JP2023102544A - 半導体装置、電子機器、車両 - Google Patents

半導体装置、電子機器、車両 Download PDF

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俊太郎 高橋
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Abstract

Figure 2023102544000001
【課題】消費電力の低い半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置1は、電源電圧VBの印加端(ドレイン電極11)と出力電圧VOUTの印加端(ソース電極12)との間に接続されるNチャネル型の出力トランジスタ9と、出力トランジスタ9のゲート制御信号VGを出力するゲート制御信号出力回路40と、電源電圧VBよりも高い昇圧電圧VCPを生成してゲート制御信号出力回路40に供給する昇圧電圧生成回路(例えばチャージポンプ回路39)と、ゲート制御信号VGに応じてチャージポンプ回路39の電流能力(例えば駆動電流Icp)を制御する電流能力制御回路100と、を備える。
【選択図】図3

Description

本明細書中に開示されている発明は、半導体装置、電子機器及び車両に関する。
本願出願人は、車載IPD[intelligent power device]などの半導体装置に関して、これまでに数多くの新技術を提案している(例えば特許文献1を参照)。
国際公開第2017/187785号
しかしながら、従来の半導体装置では、消費電力の低減について改善の余地があった。
特に、近年では、車載用ICに対して、ISO26262(自動車の電気/電子に関する機能安全についての国際規格)を順守することが求められており、車載IPDについても、より高い信頼性設計が重要となっている。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者らにより見出された上記の課題に鑑み、消費電力の低い半導体装置、電子機器及び車両を提供することを目的とする。
例えば、本明細書中に開示されている半導体装置は、電源電圧の印加端と出力電圧の印加端との間に接続されるように構成されたNチャネル型の出力トランジスタと、前記出力トランジスタのゲート制御信号を出力するように構成されたゲート制御信号出力回路と、前記電源電圧よりも高い昇圧電圧を生成して前記ゲート制御信号出力回路に供給するように構成された昇圧電圧生成回路と、前記ゲート制御信号に応じて前記昇圧電圧生成回路の電流能力を制御するように構成された電流能力制御回路と、を備える。
なお、その他の特徴、要素、ステップ、利点、及び、特性については、以下に続く発明を実施するための形態及びこれに関する添付の図面によって、さらに明らかとなる。
本明細書中に開示されている発明によれば、消費電力の低い半導体装置、電子機器及び車両を提供することが可能となる。
図1は、半導体装置を備えた電子機器の一構成例を示す図である。 図2は、半導体装置の電気的構造を示すブロック回路図である。 図3は、半導体装置の新規な実施形態を示す図である。 図4は、レベルシフタの第1構成例を示す図である。 図5は、高耐圧Pチャネル型MISFETの縦断面を示す図である。 図6は、縦型構造を採用したパワーMISFETの縦断面を示す図である。 図7は、レベルシフタの第2構成例を示す図である。 図8は、車両の一構成例を示す外観図である。
<電子機器>
図1は、半導体装置を備えた電子機器の一構成例を示す図である。本構成例の電子機器Aは、半導体装置1と、直流電源2と、負荷3と、を備える。
半導体装置1は、直流電源2と負荷3との間を導通/遮断するハイサイドスイッチIC(IPDの一種)であり、パワーMISFET[metal insulator semiconductor field effect transistor]9と、コントローラ10と、を集積化して成る。
また、半導体装置1は、装置外部との電気的な接続を確立するための手段として、複数の外部電極を備える。本図に即して述べると、半導体装置1は、ドレイン電極11(=電源電極VBBに相当)と、ソース電極12(=出力電極OUTに相当)と、入力電極13(=入力電極INに相当)と、基準電圧電極14(=接地電極GNDに相当)を備える。
