JP7224935B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

実施形態は、半導体装置に関する。
負荷に安定した電源を供給するための半導体装置が知られている。
特開2017-168986号公報
接地端子の電位変化に起因する誤動作を抑制する。
実施形態の半導体装置は、外部負荷に接続される外部スイッチ素子が備えるゲートへ接続されるゲート端子と、上記外部負荷に接続される上記外部スイッチ素子が備えるソースへ接続されるソース端子と、上記ゲート端子に第1電圧を印加可能に構成された昇圧回路と、上記ゲート端子と上記ソース端子との間を並列に接続する第1スイッチ素子、第1抵抗、及び第2抵抗と、上記ゲート端子と上記ソース端子との間を上記第2抵抗と直列に接続する第2スイッチ素子と、上記昇圧回路から上記ゲート端子に印加される電圧が上記第1電圧から不定状態となることに応じて、上記第2スイッチ素子をオン状態に切り替えた後に上記第1スイッチ素子をオン状態に切り替えるように構成されたスイッチ素子制御回路と、を備え、上記第2抵抗の抵抗値は、上記第1抵抗の抵抗値より小さい。上記スイッチ素子制御回路は、各々が上記ゲート端子と上記ソース端子との間を上記第1スイッチ素子及び上記第2スイッチ素子に対して並列に接続する第3スイッチ素子及び電圧源と、上記ゲート端子と上記ソース端子との間を上記第3スイッチ素子と直列に接続する第3抵抗と、上記ゲート端子と上記ソース端子との間を上記電圧源と直列に接続する第4抵抗と、を含む。上記第2スイッチ素子は、上記第3スイッチ素子と上記第3抵抗との間に接続されたゲートを含む。上記第3スイッチ素子は、上記電圧源と上記第4抵抗との間に接続されたゲートを含む。
第1実施形態に係る半導体装置の構成を説明するための回路図。 第1実施形態に係る半導体装置の動作を説明するためのタイミングチャート。 第2実施形態に係る半導体装置の構成を説明するための回路図。 第2実施形態に係る半導体装置の動作を説明するためのタイミングチャート。 変形例に係る半導体装置の構成を説明するための回路図。 変形例に係る半導体装置の動作を説明するためのタイミングチャート。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。また、共通する参照符号を有する複数の構成要素を区別する場合、当該共通する参照符号に添え字を付して区別する。なお、複数の構成要素について特に区別を要さない場合、当該複数の構成要素には、共通する参照符号のみが付され、添え字は付さない。
1.第1実施形態
第1実施形態に係る半導体装置について説明する。
第1実施形態に係る半導体装置は、例えば、IC(Integrated circuit)チップであり、負荷に電源電圧を出力するスイッチ素子を駆動するためのドライバである。
1.1 構成
第1実施形態に係る半導体装置の構成について説明する。
図1は、第1実施形態に係る半導体装置の構成を説明するための回路図である。
図1に示すように、半導体装置1は、電圧VDDを負荷R0に出力するスイッチ素子M0を駆動するように構成される。半導体装置1、スイッチ素子M0、及び負荷R0は、例えば、車載システムの一部に相当し得る。電圧VDDは、半導体装置1、スイッチ素子M0及び負荷R0を駆動するための電源電圧である。
スイッチ素子M0は、負荷R0への電圧供給を制御可能なスイッチである。スイッチ素子M0は、例えば、n型の極性を有するMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタであり、電圧VDDが供給される第1端(ドレイン端)と、負荷R0の第1端に接続される第2端(ソース端)と、半導体装置1に接続されるゲートと、を含む。
負荷R0は、例えば、ヘッドライトやカーナビゲーションシステム等に相当し、電圧GND2に接地された第2端を含む。これにより、負荷R0は、スイッチ素子M0がオン状態の際はスイッチ素子M0を介して電圧VDDが供給されて、所定の機能を発揮する。一方、負荷R0は、スイッチ素子M0がオフ状態の際は電圧VDDから電気的に切断され、当該所定の機能を停止する。電圧GND2は、例えば、負荷R0用の接地電圧であり、負荷R0の基準電位を設定する。なお、電圧GND2は、後述する半導体装置1用の接地電圧とは独立に設定される。
半導体装置1は、端子P1、P2、P3、P4、及びP5を有する。
端子P1及びP2の各々は、半導体装置1内の各種回路を駆動するための電圧に接続される端子である。
より具体的には、端子P1は、電圧VDDが供給される電源端子である。
端子P2は、スイッチSWを介して電圧GND1に接地された接地端子である。電圧GND1は、例えば、半導体装置1用の接地電圧であり、半導体装置1の基準電位を設定する。スイッチSWは、端子P2と電圧GND1との電気的な接続状態を模式的に示すための仮想的な回路である。すなわち、スイッチSWがオン状態の場合は、端子P2が電圧GND1に正常に接地されている状態を示すのに対し、スイッチSWがオフ状態の場合は、端子P2が電圧GND1から電気的に切断されている(例えば、端子P2を接地するための配線が断線している)状況を示す。以下の説明では、「スイッチSWがオン状態からオフ状態に切り替わる」とは、「端子P2の電圧が電圧GND1から不定状態に変化する」、「端子P2が電圧GND1に対してフローティング状態となる」、「端子P2がオープンになる」、又は「端子P2がハイインピーダンス状態になる」と読み替え可能であるものとする。
