JP2003335280A - スクータ型車両の車体前部構造 - Google Patents

スクータ型車両の車体前部構造

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JP2003335280A
JP2003335280A JP2002143090A JP2002143090A JP2003335280A JP 2003335280 A JP2003335280 A JP 2003335280A JP 2002143090 A JP2002143090 A JP 2002143090A JP 2002143090 A JP2002143090 A JP 2002143090A JP 2003335280 A JP2003335280 A JP 2003335280A
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opening
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trunk
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JP2002143090A
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Yuji Umeda
裕治 梅田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体前部のフロントトランクを利用して、外
部電気機器への電力取り出し用の電源ソケットの利便性
を高める。 【解決手段】 運転者に対面するレッグシールド34の
上部に設けられたフロントトランク38と、フロントト
ランク38の開口39を開閉するリッド43とを備え、
リッド43の下側に設けられたアーム44を開口39か
らレッグシールド34の裏側へと挿入し、アーム44の
先端を回動可能に支持する構成とされている。フロント
トランク38内において、アーム44の移動軌跡から逃
げるようにフロントトランク38内の下面を上方に膨出
させて膨出部52L、52Rが形成されており、電源ソ
ケット56が膨出部52Lの上方で膨出部52Lの左右
方向幅より内側に納まるように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクータ型車両の
車体前部構造、特にはフロントトランクまわりの構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ型車両において、外部電気機器
への電力取り出し用の電源ソケットが備えられたものが
知られている。例えば特開2002−19661公報で
は、スクータ型車両の運転者用シート下の収納ボックス
内にDCアウトレットを配設することが開示されてい
る。
【0003】また、スクータ型車両は車体全体が樹脂製
の車体カバーで覆われていることから、車体カバーの一
部にフューズ等の電装品の点検や交換等のメンテナンス
を行うための開口を形成しておき、その開口をリッドで
閉塞するようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように運転者用シート下の収納ボックス内に電源ソケッ
ト(DCアウトレット)を配設する構成では、その電源
ソケットを使用するに際して運転者はいちいち運転者用
シートから降りなければならず不便であった。
【0005】また、メンテナンス用の開口をリッドで閉
塞する場合に、盗難やいたずらを防止するため例えばリ
ッドにロック部材を設ける必要があり、コストアップの
要因となっていた。
【0006】ところで、近年では、前輪操舵装置と運転
者用シートとの間に設けられた低床の足載せ部の前方
に、運転者に対面するレッグシールドが配置されたスク
ータ型車両であって、レッグシールドの上部にフロント
トランクが設けられたものが実用化されている。
【0007】本発明は、車体前部のフロントトランクを
利用して、フロントトランクまわりの機能性を高めるこ
とを目的とする。特には、外部電気機器への電力取り出
し用の電源ソケットの利便性を高めることを目的とす
る。また、車体カバーにメンテナンス用の開口を形成す
るに際して盗難やいたずらを防止するとともコストダウ
ンを図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスクータ型車両
の車体前部構造は、前輪操舵装置と運転者用シートとの
間に低床の足載せ部が設けられ、前記足載せ部の前方に
運転者に対面するレッグシールドが配置されたスクータ
型車両の車体前部構造であって、前記レッグシールドの
上部に設けられたフロントトランクと、前記フロントト
ランクの開口を開閉するリッドとを備え、前記フロント
トランク内に外部電気機器への電力取り出し用の電源ソ
ケットが配設されている点に特徴を有する。
【0009】また、本発明のスクータ型車両の車体前部
構造の他の特徴とするところは、前記電源ソケットは、
前記フロントトランク内の下面を上方に膨出させて形成
された膨出部の上方で前記膨出部の左右方向幅より内側