パワーMISFET9は、絶縁ゲート型パワートランジスタ(=出力トランジスタ)の一例であり、ドレイン電極11とソース電極12との間を導通/遮断するハイサイドスイッチ素子として機能する。
コントローラ10は、種々の機能を実現する複数種の機能回路を含む。例えば、複数種の機能回路は、外部からの電気信号に基づいてパワーMISFET9を駆動制御するゲート制御信号VGを生成する回路を含む。
ドレイン電極11は、パワーMISFET9のドレインとコントローラ10の各種回路に電源電圧VBを伝える。ソース電極12は、パワーMISFET9のソースに接続されており、出力電圧VOUT及び出力電流IOUTを負荷3に伝達する。なお、ソース電極12と負荷3との間に敷設される信号線(例えばワイヤーハーネス)には、一般にインダクタンス成分L(及び抵抗成分)が付随する。入力電極13は、コントローラ10を駆動するための入力電圧(=入力信号IN)を伝達する。基準電圧電極14は、コントローラ10に基準電圧(例えば接地電圧)を伝達する。なお、基準電圧電極14と接地端との間には、一般に抵抗成分Rが付随する。
<半導体装置(電気的構造)>
図2は、図1に示す半導体装置1の電気的構造を示すブロック回路図である。以下では半導体装置1が車両に搭載される場合を例にとって説明する。なお、半導体装置1は、車両への搭載に際して、バルブランプ若しくはLED[light emitting diode]ランプなどの光源、又は、その他の種類の電子制御デバイスへの通電制御を行うためのハイサイドスイッチとして適用され得る。
半導体装置1は、ドレイン電極11、ソース電極12、入力電極13、基準電圧電極14、イネーブル電極15、センス電極16、ゲート制御配線17、パワーMISFET9及びコントローラ10を含む。
ドレイン電極11(=電源電極VBB)は、直流電源2に接続される。ドレイン電極11は、パワーMISFET9及びコントローラ10に電源電圧VBを提供する。電源電圧VBは、10V以上20V以下であってもよい。一方、ソース電極12(=出力電極OUT)は、負荷3に接続される。
入力電極13(=入力電極IN)は、MCU[micro controller unit]、DC/DCコンバータ、LDO[Low Drop Out]レギュレータなどに接続されてもよい。入力電極13は、コントローラ10に入力電圧を提供する。入力電圧は、1V以上10V以下であってもよい。基準電圧電極14は、基準電圧配線(接地端)に接続される。基準電圧電極14は、パワーMISFET9及びコントローラ10に基準電圧を提供する。
イネーブル電極15は、MCUに接続されてもよい。イネーブル電極15には、コントローラ10の一部又は全部の機能を有効または無効にするための電気信号が入力される。センス電極16は、コントローラ10の異常を検出するための電気信号を装置外部に伝達する。なお、センス電極16は、抵抗器によりプルアップ又はプルダウンされてもよい。
パワーMISFET9のゲートは、ゲート制御配線17を介してコントローラ10(後述するゲート制御回路25)に接続されている。パワーMISFET9のドレインは、ドレイン電極11に接続されている。パワーMISFET9のソースは、コントローラ10(後述する電流検出回路27)およびソース電極12に接続されている。
コントローラ10は、センサMISFET21、入力回路22、電流・電圧制御回路23、保護回路24、ゲート制御回路25、アクティブクランプ回路26、電流検出回路27、電源逆接続保護回路28および異常検出回路29を含む。
センサMISFET21のゲートは、ゲート制御回路25に接続されている。センサMISFET21のドレインは、ドレイン電極11に接続されている。センサMISFET21のソースは、電流検出回路27に接続されている。
入力回路22は、入力電極13および電流・電圧制御回路23に接続されている。入力回路22は、シュミットトリガ回路を含んでいてもよい。入力回路22は、入力電極13に印加された電気信号の波形を整形する。入力回路22により生成された信号は、電流・電圧制御回路23に入力される。
電流・電圧制御回路23は、保護回路24、ゲート制御回路25、電源逆接続保護回路28および異常検出回路29に接続されている。電流・電圧制御回路23は、ロジック回路を含んでいてもよい。