端子P3は、電圧VINが供給される端子である。電圧VINは、半導体装置1が動作を開始するためのトリガとなる電圧である。すなわち、端子P3に電圧VINが供給されることにより、半導体装置1が動作可能な状態となる。
端子P4は、半導体装置1からの出力電圧が出力される端子であり、スイッチ素子M0のゲートに接続される。端子P4は、「ゲート端子」とも呼ぶ。
端子P5は、スイッチ素子M0のソース端と、負荷R0との間に接続される端子である。端子P5は、「ソース端子」とも呼ぶ。
また、半導体装置1は、制御回路10、及びGND断線保護回路20を備える。
制御回路10は、半導体装置1の動作を全体的に制御する回路であり、端子P1に接続された第1入力端と、端子P2に接続された第2入力端と、端子P3に接続された第3入力端と、端子P4に接続された出力端と、を含む。制御回路10は、端子P3から電圧VINが供給されることによって動作を開始することができる。また、制御回路10は、例えば、昇圧回路15を含む。
昇圧回路15は、端子P1及びP2から供給される電圧VDD及びGND1に基づき、電圧VDD及びGND1の電位差よりも大きな出力電圧を端子P4に出力するように構成される。昇圧回路15の出力電圧は、スイッチ素子M0をオン状態にすることができる程度の大きさを有する。
なお、電圧VDD又はGND1の供給が停止した場合(すなわち、端子P1が電圧VDDから電気的に切断された、又は端子P2が電圧GND1から電気的に切断された場合)、昇圧回路15は、端子P4への出力電圧の出力を停止する。昇圧回路15から端子P4への出力電圧の出力が停止すると、端子P4の電圧は、昇圧回路15からの出力電圧によって一定に保たれる状態から、不定状態へと変化する。端子P4の電圧が不定状態となると、スイッチ素子M0が意図せずオン状態となる期間が発生することにより、スイッチ素子M0を破損させる可能性があるため、好ましくない。このため、端子P4の電圧が不定状態となる期間をできるだけ短くできるように構成されたGND断線保護回路20が半導体装置1内に設けられる。
GND断線保護回路20は、スイッチ素子M1,M2,M3,M4,及びQ1、抵抗R1,R2,R3,R4,R5,R6,及びR7、ダイオードD1、並びに電流源25を含む。スイッチ素子M1及びM2は、例えば、n型の極性を有するMOSトランジスタを含む。スイッチ素子M3及びM4は、例えば、p型の極性を有するMOSトランジスタを含む。スイッチ素子Q1は、例えば、pnpトランジスタを含む。ダイオードD1は、例えば、ツェナダイオードを含む。
電流源25は、端子P1に接続された第1入力端と、端子P2に接続された第2入力端と、抵抗R3を介して端子P5に接続された出力端と、を含む。電流源25は、端子P1から供給される電圧VDD、及び端子P2から供給される電圧GND1に基づいて、抵抗R3を介して端子P5に所定の電流を流すように構成される。
なお、電圧VDD又はGND1の供給が停止した場合(すなわち、端子P1が電圧VDDから電気的に切断された、又は端子P2が電圧GND1から電気的に切断された場合)、電流源25は、抵抗R3への当該所定の電流の出力を停止する。
抵抗R1は、端子P1に接続された第1端と、ノードN1に接続された第2端と、を含む。抵抗R2は、ノードN1に接続された第1端と、端子P5に接続された第2端と、を含む。
抵抗R3は、電流源25の出力端に接続された第1端と、端子P5に接続された第2端と、を含む。スイッチ素子M1は、ノードN1に接続された第1端(ドレイン端)と、端子P5に接続された第2端(ソース端)と、電流源25の出力端と抵抗R3の第1端との間に接続されたゲートと、を含む。なお、抵抗R3は、電流源25から出力される所定の電流によってスイッチ素子M1のゲート-ソース間に、スイッチ素子M1をオン状態にすることができる電位差を発生させる機能を有する。
以上のように構成することにより、電流源25及び抵抗R3は、端子P2が電圧GND1から電気的に切断された場合にスイッチ素子M1をオン状態からオフ状態に切り替えるスイッチ素子制御回路として機能する。
スイッチ素子M2は、端子P4に接続された第1端(ドレイン端)と、端子P5に接続された第2端(ソース端)と、ノードN1に接続されたゲートと、を含む。抵抗R4は、端子P4に接続された第1端と、端子P5に接続された第2端と、を含む。スイッチ素子M2及び抵抗R4は、端子P4と端子P5との間を互いに並列に接続する。
抵抗R5、スイッチ素子Q1、及びダイオードD1は、端子P4と端子P5との間を、スイッチ素子M2及び抵抗R4に対して並列に接続する。