に納まるように配置されている点にある。また、前記リ
ッドの下側に設けられたアームを前記フロントトランク
の開口から前記レッグシールドの裏側へと挿入し、前記
アームの先端を回動可能に支持する構成とし、前記アー
ムの移動軌跡から逃げるように前記フロントトランク内
の下面を上方に膨出させて前記膨出部が形成されている
点にある。
【0010】本発明の他のスクータ型車両の車体前部構
造は、前輪操舵装置と運転者用シートとの間に低床の足
載せ部が設けられ、前記足載せ部の前方に運転者に対面
するレッグシールドが配置されたスクータ型車両の車体
前部構造であって、前記レッグシールドの上部に設けら
れたフロントトランクと、前記レッグシールドの上部で
前記フロントトランクの開口の隣に配置されたメンテナ
ンス用の開口と、前記フロントトランクの開口を開閉す
るフロントトランク用のリッドと、前記メンテナンス用
の開口を閉塞する取り外し可能なメンテナンス用のリッ
ドとを備え、前記メンテナンス用のリッドで前記メンテ
ナンス用の開口を閉塞した状態で前記フロントトランク
用のリッドで前記フロントトランクの開口を閉じると、
前記メンテナンス用のリッドの一部に前記フロントトラ
ンク用のリッドが重なり合う点に特徴を有する。
【0011】また、本発明の他のスクータ型車両の車体
前部構造の他の特徴とするところは、前記メンテナンス
用のリッドから側方に突出する指掛け部に前記フロント
トランク用のリッドが重なり合う点にある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
よるスクータ型車両の車体前部構造の好適な実施形態を
説明する。
【0013】まず、図1、2を参照して、本実施形態に
係るスクータ型車両10の全体構成について説明する。
鋼製或いはアルミニウム合金材でなる車体フレームの前
部には、ステアリングヘッドパイプによって左右に回動
可能に支持された2本のフロントフォーク11が設けら
れる。
【0014】フロントフォーク11の上端にはハンドル
12が固定され、ハンドル12の両端にグリップ13が
設けられる。フロントフォーク11の下部には前輪14
が回転可能に支持されるとともに、前輪14の上部を覆
うようにフロントフェンダ15が固定される。前輪14
は、前輪14と一体回転するブレーキディスク16を有
する。
【0015】車体フレームの後部には左右スイングアー
ム17が揺動可能に設けられ、車体フレームとスイング
アーム17の間にリヤショックアブソーバ18が装架さ
れる。なお、一方(左側)のスイングアーム17は、複
数のギヤ列で構成される動力伝達機構を兼用している。
【0016】スイングアーム17の後端には後輪19が
回転可能に支持されるとともに、後輪19の上部を覆う
ようにリヤフェンダ20が固定される。後輪19は上述
した動力伝達機構を介して回転駆動されるようになって
いる。
【0017】車体フレームに搭載されたエンジンユニッ
ト21には、図示しないエアクリーナから混合気が供給
されるとともに、燃焼後の排気ガスが排気管22を通っ
て排気される。エンジンユニット21はそのシリンダ軸
線が略水平にかつ僅かに前方に上方傾斜するように搭載
され、後述するようにフロアトンネル部内に配置され
る。
【0018】エンジンユニット21の前方にはラジエタ
装置23が配置される。また、エンジンユニット21の
後上方で運転者用シート24の下方には燃料タンク25
が配設され、燃料タンク25の前方にバッテリ26が搭
載される。なお、運転者用シート24の後部にはタンデ
ムシート27が連設される。
【0019】エンジンユニット21等を含む車両の主用
構成部材は車体カバーによって覆われ、図2に示すよう
に車両の外観構成は一体感のあるすっきりしたものとな
っている。
【0020】すなわち、車体前部においてアッパフロン
トカウル28及びロアフロントカウル29が連接し、ア
ッパフロントカウル28に埋設されるかたちでヘッドラ
ンプ30が配置される。ロアフロントカウル29の下側
にはアンダカバー31が連接する。アッパフロントカウ
ル28の上部にはウィンドスクリーン35が立設され
る。このウィンドスクリーン35やアッパフロントカウ
ル28及びロアフロントカウル29は、運転者の少なく
とも上半身及びハンドル12まわりを含めた車体前部を
前方から覆うように配置構成される。
【0021】アッパフロントカウル28及びロアフロン
トカウル29の内側には運転者に対面するレッグシール
ド34が配置される。また、フロントフォーク11或い
はハンドル12等を含む前輪操舵装置と運転者用シート
24との間には低床の左右足載せ部32が設けられる。
運転者はこの足載せ部32に足を載せて運転者用シート
24に着座することができる。左右足載せ部32の相互
間には上方に突出するフロアトンネル部が形成され、エ
ンジンユニット21はこのフロアトンネル部内に配置さ
れ、レッグシールド34の後縁に連接するフロアトンネ
ルカバー33によって覆われる。
【0022】また、車体後部若しくは後部寄りにおいて
フロアトンネルカバー33の後縁に連接し、運転者用シ
ート24の下縁に向かって立ち上がる立ち上り部36a