電流・電圧制御回路23は、入力回路22からの電気信号および保護回路24からの電気信号に応じて種々の電圧を生成する。電流・電圧制御回路23は、この形態では、駆動電圧生成回路30、第1定電圧生成回路31、第2定電圧生成回路32および基準電圧・基準電流生成回路33を含む。
駆動電圧生成回路30は、ゲート制御回路25を駆動するための駆動電圧を生成する。駆動電圧は、電源電圧VBから所定値を差し引いた値に設定されてもよい。駆動電圧生成回路30は、電源電圧VBから5Vを差し引いた5V以上15V以下の駆動電圧を生成してもよい。駆動電圧は、ゲート制御回路25に入力される。
第1定電圧生成回路31は、保護回路24を駆動するための第1定電圧を生成する。第1定電圧生成回路31は、ツェナーダイオードまたはレギュレータ回路(ここではツェナーダイオード)を含んでいてもよい。第1定電圧は、1V以上5V以下であってもよい。第1定電圧は、保護回路24(より具体的には、後述する負荷オープン検出回路35等)に入力される。
第2定電圧生成回路32は、保護回路24を駆動するための第2定電圧を生成する。第2定電圧生成回路32は、ツェナーダイオードまたはレギュレータ回路(ここではレギュレータ回路)を含んでいてもよい。第2定電圧は、1V以上5V以下であってもよい。第2定電圧は、保護回路24(より具体的には、後述する過熱保護回路36及び低電圧誤動作抑制回路37)に入力される。
基準電圧・基準電流生成回路33は、各種回路の基準電圧および基準電流を生成する。基準電圧は、1V以上5V以下であってもよい。基準電流は、1mA以上1A以下であってもよい。基準電圧および基準電流は、各種回路に入力される。各種回路がコンパレータを含む場合、基準電圧および基準電流は、当該コンパレータに入力されてもよい。
保護回路24は、電流・電圧制御回路23、ゲート制御回路25、異常検出回路29、パワーMISFET9のソース及びセンサMISFET21のソースに接続されている。保護回路24は、過電流保護回路34、負荷オープン検出回路35、過熱保護回路36および低電圧誤動作抑制回路37を含む。
過電流保護回路34は、過電流からパワーMISFET9を保護する。過電流保護回路34は、ゲート制御回路25およびセンサMISFET21のソースに接続されている。過電流保護回路34は、電流モニタ回路を含んでいてもよい。過電流保護回路34によって生成された信号は、ゲート制御回路25(より具体的には、後述するゲート制御信号出力回路40)に入力される。
負荷オープン検出回路35は、パワーMISFET9のショート状態及びオープン状態を検出する。負荷オープン検出回路35は、電流・電圧制御回路23及びパワーMISFET9のソースに接続されている。負荷オープン検出回路35により生成された信号は、電流・電圧制御回路23に入力される。
過熱保護回路36は、パワーMISFET9の温度を監視し、過度な温度上昇からパワーMISFET9を保護する。過熱保護回路36は、電流・電圧制御回路23に接続されている。過熱保護回路36は、感温ダイオードまたはサーミスタ等の感温デバイスを含んでいてもよい。過熱保護回路36によって生成された信号は、電流・電圧制御回路23に入力される。
低電圧誤動作抑制回路37は、電源電圧VBが所定値未満である場合にパワーMISFET9が誤動作するのを抑制する。低電圧誤動作抑制回路37は、電流・電圧制御回路23に接続されている。低電圧誤動作抑制回路37によって生成された信号は、電流・電圧制御回路23に入力される。
ゲート制御回路25は、パワーMISFET9のオン状態並びにオフ状態、及び、センサMISFET21のオン状態並びにオフ状態を制御する。ゲート制御回路25は、電流・電圧制御回路23、保護回路24、パワーMISFET9のゲートおよびセンサMISFET21のゲートに接続されている。
ゲート制御回路25は、電流・電圧制御回路23からの電気信号および保護回路24からの電気信号に応じて、ゲート制御配線17にゲート制御信号VGを出力する。ゲート制御信号VGは、ゲート制御配線17を介してパワーMISFET9のゲートおよびセンサMISFET21のゲートにそれぞれ入力される。ゲート制御回路25は、具体的に述べると、入力電極13に印加された電気信号(入力信号)に応じてゲート制御信号VGを制御することによりパワーMISFET9をオン/オフする。
