JP2010006114A - 車両の燃料供給部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で、プッシュリフタへの被水や塵埃による被害を防止し、組み付けが容易な車両の燃料供給部構造を提供する。
【解決手段】車両の燃料供給部構造11は、車体の給油開口28を封じる開閉自在なフューエルリッド37と、給油開口28から燃料供給口45に連なるフューエルアダプタ38と、を備える。また、フューエルアダプタ38にフューエルリッド37を押し開く位置に向けて配置されたプッシュリフタ41と、フューエルアダプタ38の裏48に一端51を連ね、他端53をフューエルアダプタ38に開閉自在に取付けることで、プッシュリフタ41をフューエルアダプタ38の裏48で覆うフラップカバー部56と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、車体の側壁に設けた車両の燃料供給部構造に関するものである。
車両の燃料供給部構造としては、給油する際に、車体の側壁に設けられ閉じているフューエルリッドを内からプッシュリフタで押して開けるものがあり、このプッシュリフタは、押すためのロッドを有し、車体の側壁のパネルから凹状に連なる部位にロッドを内蔵した筒部が植込まれ、フューエルリッドを開放操作する際の押し込み方向への余分なストロークを不要としているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−67384号公報(第9頁、図3)
しかし、特許文献1のフューエルリッドの開閉アシスト構造では、プッシュリフタの筒部がパネルの裏に出て露出しているため、塵埃による悪影響が考えられる。特に、露出した筒部が後輪の上方に配置されている場合、プッシュリフタを雨水、泥、砂や塵埃から守るカバー部材を取付ける必要があり、部品数が増加して構造が複雑になり、組み付けに手間がかかるという問題がある。
本発明は、構造が簡単で、プッシュリフタへの被水や塵埃による被害を防止し、組み付けが容易な車両の燃料供給部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体の給油開口を封じる開閉自在なフューエルリッドと、給油開口から燃料供給口に連なるフューエルアダプタと、を備えた車両の燃料供給部構造において、フューエルアダプタにフューエルリッドを押し開く位置に向けて配置されたプッシュリフタと、フューエルアダプタの裏に一端を連ね、他端をフューエルアダプタに開閉自在に取付けることで、プッシュリフタをフューエルアダプタの裏で覆うフラップカバー部と、を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、フラップカバー部の他端に係止孔を設け、係止孔に対応させてフューエルアダプタに係止部を設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、フューエルアダプタは、給油開口に連なり車体の外パネルの裏に配置されている側壁部と、側壁部に連なり燃料供給口を設けた底部と、側壁部の一部をフューエルアダプタの内方へ向け突出させることで裏にプッシュリフタのケース部を収納してフラップカバー部によって封じられているプッシュリフタ収納凹部と、を備えたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、プッシュリフタ収納凹部とフラップカバー部との間に、プッシュリフタ収納凹部内の空気を逃がす空気抜き部を形成していることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、フューエルアダプタは、軟質プラスチックを用いた弾性部と、軟質プラスチックに比べ硬い硬質プラスチックを用いた基部とが一体に2色成形され、フラップカバー部が、弾性部に一体成形され、係止部が、基部に一体成形されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、係止孔は、フラップカバー部に張力を発生させる位置に開けられていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、プッシュリフタ収納凹部は、車両の側面視で、車両の下方に向け、且つ、フラップカバー部のカバー縁に沿って配置され、車輪の巻き上げる雨水や塵埃を遮る雨水遮蔽壁部を備えていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、雨水遮蔽壁部は、基部に一体に形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車体の給油開口に連なるフューエルアダプタにフューエルリッドを押し開く位置に向けて配置されたプッシュリフタと、フューエルアダプタの裏に一端を連ね、他端をフューエルアダプタに開閉自在に取付けることで、プッシュリフタをフューエルアダプタの裏で覆うフラップカバー部と、を備えているので、フューエルアダプタにフラップカバー部を設けるだけであり構造が簡単になるという利点がある。
また、フューエルアダプタの裏に一端を連ね、他端をフューエルアダプタに取付けることで、プッシュリフタをフューエルアダプタの裏で覆うフラップカバー部と、を備えているので、簡単な構成でプッシュリフタへの被水や塵埃による被害を防止することができる。
さらに、フューエルアダプタの裏に一端を連ね、他端をフューエルアダプタに取付けることで、プッシュリフタをフューエルアダプタの裏で覆うフラップカバー部と、を備えているので、フラップカバー部の組み付けは容易になる。
請求項2に係る発明では、フラップカバー部の他端に係止孔を設け、係止孔に対応させてフューエルアダプタに係止部を設けたので、他端を係止すると、フューエルアダプタにフラップカバー部の他端が固定され、他端側からの浸入を抑制することができ、プッシュリフタへの被水や塵埃による被害をより確実に防止することができる。
請求項3に係る発明では、フューエルアダプタは、給油開口に連なり車体の外パネルの裏に配置されている側壁部と、側壁部に連なり燃料供給口を設けた底部と、側壁部の一部をフューエルアダプタの内方へ向け突出させることで裏にプッシュリフタのケース部を収納してフラップカバー部によって封じられているプッシュリフタ収納凹部と、を備えているので、プッシュリフタ収納凹部に対応させるフラップカバー部の形状を、例えば、薄板状にでき、フラップカバー部の形状をより簡単にすることができ、フラップカバー部の成形性を向上させることができる。
請求項4に係る発明では、プッシュリフタ収納凹部とフラップカバー部との間に、プッシュリフタ収納凹部内の空気を逃がす空気抜き部を形成しているので、簡単な構造を損なうことなく、プッシュリフタをフューエルリッドで収縮させた時に、プッシュリフタから抜けた空気を逃がすことができる。
請求項5に係る発明では、フューエルアダプタは、軟質プラスチックを用いた弾性部と、軟質プラスチックに比べ硬い硬質プラスチックを用いた基部とが一体に2色成形され、フラップカバー部が、弾性部に一体成形され、係止部が、基部に一体成形されているので、係止部の強度が高まり、フラップカバー部の係止による係止部の破損を防止することができる。
請求項6に係る発明では、係止孔は、フラップカバー部に張力を発生させる位置に開けられているので、係止部に係止孔を係止した状態でフラップカバー部に張力を発生させることができ、張力で係止孔近傍のフラップカバー部を隙間無く閉じることができ、プッシュリフタへの被水や塵埃による被害をより確実に防止することができる。
請求項7に係る発明では、プッシュリフタ収納凹部は、車両の側面視で、車両の下方に向け、且つ、フラップカバー部のカバー縁に沿って配置され、車輪の巻き上げる雨水や塵埃を遮る雨水遮蔽壁部を備えているので、フラップカバー部のカバー縁から車輪の巻き上げる雨水や塵埃が浸入するのを防止することができ、プッシュリフタへの被水や塵埃による被害をより確実に防止することができる。
請求項8に係る発明では、雨水遮蔽壁部は、基部に一体に形成されているので、一体に成形したこと及び硬質な材質によって、雨水遮蔽壁部の強度を確保することができ、車輪が跳ね上げた石や泥が当たっても破損し難いという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明の車両の燃料供給部構造を採用した車両後部の側面図である。
