JP4866672B2 - 負荷駆動回路 - Google Patents

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本発明は負荷駆動回路に関し、特に、車載用のECU(Electrical Control Unit)などに搭載される負荷駆動回路に適用して有効な技術に関するものである。
例えば、リレーやモータ等を制御するため、大電流でコイルや抵抗等の負荷を駆動する負荷駆動回路が知られている。このような負荷駆動回路は、通常、複数のパワートランジスタからなり、それぞれのパワートランジスタのオン/オフを制御すること負荷を駆動する構成となっている。負荷駆動回路は、様々の製品分野で用いられるが、車載分野を一例とすると、EPS(Electric Power Steering)・ABS(Anti-lock Braking System)等に含まれるモータやアクチュエータの駆動用や、エアバッグを展開するためのスクイブ(着火装置)の駆動用などとして用いられる。
前述したような負荷駆動回路の構成例として、例えば図11のような回路が挙げられる。図11は、本発明の前提として検討した負荷駆動回路の構成例を示すものであり、(a)、(b)はそれぞれ異なる構成例を示す回路図である。図11(a)に示す負荷駆動回路は、電源電圧VBが供給される端子VSに一端が接続され、上アームやハイサイドドライバと呼ばれるnチャネル型の出力トランジスタQ1と、接地電圧GNDが供給される端子PGNDに一端が接続され、下アームやローサイドドライバと呼ばれるnチャネル型の出力トランジスタQ2を備えている。このQ1,Q2によって、Q1の他端の端子HSOとQ2の他端の端子LSOの間に接続された負荷Z1を駆動する。Q1,Q2は、例えばMOSトランジスタである。
また、Q1の前段には電源電圧VPHが供給されるプリドライバ回路PD1が設けられ、Q2の前段には電源電圧VPLが供給されるプリドライバ回路PD2が設けられる。PD1の出力(Q1のゲート)と端子HSOの間や、PD2の出力(Q2のゲート)と端子PGNDの間にそれぞれ接続された抵抗R1,R2は、例えば、PD1,PD2に急な電源遮断が生じた場合などでQ1,Q2のゲート電荷を放電するためのものである。なお、図11(a)の構成では、Q1を駆動するため、PD1の電源電圧VPHを電源電圧VBよりも高く設計しておく必要がある。そこで、図11(a)に比べて出力トランジスタの面積効率が低下するが、図11(b)のように上アーム側をpチャネル型の出力トランジスタQ1’で構成することもある。
このような上アームや下アームからなる負荷駆動回路は、図11のような構成のみならず、その用途に応じて例えば図12(a)〜(e)に示すように様々な構成を取り得る。図12(a)は、図11の上アームとなる出力トランジスタQ1のみ備え、それとGNDとの間に接続された負荷インダクタL1を駆動するものであり、図12(b)は、逆に下アームとなる出力トランジスタQ2のみを備え、それとVBとの間に接続された負荷インダクタL2を駆動するものである。図12(c)は、上アームとなる出力トランジスタQ1aと下アームとなる出力トランジスタQ2aを備え、その間に接続された負荷抵抗R3を駆動するものである。
図12(d)は、上アームとなる出力トランジスタQ1a,Q1bと下アームとなる出力トランジスタQ2a,Q2bで所謂Hブリッジ回路を構成しており、これによって負荷インダクタL3を駆動するものである。図12(e)は、上アームとなる出力トランジスタQ1u,Q1v,Q1wと下アームとなる出力トランジスタQ2u,Q2v,Q2wで所謂3相ブリッジ回路を構成しており、これによって例えばスピンドルモータMR等の負荷を駆動するものである。
このような負荷駆動回路は、例えば車載用を例とすると、図13に示すように、他の電子製品を含めてECUと呼ばれる形で車内に一体化して配置され、車内の他場所に配置されたメカニカル部品であるモータやアクチュエータ等の負荷Z1とワイヤハーネスWHで接続されることが多い。当然、ECUの電源であるバッテリについても同様のことが言える。これらのECUから引き出される配線には、車載用製品特有の高信頼性・安全性要求により、過酷な電波試験・ノイズ試験等が実施され、この際、ECU内の出力トランジスタにはノイズやインパルスが伝播することになる。
これらの外来ノイズの影響で生じる不具合の中から致命的なものの一つに出力トランジスタの誤動作による負荷駆動がある。例えば図13のECUの端子VS,HSO,LSO,PGNDの部分に図11(a)の回路が備わっている場合を例とし、この構成に対して例えば図14に示すような外来ノイズが入力された場合を想定する。図14は、図11(a)の端子VS又は端子HSOに正電圧のノイズNS1,NS2が印加される場合や、端子LSOに負電圧のノイズNS3が印加される場合を示している。
このように、急峻な入力ノイズNS1又はNS2或いはNS3が印加されると、各トランジスタQ1,Q2のゲート〜ソース間やゲート〜ドレイン間の容量結合を介して、本来オフしている筈の上アーム側のQ1や下アーム側のQ2がオンとなるような誤動作が生じる恐れがある。例えば、NS1の場合ではQ1およびQ2がオンとなる恐れがあり、NS2の場合ではQ2がオンとなる恐れがあり、NS3の場合ではQ1がオンとなる恐れがある。このような誤動作が生じると、誤って負荷Z1に電流I1が流れてしまう。
