JP2023102546A - クランパ、入力回路、半導体装置 - Google Patents

クランパ、入力回路、半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低電圧駆動に対応することのできるクランパを提供する。【解決手段】例えば、クランパCLP1は、外部電極13と内部ノードn31との間に接続されて所定の定電流IA0を生成するように構成された電流源(例えばデプレッション型のトランジスタM40)と、アノードが内部ノードn31に接続されるように構成されたダイオード(例えばダイオード接続されたトランジスタM41)と、前記ダイオードを介して流れる第1電流IA1に応じた第2電流IA2を生成して内部ノードn31から基準電圧ノードに引き込むように構成されたカレントミラーCM1と、を備える。【選択図】図4

Description

本明細書中に開示されている発明は、クランパ、入力回路及び半導体装置に関する。
本願出願人は、車載IPD[intelligent power device]などの半導体装置に関して、これまでに数多くの新技術を提案している(例えば特許文献1を参照)。
国際公開第2017/187785号
しかしながら、従来の半導体装置に用いられる入力回路は、低電圧駆動への対応について改善の余地があった。
特に、近年では、車載用ICに対して、ISO26262(自動車の電気/電子に関する機能安全についての国際規格)を順守することが求められており、車載IPDについても、より高い信頼性設計が重要となっている。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者らにより見出された上記の課題に鑑み、低電圧駆動に対応することのできるクランパ、入力回路及び半導体装置を提供することを目的とする。
例えば、本明細書中に開示されているクランパは、外部電極と内部ノードとの間に接続されて所定の定電流を生成するように構成された電流源と、アノードが前記内部ノードに接続されるように構成されたダイオードと、前記ダイオードを介して流れる第1電流に応じた第2電流を生成して前記内部ノードから基準電圧ノードに引き込むように構成されたカレントミラーと、を備える。
また、例えば、本明細書中に開示されているクランパは、内部ノードと基準電圧ノードとの間に接続されて所定のシンク電流を生成するように構成された第1電流源と、電源電圧ノードと前記内部ノードとの間に接続されて前記シンク電流よりも小さい所定のソース電流を生成するように構成された第2電流源と、アノードが前記電源電圧ノードに接続されるように構成されたダイオードと、前記ダイオードを介して流れる第1電流に応じた第2電流を生成して前記電源電圧ノードから前記内部ノードに流し込むように構成されたカレントミラーと、を備える。
また、例えば、本明細書中に開示されている入力回路は、ゲートが第1内部ノードに接続されてドレインが第2内部ノードに接続されるように構成されたトランジスタと、前記第1内部ノードと基準電圧ノードとの電位差を第1クランプ電圧以下に制限するように構成された第1クランパと、電源電圧ノードと前記第2内部ノードとの電位差を第2クランプ電圧以下に制限するように構成された第2クランパと、を備え、前記第1クランパは、外部電極と前記第1内部ノードとの間に接続されて所定の定電流を生成するように構成された電流源と、アノードが前記第1内部ノードに接続されるように構成された第1ダイオードと、前記第1ダイオードを介して流れる第1電流に応じた第2電流を生成して前記第1内部ノードから前記基準電圧ノードに引き込むように構成された第1カレントミラーとを含み、前記第2クランパは、前記第2内部ノードと前記基準電圧ノードとの間に接続されて所定のシンク電流を生成するように構成された第1電流源と、前記電源電圧ノードと前記第2内部ノードとの間に接続されて前記シンク電流よりも小さい所定のソース電流を生成するように構成された第2電流源と、アノードが前記電源電圧ノードに接続されるように構成された第2ダイオードと、前記第2ダイオードを介して流れる第3電流に応じた第4電流を生成して前記電源電圧ノードから前記第2内部ノードに流し込むように構成された第2カレントミラーと、を含む。
なお、その他の特徴、要素、ステップ、利点、及び、特性については、以下に続く発明を実施するための形態及びこれに関する添付の図面によって、さらに明らかとなる。
本明細書中に開示されている発明によれば、低電圧駆動に対応することのできるクランパ、入力回路及び半導体装置を提供することが可能となる。
図1は、半導体装置を備えた電子機器の一構成例を示す図である。 図2は、半導体装置の電気的構造を示すブロック回路図である。 図3は、入力回路の比較例を示す図である。 図4は、入力回路の第1実施形態を示す図である。 図5は、第1実施形態の動作例を示す図である。 図6は、入力回路の第2実施形態を示す図である。 図7は、第2実施形態の動作例を示す図である。 図8は、車両の一構成例を示す外観図である。
<電子機器>
図1は、半導体装置を備えた電子機器の一構成例を示す図である。本構成例の電子機器Aは、半導体装置1と、直流電源2と、負荷3と、を備える。
半導体装置1は、直流電源2と負荷3との間を導通/遮断するハイサイドスイッチIC(IPDの一種)であり、パワーMISFET[metal insulator semiconductor field effect transistor]9と、コントローラ10と、を集積化して成る。
また、半導体装置1は、装置外部との電気的な接続を確立するための手段として、複数の外部電極を備える。本図に即して述べると、半導体装置1は、ドレイン電極11(=電源電極VBBに相当)と、ソース電極12(=出力電極OUTに相当)と、入力電極13(=入力電極INに相当)と、基準電圧電極14(=接地電極GNDに相当)を備える。
パワーMISFET9は、絶縁ゲート型パワートランジスタ(=出力トランジスタ)の一例であり、ドレイン電極11とソース電極12との間を導通/遮断するハイサイドスイッチ素子として機能する。
コントローラ10は、種々の機能を実現する複数種の機能回路を含む。例えば、複数種の機能回路は、外部からの電気信号に基づいてパワーMISFET9を駆動制御するゲート制御信号VGを生成する回路を含む。
ドレイン電極11は、パワーMISFET9のドレインとコントローラ10の各種回路に電源電圧VBを伝える。ソース電極12は、パワーMISFET9のソースに接続されており、出力電圧VOUT及び出力電流IOUTを負荷3に伝達する。なお、ソース電極12と負荷3との間に敷設される信号線(例えばワイヤーハーネス)には、一般にインダクタンス成分L(及び抵抗成分)が付随する。入力電極13は、コントローラ10を駆動するための入力電圧(=入力信号IN)を伝達する。基準電圧電極14は、コントローラ10に基準電圧(例えば接地電圧)を伝達する。なお、基準電圧電極14と接地端との間には、一般に抵抗成分Rが付随する。
<半導体装置(電気的構造)>
