JPH10212461A - 粘着シート及び粘着シート積層体 - Google Patents

粘着シート及び粘着シート積層体

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JPH10212461A
JPH10212461A JP9275909A JP27590997A JPH10212461A JP H10212461 A JPH10212461 A JP H10212461A JP 9275909 A JP9275909 A JP 9275909A JP 27590997 A JP27590997 A JP 27590997A JP H10212461 A JPH10212461 A JP H10212461A
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Japan
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layer
pressure
sensitive adhesive
adhesive sheet
sensitive
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Application number
JP9275909A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Iwabuchi
弘晃 岩渕
Yoichi Sone
洋一 曽根
Tetsuyuki Utagawa
哲之 歌川
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Lintec Corp
Original Assignee
Lintec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カールの発生が防止され、かつ簡単な装置で
加工作業性よく製造でき、表示ラベルなどとして好適な
粘着シート及びそれを重ね合わせた積層体を提供するこ
と。 【解決手段】 基材シート1の片面に粘着層2を有し、
かつその反対面に電離放射線硬化型剥離性樹脂の硬化物
からなる剥離層3を有する粘着シート、及びこの粘着シ
ートを、粘着層と剥離層とを対面させて複数枚重ね合わ
せてなる粘着シート積層体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粘着シート及び粘着
シート積層体に関する。さらに詳しくは、本発明は宅配
貨物や商品包装体などに貼着する宅配ラベルや商品表示
ラベル、注意書きラベル、その他の表示ラベルなどとし
て好適なカールの発生が防止された粘着シート及びこの
シートを複数枚重ね合わせた粘着シート積層体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、宅配貨物や商品包装体などの表面
に、その貨物や商品の種類、取扱いなどを表示するため
に、ラベルが粘着されている。このような宅配ラベル,
製品表示ラベル,注意書きラベルなどの表示ラベルは、
これまで用紙状あるいはテープ状の剥離紙からなる台紙
に重ね合わされたものを、用紙状の台紙から剥がし、あ
るいはテープ状の台紙を一定の位置でカットしたのち剥
がして使用されていた。しかしながら、このような表示
ラベルは、これを使用したあとに剥離紙がゴミとして残
り、その使用量に応じて廃棄物が多くなって環境上好ま
しくなく、また、テープ状の台紙をカットする際に負傷
する危険があるなどの欠点を有していた。したがって、
このような欠点を改良したものとして、基材シートの片
面に基材のエッジに接する非塗布部分を残して粘着剤を
塗布して粘着層を設け、かつその反対面に剥離層を設け
てなる粘着シートを、該粘着層と剥離層とを対面させて
複数枚重ね合わせた粘着シート積層体が提案されている
(登録実用新案公報第3003840号)。このような
粘着シート積層体は、粘着シートを1枚ずつ剥がして貼
るだけの簡単な作業であるので、作業性が良く安全に使
用できる上、剥離紙などの廃棄物が発生しないなどの長
所を有している。
【0003】しかしながら、この粘着シート積層体を構
成する粘着シートは、剥離層に一般の加熱硬化型シリコ
ーン樹脂の硬化物を使用しており、粘着シートの製造工
程で該シリコーン樹脂を100〜200℃程度の高温で