ノイズによる出力トランジスタ(MOSトランジスタ)の誤動作モデルは、単純化すると図15(a)の様に示され、更にMOSトランジスタを容量モデルで簡略化すると図15(b)のようになる。この時のVgsは、式(1)のように示され、ノイズ入力期間内に出力トランジスタの閾値Vthを上回った場合(Vgs≧Vth)に誤動作に至る。
Figure 0004866672
誤動作しない様にする対策(Vgs<Vthとする対策)は、出力トランジスタの容量パラメータ(Cgs,Cgd)がオン抵抗や電流能力等の外部要求仕様とデバイス特性で規定されることから考えると、式(1)より明らかな様に抵抗R4を最小とすることしかない。そこで、図16(a)〜(d)に示すような対策手段が考えられる。例えば図16(a)の様に出力トランジスタQ3の前段に位置するプリドライバ回路PD3に電源電圧VPxが通電されている場合は、ゲート〜ソース間を低抵抗でシャントする様なスイッチ素子(トランジスタQ4)を準備することで対策可能である。
しかしながら、例えば図11(a)において、電源電圧VBのみが供給され電源電圧VPHが未供給のような状態では、ゲート〜ソース間の抵抗R1(図16(a)の抵抗R4に対応)を低抵抗にすることで対応するのは難しい。これは図11(a)の様に、上アームにもnチャネル型のトランジスタを使用する場合は、例えば電源電圧VBを昇圧することで電源電圧VPHを生成するようなことが考えられるが、一般的にこの昇圧電源の電流駆動能力は大きくないので、R1(R4)を小さくすると通常動作時にQ1(図16(a)のQ3に対応)を十分に駆動できなくなるためである。
これらの課題を解決する為、ドレイン〜ゲート間の容量結合により、急峻なパルスが出力トランジスタのドレイン〜ソース間に印加された時のみ、出力トランジスタのゲート〜ソース間を低抵抗でシャントする回路が図16(b)となる。必要となる容量素子C1及び抵抗素子R5の値は式(1)のCgsとCgdを出力トランジスタQ3からQ4のものに置き換えて、今度はQ4がVgs≧Vthとなる条件を求めれば良い。通常、車載用のバッテリ電源に直結されるアプリケーションでは数十V以上の耐圧が必要となるが、単位面積当たりの容量値が高く、かつ耐圧が十分である容量素子は存在しないことが多い為、図16(c)の様に容量を多段直列接続した回路が用いられることもある。また、同様の理由によりレイアウト面積を削減する為に出力トランジスタQ3の寄生容量Cgdを利用してC3との容量結合によりQ4をオンさせる図16(d)の様な回路も存在する。
図17は、図16(b),(c)のようなノイズ対策を図11(a)の回路に適用した場合の構成例を示す回路図である。図17に示す負荷駆動回路は、上アーム側で端子VSと端子HSOの間にnチャネル型の出力トランジスタQ11を備え、下アーム側で端子LSOと端子PGNDの間にnチャネル型の出力トランジスタQ21を備えている。上アーム側において、Q11のゲートと端子HSOの間には抵抗R11とnチャネル型のトランジスタQ12が並列に接続され、Q12のゲートと端子VSの間には容量C11が接続され、Q12のゲートと端子HSOの間には抵抗R12が接続される。同様に下アーム側において、Q21のゲートと端子PGNDの間には抵抗R21とnチャネル型のトランジスタQ22が並列に接続され、Q22のゲートと端子LSOの間には容量C21が接続され、Q22のゲートと端子PGNDの間には抵抗R22が接続される。
以上のような構成を用いることで対ノイズ誤動作耐性を向上させることができる。しかしながら、その反面、ESD(Electric Static Discharge)耐性が低下する可能性がある。すなわち、ESD試験については、例えば図18(a)に示すようなサージ発生回路ESD_Gにより出力トランジスタQ3のソース〜ドレイン間にサージ電圧を印加することで実施される。車載用のIC単体やECUに対するESD試験については、汎用的なIC等よりも厳しい条件で実施されることが多い。ESD試験によるサージ入力電流波形は、当然印加素子により異なるが、図18(b)の様な試験器短絡条件では立ち上がり/立下り時間や減衰期間が1nsec〜数百nsec程度のオーダーとなり、前述したような外来ノイズと非常に近い周波数帯域となる。
一方、例えば数十V以上の高耐圧を備えた出力MOSトランジスタにおいては、ESD印加時に耐圧近傍で動作させた場合、表面付近の高電界発生によりゲート酸化膜中へのホットキャリア注入が発生し、耐圧低下等の特性劣化が生じる為、通常動作に影響を及ぼさないレベルでなるべく低い電圧でクランプさせる必要がある。特に車載用途等においては、出力トランジスタのESD耐量要求が高いことや、アプリケーションからの大電流・低オン抵抗要求により必然的に出力トランジスタサイズが大きくなる。そのため、図19に示される様にドレイン〜ゲート間にクランプ回路(アクティブクランプ回路と呼称される)ACPを設け、サージに対して出力トランジスタQ3をオンさせることで、ESD耐量を向上させているのが実態である。
このようなアクティブクランプ回路ACPを前述した図16(b)の回路に適用すると図20のようになる。図20から判るように、容量C4、抵抗R5およびトランジスタQ4からなるQ3のゲート〜ソース間シャント回路は、端子DDにノイズが入力された時のみならず、サージが入力された場合にも有効となってしまう。したがって、図20の回路は、ノイズ耐性は備えているが、サージが入力された場合にも出力トランジスタQ3をオフ状態に駆動してしまうためESD耐性は不十分となる。