図2は、図1に示す半導体装置1の電気的構造を示すブロック回路図である。以下では半導体装置1が車両に搭載される場合を例にとって説明する。なお、半導体装置1は、車両への搭載に際して、バルブランプ若しくはLED[light emitting diode]ランプなどの光源、又は、その他の種類の電子制御デバイスへの通電制御を行うためのハイサイドスイッチとして適用され得る。
半導体装置1は、ドレイン電極11、ソース電極12、入力電極13、基準電圧電極14、イネーブル電極15、センス電極16、ゲート制御配線17、パワーMISFET9及びコントローラ10を含む。
ドレイン電極11(=電源電極VBB)は、直流電源2に接続される。ドレイン電極11は、パワーMISFET9及びコントローラ10に電源電圧VBを提供する。電源電圧VBは、10V以上20V以下であってもよい。一方、ソース電極12(=出力電極OUT)は、負荷3に接続される。
入力電極13(=入力電極IN)は、MCU[micro controller unit]、DC/DCコンバータ、LDO[Low Drop Out]レギュレータなどに接続されてもよい。入力電極13は、コントローラ10に入力電圧を提供する。入力電圧は、1V以上10V以下であってもよい。基準電圧電極14は、基準電圧配線(接地端)に接続される。基準電圧電極14は、パワーMISFET9及びコントローラ10に基準電圧を提供する。
イネーブル電極15は、MCUに接続されてもよい。イネーブル電極15には、コントローラ10の一部又は全部の機能を有効または無効にするための電気信号が入力される。センス電極16は、コントローラ10の異常を検出するための電気信号を装置外部に伝達する。なお、センス電極16は、抵抗器によりプルアップ又はプルダウンされてもよい。
パワーMISFET9のゲートは、ゲート制御配線17を介してコントローラ10(後述するゲート制御回路25)に接続されている。パワーMISFET9のドレインは、ドレイン電極11に接続されている。パワーMISFET9のソースは、コントローラ10(後述する電流検出回路27)およびソース電極12に接続されている。
コントローラ10は、センサMISFET21、入力回路22、電流・電圧制御回路23、保護回路24、ゲート制御回路25、アクティブクランプ回路26、電流検出回路27、電源逆接続保護回路28および異常検出回路29を含む。
センサMISFET21のゲートは、ゲート制御回路25に接続されている。センサMISFET21のドレインは、ドレイン電極11に接続されている。センサMISFET21のソースは、電流検出回路27に接続されている。
入力回路22は、入力電極13および電流・電圧制御回路23に接続されている。入力回路22は、シュミットトリガ回路を含んでいてもよい。入力回路22は、入力電極13に印加された電気信号の波形を整形する。入力回路22により生成された信号は、電流・電圧制御回路23に入力される。
電流・電圧制御回路23は、保護回路24、ゲート制御回路25、電源逆接続保護回路28および異常検出回路29に接続されている。電流・電圧制御回路23は、ロジック回路を含んでいてもよい。
電流・電圧制御回路23は、入力回路22からの電気信号および保護回路24からの電気信号に応じて種々の電圧を生成する。電流・電圧制御回路23は、この形態では、駆動電圧生成回路30、第1定電圧生成回路31、第2定電圧生成回路32および基準電圧・基準電流生成回路33を含む。
駆動電圧生成回路30は、ゲート制御回路25を駆動するための駆動電圧を生成する。駆動電圧は、電源電圧VBから所定値を差し引いた値に設定されてもよい。駆動電圧生成回路30は、電源電圧VBから5Vを差し引いた5V以上15V以下の駆動電圧を生成してもよい。駆動電圧は、ゲート制御回路25に入力される。
第1定電圧生成回路31は、保護回路24を駆動するための第1定電圧を生成する。第1定電圧生成回路31は、ツェナーダイオードまたはレギュレータ回路(ここではツェナーダイオード)を含んでいてもよい。第1定電圧は、1V以上5V以下であってもよい。第1定電圧は、保護回路24(より具体的には、後述する負荷オープン検出回路35等)に入力される。
第2定電圧生成回路32は、保護回路24を駆動するための第2定電圧を生成する。第2定電圧生成回路32は、ツェナーダイオードまたはレギュレータ回路(ここではレギュレータ回路)を含んでいてもよい。第2定電圧は、1V以上5V以下であってもよい。第2定電圧は、保護回路24(より具体的には、後述する過熱保護回路36及び低電圧誤動作抑制回路37)に入力される。
基準電圧・基準電流生成回路33は、各種回路の基準電圧および基準電流を生成する。基準電圧は、1V以上5V以下であってもよい。基準電流は、1mA以上1A以下であってもよい。基準電圧および基準電流は、各種回路に入力される。各種回路がコンパレータを含む場合、基準電圧および基準電流は、当該コンパレータに入力されてもよい。
保護回路24は、電流・電圧制御回路23、ゲート制御回路25、異常検出回路29、パワーMISFET9のソース及びセンサMISFET21のソースに接続されている。保護回路24は、過電流保護回路34、負荷オープン検出回路35、過熱保護回路36および低電圧誤動作抑制回路37を含む。
過電流保護回路34は、過電流からパワーMISFET9を保護する。過電流保護回路34は、ゲート制御回路25およびセンサMISFET21のソースに接続されている。過電流保護回路34は、電流モニタ回路を含んでいてもよい。過電流保護回路34によって生成された信号は、ゲート制御回路25(より具体的には、後述するゲート制御信号出力回路40)に入力される。
負荷オープン検出回路35は、パワーMISFET9のショート状態及びオープン状態を検出する。負荷オープン検出回路35は、電流・電圧制御回路23及びパワーMISFET9のソースに接続されている。負荷オープン検出回路35により生成された信号は、電流・電圧制御回路23に入力される。
過熱保護回路36は、パワーMISFET9の温度を監視し、過度な温度上昇からパワーMISFET9を保護する。過熱保護回路36は、電流・電圧制御回路23に接続されている。過熱保護回路36は、感温ダイオードまたはサーミスタ等の感温デバイスを含んでいてもよい。過熱保護回路36によって生成された信号は、電流・電圧制御回路23に入力される。
低電圧誤動作抑制回路37は、電源電圧VBが所定値未満である場合にパワーMISFET9が誤動作するのを抑制する。低電圧誤動作抑制回路37は、電流・電圧制御回路23に接続されている。低電圧誤動作抑制回路37によって生成された信号は、電流・電圧制御回路23に入力される。
ゲート制御回路25は、パワーMISFET9のオン状態並びにオフ状態、及び、センサMISFET21のオン状態並びにオフ状態を制御する。ゲート制御回路25は、電流・電圧制御回路23、保護回路24、パワーMISFET9のゲートおよびセンサMISFET21のゲートに接続されている。
