JP2015083635A - 粘着シートおよび積層型粘着シート - Google Patents

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義治 錦織
田中 哲也
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Abstract

【課題】本発明は、積層型粘着シートを構成できる粘着シートであって、優れたインクジェット記録特性を有する粘着シートを提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、インクジェット記録媒体と、前記インクジェット記録媒体の一方の面上に設けられた感圧粘着部と、前記インクジェット記録媒体の他方の面上であって、前記感圧粘着部と対応する部位に設けられた剥離部とを含むことを特徴とする粘着シートに関する。【選択図】図4

Description

本発明は、粘着シートおよび積層型粘着シートに関する。具体的には、本発明は、インクジェット記録媒体と、インクジェット記録媒体の一方の面に設けられた感圧粘着部と、インクジェット記録媒体の他方の面に設けられた剥離部を有する粘着シートに関する。また、本発明は、該粘着シートを複数枚積層した積層型粘着シートに関する。
従来、瓶、ペットボトル等の被着物には、商品名や注意表記が記載されたラベルが貼付されている。近年、ラベル表示は多様化してきており、ラベルには優れたデザイン性や視認性が要求されている。このため、ラベルはフルカラーで印刷され、文字や図柄等が精細に表現されることが好ましいとされている。
フルカラー印刷にて文字や図柄等を精細に印刷するためには、被記録基材としてインクジェット記録媒体を用いることが好ましい。インクジェット記録媒体を被着物に貼付する際には、インクジェット記録媒体に粘着剤層が設けられ、この粘着剤層を介してインクジェット記録媒体は被着物に付設される。粘着剤層を有するインクジェット記録媒体を被着物に貼付する方法としては、粘着剤の塗工と同時に被着物に貼付する方法や、あらかじめ粘着剤層と剥離紙を設けた粘着シートから剥離紙を剥がして被着物に貼付する方法が知られており実用化されている。しかし、粘着剤を塗工すると同時に被着物に貼付する方法では、粘着剤を塗工する機器の調整に手間を要するという問題があり、また、剥離紙を有する粘着シートを貼付する方法では、粘着シートから剥がした剥離紙がゴミとなるため、その処分に手間を要するとともに、環境への負荷がかかるという問題があった。
このような問題を解決する粘着シートとして、インクジェット記録媒体の各面に各々粘着層と剥離層を設けた粘着シートが知られている(例えば、特許文献1)。このような粘着シートを複数枚積層し、積層型粘着シートとすることで、粘着層は下層の粘着シートの剥離層の上に重ねられることとなるため、各粘着シートに剥離紙を設ける必要はなくなる。
通常、剥離層を形成する剥離剤には、シリコーン系剥離剤が用いられている。しかし、インクジェット記録媒体の上にシリコーン系剥離剤で形成された剥離層を設けた場合、インクジェット記録特性が著しく悪化することが知られている。このため、特許文献2では、剥離性能を有しつつもインクジェット記録特性を損なわない剥離層を得るために、長鎖アルキル系の剥離剤を用いることが提案されている。
特開2004−70272号公報 特開2001−139900号公報
しかしながら、特許文献2のように長鎖アルキル系の剥離層を形成した場合であっても、剥離層が設けられた部分では、インクジェット記録特性が低下し、印字品質が十分に得られないという問題があった。このため、フルカラー印刷を施す粘着シートには、より優れたインクジェット記録特性が求められていた。
また、従来の粘着シートには、剥がれ落ちを防止するために十分な粘着力が付与されており、このような粘着シートを積層型粘着シートとした場合、粘着シートを剥離する際に、大きな剥離力が必要とされる場合があった。このような場合、粘着シートには大きな剥離応力がかかるため、粘着シートにカールが生じたり、場合によっては粘着シートが破損するという問題があった。
そこで本発明者らは、このような従来技術の課題を解決するために、積層型粘着シートを構成できる粘着シートであって、優れたインクジェット記録特性を有する粘着シートを提供することを目的として検討を進めた。さらに、粘着シートを積層型粘着シートとした場合であっても、積層型粘着シートから容易に剥離できる粘着シートを提供することを目的として検討を進めた。
上記の課題を解決するために鋭意検討を行った結果、本発明者らは、インクジェット記録媒体の各面に感圧粘着部と剥離部を有する粘着シートにおいて、感圧粘着部と対応する領域に剥離部を設けることにより、粘着シートのインクジェット記録特性を高めることができることを見出した。また、本発明者らは、積層型粘着シートにおいて、積層された各々の粘着シートの剥離を軽くすることにも成功した。
さらに、本発明者らは、感圧粘着部と剥離部をインクジェット記録媒体の外周領域の少なくとも一部の領域に設けることにより、よりインクジェット記録特性に優れた粘着シートを得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
具体的に、本発明は、以下の構成を有する。
[1]インクジェット記録媒体と、前記インクジェット記録媒体の一方の面上に設けられた感圧粘着部と、前記インクジェット記録媒体の他方の面上であって、前記感圧粘着部と対応する領域に設けられた剥離部とを含むことを特徴とする粘着シート。
[2]前記インクジェット記録媒体は外周領域を有し、前記感圧粘着部は、前記外周領域の少なくとも一部の領域に設けられていることを特徴とする[1]に記載の粘着シート。
[3]前記インクジェット記録媒体は略矩形であって、前記感圧粘着部は、前記インクジェット記録媒体の外周を形成する少なくとも一対の辺を含む外周領域に設けられていることを特徴とする[1]または[2]に記載の粘着シート。
[4]前記インクジェット記録媒体の面積に対して、前記感圧粘着部が占める面積の割合は、5〜60%であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の粘着シート。
[5]前記感圧粘着部の面積をSとし、前記剥離部の面積をTとすると、S≦Tであることを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載の粘着シート。
[6]前記感圧粘着部の厚みは、5〜50μmであることを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載の粘着シート。
