JP2001226645A - 紫外線硬化型感圧接着剤およびそれを用いた感圧接着性プリント用シート - Google Patents

紫外線硬化型感圧接着剤およびそれを用いた感圧接着性プリント用シート

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JP2001226645A
JP2001226645A JP2000041955A JP2000041955A JP2001226645A JP 2001226645 A JP2001226645 A JP 2001226645A JP 2000041955 A JP2000041955 A JP 2000041955A JP 2000041955 A JP2000041955 A JP 2000041955A JP 2001226645 A JP2001226645 A JP 2001226645A
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Akifumi Tanaka
章文 田中
Rie Yoshikawa
理恵 吉川
Mitsuru Kawazome
満 河染
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラビアオフセット方式により基体シートの
重ね合わせ面の所定の箇所にエッジ部分の盛り上がりの
問題なく均一に塗工できる上、重ね合わせ面同士を対接
させた状態で強圧をかけて密着させて剥離可能に接着で
きる紫外線硬化型感圧接着剤の提供。および、そのよう
な紫外線硬化型感圧接着剤を用いた感圧接着性プリント
用シートの提供。 【解決手段】 接着性がないか十分小さいアクリル系光
重合性オリゴマーと、アクリル系光重合性モノマーと、
光重合開始剤とを含み、特に、アクリル系光重合性モノ
マーとともにアクリル系光重合性オリゴマーとして接着
性がないか十分小さいオリゴマーを用い、粘度を300
〜600mPa・sに調整した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線硬化型感圧
接着剤およびそれを用いた感圧接着性プリント用シート
に関し、さらに詳しくは、折り重ねや切り重ねにより重
ね合わせた面を情報担持面としてなる折り畳みシート、
重ね合わせシートのような親展性を有する情報伝達用シ
ートや、寸法拡大可能な整理シート、複写用紙などの事
務用シートなどの感圧接着性プリント用シート、および
これに使用する紫外線硬化型感圧接着剤に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、重ね合わせ面に情報を担持するプ
リント用シートにおいては、その重ね合わせ面同士が接
着するように、通常、重ね合わせた際に対接するような
パターンで、重ね合わせ面の全面や特定部分、あるいは
線状に感圧接着剤の硬化層が設けられている。この感圧
接着剤は自接着性感圧接着剤とも言われ、その硬化層同
士を対接させた状態で強圧をかけることにより、互いの
高分子が自己拡散により密着するタイプものであって、
組成物の種類や加圧の程度により、永久接着性や再剥離
接着性を具現するものである。
【0003】従来、この種のプリント用シートで使用さ
れる感圧接着剤の主成分は、一般にアクリル系エマルジ
ョン、天然ゴムラテックス、合成ゴムラテックスといっ
た水性エマルジョンやゴムラテックスなど、水性媒体を
含むものである。このような水性媒体を含む感圧接着剤
は、紙面などの基材の表面に塗布され、その硬化層形成
のために乾燥せられる際、特別な乾燥機を必要とした
り、作業時間が長くなるのを免れない上、紙などの基材
の変形をもたらしたり、担持された情報が損なわれるな
どの欠点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の感圧性接着剤の
問題を解決するために本発明者等は水性媒体を使用しな
いソルベントレス系紫外線硬化型感圧接着剤を提案した
(特開平10−263466号公報、特開平10−26
5742号公報など)。しかし、この紫外線硬化型感圧
接着剤を塗工液として、例えばグラビアオフセット方式