燃料供給部構造11は、燃料を給油するための入り口であり、車両12の後部13に配置されている。具体的には後述する。
車両12は、車室14、後輪15、後輪15を支持して車体16の床をなすアンダボデー17、側壁をなすサイドボデー21、後ガラス22、燃料供給装置23を備える。
サイドボデー21は、後タイヤハウス26、外パネルであるところのアウタパネル27、アウタパネル27に開けた給油開口28を有する。
燃料供給装置23は、アンダボデー17に取付けられた燃料タンク(図に示していない)と、燃料タンクに接続され燃料を導く燃料供給パイプ31と、燃料供給パイプ31の上端32に接続し且つ、後タイヤハウス26の上方のサイドボデー21(給油開口28)に取付けられている燃料供給部構造11と、を備える。
燃料供給装置23では、車室14の運転席に設けたオープナを操作すると、フューエルリッドロック機構34が作動して、ロックピン35が後退(矢印a1の方向)し、ロックが解除される。引き続き、フューエルリッド37を手で押し込む(図3の矢印a2の方向)と、フューエルアダプタ38に設けたプッシュリフタ41によってフューエルリッド37の内側(押し開く位置42)が押されるとともに、ヒンジ43を回動支点に回動して指Hf(図3参照)が掛かる程度押し出される。指Hfをフューエルリッド37の縁に掛けフューエルリッド37を引く(図3の矢印a3の方向)と、フューエルリッド37が開く(図2参照)ので、給油することができる。
一方、燃料供給部構造11のフューエルリッド37は、逆の操作、機構によって閉じられ、ロックされる。
なお、給油する際は、燃料供給部構造11の奥に接続している燃料供給パイプ31の端をなす燃料供給口45に給油ガンを挿入する。
図2は、本発明の車両の燃料供給部構造の斜視図である。フューエルリッド37を開けた状態である。
図3は、図2の3−3線断面図である。フューエルアダプタ38の一部断面とプッシュリフタ41を示している。
燃料供給部構造11は、具体的には、車体16の給油開口28を封じる開閉自在なフューエルリッド37と、給油開口28から燃料供給口45に連なるフューエルアダプタ38と、を備え、フューエルアダプタ38にフューエルリッド37を押し開く(矢印a3の方向)位置42に向けて配置されたプッシュリフタ41と、プッシュリフタ41のケース部47をフューエルアダプタ38の裏48で遮るために、フューエルアダプタ38の裏48に一端51を連ね、屈曲部52を屈曲させて他端53をフューエルアダプタ38に開閉自在に取付けることで閉じられるフラップカバー部56と、を備えている。
プッシュリフタ41は、既存の構成であり、ロッド57、ロッド57に掛止した圧縮コイルばね58を有し、最大に伸びた突出状態と、フューエルリッド37で押される(矢印a2の方向)ことで圧縮コイルばね58が圧縮された引き込み状態とを形成する。また、引き込み状態からさらにフューエルリッド37で押されると、掛止が解除されて、圧縮コイルばね58が伸び始めて、フューエルリッド37を開放方向へ(矢印a3の方向)押して、指Hfで開けることができる程度まで車体16(アウタパネル27)から出す。
また、プッシュリフタ41は、フューエルアダプタ38に嵌合して支持されている植込クリップ部61と、植込クリップ部61に連なる円筒状のケース部47と、を有する。
フューエルアダプタ38は、給油開口28に連なり車体16の外パネル(アウタパネル27)の裏63に配置されている側壁部64と、側壁部64に連なり燃料供給口45を設けた底部65と、側壁部64のうちフラップカバー部56の一端51が裏面67に連なっている第1側壁(側壁部の一部)68を給油開口28の内方(矢印a5の方向)へ向け突出させることで裏48にケース部47を収納してフラップカバー部56によって封じられているプッシュリフタ収納凹部71と、を備える。
また、フューエルアダプタ38は、箱形状で、給油開口28のエッジ部73に係止している側壁周縁部74と、側壁周縁部74に連なる側壁部64(第1側壁68、第2側壁77、第3側壁78、第4側壁81(図4参照)からなる)と、底部65と、からなる。
