JP2015029251A - Esd保護回路、半導体装置、車載用電子装置及び車載用電子システム - Google Patents

Esd保護回路、半導体装置、車載用電子装置及び車載用電子システム Download PDF

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Abstract

【課題】EMIノイズの影響による誤動作を抑制しつつ、高耐圧の被保護回路に対する精度の高いESD保護動作を実現することが可能なESD保護回路、半導体装置、車載用電子装置及び車載用電子システムを提供すること。【解決手段】一実施の形態によれば、ESD保護回路10は、外部入力端子INと基準電圧端子VSSとの間に設けられたパワーMOSトランジスタ101と、外部入力端子INとパワーMOSトランジスタ101のゲートとの間に設けられ、外部入力端子INとパワーMOSトランジスタ101のゲートとの間の電圧を所定値以下にクランプするクランプ回路102と、パワーMOSトランジスタ101のゲート及びソース間に設けられた抵抗素子103と、パワーMOSトランジスタ101に直列に設けられ、ゲートとソースが共通接続されたMOSトランジスタ201と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ESD保護回路、半導体装置、車載用電子装置及び車載用電子システムに関し、例えば精度の高いESD保護動作を実現するのに適したESD保護回路、半導体装置、車載用電子装置及び車載用電子システムに関する。
近年、ESD(Electro-Static Discharge;サージ電圧)を吸収することで被保護回路の破壊を防ぐ、ESD保護回路の開発が進んでいる。
関連する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたサージ保護回路は、パワーMOSFETと、パワーMOSFETのオンオフを制御するゲート駆動回路と、パワーMOSFETのドレイン及びゲート間に設けられ、パワーMOSFETのドレインにサージ電圧が印加された場合にブレークダウンするツェナーダイオード群と、パワーMOSFETのゲートとゲート駆動回路との間に設けられ、パワーMOSFETのゲートからゲート駆動回路に電流が流れるのを防ぐ抵抗素子と、を備えている(文献中の図13参照)。このサージ保護回路では、パワーMOSFETのドレインにサージ電圧が印加されてツェナーダイオード群がブレークダウンすると、パワーMOSFETのゲート電圧が上昇してパワーMOSFETがオンするため、サージ電圧は吸収される。
その他、特許文献2には、ドレインが入出力端子に接続されゲート及びソースが接地端子に接続されたNMOSトランジスタを保護素子として備えたCMOS保護回路が開示されている(文献中の図7参照)。
特開2000−77537号公報 特開2002−324842号公報
特許文献1に開示されたサージ保護回路では、通常動作時にパワーMOSFETのドレインに伝搬してきたEMIノイズが、パワーMOSFETのゲート及びドレイン間に形成された寄生容量を介して、当該パワーMOSFETのゲートに伝搬してしまう可能性がある。それにより、このサージ保護回路は、意図せずにパワーMOSFETがオンしてしまうため、精度の高いESD保護動作を実現することができない、という問題があった。
なお、EMIノイズによる誤動作を回避するために、パワーMOSFETのゲートとゲート駆動回路との間に設けられた抵抗素子の抵抗値を小さくすると、EMIノイズの影響は低減するが、サージ電圧が印加されたときのパワーMOSFETのゲート電圧の上昇が遅く(反応が鈍く)なってしまうため、十分なESD保護動作を実現することができなくなってしまう。
このように、特許文献1に開示されたサージ保護回路は、EMIノイズの影響による誤動作を抑制しつつ、精度の高いESD保護動作を実現することができない、という問題があった。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、外部接続端子に対して設けられたESD保護回路を備え、前記ESD保護回路は、パワーMOSトランジスタと、前記外部接続端子と前記パワーMOSトランジスタのゲートとの間の電圧を所定値以下にクランプするクランプ回路と、前記パワーMOSトランジスタのゲート及びソース間に設けられた抵抗素子と、前記パワーMOSトランジスタに直列に設けられ、ゲートとソースが共通接続されたMOSトランジスタと、を有する。
一実施の形態によれば、車載用電子装置は、半導体装置及び演算処理装置を基板上に備え、前記半導体装置は、外部接続端子に対して設けられたESD保護回路を備え、前記ESD保護回路は、パワーMOSトランジスタと、前記外部接続端子と前記パワーMOSトランジスタのゲートとの間の電圧を所定値以下にクランプするクランプ回路と、前記パワーMOSトランジスタのゲート及びソース間に設けられた抵抗素子と、前記パワーMOSトランジスタに直列に設けられ、ゲートとソースが共通接続されたMOSトランジスタと、を有する。
一実施の形態によれば、車載用電子システムは、半導体装置及び被制御装置を備え、前記半導体装置は、前記被制御装置が接続される外部接続端子に対して設けられたESD保護回路と、を備え、前記ESD保護回路は、パワーMOSトランジスタと、前記外部接続端子と前記パワーMOSトランジスタのゲートとの間の電圧を所定値以下にクランプするクランプ回路と、前記パワーMOSトランジスタのゲート及びソース間に設けられた抵抗素子と、前記パワーMOSトランジスタに直列に設けられ、ゲートとソースが共通接続されたMOSトランジスタと、を有する。
一実施の形態によれば、ESD保護回路は、外部入力端子と基準電圧端子との間に設けられた高耐圧のパワーMOSトランジスタと、前記外部入力端子と前記パワーMOSトランジスタのゲートとの間に設けられ、前記外部入力端子と前記パワーMOSトランジスタのゲートとの間の電圧を所定値以下にクランプするクランプ回路と、前記パワーMOSトランジスタのゲート及びソース間に設けられた第1抵抗素子と、前記パワーMOSトランジスタに直列に設けられ、ゲートとソースが共通接続されたMOSトランジスタと、を備える。
前記一実施の形態によれば、EMIノイズの影響による誤動作を抑制しつつ、高耐圧の被保護回路に対する精度の高いESD保護動作を実現することが可能なESD保護回路、半導体装置、車載用電子装置及び電子システムを提供することができる。
実施の形態1にかかるESD保護回路の構成例を示す図である。 保護ブロック100単体の構成例を示す図である。 保護ブロック100単体の動作特性を示す図である。 保護ブロック200単体の構成例を示す図である。 保護ブロック200単体の動作特性を示す図である。 実施の形態1にかかるESD保護回路の動作特性を示す図である。 実施の形態1にかかるESD保護回路の変形例を示す図である。 実施の形態2にかかるESD保護回路の構成例を示す図である。 実施の形態2にかかるESD保護回路の動作特性を示す図である。 パワーMOSトランジスタの構成例を示す図である。 パワーMOSトランジスタの動作特性を示す図である。 実施の形態2にかかるESD保護回路の効果を説明するための図である。 実施の形態2にかかるESD保護回路の変形例を示す図である。 実施の形態3にかかるESD保護システムの構成例を示す図である。 実施の形態3にかかるESD保護システムの変形例を示す図である。 実施の形態4にかかるESD保護システムの構成例を示す図である。 実施の形態4にかかるESD保護システムの変形例を示す図である。 実施の形態5にかかる電子システムを示すブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施の形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、応用例、詳細説明、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(動作ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む)についても同様である。
<実施の形態1>
