3の閾値を前記第1の閾値または前記第2の閾値に基づいて設定し、設定した前記第3の閾値による前記第3の比較結果に基づき、前記等化処理部での等化結果を検出し、検出した前記等化結果に基づき前記等化処理部の等化係数を調整する調整部と、
    を有することを特徴とする受信回路。
  2. 前記位相検出部は、第1のデータパターンで変化する前記出力データ信号の前記第1のサンプリングタイミングにおける大きさが、前記第1の閾値または前記第2の閾値より大きいか否かで、前記サンプリングクロックの位相が、前記出力データ信号に対して遅れているか否かを検出する、ことを特徴とする請求項1に記載の受信回路。
  3. 前記調整部は、前記第1の閾値または前記第2の閾値に、前記出力データ信号の振幅の期待値を加算または減算することで前記第3の閾値を、異なるタイミングで複数設定し、前記第3の比較結果が、複数のデータパターンの前記出力データ信号の大きさが前記第3の閾値を超えたことを示す状態と、前記第3の閾値を超えていないことを示す状態との発生確率が等しくなるように前記等化係数を調整する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の受信回路。
  4. 前記第1の閾値または前記第2の閾値は、前記第1のデータパターンで変化する前記出力データ信号とのクロスポイントが、複数のデータパターンの前記出力データ信号により形成されるアイ開口の中央の位相に位置するように値が調整される、ことを特徴とする請求項2または3に記載の受信回路。
  5. 前記第1の閾値または前記第2の閾値は前記出力データ信号の振幅の半分の大きさであり、
    前記調整部は、前記出力データ信号の振幅に基づき前記第1の値を調整し、
    前記比較部は、前記第1の値が加算または減算された前記出力データ信号を、前記第1の閾値及び前記第2の閾値と比較し、前記第1の比較結果及び第2の比較結果を出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の受信回路。
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