そして、第1側壁68を車両12の後方へ向けて配置し、第1側壁68にプッシュリフタ41を取付けるプッシュリフタ収納凹部71を形成し、フューエルリッドロック機構34のピン受けベース82を取付けるためのロック取付け孔部83(図4参照)を開け、底部65に燃料供給パイプ31の上端32を接続するパイプ接合開口部84を開けている。
図4は、図2の4矢視図である。フューエルアダプタ38の裏48から見た斜視図である。図2、図3を併用して説明する。
フューエルアダプタ38はまた、軟質プラスチックを用いた弾性部87(白色で示した部位)と、弾性部87に比べ硬い硬質プラスチックを用いた基部88(点模様で示した部位)とが一体に2色成形されているとともに、フラップカバー部56は、弾性部87(白色で示した部位)に一体成形され、係止部91は、基部88に一体成形されている。そして、2層部95(見えない部位もある)は基部88(点模様で示した部位)に弾性部87(白色で示した部位)が積層され、2層で構成されている。
軟質プラスチックは、例えば、TPO(サーモプラスチックオレフィン)である。
硬質プラスチックは、例えば、PP(ポリプロピレン)である。
フラップカバー部56はまた、薄板状で、弾性部87且つ底部65に境界部96を境に一体に全長L(図6(a)参照)で成形され、中央に屈曲部52を設け、他端53に係止孔98を開け、他端53が開閉自在に取付けられている。
全長Lは、一端51から他端53までの距離である。
係止孔98は、一端51から距離La(図6(a)参照)の位置に開けられ、距離Laの位置は、係止部91に掛けたときにフラップカバー部56に張力を発生させる位置である。
係止部91は、フューエルアダプタ38の裏48、つまり第1側壁68の裏に係止孔98に対応させて形成されている。具体的には、第1側壁68に形成されたプッシュリフタ収納凹部71の収納口101の近傍に且つ、一端51から距離E(図3参照)の位置に形成したものである。距離Eは距離Laより長い。その結果、フラップカバー部56に張力が発生する。
図5は、図4の5−5線断面図である。プッシュリフタ収納凹部71の断面を示している。図1、図3を併用して説明する。
プッシュリフタ収納凹部71は、車両12の側面視(図1の視点)で、車両12の下方(矢印a6の方向)に向け、且つ、フラップカバー部56のカバー縁102に沿って配置され、車輪(後輪15)の巻き上げる雨水や泥や塵埃を遮る雨水遮蔽壁部103を備えている。
プッシュリフタ収納凹部71は、具体的には、硬質プラスチックを用いた基部88に形成されているとともに、第1側壁68に一体にフューエルアダプタ38の中央へ向け突出させた第1仕切壁部106を形成し、第1仕切壁部106及び第1側壁68に連ねて一体にフューエルリッド37に略平行に形成したプッシュリフタ植込み壁部107と、プッシュリフタ植込み壁部107にプッシュリフタ41の植込クリップ部61を嵌めるために開けたプッシュリフタ止め孔108と、第1仕切壁部106の中央に形成した第2仕切壁部111と、を備える。
また、これらの第1仕切壁部106、第2仕切壁部111及びプッシュリフタ植込み壁部107に連ねて第3仕切壁部112を第1側壁68に略平行に形成し、第3仕切壁部112に収納口101を形成し、収納口101の近傍に係止部91を形成している。
さらに、プッシュリフタ収納凹部71は、プッシュリフタ収納凹部71の第1仕切壁部106及び第2仕切壁部111の壁縁113とフラップカバー部56との間に、プッシュリフタ収納凹部71内の空気を逃がす空気抜き部114を形成している。
空気抜き部114は、隙間であり、特に屈曲部52近傍が大きくなる。
第2仕切壁部111は、フューエルアダプタ38(第1側壁68)の外側(裏)に位置している。そして、車両12の下方(矢印a6の方向)へ、且つ、後輪15へ向いている。その結果、第1仕切壁部106と第2仕切壁部111とによって裏に空間116を形成することができ、空間116に機器(図に示していない)を配置することができる。
次に、本発明の車両の燃料供給部構造に含まれるプッシュリフタの組付け要領、交換要領及び燃料供給部構造の作用を図3〜図6を用いて説明する。