硬化させるために、熱で基材シートが変形したり、水分
の放出や吸湿により基材シートが伸縮したりして、得ら
れた粘着シートがカールするのを免れない。その上、大
規模な設備を必要とし、かつ加工作業に長時間を要す
る。しかも加熱硬化型のシリコーン樹脂の多くは多量の
溶剤を使用するため、安全衛生面や環境に対して好まし
くない影響を与えるなどの問題があった。図1は、従来
の粘着シート積層体の一例の斜視図であり、端部がカー
ルした状態を示している。他方、近年、紫外線(UV)
や電子線(EB)を使用するUV・EB硬化システムが
開発され、無溶剤で、かつ低温で硬化しうることから、
低公害,省質源,省エネルギーといった特徴に加え、高
性能の塗膜が得られるために、多くの分野において幅広
く用いられている。例えば、このUV・EB硬化システ
ムの応用は、塗料,インキ,接着剤,コーティング剤,
レジスト,感光性印刷板,歯科材料用など多岐にわたっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、カールの発生が防止され、かつ簡単な装置で
加工作業性よく製造しうる、表示ラベルなどとして好適
な粘着シート及びそれを重ね合わせた積層体を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、粘着シートの
剥離層として、紫外線や電子線などの電離放射線によ
り、低温で硬化しうる剥離性樹脂の硬化物からなる層を
用いることにより、その目的を達成しうることを見出し
た。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものであ
る。すなわち、本発明は基材シートの片面の少なくとも
一部に粘着層を有し、かつその反対面の少なくとも一部
に電離放射線硬化型剥離性樹脂の硬化物からなる剥離層
を有することを特徴とする粘着シートを提供するもので
ある。また、本発明はこの粘着シートを、粘着層と剥離
層とを対面させ、粘着層全面が剥離層で覆われるように
複数枚重ね合わせてなる粘着シート積層体をも提供する
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】まず、本発明の粘着シート及び粘
着シート積層体を添付図面に従って説明する。図2及び
図3は、それぞれ本発明の粘着シート積層体の異なった
例の断面図である。図2は、積層すべき複数の粘着シー
トが、それぞれの基材シートの同じ位置に粘着層を有す
る場合の積層体の断面図であって、基材シート1の片面
に粘着層2が設けられ、かつその反対面の少なくとも粘
着層2に対応する領域(すなわち、粘着層の形成位置の
ちょうど裏側の位置)に剥離層3が設けられた構造の本
発明の粘着シート10を、粘着層2と剥離層3とを対面
させ、粘着層2全面が剥離層3で覆われるように複数枚
重ね合わせた構造を示している。一方、図3は、積層す
べき複数の粘着シートが、粘着シート毎に粘着層の形成
される位置が異なる場合の積層体の断面図であって、基
材シート1の片面の端部Aに粘着層2が設けられ、かつ
その反対面の他方の端部Bに剥離層3が設けられた構造
の本発明の粘着シート11を、粘着層2と剥離層3とを
対面させ、粘着層2全面が剥離層3で覆われるように複
数枚重ね合わせた構造を示している。なお、図2及び図
3において、20は剥離シートである。図4は、本発明
の粘着シートの前記10,11とは異なる例の断面図で
あって、基材シート1の片面に目止め層4及び粘着層2
が順次積層され、かつ反対面に目止め層5,印刷層6及
び剥離層3が順次積層された構造を示している。なお、
このような目止め層を有する粘着シート12において
も、粘着層2と剥離層3は、図2の場合のように、基材
シート1の両面の同じ端部に設けてもよく、また、図3
のように、基材シート1の両面の異なる端部に設けても
よい。本発明の粘着シートに用いられる基材シートとし
ては、特に制限はなく、従来表示ラベルなどに慣用され
ているものの中から任意のものを選択して用いることが
できる。このような基材シートとしては、例えば上質
紙,グラシン紙,コート紙などの紙類、ポリエステルシ
ート,ポリオレフィンシート,ポリスチレンシートなど
のプラスチックシートなどが挙げられる。この基材シー
トの厚さは、特に制限はなく各種の状況に応じて適宜選
定すればよいが、通常10〜300μm、好ましくは5
0〜150μmの範囲である。また、この基材シートと
