JP2015030391A - 後部車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】リフトゲートの開時における見栄えを向上させつつ、高圧洗浄機から噴射される洗浄水の水圧からシール部材を保護することができる後部車体構造を提供することを目的とする。
【解決手段】リアエンドパネル4の端部には、シール部材16が設けられると共に、該シール部材16に対応するシール面61gが底部形成部61bに形成され、ガーニッシュ19は、シール面61gより車両後方に設けられ、リアバンパ10には、シール部材16に向かって上方かつ前方に傾斜するライセンスプレート取付け面10aが設けられると共に、リアバンパ10の上端10bが、ライセンスプレート取付け面10aと略連続して上方かつ前方に延びるように形成されており、ガーニッシュ19には、ライセンスプレート取付け面10aに向かって突設する第一遮蔽部19aが設けられた。
【選択図】図3

Description

この発明は、車体後部開口の下縁を形成するリアエンドパネルと、前記車体後部開口を開閉自在に覆うリフトゲートと、該リフトゲートの下方で前記リアエンドパネルの車両後方に設けられたバンパと、前記リフトゲートの底壁部に設けられたガーニッシュと、を備えた後部車体構造に関する。
従来、ライセンスプレートをリフトゲートではなくリアバンパに取付けるタイプの車両では、ライセンスプレートを照明するライセンスランプ等の構成部品を設ける必要性から、リフトゲートの底壁部の前後長が拡大する傾向にある。
このような車両では、リフトゲートの開時に車両後部を見た時、リフトゲートの底壁部を構成するパネル部材の色が目立ってしまい、見栄えを損ねるという問題があった。そこで、リフトゲートの底壁部に装飾部材としてのガーニッシュを設けて、前記底壁部を隠蔽するようにしたものが提案されている(下記特許文献1参照)。
下記特許文献1では、前記ガーニッシュに後方監視カメラが取付けられており、後方監視カメラの撮影可能領域より上方がガーニッシュで覆われている。また、下記特許文献1では、リアバンパの上端において、水平面部と縦面部とにより段差が形成されており、上述したガーニッシュには、前記段差に向かって下方に突設する突設部が設けられている。
ところで、近年、家庭用の高圧洗浄機が広く普及しており、個人で洗車を行うことができる環境が整いつつあるが、以下に述べるような問題があった。詳しくは、リフトゲートによって開閉される車体後部開口の縁部には、一般的にシール部材が配設され、このシール部材がリフトゲートの閉時に底壁部のシール面と接触することでシール性が確保される。しかしながら、車両後部を下方から見た時にシール部材が外部に露出しているような車種の場合、高圧洗浄機を用いて洗車すると、そこから噴射される洗浄水がシール部材に直撃するという問題があった。この場合、高圧に設定された洗浄水の水圧によってシール部材が変形し、荷室内に洗浄水が漏れてしまう虞がある。
下記特許文献1では、上述したようにリアバンパ上端の段差に向かって突設する突設部がガーニッシュに設けられているに過ぎず、シール部材の開示がなく、高圧洗浄機から噴射される洗浄水の水圧からシール部材を保護するという課題については、何ら開示がない。
また、下記特許文献1のように、リアバンパの上端に段差を形成すると、リフトゲートの開時に車両後部を見た時、前記段差の凹凸が目立ってしまい、見栄えを損ねるという問題があった。
特開2011−37316号公報
この発明は、リフトゲートの開時における見栄えを向上させつつ、高圧洗浄機から噴射される洗浄水の水圧からシール部材を保護することができる後部車体構造を提供することを目的とする。