図6(a)、(b)は、本発明の車両の燃料供給部構造に含まれるプッシュリフタの組付け要領、交換要領を説明する図である。(b)は(a)のb−b線断面図である。
まず、フューエルアダプタ38にプッシュリフタ41を取付ける。具体的には、表から(矢印b1の方向)プッシュリフタ収納凹部71に設けたプッシュリフタ植込み壁部107のプッシュリフタ止め孔108にプッシュリフタ41のケース部47を通して植込クリップ部61を嵌めることで、取付ける。
引き続き、フラップカバー部56を取付ける。フラップカバー部56を全長を伸ばすように引っ張りながら矢印b2のように折り曲げ、係止部91に係止孔98を係止することで、フラップカバー部56を閉じる。つまり、プッシュリフタ41を取付けた後、連続してフラップカバー部56を取付けることができ、無駄な動作が無く組み付けが容易になる。
また、例えば、車体16のアウタパネル27にプッシュリフタ用のカバー部材を取付けるために、切り欠いたフラップカバー部取付け部(図に示していない)を成形する必要がなくなり、アウタパネル27の塑性加工は容易になる。
また、別部材のプッシュリフタ用のカバー部材を取付ける工程を設定する必要がなく、工程設計の自由度が高まる。
このように、車両12の燃料供給部構造11では、フューエルアダプタ38にフラップカバー部56を一体に設けたので、構造が簡単になる。
また、簡単な構成でプッシュリフタ41への被水や塵埃による被害を防止することができる。
さらに、フラップカバー部56の組み付けは容易になる。
「被水」とは、雨水で被害を受けること。
なお、組付け要領は一例であり、先にフラップカバー部56を閉じた後、矢印b1のように取付けてもよい。
また、燃料供給部構造11では、他端53を係止すると、フューエルアダプタ38(第3仕切壁部112)にフラップカバー部56の他端53が開閉自在に固定され、他端53側からの雨水や塵埃の浸入を抑制することができ、プッシュリフタ41への被水や塵埃による被害をより確実に防止することができる。
燃料供給部構造11では、フューエルアダプタ38に一体にプッシュリフタ収納凹部71を形成したので、フラップカバー部56の形状をより簡単にすることができ、例えば、薄板状にすることができる。その結果、樹脂成形用金型のキャビティの形状など構成が簡単になり、樹脂成形の際の歩留まりを向上させることができるとともに、成形サイクルを短くすることができ、結果的に、フラップカバー部56の成形性を向上させることができる。
さらに、燃料供給部構造11は、プッシュリフタ収納凹部71とフラップカバー部56との間に、プッシュリフタ収納凹部71内の空気を逃がす空気抜き部114を形成しているので、フラップカバー部56を閉じると空気抜き部114が形成され、空気抜き部114の形成に手間がかからない。また、プッシュリフタ41をフューエルリッド37で収縮(矢印a2の方向)させた時に、プッシュリフタ41から抜けた空気を空気抜き部114から逃がすことができる。
燃料供給部構造11は、係止部91に係止孔98を係止すると、フラップカバー部56に張力が発生するので、プッシュリフタ収納凹部71に含まれる第1仕切壁部106、第2仕切壁部111、収納口101に当接し、プッシュリフタ41への被水や塵埃による被害をより確実に防止することができる。
燃料供給部構造11では、フューエルアダプタ38をタイヤハウス(後タイヤハウス26)近傍に且つ後タイヤハウス26の上方に配置した場合、車輪(後輪15)の巻き上げる雨水や塵埃が雨水遮蔽壁部103によって遮られ、雨水や塵埃からプッシュリフタ41を守ることができ、プッシュリフタ41への被水や塵埃による被害をより確実に防止することができる。
雨水遮蔽壁部103は、基部88に一体に形成されているので、一体に成形したことによる結合の向上及び硬質な材質によって、雨水遮蔽壁部の強度を確保することができ、車輪が跳ね上げた石や泥が当たっても破損し難い。
プッシュリフタ41は、交換されることもあるが、プッシュリフタ41を交換するときには、係止部91から係止孔98を外して、フラップカバー部56を矢印b3のように開ける。そして、プッシュリフタ41の植込クリップ部61を曲げて径を小さくしてプッシュリフタ41を矢印b4のように抜き取る。