そこで、本発明の目的は、ノイズ耐性やESD耐性を備えた信頼性が高い負荷駆動回路を提供することにある。本発明の前記ならびにそれ以外の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による負荷駆動回路は、負荷を駆動する上アーム側の出力トランジスタおよび/または下アーム側の出力トランジスタを含むものとなっている。当該出力トランジスタ(例えばMOSトランジスタ)には、ESD保護等のため、その第1ノード(ドレイン)と第1制御入力ノード(ゲート)の間にアクティブクランプ回路が設けられ、第1制御入力ノードと第2ノード(ソース)の間に抵抗が設けられる。更に、第1制御入力ノードと第2ノードの間には、外来ノイズの発生時に第1制御入力ノードと第2ノードをシャントすることで出力トランジスタをオフに駆動するシャント回路が設けられる。そして、このような構成に加えて、シャント回路の有効/無効をアクティブクランプ回路からの帰還信号に基づいて制御する第1回路を備えていることが特徴となっている。
このような構成によると、例えば、サージが入力された場合には、アクティブクランプ回路からの帰還信号に基づいてシャント回路を無効化し、アクティブクランプ回路等によって出力トランジスタをオンに駆動することでESD耐性を確保できる。一方、例えば、ノイズが入力された場合には、アクティブクランプ回路からの帰還信号に基づいてシャント回路を有効化し、出力トランジスタをオフに駆動することでノイズ耐性が確保できる。これらによって、信頼性が高い負荷駆動回路が実現可能となる。
また、本発明による負荷駆動回路は、上アーム側において、前述したような構成に対してアクティブクランプ回路を備えない構成となっている。具体的には、上アーム側におけるシャント回路を、上アーム側の出力トランジスタの第1制御入力ノードと第2ノードの間に設けられたシャント用トランジスタと、このシャント用トランジスタの第2制御入力端子と第2ノードの間に設けられた抵抗と、第2制御入力端子と接地電圧の間に設けられた容量とで実現する。このような構成によると、上アーム側の第2ノードに負の外来ノイズが印加された際にシャント回路が有効となり上アーム側の出力トランジスタをオフに駆動する。また、その他の例えば第1ノードに対する正の外来ノイズなどに対しては、下アーム側のシャント回路で対応すればよい。また、ESD保護に対しては、下アーム側に設けたアクティブクランプ回路や、上アームと下アームを含めて各所に設けた一般的なESD保護素子およびクランプダイオードなどを用いて十分なESD耐性を確保できる。
したがって、このような構成を用いることで、上アーム側の面積増加を抑制した上で、信頼性が高い負荷駆動回路が実現可能となる。なお、シャント回路内の容量は、例えば、半導体基板の寄生容量を用いることができ、これによって高い面積効率を実現できる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、ノイズ耐性やESD耐性を備えた信頼性が高い負荷駆動回路が実現可能となる。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による負荷駆動回路において、その構成の一例を示す回路図である。図1に示す負荷駆動回路は、nチャネル型の出力トランジスタQ3と、アクティブクランプ回路ACPと、抵抗R4,R5と、nチャネル型のトランジスタQ4,Q5と、容量C4と、帰還回路FBとを含んでいる。各トランジスタQ3,Q4,Q5は、例えばMOSトランジスタなどである。詳細は後述するが、C4、R5およびQ4は、外来ノイズが生じた際にQ3をオフに駆動する機能を備えたシャント回路SHであり、FBおよびQ5は、ACPからの帰還信号に応じてシャント回路SHの有効/無効を制御する回路(第1回路)である。
出力トランジスタQ3は、ドレインが端子DDに、ソースが端子SSに接続される。アクティブクランプ回路ACPは、端子DDとQ3のゲートの間に接続され、端子DDから順に、順方向接続のダイオードD3、逆方向接続のツェナーダイオードZD1,…,ZDnがそれぞれ直列に接続された構成となっている。抵抗R4およびトランジスタQ4は、Q3のゲートと端子SSの間に並列に接続され、Q4のドレインがQ3のゲートに、Q4のソースが端子SSにそれぞれ接続される。容量C4は、端子DDとQ4のゲートの間に接続される。抵抗R5およびトランジスタQ5は、Q4のゲートと端子SSの間に並列に接続され、Q5のドレインがQ4のゲートに、Q5のソースが端子SSにそれぞれ接続される。帰還回路FBは、アクティブクランプ回路ACPとQ5のゲートの間に接続される。
このように、図1に示す負荷駆動回路は、アクティブクランプ回路ACPからの帰還系(FBおよびQ5からなる第1回路)を備えることにより、その帰還信号の大きさに応じて出力トランジスタQ3のゲート〜ソース間シャント回路SHの有効/無効を切り替える機能を備えたことが特徴となっている。すなわち、トランジスタQ5は、アクティブクランプ回路ACP内部から取り出した電圧値に応じてそのオン/オフが制御される。そうすると、端子DDと端子SS間にサージ発生回路ESD_Gを接続し、端子DDに例えば数百V以上のサージ電圧を印加した場合には、ACPから帰還回路FBを介して取り出した電圧値も十分に高いためQ5はオンとなる。Q5がオンとなるとQ4のゲート〜ソース間電圧が低下する(シャントされる)ことでQ4はオフとなり、ACPと抵抗R4の作用によってQ3はオンとなる。これによって、端子DDに入力されたサージ電圧(電流)をトランジスタQ3を介して端子SSに引き抜くことが可能となり、ESD耐性を確保できる。