[7]前記剥離部の厚みは、0.3〜2μmであることを特徴とする[1]〜[6]のいずれかに記載の粘着シート。
[8]前記剥離部を形成する剥離剤は紫外線硬化型シリコーンであることを特徴とする[1]〜[7]のいずれかに記載の粘着シート。
[9]前記感圧粘着部は、パターン塗布方法、ストライプ塗布方法または間欠塗布方法により形成されることを特徴とする[1]〜[8]のいずれかに記載の粘着シート。
[10][1]〜[9]のいずれかに記載の粘着シートが複数枚積層された積層型粘着シート。
[11][1]〜[9]のいずれかに記載の粘着シートがロール状に巻き取られて形成されるシートロール。
本発明によれば、積層型粘着シートを構成できる粘着シートであって、インクジェット記録特性が極めて良好な粘着シートを得ることができる。これにより、粘着シートに鮮明なフルカラー印刷を施すことが可能となる。
また、本発明によれば、積層型粘着シートにおいて、積層された各々の粘着シートの剥離を軽くすることができる。本発明では、積層型粘着シートから小さな剥離力で粘着シートを剥離することができるが、その粘着シートを被着物に貼付して一定時間経過後は、粘着シートは十分な粘着力を発現することができる。
さらに、本発明によれば、感圧粘着部と剥離部をインクジェット記録媒体の外周領域の少なくとも一部の領域に設けることにより、インクジェット記録特性に優れた領域を広く設けることができる。これにより、粘着シートの広範囲に、優れたインクジェット特性を付与することができる。
図1は、本発明の粘着シートの一例を表す断面図である。 図2は、本発明の粘着シートの平面図である。 図3は、本発明の粘着シートの平面図である。 図4は、本発明の積層型粘着シートの斜視図および断面図である。
以下において、本発明について詳細に説明する。以下に記載する構成要件の説明は、代表的な実施形態や具体例に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施形態に限定されるものではない。なお、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は「〜」前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
(粘着シート)
図1は、本発明の粘着シート10の断面概略図を示している。図1に示されているように、粘着シート10は、インクジェット記録媒体12と、感圧性粘着部14と、剥離部16を有する。感圧粘着部14は、インクジェット記録媒体12の一方の面上に設けられ、剥離部16は、インクジェット記録媒体12の他方の面上であって、感圧粘着部14と対応する領域に設けられる。なお、対応する領域とは、基材12を挟んで対称となる部位を含む領域をいう。この対応する領域は、粘着シート10を、同じ方向に縁を揃えて積層した際に接触する領域となる。
図1に示されているように、感圧粘着部14は、インクジェット記録媒体12の外周領域の少なくとも一部の領域に設けられていることが好ましい。ここで、インクジェット記録媒体12の外周領域とは、インクジェット記録媒体12の外周縁に沿った領域であって、外周縁から一定距離の幅を持った領域をいう。感圧粘着部14は、インクジェット記録媒体12の外周領域の面積に対して、20%以上を占める領域に設けられていることが好ましく、30%以上を占める領域に設けられていることがより好ましい。なお、感圧粘着部14は、外周領域の全範囲に設けられていてもよい。この場合、剥離部16は、感圧粘着部14が設けられた領域に対応する領域に設けられ、インクジェット記録媒体12の他方の面の外周領域の少なくとも一部に設けられる。
また、図1に示されているように、インクジェット記録媒体は、基材18とインク受容層19を有する。インク受容層19は、インクジェット記録媒体12の表層であって、インクが供給される側に配置される。本発明では、インク受容層19は、剥離部16側にくるように配置され、基材18は感圧粘着部14側にくるように配置される。
図2は、本発明の粘着シート10の1枚1枚のラベルとした際の好ましい態様を示した平面図である。図2(a)は、粘着シート10を感圧粘着部14側から見た図であり、図2(b)は粘着シート10を剥離部16側から見た図である。図2(a)に示されているように、インクジェット記録媒体12は1枚1枚のラベルとした際に略矩形であることが好ましい。この場合、感圧粘着部14は、インクジェット記録媒体12の外周を形成する少なくとも一対の辺を含む外周領域に設けられていることが好ましい。図2(a)では、感圧粘着部14は、長方形のインクジェット記録媒体12の一対の長辺を含む外周領域に設けられている。なお、図2(b)に示されるように、剥離部16も長方形のインクジェット記録媒体12の一対の長辺を含む外周領域に設けられており、感圧粘着部14が設けられた領域に対応する領域に設けられている。
図3は、本発明の粘着シート10の他の態様を示した平面図である。図3(a)および(c)は、粘着シート10を感圧粘着部14側から見た図であり、図3(b)および(d)は粘着シート10を剥離部16側から見た図である。
本発明では、図3(a)に示されているように、感圧粘着部14は、インクジェット記録媒体12の外周を形成する一対の短辺を含む外周領域に設けられることとしてもよい。この場合、図3(b)に示されているように、剥離部16は、インクジェット記録媒体12の他方の面の一対の短辺を含む外周領域に設けられる。
また、本発明では、図3(c)に示されているように、感圧粘着部14は、インクジェット記録媒体12の外周領域全体に設けられていてもよい。すなわち、感圧粘着部114は、インクジェット記録媒体12の外周に沿って連続して設けられることとなる。この場合、図3(d)に示されているように、剥離部16も、インクジェット記録媒体12の他方の面の外周領域全体に連続して設けられることとなる。
本発明では、感圧粘着部14の幅をPとし、剥離部16の幅をQとした場合P≦Qであることが好ましい。なお、図2には、感圧粘着部14の幅Pと、剥離部16の幅Qを図示している。PとQの関係を上記のようにすることにより、感圧粘着部14が剥離部16の領域からはみ出して拡散することを確実に抑制することができる。
感圧粘着部14は被着物に貼付した際や、積層型粘着シートした際に押圧によって、若干押し広げられた状態となる場合がある。このような場合であっても、P≦Qとすることにより、感圧粘着部14が剥離部16の領域を越えて拡散することを防ぐことができる。これにより、粘着シート10同士の意図しない接着が起こることを防ぐことができる。