このように、燃料供給部構造11では、フラップカバー部56を開けるだけで、プッシュリフタ41を交換することができ、プッシュリフタ41の交換作業は容易になる。
尚、本発明の車両の燃料供給部構造は、実施の形態では車両に採用されているが、車両以外にも採用可能である。
本発明の車両の燃料供給部構造は、車両、特に後輪の上方に設ける形態に好適である。
本発明の車両の燃料供給部構造を採用した車両後部の側面図である。 本発明の車両の燃料供給部構造の斜視図である。 図2の3−3線断面図である。 図2の4矢視図である。 図4の5−5線断面図である。 本発明の車両の燃料供給部構造に含まれるプッシュリフタの組付け要領、交換要領を説明する図である。
符号の説明
11…燃料供給部構造、12…車両、16…車体、27…外パネル(アウタパネル)、28…給油開口、37…フューエルリッド、38…フューエルアダプタ、41…プッシュリフタ、45…燃料供給口、47…ケース部、48…フューエルアダプタの裏、51…フラップカバー部の一端、56…フラップカバー部、68…側壁部の一部(第1側壁)、71…プッシュリフタ収納凹部、103…雨水遮蔽壁部。

Claims (8)

  1. 車体の給油開口を封じる開閉自在なフューエルリッドと、前記給油開口から燃料供給口に連なるフューエルアダプタと、を備えた車両の燃料供給部構造において、
    前記フューエルアダプタに前記フューエルリッドを押し開く位置に向けて配置されたプッシュリフタと、前記フューエルアダプタの裏に一端を連ね、他端を前記フューエルアダプタに開閉自在に取付けることで、前記プッシュリフタを前記フューエルアダプタの裏で覆うフラップカバー部と、を備えていることを特徴とする車両の燃料供給部構造。
  2. 前記フラップカバー部の他端に係止孔を設け、前記係止孔に対応させて前記フューエルアダプタに係止部を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両の燃料供給部構造。
  3. 前記フューエルアダプタは、前記給油開口に連なり前記車体の外パネルの裏に配置されている側壁部と、該側壁部に連なり前記燃料供給口を設けた底部と、前記側壁部の一部をフューエルアダプタの内方へ向け突出させることで裏に前記プッシュリフタのケース部を収納して前記フラップカバー部によって封じられているプッシュリフタ収納凹部と、を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の燃料供給部構造。
  4. 前記プッシュリフタ収納凹部と前記フラップカバー部との間に、前記プッシュリフタ収納凹部内の空気を逃がす空気抜き部を形成していることを特徴とする請求項3記載の車両の燃料供給部構造。
  5. 前記フューエルアダプタは、軟質プラスチックを用いた弾性部と、前記軟質プラスチックに比べ硬い硬質プラスチックを用いた基部とが一体に2色成形され、
    前記フラップカバー部が、前記弾性部に一体成形され、
    前記係止部が、前記基部に一体成形されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の燃料供給部構造。
  6. 前記係止孔は、前記フラップカバー部に張力を発生させる位置に開けられていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の車両の燃料供給部構造。
  7. 前記プッシュリフタ収納凹部は、前記車両の側面視で、車両の下方に向け、且つ、前記フラップカバー部のカバー縁に沿って配置され、車輪の巻き上げる雨水や塵埃を遮る雨水遮蔽壁部を備えていることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の車両の燃料供給部構造。
  8. 前記雨水遮蔽壁部は、前記基部に一体に形成されていることを特徴とする請求項7記載の車両の燃料供給部構造。
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