JP6273697B2 - 受信回路および受信方法 - Google Patents

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Description

開示の技術は、受信回路および受信方法に関する。
LSIチップ間あるいは筐体内の複数の回路ブロック間、および筐体間で、信号を伝送することが行われており、信号伝送の高速化が望まれている。
コンピュータやその他の情報処理機器を構成する部品の性能は大きく向上してきた。性能向上の例としては、メモリ、プロセッサ、スイッチ用LSIが挙げられる。システムの性能を向上するためには、部品の性能を上げることに加えて、これらの部品あるいは要素の間の信号伝送速度の向上(bit/sで測定される伝送容量の増加および伝送遅延の減少)が必要となる。例えば、コンピュータ(サーバ)の性能向上は、SRAMやDRAM等のメモリとプロセッサの間の信号伝送レートを向上する必要がある。サーバ以外でも、通信基幹向け装置等の情報処理機器の性能向上に伴い、装置内外での信号送受信のデータレートを高くする必要がある。
このようなデータレート向上の需要に応えるため、多くの集積回路においてI/Oのデータレートを、数Gb/sから数10Gb/sに増加させることが望まれている。高性能の機器においては、このように高いデータレートのI/Oポートを1個の集積回路に多数個集積化する場合もある。高速I/Oは、増幅回路、イコライザ、タイミング発生回路など多くのアナログ回路で形成されるが、設計容易性、多数のI/Oの集積化のためには、これらのアナログ回路をディジタル回路に置き換えることが望ましい。
そこで、入力されたデータ信号(受信データ)をAD変換器でディジタルデータに変換し、イコライズやタイミング発生などの信号処理をディジタル回路で行う技術が導入されつつある。このようなAD変換器を用いた受信回路は、プロセスのバラツキや動作温度での変化による特性の変動が無く、信号処理の主体がディジタル回路であるため設計の生産性が高いという利点がある。具体的には、受信回路にて、所定のクロック信号でサンプリングされたサンプルデータから、クロック信号と受信データの位相関係を求める。求めた位相関係から0/1判定を行うための最適位相での受信データの値を補間計算して生成する。これにより、アナログ回路によるクロック生成回路を含む位相調整回路を使用しなくても、適切な位相で受信データの値を決定することになる。
特開2004−312292号公報
"A Blind Baud-Rate ADC Based CDR" C. Ting, et al., ISSCC 2013 / Session 7 / Optical Transceivers and Silicon Photonics/7.4
これまで、上記の0/1判定を行うための最適位相は、受信データが中間レベルを通過する遷移タイミングから1/2UI(ユニットインターバル)シフトした位相であるとして、受信データの補間データの計算を行っていた。しかし,実際の最適位相は、伝送線路特性により、かならず1/2UIシフトした位相になるとは限らない。そのため、1/2UIシフトした位相で計算された受信データの値は、最適な値ではない場合がある。このため、エラーレート(BER)の劣化や、高速動作が困難となるといった問題があった。
第1の態様の受信回路は、クロックに応じて、入力データ信号をサンプルデータに変換して出力する入力ADC部と、サンプルデータから、入力データ信号の値を決定するディジタル処理部と、を有する。ディジタル処理部は、バウンダリ位相演算部と、アイパターン演算部と、決定部と、を有する。バウンダリ位相演算部は、サンプルデータ値から、入力データ信号のバウンダリ位相を求める。アイパターン演算部は、サンプルデータおよびバウンダリ位相から、入力データ信号のアイパターンを演算し、最大振幅位相を求める。決定部は、サンプルデータおよび最大振幅位相から、最大振幅位相における入力データ信号の値を決定する。
第1の態様の受信回路は、入力データ信号が最大振幅となる位相で、入力データ信号の値を決定するので、エラーレートが向上し、高速動作が可能である。
図1は、伝送線路から入力する差動データ信号の波形の例を示す図である。 図2は、トラッキングCDR(クロック&データリカバリ)動作を行い、バウンダリ位相から1/2UIシフトした位相を最適位相として受信を行う受信回路の構成例を示す図である。 図3は、実施形態の通信システムの構成を示す図である。 図4は、実施形態の受信回路の構成を示す図である。 図5は、ブラインドCDR方式説明する図である。 図6は、2次補間処理の例を説明する図であり、(A)が補間演算式を、(B)から(D)が補間演算の説明図である。 図7は、図6の補間演算式の3項目を簡略化し、1次補間とした変形例を示す図であり、(A)が補間演算式を、(B)から(D)が補間演算の説明図である。 図8は、制御回路の構成を示す図である。