一方、端子DDに例えば数十V程度の急峻なノイズ電圧が入力された場合は、ACPから帰還回路FBを介して取り出した電圧値も十分に低いためQ5はオフとなる。そうすると、容量C4と抵抗R5の作用によってQ4はオンとなり、Q3のゲート〜ソース間電圧が低下する(シャントされる)ことでQ3はオフとなる。従って、ノイズ入力によって出力トランジスタQ3が誤ってオンすることを防止できる。このように、図1の負荷駆動回路は、アクティブクランプ回路ACPで設定する数十V程度以下の急峻なノイズ入力に対しては前述した図16(b)等と同様にして誤動作を防止し、それ以上の製品で保証する絶対最大定格電圧を超える急峻な電圧印加に対してはESDと判定し、前述した図19等と同様にして静電破壊を防止する。このようなことから、信頼性が高い負荷駆動回路を実現可能となる。
図2は、図1における帰還回路のより詳細な構成例を示すものであり、(a)〜(c)はそれぞれ異なる構成例を示す回路図である。図2(a)に示す帰還回路FB1は、アクティブクランプ回路ACP内のツェナーダイオードZD間の接続ノードから信号を帰還し、この帰還信号を抵抗R7と抵抗R8で抵抗分割してQ5のゲートに供給する構成となっている。図2(b)に示す帰還回路FB2は、ACP内のツェナーダイオードZDnとQ3のゲートの間に挿入した抵抗R9の両端から信号を帰還し、R9の一端(ZDn側)をpチャネル型のトランジスタQ6のソースに接続し、他端をQ6のゲートに接続し、Q6のドレイン信号を抵抗R7と抵抗R8で抵抗分割してQ5のゲートに供給する構成となっている。なお、抵抗R9を設けずに、Q6のソースをツェナーダイオードZD間の接続ノードに接続することも可能である。
図2(c)に示す帰還回路FB3は、ACP内のノード(ここでは端部となる端子DD)から信号を帰還し、その信号と参照電圧Vref1とを比較回路CMPで比較し、CMPの出力によってQ5のゲートを制御する構成となっている。CMPは、帰還信号がVref1よりも大きい場合はQ5をオンに制御し、小さい場合はQ5をオフに制御する。なお、ACP内の帰還箇所は、端部に限らずツェナーダイオードZD間の接続ノードとすることも可能である。また、図1の帰還回路は、勿論、図2(a)〜(c)に示したような回路構成に限定されるものではなく、アクティブクランプ回路ACPからの帰還信号の大きさに応じてQ5のオン/オフを制御できる回路であれば種々変更可能である。
図3は、本発明の実施の形態1による負荷駆動回路において、図1の回路を上アームと下アームに適用した場合の構成例を示す回路図である。図3に示す負荷駆動回路は、端子VSと端子HSOの間に接続され、上アームとなるnチャネル型の出力トランジスタQ11と、端子LSOと端子PGNDの間に接続され、下アームとなるnチャネル型の出力トランジスタQ21とを含み、端子HSOと端子LSOの間に接続された負荷Z1を駆動するものとなっている。端子VSは電源電圧VBに接続され、端子PGNDは接地電圧GNDに接続される。
上アーム側において、Q11のゲートと端子VSの間には、アクティブクランプ回路ACP11が接続され、Q11のゲートと端子HSOの間には、抵抗R11とnチャネル型のトランジスタQ12が並列に接続される。また、Q12のゲートと端子VSの間には、容量C11が接続され、Q12のゲートと端子HSOの間には、抵抗R12とnチャネル型のトランジスタQ13が並列に接続される。そして、アクティブクランプ回路ACP11からQ13のゲートに向けて帰還信号が入力される。
下アーム側においても上アーム側と同様に、Q21のゲートと端子LSOの間には、アクティブクランプ回路ACP21が接続され、Q21のゲートと端子PGNDの間には、抵抗R21とnチャネル型のトランジスタQ22が並列に接続される。また、Q22のゲートと端子LSOの間には、容量C21が接続され、Q22のゲートと端子PGNDの間には、抵抗R22とnチャネル型のトランジスタQ23が並列に接続される。そして、アクティブクランプ回路ACP21からQ23のゲートに向けて帰還信号が入力される。なお、各トランジスタQ11〜Q13,Q21〜Q23は、例えばMOSトランジスタである。
以上、本実施の形態1の負荷駆動回路を用いることで、ノイズ耐性およびESD耐性を含めて信頼性の向上が実現可能となる。なお、ここでは、図1の回路の適用例として上アームと下アームを備えた図3の回路(図11に対応)を示したが、勿論、図12(a)〜(e)に示したような様々な回路構成に対しても同様に適用可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態2では、実施の形態1で述べた図3の回路の上アーム側を変形した構成例について説明する。実施の形態1で述べたようなアクティブクランプ回路ACPは、上アーム側では省略することが多い。これは、一つの要因として、通常、下アーム側に比べて上アーム側の方が回路面積が大きくなるため、上アーム側に対しては回路面積の縮小が求められることが挙げられる。すなわち、例えば図11(a)等から判るように、上アーム側におけるプリドライバ回路PD1の各トランジスタが、例えば電源電圧VBにQ1のゲート〜ソース間電圧Vgs分を加えた電圧までの耐圧確保が必要なのに対し、下アーム側のプリドライバ回路PD2では、例えば出力トランジスタQ2のVgs分の耐圧を備えていればよい。したがって、通常、上アーム側の方が各トランジスタのサイズが大きくなり、回路面積が大きくなる。