で基体シートに塗工する場合、塗工液の粘度が低いた
め、特に基体シートに部分塗工するような場合におい
て、エッジ部分が盛り上がり、均一に塗工できず、所定
の性能が得られないという問題があった。そのためアク
リル系光重合性モノマーとともにアクリル系光重合性オ
リゴマーを併用して粘度を調整した紫外線硬化型感圧接
着剤を塗工液として用いると、エッジ部分の盛り上がり
の問題は改善されるものの重ね合わせ面同士を対接させ
た状態で強圧をかけて密着させると接着強度が高過ぎて
互いの硬化層の界面では剥離せずに基材シートに破れが
生じる問題があった。
【0005】本発明の第1の目的は、グラビアコータ
ー、フレキソ、エアナイフコーター、バーコーターなど
の塗布手段により、例えば、グラビアオフセット方式に
より基体シートの重ね合わせ面の所定の箇所にエッジ部
分の盛り上がりの問題なく均一に塗工できる上、重ね合
わせ面同士を対接させた状態で強圧をかけて密着させて
接着した後、必要に応じて剥離する際には容易に剥離で
きる紫外線硬化型感圧接着剤を提供することであり、本
発明の第2の目的は、そのような紫外線硬化型感圧接着
剤を用いた感圧接着性プリント用シートを提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アクリル系光重合性
モノマーとともに接着性がないか十分小さいアクリル系
光重合性オリゴマーを粘度調整剤として用いて特定の粘
度に調整した紫外線硬化型感圧接着剤を用いることによ
り課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0007】すなわち、本発明の請求項1記載の紫外線
硬化型感圧接着剤は、シートの重ね合わせ面に塗布さ
れ、紫外線照射により通常状態では接着しない硬化層を
形成し、前記重ね合わせ面同士を対接させ所定の圧力を
付与することにより、その重ね合わせ面同士を剥離可能
に接着させる紫外線硬化型感圧接着剤であって、アクリ
ル系光重合性オリゴマーと、アクリル系光重合性モノマ
ーと、光重合開始剤とを含有してなり、前記アクリル系
光重合性オリゴマーとして接着性がないか十分小さいオ
リゴマーを用い、粘度を300〜600mPa・sに調
整したことを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項2記載の感圧接着性
プリント用シートは、基体シートの重ね合わせ面の所定
部に請求項1記載の紫外線硬化型感圧接着剤の硬化層を
有してなることを特徴とする。
【0009】したがって、本発明の請求項1記載の紫外
線硬化型感圧接着剤によれば、アクリル系光重合性モノ
マーとともに接着性がないか十分小さいアクリル系光重
合性オリゴマーを粘度調整剤として用い、特定の粘度に
調整したので、グラビアオフセット方式などで基体シー
トの重ね合わせ面の所定の箇所にエッジ部分の盛り上が
りの問題なく均一に塗工できる。また、請求項1記載の
紫外線硬化型感圧接着剤は、高圧水銀ランプやメタルハ
ライドランプなどの適当な紫外線源により紫外線を適当
な条件下で照射すると、アクリル系光重合性モノマー自
体が重合して硬化するとともにアクリル系光重合性オリ
ゴマーとアクリル系光重合性モノマーが共重合すること
により接着剤全体の適当な硬化が行われ、特に、アクリ
ル系光重合性モノマーとともにアクリル系光重合性オリ
ゴマーとして接着性がないか十分小さいオリゴマーを用
いたので、重ね合わせ面同士を対接させた状態で強圧を
かけて密着させて接着した後、必要に応じて剥離する際
は容易に剥離できる。
【0010】また、請求項2記載の感圧接着性プリント
用シートでは、重ね合わせ面同士を対接させた状態で強
圧をかけ密着させて接着すると十分な接着力が得られる
と共に、必要に応じて剥離する際は容易に剥離できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いるアクリル系光重合性モノマーとしては、
具体的には、例えばアクリル酸やメタクリル酸などの不
飽和カルボン酸又はそのエステル、例えばアルキル‐、
シクロアルキル‐、ハロゲン化アルキル‐、アルコキシ
アルキル‐、ヒドロキシアルキル‐、アミノアルキル
‐、テトラヒドロフルフリル‐、アリル‐、グリシジル