実施の形態1にかかるESD保護回路について説明する。本実施の形態にかかるESD保護回路は、外部入力端子と基準電圧端子との間に設けられたパワーMOSトランジスタと、外部入力端子の電圧を所定値以下にクランプするクランプ回路と、パワーMOSトランジスタのゲート及びソース間に設けられた第1抵抗素子と、パワーMOSトランジスタに直列に設けられ、ベース及びエミッタ間が接続されたバイポーラトランジスタと、を備える。それにより、本実施の形態にかかるESD保護回路は、EMIノイズの影響による誤動作を抑制しつつ、高耐圧の被保護回路に対する精度の高いESD保護動作を実現することができる。以下、具体的に説明する。
(実施の形態1にかかるESD保護回路10の構成)
図1は、実施の形態1にかかるESD保護回路10の構成例を示す図である。なお、図1には、ESD保護回路10の保護対象である被保護回路20も示されている。
ESD保護回路10及び被保護回路20は、外部から入力電圧が供給される外部入力端子(外部接続端子)INと、基準電圧VSSが供給される基準電圧端子(以下、基準電圧端子VSSと称す)と、の間に並列に設けられている。
ESD保護回路10は、外部入力端子INに印加されるESD(サージ電圧)を吸収することで高耐圧の被保護回路20をESDから保護する。なお、ESD保護回路10は、外部入力端子INの電圧値が、被保護回路20の最大定格よりも大きく、かつ、被保護回路20の耐圧よりも小さい所定の電圧値に達した場合に、外部入力端子INの電圧をクランプするように調整されている。本実施の形態では、被保護回路20の最大定格が40V、被保護回路20の耐圧が65V程度である場合を例に説明する。また、ESD保護回路10の保護動作範囲の耐圧を持つ回路を高耐圧の回路と呼ぶ。
ESD保護回路10は、保護ブロック100と、保護ブロック200と、を備える。保護ブロック100は、パワーMOSトランジスタ101と、クランプ回路102と、抵抗素子(第1抵抗素子)103と、ツェナーダイオード105と、を有する。保護ブロック200は、MOSトランジスタ201を有する。
なお、ESD保護回路10の高電圧端子はagHと表され、低電圧端子はagLと表される。保護ブロック100の高電圧端子はaHと表され、低電圧端子はaLと表される。保護ブロック200の高電圧端子はgHと表され、低電圧端子はgLと表される。以下の説明では、これらの端子は省略される場合がある。
保護ブロック100と保護ブロック200とは、ESD保護回路10の高電圧端子agHと低電圧端子agLとの間に直列に接続する。より具体的には、ESD保護回路10は、外部入力端子INを高電圧端子agHに接続し、基準電圧端子VSSを低電圧端子agLに接続する。保護ブロック100は、高電圧端子aHを、ESD保護回路10の高電圧端子agHに接続し、低電圧端子aLを保護ブロック200の高電圧端子gHに接続する。保護ブロック200は、低電圧端子gLをESD保護回路10の低電圧端子agLに接続する。
パワーMOSトランジスタ101は、例えば、Nチャネル型のパワーMOSトランジスタであって、外部入力端子INと基準電圧端子VSSとの間に設けられている。より具体的には、パワーMOSトランジスタ101のドレインは、(保護ブロック100の高電圧端子aH及びESD保護回路10の高電圧端子agHを介して、)外部入力端子INに接続され、パワーMOSトランジスタ101のソースは、(保護ブロック100の低電圧端子aLを介して、)ノードN1に接続されている。なお、パワーMOSトランジスタ101のゲート及びドレイン間には、寄生容量素子104が形成されている。
クランプ回路102は、パワーMOSトランジスタ101のゲートと、外部入力端子INと、の間に設けられている。より具体的には、クランプ回路102は、例えば、直列接続された複数のツェナーダイオードにより構成されており、アノード側が、パワーMOSトランジスタ101のゲートに接続され、カソード側が、(保護ブロック100の高電圧端子aH及びESD保護回路10の高電圧端子agHを介して、)外部入力端子INに接続されている。
クランプ回路102は、外部入力端子INに印加された高電圧を所定値以下にクランプする。より具体的には、外部入力端子INの電圧が上昇してパワーMOSトランジスタ101のゲート−ドレイン間電圧がクランプ電圧(所定値)より大きくなると、クランプ回路102はブレークダウンする。この時、ブレークダウン電流が抵抗素子103に流れて電圧降下を起こす。それにより、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧が上昇して当該パワーMOSトランジスタ101がオンする。そのため、外部入力端子INの電圧は所定値付近にクランプされ、それ以上に上昇しない。これにより、被保護回路20に過電圧がかかるのを防ぐ(保護動作状態にする)ことができる。
抵抗素子103は、パワーMOSトランジスタ101のゲート及びソース間に設けられている。抵抗素子103は、クランプ回路102がブレークダウンしていない状態(非保護動作状態)において、パワーMOSトランジスタ101のゲート電圧をソース電圧にバイアスする。それにより、非保護動作状態においてパワーMOSトランジスタ101が意図せずオンすることを防ぐことができる。
なお、抵抗素子103は、比較的高い抵抗値を有する。それにより、ある電流値での電圧降下(電流値×抵抗値)を大きくすることができるため、ESD印加等によってクランプ回路102がブレークダウンした場合に、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧を速やかに上昇させて当該パワーMOSトランジスタ101をオンさせることができる。
ツェナーダイオード105は、パワーMOSトランジスタ101のゲート及びソース間に、抵抗素子103に並列に設けられている。ツェナーダイオード105は、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧を所定値以下にクランプする。より具体的には、ツェナーダイオード105は、パワーMOSトランジスタ101のゲート電圧が上昇して当該パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧が所定値より大きくなると、ブレークダウンする。それにより、パワーMOSトランジスタ101のゲート電圧の過度な上昇を防止することができ、パワーMOSトランジスタ101のゲート絶縁膜や抵抗素子103が過電圧で破壊されて故障することを避けることができる。なお、パワーMOSトランジスタ101のゲート絶縁膜と抵抗素子103が、想定するESD電圧及び時間(プロファイル)に対して十分に耐性がある場合には、ツェナーダイオード105は、必須ではない。
MOSトランジスタ201は、例えば、Nチャネル型のMOSトランジスタであって、パワーMOSトランジスタ101に直列に設けられている。より具体的には、MOSトランジスタ201のゲート及びソースは、(保護ブロック200の低電圧端子gL及びESD保護回路10の低電圧端子agLを介して、)基準電圧端子VSSに接続され、MOSトランジスタ201のドレインは、(保護ブロック200の高電圧端子gHを介して、)ノードN1に接続されている。
ここで、MOSトランジスタ201には、NPN型の寄生バイポーラトランジスタ202が形成されている。寄生バイポーラトランジスタ202では、ベースがMOSトランジスタ201のバックゲートに接続され、コレクタがMOSトランジスタ201のドレインに接続され、エミッタがMOSトランジスタ201のソースに接続されている。なお、寄生バイポーラトランジスタ202のベース−エミッタ間は、実際には、MOSトランジスタ201に形成された寄生抵抗を介して接続されている。
次に、ESD保護回路10の動作について説明する。まず、本実施の形態にかかるESD保護回路10との比較のため、各保護ブロック100,200単体の動作について説明する。
(保護ブロック100単体の動作)
図2Aは、保護ブロック100単体の構成例を示す図である。図2Aに示す保護ブロック100の構成については、既に説明したとおりである。なお、図2Aの例では、保護ブロック100の高電圧端子aHに電圧Vaが供給され、低電圧端子aLに基準電圧VSS(接地電圧)が供給されている。