また、他の要因として、上アーム側のアクティブクランプ回路を省略した場合でも、一般的に付加されるESD保護用素子やクランプダイオードなどによって十分な保護が可能になることも挙げられる。図4は、本発明の前提として検討した負荷駆動回路において、その上アーム側のアクティブクランプ回路を省略した構成例を示すものであり、(a)〜(c)はそれぞれ異なる構成例を示す回路図である。図4(a)は、Hブリッジ回路の構成例であり、図4(b)は、上アームと下アームを1ユニットとした構成例であり、図4(c)は、3つの上アームと3つの下アームを1ユニットとした構成例である。図4(a)〜(c)における電源端子VSと接地端子PGND間にはESD保護素子(クランプ素子)ESD_Pを設けられ、ESD_Pは、例えば図5(a)〜(c)のいずれかに示すような一般的に知られている素子構造を備えている。
ここで、例えば、図4(a)において、上アーム側にアクティブクランプ回路を備えることで特に有益となる場合は電源端子VSにサージが発生した場合であるが、この場合はESD保護素子ESD_Pが動作することでESD保護を行うことが可能である。また、Hブリッジ回路の出力端子AまたはBにサージが発生した場合も、下アーム側のアクティブクランプ回路を主として、場合によっては各トランジスタのボディーダイオードを介することでESD保護を行うことが可能である。
また、図4(b)においても同様に、電源端子VSにサージが発生した場合はESD_Pによって保護が可能であり、また仮に端子HSOにサージが発生した場合には、端子HSOと端子PGNDとの間に設けたクランプダイオードD50や上アーム側トランジスタのボディーダイオードを用いて保護が可能である。図4(c)においても図4(b)と同様であるが、図4(c)では、上アーム側の電源端子VSをクランプダイオードD51を介してESD_Pの一端に接続しており、下アーム側の接地端子PGNDをクランプダイオードD52を介してESD_Pの他端に接続している。
以上のような背景から、上アーム側にアクティブクランプ回路を設けずに、ノイズ耐性を確保する構成を考える。ノイズ耐性の観点では、図14で述べたようにノイズNS1〜NS3に対する誤動作を防止する必要があるが、必ずしも上アームと下アームの両方で外来ノイズによるオン誤動作に対応する必要は無く、仮にオン誤動作したとしても結果的に負荷Z1に電流I1が流れなければ良い。そうすると、ノイズNS1およびNS2に対しては、下アーム側に実施の形態1の構成を適用することで、下アーム側のオン誤動作を防止でき、結果的に負荷Z1への電流I1の供給を防止できる。一方、ノイズNS3に対しては、上アーム側がオン誤動作しなければ、結果的に負荷Z1への電流I1の供給を防止できる。これは、言い換えれば、上アーム側にはノイズNS3に対してのみオン誤動作を防止する機能を備えていればよいことになる。
図6は、本発明の実施の形態2による負荷駆動回路において、その構成例を示す回路図であり、前述したノイズNS3に対してオン誤動作を防止する機能を備えた回路である。図6に示す負荷駆動回路は、nチャネル型の出力トランジスタQ3、抵抗R4,R5、nチャネル型のトランジスタQ4に加えて、ダイオードD1と容量C6を備えていることが特徴となっている。Q3,Q4は、例えばMOSトランジスタである。また、詳細は後述するが、C6、R5、D1およびQ4は、シャント回路SH2を構成する。
Q3は、ドレインが端子DDにソースが端子SSに接続される。R4は、Q3のゲートと端子SSとの間に接続される。Q4は、ドレインがQ3のゲートに接続され、ソースが端子SSに接続される。R5は、Q4のゲートと端子SSとの間に接続される。D1は、アノードがQ4のゲートに接続され、カソードがQ3のゲートに接続される。C6は、一端がQ4のゲートに接続され、他端が接地電圧GNDに接続される。
このような構成において、前述したノイズNS3の条件と同様に、端子DDに対して電源電圧を供給し、端子SSに対して負のノイズを負荷抵抗R3を介して印加した場合、容量C6によって蓄えられていた電荷がR5によって放電される。これによって、Q4がオンとなり、Q3のゲート〜ソース間がシャントされるためQ3をオフに駆動でき、オン誤動作を防止可能となる。また、C6の電荷は、ダイオードD1と抵抗R4のパスでも放電されるが、この際に、D1によってQ4のゲート電圧がQ3のゲート電圧よりも順方向電圧の分だけ高くなるので、Q4はよりオンし易くなり、Q3はよりオフし易くなる。なお、D1は省略することも可能であり、この場合でもオン誤動作の防止は可能であるが、前述したようにD1を設けた場合の方がオン誤動作の防止に対してより効果的となる。