Pは、0.1〜5cmであることが好ましく、0.5〜3cmであることがより好ましく、0.5〜2cmであることがさらに好ましい。また、Qは、0.1〜8cmであることが好ましく、0.5〜6cmであることがより好ましく、0.5〜3cmであることがさらに好ましい。PとQを上記範囲内とすることにより、粘着シート10と被着物の粘着性を保ちつつも、粘着シート10のインクジェット記録特性を高めることができる。
インクジェット記録媒体12の面積に対して感圧粘着部14が占める面積の割合は、5〜60%であることが好ましい。感圧粘着部14が占める面積の割合は、5%以上であることが好ましく、10%以上であることがより好ましく、15%以上であることがさらに好ましい。また、感圧粘着部14が占める面積の割合は、60%以下であることが好ましく、50%以下であることがより好ましく、40%以下であることがさらに好ましく、30%以下であることが特に好ましい。感圧粘着部14が占める面積の割合を上記範囲内とすることにより、十分な粘着性を発現しつつも、広範囲に優れたインクジェット特性を付与することができる。
また、感圧粘着部14の面積をSとし、剥離部16の面積をTとすると、S≦Tであることが好ましい。このように、剥離部16の面積を感圧粘着部14の面積よりも広く設けることによって、粘着シート10を積層型粘着シートとした場合であっても、感圧粘着部14の粘着剤が剥離部16の領域を越えてインクジェット記録媒体12に拡散することを防ぐことができる。
感圧粘着部14の厚みは、5〜50μmであることが好ましい。感圧粘着部14の厚みは、5μm以上であることが好ましく、12μm以上であることが更に好ましい。また、50μm以下であることが好ましく、30μm以下であることがより好ましい。
また、剥離部16の厚みは、0.3〜2μmであることが好ましい。剥離部16の厚みは、0.3μm以上であることが好ましく、0.5μm以上であることがより好ましい。また、1.5μm以下であることが好ましく、1μm以下であることがより好ましい。
感圧粘着部14および剥離部16の厚みを上記下限値以上とすることにより、粘着シート10を被着物に貼付した際に十分な粘着性を発現させることができる。また、感圧粘着部14の厚みを上記上限値以下とすることにより、粘着シート10を複数枚積層して積層型粘着シートとした場合であっても、積層型粘着シート全体の厚みを小さくすることができ、軽量化することもできる。
インクジェット記録媒体は印字スペースを有する。印字スペースとは、剥離部16が設けられる面側において、インクジェット記録媒体12が露出している部分をいう。ここは、剥離剤が積層されていないため、インクジェット記録特性が極めて高い。また、印字スペースには、水性のインクで筆記をしたり、捺印をすることもできる。
印字スペースは10〜400cm2であることが好ましい。印字スペースは、10cm2以上であることが好ましく、15cm2以上であることがより好ましく、20cm2であることがさらに好ましい。また、印字スペースは、400cm2以下であることが好ましく、300cm2以下であることがより好ましく、200cm2以下であることがさらに好ましい。印字スペースの面積を上記範囲内とすることにより、インクジェット印刷に適したスペースを確保することができる。これにより、フルカラーで、文字や図柄等を精細に印刷することが可能となる。
本発明では、剥離部16は感圧粘着部14が設けられた領域に対応した領域にのみ設けられ、粘着シート10を積層した際には、感圧粘着部14と剥離部16はその領域でのみ接触することとなる。このため、本発明では、積層型粘着シートにおける粘着シート10の剥離を軽くすることができる。
一方、本発明では、外周領域の少なくとも一部に感圧粘着部14が設けられており、粘着シート10の周縁部が被着物と接着することとなるため、経時後の密着性は良好に保たれる。すなわち、本発明では、経時後の十分な粘着性を保ちつつも、積層型粘着シートから、容易に粘着シート10を剥離することができる。
また、本発明の粘着シート10には、めくり代部を設けてもよい。めくり代部は、インクジェット記録媒体12の面上の少なくとも1つの角に設けられていることが好ましく、めくり代部の形状は略三角形であることが好ましい。また、めくり代部の1つの面積は、10〜700mm2であることが好ましく、20〜500mm2であることがより好ましく、100〜300mm2であることがさらに好ましい。めくり代部の形状と大きさを上記のようにすることにより、積層型粘着シートから粘着シート10をより簡単に剥離することができる。例えば、めくり代部を設けることにより、粘着シート10の使用者が手袋または軍手等をはめている場合であっても粘着シート10を容易に剥離することができる。また、めくり代部を略三角形とし、1つの角に設けることにより、粘着シート10を貼付した被着物が輸送等によって接触した場合であっても、粘着シート10が被着物から剥がれ落ちることを抑制することができる。
めくり代部は、めくり代部となる領域に粘着剤が塗工されないようにすることによって形成される。また、粘着剤が塗工された上に糊殺し層を設ける方法によっても形成され得る。
例えば、後述するように感圧粘着部14が、パターン塗布方法によって形成される場合、パターンロールにめくり代部に相当する凹部を設けることにより、めくり代部を形成することができる。パターン塗布方法においては、所定の凹凸模様を形成したパターンロールの凸部分にホットメルト粘着剤等の接着剤を供給し、このパターンロールを塗布すべき基材と接触させことにより、所定の形状の感圧粘着部を基材上に形成することができる。このため、めくり代部を形成する箇所に、凹形状のパターンロールがくるようにパターンロールを設計することにより、めくり代部を形成することができる。
なお、感圧粘着部14をストライプ塗布方法や間欠塗布方法により形成する場合は、糊殺し層を形成することが好ましい。糊殺し層を形成する方法としては、オフセット印刷、フレキソ印刷等を用いて、粘着層の粘着層を相殺する層を形成する方法を例示することができる。
(インクジェット記録媒体)
図1に示されているように、本発明で用いるインクジェット記録媒体12は、基材18と、インク受容層19を有する。インクジェット記録媒体12は、基材18とインク受容層19の他に他の層を有していてもよいが、インク受容層19は、基材18の上に隣接するように積層されることが好ましい。また、インク受容層19は、インクジェット記録媒体12の表層であって、インクが供給される側に配置されることが好ましい。
<基材>