して、プラスチックシートを用いる場合には、その片面
又は両面に、その上に設けられる層との接着性を向上さ
せる目的で、所望により、サンドブラストや溶剤処理な
どによる凹凸化処理あるいはコロナ放電処理,オゾン・
紫外線照射処理,火炎処理,クロム酸処理,熱風処理な
どの酸化処理などを施すことができる。
【0007】本発明においては、この基材シートの片面
に粘着層が設けられ、かつその反対面に剥離層が設けら
れるが、所望により、特に基材シートが紙や不織布で
は、基材シートと粘着層との間に、目止め層を設けても
よく、また、基材シートと剥離層との間に、目止め層又
は印刷層あるいは目止め層と印刷層とを順次設けてもよ
い。上記目止め層は、剥離剤,粘着剤,印刷インキの基
材への浸透防止の他に、隠蔽性、および粘着層との密着
性や剥離層との密着性、あるいは印刷層との密着性や印
刷適性などを向上させる目的で、また、基材シートが紙
で柔軟すぎる場合には剛性を付与する目的で設けられ
る。この目止め層としては、通常スチレン−ブタジエン
共重合体,アクリル系樹脂,ポリエステル系樹脂,ポリ
ウレタン系樹脂などを主成分とし、必要に応じ、クレ
ー,シリカ,炭酸カルシウム,酸化チタン,酸化亜鉛な
どのフィラーを添加したものなどからなる層が挙げられ
る。この目止め層の厚さは、通常0.1〜30μmの範囲
である。
【0008】本発明において、所望により設けられる印
刷層は、例えばアクリル系樹脂,ポリウレタン系樹脂,
ブチラール系樹脂,ニトロセルロース系樹脂,アセチル
セルロース系樹脂,ポリエステル系樹脂,塩化ビニル系
樹脂,塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体樹脂などのバ
インダーと、顔料や染料などの着色剤,体質顔料,溶剤
などを含有するインクを用い、一般的な印刷方法、例え
ばグラビア印刷,スクリーン印刷,オフセット印刷,フ
レキソ印刷などにより形成することができる。この印刷
層の上に直接剥離層を設けてもよいが、所望により、印
刷層の保護のために保護層を設け、その上に剥離層を設
けてもよい。この保護層としては、例えばポリエチレン
系樹脂,ポリビニルアルコール,アクリル系樹脂,でん
ぷん,アルキッド樹脂などからなる層が挙げられる。こ
の保護層の厚さは、通常0.1〜30μmの範囲である。
本発明において用いられる剥離層は、電離放射線硬化型
剥離性樹脂の硬化物からなる層である。上記電離放射線
硬化型剥離性樹脂としては、電離放射線により、低温で
硬化し、粘着層に対して剥離性を示すものであればよ
く、特に制限はない。電離放射線としては、例えば紫外
線や電子線などが挙げられ、特に紫外線が好適である。
この紫外線は、例えば高圧水銀ランプ,ヒュージョンH
ランプ,キセノンランプなどで得られ、一方電子線は、
電子線加速器などによって得られる。この電離放射線硬
化型剥離性樹脂としては、例えば紫外線で硬化するラジ
カル付加型,ラジカル重合型,白金付加型,カチオン硬
化型などを挙げることができる。これらの紫外線硬化タ
イプと、従来の加熱硬化タイプの硬化特性を第1表に示
す。
【0009】
【表1】
【0010】すなわち、紫外線硬化タイプは、いずれも
従来の加熱硬化タイプに比べて、硬化温度が低く、かつ
硬化時間が短い上、硬化設備が小さく、加工作業性が容
易である。このように、硬化温度が低いので、得られた
粘着シートの変形や吸放湿によるカールの発生が防止さ
れる。本発明においては、電離放射線硬化型剥離性樹脂
として、前記の紫外線で硬化するラジカル付加型,ラジ
カル重合型,白金付加型,カチオン硬化型のいずれのタ
イプのものも使用することができる。これらの中で、白
金付加型は、硬化に要する時間が若干長く、硬化性に劣
るが、紫外線照射量を増やすことにより、この問題を解
決することができる。
【0011】また、カチオン硬化型は、表には示されて
いないが、塩基性物質による硬化阻害を受けやすい。し
たがって、剥離層にカチオン硬化型のものを用いる場
合、この剥離層と接する層に塩基性物質が含まれている
ときには、該層と剥離層との間にバリア層を設ければよ
い。例えば、基材又は印刷に使用するインキに硬化阻害
を起こす塩基性物質が含まれている場合、塩基性物質な
どによる硬化阻害の影響を及ぼさないように、基材又は
印刷層と剥離層との間にバリア層を設ければよい。もち
ろん、このバリア層は前記印刷層の保護のための保護層
を兼ねてもよい。