実施形態を説明する前に、伝送線路から入力する高速のデータ信号を受信データとして取り込む一般的な受信回路について説明する。
図1は、伝送線路から入力する差動データ信号の波形の例を示す図である。図1は、一般的にアイパターンと呼ばれる図である。受信回路は、このようなデータ信号を受信データとして受け、0/1を判定して取り込む。
図1において、A1およびA2で示す位相が、差動データ信号が中間レベルでクロスする遷移タイミングを示し、この位相はバウンダリ位相と称される。Cは、隣接するバウンダリ位相の中間位相、すなわちバウンダリ位相から1/2UI(ユニットインターバル)シフトした位相を示す。また、Mは、差動データ信号の振幅が最大になる最大振幅位相を示す。これまでは、0/1判定を行う最適位相は、図1においてCで示す位相であるとしていた。
図2は、トラッキングCDR(クロック&データリカバリ)動作を行い、バウンダリ位相から1/2UIシフトした位相を最適位相として受信を行う受信回路の構成例を示す図である。
図2の受信回路は、PLL回路11と、第1位相補間回路(PI: Phase Interpolator)12と、第2PI13と、アナログ等化回路14と、ADC15Aおよび15Bと、デマルチプレクサ16と、CRU(クロックリカバリユニット)20と、を有する。PLL回路11は、参照クロック信号Ref.clkから受信に使用する1/4UIずつシフトした4相クロック信号を発生する。第1PI12は、PLL回路11の出力する4相クロック信号の位相を微調整し、4相受信クロック信号を発生する。PLL回路11と第1PI12は、一体に形成してもよい。
第2PI13は、4相受信クロック信号から、CRU20の出力するバウンダリ用コードおよびデータ用コードに基づいて、受信データDinのバウンダリに一致したクロック信号および1/2UIシフトクロック信号を発生する。
アナログ等化回路14は、入力するデータ信号Dinをアナログ処理により等化処理する。ADC(AD変換器)15Aは、第2PI13の出力するバウンダリに一致したクロック信号(バウンダリクロック信号)に同期してアナログ等化回路14の出力をサンプリングし、バウンダリサンプルデータに変換する。ADC15Bは、第2PI13の出力する1/2UIシフトクロック信号に同期してアナログ等化回路14の出力をサンプリングし、1/2シフトサンプルデータに変換する。以上の回路は、すべてアナログ処理回路である。
デマルチプレクサ(DEMUX)16は、ADC15Aおよび15Bの出力を並列データに変換する。
CRU20は、デジタル等化回路21と、位相検出器(PD)22と、フィルタ(Filter)23と、加算回路24と、オフセットレジスタ(offset)25と、決定回路(コンパレータ)26と、を有する。
ディジタル等化回路21は、DEMUX16からのサンプルデータをディジタル処理により等化処理する。PD22は、サンプルデータから、バウンダリクロック信号と実際の入力データ信号の位相差である差データを検出する。フィルタ23は、PD22の差データを平均化処理して、位相差を減少させるようにバウンダリ用コードを出力する。加算回路24は、バウンダリ用コードに、オフセットレジスタ25に記憶された1/2シフト量に対応するオフセット値を加算し、データ用コードを出力する。決定回路26は、ディジタル等化回路21の出力のうち1/2シフトサンプルデータについて、基準値より大きいか否かを判定して、入力データ信号の値を決定し、データを復元する。
図2の受信回路は、受信する入力データ信号の波形の遷移タイミングに合わせて、受信クロック信号の位相を変化させるトラッキング動作を行っている。CRU20では、受信データより、図1のバウンダリ位相(遷移タイミング)A1およびA2を検出し、遷移タイミングに立ち上がりエッジを持つバウンダリクロック信号を生成するためのバウンダリ用コードを生成する。このバウンダリ用コードに対して、ちょうど1/2UIの位相シフトに相当するオフセットコードを加えて、データサンプリング用の位相シフトクロックを生成するためのデータ用コードを生成する。第2PI13は、データ用コードに従って、任意の位相を持つサンプリングクロックを生成する。