以上、図6のような構成を用いることで、実施の形態1のようなアクティブクランプ回路を備えずに、容量C6および/またはダイオードD1によってノイズ耐性を確保できるため、小面積で信頼性の向上が実現可能となる。ここで、この小面積化に有益となるC6および/またはD1の具体的な構造例について説明する。
図7は、図6の負荷駆動回路において、それに含まれる容量等の詳細な構造例を示すものであり、(a)は容量周りの回路図、(b)は(a)のプロセス構造を示す断面図である。図7(a)では、図6における抵抗R5と容量C6(図7(a)では容量C7)が示されており、ここでは抵抗R5の一端(Q4のゲート側)をノードND1とし、R5の他端(端子SS側)をノードND2としている。このような抵抗R5および容量C7は、例えば、図7(b)のような断面構造で実現される。
図7(b)では、接地電圧GNDに接続されたp型の半導体基板(SUB)上に、p型の半導体層(P2)に挟まれる形でn型の半導体層(N)が形成されている。この半導体基板(SUB)と半導体層(N)の間には、n型の半導体層(N+)が埋め込まれている。n型の半導体層(N)内の主面側にはp型の半導体層(P1)が形成されている。このような構造において、半導体層(P1)にノードND1とノードND2が接続され、このND1−ND2間の半導体層(P1)の拡散抵抗によって抵抗R5が実現される。また、ND1は半導体層(N)にも接続され、この半導体層(N)および半導体層(N+)と半導体基板(SUB)との接合容量によって容量C7が実現される。
図8は、図7とは異なる構造例を示すものであり、(a)は容量周りの回路図、(b)は(a)のプロセス構造を示す断面図である。図8(a)では、図6におけるダイオードD1と容量C6(図8(a)では容量C8)が示されており、ここではD1のアノード側をノードND3とし、D1のカソード側をノードND4としている。このようなダイオードD1および容量C8は、例えば、図8(b)のような断面構造で実現される。
図8(b)では、接地電圧GNDに接続されたp型の半導体基板(SUB)上に、p型の半導体層(P2)に挟まれる形でn型の半導体層(N1,N2)が形成されている。半導体基板(SUB)と半導体層(N1,N2)の間には、主面側に向けて順にn型の半導体層(N+)とp型の半導体層(P+)が埋め込まれている。半導体層(N1,N2)内の主面側の2箇所には、半導体層(P+)と接続するようにp型の半導体層(P1)が形成され、この2箇所の半導体層(P1)と半導体層(P+)に囲まれる形で半導体層(N2)が存在している。
このような構造において、2箇所の半導体層(P1)にそれぞれノードND3が接続され、半導体層(N2)にノードND4が接続される。そして、2箇所の半導体層(P1)とその間の半導体層(N2)のPN接合によって、2つのダイオードD1が実現される。また、ノードND3は、半導体層(N1)にも接続され、この半導体層(N1)および半導体層(N+)と半導体基板(SUB)との接合容量によって容量C8が実現される。
図9は、図7とは更に異なる構造例を示すものであり、(a)は容量周りの回路図、(b)は(a)のプロセス構造を示す断面図である。図9(a)では、図6におけるダイオードD1と容量C6(図8(a)では容量C9)が示されている。ただし、図9(a)では、ダイオードD1を、ダイオード接続されたnチャネル型のMOSトランジスタ(例えばLDMOS(Lateral Double Diffusion MOS)若しくはフルアイソレーションの高耐圧MOS)Q7によって実現している。また、Q7のソースをノードND5とし、Q7のドレインをノードND6としている。このようなMOSトランジスタQ7および容量C9は、例えば、図9(b)のような断面構造で実現される。
図9(b)では、接地電圧GNDに接続されたp型の半導体基板(SUB)上に、p型の半導体層(P2)に挟まれる形でn型の半導体層(N1,N2)が形成されている。半導体基板(SUB)と半導体層(N1,N2)の間では、主面側に向けて順にn型の半導体層(N+)とp型の半導体層(P+)が埋め込まれている。半導体層(N1,N2)内の主面側の2箇所には、半導体層(P+)と接続するようにp型の半導体層(P1)が形成され、この2箇所の半導体層(P1)と半導体層(P+)に囲まれる形で半導体層(N2)が存在している。また、2箇所の半導体層(P1)内の主面側には、それぞれn型の半導体層(N)が形成され、この2つの半導体層(N)に挟まれた主面上の2箇所においてゲート絶縁膜ISが形成されている。
このような構造において、2箇所の半導体層(N)にそれぞれノードND5が接続され、半導体層(N2)にノードND6が接続される。そして、2箇所の半導体層(N)をソースとし、その間の半導体層(N2)をドレインとすることで2つのMOSトランジスタQ7が実現される。また、ノードND5は、半導体層(N1)にも接続され、この半導体層(N1)および半導体層(N+)と半導体基板(SUB)との接合容量によって容量C9が実現される。さらに、ノードND5は、半導体層(P1)にも接続され、これによってMOSトランジスタQ7のソースと基板が接続される。なお、図9(b)では、半導体層(P1)と半導体層(N2)との接合によってQ7のボディーダイオードが実現されており、また、図示はしないが、Q7のゲートはND5と配線層等によって接続され、ダイオード接続が実現される。
以上、図7〜図9のように、図6の容量C6を半導体基板SUBに対する寄生容量を利用して形成することで、小さい回路面積でノイズ耐性を確保することが可能となる。