ゲート制御回路25は、より具体的には、発振回路38、チャージポンプ回路39およびゲート制御信号出力回路40を含む。発振回路38は、電流・電圧制御回路23からの電気信号に応じて発振し、所定の電気信号を生成する。発振回路38によって生成された電気信号は、チャージポンプ回路39に入力される。チャージポンプ回路39は、発振回路38からの電気信号に基づいて昇圧電圧VCPを生成する。チャージポンプ回路39によって生成される昇圧電圧VCPは、ゲート制御信号出力回路40に入力される。なお、チャージポンプ回路39は、昇圧電圧生成回路の一例である。
ゲート制御信号出力回路40は、チャージポンプ回路39から出力される昇圧電圧VCPを受けて動作し、保護回路24(より具体的には、過電流保護回路34)からの電気信号に応じてゲート制御信号VGを生成する。ゲート制御信号VGは、ゲート制御配線17を介してパワーMISFET9のゲートおよびセンサMISFET21のゲートに入力される。センサMISFET21およびパワーMISFET9は、ゲート制御回路25によって同時に制御される。
アクティブクランプ回路26は、逆起電力からパワーMISFET9を保護する。アクティブクランプ回路26は、ドレイン電極11、パワーMISFET9のゲートおよびセンサMISFET21のゲートに接続されている。アクティブクランプ回路26は、複数のダイオードを含んでいてもよい。
アクティブクランプ回路26は、互いに順バイアス接続された複数のダイオードを含んでいてもよい。アクティブクランプ回路26は、互いに逆バイアス接続された複数のダイオードを含んでいてもよい。アクティブクランプ回路26は、互いに順バイアス接続された複数のダイオード、および、互いに逆バイアス接続された複数のダイオードを含んでいてもよい。
複数のダイオードは、pn接合ダイオード、または、ツェナーダイオード、もしくは、pn接合ダイオードおよびツェナーダイオードを含んでいてもよい。アクティブクランプ回路26は、互いにバイアス接続された複数のツェナーダイオードを含んでいてもよい。アクティブクランプ回路26は、互いに逆バイアス接続されたツェナーダイオードおよびpn接合ダイオードを含んでいてもよい。
電流検出回路27は、パワーMISFET9およびセンサMISFET21を流れる電流を検出する。電流検出回路27は、保護回路24、異常検出回路29、パワーMISFET9のソースおよびセンサMISFET21のソースに接続されている。電流検出回路27は、パワーMISFET9によって生成された電気信号(=出力電流IOUT)およびセンサMISFET21によって生成された電気信号(=出力電流IOUTと同じ挙動を示すセンス電流)に応じて、電流検出信号を生成する。電流検出信号は、異常検出回路29に入力される。
電源逆接続保護回路28は、直流電源2が逆接続された際に、逆電圧から電流・電圧制御回路23及びパワーMISFET9等を保護する。電源逆接続保護回路28は、基準電圧電極14および電流・電圧制御回路23に接続されている。
異常検出回路29は、保護回路24の電圧を監視する。異常検出回路29は、電流・電圧制御回路23、保護回路24および電流検出回路27に接続されている。過電流保護回路34、負荷オープン検出回路35、過熱保護回路36および低電圧誤動作抑制回路37のいずれかに異常(電圧の変動等)が生じた場合、異常検出回路29は、保護回路24の電圧に応じた異常検出信号を生成し、外部に出力する。
異常検出回路29は、より具体的には、第1マルチプレクサ回路41および第2マルチプレクサ回路42を含む。第1マルチプレクサ回路41は、2つの入力部、1つの出力部および1つの選択制御入力部を含む。第1マルチプレクサ回路41の入力部には、保護回路24および電流検出回路27がそれぞれ接続されている。第1マルチプレクサ回路41の出力部には、第2マルチプレクサ回路42が接続されている。第1マルチプレクサ回路41の選択制御入力部には、電流・電圧制御回路23が接続されている。
第1マルチプレクサ回路41は、電流・電圧制御回路23からの電気信号、保護回路24からの電圧検出信号および電流検出回路27からの電流検出信号に応じて、異常検出信号を生成する。第1マルチプレクサ回路41によって生成された異常検出信号は、第2マルチプレクサ回路42に入力される。