を有するフロントフレームカバー36が備えられる。フ
ロントフレームカバー36の後側には左右のサイドフレ
ームカバー37等が連接する。
【0023】上述した各種車体カバーは、基本的には合
成樹脂により成形され、車体フレームに直接に又はブラ
ケット等の支持部材を介して間接に取付固定される。エ
ンジンユニット21等は車体カバーの内側に収容される
が、走行時、車体カバーの内側には車両前部から後部へ
と流れる空気流路が形成される。
【0024】図3には、レッグシールド34及びその周
辺部材を示す。同図に示すように、レッグシールド34
は、下部では上述したフロアトンネル部に連続するよう
に中央部分が上方に突出する形状とされるが、上部は運
転者側に対してフラットに近い面が形成される。そし
て、そのフラットに近い面の運転者から見て右側にはフ
ロントトランク38の開口39が形成され、左側にはメ
ンテナンス用の開口40が形成される。
【0025】まず、フロントトランク38まわりについ
て説明する。レッグシールド34の裏側に設けられたフ
ロントトランク38は、図4に示すように、左右が奥ま
った形状となっている。すなわち、運転者から見て左の
収納空間38Lはちょうど車体の中央部に位置すること
から、上述したフロントフォーク11に干渉しない程度
に奥まっている。また、左右の収納空間38L、38R
の間は浅く、車体フレームを通す空間42が確保され
る。また、右の収納空間38Rは空間42に配置される
車体フレーム外側とアッパフロントカウル28及びロア
フロントカウル29内側との間のスペースを有効に利用
すべく最も奥まっている。なお、フロントトランク38
には右の収納空間38Rの上部を覆う箱型のカバー41
が固定される。
【0026】レッグシールド34には開口39を開閉す
るリッド43が取り付けられる。リッド43は、閉じた
状態でレッグシールド34の外面の一部を構成する外側
リッドと、外側リッドの内面に固定された内側リッドと
の2枚構造とされ、振動溶着等により一体化されたもの
である。外側リッドに対して内側リッドの寸法は小さ
く、リッド43の内面周辺部には縁部43aが形成され
る。
【0027】リッド43の下側には左右一対のアーム4
4が設けられる。各アーム44は、図6(a)、(b)
にも示すように、リッド43の内面から略垂直方向に延
び、その途中から略U字状に湾曲する形状とされる。ま
た、レッグシールド34の裏側でフロントトランク38
の下方位置には左右一対の支持部45が設けられる。左
右一対のアーム44を開口39からレッグシールド34
の裏側へと挿入し、各アーム44の先端を支持部45に
先割ピン46を介して接合することにより、リッド43
はアーム44の先端と支持部45とにより構成されるヒ
ンジ構造を介して回動可能とされる。なお、開口39の
縁部には溝が形成されており、その溝に沿ってクッショ
ン47が嵌め込まれる。
【0028】リッド43の外面中央部には凹部48が形
成され、その凹部48の座面にロック部材49がネジ5
0を介して固定される。ロック部材49は、フロントト
ランク38側に固定される留め金51に係合して、閉じ
た状態のリッド43を施錠するためのものである。
【0029】ここで、リッド43の左右一対のアーム4
4に対応する位置においてフロントトランク38の下面
を上方に膨出させた膨出部52L、52Rが形成され
る。運転者から見て左側の膨出部52Lはフロントトラ
ンク38の左側壁に沿って形成され、右側の膨出部52
Rは左右の収納空間38L、38Rの間(浅い部分)で
凸状に形成されている。各膨出部52L、52Rの運転
者側端面には、リッド43のアーム44をレッグシール
ド34の裏側へと挿入するための開口53が形成され
る。このようにした膨出部52L、52Rはアーム44
の移動軌跡から逃げるように形成されており、各膨出部
52L、52Rの裏側空間を各アーム44が移動する。
【0030】また、フロントトランク38の天井面には
電源ソケット取付部54が形成される。電源ソケット取
付部54の運転者側端面には斜め下方に向けた取付穴5
5が形成され、その取付穴にDC電源ソケット56が取
り付けられる。DC電源ソケット56は、例えばフロン
トトランク38内に収納される外部電気機器の充電等に
利用される。このようにしたDC電源ソケット56は、
図5に示すように、左側の膨出部52Lの上方で膨出部
52Lの左右方向幅より内側に納まるように配置され
る。
【0031】以上述べたように、フロントトランク38
内にDC電源ソケット56が配設されるので、例えば運
転者用シート24下の収納ボックス内に配設される場合
と異なり、運転者は乗車状態(運転者用シート24に着
座した状態)のままDC電源ソケット56を利用するこ
とができ、利便性を高めることができる。また、雨水や
埃等による問題もなく、走行中に車外からの影響がない
状態でフロントトランク38内に収納される外部電気機
器の充電等を行うことが可能となる。
【0032】しかも、フロントトランク38内のうち膨
出部52Lの上方は狭いためデッドスペースとなるが、
DC電源ソケット56がこのデッドスペース、すなわ