図2Bは、図2Aに示す保護ブロック100単体の動作特性を示す図である。なお、図中の「ESD動作」は、高電圧端子aHに印加される瞬間的な高電圧Va(ESDに相当)と、保護ブロック100に流れる電流Iaと、の関係を示している。また、図中の「通常動作」は、高電圧端子aHに印加される緩やかな変動の電圧Va(通常動作時に外部入力端子INに供給される入力電圧に相当)と、保護ブロック100に流れる電流Iaと、の関係を示している。なお、ESD動作は、高速動作である(電圧の変化率が大きい=電圧の高周波成分が大きい)と言うことができ、通常動作は、低速動作である(電圧の変化率が小さい=電圧の高周波成分が小さい)と言うことができる。
まず、ESD動作について説明する。ESD動作では、パワーMOSトランジスタ101のドレイン電圧が上昇し始めると、その高周波成分が寄生容量素子104を通して抵抗素子103に流れて電圧降下を起こすことにより、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧も上昇し始める。それにより、パワーMOSトランジスタ101のオン抵抗が低下し始めるため、パワーMOSトランジスタ101のソース−ドレイン間に電流が流れ始める。
パワーMOSトランジスタ101のドレイン電圧がさらに上昇して、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ドレイン間電圧がクランプ回路102のクランプ電圧(本例では50V付近)より大きくなると、当該クランプ回路102がブレークダウンするため、ブレークダウン電流が抵抗素子103に流れてさらに電圧降下を起こすことで、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧は急峻にさらに上昇する。それにより、パワーMOSトランジスタ101のオン抵抗がさらに低下するため、パワーMOSトランジスタ101のソース−ドレイン間には大電流が流れる。つまり、パワーMOSトランジスタ101によってESD電流は吸収される。
次に、通常動作について説明する。通常動作では、パワーMOSトランジスタ101のドレイン電圧が上昇し始めても、ESD動作時よりも電圧変動が緩やかであるため高周波成分が小さく、寄生容量素子104にはほとんど電流は流れない。そのため、抵抗素子103にも電流が流れないため、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧は0Vに維持される。それにより、パワーMOSトランジスタ101がオフを維持するため、パワーMOSトランジスタ101のソース−ドレイン間には電流は流れない。
パワーMOSトランジスタ101のドレイン電圧がさらに上昇して、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ドレイン間電圧がクランプ回路102のクランプ電圧(本例では50V付近)より大きくなると、当該クランプ回路102がブレークダウンするため、ブレークダウン電流が抵抗素子103に流れて電圧降下を起こすことで、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧は急峻に上昇する。それにより、パワーMOSトランジスタ101がオンするため、パワーMOSトランジスタ101のソース−ドレイン間には大電流が流れる。つまり、パワーMOSトランジスタ101によって通常動作時の過電圧はクランプされる。
ここで、通常動作時に、EMIノイズが高電圧端子aHに印加された場合における保護ブロック100単体の動作について説明する。EMIノイズは、ESDノイズより電圧の値は小さいが、高周波成分を多く含むという点は同一である。この場合、パワーMOSトランジスタ101のドレインに伝搬してきたEMIノイズの高周波成分は、寄生容量素子104及び抵抗素子103に流れて、抵抗素子103に電圧降下を起こすため、当該パワーMOSトランジスタ101のゲートに伝搬してしまう。それにより、意図せずにパワーMOSトランジスタ101がオンしてしまうため、精度の高いESD保護動作を実現することができない、という問題がある。
なお、EMIノイズによる誤動作を回避するために、抵抗素子103の抵抗値を小さくして電圧降下の値を小さくしようとすると、EMIノイズの影響は低減するが、ESDが印加されたときのパワーMOSトランジスタ101のゲート電圧の上昇が遅く(反応が鈍く)なってしまうため、十分なESD保護動作を実現することができなくなってしまう。そのため、抵抗素子103の抵抗値を小さくする回避策には限界がある。
このように、保護ブロック100単体では、抵抗素子103の抵抗値を大きくすると、EMIノイズ耐量が低下してしまい、抵抗素子103の抵抗値を小さくすると、ESD耐量が低下してしまう。つまり、保護ブロック100単体では、EMIノイズ耐量とESD耐量とがトレードオフの関係となってしまい、EMIノイズ耐量及びESD耐量を何れも満足させることが困難であった。パワーMOSトランジスタの閾値電圧の低下及びソース長の微細化が進むにつれて、パワーMOSトランジスタのゲート−ドレイン間に形成された寄生容量素子によるゲート−ドレイン間の電圧感度が高くなっているため、この問題はさらに顕著になっている。
(保護ブロック200単体の動作)
図3Aは、保護ブロック200単体の構成例を示す図である。図3Aに示す保護ブロック200の構成については、既に説明したとおりである。なお、図3Aの例では、保護ブロック200の高電圧端子gHに電圧Vgが供給され、低電圧端子gLに基準電圧VSS(接地電圧)が供給されている。
図3Bは、図3Aに示す保護ブロック200単体の動作特性を示す図である。なお、図中の「ESD動作」は、高電圧端子gHに印加される瞬間的な高電圧Vg(ESDに相当)と、保護ブロック200に流れる電流Igと、の関係を示している。また、図中の「通常動作」は、高電圧端子gHに印加される緩やかな変動の電圧Vg(通常動作時に外部入力端子INに供給される入力電圧に相当)と、保護ブロック200に流れる電流Igと、の関係を示している。
図3Bに示すように、ESD動作及び通常動作の何れの場合でも、保護ブロック200単体は同じような動作特性を示す。具体的には、まず、MOSトランジスタ201のドレイン電圧がトリガ電圧(本例では約12.5V)に達するまでは、MOSトランジスタ201がオフ(高インピーダンス)を維持するため、MOSトランジスタ201のソース−ドレイン間には電流は流れない。そして、MOSトランジスタ201のドレイン電圧がトリガ電圧に達すると、MOSトランジスタ201がブレークダウンした後、寄生バイポーラトランジスタ202が動作することでスナップバック現象が発生する。それにより、MOSトランジスタ201のソース−ドレイン間に電流が流れ始める。
ここで、EMIノイズが高電圧端子gHに印加された場合でも、MOSトランジスタ201のドレイン電圧がトリガ電圧に達しない限り、MOSトランジスタ201のソース−ドレイン間に電流は流れない。つまり、EMIノイズにより意図せずにMOSトランジスタ201がオンしてしまうことはない。
ただし、保護ブロック200単体は、低耐圧用(本例では約12.5V)であり、被保護回路20に設けられた高耐圧のパワーMOSトランジスタをESDから保護することはできない。
そこで、本実施の形態にかかるESD保護回路10は、保護ブロック100,200を組み合わせることで、EMIノイズの影響による誤動作を抑制しつつ、高耐圧の被保護回路20に対する精度の高いESD保護動作を実現している。
(実施の形態1にかかるESD保護回路10の動作)
以下、図4を参照して、図1に示すESD保護回路10の動作について説明する。図4は、ESD保護回路10の動作特性を示す図である。なお、図中の「ESD動作」は、外部入力端子INに印加される瞬間的な高電圧Vag(ESDに相当)と、ESD保護回路10に流れる電流Iagと、の関係を示している。また、図中の「通常動作」は、通常動作時に外部入力端子INに供給される入力電圧Vagと、ESD保護回路10に流れる電流Iagと、の関係を示している。
まず、ESD動作について説明する。ESD動作では、外部入力端子INの電圧上昇に伴ってパワーMOSトランジスタ101のドレイン電圧が上昇し始めると、寄生容量素子104の影響により、パワーMOSトランジスタ101のゲート電圧も上昇し始める。しかしながら、MOSトランジスタ201のドレイン電圧がトリガ電圧(本例では約25V)に達するまでは、MOSトランジスタ201がオフ(高インピーダンス)を維持する。そのため、抵抗素子103に電流が流れず電圧降下が起きないため、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧は0Vのままであり、パワーMOSトランジスタ101はオンしない。パワーMOSトランジスタ101がオフで、MOSトランジスタ201もオフのため、この期間にESD保護回路10に電流は流れない。