【0012】バリア層としては、塩基性物質を含まず造
膜性があるものであればよく、この条件を満たせば所謂
透明ニスや前述の保護に用いられる樹脂から適宜選定す
ることができる。また、粘着層が通常の架橋型粘着剤
(有機系架橋剤で架橋されるタイプ)からなる場合、剥
離が困難となる。しかし、粘着層として、非架橋型粘着
剤又は金属系架橋剤により架橋されたものを用いること
により、この問題はなくなる。本発明においては、前記
4タイプの電離放射線硬化型剥離性樹脂として、剥離性
が要求されることから、通常紫外線感応性シリコーン樹
脂が用いられるが、特に紫外線感応性白金付加型シリコ
ーン樹脂及び紫外線感応性カチオン硬化型シリコーン樹
脂が、前記したように大規模な設備を設けることなく実
用面で有利である。
【0013】ここで、紫外線感応性ラジカル付加型シリ
コーン樹脂としては、例えばアルケニル基を含有するシ
ロキサンとメルカプト基を含むシロキサン及び光触媒の
混合物が挙げられる。この光触媒としては、特に制限は
なく、例えばアセトフェノン,プロピオフェノン,ベン
ゾフェノン,キサントーン,ベンズアルデヒド,アント
ラキノン,フルオレノンなどが挙げられる。紫外線感応
性ラジカル重合型シリコーン樹脂としては、例えばアク
リロイル基が導入されたシリコーン系オリゴマー及び/
又はモノマーと必要に応じて用いられるアクリル系オリ
ゴマー及び/又はモノマーと光重合開始剤との混合物な
どが挙げられる。光重合開始剤としては、特に制限はな
く、従来紫外線の照射によりラジカルを発生する化合物
として公知のもの、例えば有機過酸化物,カルボニル化
合物,有機硫黄化合物,アゾ化合物などの中から適宜選
択して用いることができる。
【0014】紫外線感応性白金付加型シリコーン樹脂と
しては、例えば多官能ビニル基が導入されたメチルビニ
ルポリシロキサン,メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン及び白金系触媒との混合物などが挙げられる。この際
用いる白金系触媒としては、光活性を示すものであるな
らば、特に限定されず、例えば白金ビス(2,4−ペン
タジオネート)、ジフェニル白金(1,5−シクロオク
タジエン)、ジフェニル白金(2,4−ヘキサジエン)
などの光活性触媒や、これとエチルアゾカルボキシレー
トに代表される光崩壊制御剤との組み合わせなどが挙げ
られる。さらに、紫外線感応性カチオン硬化型シリコー
ン樹脂としては、例えばビニルエーテル基又はエポキシ
基が導入されたシリコーン系オリゴマー及び/又はモノ
マーと光カチオン重合触媒との混合物などが挙げられ
る。光カチオン重合触媒としては、特に制限はなく、従
来光カチオン重合触媒として公知の化合物、例えばトリ
アリールスルホニウム塩,トリアリールヨードニウム
塩,ビス(ドデシルフェニル)ヘキサフルオロアンチモ
ネートなどが挙げられる。本発明における剥離層は、例
えばこのような紫外線感応性シリコーン樹脂からなる層
を、基材シート上,目止め層上,印刷層上,保護層上又
はバリア層上に設け、波長領域が好ましくは200〜4
00nm、カチオン硬化型シリコーン樹脂ではより好ま
しくは200〜300nmの範囲にある紫外線を、また
白金付加型シリコーン樹脂ではより好ましくは300〜
400nmの範囲にある紫外線を、0〜80℃程度の温
度で照射して、硬化させることにより、形成することが
できる。この剥離層には、必要に応じて、酸化防止剤,
熱安定剤などを含有させてもよい。剥離層の厚さは、状
況に応じて適宜定めればよく、一義的に決定できない
が、通常は0.1〜10.0μm、好ましくは0.5〜4.0μ
mの範囲である。この剥離層は、基材シートの全面に設
ける必要はなく、前記図2及び図3で説明したように、
基材シートの粘着層と反対面の少なくとも一部分、通常
は当該粘着シートに積層される他の粘着シートの粘着層
に対応する領域に設ければよい。剥離層を部分的に設け
ることにより、剥離層が存在しない部分には、捺印や筆
記が可能となる。また、基材シートと剥離層との間に所
望により設けられる目止め層,印刷層,保護層あるいは
バリア層は、上記剥離層に対応する領域又はそれより広
い範囲に設けるのが有利である。
【0015】一方、この剥離層の反対側の基材シート
上、又は所望により設けられる目止め層上に形成される
粘着層は、粘着剤からなる層である。この粘着剤として
は特に制限はなく、従来公知のもの、例えばアクリル系