ゲート制御回路25は、電流・電圧制御回路23からの電気信号および保護回路24からの電気信号に応じて、ゲート制御配線17にゲート制御信号VGを出力する。ゲート制御信号VGは、ゲート制御配線17を介してパワーMISFET9のゲートおよびセンサMISFET21のゲートにそれぞれ入力される。ゲート制御回路25は、具体的に述べると、入力電極13に印加された電気信号(入力信号)に応じてゲート制御信号VGを制御することによりパワーMISFET9をオン/オフする。
ゲート制御回路25は、より具体的には、発振回路38、チャージポンプ回路39およびゲート制御信号出力回路40を含む。発振回路38は、電流・電圧制御回路23からの電気信号に応じて発振し、所定の電気信号を生成する。発振回路38によって生成された電気信号は、チャージポンプ回路39に入力される。チャージポンプ回路39は、発振回路38からの電気信号に基づいて昇圧電圧VCPを生成する。チャージポンプ回路39によって生成される昇圧電圧VCPは、ゲート制御信号出力回路40に入力される。なお、チャージポンプ回路39は、昇圧電圧生成回路の一例である。
ゲート制御信号出力回路40は、チャージポンプ回路39から出力される昇圧電圧VCPを受けて動作し、保護回路24(より具体的には、過電流保護回路34)からの電気信号に応じてゲート制御信号VGを生成する。ゲート制御信号VGは、ゲート制御配線17を介してパワーMISFET9のゲートおよびセンサMISFET21のゲートに入力される。センサMISFET21およびパワーMISFET9は、ゲート制御回路25によって同時に制御される。
アクティブクランプ回路26は、逆起電力からパワーMISFET9を保護する。アクティブクランプ回路26は、ドレイン電極11、パワーMISFET9のゲートおよびセンサMISFET21のゲートに接続されている。アクティブクランプ回路26は、複数のダイオードを含んでいてもよい。
アクティブクランプ回路26は、互いに順バイアス接続された複数のダイオードを含んでいてもよい。アクティブクランプ回路26は、互いに逆バイアス接続された複数のダイオードを含んでいてもよい。アクティブクランプ回路26は、互いに順バイアス接続された複数のダイオード、および、互いに逆バイアス接続された複数のダイオードを含んでいてもよい。
複数のダイオードは、pn接合ダイオード、または、ツェナーダイオード、もしくは、pn接合ダイオードおよびツェナーダイオードを含んでいてもよい。アクティブクランプ回路26は、互いにバイアス接続された複数のツェナーダイオードを含んでいてもよい。アクティブクランプ回路26は、互いに逆バイアス接続されたツェナーダイオードおよびpn接合ダイオードを含んでいてもよい。
電流検出回路27は、パワーMISFET9およびセンサMISFET21を流れる電流を検出する。電流検出回路27は、保護回路24、異常検出回路29、パワーMISFET9のソースおよびセンサMISFET21のソースに接続されている。電流検出回路27は、パワーMISFET9によって生成された電気信号(=出力電流IOUT)およびセンサMISFET21によって生成された電気信号(=出力電流IOUTと同じ挙動を示すセンス電流)に応じて、電流検出信号を生成する。電流検出信号は、異常検出回路29に入力される。
電源逆接続保護回路28は、直流電源2が逆接続された際に、逆電圧から電流・電圧制御回路23及びパワーMISFET9等を保護する。電源逆接続保護回路28は、基準電圧電極14および電流・電圧制御回路23に接続されている。
異常検出回路29は、保護回路24の電圧を監視する。異常検出回路29は、電流・電圧制御回路23、保護回路24および電流検出回路27に接続されている。過電流保護回路34、負荷オープン検出回路35、過熱保護回路36および低電圧誤動作抑制回路37のいずれかに異常(電圧の変動等)が生じた場合、異常検出回路29は、保護回路24の電圧に応じた異常検出信号を生成し、外部に出力する。
異常検出回路29は、より具体的には、第1マルチプレクサ回路41および第2マルチプレクサ回路42を含む。第1マルチプレクサ回路41は、2つの入力部、1つの出力部および1つの選択制御入力部を含む。第1マルチプレクサ回路41の入力部には、保護回路24および電流検出回路27がそれぞれ接続されている。第1マルチプレクサ回路41の出力部には、第2マルチプレクサ回路42が接続されている。第1マルチプレクサ回路41の選択制御入力部には、電流・電圧制御回路23が接続されている。
第1マルチプレクサ回路41は、電流・電圧制御回路23からの電気信号、保護回路24からの電圧検出信号および電流検出回路27からの電流検出信号に応じて、異常検出信号を生成する。第1マルチプレクサ回路41によって生成された異常検出信号は、第2マルチプレクサ回路42に入力される。
第2マルチプレクサ回路42は、2つの入力部および1つの出力部を含む。第2マルチプレクサ回路42の入力部には、第2マルチプレクサ回路42の出力部およびイネーブル電極15がそれぞれ接続されている。第2マルチプレクサ回路42の出力部には、センス電極16が接続されている。
イネーブル電極15にMCUが接続され、センス電極16にプルアップ用またはプルダウン用の抵抗器が接続されている場合、MCUからイネーブル電極15にオン信号が入力され、センス電極16から異常検出信号が取り出される。異常検出信号は、センス電極16に接続された抵抗器によって電気信号に変換される。半導体装置1の状態異常は、この電気信号に基づいて検出される。
<入力回路(比較例)>
図3は、入力回路22の比較例(=後出の実施形態と対比される一般的な回路構成)を示す図である。本比較例の入力回路22は、入力電極13に印加される入力信号IN(例えば7V/GNDドメイン)の入力を受け付けて、ローサイドロジックへの出力信号LS(例えば5V/GNDドメイン)及びハイサイドロジックへの出力信号HS(例えばVB/VB-5Vドメイン)をそれぞれ出力するレベルシフタの典型例である。
本図に即して述べると、本比較例の入力回路22は、トランジスタM30(例えば、高耐圧のNチャネル型MISFET)と、ダイオードD30と、ツェナダイオードD31及びD32と、抵抗R31及びR32と、電流源CS31及びCS32と、を備える。
抵抗R31は、入力電極13と内部ノードn31との間に接続されている。このように接続された抵抗R31は、ESD保護素子(電流制限素子)として機能する。抵抗R31は、例えば1kΩ程度に設定するとよい。
抵抗R32は、内部ノードn31と基準電圧ノード(例えば接地端)との間に接続されている。このように接続された抵抗R32は、入力電極13がオープン状態であるときに内部ノードn31をローレベルに固定するためのプルダウン素子として機能する。抵抗R32は、例えば100kΩ程度に設定するとよい。
ダイオードD30のカソードは、入力電極13に接続されている。ダイオードD30のアノードは、基準電圧ノード(例えば接地端)に接続されている。このように接続されたダイオードD30は、第1のESD保護素子として機能する。