外部入力端子INの電圧がさらに上昇して、MOSトランジスタ201のドレイン電圧がトリガ電圧に達すると、MOSトランジスタ201はブレークダウンする。その後、寄生バイポーラトランジスタ202が動作することでスナップバック現象が発生するため、保護ブロック200に電流が流れ始める。すると、外部入力端子INの電圧上昇に伴って、その高周波成分による電流が、寄生容量素子104と抵抗素子103に流れる。それにより、抵抗素子103の電圧降下によってパワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧が大きくなるため、ESD保護回路10に電流が流れ始める。
外部入力端子INの電圧がさらに上昇して、パワーMOSトランジスタ101のドレイン電圧がさらに上昇して、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ドレイン間電圧がクランプ回路102のクランプ電圧より大きくなると、当該クランプ回路102がブレークダウンし、そのブレークダウン電流が抵抗素子103に流れる。そのため、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧は急峻にさらに上昇する。それにより、パワーMOSトランジスタ101のオン抵抗がさらに低下するため、ESD保護回路10には大電流(ESD保護電流)が流れる。つまり、ESD保護回路10によってESD電流は吸収される。
次に、通常動作について説明する。通常動作では、外部入力端子INの電圧上昇に伴ってパワーMOSトランジスタ101のドレイン電圧が上昇し始めても、ESD動作時よりも電圧変動が緩やかであるため高周波成分が小さく、寄生容量素子104にはほとんど電流は流れない。そのため、抵抗素子103にも電流も流れないため、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧は0Vに維持される。それにより、パワーMOSトランジスタ101がオフを維持するため、ESD保護回路10に電流は流れない。
外部入力端子INの電圧がさらに上昇して、パワーMOSトランジスタ101のドレイン電圧がさらに上昇して、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ドレイン間電圧がクランプ回路102のクランプ電圧より大きくなると、当該クランプ回路102がブレークダウンする。すると、MOSトランジスタ201のドレイン電圧が急峻に上昇し、MOSトランジスタ201のトリガ電圧を超えるため、保護ブロック200がオンする。これにより、クランプ回路102のブレークダウン電流が抵抗素子103に流れるため、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧は急峻に上昇する。それにより、パワーMOSトランジスタ101はオンする。パワーMOSトランジスタ101とMOSトランジスタ201とがオンするため、ESD保護回路10には大電流が流れる。つまり、ESD保護回路10によって通常動作時の過大電流が吸収される。
ここで、通常動作時に、EMIノイズが外部入力端子INに印加された場合におけるESD保護回路10の動作について説明する。この場合、パワーMOSトランジスタ101のドレインに伝搬してきたEMIノイズは、寄生容量素子104を介して、当該パワーMOSトランジスタ101のゲートに伝搬する。しかしながら、MOSトランジスタ201が高インピーダンスを維持しているため、ESD保護回路10に電流は流れない。つまり、EMIノイズにより意図せずにESD保護回路10に電流が流れることはない。
なお、ESD保護回路10のESD保護電圧(ESD保護回路10に大電流が流れる電圧)は、クランプ回路102のクランプ電圧と、パワーMOSトランジスタ101のトリガ電圧と、の和である。本例では、クランプ回路102のクランプ電圧と、MOSトランジスタ201のトリガ電圧と、の和は、約50Vである。
このように、本実施の形態にかかるESD保護回路10は、保護ブロック100,200を組み合わせることで、EMIノイズの影響による誤動作を抑制しつつ、高耐圧の被保護回路20に対する精度の高いESD保護動作を実現することができる。換言すると、本実施の形態にかかるESD保護回路10は、EMIノイズ耐量及びESD耐量を何れも満足させることができる。
なお、ESD保護回路10は、MOSトランジスタ201を備える代わりに、寄生バイポーラトランジスタ202と同じ導電型及び接続関係を有するバイポーラトランジスタを直接備えてもよい。
また、ESD保護回路10は、図5に示すように、保護ブロック200に並列に接続された抵抗素子(第2抵抗素子)R1をさらに備えてもよい。それにより、ノードN1の初期バイアスを安定させることが可能となる。
<実施の形態2>
図6は、実施の形態2にかかるESD保護回路10aの構成例を示す図である。なお、図6には、ESD保護回路10aの保護対象である被保護回路20も示されている。図6に示すESD保護回路10aは、図1に示すESD保護回路10と比較して、保護ブロック100の内部に保護ブロック200を備える。
より具体的には、保護ブロック200に設けられたMOSトランジスタ201のゲート及びソースは、パワーMOSトランジスタ101のドレインに接続され、MOSトランジスタ201のドレインは、外部入力端子INに接続される。
MOSトランジスタ201には、寄生バイポーラトランジスタ202が形成されている。寄生バイポーラトランジスタ202では、ベースがMOSトランジスタ201のバックゲートに接続され、コレクタがMOSトランジスタ201のドレインに接続され、エミッタがMOSトランジスタ201のソースに接続されている。なお、MOSトランジスタ201のベース及びエミッタは、MOSトランジスタ201に形成された寄生抵抗を介して接続されている。
図6に示すESD保護回路10aのその他の構成については、図1に示すESD保護回路10の場合と同様であるため、その説明を省略する。
(実施の形態2にかかるESD保護回路10aの動作)
続いて、図7を参照して、図6に示すESD保護回路10aの動作について説明する。図7は、ESD保護回路10aの動作特性を示す図である。なお、図中の破線は、ESD動作時におけるパワーMOSトランジスタ101のドレイン電圧と、ESD保護回路10aに流れる電流Iagと、の関係を示している。
まず、ESD動作について説明する。ESD動作では、外部入力端子INの電圧が上昇しても、MOSトランジスタ201のドレイン電圧がトリガ電圧(本例では約25V)に達するまでは、MOSトランジスタ201がオフ(高インピーダンス)を維持するため、ESD保護回路10aに電流は流れない。
外部入力端子INの電圧がさらに上昇して、MOSトランジスタ201のドレイン電圧がトリガ電圧に達すると、MOSトランジスタ201はブレークダウンする。その後、寄生バイポーラトランジスタ202が動作することでスナップバック現象が発生するため、保護ブロック200に電流が流れ始める。すると、寄生容量素子104及び抵抗素子103に電流が流れるため、抵抗素子103の電圧降下によってパワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧が上昇し始める。それにより、ESD保護回路10aに電流が流れ始める。
外部入力端子INの電圧がさらに上昇して、外部入力端子INとパワーMOSトランジスタ101のゲートとの間の電圧がクランプ回路102のクランプ電圧(本例では50V付近)より大きくなると、当該クランプ回路102がブレークダウンし、そのブレークダウン電流が抵抗素子103に流れる。そのため、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧は急峻にさらに上昇する。それにより、パワーMOSトランジスタ101のオン抵抗がさらに低下するため、ESD保護回路10aには大電流(ESD保護電流)が流れる。つまり、ESD保護回路10aによってESD電流は吸収される。