図2の受信回路の構成は知られているので、これ以上の説明は省略する。
なお、上述のように、1/2UI位相シフトしたクロック信号が、最適なサンプリング位相でない場合があるため、オフセット量を1/2UI位相シフト量とは異なる値とする手法も知られている。この手法では、最適なオフセット量は、実動作以外の時間、例えばイニシャライズ時に求めて固定値として記憶している。これは、実動作中にデータ用のサンプリングクロックの位相を調整すると最適位相からのずれが大きくなる場合が起き、ずれが大きい場合にはエラーが発生するため、この手法は、実動作中の最適化には適していないためである。
図3は、実施形態の通信システムの構成を示す図である。実施形態の通信システムは、送信回路1と、受信回路2と、通信経路3と、を有する。
図4は、実施形態の受信回路2の構成を示す図である。
実施形態の受信回路2は、クロック源(clk)31と、ADC32と、DI_B33と、B−B PD34と、フィルタ(Filter)35と、DI_D36と、コンパレータ37と、制御回路41と、加算回路42と、を有する。なお、図2の受信回路と同様に、データ信号Dinの入力部において、必要ならばプリアンプやアナログ等化回路(イコライザ)を設け、波形処理した入力データ信号をADC32に入力するようにしてもよい。
クロック源(clk)31は、受信処理に使用するサンプリングクロック信号を出力する。サンプリングクロック信号の周波数は、入力データ信号(受信データ)の周波数に近似しているが、受信データのタイミングとは無関係である。そのため、本実施形態のような受信回路は、ブラインドCDR方式の受信回路と称される。図4の受信回路の各部を説明する前に、ブラインドCDR方式について説明する。
図5は、ブラインドCDR方式説明する図である。
図5において、Zは入力データ信号の波形を示す。Xは、信号の中間レベルを示す。S1からS4は、受信データをサンプリングしたADCサンプルデータを示す。B1およびB2は、ADCサンプルデータから演算した遷移データ(バウンダリサンプルデータ)を示す。ここでは、中間レベルの両側に存在するS1とS2を一次補間し、バウンダリ位相A1におけるデータを遷移データB1として求める。遷移データB1は、差動データ信号がクロスする時の値であり、図5では、遷移データB1は、中間レベルXに一致するものとして示している。同様に、S3とS4を一次補間し、バウンダリ位相A2におけるデータを遷移データB2として求める。Nは、S2とS3を一次補間し、バウンダリ位相A1とA2の中間の位相、すなわち1/2UIシフトした位相における値を推定したデータである。これまでは、この推定データNを、受信データの値とし、0/1を判定していた。
図5に示すように、推定データNは、バウンダリ位相A1とA2の中間の位相における推定値であるが、入力データ信号Zの最大振幅より小さい値である。
これに対して、本実施形態の受信回路では、Rで示す入力データ信号Zのアイパターンの最大振幅となるデータを推定し、それを入力データ信号の値とする。データRの推定は、ADCサンプルデータS1からS4を利用して行い、その際に遷移データB1およびB2のバウンダリ位相の情報を使用する。具体的には、2次補間処理や、外挿を行う1次補間処理によるデータ推定を、これをS2、S3およびS4の値および遷移データB2のバウンダリ位相などから最大振幅が出現すると予想される位相について順次行い、最大となる振幅およびその位相を求める。本実施形態の受信回路はブラインドCDR方式であり、ADCのサンプリングクロック信号の位相をフィードバック制御しないので、処理が若干遅延しても問題はない。また、補間処理はすべてディジタル処理で行うので、簡単な回路で高速に行うことができる。
以上説明したように、ブラインドCDR方式では、サンプリングクロック位相を変えずに、ADCの出力から、任意の位相における受信データを自由に内部計算可能である点が、トラッキングCDR方式と異なる。
上記のように、本実施形態の受信回路では、複数のサンプルデータから、サンプルデータ間のデータを推定する補間処理を行っている。次に、補間処理について説明する。
図6は、2次補間処理の例を説明する図であり、(A)が補間演算式を、(B)から(D)が補間演算の説明図である。