この発明の後部車体構造は、車体後部開口と、該車体後部開口の下縁を形成するリアエンドパネルと、前記車体後部開口を開閉自在に覆うリフトゲートと、該リフトゲートの下方で前記リアエンドパネルの車両後方に設けられたバンパと、前記リフトゲートの底壁部に設けられたガーニッシュと、を備えた後部車体構造であって、前記リアエンドパネルの端部には、シール部材が設けられると共に、該シール部材に対応するシール面が、前記リフトゲートの底壁部に形成され、前記ガーニッシュは、前記シール面より車両後方に設けられ、前記バンパには、前記シール部材に向かって上方かつ前方に傾斜するライセンスプレート取付け面が設けられると共に、前記バンパの上端が、前記ライセンスプレート取付け面と略連続して上方かつ前方に延びるように形成されており、前記ガーニッシュには、前記ライセンスプレート取付け面に向かって突設する遮蔽部が設けられたものである。
この構成によれば、ライセンスプレート取付け面をリフトゲートではなくバンパに設けるタイプの車両において、前後長が拡大するリフトゲートの底壁部をガーニッシュにより隠蔽することができる。
さらに、バンパの上端を、ライセンスプレート取付け面と略連続して上方かつ前方に延びるように形成することで、上端に段差がない構成となる。このように、リフトゲートの底壁部をガーニッシュにより隠蔽し、かつバンパの上端に段差がない構成とすることで、リフトゲートの開時における見栄えを向上させることができる。
但し、バンパのライセンスプレート取付け面及び上端がシール部材に向かって車両前方かつ上方に傾斜していることにより、車両後部を下方から見た時、シール部材が外部に露出し易い構成となる。このため、高圧洗浄機から噴射される洗浄水がシール部材付近まで到達する虞がある。上述の構成によれば、ガーニッシュの遮蔽部をライセンスプレート取付け面に向かって下方に突設することで、前記洗浄水は遮蔽部に直撃することになり、これによって、洗浄水の水勢が弱められる。このため、高圧洗浄機から噴射される洗浄水の水圧からシール部材を保護することができる。
この発明の一実施態様においては、前記ガーニッシュには、前記遮蔽部より前記シール部材寄りで、かつ前記バンパの上端と前記シール面との間の位置に、第二遮蔽部が設けられたものである。
この構成によれば、遮蔽部によって水勢が弱められた洗浄水がシール部材に浸入することを第二遮蔽部によって阻止することができる。これにより、高圧洗浄機から噴射される洗浄水の水圧からシール部材をより確実に保護することができる。
この発明の一実施態様においては、前記リフトゲートは、車内側に位置するインナパネルと、車外側に位置するアウタパネルとで構成されると共に、前記インナパネルの後端を覆うように車内側に前記アウタパネルの下端を折り返すヘミング加工が施されたヘミング部を下端に有し、前記ガーニッシュは、前記ヘミング部と隣接して配設され、前記ガーニッシュにおける前記ヘミング部との隣接部が、前記ヘミング部と略連続するように略同じ高さ位置に設けられたものである。
この構成によれば、隣接部とヘミング部とにより、リフトゲートの下端にR形状のエッジを形成することができる。このため、ヘミング部のみの場合に比べて、リフトゲートを押し上げる開操作時の感触を和らげることができる。また、ヘミング部を適宜の形状に曲げ加工してR形状のエッジを形成することも考えられるが、この場合、加工技術の関係上、加工費の増大を招くことになる。従って、上述のように隣接部とヘミング部とによってR形状のエッジを形成することで、コストの低減を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、前記リフトゲートの底壁部には、前記リフトゲートの閉操作時に車体側に設けられたストライカと係合するラッチを有するラッチユニットと、前記リフトゲートの開操作時に前記ラッチと前記ストライカとの係合を解除するための操作手段とが設けられ、前記ガーニッシュには、前記操作手段を外部から操作可能に露出させるための開口部と、該開口部と前記隣接部との間で車両後方かつ下方に傾斜する傾斜部とが設けられたものである。
この構成によれば、ライセンスプレート取付け面とリフトゲートの底壁部との間に手を挿入して操作手段を操作することで、リフトゲートのロックを解除することができる。そして、引き続き、操作手段を操作した手を車両後方に引いて傾斜部に指先を引っ掛け、傾斜部及び隣接部を掴んでリフトゲートを押し上げるようにすれば、リフトゲートの開操作を、リフトゲートから一度も手を離すことなくスムーズに行うことができる。