ここで、図7を見ると、パワーMOSトランジスタ101のドレイン電圧(破線)は、外部入力端子INの電圧VagよりもMOSトランジスタ201の電圧降下分だけ低いことがわかる。それによるESD保護回路10aの有利な効果について、以下に簡単に説明する。
図8Aは、パワーMOSトランジスタ単体の構成例を示す図である。なお、図8Aの例では、パワーMOSトランジスタのソースには、電圧Vdsが供給され、ドレインには、基準電圧VSS(接地電圧)が供給され、ゲートには、可変電圧Vgateが供給されている。
図8Bは、図8Aに示すパワーMOSトランジスタ単体の動作特性を示す図である。図8Bに示すように、パワーMOSトランジスタには、ゲート電圧Vgateが高いほど、ソース−ドレイン間の破壊電圧が低下するが、ドレイン電流Idsが増大する、という特性がある。
ここで、図6に示すESD保護回路10aでは、図1に示すESD保護回路10の場合よりも、パワーMOSトランジスタ101のドレイン電圧が低く抑えられている。そのため、図9に示すように、ESD保護回路10aでは、ESD保護回路10の場合よりも、パワーMOSトランジスタ101のゲート電圧を上昇させて、ドレイン電流を大きくすることができる。つまり、効率良くESD電流を吸収することができる。
図7に戻り、次に通常動作について説明する。通常動作では、外部入力端子INの電圧が上昇しても、外部入力端子INとパワーMOSトランジスタ101のゲートとの間の電圧がクランプ回路102のクランプ電圧(本例では50V付近)より大きくなるまでは、パワーMOSトランジスタ101がオフ(高インピーダンス)を維持するため、ESD保護回路10aに電流は流れない。
外部入力端子INの電圧がさらに上昇して、外部入力端子INとパワーMOSトランジスタ101のゲートとの間の電圧がクランプ回路102のクランプ電圧(本例では50V付近)より大きくなると、当該クランプ回路102がブレークダウンするため、パワーMOSトランジスタ101のゲート電圧は急峻に上昇する。それにより、パワーMOSトランジスタ101がオンし、MOSトランジスタ201も瞬時にオンするため、ESD保護回路10aには大電流が流れる。つまり、ESD保護回路10aによって通常動作時の大電流は吸収される。なお、このとき、MOSトランジスタ201が瞬時にオンするため、スナップバック動作によるクランプ電圧の揺らぎは生じない。
ここで、通常動作時に、EMIノイズが外部入力端子INに印加された場合におけるESD保護回路10aの動作について説明する。この場合でも、MOSトランジスタ201が高インピーダンスを維持しているため、ESD保護回路10aに電流は流れない。つまり、EMIノイズにより意図せずにESD保護回路10aに電流が流れることはない。
このように、本実施の形態にかかるESD保護回路10aは、実施の形態1にかかるESD保護回路10と同等以上の効果を奏することができる。
なお、ESD保護回路10aは、MOSトランジスタ201を備える代わりに、寄生バイポーラトランジスタ202と同じ導電型及び接続関係を有するバイポーラトランジスタを直接備えてもよい。
また、ESD保護回路10aは、図10に示すように、保護ブロック200に並列に接続された抵抗素子(第2抵抗素子)R1をさらに備えてもよい。それにより、ノードN1の初期バイアスを安定させることが可能となる。
(ESD保護回路10,10aのESD保護動作時の電圧の相違点)
まず、図2A及び図2Bを参照して、保護ブロック100単体のESD保護動作時の動作特性について説明する。ESD保護動作時の高電圧端子aHの電圧Vaの値をVds1、クランプ回路102のクランプ電圧をVc、パワーMOSトランジスタ101のゲート−ソース間電圧をVgsとすると、ESD保護動作時にはVds1=Vc+Vgsの関係が保たれる。このとき、保護ブロック100に流れる電流をIds1とすると、ESD保護動作時における電流変化に対する電圧変化量(Rds1)は、主にVgs及びIds1の特性によって決まる。
次に、図3A及び図3Bを参照して、保護ブロック200単体のESD保護動作時の動作特性について説明する。ESD保護動作時の高電圧端子gHの電圧Vgの値をVds2、ホールド電圧をVh、電流をIds2とすると、ESD保護動作時にはVds2=Vh+Rds2×Ids2が成り立つ。このとき、ESD保護動作時における電流変化に対する電圧変化量(Rds2)は、寄生バイポーラトランジスタ202のベース−エミッタ間に形成された寄生抵抗によって決まる。
ここで、図1及び図4を参照して、ESD保護回路10のESD保護動作時の動作特性について説明する。ESD保護回路10では、ESD保護動作時の外部入力端子INの電圧Vagの値をVag1とすると、以下の式(1)が成り立つ。
Vag1=Vds1+Vds2
=Vc+Vgs+Vh+Rds2×Ids2 ・・・(1)
それに対し、図6に示すESD保護回路10aでは、ESD保護動作時の外部入力端子INの電圧Vagの値をVag2とすると、保護ブロック100単体の場合と同様に、クランプ時にはVag2=Vc+Vgsの関係が保たれる。このとき、ESD保護回路10aに流れる電流をIag2とすると、ESD保護動作時における電流変化に対する電圧変化量は、主にVgs及びIag2の特性によって決まる。つまり、ESD保護回路10aのESD保護電圧Vag2の電流依存性は、ESD保護回路10のESD保護電圧Vag1の電流依存性よりも小さい。そのため、当該ESD保護電圧Vag2の調整はESD保護電圧Vag1の場合よりも容易である。
<実施の形態3>
図11は、実施の形態3にかかるESD保護システム1の構成例を示す図である。図11に示すESD保護システム1は、複数の被保護回路に対して共通のESD保護回路10を備えている。以下、具体的に説明する。
図11に示すESD保護システム1は、ESD保護回路10と、ダイオード(第1ダイオード)D11〜D13と、ダイオード(第2ダイオード)D21〜D23と、を備える。なお、図11には、被保護回路としての複数のI/Oブロック20−1〜20−3も示されている。ここで、ESD保護回路10及びダイオードD11〜D13は、正極性のESD保護のために用いられる。ダイオードD21〜D23は、負極性のESD保護のために用いられる。
I/Oブロック20−1〜20−3は、それぞれ外部入力端子IN1〜IN3と、基準電圧端子VSSと、の間に設けられている。ESD保護回路10は、外部入力端子IN1〜IN3と、基準電圧端子VSSと、の間に、I/Oブロック20−1〜20−3に並列に設けられている。
ダイオードD11〜D13は、それぞれ外部入力端子IN1〜IN3と、ESD保護回路10と、の間に設けられている。より具体的には、ダイオードD11〜D13のアノードは、それぞれ外部入力端子IN1〜IN3に接続され、ダイオードD11〜D13のカソードは、ESD保護回路10に設けられたパワーMOSトランジスタ101のドレイン及びクランプ回路102に接続されている。
ダイオードD21〜D23は、それぞれ外部入力端子IN1〜IN3と、基準電圧端子VSSと、の間に設けられている。より具体的には、ダイオードD21〜D23のアノードは、基準電圧端子VSSに接続され、ダイオードD21〜D23のカソードは、それぞれ外部入力端子IN1〜IN3に接続されている。
なお、クランプ回路102のクランプ電圧の値は、MOSトランジスタ201のトリガ電圧に加え、ダイオードD11〜D13の順方向電圧降下分を考慮して、設定される。
図11に示すESD保護システム1は、上記のような構成により、一つのESD保護回路10を用いて複数のI/Oブロック20−1〜20−3をESDから保護することができる。
ここで、被保護回路毎にESD保護回路を設置した場合と、本実施の形態3のように複数の被保護回路に対して1つのESD保護回路を設置した場合との経済性を検討する。ESD保護動作状態では、各ダイオードD11〜D13の両端の電圧は、ほぼダイオードの順方向電圧降下VF(シリコンダイオードで、VF=0.7V程度)の値である。また、電流が流れる時間も短い。そのため、それほど大きなダイオードを使用しなくても十分である。これに対して、ESD保護回路10の両端の電圧の電圧は、その数十倍(この例では50V以上)であるため、ESD保護動作でESD保護回路10を故障させないためには、パワーMOSトランジスタやMOSトランジスタのサイズを十分に大きくする必要がある。したがって、図11に示すESD保護システム1は、複数のI/Oブロック20−1〜20−3に対してそれぞれ異なる複数のESD保護回路を備える場合よりも、回路規模の増大を抑制することができる。