補間演算部は、任意の位相φAVGおよびADC32の出力する一連のサンプルデータa−dに基づいて、図6の(A)に示すような補間演算式にしたがって、位相φAVGでの受信データを補間演算する。図6の(A)に示す補間演算式において、1項目および2項目は1次補間に関係し、3項目は2次補間に関係する。図6の(B)は、図6の(A)の補間演算式の全体の補間を示し、(C)は1次補間を、(D)は2次補間を示す。言い換えれば、図6の(C)の1次補間と、図6の(D)の2次補間を合わせると、図6の(B)の全体の補間が得られる。
図6の(B)で、破線は実波形を示す。また、位相φAVGは、サンプルデータbとcの間の位置を、サンプルデータbからの長さの1UIに対する比率で示している。図6の(D)に示す2次補間を行うには、サンプルデータbおよびcの両側のサンプルデータaおよびdも使用する。1次補間および2次補間を組み合わせた図6の(A)に示す補間演算式は知られているので、説明は省略する。
なお、一般に、より高次の次数の補間を使用することにより、図6の(B)で破線で示す実波形と補間値の誤差は小さくなる。補間演算式は、スプライン関数、ベツェール関数等を使用してもよい。しかし、補間演算式が複雑になると、その計算量が膨大となるため、回路物量が大きくなる。そのため、ここでは2次補間演算式を使用している。
また、図6の補間演算式をさらに簡略化することも可能である。
図7は、図6の補間演算式の3項目を簡略化し、1次補間とした変形例を示す図であり、(A)が補間演算式を、(B)から(D)が補間演算の説明図である。
図7の変形例では、図6の演算式の3項目のφAVG(1−φAVG)を、φAVGがサンプルデータbに近ければ0.5φAVGであり、サンプルデータcに近ければ−0.5(1−φAVG)となる1次の関数で置き換える。これは、図7の(D)に示すように、サンプルデータbに近ければ、サンプルデータaとbの延長線上に位置し、サンプルデータcに近ければ、サンプルデータcとdの延長線上に位置するという外挿法を利用しているといえる。
図7の補間演算式を使用することにより、2次補間の回路物量を減らしたうえで、サンプルデータbおよびcのみを用いた1次補間よりも、より誤差の小さい補間値が得られる。
図4に戻り、各部の構成および動作を説明する。
ADC32は、サンプリングクロック信号に同期して、受信データDinをサンプリングしてサンプルデータに変換する。
DI_B33は、バウンダリ用ディジタル補間処理部であり、ADC32の出力する複数のサンプルデータを補間し、フィルタ35からフィードバックされるバウンダリ位相における遷移(バウンダリ)データを演算する。補間演算は、隣接するサンプルデータで中間レベルの両側に存在するサンプルデータの組を含む複数のサンプルデータを利用して、バウンダリデータを求める。バウンダリデータは、図5の中間レベルXに近い値である。DI_B33における補間演算は、中間レベルの両側に存在するサンプルデータから中間レベル付近のデータを補間するので、内挿法による1次補間で十分であるが、2次補間処理で行ってもよい。
B−B PD34は、バウンダリ位相検出回路であり、バウンダリデータからその遷移時間(位相)を求める。
フィルタ35は、B−B PD34からのバウンダリ位相の平均値を求めることで、入力データ信号(受信データ)波形の遷移(バウンダリ)位相を演算する。
演算されたバウンダリ位相は、DI_B33にフィードバックされる。
DI_D36は、データ用ディジタル補間処理部であり、ADC32の出力するサンプルデータを補間し、加算回路42から出力されるデータ位相(Data phase)におけるデータ値を求める。DI_D36における補間演算は、隣接する複数のサンプルデータを利用して図6または図7に示した補間演算式を利用して行うが、より高次の次数の補間処理で行ってもよい。
コンパレータ37は、DI_D36が補間演算により求めた最大振幅位相におけるデータ値が基準値より大きいか否かを判定して、入力データ信号の値を決定し、出力データDoutとして出力する。
制御回路41は、ADC32の出力するサンプルデータおよびフィルタ35の出力するバウンダリ位相から、任意の位相での電圧波形(アイパターン)開口度を計算し、最大値(最大振幅)を与える位相オフセット(phase offset)θ0(K)を求める。
加算回路42は、フィルタ35の出力するバウンダリ位相に制御回路41の出力する位相オフセットを加算して、最大振幅位相であるデータ位相を出力する。
図8は、制御回路41の構成を示す図である。
制御回路41は、DI_Arb51と、メモリ52と、最大値検出部53と、任意テーブル54と、を有する。