第2マルチプレクサ回路42は、2つの入力部および1つの出力部を含む。第2マルチプレクサ回路42の入力部には、第2マルチプレクサ回路42の出力部およびイネーブル電極15がそれぞれ接続されている。第2マルチプレクサ回路42の出力部には、センス電極16が接続されている。
イネーブル電極15にMCUが接続され、センス電極16にプルアップ用またはプルダウン用の抵抗器が接続されている場合、MCUからイネーブル電極15にオン信号が入力され、センス電極16から異常検出信号が取り出される。異常検出信号は、センス電極16に接続された抵抗器によって電気信号に変換される。半導体装置1の状態異常は、この電気信号に基づいて検出される。
<半導体装置(実施形態)>
図3は半導体装置1の新規な実施形態を示す図である。本実施形態の半導体装置1は、先出のパワーMISFET9、チャージポンプ回路39及びゲート制御信号出力回路40に加えて、電流能力制御回路100を備える。
パワーMISFET9は、電源電圧VBの印加端(=ドレイン電極11)と出力電圧VOUTの印加端(=ソース電極12)との間に接続されるNチャネル型の出力トランジスタである。
チャージポンプ回路39は、電源電圧VBよりも高い昇圧電圧VCPを生成してゲート制御信号出力回路40に供給する昇圧電圧生成回路の一例である。
ゲート制御信号出力回路40は、昇圧電圧VCPの供給を受けて動作し、パワーMISFET9のゲート制御信号VGを出力する。本図に即して述べると、ゲート制御信号出力回路40は、トランジスタM11~M13(例えばPチャネル型MISFET)と、トランジスタM14及びM15(例えばNチャネル型MISFET)と、電流源CS11と、スイッチSW11及びSW12と、を含む。
トランジスタM11~M13それぞれのソースは、いずれも昇圧電圧VCPの印加端に接続されている。トランジスタM11~M13それぞれのゲートは、いずれもトランジスタM11のドレインに接続されている。このように接続されたトランジスタM11~M13は、トランジスタM11のドレインに入力される基準電流Igateをミラーし、トランジスタM12及びM13それぞれのドレインからミラー電流Im及びゲート充電電流Ichgとして出力するカレントミラーCM11として機能する。
トランジスタM14及びM15それぞれのソースは、いずれも出力電圧VOUTの印加端に接続されている。トランジスタM14及びM15それぞれのゲートは、いずれもトランジスタM14のドレインに接続されている。トランジスタM14のドレインは、トランジスタM12のドレインに接続されている。このように接続されたトランジスタM14及びM15は、トランジスタM14のドレインに入力されるミラー電流Imをミラーし、トランジスタM15のドレインからゲート放電電流Idchgとして出力するカレントミラーCM12として機能する。
スイッチSW11の第1端は、トランジスタM11のドレインに接続されている。スイッチSW11の第2端は、電流源CS11の第1端に接続されている。電流源CS11の第2端は、出力電圧VOUTの印加端に接続されている。トランジスタM13のドレインとスイッチSW12の第1端は、いずれもパワーMISFET9のゲートに接続されている。スイッチSW12の第2端は、トランジスタM15のドレインに接続されている。
電流源CS11は、基準電流Igateを生成する。なお、電流源CS11は、一般に低電位系(VB-GND系)から基準電流Igateの元となる電流の入力を受け付けるカレントミラーとして実装される。
例えば、パワーMISFET9をオン状態とするときには、スイッチSW11がオン状態となり、スイッチSW12がオフ状態となる。その結果、パワーMISFET9のゲート容量(不図示)がゲート充電電流Ichgにより充電されるので、ゲート制御信号VGがハイレベル(=VCP)に立ち上がり、パワーMISFET9がオン状態となる。
一方、パワーMISFET9をオフ状態とするときには、スイッチSW11及びSW12がいずれもオン状態となる。その結果、パワーMISFET9のゲート容量(不図示)がゲート放電電流Idchg(ただしIdchg>Ichg)により放電されるので、ゲート制御信号VGがローレベル(=VOUT)に立ち下がり、パワーMISFET9がオフ状態となる。
ただし、ゲート制御信号出力回路40の構成は、上記に限定されるものではない。