この発明によれば、リフトゲートの開時における見栄えを向上させつつ、高圧洗浄機から噴射される洗浄水の水圧からシール部材を保護することができる後部車体構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る後部車体構造を備えた車両の後部を示す斜視図。 図1のA−A線矢視断面図。 図2の要部拡大断面図。 高圧洗浄機による車両後部の洗浄を説明するための説明図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係る後部車体構造を備えた車両Vの後部を示す斜視図であり、図2は、図1のA−A線矢視断面図、図3は、図2の要部拡大断面図である。図1に示す車両Vは、ハッチバック型の車両であり、その後部には、車両Vの上部を構成するルーフ部としてのルーフパネル1が設けられ、このルーフパネル1の左右には、車両前後方向に向けて延びるルーフサイドレール2(図1では左側のみを示す)が設けられている。
そして、車両Vの後部には、ルーフサイドレール2に連続するリアピラー3と、ルーフサイドレール2の後部相互間を車幅方向に延びるリアヘッダ(図示せず)と、リアエンド部4(図2、図3参照)とで囲繞された開口部5が形成され、この開口部5は、リフトゲート6により開閉可能に覆われている。
リフトゲート6は、その上部が前記リアヘッダと対応する位置に配置され、リアヘッダ側に設けられたヒンジ(図示せず)により、車体に対して開閉可能に支持されている。リフトゲート6は、ウインドウ開口部を有し、リアウインドウシールド7がこのウインドウ開口部を覆うように配設されている。また、リアウインドウシールド7の車幅方向中央部上方には、ハイマウントストップランプ8が設けられている。
また、車両Vには、左右のリアピラー3に連続するリアフェンダ9(図では左側のみを示す)が配設され、これら左右のリアフェンダ9、9間には、樹脂製のリアバンパ10が配設されている。
リアバンパ10は、図2に示すように、開口部5の下縁を構成するリアエンド部4の車両後方に配設され、これを車両後方から覆っている。リアバンパ10の車幅方向中央部には、車両前方に向かって凹むライセンスプレート取付け面10aが形成されている。
ライセンスプレート取付け面10aは、リフトゲート6の下端よりも車両前方に凹むように形成され、これによって、リフトゲート6の下端とライセンスプレート取付け面10aとの間には段差が形成されている。一方、ライセンスプレート取付け面10aの車幅方向両側に位置するリアバンパ10の一般面とリフトゲート6の下端との間には段差が形成されておらず、両者は略面一に形成されている。
ライセンスプレート取付け面10aには、図示しないライセンスプレートホルダが取付けられており、リフトゲート6の底壁部は、前記ライセンスプレートホルダに取付けられたライセンスプレート(図示せず)を上方から覆うようになっている。リフトゲート6の底壁部には、前記ライセンスプレートを照明するライセンスランプ(図示せず)が取付けられる。
なお、図1に示す部材12は、テールランプである。
ところで、リフトゲート6は、図2、図3に示すように、主に、車内側に位置するインナパネル61と、車外側に位置するアウタパネル62とで構成されている。インナパネル61は、上下方向に延びる内面形成部61aと、該内面形成部61aの下端からアウタパネル62の下端に向かって車両後方に延びる底部形成部61bとを有しており、アウタパネル62によって、リフトゲート6の外面部(意匠面)が形成される一方、インナパネル61の内面形成部61a、底部形成部61bによって、リフトゲート6の内面部、底壁部が形成されている。
また、リフトゲート6は、その下端にヘミング部6aを有している。このヘミング部6aでは、底部形成部61bの後端を覆うように車内側にアウタパネル62の下端を折り返すヘミング加工が施されている。
また、車体側のリアエンド部4は、車内側に位置するインナパネル41と、車外側に位置するアウタパネル42と、これらインナパネル41とアウタパネル42との間に位置するレインフォースメント43とにより構成され、インナパネル41とアウタパネル42とにより車幅方向に延びる閉断面44が形成されている。