粘着剤,ゴム系粘着剤,シリコーン系粘着剤などが挙げ
られるが、これらの中で非架橋型のもの、金属系架橋剤
で架橋されたもの及び有機系架橋剤で架橋されたもの
が、粘着層と剥離層との剥離性、粘着層と被着体との接
着性などの面から好適である。そして、これらの粘着剤
は、対応する剥離層の種類に応じて適宜選択するのが好
ましい。例えば、剥離層に紫外線感応性ラジカル重合型
又は白金付加型シリコーン樹脂を用いた場合には、非架
橋型粘着剤,金属系架橋剤で架橋された粘着剤及び有機
系架橋剤で架橋された粘着剤のいずれも使用することが
できる。一方、剥離層に紫外線感応性カチオン硬化型シ
リコーン樹脂を用いた場合には、粘着層に有機系架橋剤
で架橋された粘着剤を用いると、前記したように剥離が
困難となるおそれあるので、非架橋型又は金属系架橋剤
で架橋された粘着剤を用いるのが好ましい。ここで、金
属系架橋剤としては、従来公知のもの、例えばチタニウ
ム,アルミニウム,ジルコニウムのキレート化合物など
が挙げられ、一方、有機系架橋剤としては、従来公知の
もの、例えばポリイソシアネート化合物,エポキシ化合
物,メラミン化合物などが挙げられる。もちろん、これ
らに限定されるものではない。
【0016】前記アクリル系粘着剤としては、主成分と
して、例えばアクリル酸エステル単独重合体、アクリル
酸エステル単位二種以上を含む共重合体及びアクリル酸
エステルと他の官能性単量体との共重合体の中から選ば
れた少なくとも一種を含有するものが用いられる。該ア
クリル酸エステルとしては、例えば(メタ)アクリル酸
メチルエステル,(メタ)アクリル酸エチルエステル,
(メタ)アクリル酸ブチルエステル,(メタ)アクリル
酸ペンチルエステル,(メタ)アクリル酸ヘキシルエス
テル,(メタ)アクリル酸ヘプチルエステル,(メタ)
アクリル酸オクチルエステル,(メタ)アクリル酸2エ
チルヘキシルエステル,(メタ)アクリル酸ノニルエス
テル,(メタ)アクリル酸デシルエステルなどが挙げら
れる。また、官能性単量体としては、例えば(メタ)ア
クリル酸,イタコン酸,無水マレイン酸などのカルボキ
シル基含有単量体、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチ
ルエステル,(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピルエ
ステルなどのヒドロキシル基含有単量体、(メタ)アク
リルアミド,ジメチル(メタ)アクリルアミドなどのア
ミド基含有単量体などが挙げられる。
【0017】このアクリル系粘着剤は、一般に溶剤型と
エマルジョン型に大別され、溶剤型は、通常前記アクリ
ル系ポリマー、溶剤及び所望に応じて用いられる架橋剤
や粘着付与剤などから構成されている。この場合、架橋
剤としては、前記の金属系架橋剤や有機系架橋剤を用い
ることができる。一方、エマルジョン型は、通常前記ア
クリル系ポリマー,乳化剤,水性溶媒,所望に応じて用
いられる粘着付与剤などから構成されている。前記ゴム
系粘着剤としては、主成分として、例えば天然ゴム,ポ
リイソプレンゴム,ポリイソブチレン,ポリブタジエン
ゴム,スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
体,スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体
などの中から選ばれた少なくとも一種を含有するものが
用いられる。このゴム系粘着剤には、所望に応じ、粘着
付与剤,可塑剤,充填剤などを配合することができる。
また、形態としては、通常溶剤型や前記ゴムのラテック
スを用いたエマルジョン型のものが、好ましく用いられ
る。
【0018】さらに、シリコーン系粘着剤としては、例
えば主成分として、ポリジメチルシロキサンやポリジフ
ェニルシロキサンを含有し、さらに所望に応じて粘着付
与剤,可塑剤,充填剤などを含有する溶剤型のものが好
ましく用いられる。これらの粘着剤に、所望に応じて配
合される粘着付与剤としては、例えばロジン系樹脂,ポ
リテルペン系樹脂などの天然樹脂、脂肪族系石油樹脂
(C5 系など),芳香族系石油樹脂(C9 系など),脂
環族系石油樹脂(DCPD系など),クマロン樹脂,ア
ルキルフェノール樹脂,キシレン樹脂などの合成樹脂等
が挙げられる。
【0019】前記粘着剤からなる粘着層には、所望によ