‐、ベンジル‐、フェノキシ‐アクリレート及びメタク
リレート、
【0012】低級アルキレングリコール、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド又はその誘導体、例えばアルキル
基やヒドロキシアルキル基でモノ置換又はジ置換された
アクリルアミド及びメタクリルアミド、ジアセトンアク
リルアミド及びメタクリルアミド、N,N′‐アルキレ
ンビスアクリルアミド及びメタクリルアミドなどを挙げ
ることができる。これらは単独で用いてもよいし、また
2種以上を組み合わせて用いてもよく、また1官能アク
リル系光重合性モノマー、2官能アクリル系光重合性モ
ノマー、3官能アクリル系光重合性モノマー、あるいは
多官能アクリル系光重合性モノマーの混合物であっても
よい。
【0013】本発明で用いる接着性がないか十分小さい
アクリル系光重合性オリゴマーとしては、末端にアクリ
ロイル基、メタクリロイル基をもつオリゴマーであり、
このようなオリゴマーとしては、エポキシ系アクリレー
ト、ポリエステル系アクリレート、ポリビニルアルコー
ル系オリゴマー、ポリアクリル酸系オリゴマー、ウレタ
ンアクリレート系オリゴマー、シリコーンアクリル系オ
リゴマーなどであり、具体的には、例えば、エポキシ樹
脂のアクリル酸エステル例えばビスフェノールAのジグ
リシジルエーテルジアクリレート、エポキシ樹脂とアク
リル酸とメチルテトラヒドロフタル酸無水物との反応生
成物、エポキシ樹脂と2‐ヒドロキシエチルアクリレー
トとの反応生成物などのエポキシ系アクリレート、
【0014】グリシジルジアクリレートと無水フタル酸
との開環共重合エステル、メタクリル酸二量体とポリオ
ールとのエステル、アクリル酸と無水フタル酸とプロピ
レンオキシドから得られるポリエステル、ポリエチレン
グリコールと無水マレイン酸とグリシジルメタクリレー
トとの反応生成物などのようなポリエステル系オリゴマ
ー、
【0015】ポリビニルアルコールとN‐メチロールア
クリルアミドとの反応生成物、ポリビニルアルコールを
無水コハク酸でエステル化したのち、グリシジルメタク
リレートを付加させたものなどのようなポリビニルアル
コール系オリゴマー、メチルビニルエーテル−無水マレ
イン酸共重合体と2‐ヒドロキシエチルアクリレートと
の反応生成物又はこれにさらにグリシジルメタクリレー
トを反応させたものなどのポリアクリル酸系オリゴマ
ー、
【0016】ウレタン結合を介してポリオキシアルキレ
ンセグメント又は飽和ポリエステルセグメントあるいは
その両方が連結し、両末端にアクリロイル基又はメタク
ロイル基を有するウレタンアクリレート系オリゴマーな
どを挙げることができる。これらは単独で用いてもよい
し、また2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、
さらにアクリル系光重合性オリゴマー以外のオリゴマー
と組み合わせて用いることもできる。
【0017】これらの中でも本発明においてウレタンア
クリレート系オリゴマー(例えば、日本クローダ社製、
クロダマーUVU−310、脂肪族ウレタンジアクリレ
ート、粘度30,000mPa(25℃))、エポキシ
アクリレート系オリゴマー(例えば、日本クローダ社
製、クロダマーUVE−150、エポキシアクリレート
粘度40,000mPa(25℃))は好ましく使用で
きる。
【0018】一方、強接着性を有するアクリル系光重合
性オリゴマーとしては、例えばメタクリル変性ポリブタ
ジエン系オリゴマー(日本曹達(株)社製、TEA10
00)や、ウレンタンアクリレート系オリゴマー(日本
合成化学工業(株)社製、UV300B)等を挙げるこ
とができる。
【0019】本発明で用いるこれらのアクリル系光重合
性オリゴマーは、重量平均分子量2000〜30000
の範囲のものが適当である。これよりも分子量が小さい
ものを用いると粘度調整が困難となる恐れがあり、反
面、これよりも分子量の大きいものを用いると、取り扱
いが困難となる恐れがある。
【0020】前記アクリル系光重合性モノマー、アクリ
ル系光重合性オリゴマーとともに用いられる光重合開始
剤としては、公知の光重合開始剤の中から任意のものを