基材としては、紙、布、セロファン、プラスチックフィルム、金属板、木板、ガラス板等平面性を有する材料を利用することができる。中でも紙を用いることが好ましい。これは、紙基材自体が多孔質構造を有するため吸水性に優れ、本発明によるインク受容層を形成した時、より少ないコート量で記録適性に優れたインクジェット記録媒体を得ることができるからである。また、紙基材は経済性にも優れているため、好ましく用いられる。
なお、後述するインク受容層を基材上への塗工し易くするために、基材の表面にコロナ放電処理、プラズマ処理、化学洗浄処理等の一般的な表面処理を施してもよい。また、基材の表層に、ゼラチン、ニトロセルロース、ポリエステル等の樹脂処理層及び/又はコロイダルシリカ、金属系カップリング剤、イソシアネート類等の助剤処理層等、公知のアンカーコート層を設けてもよい。
また、必要により基材の表面及び/又は裏面に帯電防止処理や筆記適性(印刷適性)付与処理等の表面処理を行ってもよい。さらに、基材の任意の位置に紫外線吸収剤、酸化防止剤等の助剤類を含有させ、記録像の保存性を更に改良を行うことも可能である。
基材として紙を用いる場合、紙は一般的には木材パルプを主体とするが、必要に応じて合成繊維、化学パルプ、機械パルプ、再生パルプ、無機繊維等、各種繊維状物質も適宜利用することができる。これらのパルプは紙力、抄紙適性を調整するために、叩解機により叩解度を調整できる。パルプの叩解度は特に限定しないが、一般に250〜550ml(CSF;JIS P−8121)程度であることが好ましい。
基材には、不透明性等を付与したり、インク吸収性を調整する目的で顔料(填料)を配合することができる。顔料としては、炭酸カルシウム、焼成カオリン、シリカ、酸化チタン等を例示することができる。
この場合、顔料の配合率は基材の全質量に対して、1〜20質量%程度が好ましい。顔料の配合率を上記範囲内とすることにより、紙力を適切な範囲とすることができる。
基材にはさらに、添加剤を含有させてもよい。添加剤としてはロジン、アルキルケテンダイマー、アルケニルコハク酸等に代表されるサイズ剤、硫酸バンド、カチオン性高分子電解質等に代表される定着剤、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼成カオリン、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、酸化チタン、無定形シリカ、尿素−ホルマリン樹脂粒子等に代表される填料類、ポリアクリルアミド系ポリマー、澱粉等に代表される紙力増強剤、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド−ポリアミン−エピクロルヒドリン樹脂等に代表される湿潤紙力増強剤、その他、濾水剤、青み付けなどの色調調整用の染料、顔料、蛍光染料など各種助剤類を挙げることができる。基材は、常法により各種抄紙機により抄紙され、且つ更に必要により澱粉、ポリビニルアルコール、ゼラチン、填料等より成る水性液による表面サイズプレス処理マシンキャレンダー等による平滑化処理等、常法による処理工程を経て製造されることが好ましい。
またこれらの紙基材は、パルプ組成、叩解条件、填料、紙力増強剤、内添サイズ剤、pH調整剤、表面サイズ剤、表面処理剤等、各種助剤類の種類と添加量のコントロール、乾燥条件、加圧条件等、個々の抄紙機に合わせた操業条件のコントロール等を適宜選択して行い、インクジェット記録媒体としての基材適性をコントロールして用いられる。
基材の厚みは、50μm以上であることが好ましく、500μm以上であることがより好ましい。また、基材の厚みは、100μm以下であることが好ましく、250μm以下であることがより好ましい。基材の厚みを上記範囲内とすることにより、適度な強度を有することができ、インクジェットプリンターの走行適性を高めることができる。
<インク受容層>
本発明では、インク受容層は、バインダーと、必要に応じてマット剤を含む。インク受容層に用いられるマット剤は、顔料であることが好ましい。顔料は、インクを十分に受容できるように、多孔性であって、かつ微粒子状であることが好ましい。多孔性顔料としては、BET法での比表面積(窒素法)が200m2/g以上であり、且つインク受容層用塗液中、分散粒子状で0.5〜15μm(コールタカウンター:AP=50μmでの測定値)の平均粒子径を有するものが好ましく用いられる。特に比表面積が250m2/g以上で、且つ平均粒子径が2〜10μmの多孔性顔料は、水性インク媒体の基材への効率的な移行及び着色成分の保持にも効果的に寄与するため好ましい。なお、比表面積が小さいと、インク受容性が不足し、滲んだり、汚れが発生する場合もあり、平均粒子径が0.5μm以下になると記録像の鮮明性が失われてしまい、くすんだ記録像となる場合がある。また、平均粒子径が15μmを越えるとインクドットの横方向への拡がりが不均一になったり、記録像の鮮明性が失われる恐れもある。
マット剤としては、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、珪藻土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、無定形シリカ、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン等の無機系顔料、スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、マイクロカプセル系顔料、尿素樹脂顔料、メラミン樹脂顔料等の有機系または有機/無機複合系顔料等、一般塗工紙製造分野で公知公用の各種顔料を例示することができ、単独で、若しくは併用で使用できる。
バインダーとしては、例えば酸化デンプン、エーテル化デンプン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カゼイン、ゼラチン、大豆タンパク等の天然または半合成高分子類、ポリビニルアルコール及びその誘導体、ポリエチレンイミン系樹脂、ポリビニルピロリドン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸またはその共重合体、無水マレイン酸共重合体、アクリルアミド系樹脂、(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、(不飽和)ポリエステル系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ系樹脂、エピクロルヒドリン系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等の合成水溶性樹脂類、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系重合体ラテックス類、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルの重合体または共重合体等のアクリル系重合体ラテックス類、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテックス類、あるいはこれらの各種重合体にアニオン性基及び/またはカチオン性基を付与した官能基含有変性重合体ラテックス類等に代表される当該技術分野で公知の樹脂類が例示され、単独あるいは併用して用いられる。