ツェナダイオードD31のカソードは、内部ノードn31に接続されている。ツェナダイオードD31のアノードは、基準電圧ノード(例えば接地端)に接続されている。このように接続されたツェナダイオードD31は、第2のESD保護素子として機能すると共に、内部ノードn31と基準電圧ノード(例えば接地端)との電位差を第1クランプ電圧Vclp1以下に制限する第1クランプ素子としても機能する。従って、内部ノードn31に現れる出力信号LSのハイレベルは、第1クランプ電圧Vclp1以下(例えば5V以下)に制限される。なお、出力信号LSは、内部電源としても用いられる。
トランジスタM30(例えばNチャネル型MISFET)のゲートは、内部ノードn31に接続されている。トランジスタM30のドレインは、内部ノードn32に接続されている。トランジスタM30のソースは、電流源CS31に接続されている。トランジスタM30は、内部ノードn31がハイレベル(例えば5V)であるときにオン状態となり、内部ノードn31がローレベル(例えば0V)であるときにオフ状態となる。なお、トランジスタM30としては、電源電圧VBの印加に耐え得る高耐圧素子を用いるとよい。
電流源CS31(=第1電流源に相当)は、トランジスタM30のソースと基準電圧ノード(例えば接地端)との間に接続されており、所定のシンク電流I31を生成する。なお、シンク電流I31は、後出のソース電流I32よりも大きい電流値(少なくとも2倍以上)に設定しておくとよい。
電流源CS32(=第2電流源に相当)は、電源電圧ノード(=電源電圧VBが印加されるドレイン電極11)と内部ノードn32との間に接続されており、シンク電流I31よりも小さい所定のソース電流I32を生成する。
なお、電流源CS32は、内部ノードn32に現れる出力信号HSに応じてソース電流I32の大きさを切り替えるように構成してもよい。例えば、電流源CS32は、複数の単位電流源を含み、出力信号HSに応じて単位電流源の駆動数を切り替える構成としてもよい。このような構成であれば、出力信号HSの論理レベルが切り替わる閾値にヒステリシスを付けることができる。
ツェナダイオードD32のカソードは、電源電圧ノード(=電源電圧VBが印加されるドレイン電極11)に接続されている。ツェナダイオードD32のアノードは、内部ノードn32に接続されている。このように接続されたツェナダイオードD32は、電流源CS31及びCS32と協働して、電源電圧ノードと内部ノードn31との電位差を第2クランプ電圧Vclp2以下に制限する第2クランプ素子としても機能する。従って、内部ノードn32に現れる出力信号HSのローレベルは、電源電圧VBから第2クランプ電圧Vclp2を差し引いた電圧値以上(例えばVB-5V以上)に制限される。なお、出力信号HSは、内部電源としても用いられる。
<低電圧駆動に関する考察>
Nチャネル型MISFETは、同じ素子面積のPチャネル型MISFETと比べてオン抵抗が2~3倍ほど優れている(オン抵抗が低い)。これを鑑み、パワーMISFET9(=出力トランジスタ)としては、Nチャネル型MISFETが優先的に用いられる。ただし、Nチャネル型MISFETを完全にオン状態とするためには、Nチャネル型MISFETに正極性のゲート・ソース間電圧を印加する必要がある。そこで、電源電圧VBよりも高い昇圧電圧VCPを生成する昇圧電圧生成回路、例えば比較的安価なチャージポンプ回路39が半導体装置1に内蔵されることが多い。特に、大電流及び高電圧を取り扱うIPDでは、チャージポンプ回路39と他のフローティング電源回路が統合されており、縦型構造のパワーMISFET9が適切に制御される。
ところで、半導体装置1では低耐圧デバイス(例えば耐圧5V)と高耐圧デバイス(例えば40V耐圧)が組み合わせてモノリシック実装される。高耐圧デバイスを使用すれば半導体装置1の電圧ロバスト性を向上し得る。ただし、システム全体のコスト削減を鑑みると、高耐圧デバイスの使用は必要最小限に止めて、できる限り低耐圧デバイスを使用することが望ましい。
その点、本比較例(図3)の入力回路22は、非常に堅牢であり、高耐圧デバイスの使用を最小限に止めつつ、半導体装置1の電圧ロバスト性を高めることが可能である。
ただし、近年では、技術及びプロセスの進歩により、従前の低耐圧デバイス(例えば耐圧5V)に代わる超低耐圧デバイス(例えば耐圧3V)の提供が開始されている。このような超低耐圧デバイス(例えば耐圧3V)を半導体装置1に実装しつつ、既存製品との一貫性及び互換性を保つためには、0~5V(又はそれよりも高い電圧)の入力信号INを受け付けた上で、超低耐圧デバイスに印加される電圧をその耐圧以下(例えば3V以下)に制限する必要がある。
しかしながら、本比較例(図3)の入力回路22では、先出の第1クランプ電圧Vclp1及び第2クランプ電圧Vclp2を3V以下に設定することが難しい。なぜなら、ツェナダイオードD31及びD32は、いずれもp型半導体領域とn型半導体領域との接合部で実現されるpn接合ダイオードであり、それぞれのブレイクダウン電圧を3V以下に設計することが非常に困難だからである。例えば、一般的な製造プロセスで使用されるドーピングプロファイルで設定されるツェナダイオードのブレイクダウン電圧は5~6V程度であり、これを3V以下に引き下げることは極めて困難である。
なお、上記の課題を解決するための手段として、例えば、電源電圧VBの供給を受けて常時オン状態となるプリレギュレータにより超低耐圧デバイスへの印加電圧をクランプする構成が考えられる。ただし、このような解決手法では、プリレギュレータの追加実装が必要となるので、回路面積及び消費電流が増大してしまう。
以下では、上記の考察を鑑み、回路面積及び消費電流の増大を抑えつつ、超低電圧駆動(例えば3V駆動)に対応することのできる新規な実施形態を提案する。
<入力回路(第1実施形態)>
図4は、入力回路22の第1実施形態を示す図である。本実施形態の入力回路22は、先出の比較例(図3)を基本としつつ、ツェナダイオードD31及びD32に代えて、クランパCLP1及びCLP2を含む。そこで、既出の構成要素については、図3と同一の符号を付すことで重複した説明を省略し、以下では、本実施形態の特徴部分について重点的な説明を行う。
クランパCLP1は、トランジスタM40(例えば、負のオン閾値電圧を持つデプレションNチャネル型MISFET)と、トランジスタM41~M43(例えばNチャネル型MISFET)と、を含む。
トランジスタM40のドレインは、内部ノードn30(=抵抗R31及びR32相互間の接続ノード)に接続されている。トランジスタM40のゲート及びソースは、いずれも内部ノードn31に接続されている。トランジスタM40のバックゲートは、基準電圧ノード(例えば接地端)に接続されている。
このように、ゲート・ソース間を短絡するように構成されたデプレッション型のトランジスタM40は、入力電極13(=外部電極の一例)と内部ノードn31との間に接続されており、所定の定電流IA0を生成するように構成された電流源として機能する。別の言い方をすれば、トランジスタM40は、クランパCLP1に流れる最大電流を制限するように構成された電流源として理解することもできる。なお、トランジスタM40としては、電源電圧ノードと基準電圧ノードとの電位差に耐え得る高耐圧素子を用いるとよい。