選択して用いることができる。
【0021】このような光重合開始剤としては、具体的
には、例えばベンゾインやベンゾインエチルエーテル、
ベンゾイン‐n‐プロピルエーテル、ベンゾイン‐イソ
プロピルエーテル、ベンゾインイソブチル‐エーテルな
どのベンゾインアルキルエーテル類、2,2‐ジメトキ
シ‐2‐フェニルアセトフェノン、ベンゾフェノン、ベ
ンジル、ジアセチル、ジフェニルスルフィド、エオシ
ン、チオニン、9,10‐アントラキノン、2‐エチル
‐9,10‐アントラキノンなどを挙げることができ
る。これらの光重合開始剤は、それぞれ単独で用いても
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0022】これらの光重合開始剤の配合量は、アクリ
ル系光重合性オリゴマーとアクリル系光重合性モノマー
の合計100質量部に対し、約0.1質量部〜15質量
部、好ましくは約1質量部〜11質量部、さらに好まし
くは約8質量部〜10質量部の範囲で選ばれる。
【0023】本発明の紫外線硬化型感圧接着剤には、前
記アクリル系光重合性モノマー、アクリル系光重合性オ
リゴマー、光重合開始剤に加えてさらに、光重合促進
剤、所望に応じて一般の感光性樹脂組成物において慣用
されている添加成分、例えば粘着付与剤、粘度調整剤、
老化防止剤、安定剤、着色剤、微粒子充填剤などを含有
させることができる。
【0024】本発明の感圧接着性プリント用シートは、
例えば次のようにして製造することができる。すなわ
ち、所定の基材シートを、二つ折り、三つ折り、切り重
ね、あるいは別体同士の重ね合わせなどにより対向する
部分に、グラビアコーター、フレキソ、エアナイフコー
ター、バーコーターなどの塗布手段により、本発明の紫
外線硬化型感圧接着剤を塗布することにより接着剤層を
形成させる。この際の塗布は、基材シート表面の全面に
わたって行ってもよいし、一部分の表面のみに行っても
よい。この基材シート表面には、あらかじめ所要の情報
を印刷しておいてもよいし、接着剤層を塗布したのち、
情報を印刷してもよい。この際、印刷に紫外線硬化型イ
ンキを用いて、一般的に使用されている印刷機により情
報を印刷する場合には、この印刷工程と本発明の紫外線
硬化型感圧接着剤の塗布、定着と同時に行うことができ
るので有利である。
【0025】本発明で用いる基材シートとしては、例え
ば、非塗被紙である上質紙、中質紙、ザラ紙、コットン
紙;塗被紙であるアート紙、コート紙、軽量コート紙な
ど、その他、プラスチックラミネート紙、布、プラスチ
ックラミネート布、プラスチックフィルム、金属箔など
を挙げることができる。基材の坪量は通常50〜160
g/m2程度である。なお、本発明において、基材シー
トとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリ塩化ビニルなどの合成プラスチ
ックフィルムを用いる場合には、これらの基材の表面を
マット処理、コロナ処理などの表面処理を施すのが好ま
しい。
【0026】また、基材シートの表面への本発明の紫外
線硬化型感圧接着剤の塗布量は、接着層の接着性、剥離
性、あるいは透明性の維持のため、1〜30g/m2
好ましくは3〜20g/m2 、さらに好ましくは5〜1
5g/m2 の範囲内になるように選ばれる。
【0027】このようにして製造された感圧接着性プリ
ント用シートは、紫外線を照射して接着剤層を適度に硬
化させた後、重ね合わせ面同士を対接し、例えば加圧ロ
ーラによって所定の圧力下で接着させる。
【0028】なお、本発明の感圧接着性プリント用シー
トにおいては、紫外線硬化型感圧接着剤の硬化層への情
報がアクリル系紫外線硬化型インキもしくはアクリル系
樹脂トナーにより印刷されているのが好適である。
【0029】先ず、アクリル系紫外線硬化型インキと
は、通常、アクリル系光重合性オリゴマー、アクリル系
光重合性モノマー、光重合開始剤からなるビヒクルに着
色料、例えば黒色顔料やカーボンブラックおよび分散
剤、安定剤、つや消し剤、防カビ剤、粘度調整剤などを
配合して調整される。この際のアクリル系光重合性オリ
ゴマー、アクリル系光重合性モノマーおよび光重合開始
剤としては、前記の紫外線硬化型感圧接着剤におけるア