バインダーの配合量は特に限定しないが、マット剤100重量部に対し、1〜200重量部、より好ましくは5〜50重量部の範囲で調節される。ここでバインダーの量が少ないと、インクジェット記録媒体の強度が弱くなり表面が傷つきやすくなったり、粉落ちが発生する場合がある。逆にバインダーの量が多いと、インク吸収性が低下し、所望のインクジェット記録適性が得られなくなる場合がある。
インク受容層には、更に必要に応じ、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、発泡剤、離型剤、浸透剤、湿潤剤、熱ゲル化剤、滑剤、青味付け等の色調調整用の染料、顔料、蛍光染料、紫外線吸収剤、酸化防止剤、クエンチャー剤、防腐剤、防黴剤、帯電防止剤、バインダー類の耐水化剤、架橋剤等、当該技術分野で公知の各種助剤類を添加してもよい。
インク受容層の厚みは、1μm以上であることが好ましく、10μm以上であることがより好ましい。また、インク受容層の厚みは、50μm以下であることが好ましく、30μm以下であることがより好ましい。インク受容層の厚みを上記範囲内とすることにより、インクの吸収力および保持力を適切な範囲とすることができるとともに、インクジェットプリンターの走行適性を高めることができる。
(感圧粘着部)
感圧粘着部を形成する感圧粘着剤としては、溶剤型粘着剤、エマルション型粘着剤、ホットメルト粘着剤が挙げられる。中でも、インクジェット記録媒体中に粘着剤が染み込みにくく、また、後述するパターン塗布適性が高いという点から、ホットメルト粘着剤が好ましく用いられる。なお、ホットメルト粘着剤は、強粘着性を示すため、粘着シートが被着物から剥離することを抑制することができる。
ホットメルト粘着剤としては、例えば、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/アクリル酸共重合体、スチレン系ポリマー等の熱可塑性ポリマーが挙げられる。中でも、粘着力の安定性、ブリード、コストの点からスチレン系ポリマー等の熱可塑性ポリマーを用いることが好ましい。
スチレン系ポリマーとしては、例えば、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)等が挙げられる。
感圧粘着部を形成する感圧粘着剤には、粘着性を向上させる目的で、粘着付与剤が配合されてもよく、装置適合性を考慮して軟化剤が配合されてもよい。
粘着付与剤としては、例えば、ロジン、エステルガム、エステルガムH、ポリテルペン樹脂、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂、DCPD系石油樹脂、スチレン系樹脂、アルキルフェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂、およびこれらの水添物等が挙げられる。中でも、ポリテルペン樹脂、C5系石油樹脂の水添物およびC9系石油樹脂の水添物が好ましく用いられる。
軟化剤としては、例えば、各種可塑剤、ポリブテン、液状粘着付与剤樹脂、ポリイソブチレン低重合体、ポリビニルイソブチルエーテル低重合体、ラノリン、塊重合ゴム、プロセスオイル、ナフテン系オイル、パラフィン系オイル、加硫オイル等が挙げられる。
感圧粘着部のJIS Z 0237に基づいて測定される−5℃環境下における180°引き剥がし粘着力は、3〜20N/10mmであることが好ましく、4〜16N/10mmであることがより好ましく、5〜14N/10mmであることがさらに好ましい。180°引き剥がし粘着力を上記下限値以上とすることにより、粘着シートを被着物に貼付してから一定の時間が経過した後には十分な粘着性が発現されることとなる。これにより、貼付した粘着シートが被着物から部分的にめくれることや、完全に剥がれ落ちることを防止することができる。ここで、粘着シートを被着物に貼付してから一定の時間とは、30分以上経過した時間をいう。
また、180°引き剥がし粘着力を上記上限値以下とすることにより、積層型粘着シートにおいて積層された各々の粘着シートの剥離が軽くなり、貼付作業をスムーズ取り進めることができる。
感圧粘着部の0〜60°の範囲で測定される貯蔵弾性率は、5×103〜5×107Paであることが好ましく、5×104 〜5×106Paであることがより好ましい。貯蔵弾性率は、0〜60℃の範囲内であれば、どの温度条件で測定した場合でも感圧粘着部の貯蔵弾性率が上記範囲内であることが好ましい。貯蔵弾性率が上記下限値以上であれば、積層型粘着シートから各々の粘着シートを剥離することが容易になる。また、貯蔵弾性率が上記上限値以下であれば、十分な粘着力が得られ、被着物から粘着シートが剥離することを防ぐことができる。
また、0〜60℃という広い温度範囲における貯蔵弾性率を上記範囲内とすることで、粘着シートや積層型粘着シートは温度環境の影響を受けることなく、その性能を発揮することができる。すなわち、本発明の粘着シートは、あらゆる環境下において、積層型粘着シートから容易に剥離することができ、被着物に貼付後は、強い粘着力を維持することができる。例えば、積層型粘着シートを夏場に倉庫等で使用した場合であっても、粘着シートの剥離性が悪化することはない。一方、粘着シートを冷蔵倉庫等で使用した場合であっても、粘着シートが被着物から剥がれ落ちることがない。
(剥離部)
剥離部を形成する剥離剤としては、シリコーン系剥離剤を好ましく用いることができる。シリコーン系剥離剤としては、例えば、熱硬化型剥離剤(付加硬化型シリコーン系剥離剤、縮合効果型シリコーン系剥離剤等)、電子線硬化型シリコーン系剥離剤、紫外線硬化型シリコーン系剥離剤(ラジカル硬化型シリコーン系剥離剤、カチオン硬化型シリコーン系剥離剤、メルカプト硬化型シリコーン系剥離剤等)等が挙げられる。中でも、硬化速度が速く、インクジェット記録媒体に染み込みにくいため、電子線硬化型シリコーン系剥離剤または紫外線硬化型シリコーン系剥離剤が好ましく用いられる。なお、これらの剥離剤は、粘着シートを積層して積層型粘着シートとした際に粘着シートの剥離を軽くするという利点も有する。また、設備投資を少なくする観点から、紫外線硬化型シリコーン系剥離剤またはカチオン硬化型シリコーン系剥離剤も好ましく用いられる。