ち、膨出部52Lの上方で膨出部52Lの左右方向幅よ
り内側に納まるように配置されるので、フロントトラン
ク38の収容能力が損なわれることもない。また、フロ
ントトランク38内に荷物を収容している状態で走行中
の揺れ等によりその荷物がDC電源ソケット56側に動
いても、その動きが膨出部52Lの側壁で規制されるの
で、DC電源ソケット56に無理な力が作用するのを防
ぎ、DC電源ソケット56の耐久性を向上させることが
できる。
【0033】次に、メンテナンス用の開口40まわりに
ついて説明する。フロントトランク38の開口39の隣
に配置されたメンテナンス用の開口40は、開口39と
の間を区画する柱部57及び柱部57に面一にされた縁
部58とからなる開口縁に囲まれている。レッグシール
ド34の裏側では、具体的には図示しないが開口40に
対向するようにしてフューズ等の電装品が配設されてお
り、開口40から手を入れて電装品の点検や交換等のメ
ンテナンスを行うことができる。
【0034】レッグシールド34には開口40を閉塞す
るリッド59が取り外し可能に取り付けられる。リッド
59は開口40に対応する略平板形状及び寸法を有し、
運転者から見て左辺側には一対の掛け止め部60が、右
辺側には一対の係合部61が設けられる。また、右辺側
の一対の係合部61間には指掛け部62が設けられる。
【0035】掛け止め部60は、図7に示すように、リ
ッド59の内面から略垂直方向に延び、先端が外側方に
突出する板形状とされている。また、図3に示すよう
に、開口40の縁部58の運転者から見て右側には一対
の掛け止め部60に対応する位置にスリット63が形成
されており、各掛け止め部60の先端部分(側方突出部
分)をこれらスリット63に挿入することにより掛け止
められる。
【0036】係合部61は、図7に示すように、リッド
59の内面から略垂直方向に延びる板形状とされてお
り、先端片面には傾斜面64aと傾斜面64aの後端に
形成された段部64bとからなるストッパ64が形成さ
れている。また、図3に示すように、開口40の縁部5
8の運転者から見て左側には一対の係合部61に対応す
る位置にスリット65が形成されており、上記掛け止め
部60をスリット63に掛け止めた状態で各係合部61
を各スリット65に挿入すると、ストッパ64の段部6
4bがスリット65の端部に係合する構成とされてい
る。
【0037】指掛け部62は、図7に示すように、リッ
ド59の内面側において外側方に突出する板形状とされ
ている。上述したようにリッド59を取り付けて開口4
0を閉塞すると、この指掛け部62が柱部58に重な
る。リッド59を取り外すときは、指掛け部62に指を
掛けて、係合部61をスリット65から抜くようにして
リッド59の右側を起こし、続いて左側の掛け止め部6
0をスリット63から抜くようにする。柱部58には指
掛け部62が重なる位置に切欠部66が形成されてお
り、指掛け部62に指が掛けやすくされている。
【0038】以上のようにしたレッグシールド34の構
造において、リッド59でメンテナンス用の開口40を
閉塞した状態でリッド43を回動させてフロントトラン
ク38の開口39を閉じると、リッド43の縁部43a
のうち運転者から見て左側がリッド59の指掛け部62
上に重なり合う(図7(c)参照)。すなわち、フロン
トトランク38用のリッド43を閉じた状態ではメンテ
ナンス用のリッド59を取り外すことができなくなって
いる。したがって、フロントトランク38用のリッド4
3をロック部材49により施錠しておけば、他人がメン
テナンス用のリッド59を取り外すことはできず、リッ
ド59に別途ロック部材を設ける等しなくても盗難やい
たずらを防止することができる。また、フロントトラン
ク38用のリッド43を閉じた状態ではリッド59の指
掛け部62がリッド43に隠れるので、外観上すっきり
させることができる。
【0039】上記実施の形態において示した各部の形状
及び構造は、何れも本発明を実施するにあたっての具体
化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって
本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
すなわち、本発明はその精神、又はその主要な特徴から
逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明のスクータ型車両の車体前部構造
によれば、フロントトランク内に電源ソケットが配設さ
れるので、雨水や埃等による問題もなく、また、運転者
は乗車状態のまま電源ソケットを利用することができ、
利便性を高めることができる。
【0041】さらに、電源ソケットをデッドスペースと
なる膨出部の上方で膨出部の左右方向幅より内側に納ま
るように配置すれば、フロントトランクの収容能力が損
なわれることもない。また、フロントトランク内に荷物
を収容している状態で走行中の揺れ等によりその荷物が
電源ソケット側に動いても、その動きが膨出部の側壁で
規制されるので、電源ソケットに無理な力が作用するの
を防ぐことができる。
【0042】また、本発明の他のスクータ型車両の車体