本実施の形態では、ESD保護システム1が、ESD保護回路10を備えた場合を例に説明したが、これに限られない。ESD保護システム1は、図12に示すように、ESD保護回路10に代えて、ESD保護回路10aを備えてもよい。この場合、ダイオードD11〜D13のカソードは、ESD保護回路10aに設けられたMOSトランジスタ201のドレイン(寄生バイポーラトランジスタ202のコレクタ)に接続される。また、ESD保護システム1に設けられたESD保護回路(10,10a)は、保護ブロック200に並列に接続された抵抗素子R1をさらに備えていてもよい。
<実施の形態4>
図13は、実施の形態4にかかるESD保護システム1aの構成例を示す図である。図13に示すESD保護システム1aは、図11に示すESD保護システム1と比較して、ダイオード(第3ダイオード)D31〜D33をさらに備える。
ダイオードD31〜D33は、それぞれ外部入力端子IN1〜IN3と、ESD保護回路10に設けられたクランプ回路102と、の間に設けられている。より具体的には、ダイオードD31〜D33のアノードは、それぞれ外部入力端子IN1〜IN3に接続され、ダイオードD31〜D33のカソードは、ESD保護回路10に設けられたクランプ回路102に接続されている。
なお、ダイオードD11〜D13のアノードは、それぞれ外部入力端子IN1〜IN3に接続され、ダイオードD11〜D13のカソードは、ESD保護回路10に設けられたパワーMOSトランジスタ101のドレインのみに接続されている。
図13に示すESD保護システム1aのその他の構成については、図11に示すESD保護システム1と同様であるため、その説明を省略する。
図13に示すESD保護システム1aは、大きなESD電流が流れる経路(ダイオードD11〜D13側の経路)と、クランプ回路102のセンスライン(ダイオードD31〜D33側の経路)と、を分離している。それにより、図13に示すESD保護システム1aは、大電流が流れるダイオードD11〜D13及びその配線抵抗の電圧降下の影響を受けることなく、精度良くESD保護回路10によるESD保護動作を実現することができる。
なお、ダイオードD31〜D33に流れる電流は、ダイオードD11〜D13に流れる電流と比較して、非常に小さい。したがって、ダイオードD31〜D33の素子サイズは非常に小さくてすむ。
本実施の形態では、ESD保護システム1aが、ESD保護回路10を備えた場合を例に説明したが、これに限られない。ESD保護システム1aは、図14に示すように、ESD保護回路10に代えて、ESD保護回路10aを備えてもよい。この場合、ダイオードD11〜D13のカソードは、ESD保護回路10aに設けられたMOSトランジスタ201のドレイン(寄生バイポーラトランジスタ202のコレクタ)に接続される。また、ESD保護システム1aに設けられたESD保護回路(10,10a)は、保護ブロック200に並列に接続された抵抗素子R1をさらに備えていてもよい。
このように、上記実施の形態1〜4にかかるESD保護回路は、保護ブロック100,200を組み合わせることで、EMIノイズの影響による誤動作を抑制しつつ、高耐圧の被保護回路に対する精度の高いESD保護動作を実現することができる。
なお、上記実施の形態1〜4にかかるESD保護回路は、例えば、自動車に搭載するECU(Engine Control Unit)モジュール内の半導体装置の一部に適用される。ECUモジュール内の半導体装置は、数チャネルのエアバックユニットや、数チャネルのセンサーユニット等を制御する装置であって、これらエアバックユニットやセンサーユニット等と多くのハーネス線を介して接続されている。そのため、この半導体装置は、ハーネス線から伝わってくるEMIノイズの影響を受けやすい。したがって、このような半導体装置の一部に上記実施の形態にかかるESD保護回路を適用することは有効である。
<実施の形態5>
本実施の形態では、ESD保護回路10,10aやESD保護システム1,1aの適用事例について説明する。
図15は、ESD保護回路10が適用された車載用電子システム30を示すブロック図である。ここでは、一例として、エアバッグシステムが示されている。なお、当然ながら、ESD保護回路10の代わりに、ESD保護回路10aや、ESD保護システム1,1aが適用されてもよい。
図15に示すように、車載用電子システム30は、ECUモジュール(車載用電子装置)300と、発電機401と、バッテリ402と、衝突センサユニット(被制御装置)403,404と、エアバックユニット(被制御装置)405,406と、ハーネス400と、を備える。ECUモジュール300と、発電機401及びバッテリ402とは、ハーネス400を介して接続されている。また、ECUモジュール300と、被制御装置(例えば、衝突センサユニット403,404及びエアバックユニット405,406等のECUモジュール300により制御される外部装置)とは、ハーネス400を介して接続されている。なお、ハーネス400は、電線409〜413を束にしたものである。ここでは、衝撃センサユニット403及びエアバックユニット405が運転席用であり、衝撃センサユニット404及びエアバックユニット406が助手席用である場合を例に説明する。
ECUモジュール300は、例えば一つの電子制御ユニットであって、半導体チップ(半導体装置)301と、MCU(演算処理装置)302と、コネクタC0〜C8と、を半導体基板上に備える。
半導体チップ301は、電源310と、ロジック部311と、IF部312と、スクイブドライバ313,314と、これらの内部に設けられたI/Oブロック320〜328に対応して設けられた複数のESD保護回路10と、複数の外部接続端子T0〜T8と、を備える。ロジック部311及びその周辺回路(IF部312及びスクイブドライバ313,314)を含めて単に制御部とも称す。
バッテリ402は、発電機401により充電され、ハーネス400(より詳細には電線409)、コネクタC0及び外部接続端子T0を介して電源310に電力を供給する。電源310は、外部からの電力を入力段のI/Oブロック320で受け取り、変圧して半導体装置301を駆動する。なお、I/Oブロック320と外部接続端子T0との間の配線には、保護回路10が設けられている。
衝撃センサユニット403は、車両の衝撃を検知するユニットである。衝撃センサユニット403は、ハーネス400(より詳細には電線410)、コネクタC1,C2及び外部接続端子T1,T2を介して、IF部312に検知結果を送信する。IF部312は、衝撃センサユニット403からの検知結果(通信信号;第1の情報)を入力段のI/Oブロック321,322で受け取り、受け取った検知結果を論理信号に変換してロジック部311に渡す。なお、I/Oブロック321,322と外部接続端子T1,T2との間の配線には、保護回路10がそれぞれ設けられている。
同じく、衝撃センサユニット404は、車両の衝撃を検知するユニットである。衝撃センサユニット404は、ハーネス400(より詳細には電線411)、コネクタC3,C4及び外部接続端子T3,T4を介して、IF部312に検知結果を送信する。IF部312は、衝撃センサユニット404からの検知結果(通信信号;第1の情報)を入力段のI/Oブロック323,324で受け取り、受け取った検知結果を論理信号に変換してロジック部311に渡す。なお、I/Oブロック323,324と外部接続端子T3,T4との間の配線には、保護回路10がそれぞれ設けられている。
ロジック部311は、衝撃センサユニット403,404の検知結果に基づいて、エアバックユニット405,406に対して制御信号(第2の情報)を出力する。具体的には、ロジック部311は、衝撃センサユニット403,404によって車両の衝撃が検知された場合、エアバックユニット405,406のそれぞれのエアバックを膨らませる(展開する)ための制御信号を出力する。ここで、ロジック部311は、例えば、衝撃センサユニット403,404の検知結果又はその中間信号をMCU302に出力する。MCU302は、ロジック部311からの信号を受けて演算処理を実行し、処理結果をロジック部311に送信する。