り、酸化防止剤(老化防止剤),熱安定剤,光安定剤な
どを含有させてもよい。この粘着層の厚さについても、
適宜定めればよいが、通常は5〜50μm、好ましくは
10〜30μmの範囲である。この粘着層は、基材シー
ト全面に設ける必要はなく、通常は一ケ所の端部近傍を
残して設けるのがよい。これは、粘着シート積層体を作
成し、粘着シートを1枚ずつ剥がす際に剥がれやすくす
るためである。本発明においては、この粘着層の粘着力
は、特に限定されないが、500gf/25mm以上が
好ましい。この粘着力が500gf/25mm未満では
被着体に貼着した際、浮き剥がれが発生したり、剥がれ
落ちたりして、表示ラベルとしての機能が発揮されない
おそれがある。この点から、特に好ましい粘着力は10
00gf/25mm以上である。本発明の粘着シート
は、被着体の種類に応じて、被着体から剥離可能なもの
であってもよく、また被着体に永久接着するものであっ
てもよい。したがって、粘着力の上限については特に制
限はない。なお、上記粘着力は、JIS Z 0237
−1980に準拠して求めた冷間圧延ステンレス鋼板に
対する値である。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。 実施例1 両面に厚さ15μmのクレーコートを施した坪量90g
/m2 の上質紙からなる基材シートの片面に、紫外線感
応性カチオン硬化型シリコーン系剥離剤〔東芝シリコー
ン(株)製、商品名:TPR6500〕をマイヤバーを
用いて塗布した後、高圧水銀の紫外線照射器(120
W)2灯を用いて、塗布面に10m/分の速度で室温に
て紫外線を照射し、硬化させて厚さ2.0μmの剥離層を
形成した。次に、この剥離層の反対側の基材シート表面
に、アクリル溶剤系強粘着剤〔東洋インキ製造(株)
製、商品名:BPS4429−4〕を、架橋剤を使用せ
ずにコンマコーターにて塗工し、乾燥させて厚さ20μ
mの粘着層を形成し、粘着シートを作成した。次いで、
この粘着シートを任意のサイズの平判にカットし、粘着
層と剥離層とを対面させて100枚を積層した後、各粘
着シートにおける接着剤の塗布面積が80%になるよう
に断裁して粘着シート積層体を作成した。この積層体に
ついて、積層後のカールの有無及び積層体作成14日後
の貼付作業性を調べた。また、積層前の粘着シートの粘
着力をJIS Z 0237−1980に準拠して測定
し、さらに被着体(ステンレス鋼板(SUS306))
に貼着した際の浮き剥がれ発生の有無を調べた。これら
の結果を第2表に示す。
【0021】実施例2 実施例1において、粘着剤として、アクリル溶剤系強粘
着剤「BPS4429−4」に対し、その固形分100
重量部当たり、金属系架橋剤〔東洋インキ製造(株)
製、商品名:BXX4805〕0.5重量部を配合したも
のを用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを
作成し、さらに粘着シート積層体を作成した。それらの
評価結果を第2表に示す。
【0022】実施例3 両面に厚さ15μmのクレーコートを施した坪量90g
/m2 の上質紙からなる基材シートの片面に、紫外線感
応性白金付加型シリコーン系剥離剤〔信越化学工業
(株)製、商品名:X−62−5413〕に対し、その
固形物100重量部当たり、白金触媒として同社製「C
at−PL−5000」5重量部を配合したものをマイ
ヤバーを用いて塗布した後、80℃で8秒間熱処理し、
次いで高圧水銀の紫外線照射器(160W)2灯を用い
て、塗布面に10m/分の速度で室温にて紫外線を照射
し、硬化させて厚さ2.0μmの剥離層を形成した。次
に、この剥離層の反対側の基材シート表面に、アクリル
溶剤系強粘着剤〔東洋インキ製造(株)製、商品名:B
PS4429−4〕を、架橋剤を使用せずにコンマコー
ターにて塗工し、乾燥させて厚さ25μmの粘着層を形
成し、粘着シートを作成した。次いで、この粘着シート
を任意のサイズの平判にカットし、粘着層と剥離層とを
対面させて100枚を積層した後、各粘着シートにおけ
る接着剤の塗布面積が80%になるように断裁して粘着
シート積層体を作成した。この粘着シート積層体及び粘
着シートについて、実施例1と同様にして評価した。そ
の結果を第2表に示す。
【0023】実施例4 実施例3において、粘着剤として、アクリル溶剤系強粘
着剤「BPS4429−4」に対し、その固形分100