図10は、本発明の実施の形態2による負荷駆動回路において、図3の回路の上アーム側を図6の回路に置き換えた構成例を示す回路図である。図10に示す負荷駆動回路は、端子VSと端子HSOの間に接続され、上アームとなるnチャネル型の出力トランジスタQ11と、端子LSOと端子PGNDの間に接続され、下アームとなるnチャネル型の出力トランジスタQ21とを含み、端子HSOと端子LSOの間に接続された負荷Z1を駆動するものとなっている。端子VSは電源電圧VBに接続され、端子PGNDは接地電圧GNDに接続される。
上アーム側において、Q11のゲートと端子HSOの間には、抵抗R11とnチャネル型のトランジスタQ12が並列に接続される。Q12のゲートと端子HSOの間には、抵抗R12が接続され、Q12のゲートとQ11のゲート(Q12のドレイン)の間には、Q12のゲート側をアノードとしてダイオードD11が接続される。そして、Q12のゲートと接地電圧GNDとの間に容量C12が接続される。
下アーム側において、Q21のゲートと端子LSOの間には、アクティブクランプ回路ACP21が接続され、Q21のゲートと端子PGNDの間には、抵抗R21とnチャネル型のトランジスタQ22が並列に接続される。また、Q22のゲートと端子LSOの間には、容量C21が接続され、Q22のゲートと端子PGNDの間には、抵抗R22とnチャネル型のトランジスタQ23が並列に接続される。そして、アクティブクランプ回路ACP21からQ23のゲートに向けて帰還信号が入力される。なお、トランジスタQ11,Q12,Q21〜Q23は、例えばMOSトランジスタである。
このような構成を用いることで、小面積でノイズ耐性を確保できる。また、ESD耐性に関しては、図10の回路に対して図4および図5で述べたようなESD保護素子ESD_PやクランプダイオードD50〜D52を付加し、図10のアクティブクランプ回路ACP21と併用することで十分に確保することが可能となる。このようなことから、小面積で信頼性が高い負荷駆動回路を実現できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、これまでの説明では、主に車載用途の負荷駆動回路(アクチュエータやモータ駆動、EPS駆動、ABS駆動、エアバッグ展開用のスクイブ駆動など)を例に説明を行ったが、勿論、この用途に限定されるものではなく、モータ、アクチュエータ、コイル等を駆動する回路に対して広く適用可能である。例えば、民生用のPC周辺機器では、HDD、FDD、CD−ROM、DVD−ROM、プリンタ等におけるモータやアクチュエータなどを駆動する回路や、民生用AV機器では、VTR、オーディオ用スピーカー駆動用アンプ等を含めて様々な用途が挙げられる。これらは全て、上アームと下アームのどちらか若しくは片方を使用して負荷駆動するという意味で回路は共通となる。但し、その中でも特に、車載用の様な厳しい外来ノイズ要求がある用途に対して本実施の形態の構成は有益なものとなる。
本発明による負荷駆動回路は、特に、車載用のECU等に適用して特に有益なものであり、これに限らず、モータやアクチュエータ等を駆動する負荷駆動回路全般に対して広く適用可能である。
本発明の実施の形態1による負荷駆動回路において、その構成の一例を示す回路図である。 図1における帰還回路のより詳細な構成例を示すものであり、(a)〜(c)はそれぞれ異なる構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態1による負荷駆動回路において、図1の回路を上アームと下アームに適用した場合の構成例を示す回路図である。 本発明の前提として検討した負荷駆動回路において、その上アーム側のアクティブクランプ回路を省略した構成例を示すものであり、(a)〜(c)はそれぞれ異なる構成例を示す回路図である。 図4におけるESD保護用素子の構成例を示すものであり、(a)〜(c)はそれぞれ異なる構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態2による負荷駆動回路において、その構成例を示す回路図である。 図6の負荷駆動回路において、それに含まれる容量等の詳細な構造例を示すものであり、(a)は容量周りの回路図、(b)は(a)のプロセス構造を示す断面図である。 図7とは異なる構造例を示すものであり、(a)は容量周りの回路図、(b)は(a)のプロセス構造を示す断面図である。 図7とは更に異なる構造例を示すものであり、(a)は容量周りの回路図、(b)は(a)のプロセス構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態2による負荷駆動回路において、図3の回路の上アーム側を図6の回路に置き換えた構成例を示す回路図である。 本発明の前提として検討した負荷駆動回路の構成例を示すものであり、(a)、(b)はそれぞれ異なる構成例を示す回路図である。 図11とは異なる負荷駆動回路の構成例を示すものであり、(a)〜(e)はそれぞれ異なる構成例を示す回路図である。 車載用のECUを説明する概略図である。 図11(a)の構成に生じ得る外来ノイズの一例を示す説明図である。 外来ノイズによる出力トランジスタの誤動作モデルを示すものであり、(a)はその回路図、(b)は(a)を容量モデルで表した回路図である。 本発明の前提として検討した負荷駆動回路において、外来ノイズに対する対策手段の一例を示すものであり、(a)〜(d)はそれぞれ異なる対策手段を備えた回路図である。 図16(b),(c)のような対策手段を図11(a)の回路に適用した場合の構成例を示す回路図である。 負荷駆動回路に対して行われるESD試験を説明するものであり、(a)は試験時の等価回路図、(b)は試験器短絡条件での等価回路図である。 本発明の前提として検討した負荷駆動回路において、ESDの対策手段を備えた構成例を示す回路図である。 本発明の前提として検討した負荷駆動回路において、ESDの対策手段と外来ノイズの対策手段を備えた構成例を示す回路図である。