スクイブドライバ313は、ロジック部311から制御信号を受け取ると、外部接続端子T5,T6、コネクタC5,C6及びハーネス400(より詳細には電線412)を介して、エアバックユニット405のスクイブ407に電流を流す(信号を出力する)。それにより、起爆素子としてのスクイブ407が作動してエアバックユニット405のエアバックが膨らむ。なお、スクイブドライバ313は、外部接続端子T5,T6の地絡や天絡を診断する故障診断機能をさらに有し、故障と診断すると、MCU302に故障情報を送り、MCU302では車両の衝撃を検知した場合でも半導体装置301に展開する制御信号を送らない演算処理を行う。それにより、エアバックユニット405のエアバックは膨らまなくなる。なお、スクイブドライバ313は、スクイブ407への電流供給を橋渡しするI/Oブロック325,326を備える。また、I/Oブロック325,326と外部接続端子T5,T6との間の配線には、保護回路10がそれぞれ設けられている。
スクイブドライバ314は、ロジック部311から制御信号を受け取ると、外部接続端子T7,T8、コネクタC7,C8及びハーネス400(より詳細には電線413)を介して、エアバックユニット406のスクイブ408に電流を流す。それにより、起爆素子としてのスクイブ408が作動してエアバックユニット406のエアバックが膨らむ。なお、スクイブドライバ314は、外部接続端子T7,T8の地絡や天絡を診断する故障診断機能をさらに有し、故障と診断すると、MCU302に故障情報を送り、MCU302では車両の衝撃を検知した場合でも半導体装置301に展開する制御信号を送らない演算処理を行う。それにより、エアバックユニット406のエアバックは膨らまなくなる。スクイブドライバ314は、スクイブ408への電流供給を橋渡しするI/Oブロック327,328を備える。また、I/Oブロック327,328と外部接続端子T7,T8との間の配線には、保護回路10がそれぞれ設けられている。
車載用電子システム30では、主に発電機401にてEMIノイズが発生する。発電機401にて発生したEMIノイズは、電線409を介して、外部接続端子T0に供給されるとともに、電線409とともにハーネス400を構成する他の電線410〜413に伝搬して、外部接続端子T1〜T8に供給される。つまり、EMIノイズは、ハーネス400に接続される外部接続端子T0〜T8の何れにも供給され得る。そのため、半導体装置301の外部接続端子T0〜T8は、何れもEMIノイズ耐性を必要とする。特に車両は電動化が進み、他の電子システムで発生したEMIノイズが並走するハーネスを介して伝搬してしまうため、半導体装置の外部接続端子に対するEMIノイズ耐性の必要性は高まっている。換言すると、半導体装置の外部接続端子に対して設けられたESD保護回路10は、EMIノイズの影響により誤動作することなく精度の高いESD保護動作を実現する必要がある。
仮に、外部接続端子T1〜T4に対してEMIノイズ耐性が低いESD保護回路が設けられた場合、ハーネス400から受けたEMIノイズの影響によりこれらESD保護回路が誤動作してしまう。そのため、衝撃センサユニット403,404からの通信信号に、ESD保護回路の動作電流が加算されてしまい、その結果、通信信号が正確に伝わらない可能性がある。
また、仮に、外部接続端子T5〜T8に対してEMIノイズ耐性の低いESD保護回路が設けられた場合、ハーネス400から受けたEMIノイズの影響によりESD保護回路が誤動作してしまう。これらESD保護回路の動作電流の影響により、スクイブドライブ313,314が故障診断を正常に行えなくなる可能性がある。その結果、車両の衝突時にエアバックユニット405,406のそれぞれのエアバックが膨らまない可能性がある。
そこで、車載用電子システム30は、外部接続端子T0〜T8に対してそれぞれEMIノイズ耐性の高いESD保護回路10を備えている。それにより、車載用電子システム30は、EMIノイズの影響により誤動作することなく精度の高いESD保護動作を実現することができるため、精度良くエアバックの開閉を制御することができる。
本実施の形態では、車載用電子システム30がエアバックシステムである場合を例に説明したが、これに限られない。車載用電子システム30は、障害物に接近した場合のブレーキ制御やエンジン制御等を実行する他の電子システムであってもよい。
なお、近年では、パワーMOSトランジスタの閾値電圧の低電圧化により、EMIノイズ耐量を確保しつつESD保護動作を実現することが困難になってきている。この問題を回避するには、一般的には、ESD保護に用いられるパワーMOSトランジスタにおいて、ソース長を長くしてゲートの電圧感度を低くしたり、ゲート−ソース間のインピーダンスを低くしてゲート電圧の反応を遅くしたりすることでEMIノイズ耐量を確保するとともに、サイズを大きくすることでESDノイズ耐量を確保することが考えられる。しかしながら、それでは、回路規模が増大してしまう。それに対し、上記実施の形態に係るESD保護回路は、パワーMOSトランジスタのサイズを大きくする必要が無いので、回路規模の増大を抑制することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記の実施の形態に係る半導体装置では、半導体基板、半導体層、拡散層(拡散領域)などの導電型(p型もしくはn型)を反転させた構成としてもよい。そのため、n型、及びp型の一方の導電型を第1の導電型とし、他方の導電型を第2の導電型とした場合、第1の導電型をp型、第2の導電型をn型とすることもできるし、反対に第1の導電型をn型、第2の導電型をp型とすることもできる。
1 ESD保護システム
1a ESD保護システム
10 ESD保護回路
10a ESD保護回路
20 被保護回路
20−1〜20−3 I/Oブロック
30 車載用電子システム
100 保護ブロック
101 パワーMOSトランジスタ
102 クランプ回路
103 抵抗素子
104 寄生容量素子
105 ツェナーダイオード
200 保護ブロック
201 MOSトランジスタ
202 寄生バイポーラトランジスタ
300 ECUモジュール
301 半導体チップ(半導体装置)
302 MCU
310 電源
311 ロジック部
312 IF部
313 スクイブドライバ
314 スクイブドライバ
321〜328 I/Oブロック
401 発電機
402 バッテリ
403 センサユニット
404 センサユニット
405 エアバッグユニット
406 エアバッグユニット
407 スクイブ
408 スクイブ
409 ハーネス
410 ハーネス
411 ハーネス
412 ハーネス
413 ハーネス
C0〜C8 コネクタ
T0〜T8 外部接続端子
D11〜D13 ダイオード
D21〜D23 ダイオード
D31〜D33 ダイオード
IN 外部入力端子
IN1〜IN3 外部入力端子
N1 ノード
N2 ノード
R1 抵抗素子

Claims (19)

  1. 第1の被制御装置からの第1の情報を入力するための第1外部接続端子と、
    第2の被制御装置へ第2の情報を出力するための第2外部接続端子と、
    第1の情報を基に前記第2の情報を生成する制御部と、
    少なくとも前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子の各々に対して設けられたESD保護回路と、を備え、
    各前記ESD保護回路は、
    前記第1又は前記第2外部接続端子と、基準電圧端子と、の間に設けられたパワーMOSトランジスタと、
    前記第1又は前記第2外部接続端子と、前記パワーMOSトランジスタのゲートと、の間に設けられ、前記第1又は前記第2外部接続端子と、前記パワーMOSトランジスタのゲートと、の間の電圧を所定値以下にクランプするクランプ回路と、
    前記パワーMOSトランジスタのゲート及びソース間に設けられた抵抗素子と、
    前記パワーMOSトランジスタに直列に設けられ、ゲートとソースが共通接続されたMOSトランジスタと、を有する、半導体装置。
  2. 前記制御部は、ロジック部と、周辺回路と、により構成され、
    前記ロジック部は、入力された論理信号に対して演算処理を実行して前記第2の情報を出力し、