剥離剤には、必要に応じて、他の紫外線硬化樹脂、電子線硬化樹脂、光重合開始剤、架橋剤、染料、顔料、湿潤剤、消泡剤、分散剤、帯電防止剤、レベリング剤、潤滑剤等の各種助剤を配合してもよい。
積層された粘着シートの各々のシートの剥離を軽くする観点から、剥離部の表面の平滑度は、25秒以上であることが好ましく、10000秒以上であることがより好ましい。また、剥離部を設けた部分にも筆記をする場合には、平滑度は200秒以下であることが好ましく、150秒以下であることがより好ましい。なお、平滑度は、「JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法 No.5−2に基づく王研式平滑度」に準じて求めることができる。
(粘着シートの製造方法)
<インクジェット記録媒体の製造方法>
本発明のインクジェット記録媒体は、基材の少なくとも一方の面にインク受容層用塗液を塗工してインク受容層を形成することにより製造することができる。
基材として紙基材を用いる場合、抄紙機を用いて湿紙を形成した後、乾燥させることにより、紙基材を得ることができる。
インク受容層用塗液は、常法により、バーコーター、エアナイフコーター、ブレードコーター、ロッドブレードコーター、ロールコーター、ブラッシュコーター、カーテンコーター、グラビアコーター、キャストコーター、スプレー装置等、公知の各種塗抹方式を利用して、基材の上に塗工される。
インク受容層用塗液の塗布量はインク受容性及び保存性等、記録特性を満足させる限り、不必要に多くする必要はなく、一般的には1〜30g/m2、好ましくは2〜8g/m2塗布される。このようにして得られたインクジェット記録媒体はそのままでも使用できるが、必要により例えばスーパーカレンダー、グロスカレンダーなどで加圧及び/又は加熱ロールニップ間を通し、常法により表面を平滑化することも出来る。
<感圧粘着部の製造方法>
本発明の粘着シートにおいては、感圧粘着部は、ストライプ塗布方法、間欠塗布方法またはパターン塗布方法によって形成されることが好ましい。中でも、パターン塗布方法は、高精度に感圧粘着部の位置を決めることができるため、好ましく用いられる。また、パターン塗布方法を用いることにより、感圧粘着部の幅や長さについても厳密にコントロールすることができる。さらに、パターン塗布方法においては、感圧粘着部の厚さをより均一にすることができる。
パターン塗布方法とは、粘着剤をインクジェット記録媒体の上に間欠的かつ、様々な形状となるように塗布することができる塗工方法である。パターン塗布方法においては、所定の凹凸模様を形成したパターンロールの凸部分にホットメルト粘着剤等の接着剤を供給し、このパターンロールを塗布すべきインクジェット記録媒体と接触させる。これにより、所定の形状の感圧粘着部をインクジェット記録媒体上に形成することができる。
パターン塗布方法では、パターンロールに凹凸模様を厳密に形成することがき、また、ホットメルト粘着剤の供給量についても厳密にコントロールすることができる。このため、パターン塗布方法を用いることにより、インクジェット記録媒体上の所望の位置に接着剤を塗工することができる。パターン塗布方法を用いることにより、従来の連続式の塗布方法では困難であった外周領域への塗布を可能とし、さらに複雑な形状の感圧粘着部を精度よく形成することができる。
パターン塗布方法においては、パターンロールをインクジェット記録媒体に押圧する際に、同時にミシン目を形成することもできる。例えば、感圧粘着部を設けた際にインクジェット記録媒体の外周の端部に沿ってミシン目を設けることにより、粘着シートをシートロール状とした場合に、シートロールから1単位の粘着シートを切り離し易くすることができる。
ストライプ塗布方法においては、感圧粘着剤をインクジェット記録媒体の上にストライプ状となるように塗工することができる。ストライプ塗布方法では、インクジェット記録媒体を一連のシート状とし、このシート状のインクジェット記録媒体の進行方向に直行する方向に感圧粘着剤の複数の吐出口を並べて配置する。シート状のインクジェット記録媒体を進行させながら、各吐出口から感圧粘着剤の吐出を連続的に行うことで、進行方向に平行なストライプ状の感圧粘着部を形成することができる。ストライプ状の感圧粘着部を形成した後に、1単位の粘着シートの大きさとなるように切断工程が設けられることが好ましい。
例えば、図2(a)に示された粘着シート10は、左右方向を進行方向としたシート状のインクジェット記録媒体の上に感圧粘着剤層をストライプ塗布し、その後、進行方向に直行する方向に切断をすることで得ることができる。
間欠塗布方法とは、感圧粘着剤を吐出口から吐出させる際に、感圧粘着剤に加える圧力を所定のタイミングで変化させることにより粘着剤を吐出させたり、粘着剤の吐出を停止させたりする塗布方法である。このような方法で感圧粘着剤を塗布することにより、シート状のインクジェット記録媒体の進行方向に直行する方向に、感圧粘着部と非感圧粘着部が交互に形成されることとなる。
例えば、図3(a)に示された粘着シートは、左右方向を進行方向としたシート状のインクジェット記録媒体の上に感圧粘着剤を間欠塗布し、その後、進行方向に直行する方向に切断をすることで得ることができる。この場合、感圧粘着部を塗布した箇所を切断することがインクジェット記録媒体のロスが少なくなり好ましい。
なお、間欠塗布方法は、全幅間欠塗布方法としてもよく、上述したストライプ塗布方法と組み合わせて間欠ストライプ塗布方法とすることもできる。間欠ストライプ塗布方法を用いた場合、粘着シート間に一定幅の隙間を設けることもできる。この場合、次工程において非感圧粘着部にミシン目を入れることも可能となり、切断刃に粘着剤が付着することを防ぐことができるため、好ましく用いられる。
<剥離部の製造方法>
剥離部を形成する剥離剤の塗布は、フレキソ印刷、樹脂凸版印刷、スクリーン印刷等により行うことができる。中でも、フレキソ印刷、樹脂凸版印刷は、剥離部を形成すべき箇所のみに版を接触させることにより印刷できるので、正確なパターンを形成しやく好ましく用いられる。中でも、剥離部は、フレキソ印刷により形成されることが好ましい。この場合、剥離剤として紫外線硬化型シリコーン系剥離剤をフレキソ印刷において塗布し、その後紫外線を照射することにより硬化させる方法が好ましく用いられる。
(積層型粘着シート)