符号の説明
ACP アクティブクランプ回路
FB 帰還回路
C 容量
Q トランジスタ
R 抵抗
DD ダイオード
ZD ツェナーダイオード
DD,SS,VS,HSO,LSO,PGND,A,B 端子
L インダクタ
SW スイッチ
CMP 比較回路
Z 負荷
ESD_P ESD保護素子
ND ノード
P,N,N+,P+ 半導体層
SUB 半導体基板
IS ゲート絶縁膜
PD プリドライバ回路
MR スピンドルモータ
WH ワイヤハーネス
NS ノイズ
ESD_G サージ発生回路
SH シャント回路

Claims (5)

  1. 第1ノード、第2ノードおよび第1制御入力ノードを備え、前記第1制御入力ノードと前記第2ノードとの間の電位差に応じてオン/オフが制御され、このオン/オフの制御によって負荷を駆動する出力トランジスタと、
    前記第1ノードと前記第1制御入力ノードの間に設けられ、ダイオードおよびツェナーダイオードを含んだアクティブクランプ回路と、
    前記第1制御入力ノードと前記第2ノードの間に設けられた第1抵抗と、
    前記第1制御入力ノードと前記第2ノードの間に設けられ、第2制御入力ノードと前記第2ノードとの間の電位差に応じてオン/オフが制御されるシャント用トランジスタと、
    前記第1ノードと前記第2制御入力ノードの間に設けられた容量と、
    前記第2制御入力ノードと前記第2ノードの間に設けられた第2抵抗と、
    前記アクティブクランプ回路からの帰還信号に応じて前記シャント用トランジスタのオン/オフを制御する第1回路とを有することを特徴とする負荷駆動回路。
  2. 第1ノード、第2ノードおよび第1制御入力ノードを備え、前記第1制御入力ノードと前記第2ノードとの間の電位差に応じてオン/オフが制御され、このオン/オフの制御によって前記第2ノード側に接続される負荷を駆動する出力トランジスタと、
    前記第1制御入力ノードと前記第2ノードの間に設けられた第1抵抗と、
    前記第1制御入力ノードと前記第2ノードの間に設けられ、第2制御入力ノードと前記第2ノードとの間の電位差に応じてオン/オフが制御されるシャント用トランジスタと、
    前記第2制御入力ノードと前記第2ノードの間に設けられた第2抵抗と、
    前記第2制御入力ノードと接地電圧の間に設けられた容量とを有することを特徴とする負荷駆動回路。
  3. 請求項2記載の負荷駆動回路において、
    さらに、前記第2制御入力ノードと前記第1制御入力ノードの間に設けられたダイオードを有することを特徴とする負荷駆動回路。
  4. 第1ノード、第2ノードおよび第1制御入力ノードを備え、前記第1制御入力ノードと前記第2ノードとの間の電位差に応じてオン/オフが制御され、このオン/オフの制御によって前記第2ノード側に接続される負荷を駆動する第1出力トランジスタと、
    前記第1制御入力ノードと前記第2ノードの間に設けられた第1抵抗と、
    前記第1制御入力ノードと前記第2ノードの間に設けられ、第2制御入力ノードと前記第2ノードとの間の電位差に応じてオン/オフが制御される第1シャント用トランジスタと、
    前記第2制御入力ノードと前記第2ノードの間に設けられた第2抵抗と、
    前記第2制御入力ノードと接地電圧の間に設けられた第1容量と、
    第3ノード、第4ノードおよび第3制御入力ノードを備え、前記第3制御入力ノードと前記第4ノードとの間の電位差に応じてオン/オフが制御され、このオン/オフの制御によって前記第3ノード側に接続される前記負荷を駆動する第2出力トランジスタと、
    前記第3ノードと前記第3制御入力ノードの間に設けられ、ダイオードおよびツェナーダイオードを含んだアクティブクランプ回路と、
    前記第3制御入力ノードと前記第4ノードの間に設けられた第3抵抗と、
    前記第3制御入力ノードと前記第4ノードの間に設けられ、第4制御入力ノードと前記第4ノードとの間の電位差に応じてオン/オフが制御される第2シャント用トランジスタと、
    前記第3ノードと前記第4制御入力ノードの間に設けられた第2容量と、
    前記第4制御入力ノードと前記第4ノードの間に設けられた第4抵抗と、
    前記アクティブクランプ回路からの帰還信号に応じて前記第2シャント用トランジスタのオン/オフを制御する第1回路とを有することを特徴とする負荷駆動回路。
  5. 請求項4記載の負荷駆動回路において、
    前記第1容量は、半導体基板との間の寄生容量で実現されることを特徴とする負荷駆動回路。
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