このうち、リアエンド部4のアウタパネル42には、側面視で略逆L字状をなすバンパ取付けレイン45が接合されている。リアバンパ10には、ライセンスプレート取付け面10aと上端10bとの境界部において車両後方に突出する車体取付けフランジ部10cが形成されており、この車体取付けフランジ部10cが、リアエンド部4のアウタパネル42から車両後方に突出するバンパ取付けレイン45の上部に取付けられることで、リアバンパ10は、車体(リアエンド部4)に取付けられている。
インナパネル41の車幅方向中央部には、側面視で略U字状をなすストライカ14が配設される一方、底部形成部61bの車幅方向中央部には、ストライカ14に対応してラッチユニット15が配設されている。
ラッチユニット15は、リフトゲート6の閉操作時にストライカ14と係合可能なラッチ15aを有しており、ストライカ14をラッチ15aに係合させることで、リフトゲート6を閉状態にロックすることができるようになっている。
また、リアエンド部4では、ストライカ14より車両後方でインナパネル41の上端のフランジ部41aと、アウタパネル42の上端のフランジ部42aと、レインフォースメント43の上端のフランジ部43aとが接合されている。そして、ラバー製のシール部材16がリアエンド部4の上端に設けられ、これがフランジ部41a〜43aの接合部を跨ぐように取付けられている。シール部材16は、開口部5の縁部に沿って延設されており、リフトゲート6の閉時にその縁部と当接することで車両Vの荷室をシールするようになっている。
リフトゲート6の下縁部を構成するインナパネル61の底部形成部61bは、ラッチユニット配設孔61dを形成したラッチユニット取付け部61cと、該ラッチユニット取付け部61cの後端から車両後方かつ下方に傾斜する傾斜部61eと、該傾斜部61eの後端からヘミング部6aまで略水平に延びる水平部61fとを有し、上述したシール部材16と当接するシール面61gが、ラッチユニット取付け部61c(ラッチユニット15)よりも車両後方の傾斜部61eに形成されている。
また、インナパネル61の底部形成部61bには、ラッチユニット取付け部61cを補強する補強板としてラッチレインフォースメント17が配設されている。ラッチレインフォースメント17は、内面形成部61aから水平部61fの前部にかけて設けられ、スポット溶接によりインナパネル61に接合されている。
ラッチレインフォースメント17は、ラッチユニット取付け部61cのラッチユニット配設孔61dに対応してラッチユニット配設孔17aが形成されている。ラッチレインフォースメント17がインナパネル61に接合された状態では、2つのラッチユニット配設孔17a、61dの位置が略一致しており、ラッチユニット15は、ラッチユニット配設孔17a、61dに嵌め込まれた状態で配設される。
そして、ラッチユニット配設孔17a、61dに嵌め込まれたラッチユニット15は、ボルト、ナットからなる締結部材(図示せず)によってラッチレインフォースメント17及びラッチユニット取付け部61cに締結される。
ところで、リアバンパ10のライセンスプレート取付け面10aは、シール部材16に向かって上方かつ前方に傾斜するように設けられており、リアバンパ10の上端10bが、ライセンスプレート取付け面10aと略連続して上方かつ前方に延びるように形成されている。
これに対し、リフトゲート6では、底部形成部61bの水平部61fが、車幅方向中央部において、図2、図3に示すようにリアバンパ10の上端10bより車両後方に突出するように配設されている。本実施形態では、この水平部61fが、ライセンスプレート取付け面10aに取付けられた前記ライセンスプレートを上方から覆う庇部として機能している。
そして、水平部61fの車幅方向中央部には、上述したライセンスランプが取付けられると共に、リフトゲート6の開操作時にストライカ14とラッチ15aとの係合を解除するための操作手段としてオープンスイッチ18が配設されている。