抵抗R5は、端子P4に接続された第1端と、ノードN2に接続された第2端と、を含む。
スイッチ素子Q1は、ノードN2に接続された第1端(エミッタ端)と、ダイオードD1の出力端に接続された第2端(ベース端)及び第3端(コレクタ端)と、を含む。ダイオードD1は、端子P5に接続された入力端を含む。スイッチ素子Q1及びダイオードD1は、端子P5とノードN2との間の電位差を所定の値に保つ定電圧源としての機能を有する。
スイッチ素子M3及び抵抗R6は、端子P4と端子P5との間を、スイッチ素子M2及び抵抗R4に対して並列に接続する。
スイッチ素子M3は、端子P4に接続された第1端(ソース端)と、ノードN3に接続された第2端(ドレイン端)と、ノードN2に接続されたゲートと、を含む。抵抗R6は、ノードN3に接続された第1端と、端子P5に接続された第2端と、を含む。
スイッチ素子M4及び抵抗R7は、端子P4と端子P5との間を、スイッチ素子M2及び抵抗R4に対して並列に接続する。
スイッチ素子M4は、端子P4に接続された第1端(ソース端)と、抵抗R7の第1端に接続された第2端(ドレイン端)と、ノードN3に接続されたゲートと、を含む。抵抗R7は、端子P5に接続された第2端を含む。すなわち、スイッチ素子M4及び抵抗R7は、端子P4と端子P5との間を直列に接続する。
抵抗R7は、抵抗R4,R5,及びR6よりも低い抵抗値を有する。また、抵抗R7は、端子P4と端子P5との間を結ぶ経路のうち、抵抗R4を介する経路の抵抗値と、抵抗R5を介する経路の抵抗値と、抵抗R6を介する経路の抵抗値と、の合成抵抗よりも低い抵抗値を有し得る。
以上のように構成することにより、抵抗R5、スイッチ素子Q1、ダイオードD1、スイッチ素子M3、及び抵抗R6は、端子P4の電圧が不定状態となった場合に、スイッチ素子M4をオフ状態からオン状態に切り替えるように構成されたスイッチ素子制御回路として機能することができる。また、スイッチ素子M4がオン状態における抵抗R7を介する経路は、スイッチ素子M2がオン状態におけるスイッチ素子M2を介する経路を除いて、端子P4と端子P5との間を並列に接続する他の経路よりも低抵抗な経路となる。
1.2 動作
次に、第1実施形態に係る半導体装置の動作について説明する。
図2は、第1実施形態に係る半導体装置におけるGND断線保護動作を説明するためのタイミングチャートの一例である。図2では、半導体装置1に電圧VDD及びGND1が正常に供給されている通常状態と、断線の発生によって電圧GND1の供給が停止した状態と、が時系列に示される。通常状態は、時刻T2までに相当し、電圧GND1の供給が停止した状態は、時刻T2以降に相当する。
図2に示すように、時刻T1に至るまで、半導体装置1には、端子P3を介する電圧VINの供給がされていない。これにより、昇圧回路15は、スイッチ素子M0をオン状態にする電圧を端子P4に印加しない。このため、スイッチ素子M0はオフ状態となり、端子P4及びP5の電圧は、電圧GND2となる。
時刻T1において、端子P3に電圧VINが印加される。これにより、昇圧回路15は、端子P1から供給される電圧VDDと、端子P2から供給される電圧GND1とに基づき、端子P4に電圧VOUT(>|VDD-GND1|)を出力する。これに伴い、スイッチ素子M0はオン状態となり、負荷R0への電圧VDDの供給が開始する(つまり、端子P5の電圧は、電圧VDDまで上昇する)。
ノードN2の電圧は、端子P5の電圧に対して、スイッチ素子Q1及びダイオードD1の特性によって決定される所定の値まで上昇する。これにより、スイッチ素子M3のゲート-ソースの間に電位差(図2では、「M3のVGS」又は「VP4-N2」と記載)が発生する。電位差VP4-N2は、スイッチ素子M3の閾値電圧Vthを上回るため、スイッチ素子M3がオン状態となり、端子P4と端子P5との間が抵抗R6を介して電気的に接続される。
ノードN3の電圧は、スイッチ素子M3がオン状態となることによって電圧VOUTとなる。このため、スイッチ素子M4のゲート-ソース間には有意な電位差(図2では、「M4のVGS」又は「VP4-N3」と記載)が発生しない。電位差VP4-N3は、スイッチ素子M4の閾値電圧Vthを下回るため、スイッチ素子M4がオフ状態となる。
なお、図2には図示していないが、電流源25は、端子P5に向けて所定の電流を出力する。これにより、スイッチ素子M1のゲート-ソース間に電位差が発生し、スイッチ素子M1がオン状態となる。このため、スイッチ素子M1を介してスイッチ素子M2のゲート-ソース間が電気的に接続され、スイッチ素子M2がオフ状態となる。
続いて、時刻T2において、例えば、断線の発生によって、スイッチSWがオン状態からオフ状態になる。これにより、端子P2の電圧は、電圧GND1から不定状態となる。図2の例では、端子P2は、端子P1の電圧によってプルアップされ、電圧VDDになる。このため、昇圧回路15は、電圧VDDを昇圧することができなくなり、端子P4への電圧VOUTの出力を停止する。端子P4の電圧は、一定の電圧VOUTに固定される状態から、不定状態に変化する。