トランジスタM41のゲート及びドレインは、いずれも内部ノードn31に接続されている。このようにダイオード接続されたトランジスタM41は、アノードが内部ノードn31に接続されるように構成された第1ダイオードとして機能する。なお、トランジスタM41に代えてダイオード素子を用いてもよい。また、単一のトランジスタM41に代えて、互いに直列接続された複数のダイオード接続トランジスタ又は複数のダイオード素子を用いてもよい。
トランジスタM42及びM43それぞれのソースは、いずれも基準電圧ノード(例えば接地端)に接続されている。トランジスタM42及びM43それぞれのゲートは、いずれもトランジスタM42のドレインに接続されている。トランジスタM42のドレインは、ダイオード接続されたトランジスタM41のソース(=第1ダイオードのカソード)に接続されている。トランジスタM43のドレインは、内部ノードn31に接続されている。
このように接続されたトランジスタM42及びM43は、ダイオード接続されたトランジスタM41(=第1ダイオードに相当)を介してトランジスタM42のドレインに流れる第1電流IA1をミラーすることにより第2電流IA2を生成し、トランジスタM43のドレインに流れる第2電流IA2を内部ノードn31から基準電圧ノードに引き込むように構成されたカレントミラーCM1(=第1カレントミラーに相当)として機能する。
なお、動作の詳細は後述するが、本構成例のクランパCLP1は、内部ノードn31と基準電圧ノード(例えば接地端)との電位差を第1クランプ電圧Vclp1以下(例えば3V以下)に制限するように構成された第1クランパとして機能する。
クランパCLP2は、先出の電流源CS31及びCS32と、トランジスタM51~M53(例えばNチャネル型MISFET)と、を含む。
電流源CS31(=第1電流源に相当)は、先にも述べたように、トランジスタM30のソースと基準電圧ノード(例えば接地端)との間に接続されており、所定のシンク電流I31を生成する。なお、シンク電流I31は、後出のソース電流I32よりも大きい電流値(少なくとも2倍以上)に設定しておくとよい。
電流源CS32(=第2電流源に相当)は、先にも述べたように、電源電圧ノード(=電源電圧VBが印加されるドレイン電極11)と内部ノードn32との間に接続されており、シンク電流I31よりも小さい所定のソース電流I32を生成する。
なお、電流源CS31及びCS32は、本図で示すように、それぞれ、ゲート・ソース間を短絡するように構成されたデプレション型のトランジスタdep1及びdep2(例えばデプレションNチャネル型MISFET)を用いて実装することができる。
トランジスタM51のゲート及びドレインは、いずれも電源電圧ノード(=電源電圧VBが印加されるドレイン電極11)に接続されている。このようにダイオード接続されたトランジスタM51は、アノードが電源電圧ノードに接続されるように構成された第2ダイオードとして機能する。なお、トランジスタM51に代えてダイオード素子を用いてもよい。また、単一のトランジスタM51に代えて、互いに直列接続された複数のダイオード接続トランジスタ又は複数のダイオード素子を用いてもよい。
トランジスタM52及びM53それぞれのソースは、いずれも内部ノードn32に接続されている。トランジスタM52及びM53それぞれのゲートは、いずれもトランジスタM52のドレインに接続されている。トランジスタM52のドレインは、ダイオード接続されたトランジスタM51のソース(=第2ダイオードのカソード)に接続されている。トランジスタM53のドレインは、電源電圧ノードに接続されている。
このように接続されたトランジスタM52及びM53は、ダイオード接続されたトランジスタM51(=第2ダイオードに相当)を介してトランジスタM52のドレインに流れる第3電流IB1をミラーすることにより第4電流IB2を生成し、トランジスタM53のドレインに流れる第4電流IB2を電源電圧ノードから内部ノードn32に流し込むように構成されたカレントミラーCM2(=第2カレントミラーに相当)として機能する。
なお、動作の詳細は後述するが、本構成例のクランパCLP2は、電源電圧ノード(=電源電圧VBが印加されるドレイン電極11)と内部ノードn32との電位差を第2クランプ電圧Vclp2以下(例えば3V以下)に制限するように構成された第2クランパとして機能する。
次に、本実施形態における入力回路22の動作説明を行う。まずクランパCLP1の動作に着目する。入力電極13に印加される入力信号INがローレベル(例えば0V)であるときには、内部ノードn30の印加電圧(=トランジスタM40のドレイン電圧)が低下し、内部ノードn31の印加電圧(=トランジスタM30のゲート電圧)も低くなる。
本図に即して具体的に述べると、トランジスタM30のゲートと基準電圧ノード(例えば接地端)との間には、トランジスタM40及び抵抗R32を介するプルダウン経路が存在する。従って、入力信号INがローレベル(≒0V)であるときには、内部ノードn31に現れる出力信号LSもローレベル(≒0V)となる。
一方、入力信号INがハイレベル(例えば5V)であるときには、内部ノードn30の印加電圧(=トランジスタM40のドレイン電圧)が、抵抗R31及びR32の抵抗比で定義される電圧値(5V近傍)まで上昇する。
ここで、トランジスタM40は、ボディ(=バックゲート)が基準電圧ノード(例えば接地端)に接続されたNチャネル型MISFETである。また、トランジスタM40は、負のオン閾値電圧を持つデプレッション型である。従って、ゲート・ソース間が短絡されたトランジスタM40は、常にオン状態の電流源として機能する。
トランジスタM40のソース電位は、トランジスタM40のドレイン電位に向けて上昇する。ただし、トランジスタM40のボディ電位が固定されているので、トランジスタM40の基板バイアス効果が働く。これにより、トランジスタM40の実効閾値が上昇してチャネルが消滅する。なお、トランジスタM40の実効閾値は、3V程度となる。
トランジスタM41~M43は、トランジスタM30のゲート酸化物を保護し、かつ、トランジスタM40の基板バイアス効果のばらつきを補正するためのクランパとして機能する。トランジスタM41及びM42は、それぞれ、MOSダイオードとして内部ノードn31と基準電圧ノード(例えば接地端)との間に直列接続されている。また、トランジスタM42及びM43は、先にも述べたように、カレントミラーCM1として動作する。
トランジスタM40から出力される定電流IA0が第1電流IA1としてトランジスタM41及びM42に流れ始めると、トランジスタM43は、カレントミラーCM1のミラー比αに応じた第2電流IA2(=α×IA1)を内部ノードn31から基準電圧ノード(例えば接地端)に向けて引き抜く。その結果、第1電流IA1は、定電流IA0から第2電流IA2を差し引いた差分電流(=IA0-IA2)となる。