上述したラッチユニット15は、ラッチ15aを作動させるためのソレノイドを備えたいわゆる電磁式ラッチユニットであり、オープンスイッチ18を操作することによって、前記ソレノイドが通電されるようになっている。そして、このソレノイドの通電により、ストライカ14とラッチ15aとの係合、つまりは、リフトゲート6のロックを解除することができるようになっている。
また、底部形成部61bには、樹脂製のガーニッシュ19が設けられている。このガーニッシュ19は、前記ライセンスランプの取付けによって水平部61f(底部形成部61b)の前後長が拡大されることに伴い設けられた装飾部材であり、シール面61gより車両後方に設けられることで、水平部61fを下方から覆っている。このように、水平部61fをガーニッシュ19で覆って水平部61fを隠蔽することで、リフトゲート6の開時に車両後部を見た時の見栄えを確保している。
ガーニッシュ19は、ライセンスプレート取付け面10aに向かって下方に突設する第一遮蔽部19aと、該第一遮蔽部19aよりシール部材16寄りで、かつリアバンパ10の上端10bとシール面61gとの間の位置に設けられた第二遮蔽部19bと、第一遮蔽部19aより車両後方でオープンスイッチ18を外部から操作可能に露出させるための開口部19cと、該開口部19cより車両後方で車両後方かつ下方に傾斜する傾斜部19dと、該傾斜部19dの後端から車両後方に延びてヘミング部6aに隣接する隣接部19eとを有している。
ところで、本実施形態に係る車両Vの場合、リアバンパ10のライセンスプレート取付け面10a及び上端10bがシール部材16に向かって車両前方かつ上方に傾斜していることにより、車両後部を見た時にシール部材16が外部に露出し易い構成となる。このため、例えば、図4に示すように家庭用の高圧洗浄機100を地面に置いて車両後部を洗浄する際には、車両前方かつ上方に向かって噴射される洗浄水がシール部材16付近まで到達することになる。図2〜図4では、前記洗浄水の噴射範囲を、二点鎖線の範囲Aにより示している。
本実施形態では、上述したようにガーニッシュ19の第一遮蔽部19aがライセンスプレート取付け面10aに向かって下方に突設しているため、車両前方かつ上方に向かって噴射された洗浄水は、第一遮蔽部19aに直撃することになり、これによって、洗浄水の水勢が弱められる。
そして、第一遮蔽部19aによって水勢が弱められた洗浄水は、リアバンパ10の上端10bとシール面61gとの間の位置に設けられた第二遮蔽部19bによって、シール部材16への浸入が阻止されるようになっている。
また、ガーニッシュ19では、隣接部19eがヘミング部6aと略連続するように略同じ高さ位置に設けられ、隣接部19eとヘミング部6aとにより、リフトゲート6の下端には、R形状のエッジが形成されている。
本実施形態では、リフトゲート6を開く際、先ず、ライセンスプレート取付け面10aと底部形成部61bの水平部61fとの間に手を挿入してオープンスイッチ18を操作する。このオープンスイッチ18の操作により、リフトゲート6のロックが解除される。
そして、引き続き、オープンスイッチ18を操作した手を車両後方に引いて傾斜部19dに指先を引っ掛ける。ガーニッシュ19では、傾斜部19dと隣接部19eとによってハンドル部19fを形成しており、上述のように傾斜部19dに指先を引っ掛けた後、ハンドル部19fを掴んでリフトゲート6を押し上げるようにすれば、リフトゲート6の開操作を、リフトゲート6から一度も手を離すことなくスムーズに行うことができる。
以上に示したように、本実施形態の後部車体構造は、開口部5と、該開口部5の下縁を形成するリアエンドパネル4と、開口部5を開閉自在に覆うリフトゲート6と、該リフトゲート6の下方でリアエンドパネル4の車両後方に設けられたリアバンパ10と、リフトゲート6の底部形成部61bに設けられたガーニッシュ19と、を備えた後部車体構造であって、リアエンドパネル4の端部には、シール部材16が設けられると共に、該シール部材16に対応するシール面61gが底部形成部61bに形成され、ガーニッシュ19は、シール面61gより車両後方に設けられ、リアバンパ10には、シール部材16に向かって上方かつ前方に傾斜するライセンスプレート取付け面10aが設けられると共に、リアバンパ10の上端10bが、ライセンスプレート取付け面10aと略連続して上方かつ前方に延びるように形成されており、ガーニッシュ19には、ライセンスプレート取付け面10aに向かって突設する第一遮蔽部19aが設けられている。