端子P4の電圧が不定状態となったことに伴い、端子P4は、抵抗R4を介して、抵抗R5、スイッチ素子Q1、及びダイオードD1を介して、又はスイッチ素子M3及び抵抗R6を介して、端子P5に向けて徐々に電荷を引き抜かれる。端子P4の電圧は、電圧VOUTから徐々に低下するため、端子P4と端子P5との間の電位差が徐々に減少していく。
一方、上述の通り、スイッチ素子Q1及びダイオードD1は電圧源として動作するため、ノードN2の電圧は変化しない。このため、電位差VP4-N2が徐々に減少する。
なお、図2には図示していないが、電流源25は、端子P2の電圧が不定状態となったことにより、端子P5に向けて所定の電流の出力を停止する。これにより、スイッチ素子M1のゲート-ソース間の電位差がなくなり、スイッチ素子M1がオフ状態となる。このため、スイッチ素子M2のゲート-ソース間を接続する経路は抵抗R2を介する経路のみとなる。なお、時刻T2の時点では、端子P5の電圧は電圧VDDとなっているため、スイッチ素子M2は依然としてオフ状態のままである。
時刻T3において、スイッチ素子M3の動作状態は、徐々にオフ状態となり、例えば、飽和領域から線形領域に遷移する。これに伴い、電位差VP4-N2の減少が加速すると共に、スイッチ素子M4のゲート-ソース間に電位差VP4-N3が増加し始める。
時刻T4において、電位差VP4-N2がスイッチ素子M3の閾値電圧Vthよりも小さくなり、スイッチ素子M3がオフ状態となる。これに伴い、ノードN3は端子P4から電気的に切断され、電位差VP4-N3がスイッチ素子M4の閾値電圧Vthよりも大きくなる。これにより、スイッチ素子M4がオン状態となり、端子P4と端子P5との間を、抵抗R7を介して電気的に接続する経路が形成される。
ここで、抵抗R7の抵抗値は、抵抗R4の抵抗値よりも小さい。すなわち、抵抗R7を介する経路は、抵抗R4を介する経路よりも、端子P4から端子P5に向けて電荷を引き抜く力が大きい。このため、時刻T4以降における端子P4の電圧降下速度は、時刻T2から時刻T4までの期間よりも早くなる。
端子P4の電圧が低下することによりスイッチ素子M0の動作状態は、徐々にオフ状態となり、例えば、飽和領域から線形領域に遷移する。これに伴い、端子P5の電圧が電圧VDDから低下し始める。これにより、端子P1と端子P5との間に電位差が発生し、ノードN1には、抵抗R1及びR2によって決定される分圧が印加される。これにより、スイッチ素子M2のゲート-ソースの間に電位差(図2では、「M2のVGS」又は「VN1-P5」と記載)が発生する。
時刻T5において、電位差VN1-P5がスイッチ素子M2の閾値電圧Vthよりも大きくなり、スイッチ素子M2がオン状態となる。これに伴い、端子P4及びP5は、スイッチ素子M2を介して電気的に接続され、端子P4と端子P5との間が実質的にショートする。これにより、端子P4の電荷が端子P5に向けて急速に引き抜かれ、時刻T6においてスイッチ素子M0が完全にオフ状態となる。
以上のように動作することにより、スイッチSWがオフ状態となった後にスイッチ素子M0を速やかにオフ状態にすることができ、スイッチSWがオフ状態となることに起因してスイッチ素子M0の異常動作する可能性を抑制することができる。
1.3 本実施形態に係る効果
第1実施形態によれば、端子P2の電位変化に起因する誤動作を抑制することができる。本実施形態に係る効果について、以下に説明する。
昇圧回路15は、端子P4に電圧VOUTを印加可能に構成されるが、端子P2に供給される電圧が電圧GND1から不定状態に変化すると、電圧VOUTを印加できなくなる。これにより、端子P4の電圧が電圧VOUTから不定状態に変化する。
第1実施形態によれば、スイッチ素子M2、抵抗R4、及び抵抗R4よりも小さい抵抗値を有する抵抗R7は、端子P4と端子P5との間を並列に互いに接続する。スイッチ素子M4は、端子P4と端子P5との間を抵抗R7と直列に接続する。また、抵抗R5、スイッチ素子Q1、ダイオードD1、スイッチ素子M3、及び抵抗R6は、端子P4の電圧が電圧VOUTから不定状態に変化したことに応じて、スイッチ素子M4をオフ状態からオン状態に切り替えた後、スイッチ素子M2をオフ状態からオン状態に切り替えるように構成される。これにより、スイッチ素子M0が、端子P4が不定状態であるにもかかわらずオン状態となる期間が長くなることを抑制することができる。
補足すると、抵抗R4は、常時、端子P4と端子P5との間を電気的に接続する経路であるため、通常状態においても、端子P4の電荷を端子P5に向けて引き抜く効果を有する。このため、抵抗R4の抵抗値を必要以上に小さくすることは、端子P4が不定状態の場合にはスイッチ素子M0を素早くオフ状態に切り替えることができるものの、通常状態における昇圧回路15の昇圧機能についても低下させ得るため、好ましくない。したがって、抵抗R4を介する経路のみを用いて、スイッチ素子M2をオフ状態に切り替えるまで端子P4の電荷を引き抜くことは、スイッチ素子M0を長期間にわたって誤動作させ得る。