前部構造によれば、フロントトランク用のリッドを閉じ
た状態ではメンテナンス用のリッドを取り外すことがで
きないので、フロントトランク用のリッドを施錠してお
けば、他人がメンテナンス用のリッドを取り外すことは
できず、リッドに別途ロック部材を設ける等しなくても
盗難やいたずらを防止することができる。
【0043】さらに、フロントトランク用のリッドがメ
ンテナンス用のリッドの指掛け部に重なり合うようにす
れば、フロントトランク用のリッドを閉じた状態で指掛
け部が隠れるので、外観上すっきりさせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクータ型車両10の全体構成を示す側面図で
ある。
【図2】スクータ型車両10の全体構成を示す外観側面
図である。
【図3】レッグシールド34及びその周辺部材を示す斜
視図である。
【図4】フロントトランク38を上部から見た図であ
る。
【図5】図2のV方向から見たフロントトランク38内
部を示す図である。
【図6】フロントトランク38の開口39とリッド43
との関係を示す図で、(a)が図5のA−A線断面図で
あり、(b)が図5のB−B線断面図である。
【図7】リッド59を説明するための図で、(a)がリ
ッド59の内面側を示す斜視図であり、(b)がリッド
59を取り付けた状態を示す図であり、(c)がリッド
59の指掛け部62とリッド43との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 スクータ型車両 11 フロントフォーク 12 ハンドル 14 前輪 19 後輪 21 エンジンユニット 24 運転者用シート 32 足載せ部 34 レッグシールド 38 フロントトランク 39 フロントトランクの開口 40 メンテナンス用の開口 43 フロントトランク用のリッド 44 アーム 52L 膨出部 52R 膨出部 59 メンテナンス用のリッド 62 指掛け部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62J 23/00 B62J 23/00 F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪操舵装置と運転者用シートとの間に
    低床の足載せ部が設けられ、前記足載せ部の前方に運転
    者に対面するレッグシールドが配置されたスクータ型車
    両の車体前部構造であって、 前記レッグシールドの上部に設けられたフロントトラン
    クと、 前記フロントトランクの開口を開閉するリッドとを備
    え、 前記フロントトランク内に外部電気機器への電力取り出
    し用の電源ソケットが配設されていることを特徴とする
    スクータ型車両の車体前部構造。
  2. 【請求項2】 前記電源ソケットは、前記フロントトラ
    ンク内の下面を上方に膨出させて形成された膨出部の上
    方で前記膨出部の左右方向幅より内側に納まるように配
    置されていることを特徴とする請求項1に記載のスクー
    タ型車両の車体前部構造。
  3. 【請求項3】 前記リッドの下側に設けられたアームを
    前記フロントトランクの開口から前記レッグシールドの
    裏側へと挿入し、前記アームの先端を回動可能に支持す
    る構成とし、 前記アームの移動軌跡から逃げるように前記フロントト
    ランク内の下面を上方に膨出させて前記膨出部が形成さ
    れていることを特徴とする請求項2に記載のスクータ型
    車両の車体前部構造。
  4. 【請求項4】 前輪操舵装置と運転者用シートとの間に
    低床の足載せ部が設けられ、前記足載せ部の前方に運転
    者に対面するレッグシールドが配置されたスクータ型車
    両の車体前部構造であって、 前記レッグシールドの上部に設けられたフロントトラン
    クと、 前記レッグシールドの上部で前記フロントトランクの開
    口の隣に配置されたメンテナンス用の開口と、 前記フロントトランクの開口を開閉するフロントトラン
    ク用のリッドと、 前記メンテナンス用の開口を閉塞する取り外し可能なメ
    ンテナンス用のリッドとを備え、 前記メンテナンス用のリッドで前記メンテナンス用の開
    口を閉塞した状態で前記フロントトランク用のリッドで
    前記フロントトランクの開口を閉じると、前記メンテナ
    ンス用のリッドの一部に前記フロントトランク用のリッ
    ドが重なり合うことを特徴とするスクータ型車両の車体
    前部構造。
  5. 【請求項5】 前記メンテナンス用のリッドから側方に
    突出する指掛け部に前記フロントトランク用のリッドが
    重なり合うことを特徴とする請求項4に記載のスクータ
    型車両の車体前部構造。
JP2002143090A 2002-05-17 2002-05-17 スクータ型車両の車体前部構造 Pending JP2003335280A (ja)

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