上述した後部車体構造によれば、ライセンスプレート取付け面10aをリフトゲート6ではなくリアバンパ10に設けるタイプの車両Vにおいて、前後長が拡大するリフトゲート6の底部形成部61b(水平部61f)をガーニッシュ19により隠蔽することができる。
さらに、リアバンパ10の上端10bを、ライセンスプレート取付け面10aと略連続して上方かつ前方に延びるように形成することで、上端10bに段差がない構成となる。このように、リフトゲート6の底部形成部61b(水平部61f)をガーニッシュ19により隠蔽し、かつリアバンパ10の上端10bに段差がない構成とすることで、リフトゲート6の開時における見栄えを向上させることができる。
但し、リアバンパ10のライセンスプレート取付け面10a及び上端10bがシール部材16に向かって車両前方かつ上方に傾斜していることにより、車両後部を下方から見た時、シール部材16が外部に露出し易い構成となる。このため、高圧洗浄機100から噴射される洗浄水がシール部材16付近まで到達する虞がある。本実施形態では、ガーニッシュ19の第一遮蔽部19aをライセンスプレート取付け面10aに向かって下方に突設することで、前記洗浄水は第一遮蔽部19aに直撃することになり、これによって、洗浄水の水勢が弱められる。このため、高圧洗浄機100から噴射される洗浄水の水圧からシール部材16を保護することができる。
また、本実施形態の後部車体構造では、ガーニッシュ19には、第一遮蔽部19aよりシール部材16寄りで、かつリアバンパ10の上端10bとシール面61gとの間の位置に、第二遮蔽部19bが設けられている。
上述した後部車体構造によれば、第一遮蔽部19aによって水勢が弱められた洗浄水がシール部材16に浸入することを第二遮蔽部19bによって阻止することができる。これにより、高圧洗浄機100から噴射される洗浄水の水圧からシール部材16をより確実に保護することができる。
また、本実施形態の後部車体構造では、リフトゲート6は、車内側に位置するインナパネル61と、車外側に位置するアウタパネル62とで構成されると共に、インナパネル61の後端を覆うように車内側にアウタパネル62の下端を折り返すヘミング加工が施されたヘミング部6aを下端に有し、ガーニッシュ19は、ヘミング部6aと隣接して配設され、ガーニッシュ19におけるヘミング部6aとの隣接部19eが、ヘミング部6aと略連続するように略同じ高さ位置に設けられている。
上述した後部車体構造によれば、隣接部19eとヘミング部6aとにより、リフトゲート6の下端にR形状のエッジを形成することができる。このため、ヘミング部6aのみの場合に比べて、リフトゲート6を押し上げる開操作時の感触を和らげることができる。また、ヘミング部6aを適宜の形状に曲げ加工してR形状のエッジを形成することも考えられるが、この場合、加工技術の関係上、加工費の増大を招くことになる。従って、上述のように隣接部19eとヘミング部6aとによってR形状のエッジを形成することで、コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態の後部車体構造では、リフトゲート6の底部形成部61bには、リフトゲート6の閉操作時に車体側に設けられたストライカ14と係合するラッチ15aを有するラッチユニット15と、リフトゲート6の開操作時にラッチ15aとストライカ14との係合を解除するためのオープンスイッチ18とが設けられ、ガーニッシュ19には、オープンスイッチ18を外部から操作可能に露出させるための開口部19cと、該開口部19cと隣接部19eとの間で車両後方かつ下方に傾斜する傾斜部19dとが設けられている。