一方、第1実施形態によれば、スイッチ素子M3は、抵抗R4によって端子P4の電圧が徐々に低下していく際、スイッチ素子M2がオフ状態になる前にオフ状態に切り替わる。これにより、スイッチ素子M2がオフ状態になる前にスイッチ素子M4をオン状態に切り替えることができる。このため、端子P4とP5との間が抵抗R7を介して電気的に接続され、抵抗R4よりも電流が流れやすい経路が形成される。したがって、端子P4の電圧を、抵抗R4を介する経路を使用する場合よりも早く低下させることができるため、スイッチ素子M2が早くオン状態に切り替えることができ、ひいては、スイッチ素子M0がオフ状態に切り替わるまでの時間を短縮することができる。
また、電流源25は、端子P2の電圧が電圧GND1から不定状態に変化することに応じて、抵抗R3を介して端子P5に出力する電流を停止するように構成される。これにより、スイッチ素子M1は、電流源25から電流が出力されている間はオン状態となることができ、端子P2の電圧が電圧GND1から不定状態になるとオフ状態となることができる。
また、スイッチ素子M1は、抵抗R2と共にスイッチ素子M2のゲート-ソース間を接続する。このため、スイッチ素子M2は、電流源25が正常に動作する間はスイッチ素子M1によってゲート-ソース間をショートされるので、必ずオフ状態となることができる。一方、電流源25が端子P2の不定状態を検知する等してスイッチ素子M2をオフ状態に切り替えた場合には、抵抗R2によってゲート-ソース間に電位差を発生させることができ、端子P5の電圧の低下に応じてオン状態となることができる。したがって、端子P4及びP5間を最終的にショートさせることができ、スイッチ素子M0の誤動作を抑制することができる。
2. 第2実施形態
次に、第2実施形態に係るメモリシステムについて説明する。第2実施形態は、ノードN2と端子P5との間の電位差を抵抗R5に依らず決定し得る電圧源ではなく、抵抗R5との分圧に基づいて決定し得る電圧源が用いられる点において、第1実施形態と異なる。以下では、第1実施形態と同等の構成及び動作についてはその説明を省略し、第1実施形態と異なる構成及び動作について主に説明する。
2.1 構成
図3は、第2実施形態に係る半導体装置の構成を説明するための回路図である。図3は、第1実施形態における図1に対応する。
図3に示すように、半導体装置1は、図1において説明したGND断線保護回路20に代えて、GND断線保護回路20Aを備える。
GND断線保護回路20Aは、スイッチ素子Q1及びダイオードD1に代えて、抵抗R8aを含む。すなわち、抵抗R8aは、ノードN2に接続された第1端と、端子P5に接続された第2端と、を含む。抵抗R5及びR8aは、各々の抵抗値の比に応じて、ノードN2に印加される電圧(分圧)を決定するように構成される。
2.2 動作
図4は、第2実施形態に係る半導体装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。図4は、第1実施形態における図2に対応する。
図4に示すように、時刻T2に至るまでの動作は、図2と同等であるため、その説明を省略する。
時刻T2において、例えば、断線の発生によって、スイッチSWがオン状態からオフ状態になる。これにより、端子P2の電圧は、電圧GND1から不定状態となり、端子P1の電圧によってプルアップされて電圧VDDになる。このため、昇圧回路15は、電圧VDDを昇圧することができなくなり、端子P4への電圧VOUTの出力を停止する。端子P4の電圧は、一定の電圧VOUTに固定される状態から、不定状態に変化する。
端子P4の電圧が不定状態となったことに伴い、端子P4は、抵抗R4を介して、抵抗R5及びR8aを介して、又はスイッチ素子M3及び抵抗R6を介して、端子P5に向けて徐々に電荷を引き抜かれる。端子P4の電圧は、電圧VOUTから徐々に低下するため、端子P4と端子P5との間の電位差が徐々に減少していく。
一方、上述の通り、抵抗R8aは、抵抗R5との抵抗値の比に応じてノードN2の電圧を決定する電圧源として動作する。これにより、ノードN2の電圧は、端子P4の電圧が低下することに伴い、徐々に低下する。このため、電位差VP4-N2が徐々に減少していく。
なお、図4には図示していないが、電流源25は、端子P2の電圧が不定状態となったことにより、端子P5に向けて所定の電流の出力を停止する。これにより、スイッチ素子M1のゲート-ソース間の電位差がなくなり、スイッチ素子M1がオフ状態となる。このため、スイッチ素子M2のゲート-ソース間を接続する経路は抵抗R2を介する経路のみとなる。なお、時刻T2の時点では、端子P5は電圧VDDとなっているため、スイッチ素子M2は依然としてオフ状態のままである。
時刻T3において、スイッチ素子M3の動作状態は、徐々にオフ状態となり、例えば、飽和領域から線形領域に遷移する。これに伴い、電位差VP4-N2の減少が加速すると共に、スイッチ素子M4のゲート-ソース間に電位差VP4-N3が増加し始める。
以降の動作については、図2と同等であるため、その説明を省略する。