図4(a)は、本発明の積層型粘着シート100の斜視図である。図4(a)に示されているように、本発明の積層型粘着シート100は、粘着シート10が複数枚積層された積層体である。積層型粘着シート100の最下層には剥離紙20が設けられていることが好ましい。これにより、積層型粘着シート100の最下層において、感圧粘着部14が露出することを防ぐことができる。各々の粘着シート10は、感圧粘着部14が剥離紙20側にくるように積層される。
上述したようにインクジェット記録媒体12は、一方の面に感圧粘着部14を有し、他方の面に剥離部16を有し、感圧粘着部14と剥離部16は対応する領域に設けられる。このため、積層型粘着シート100においては、感圧粘着部14と剥離部16が重なるように隣接して積層される。
図4(b)は、積層型粘着シート100の断面図を示している。図4(b)に示されるように、積層型粘着シート100を構成する各々の粘着シート10の感圧粘着部14は下層の粘着シート10の剥離部16の上に重なるように積層される。これにより、感圧粘着部14がインクジェット記録媒体12の上に積層されることがなくなり、積層型粘着シート100から粘着シート10を1枚ずつ剥離することができる。
(シートロール)
本発明の粘着シートは、ロール状に巻き取られ形成されるシートロールとしてもよい。シートロールは、感圧粘着部が内側または外側となるように巻き取られたものであるが、ロールの最外層に感圧粘着部が露出しないように、感圧粘着部が内側となるように巻き取られることが好ましい。このように、ロール状に巻き取られたシートロールにおいては、剥離部の上に感圧粘着部が積層されることとなる。このように、感圧粘着部は剥離部の上に積層されるため、ロール状に巻き取った場合であっても、インクジェット記録媒体の上に粘着剤が付着することがない。
シートロールを巻き戻す際の剥離力は、剥離速度0.3m/分において0.1〜50N/mであることが好ましく、0.5〜30N/mであることがより好ましく、1〜10N/mであることが特に好ましい。剥離力の測定方法は、23℃、相対湿度50%雰囲気中、連続剥離試験機(テスター産業製)を用いて、0.3m/分にて180°剥離(巻き戻し)した時の剥離力(N/m)として求めることができる。0.3m/分での剥離力が0.1N/m未満では粘着シートを断続的に巻き戻した時に、必要以上に巻き出される(ハンチィング)ことがあり、一方、50N/mを超えると貼付作業に過度の力を要することとなり、好ましくない。また、粘着シートにかかる変形エネルギーが高くなって剥離跡を生じやすくなる危険性もある。本発明では、剥離力を上記範囲内とすることにより、層間の剥離不良や、意図しない粘着剤の剥げ残り等を防ぐことができる。
(粘着シート付き容器)
本発明の粘着シートは、瓶やペットボトル等の被着物に貼付されることに適している。特に、本発明の粘着シートは薬を収容する薬瓶やペットボトルに貼付されることが好ましい。薬を収容する容器には、商品名や注意表記が記載されたラベルが貼付されることが多いが、そのラベルに記載された情報は非常に重要であるため、ラベルが剥離することがないことが好ましい。また、情報誤認を防ぐために、一旦貼付されたラベルは他の容器等に貼り直されることがないことが好ましい。本発明の粘着シートは、上記のような容器と強力に接着することができるため、ラベルが剥離する心配がない。また、一旦剥がした粘着シートを再び貼り直すことができないため、情報誤認等が生じる恐れがない。
以下に実施例と比較例を挙げて本発明の特徴をさらに具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
(実施例1)
晒クラフトパルプ100kg、軽質炭酸カルシウム25kg、カチオン澱粉200g、紙力増強剤100g、アルキルケテンダイマー系サイズ剤100gと水5000kgを混合し、長網抄紙機で湿紙を形成した後、ヤンキードライヤーの表面に片面を密着させて水分75%から10%まで乾燥させて58g/m2 の片艶紙(基材−1)を得た。生成した紙は片面のベック平滑度135秒、反対面の平滑度18秒であった。
2次粒子径2〜5μmのものが70%以上である微粒子珪酸(ファインシール:徳山曹達)100部に水を加えて、高速攪はんを行った後、シラノール化ポリビニルアルコール(R−1130:クラレ)20部、カチオン性酢酸ビニル共重合体(ヨドゾール1E503K−4:カネボウNSC)10部、ポリエチレンイミン10部を添加しインク受容層用塗液−1(濃度15%)を製造した。
基材−1の片面にインク受容層用塗液−1を固形分10g/m2 塗工、乾燥しインクジェット記録媒体を製造した。記録面の平滑度は100秒、ステキヒトサイズ度は10秒であった。
(粘着シートの製造)
得られたインクジェット記録媒体上に、フレキソ印刷機にて図2(b)におけるQ=7mmになるように、ポリオルガノシロキサン(商品名「シリコリースPOLY201」、ローディア社製)100部にオニウム塩系光開始剤(商品名「シリコリースCATA211」、ローディア社製)5部を混合して得た剥離剤塗料を塗工し、高圧水銀紫外線照射装置にて紫外線照射量140mJ/cm2の条件で硬化して剥離部を設けた。なお、この剥離部を形成する剥離剤の塗工量は、固形分質量で1g/m2であった。
次にホットメルト型粘着剤としてスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)を成分の1つとする商品名「TN−530Z」(モレスコ社製)を凸版印刷法にてパターンコート(サンツール社製デザインコート使用)することにより糊面(感圧粘着部)が図2(a)P=5mmになるように形成し、5cm幅の巻き取りとし、巻き取り型粘着シートを作製した。なお、ラベルとして使用する際には巻き取りから切り出し、大きさ7cm×5cmとして使用する。図4(b)の形状になるように得られた粘着シート50枚を積層することで積層型粘着シートを得た。なお、粘着シート1枚の大きさは7cm×5cmである。
(実施例2)
市販のキセロゲル系多孔性顔料(ミズカシルP−78D:比表面積365m2/g;細孔半径87Å;平均粒子径8.0μm;水沢化学工業(株)製)65部、及び(サイロイド♯244:比表面積300m2/g;細孔半径107Å;平均粒子径1.8μm;富士デヴィソン(株)製)35部をポリアミド樹脂(ポリフィックス3000:昭和高分子(株)製)の1%水溶液500部中にコーレス分散機を用いて分散混合した。次いでポリビニルアルコール(PVA−110:クラレ(株)製)の10%水溶液250部からなるバインダー溶液を添加し、更に蛍光染料を及び消泡剤を加えてインク受容層用塗液−2とした。坪量84g/m2,ステキヒトサイズ度2秒の酸性紙から成る基材−2上に4.5g/m2になるようインク受容層用塗液−2を塗抹乾燥した後、スーパーカレンダー処理を行いインクジェット記録媒体を得た。このインクジェット記録媒体の記録適正評価は第1表に記載の如くであった。