このような負帰還作用により、トランジスタM41及びM42に流れる第1電流IA1は、内部ノードn31に現れる出力信号LSを適切なレベルにクランプするための電流値にレギュレートされる。
なお、内部ノードn31と基準電圧ノード(例えば接地端)との間に直列接続されるMOSダイオードの段数をm(本図ではm=2)とし、それぞれのゲート・ソース間電圧電圧をVgsとした場合、Vclp1=m×Vgsが成立する。
トランジスタM41及びM42に流れる第1電流IA1(=IA0/(1+α))は、トランジスタM40に流れる定電流IA0とカレントミラーCM1のミラー比αに依存する。ここで、デプレッション型であるトランジスタM40のドレイン電流(=定電流IA0)は、正の温度特性を持つ。すなわち、定電流IA0は、温度が高いほど大きくなり、温度が低いほど小さくなる。一方、エンハンスメント型であるトランジスタM41及びM42のゲート・ソース間電圧Vgsは、いずれも負の温度特性を持つ。つまり、ゲート・ソース間電圧Vgsは、温度が高いほど低下し、温度が低いほど上昇する。
従って、トランジスタM40~M43それぞれのサイズを調整し、かつ、カレントミラーCM1のミラー比αを適切に選択することにより、温度に依存しない第1クランプ電圧Vclp1(例えば3V)を実現することが可能となる。
続いて、クランパCLP2(及びトランジスタM30を含むレベルシフタ)の動作に着目する。入力電極13に印加される入力信号INがローレベル(例えば0V)であるときには、先述のように、内部ノードn31がローレベル(例えば0V)となる。従って、トランジスタM30がオフ状態となる。このとき、電流源CS31は、三極管領域(線形領域又は非飽和領域とも言う)で動作する状態となる。従って、内部ノードn32は、電流源CS32によりハイレベル(≒VB)に引き上げられる。
一方、入力信号INがハイレベル(例えば5V又は7V)であるときには、内部ノードn31がハイレベル(例えば3V)となる。従って、トランジスタM30がオン状態となるので、トランジスタM30を介してシンク電流I31が流れる。先にも述べた通り、電流源C31で生成されるシンク電流I31は、電流源C32で生成されるソース電流I32よりも大きい。従って、内部ノードn32がローレベル(≒0V)に向けて低下する。
トランジスタM51及びM52は、それぞれ、MOSダイオードとして電源電圧ノード(=電源電圧VBが印加されるドレイン電極11)と内部ノードn32との間に直列接続されている。また、トランジスタM52及びM53は、先にも述べたように、カレントミラーCM2として動作する。
トランジスタM30がオン状態となり、シンク電流I31とソース電流I32との差分に相当する定電流IB0(=I31-I32)が第3電流IB1としてトランジスタM51及びM52に流れ始めると、トランジスタM53は、カレントミラーCM2のミラー比βに応じた第4電流IB2(=β×IB1)を電源電圧ノードから内部ノードn32に向けて流し込む。その結果、第3電流IB1は、定電流IB0から第4電流IB2を差し引いた差分電流(=IB0-IB2)となる。
このような負帰還作用により、トランジスタM51及びM52に流れる第3電流IB1は、内部ノードn32に現れる出力信号HSを適切なレベルにクランプするための電流値にレギュレートされる。
なお、電源電圧ノードと内部ノードn32との間に直列接続されるMOSダイオードの段数をn(本図ではn=2)とし、それぞれのゲート・ソース間電圧電圧をVgsとした場合、Vclp2=n×Vgsが成立する。
トランジスタM51及びM52に流れる第3電流IB1(=IB0/(1+β))は、定電流IB0(=I31-I32)とカレントミラーCM2のミラー比βに依存する。ここで、電流源CS31及びCS32をそれぞれデプレッション型のトランジスタdep1及びdep2で形成した場合、シンク電流I31及びソース電流I32は、いずれも正の温度特性を持つ。すなわち、定電流IB0(=I31-I32)は、温度が高いほど大きくなり、温度が低いほど小さくなる。一方、エンハンスメント型であるトランジスタM51及びM52のゲート・ソース間電圧Vgsは、いずれも負の温度特性を持つ。つまり、ゲート・ソース間電圧Vgsは、温度が高いほど低下し、温度が低いほど上昇する。
従って、トランジスタdep1並びにdep2、及び、トランジスタM51~M53それぞれのサイズを調整し、かつ、カレントミラーCM2のミラー比βを適切に選択することにより、温度に依存しない第2クランプ電圧Vclp2(例えば3V)を実現することが可能となる。
図5は、第1実施形態の入力回路22による動作例を示す図である。なお、本図の上段には、出力信号HS(実線)と電源電圧VB(破線)が描写されている。一方、本図の下段には、出力信号LS(実線)と入力信号IN(破線)が描写されている。
本図の下段で示すように、出力信号LSは、入力信号INが上昇するとこれに伴って上昇し、入力信号INが低下するとこれに伴って低下する。ただし、出力信号LSのハイレベルは、クランパCLP1の働きにより第1クランプ電圧Vclp1以下に制限される。
一方、本図の上段で示したように、出力信号HSは、入力信号INがハイレベル(>Vth1)であるときにローレベル(例えばVB-Vclp2)となり、入力信号INがローレベル(<Vth2)であるときにハイレベル(例えばVB)となる。すなわち、出力信号HSは、入力信号INの論理反転信号となる。なお、出力信号HSのローレベルは、電源電圧VBから第2クランプ電圧Vclp2を差し引いた電圧値以上(例えばVB-3V以上)に制限される。
<入力回路(第2実施形態)>
図6は、入力回路22の第2実施形態を示す図である。本実施形態の入力回路22は、先出の第1実施形態(図4)を基本としつつ、先出の抵抗R32に代えて(又は抵抗R32に加えて)ツェナダイオードD33を備える。そこで、既出の構成要素については、図4と同一の符号を付すことで重複した説明を省略し、以下では、本実施形態の特徴部分について重点的な説明を行う。
ツェナダイオードD33のカソードは、内部ノードn30に接続されている。ツェナダイオードD33のアノードは、基準電圧ノード(例えば接地端)に接続されている。このように接続されたツェナダイオードD33は、トランジスタM40のドレインに印加される電圧を制限するクランプ素子として機能する。
図7は、第2実施形態の入力回路22による動作例を示す図である。なお、本図の上段には、先の図5と同じく、出力信号HS(実線)と電源電圧VB(破線)が描写されている。一方、本図の下段には、出力信号LS(実線)、入力信号IN(破線)及び内部ノードn30の印加電圧(小破線)が描写されている。
本図で示すように、ツェナダイオードD33の導入により、内部ノードn30の印加電圧がツェナダイオードD33の降伏電圧DLZ以下(例えば5V以下)に制限される。従って、トランジスタM40のドレイン・ソース間電圧を抑制することができるので、トランジスタM40に必要な素子耐圧を引き下げることが可能となる。