以上のように動作することにより、スイッチSWがオフ状態となった後にスイッチ素子M0を速やかにオフ状態にすることができ、スイッチSWがオフ状態となることに起因してスイッチ素子M0の異常動作する可能性を抑制することができる。
2.3 本実施形態に係る効果
第2実施形態によれば、スイッチ素子M3のゲートは、端子P4に接続された抵抗R5と、端子P5に接続された抵抗R8aとの間に接続される。これにより、直列接続されたpnpトランジスタとツェナダイオードのように端子P5とノードN2との間の電位差を一定に保ち得る電圧源に代えて、抵抗のように端子P5とノードN2との電位差を抵抗分圧によって決定する電圧源を用いても、第1実施形態と同等の効果を奏することができる。
3.変形例
以上、種々の実施形態について説明したが、第1実施形態及び第2実施形態は、これに限られず、種々の変形が適宜適用可能である。
例えば、第1実施形態及び第2実施形態では、スイッチ素子M3及びM4がp型の極性を有する場合について説明したが、これに限られない。より具体的には、例えば、スイッチ素子M3及びM4は、n型の極性を有していてもよい。
3.1 構成
図5は、変形例に係る半導体装置の構成を説明するための回路図である。図5は、第1実施形態における図1に対応する。
図5に示すように、半導体装置1は、図1において説明したGND断線保護回路20に代えて、GND断線保護回路20Bを備える。
GND断線保護回路20Bは、抵抗R5,R6,及びR7、スイッチ素子M3,M4,及びQ1、並びにダイオードD1に代えて、抵抗R5b,R6b,及びR7b、スイッチ素子M3b,M4b,及びQ1b、並びにダイオードD1bを含む。スイッチ素子M3b及びM4bは、例えば、n型の極性を有するMOSトランジスタを含む。スイッチ素子Q1bは、例えば、pnpトランジスタを含む。ダイオードD1bは、例えば、ツェナダイオードを含む。
スイッチ素子Q1b、ダイオードD1b、及び抵抗R5bは、端子P4と端子P5との間を、スイッチ素子M2及び抵抗R4に対して並列に接続する。
スイッチ素子Q1bは、端子P4に接続された第1端(エミッタ端)と、ダイオードD1bの出力端に接続された第2端(ベース端)及び第3端(コレクタ端)と、を含む。ダイオードD1bは、ノードN2bに接続された入力端を含む。スイッチ素子Q1b及びダイオードD1bは、端子P4とノードN2bとの間の電位差を所定の値に保つ定電圧源としての機能を有する。
抵抗R5bは、ノードN2bに接続された第1端と、端子P5に接続された第2端と、を含む。
抵抗R6b及びスイッチ素子M3bは、端子P4と端子P5との間を、スイッチ素子M2及び抵抗R4に対して並列に接続する。
抵抗R6bは、端子P4に接続された第1端と、ノードN3bに接続された第2端と、を含む。スイッチ素子M3bは、ノードN3bに接続された第1端(ドレイン端)と、端子P5に接続された第2端(ソース端)と、ノードN2bに接続されたゲートと、を含む。
抵抗R7b及びスイッチ素子M4bは、端子P4と端子P5との間を、スイッチ素子M2及び抵抗R4に対して並列に接続する。
抵抗R7bは、端子P4に接続された第1端と、スイッチ素子M4bの第1端(ドレイン端)に接続された第2端と、を含む。スイッチ素子M4bは、端子P5に接続された第2端(ソース端)と、ノードN3bに接続されたゲートと、を含む。すなわち、抵抗R7b及びスイッチ素子M3bは、端子P4と端子P5との間を直列に接続する。
抵抗R7bは、抵抗R4,R5b,及びR6bよりも低い抵抗値を有する。また、抵抗R7bは、端子P4と端子P5との間を結ぶ経路のうち、抵抗R4を介する経路の抵抗値と、抵抗R5bを介する経路の抵抗値と、抵抗R6bを介する経路の抵抗値と、の合成抵抗よりも低い抵抗値を有し得る。
以上のように構成することにより、スイッチ素子Q1b、ダイオードD1b、抵抗R5b、抵抗R6b、及びスイッチ素子M3bは、端子P4の電圧が不定状態となった場合に、スイッチ素子M4bをオフ状態からオン状態に切り替えるように構成されたスイッチ素子制御回路として機能することができる。また、スイッチ素子M4bがオン状態における抵抗R7bを介する経路は、スイッチ素子M2がオン状態におけるスイッチ素子M2を介する経路を除いて、端子P4と端子P5との間を並列に接続する他の経路よりも低抵抗な経路となる。
3.2 動作
図6は、変形例に係る半導体装置における動作を説明するためのタイミングチャートである。図6は、第1実施形態における図2に対応する。
図6に示すように、時刻T1において、端子P3に電圧VINが印加される。これにより、昇圧回路15は、端子P1から供給される電圧VDDと、端子P2から供給される電圧GND1とに基づき、端子P4に電圧VOUT(>|VDD-GND1|)を出力する。これに伴い、スイッチ素子M0はオン状態となり、負荷R0への電圧VDDの供給が開始する(つまり、端子P5の電圧は、電圧VDDまで上昇する)。