クリル系光重合性オリゴマー、アクリル系光重合性モノ
マーおよび光重合開始剤の例として挙げたものの中から
それぞれ選んで用いることができる。また、このインキ
を用いた場合、通常の印刷機にて紫外線硬化型感圧接着
剤の塗布・定着工程と印刷・乾燥工程を同時に行い得
る。
【0030】また、レーザプリンタやデジタルプレスな
どを用い、トナーをもって紫外線硬化型感圧接着剤の硬
化層に情報を印字する場合、アクリル系樹脂トナーが最
も好適である。現在、一般的に使用されているトナーに
は、現在の主流であるアクリル系樹脂の他、エポキシ系
樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
プロピレン系樹脂を主成分とするのものがあり、これら
のトナーは何れも本発明の紫外線硬化型感圧接着剤の硬
化層に密着するが、前記のアクリル系紫外線硬化型イン
キと同様、トナーを硬化層と類似のアクリル系樹脂とす
ることにより、トナーと硬化層との定着性が高まり、極
めて良好に情報が施せる。
【0031】本発明においては、紫外線硬化型感圧接着
剤と紫外線硬化型インキとを、できるだけ類似した組成
のものとするのが有利である。このようにすれば、イン
キの定着性が向上し、文字や図柄のかすれや剥離を生じ
ない。
【0032】次に、本発明の感圧接着性プリント用シー
トの構成例について添付図面に従って詳細に説明する
が、本発明はこれらの構成例によって限定されるもので
はない。図1は二つ折り感圧接着性プリント用シートの
平面図、図2は図1のX−X線断面図、図3は図1の感
圧接着性プリント用シートの重ね合わせ状態説明図であ
る。図1ないし図3に示す構成例は「隠蔽はがき」とし
て構成された、重ね合わせ面3全面に紫外線硬化型感圧
接着剤の硬化層4が施されてなる二つ折り感圧接着性プ
リント用シート1である。これは、基材シート2が折り
用ミシン線Mfによって上紙片Aと下紙片Cに区画さ
れ、図3に示す如く、二つ折りに折り畳まれた状態で隠
蔽情報を担持するものである。そして、図1及び図3に
示すように、基材シート2の表裏面に郵便番号記入欄、
購入品情報記入欄や社名などの一般印刷5が施されてい
ると共に、折り畳まれた際の重ね合わせ面3全面、すな
わち、上紙片Aと下紙片Cの片側面全面に紫外線硬化型
感圧接着剤の硬化層4が施されている。なお、上紙片A
の角部には切込みKを設け、上紙片Aと下紙片Bとの間
に一部段差を生じさせ、接着後の重ね合わせ面の剥離を
容易としている。
【0033】
【実施例】次に実施例および比較例により本発明をさら
に詳細に説明するが、本発明の主旨を逸脱しない限り本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。 (実施例1)3官能アクリレート(東亜合成社製、アロ
ニクスM310、トリメチロールプロパンPO変性(n
≒1)トリアクリレート、粘度60〜110cps/2
5℃、Tg120℃)あるいは(東亜合成社製、アロニ
クスM320、トリメチロールプロパンPO変性(n≒
2)トリアクリレート、粘度70〜170cps/25
℃、Tg50℃)30質量部、2官能アクリレート(東
亜合成社製、アロニクスM225、ポリプロピレングリ
コールジアクリレート(n≒7)、粘度30〜50cp
s/25℃、Tg−8℃)あるいは(東亜合成社製、ア
ロニクスM240、ポリプロピレングリコールジアクリ
レート(n≒4)、粘度13〜24cps/25℃、T
g50℃)15質量部、1官能アクリレート(東亜合成
社製、アロニクスM113、ノニルフェノールEO変性
(n≒4)アクリレート、粘度80〜110cps/2
5℃、Tg−20℃)あるいは(東亜合成社製、アロニ
クスM102、フェノールEO変性(n≒4)アクリレ
ート、粘度20〜40cps/25℃、Tg−18℃)
15質量部、接着性がないか十分小さいアクリル系光重
合性オリゴマー(A)としてウレタン系アクリレート
[日本クローダ社製、クロダマーUVU310、粘度3
0,000mPa(25℃)]を40質量部用い、光重
合開始剤として、2−メチル−1[4−(メチルチオ)
フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン(チ