上述した後部車体構造によれば、ライセンスプレート取付け面10aと底部形成部61bの水平部61fとの間に手を挿入してオープンスイッチ18を操作することで、リフトゲート6のロックを解除することができる。そして、引き続き、オープンスイッチ18を操作した手を車両後方に引いて傾斜部19dに指先を引っ掛け、傾斜部19d及び隣接部19e(ハンドル部19f)を掴んでリフトゲート6を押し上げるようにすれば、リフトゲート6の開操作を、リフトゲート6から一度も手を離すことなくスムーズに行うことができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の車体後開口は、開口部5に対応し、
以下同様に、
バンパは、リアバンパ10に対応し、
リフトゲートの底壁部は、底部形成部61bに対応し、
遮蔽部は、第一遮蔽部19aに対応し、
操作手段は、オープンスイッチ18に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、操作手段としては、上述したオープンスイッチ18に必ずしも限定されるものではなく、例えば、タッチ操作によってストライカ14とラッチ15aとの係合を解除することが可能なタッチセンサ等であってもよい。
4…リアエンドパネル
5…開口部
6…リフトゲート
6a…ヘミング部
10…リアバンパ
10a…ライセンスプレート取付け面
10b…上端
14…ストライカ
15…ラッチユニット
15a…ラッチ
16…シール部材
18…オープンスイッチ
19…ガーニッシュ
19a…第一遮蔽部
19b…第二遮蔽部
19c…開口部
19d…傾斜部
19e…隣接部
61…インナパネル
61b…底部形成部
61g…シール面
62…アウタパネル

Claims (4)

  1. 車体後部開口と、
    該車体後部開口の下縁を形成するリアエンドパネルと、
    前記車体後部開口を開閉自在に覆うリフトゲートと、
    該リフトゲートの下方で前記リアエンドパネルの車両後方に設けられたバンパと、
    前記リフトゲートの底壁部に設けられたガーニッシュと、
    を備えた後部車体構造であって、
    前記リアエンドパネルの端部には、シール部材が設けられると共に、
    該シール部材に対応するシール面が、前記リフトゲートの底壁部に形成され、
    前記ガーニッシュは、前記シール面より車両後方に設けられ、
    前記バンパには、前記シール部材に向かって上方かつ前方に傾斜するライセンスプレート取付け面が設けられると共に、
    前記バンパの上端が、前記ライセンスプレート取付け面と略連続して上方かつ前方に延びるように形成されており、
    前記ガーニッシュには、前記ライセンスプレート取付け面に向かって突設する遮蔽部が設けられた
    後部車体構造。
  2. 前記ガーニッシュには、前記遮蔽部より前記シール部材寄りで、かつ前記バンパの上端と前記シール面との間の位置に、第二遮蔽部が設けられた
    請求項1記載の後部車体構造。
  3. 前記リフトゲートは、車内側に位置するインナパネルと、車外側に位置するアウタパネルとで構成されると共に、
    前記インナパネルの後端を覆うように車内側に前記アウタパネルの下端を折り返すヘミング加工が施されたヘミング部を下端に有し、
    前記ガーニッシュは、前記ヘミング部と隣接して配設され、
    前記ガーニッシュにおける前記ヘミング部との隣接部が、前記ヘミング部と略連続するように略同じ高さ位置に設けられた
    請求項1または2記載の後部車体構造。
  4. 前記リフトゲートの底壁部には、前記リフトゲートの閉操作時に車体側に設けられたストライカと係合するラッチを有するラッチユニットと、
    前記リフトゲートの開操作時に前記ラッチと前記ストライカとの係合を解除するための操作手段とが設けられ、
    前記ガーニッシュには、前記操作手段を外部から操作可能に露出させるための開口部と、
    該開口部と前記隣接部との間で車両後方かつ下方に傾斜する傾斜部とが設けられた
    請求項3記載の後部車体構造。
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