ノードN2bの電圧は、端子P4の電圧に対して、スイッチ素子Q1b及びダイオードD1bの特性によって決定される所定の値まで低下する。これにより、スイッチ素子M3bのゲート-ソースの間に電位差(図6では、「M3bのVGS」又は「VN2b-P5」と記載)が発生する。電位差VN2b-P5は、スイッチ素子M3bの閾値電圧Vthを上回るため、スイッチ素子M3bがオン状態となり、端子P4と端子P5との間が抵抗R6bを介して電気的に接続される。
ノードN3bの電圧は、スイッチ素子M3bがオン状態となることによって電圧VDDとなる。このため、スイッチ素子M4bのゲート-ソース間には有意な電位差(図6では、「M4bのVGS」又は「VN3b-P5」と記載)が発生しない。電位差VN3b-P5は、スイッチ素子M4bの閾値電圧Vthを下回るため、スイッチ素子M4bがオフ状態となる。
なお、図6には図示していないが、電流源25は、端子P5に向けて所定の電流を出力する。これにより、スイッチ素子M1のゲート-ソース間に電位差が発生し、スイッチ素子M1がオン状態となる。このため、スイッチ素子M1を介してスイッチ素子M2のゲート-ソース間が電気的に接続され、スイッチ素子M2がオフ状態となる。
続いて、時刻T2において、例えば、断線の発生によって、スイッチSWがオン状態からオフ状態になる。これにより、端子P2の電圧は、電圧GND1から不定状態となる。図6の例では、端子P2は、端子P1の電圧によってプルアップされ、電圧VDDになる。このため、昇圧回路15は、電圧VDDを昇圧することができなくなり、端子P4への電圧VOUTの出力を停止する。端子P4の電圧は、一定の電圧VOUTに固定される状態から、不定状態に変化する。
端子P4の電圧が不定状態となったことに伴い、端子P4は、抵抗R4を介して、スイッチ素子Q1b、ダイオードD1b、及び抵抗R5bを介して、又は抵抗R6b及びスイッチ素子M3bを介して、端子P5に向けて徐々に電荷を引き抜かれる。端子P4の電圧は、電圧VOUTから徐々に低下するため、端子P4と端子P5との間の電位差が徐々に減少していく。
一方、上述の通り、スイッチ素子Q1b及びダイオードD1bは電圧源として動作するため、ノードN2bの電圧は、端子P4の電圧の低下に伴い徐々に低下していく。このため、電位差VN2b-P5が徐々に減少する。
なお、図2には図示していないが、電流源25は、端子P2の電圧が不定状態となったことにより、端子P5に向けて所定の電流の出力を停止する。これにより、スイッチ素子M1のゲート-ソース間の電位差がなくなり、スイッチ素子M1がオフ状態となる。このため、スイッチ素子M2のゲート-ソース間を接続する経路は抵抗R2を介する経路のみとなる。なお、時刻T2の時点では、端子P5の電圧は電圧VDDとなっているため、スイッチ素子M2は依然としてオフ状態のままである。
時刻T3において、スイッチ素子M3bの動作状態は、徐々にオフ状態となり、例えば、飽和領域から線形領域に遷移する。これに伴い、電位差VN2b-P5の減少が加速すると共に、スイッチ素子M4bのゲート-ソース間に電位差VN3b-P5が増加し始める。
時刻T4において、電位差VN2b-P5がスイッチ素子M3bの閾値電圧Vthよりも小さくなり、スイッチ素子M3bがオフ状態となる。これに伴い、ノードN3bは端子P4から電気的に切断され、電位差VN3b-P5がスイッチ素子M4bの閾値電圧Vthよりも大きくなる。これにより、スイッチ素子M4bがオン状態となり、端子P4と端子P5との間を、抵抗R7bを介して電気的に接続する経路が形成される。
ここで、抵抗R7bの抵抗値は、抵抗R4の抵抗値よりも小さい。すなわち、抵抗R7bを介する経路は、抵抗R4を介する経路よりも、端子P4から端子P5に向けて電荷を引き抜く力が大きい。このため、時刻T4以降における端子P4の電圧降下速度は、時刻T2から時刻T4までの期間よりも早くなる。
端子P4の電圧が低下することによりスイッチ素子M0の動作状態は、徐々にオフ状態となり、例えば、飽和領域から線形領域に遷移する。これに伴い、端子P5の電圧が電圧VDDから低下し始める。これにより、端子P1と端子P5との間に電位差が発生し、ノードN1には、抵抗R1及びR2によって決定される分圧が印加される。これにより、スイッチ素子M2のゲート-ソースの間に電位差(図2では、「M2のVGS」又は「VN1-P5」と記載)が発生する。
時刻T5において、電位差VN1-P5がスイッチ素子M2の閾値電圧Vthよりも大きくなり、スイッチ素子M2がオン状態となる。これに伴い、端子P4及びP5は、スイッチ素子M2を介して電気的に接続され、端子P4と端子P5との間が実質的にショートする。これにより、端子P4の電荷が端子P5に向けて急速に引き抜かれ、時刻T6においてスイッチ素子M0が完全にオフ状態となる。
以上のように動作することにより、スイッチSWがオフ状態となった後にスイッチ素子M0を速やかにオフ状態にすることができ、スイッチSWがオフ状態となることに起因してスイッチ素子M0の異常動作する可能性を抑制することができる。
3.3 本変形例に係る効果