<車両への適用>
図8は、車両Xの一構成例を示す外観図である。本構成例の車両Xは、バッテリ(本図では不図示)と、バッテリから電力供給を受けて動作する種々の電子機器X11~X18と、を搭載している。
車両Xには、エンジン車のほか、電動車(BEV[battery electric vehicle]、HEV[hybrid electric vehicle]、PHEV/PHV(plug-in hybrid electric vehicle/plug-in hybrid vehicle]、又は、FCEV/FCV(fuel cell electric vehicle/fuel cell vehicle]などのxEV)も含まれる。
なお、本図における電子機器X11~X18の搭載位置については、図示の便宜上、実際とは異なる場合がある。
電子機器X11は、エンジンに関連する制御(インジェクション制御、電子スロットル制御、アイドリング制御、酸素センサヒータ制御、及び、オートクルーズ制御など)、または、モータに関する制御(トルク制御、及び、電力回生制御など)を行う電子制御ユニットである。
電子機器X12は、HID[high intensity discharged lamp]及びDRL[daytime running lamp]などの点消灯制御を行うランプコントロールユニットである。
電子機器X13は、トランスミッションに関連する制御を行うトランスミッションコントロールユニットである。
電子機器X14は、車両Xの運動に関連する制御(ABS[anti-lock brake system]制御、EPS[electric power steering]制御、電子サスペンション制御など)を行う制動ユニットである。
電子機器X15は、ドアロック及び防犯アラームなどの駆動制御を行うセキュリティコントロールユニットである。
電子機器X16は、ワイパー、電動ドアミラー、パワーウィンドウ、ダンパー(ショックアブソーバー)、電動サンルーフ、及び、電動シートなど、標準装備品またはメーカーオプション品として、工場出荷段階で車両Xに組み込まれている電子機器である。
電子機器X17は、車載A/V[audio/visual]機器、カーナビゲーションシステム、及び、ETC[electronic toll collection system]など、ユーザオプション品として任意で車両Xに装着される電子機器である。
電子機器X18は、車載ブロア、オイルポンプ、ウォーターポンプ、バッテリ冷却ファンなど、高耐圧系モータを備えた電子機器である。
なお、先に説明した電子機器Aは、電子機器X11~X18として理解することができる。すなわち、先に説明した半導体装置1は、電子機器X11~X18のいずれにも組み込むことが可能である。
<総括>
以下では、上記で説明した種々の実施形態について総括的に述べる。
例えば、本明細書中に開示されているクランパは、外部電極と内部ノードとの間に接続されて所定の定電流を生成するように構成された電流源と、アノードが前記内部ノードに接続されるように構成されたダイオードと、前記ダイオードを介して流れる第1電流に応じた第2電流を生成して前記内部ノードから基準電圧ノードに引き込むように構成されたカレントミラーと、を備える構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成によるクランパにおいて、前記カレントミラーは、ゲート及びドレインが前記ダイオードのカソードに接続されてソースが前記基準電圧ノードに接続されるように構成された第1トランジスタと、ゲートが前記第1トランジスタのゲートに接続されてドレインが前記内部ノードに接続されてソースが前記基準電圧ノードに接続されるように構成された第2トランジスタと、を含む構成(第2の構成)にしてもよい。
また、上記第1または第2の構成によるクランパにおいて、前記電流源は、ゲート・ソース間を短絡するように構成されたデプレッション型トランジスタである構成(第3の構成)にしてもよい。
また、上記第1~第3いずれかの構成によるクランパは、前記電流源に印加される電圧を制限するように構成されたツェナダイオードをさらに備える構成(第4の構成)にしてもよい。
また、例えば、本明細書中に開示されているクランパは、内部ノードと基準電圧ノードとの間に接続されて所定のシンク電流を生成するように構成された第1電流源と、電源電圧ノードと前記内部ノードとの間に接続されて前記シンク電流よりも小さい所定のソース電流を生成するように構成された第2電流源と、アノードが前記電源電圧ノードに接続されるように構成されたダイオードと、前記ダイオードを介して流れる第1電流に応じた第2電流を生成して前記電源電圧ノードから前記内部ノードに流し込むように構成されたカレントミラーと、を備える構成(第5の構成)とされている。
なお、上記第5の構成によるクランパにおいて、前記カレントミラーは、ゲート及びドレインが前記ダイオードのカソードに接続されてソースが前記内部ノードに接続されるように構成された第1トランジスタと、ゲートが前記第1トランジスタのゲートに接続されてドレインが前記電源電圧ノードに接続されてソースが前記内部ノードに接続されるように構成された第2トランジスタと、を含む構成(第6の構成)にしてもよい。
また、上記第5又は第6の構成によるクランパにおいて、前記第1電流源及び前記第2電流源は、それぞれ、ゲート・ソース間を短絡するように構成されたデプレッション型トランジスタである構成(第7の構成)にしてもよい。
また、上記第5~第7いずれかの構成によるクランパにおいて、前記第2電流源は、前記内部ノードに現れる出力信号に応じて前記ソース電流の大きさを切り替えるように構成されている構成(第8の構成)にしてもよい。
また、例えば、本明細書中に開示されている入力回路は、ゲートが第1内部ノードに接続されてドレインが第2内部ノードに接続されるように構成されたトランジスタと、前記第1内部ノードと基準電圧ノードとの電位差を第1クランプ電圧以下に制限するように構成された第1クランパと、電源電圧ノードと前記第2内部ノードとの電位差を第2クランプ電圧以下に制限するように構成された第2クランパと、を備え、前記第1クランパは、外部電極と前記第1内部ノードとの間に接続されて所定の定電流を生成するように構成された電流源と、アノードが前記第1内部ノードに接続されるように構成された第1ダイオードと、前記第1ダイオードを介して流れる第1電流に応じた第2電流を生成して前記第1内部ノードから前記基準電圧ノードに引き込むように構成された第1カレントミラーとを含み、前記第2クランパは、前記第2内部ノードと前記基準電圧ノードとの間に接続されて所定のシンク電流を生成するように構成された第1電流源と、前記電源電圧ノードと前記第2内部ノードとの間に接続されて前記シンク電流よりも小さい所定のソース電流を生成するように構成された第2電流源と、アノードが前記電源電圧ノードに接続されるように構成された第2ダイオードと、前記第2ダイオードを介して流れる第3電流に応じた第4電流を生成して前記電源電圧ノードから前記第2内部ノードに流し込むように構成された第2カレントミラーと、を含む構成(第9の構成)とされている。