バスペッシャリティケミカルズ(株)社製、イルガキュ
ア907)を10質量部を含有する紫外線硬化型感圧接
着剤を調製した。
【0034】このようにして得た紫外線硬化型感圧接着
剤を連量110kgのコート紙にグラビアオフセット方
式により10g/m2 の割合で塗布し(塗工性を下記の
基準で評価した結果、○であった)、接着剤層を形成し
た。次いで、この接着剤層側に12kw×2灯のUV照
射装置を用いて約70m/分で3回通して露光処理し接
着剤層を硬化させた。この感圧接着性プリント用シート
の製造直後の90°剥離(T型剥離)接着力を下記の方
法により評価した。
【0035】90°剥離(T型剥離)接着力の測定方
法;得られた感圧接着性プリント用シートを、幅25m
m、長さ100mmに裁断して試料を作成し、この試料
2枚を25mmの長さで重ね合わせ9.8Paの荷重を
加えて圧着した。接着剤の剥離接着強さ試験方法JIS
K6854に準じて、オートグラフAGS50(島津製
作所製)を用いて製造直後の90°剥離(T型剥離)接
着力を測定する。
【0036】塗工性の評価基準: ○:グラビアオフセット方式により連量110kgのコ
ート紙にエッジ部分の盛り上がりの問題なく均一に塗工
できた。 ×:エッジ部分の盛り上がりがあって均一に塗工できな
かった。
【0037】本発明の紫外線硬化型感圧接着剤の粘度
(mPa・s)の測定結果、塗工性の評価結果、90°
剥離(T型剥離)接着力の測定結果を表1に示す。
【0038】(実施例2)表1に示した配合とした以外
は実施例1と同様にして紫外線硬化型感圧接着剤を調製
し、実施例1と同様にして粘度、塗工性、接着力を評価
した結果を表1に示す。
【0039】(実施例3)接着性がないか十分小さいア
クリル系光重合性オリゴマー(A)としてクロダマーU
VU310の替わりにエポキシ系アクリレート[日本ク
ローダ社製、クロダマーUVE150、粘度40,00
0mPa(25℃)]を用い表1に示した配合とした以
外は実施例1と同様にして紫外線硬化型感圧接着剤を調
製し、実施例1と同様にして粘度、塗工性、接着力を評
価した結果を表1に示す。
【0040】(実施例4)アクリル系光重合性モノマー
として3官能アクリレートのみを用い、接着性がないか
十分小さいアクリル系光重合性オリゴマー(A)として
クロダマーUVU310を用い表1に示した配合とした
以外は実施例1と同様にして紫外線硬化型感圧接着剤を
調製し、実施例1と同様にして粘度、塗工性、接着力を
評価した結果を表1に示す。
【0041】(実施例5)アクリル系光重合性モノマー
として3官能アクリレートのみを用い、接着性がないか
十分小さいアクリル系光重合性オリゴマー(A)として
クロダマーUVE150を用い表1に示した配合とした
以外は実施例1と同様にして紫外線硬化型感圧接着剤を
調製し、実施例1と同様にして粘度、塗工性、接着力を
評価した結果を表1に示す。
【0042】(比較例1〜2)表1に示した配合とした
以外は実施例1と同様にして粘度が本発明の範囲外であ
る比較のための紫外線硬化型感圧接着剤を調製し、実施
例1と同様にして粘度、塗工性、接着力を評価した結果
を表1に示す。
【0043】(比較例3)強接着性を有するアクリル系
光重合性オリゴマー(B)としてメタクリル変性ポリブ
タジエン系オリゴマー(日本曹達(株)社製、TEA1
000)あるいはウレンタンアクリレート系オリゴマー
(日本合成化学工業(株)社製、UV300B)を用い
表1に示した配合とした以外は実施例1と同様にして粘
度が本発明の範囲内である比較のための紫外線硬化型感
圧接着剤を調製し、実施例1と同様にして粘度、塗工
性、接着力を評価した結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】表1から、実施例1〜4の紫外線硬化型感
圧接着剤は接着性がないか十分小さいアクリル系光重合
性オリゴマー(A)を粘度調整剤として用いて特定の粘
度に調整したので、塗工性に優れ、グラビアオフセット
方式によりエッジ部分の盛り上がりの問題なく均一に塗
工できる上、90°剥離接着力が剥離可能な接着力を示
し、接着させた硬化層同士を剥離する際は容易に剥離で