重量部当たり、金属系架橋剤〔東洋インキ製造(株)
製、商品名:BXX4805〕0.5重量部を配合したも
のを用いた以外は、実施例3と同様にして粘着シートを
作成し、さらに粘着シート積層体を作成した。それらの
評価結果を第2表に示す。
【0024】実施例5 実施例3において、粘着剤として、アクリル溶剤系強粘
着剤「BPS4429−4」に対し、その固形分100
重量部当たり、イソシアネート系架橋剤〔東洋インキ製
造(株)製、商品名:BHS8515〕0.5重量部を配
合したものを用いた以外は、実施例3と同様にして粘着
シートを作成し、さらに粘着シート積層体を作成した。
それらの評価結果を第2表に示す。
【0025】比較例1 実施例1で用いた基材シートの片面に、加熱硬化型シリ
コーン樹脂〔東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製「SRX357」に、その固形分100重量部当た
り、触媒として同社製「SRX212」0.6重量部を配
合したもの〕をマイヤバーを用いて塗布したのち、13
0℃で1分間熱風乾燥処理してシリコーン樹脂を硬化さ
せ、厚さ2.0μmの剥離層を形成した。以下、実施例1
と同様にして粘着シート、さらには粘着シート積層体を
作成した。これらの評価結果を第2表に示す。
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】注1)粘着力はJIS Z 0237−1
980に準拠し、冷間圧延ステンレス鋼板に対する値を
測定した。第2表から分かるように、実施例1〜5にお
いては、積層後のカールもなく、充分な粘着力を有して
いる。これに対し、比較例1は、剥離剤として加熱硬化
型のシリコーン樹脂を用いているため、硬化時の温度が
高く(130℃)、積層後のカールが認められ、貼付作
業性が悪い。
【0029】
【発明の効果】本発明の粘着シートは、簡単な装置で、
加工作業性よく製造することができ、しかも従来品のよ
うにカールの発生がほとんど認められない。この粘着シ
ートを複数枚重ね合わせた積層体は、端部がカールする
ことがないので、1枚ずつ剥がして、宅配貨物や商品包
装体などに、宅配ラベルや商品表示ラベル,注意書きラ
ベルなどの表示ラベルとして、作業性よく貼着すること
ができる。また、宅配配送用ラベルとして、剥離層が設
けられていない部分に捺印や筆記後、その部分を切り取
り、受領証として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の粘着シート積層体の一例を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の粘着シート積層体の一例を示す断面図
である。
【図3】本発明の粘着シート積層体の他の例を示す断面
図である。
【図4】本発明の粘着シートの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 :基材シート 2 :粘着層 3 :剥離層 4 :目止め層 5 :目止め層 6 :印刷層 10 :粘着シート 11 :粘着シート 12 :粘着シート 20 :剥離シート A :端部 B :端部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートの片面の少なくとも一部に粘
    着層を有し、かつその反対面の少なくとも一部に電離放
    射線硬化型剥離性樹脂の硬化物からなる剥離層を有する
    ことを特徴とする粘着シート。
  2. 【請求項2】 電離放射線硬化型剥離性樹脂が、紫外線
    感応性シリコーン樹脂である請求項1記載の粘着シー
    ト。
  3. 【請求項3】 紫外線感応性シリコーン樹脂が、紫外線
    感応性カチオン硬化型シリコーン樹脂である請求項2記
    載の粘着シート。
  4. 【請求項4】 紫外線感応性シリコーン樹脂が、紫外線
    感応性白金付加型シリコーン樹脂である請求項2記載の
    粘着シート。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の粘着シ
    ートを、粘着層と剥離層とを対面させ、粘着層全面が剥
    離層で覆われるように複数枚重ね合わせてなる粘着シー
    ト積層体。
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