本変形例によれば、スイッチ素子M3bはn型の極性を有し、ノードN2bに接続されたゲートを含む。抵抗R5bは、端子P4とノードN2bとの間を接続し、スイッチ素子Q1b及びダイオードD1bは、端子P5とノードN2bとの間を接続する。これにより、スイッチ素子M3bがn型の極性を有する場合においても、端子P4の電圧が電圧VOUTから不定状態に変化したことに応じて、スイッチ素子M2がオン状態に切り替わる前に、スイッチ素子M3bをオン状態からオフ状態に切り替えることができる。
また、スイッチ素子M4bはn型の極性を有し、抵抗R7bは、端子P4とスイッチ素子M4bとの間を接続する。これにより、スイッチ素子M4bは、スイッチ素子M3bがオン状態の間はオフ状態となり、スイッチ素子M3bがオフ状態に切り替わることに応じてオン状態に切り替わる。このため、スイッチ素子M2がオン状態に切り替わる前に抵抗R7bを介して端子P4と端子P5との間を接続する経路を形成することができる。
また、抵抗R7bは、抵抗R4bよりも小さい抵抗値を有する。このため、スイッチ素子M2がオン状態に切り替わるまでにスイッチ素子M4bがオン状態に切り替わることにより、端子P4の電圧をより早く低下させることができる。
3.4 その他
また、第1実施形態及び第2実施形態では、スイッチ素子M1のゲートに電流源25の出力端が接続される場合について説明したが、これに限られない。例えば、電流源25に代えて、端子P1に電圧VDDが供給され、かつ端子P2に電圧GND1が供給されている場合にはスイッチ素子M1をオン状態にし、端子P1及びP2のいずれかに供給される電圧が不定状態となった場合にはスイッチ素子M1をオフ状態にし得る信号を出力可能に構成された任意のスイッチ素子制御回路が適用可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…半導体装置、10…制御回路、15…昇圧回路、20…GND断線保護回路、25…電流源。

Claims (7)

  1. 外部負荷に接続される外部スイッチ素子が備えるゲートへ接続されるゲート端子と、
    前記外部負荷に接続される前記外部スイッチ素子が備えるソースへ接続されるソース端子と、
    前記ゲート端子に第1電圧を印加可能に構成された昇圧回路と、
    前記ゲート端子と前記ソース端子との間を並列に接続する第1スイッチ素子、第1抵抗、及び第2抵抗と、
    前記ゲート端子と前記ソース端子との間を前記第2抵抗と直列に接続する第2スイッチ素子と、
    前記昇圧回路から前記ゲート端子に印加される電圧が前記第1電圧から不定状態となることに応じて、前記第2スイッチ素子をオン状態に切り替えた後に前記第1スイッチ素子をオン状態に切り替えるように構成されたスイッチ素子制御回路と、
    を備え、
    前記第2抵抗の抵抗値は、前記第1抵抗の抵抗値より小さ
    前記スイッチ素子制御回路は、
    各々が前記ゲート端子と前記ソース端子との間を前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子に対して並列に接続する第3スイッチ素子及び電圧源と、
    前記ゲート端子と前記ソース端子との間を前記第3スイッチ素子と直列に接続する第3抵抗と、
    前記ゲート端子と前記ソース端子との間を前記電圧源と直列に接続する第4抵抗と、
    を含み、
    前記第2スイッチ素子は、前記第3スイッチ素子と前記第3抵抗との間に接続されたゲートを含み、
    前記第3スイッチ素子は、前記電圧源と前記第4抵抗との間に接続されたゲートを含む、
    半導体装置。
  2. 前記第2抵抗の抵抗値は、前記第3抵抗の抵抗値及び前記第4抵抗の抵抗値よりも小さい、
    請求項記載の半導体装置。
  3. 前記電圧源は、抵抗を含む、
    請求項記載の半導体装置。
  4. 前記電圧源は、直列に接続されたダイオード及びトランジスタを含む、
    請求項記載の半導体装置。
  5. 前記昇圧回路は、電源端子に供給される第2電圧、及び接地端子に供給される第3電圧に基づいて前記ゲート端子に前記第1電圧を印加するように構成され、
    前記昇圧回路から前記ゲート端子に印加される電圧は、前記接地端子の電圧が前記第3電圧から不定状態となることに応じて、前記第1電圧から不定状態となる、
    請求項1記載の半導体装置。
  6. 前記第2電圧は、前記第1電圧より小さく、
    前記第3電圧は、前記第1電圧より小さい
    請求項記載の半導体装置。
  7. 前記スイッチ素子制御回路は、
    前記電源端子と前記ソース端子との間を直列に接続する第5抵抗及び第6抵抗と、
    前記第5抵抗と前記ソース端子との間を前記第6抵抗と並列に接続する第4スイッチ素子と、
    前記第2電圧及び前記第3電圧に基づいて前記第4スイッチ素子をオン状態にし、前記接地端子の電圧が前記第3電圧から前記不定状態になることに応じて前記第4スイッチ素子をオフ状態に切り替えるように構成された電流源と、
    を更に含む、
    請求項記載の半導体装置。
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