きることが判る。それに対して、比較例1〜2の紫外線
硬化型感圧接着剤は接着性がないか十分小さいアクリル
系光重合性オリゴマー(A)を粘度調整剤として用いた
が粘度が本発明の範囲外で低いので、塗工性が劣り、グ
ラビアオフセット方式により塗工するとエッジ部分が盛
り上がり均一に塗工できなかった。また、90°剥離接
着力は剥離可能な接着力を示した。一方、比較例3にお
いては強接着性を有するアクリル系光重合性オリゴマー
(B)を粘度調整剤として用いて本発明で特定する粘度
に調整したので、塗工性に優れ、グラビアオフセット方
式によりエッジ部分の盛り上がりの問題なく均一に塗工
できたが、90°剥離接着力が大き過ぎて互いの硬化層
の界面では剥離せずに基材シートに破れが生じた。
【0046】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1記載の紫外
線硬化型感圧接着剤では、アクリル系光重合性モノマー
と接着性がないか十分小さいアクリル系光重合性オリゴ
マーとを含み、特定の粘度に調整された紫外線硬化型感
圧接着剤を用いることにより、グラビアコーター、フレ
キソ、エアナイフコーター、バーコーターなどの塗布手
段により、例えば、グラビアオフセット方式により基体
シートの重ね合わせ面の所定の箇所にエッジ部分の盛り
上がりの問題なく均一に塗工できる上、重ね合わせ面同
士を対接させた状態で強圧をかけて密着させて接着した
後、必要に応じて剥離する際は容易にできるなどの効果
を奏する。
【0047】また、請求項2記載の感圧接着性プリント
用シートでは、重ね合わせ面同士を対接させた状態で強
圧をかけ密着させて接着すると十分な接着力が得られる
と共に、必要に応じて剥離する際は、容易にできるとい
った効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 二つ折り感圧接着性プリント用シートの平面
図である。
【図2】 図1のX−X線断面図である。
【図3】 図1の感圧接着性プリント用シートの重ね合
わせ状態説明図である。
【符号の説明】
1 感圧接着性プリント用シート 2 基材シート 3 重ね合わせ面 4 硬化層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D21H 27/00 D21H 27/00 Z Fターム(参考) 2C005 WA03 4D075 CA07 DA03 EA21 EA35 4J004 AA01 AA10 AA17 AB01 AB07 CA02 CA04 CA05 CA06 CA08 CB01 CB02 CC02 CC03 CE03 FA01 4J040 FA091 FA092 FA101 FA102 FA141 FA142 FA151 FA152 FA171 FA172 FA231 FA232 FA241 FA242 FA261 FA262 FA271 FA272 HB19 JA09 JB08 JB09 KA13 LA01 LA06 MB14 PA33 4L055 AG71 AH37 AH50 AJ03 BE08 EA25 FA11 GA08 GA42 GA50

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの重ね合わせ面に塗布され、紫外
    線照射により通常状態では接着しない硬化層を形成し、
    前記重ね合わせ面同士を対接させ所定の圧力を付与する
    ことにより、その重ね合わせ面同士を剥離可能に接着さ
    せる紫外線硬化型感圧接着剤であって、アクリル系光重
    合性オリゴマーと、アクリル系光重合性モノマーと、光
    重合開始剤とを含有してなり、前記アクリル系光重合性
    オリゴマーとして接着性がないか十分小さいオリゴマー
    を用い、粘度を300〜600mPa・sに調整したこ
    とを特徴とする紫外線硬化型感圧接着剤。
  2. 【請求項2】 基体シートの重ね合わせ面の所定部に請
    求項1記載の紫外線硬化型感圧接着剤の硬化層を有して
    なる感圧接着性プリント用シート。
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