(積層型粘着シートの製造)
得られたインクジェット記録媒体上に、フレキソ印刷機にて図2(b)におけるQ=7mmになるように、ポリオルガノシロキサン(商品名「シリコリースPOLY201」、ローディア社製)100部にオニウム塩系光開始剤(商品名「シリコリースCATA211」、ローディア社製)5部を混合して得た剥離剤塗料を塗工し、高圧水銀紫外線照射装置にて紫外線照射量140mJ/cm2の条件で硬化して剥離部を設けた。なお、この剥離部を形成する剥離剤の塗工量は、固形分質量で1g/m2であった。
次にホットメルト型粘着剤としてスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)を成分の1つとする商品名「TN−530Z」(モレスコ社製)を凸版印刷法にてパターンコート(サンツール社製デザインコート使用)することにより糊面(感圧粘着部)が図2(a)P=5mmになるように形成し、図4の形状になるように得られた粘着シート50枚を積層することで積層型粘着シートを得た。なお、粘着シート1枚の大きさは7cm×5cmである。
(比較例1)
実施例1で得たインクジェット記録媒体上に、フレキソ印刷機にて全面にポリオルガノシロキサン(商品名「シリコリースPOLY201」、ローディア社製)100部にオニウム塩系光開始剤(商品名「シリコリースCATA211」、ローディア社製)5部を混合して得た剥離剤塗料を塗工し、高圧水銀紫外線照射装置にて紫外線照射量140mJ/cm2の条件で硬化して剥離層を設ける以外、実施例1と同様にした。
(比較例2)
ホットメルト型粘着剤(感圧粘着層)を糊面全面に設ける以外実施例2と同様にした。
(評価項目)
<インクジェット記録特性>
インクジェット記録特性の評価は、ラベルの周辺1cm以外の場所にインクジェットプリンター(HP社 シンクジェット)を用いインク吸収性について行った。インクの吸収性の評価には、プリントしたインクが乾燥するまでの秒数を測定した。
<60℃環境下での放置によるラベルの剥離性評価>
実施例および比較例の粘着シートを巻き取り型粘着シートあるいは積層型粘着シートを、40℃環境下に1週間放置した後、引張り試験機(オリエンテック株式会社製、RTC−1210)にて0.3m/分の剥離速度で180°引き剥がし力(剥離抵抗)を測定した。なお、測定は、JIS Z 0237の測定方法に準拠して行った。
<180°引き剥がし粘着力の測定>
実施例および比較例の粘着シートを、被着体であるSUS304鋼板に圧着し、30分間放置した後に、引張り試験機(オリエンテック株式会社製、RTC−1210)にて0.3m/分の剥離速度で180°引き剥がし粘着力(剥離抵抗)を測定した。なお、測定は、JIS Z 0237の測定方法に準拠して行った。
以上の、測定結果を表1にまとめた。
Figure 2015083635
表1からわかるように、実施例1及び2では、インクジェット記録特性が優れたおり、また、積層された各々の粘着シートの剥離力が適切な軽さとなっていることがわかる。一方、比較例1は、インクジェット記録特性が著しく劣っている。また、比較例2では、積層された各々の粘着シートの剥離力が大きく、積層型粘着シートとすることが不可能である。
本発明によれば、積層型粘着シートを構成できる粘着シートであって、インクジェット記録特性が極めて良好な粘着シートを得ることができる。また、本発明によれば、積層型粘着シートにおいて、積層された各々の粘着シートの剥離を軽くすることができる。このため、本発明は、粘着シートを製造したり、貼付する工程を有する製造業等において有用性が高い。
10 粘着シート
12 インクジェット記録媒体
14 感圧粘着部
16 剥離部
18 基材
19 インク受容層
20 剥離紙
100 積層型粘着シート

Claims (11)

  1. インクジェット記録媒体と、
    前記インクジェット記録媒体の一方の面上に設けられた感圧粘着部と、
    前記インクジェット記録媒体の他方の面上であって、前記感圧粘着部と対応する領域に設けられた剥離部とを含むことを特徴とする粘着シート。
  2. 前記インクジェット記録媒体は外周領域を有し、
    前記感圧粘着部は、前記外周領域の少なくとも一部の領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の粘着シート。
  3. 前記インクジェット記録媒体は略矩形であって、
    前記感圧粘着部は、前記インクジェット記録媒体の外周を形成する少なくとも一対の辺を含む外周領域に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の粘着シート。
  4. 前記インクジェット記録媒体の面積に対して、前記感圧粘着部が占める面積の割合は、5〜60%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の粘着シート。
  5. 前記感圧粘着部の面積をSとし、前記剥離部の面積をTとすると、S≦Tであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の粘着シート。
  6. 前記感圧粘着部の厚みは、10〜50μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の粘着シート。
  7. 前記剥離部の厚みは、0.3〜2μmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の粘着シート。
  8. 前記剥離部を形成する剥離剤は紫外線硬化型シリコーンであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の粘着シート。
  9. 前記感圧粘着部は、パターン塗布方法、ストライプ塗布方法または間欠塗布方法により形成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の粘着シート。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の粘着シートが複数枚積層された積層型粘着シート。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の粘着シートがロール状に巻き取られて形成されるシートロール。
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