    前記周辺回路は、前記第1の情報を前記論理信号に変換して前記ロジック部へ受け渡すとともに、前記ロジック部からの前記第2の情報を前記第2外部接続端子を介して外部に出力する、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記周辺回路は、IF部と、スクイブドライバと、により構成され、
    前記IF部は、前記第1の情報を入力段のI/Oブロックで受け取り、受け取った前記第1の情報を前記論理信号に変換して前記ロジック部に渡し、
    前記スクイブドライバは、前記ロジック部からの前記第2の情報を前記第2外部接続端子を介して外部に出力する、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記MOSトランジスタのドレイン、バックゲート及びソースを、それぞれコレクタ、ベース及びエミッタとする寄生バイポーラトランジスタが形成されている、請求項1に記載の半導体装置。
  5. 半導体装置と、
    前記半導体装置からの信号を受けとって演算処理を実行し、処理結果を当該半導体装置に送信する演算処理装置と、を基板上に備え、
    前記半導体装置は、
    第1の被制御装置からの第1の情報を入力するための第1外部接続端子と、
    第2の被制御装置へ第2の情報を出力するための第2外部接続端子と、
    第1の情報を基に前記第2の情報を生成する制御部と、
    少なくとも前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子の各々に対して設けられたESD保護回路と、を備え、
    各前記ESD保護回路は、
    前記第1又は前記第2外部接続端子と、基準電圧端子と、の間に設けられたパワーMOSトランジスタと、
    前記第1又は前記第2外部接続端子と、前記パワーMOSトランジスタのゲートと、の間に設けられ、前記第1又は前記第2外部接続端子と、前記パワーMOSトランジスタのゲートと、の間の電圧を所定値以下にクランプするクランプ回路と、
    前記パワーMOSトランジスタのゲート及びソース間に設けられた抵抗素子と、
    前記パワーMOSトランジスタに直列に設けられ、ゲートとソースが共通接続されたMOSトランジスタと、を有する、車載用電子装置。
  6. 前記MOSトランジスタのドレイン、バックゲート及びソースを、それぞれコレクタ、ベース及びエミッタとする寄生バイポーラトランジスタが形成されている、請求項5に記載の車載用電子装置。
  7. 半導体装置と、
    当該半導体装置に電力を供給するバッテリと、
    前記半導体装置との間で信号の受け渡しを行う被制御装置と、を備え、
    前記半導体装置は、
    前記バッテリとハーネスを介して接続された第1外部接続端子と、
    前記被制御装置と前記ハーネスを介して接続された第2外部接続端子と、
    前記バッテリから前記第1外部接続端子に供給された電力を変圧して電源電圧を生成する電源と、
    前記第2外部接続端子を介して前記被制御装置との間で信号の受け渡しを行う制御部と、
    前記第2外部接続端子に対して設けられたESD保護回路と、を備え、
    前記ESD保護回路は、
    前記第2外部接続端子と基準電圧端子との間に設けられたパワーMOSトランジスタと、
    前記第2外部接続端子と前記パワーMOSトランジスタのゲートとの間に設けられ、前記第2外部接続端子と前記パワーMOSトランジスタのゲートとの間の電圧を所定値以下にクランプするクランプ回路と、
    前記パワーMOSトランジスタのゲート及びソース間に設けられた抵抗素子と、
    前記パワーMOSトランジスタに直列に設けられ、ゲートとソースが共通接続されたMOSトランジスタと、を有する、車載用電子システム。
  8. 前記被制御装置として、第1及び第2被制御装置を備え、
    前記ESD保護回路として、前記第1及び前記第2被制御装置に対してそれぞれ設けられた第1及び第2ESD保護回路を備え、
    前記第1被制御装置は、車両の衝突を検知する衝突センサユニットであって、
    前記第2被制御装置は、前記衝突センサユニットの検知結果に基づいて開閉が制御されるエアバックを搭載したエアバックユニットである、請求項7に記載の車載用電子システム。
  9. 前記MOSトランジスタのドレイン、バックゲート及びソースを、それぞれコレクタ、ベース及びエミッタとする寄生バイポーラトランジスタが形成されている、請求項7に記載の車載用電子システム。
  10. 外部接続端子と基準電圧端子との間に設けられたパワーMOSトランジスタと、
    前記外部接続端子と前記パワーMOSトランジスタのゲートとの間に設けられ、前記外部接続端子と前記パワーMOSトランジスタのゲートとの間の電圧を所定値以下にクランプするクランプ回路と、
    前記パワーMOSトランジスタのゲート及びソース間に設けられた第1抵抗素子と、
    前記パワーMOSトランジスタに直列に設けられ、ゲートとソースが共通接続されたMOSトランジスタと、を備えたESD保護回路。
  11. 前記MOSトランジスタのドレイン、バックゲート及びソースを、それぞれコレクタ、ベース及びエミッタとする寄生バイポーラトランジスタが形成されている、請求項10に記載のESD保護回路。
  12. 前記MOSトランジスタは、前記パワーMOSトランジスタのソースと前記基準電圧端子との間に設けられている、請求項10に記載のESD保護回路。
  13. 前記MOSトランジスタは、前記外部接続端子と前記パワーMOSトランジスタの
    ドレインとの間に設けられている、請求項10に記載のESD保護回路。
  14. 前記MOSトランジスタのソース及びドレイン間に設けられた第2抵抗素子をさらに備えた請求項10に記載のESD保護回路。
  15. 請求項10に記載のESD保護回路と、
    前記外部接続端子の電圧が供給される被保護回路と、を備えた半導体装置。
  16. 複数の外部接続端子に対して共通に設けられた請求項12に記載のESD保護回路と、
    前記複数の外部接続端子にそれぞれのアノードが接続され、前記パワーMOSトランジスタのドレイン及び前記クランプ回路にそれぞれのカソードが接続された、複数の第1ダイオードと、
    前記複数の外部接続端子にそれぞれのカソードが接続され、前記基準電圧端子にそれぞれのアノードが接続された、複数の第2ダイオードと、を備えたESD保護システム。
  17. 複数の外部接続端子に対して共通に設けられた請求項12に記載のESD保護回路と、
    前記複数の外部接続端子にそれぞれのアノードが接続され、前記パワーMOSトランジスタのドレインにそれぞれのカソードが接続された、複数の第1ダイオードと、
    前記複数の外部接続端子にそれぞれのカソードが接続され、前記基準電圧端子にそれぞれのアノードが接続された、複数の第2ダイオードと、
    前記複数の外部接続端子にそれぞれのアノードが接続され、前記クランプ回路にそれぞれのカソードが接続された、複数の第3ダイオードと、を備えたESD保護システム。
  18. 複数の外部接続端子に対して共通に設けられた請求項13に記載のESD保護回路と、
    前記複数の外部接続端子にそれぞれのアノードが接続され、前記MOSトランジスタのドレイン及び前記クランプ回路にそれぞれのカソードが接続された、複数の第1ダイオードと、
    前記複数の外部接続端子にそれぞれのカソードが接続され、前記基準電圧端子にそれぞれのアノードが接続された、複数の第2ダイオードと、を備えたESD保護システム。
  19. 複数の外部接続端子に対して共通に設けられた請求項13に記載のESD保護回路と、
    前記複数の外部接続端子にそれぞれのアノードが接続され、前記MOSトランジスタのドレインにそれぞれのカソードが接続された、複数の第1ダイオードと、
    前記複数の外部接続端子にそれぞれのカソードが接続され、前記基準電圧端子にそれぞれのアノードが接続された、複数の第2ダイオードと、
    前記複数の外部接続端子にそれぞれのアノードが接続され、前記クランプ回路にそれぞれのカソードが接続された、複数の第3ダイオードと、を備えたESD保護システム。
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