DI_Arb51は、図6または図7に示した補間演算式を利用して補間処理を行う。DI_Arb51は、ADC32の出力するサンプルデータ、フィルタ35の出力する遷移(バウンダリ)位相情報、および任意テーブル54から出力される任意の位相オフセットに基づいて、任意位相での受信データを演算し、その振幅を出力する。メモリ52は、DI_Arb51の出力する振幅を、その振幅の演算に使用した任意の位相オフセットに対応づけて保持する。最大値検出部53は、メモリ52に保持された振幅のうちから振幅最大値を判定し、振幅最大値に対応する位相オフセットθ0(K)を任意テーブル部より出力させる。なお、任意テーブル54の位相分解能は、予め演算に十分な分解能としておくか、信号伝送を行う伝送路特性に基づき適応的に位相分解能を求める機構を有するようにしてもよい。
以上のように、制御回路41は、サンプルデータおよびバウンダリ位相情報に基づいて、位相オフセットを変えながら受信データ(振幅)の値を補間演算により求め、そのうちの最大振幅となる位相を、最大振幅位相として判定する。
振幅最大値となる位相は、サンプルデータおよびバウンダリ位相からある程度予測できる。例えば、隣接するバウンダリ位相の中間の位相に近く、且つ複数のサンプルデータのうち最大値をとるサンプルデータの近くに、存在すると推定される。そこで、推定される位相付近のある位相の振幅を求め、次にその前後の位相の振幅を求め、3つの中心の位相における振幅が最大であれば、その位相を最大振幅位相とする。もし、一方の側の位相における振幅が大きければ、そちら側にさらに隣接する位相の振幅を求め、極大値となる位相を求める。
実施形態では、制御回路41は、信号伝送中も動作して絶えず最適位相を設定するようにしてもよい(バックグラウンド位相調整)が、信号伝送を開始する初期化時に一度だけ動作して最適位相を設定し、以後その最適位相を保持するようにしてもよい。
以上説明したように、実施形態の受信回路は、任意の位相での受信データを、位相を変えながら演算し、そのなかで最も大きな振幅を与える位相での受信データを用いる。これにより、エラーレートの向上、あるいはより高速動作をさせることが可能になる。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものである。特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
31 クロック源(clk)
32 AD変換器(ADC)
33 DI_B(バウンダリ用ディジタル補間回路)
34 B−B PD(バウンダリ用位相検出回路)
35 フィルタ
36 DI_D(データ用ディジタル補間回路)
37 コンパレータ
41 制御回路
42 加算回路

Claims (3)

  1. クロックに応じて、入力データ信号をサンプルデータに変換して出力する入力ADC部と、
    前記サンプルデータから、前記入力データ信号の値を決定するディジタル処理部と、を備え、
    前記ディジタル処理部は、
    前記サンプルデータから、前記入力データ信号のバウンダリ位相を求めるバウンダリ位相演算部と、
    前記サンプルデータおよび前記バウンダリ位相から、前記サンプルデータ間のデータを推定する補間処理により前記入力データ信号のアイパターンを演算し、最大振幅位相を求めるアイパターン演算部と、
    前記サンプルデータおよび前記最大振幅位相から、前記最大振幅位相における前記入力データ信号の値を決定する決定部と、を備え、
    前記アイパターン演算部は、前記サンプルデータを、外挿処理を含む1次補間処理することにより、前記最大振幅位相を求める、ことを特徴とする受信回路。
  2. 前記入力ADC部は、前記入力データ信号を、ユニットインターバル/2のレートでサンプリングすることを特徴とする請求項1に記載の受信回路。
  3. クロックに応じて、入力データ信号をサンプルデータに変換して出力し、
    前記サンプルデータから、前記入力データ信号のバウンダリ位相を求め、
    前記サンプルデータおよび前記バウンダリ位相から、前記サンプルデータ間のデータを推定する補間処理により前記入力データ信号のアイパターンを演算し、
    前記アイパターンから最大振幅位相を求め、
    前記サンプルデータおよび前記最大振幅位相から、前記最大振幅位相における前記入力データ信号の値を決定する、ことを含み、
    前記アイパターンを演算することは、前記サンプルデータを、外挿処理を含む1次補間処理することにより、前記最大振幅位相を求めることを含む、ことを特徴とする受信方法。
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