また、例えば、本明細書中に開示されている半導体装置は、上記第1~第8いずれかの構成によるクランパ、または、上記第9の構成による入力回路を備える構成(第10の構成)とされている。
<その他の変形例>
なお、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。例えば、バイポーラトランジスタとMOS電界効果トランジスタとの相互置換、又は、各種信号の論理レベル反転は任意である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲により規定されるものであって、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
1 半導体装置(ハイサイドスイッチIC)
2 直流電源
3 負荷
9 パワーMISFET(出力トランジスタ)
10 コントローラ
11 ドレイン電極(電源電極)
12 ソース電極(出力電極)
13 入力電極
14 基準電圧電極
15 イネーブル電極
16 センス電極
17 ゲート制御配線
21 センサMISFET
22 入力回路
23 電流・電圧制御回路
24 保護回路
25 ゲート制御回路
26 アクティブクランプ回路
27 電流検出回路
28 電源逆接続保護回路
29 異常検出回路
30 駆動電圧生成回路
31 第1定電圧生成回路
32 第2定電圧生成回路
33 基準電圧・基準電流生成回路
34 過電流保護回路
35 負荷オープン検出回路
36 過熱保護回路
37 低電圧誤動作抑制回路
38 発振回路
39 チャージポンプ回路
40 ゲート制御信号出力回路
41 第1マルチプレクサ回路
42 第2マルチプレクサ回路
A 電子機器
CLP1、CLP2 クランパ
CM1、CM2 カレントミラー
CS31、CS32 電流源
D30 ダイオード
D31、D32、D33 ツェナダイオード
dep1、dep2 トランジスタ(デプレションNチャネル型MISFET)
L インダクタンス成分
M30 トランジスタ(Nチャネル型MISFET)
M40 トランジスタ(デプレションNチャネル型MISFET)
M41、M42、M43 トランジスタ(Nチャネル型MISFET)
M51、M52、M53 トランジスタ(Nチャネル型MISFET)
n30、n31、n32 内部ノード
R 抵抗成分
R31、R32 抵抗
X 車両
X11~X18 電子機器

Claims (10)

  1. 外部電極と内部ノードとの間に接続されて所定の定電流を生成するように構成された電流源と、
    アノードが前記内部ノードに接続されるように構成されたダイオードと、
    前記ダイオードを介して流れる第1電流に応じた第2電流を生成して前記内部ノードから基準電圧ノードに引き込むように構成されたカレントミラーと、
    を備える、クランパ。
  2. 前記カレントミラーは、
    ゲート及びドレインが前記ダイオードのカソードに接続されてソースが前記基準電圧ノードに接続されるように構成された第1トランジスタと、
    ゲートが前記第1トランジスタのゲートに接続されてドレインが前記内部ノードに接続されてソースが前記基準電圧ノードに接続されるように構成された第2トランジスタと、
    を含む、請求項1に記載のクランパ。
  3. 前記電流源は、ゲート・ソース間を短絡するように構成されたデプレッション型トランジスタである、請求項1又は2に記載のクランパ。
  4. 前記電流源に印加される電圧を制限するように構成されたツェナダイオードをさらに備える、請求項1~3のいずれか一項に記載のクランパ。
  5. 内部ノードと基準電圧ノードとの間に接続されて所定のシンク電流を生成するように構成された第1電流源と、
    電源電圧ノードと前記内部ノードとの間に接続されて前記シンク電流よりも小さい所定のソース電流を生成するように構成された第2電流源と、
    アノードが前記電源電圧ノードに接続されるように構成されたダイオードと、
    前記ダイオードを介して流れる第1電流に応じた第2電流を生成して前記電源電圧ノードから前記内部ノードに流し込むように構成されたカレントミラーと、
    を備える、クランパ。
  6. 前記カレントミラーは、
    ゲート及びドレインが前記ダイオードのカソードに接続されてソースが前記内部ノードに接続されるように構成された第1トランジスタと、
    ゲートが前記第1トランジスタのゲートに接続されてドレインが前記電源電圧ノードに接続されてソースが前記内部ノードに接続されるように構成された第2トランジスタと、
    を含む、請求項5に記載のクランパ。
  7. 前記第1電流源及び前記第2電流源は、それぞれ、ゲート・ソース間を短絡するように構成されたデプレッション型トランジスタである、請求項5又は6に記載のクランパ。
  8. 前記第2電流源は、前記内部ノードに現れる出力信号に応じて前記ソース電流の大きさを切り替えるように構成されている、請求項5~7のいずれか一項に記載のクランパ。
  9. ゲートが第1内部ノードに接続されてドレインが第2内部ノードに接続されるように構成されたトランジスタと、
    前記第1内部ノードと基準電圧ノードとの電位差を第1クランプ電圧以下に制限するように構成された第1クランパと、
    電源電圧ノードと前記第2内部ノードとの電位差を第2クランプ電圧以下に制限するように構成された第2クランパと、
    を備え、
    前記第1クランパは、
    外部電極と前記第1内部ノードとの間に接続されて所定の定電流を生成するように構成された電流源と、
    アノードが前記第1内部ノードに接続されるように構成された第1ダイオードと、
    前記第1ダイオードを介して流れる第1電流に応じた第2電流を生成して前記第1内部ノードから前記基準電圧ノードに引き込むように構成された第1カレントミラーと、
    を含み、
    前記第2クランパは、
    前記第2内部ノードと前記基準電圧ノードとの間に接続されて所定のシンク電流を生成するように構成された第1電流源と、
    前記電源電圧ノードと前記第2内部ノードとの間に接続されて前記シンク電流よりも小さい所定のソース電流を生成するように構成された第2電流源と、
    アノードが前記電源電圧ノードに接続されるように構成された第2ダイオードと、
    前記第2ダイオードを介して流れる第3電流に応じた第4電流を生成して前記電源電圧ノードから前記第2内部ノードに流し込むように構成された第2カレントミラーと、
    を含む、入力回路。
  10. 請求項1~8のいずれか一項に記載のクランパ、または、請求項9に記載の入力回路を備える、半導体装置。
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