電流能力制御回路100は、ゲート制御信号VGに応じてチャージポンプ回路39の駆動電流Icpを制御する。本図に即して具体的に述べると、電流能力制御回路100は、コンパレータCMPと、電圧源E11と、電流源CS12及びCS13と、レベルシフタLVSと、トランジスタM16(例えばPチャネル型MISFET)と、を含む。
コンパレータCMPは、非反転入力端(+)に入力されるゲート制御信号VGと、反転入力端(-)に入力される所定の閾値電圧Vthとを比較することにより、比較信号S0を生成する。比較信号S0は、ゲート制御信号VGが閾値電圧Vthよりも低いときにローレベルとなり、ゲート制御信号VGが閾値電圧Vthよりも高いときにハイレベルとなる。なお、コンパレータCMPとしては、ヒステリシスコンパレータを用いてもよい。
電圧源E11は、昇圧電圧VCPよりも所定値V1だけ低い閾値電圧Vth(=VCP-V1)を生成する。
電流源CS12は、昇圧電圧VCPの印加端とトランジスタM16のソースとの間に接続されており、定電流I1を生成する。
トランジスタM16は、比較信号S0に応じて定電流源CS12とレベルシフタLVSとの間を導通/遮断するスイッチ素子に相当する。トランジスタM16は、比較信号S0がローレベルであるときにオン状態となり、比較信号S0がハイレベルであるときにオフ状態となる。従って、トランジスタM16のドレインからレベルシフタLVSへの入力信号S1は、比較信号S0がローレベルであるときにハイレベル(=定電流I1の流れる経路が導通された状態)となり、比較信号S0がハイレベルであるときにローレベル(=定電流I1の流れる経路が遮断された状態)となる。
レベルシフタLVSは、ゲート制御信号VGと閾値電圧Vthとの比較結果に応じた信号(例えばトランジスタM16のドレイン電圧)を入力信号S1とし、入力信号S1とは異なる信号レベルの出力信号S2を出力する。本図に即して述べると、レベルシフタLVSは、高電位系(VCP/VOUTドメイン)の入力信号S1をレベルシフトして低電位系(VB/GNDドメイン)の出力信号S2を生成する。例えば、出力信号S2は、入力信号S1がハイレベル(VCP)であるときにハイレベル(VB)となり、入力信号S1がローレベル(VOUT)であるときにローレベル(GND)となる。
電流源CS13は、レベルシフタLVSの出力信号S2に応じてチャージポンプ回路39の駆動電流Icpを制御する。本図に即して述べると、電流源CS13は、出力信号S2がハイレベル(VB)であるときに駆動電流Icpを第1電流値Icp1とし、出力信号S2がローレベル(GND)であるときに駆動電流Icpを第1電流値Icp1よりも小さい第2電流値Icp2に引き下げる。
言い替えると、電流能力制御回路100は、ゲート制御信号VGが所定の閾値電圧Vthよりも低いとき(=パワーMISFET9のオン遷移中)に駆動電流Icpを第1電流値Icp1とし、ゲート制御信号VGが閾値電圧Vthよりも高いとき(=パワーMISFET9のオン遷移後)に駆動電流Icpを第1電流値Icp1よりも小さい第2電流値Icp2とする。
この場合、チャージポンプ回路39は、より大きい駆動電流Icp(=第1電流値Icp1)の供給を受けて動作を開始する。従って、チャージポンプ回路39は、より大きいゲート充電電流Ichgを生成することができる。つまり、パワーMISFET9を起動する必要(=ゲート制御信号VGをローレベルからハイレベルまで速やかに高める必要)があるときには、チャージポンプ回路39がより大きい電流能力を備えた状態となる。
一方、パワーMISFET9が完全にオン状態に至ると、その後はゲート制御信号VGをハイレベルに維持できればよいので、チャージポンプ回路39の電流能力はさほど大きくなくても足りる。そこで、電流能力制御回路100は、ゲート制御信号VGがハイレベルに立ち上がったことを検出して、チャージポンプ回路39の駆動電流Icpを第1電流値Icp1よりも小さい第2電流値Icp2に引き下げる。その結果、チャージポンプ回路39の電流能力を必要最小限に抑えることができる。従って、半導体装置1の機能を一切損なうことなく、チャージポンプ回路39の消費電力を削減することが可能となる。
なお、チャージポンプ回路39の電流能力を制御する手法としては、駆動電流Icpを切り替えるほか、例えば、チャージポンプ回路39の駆動周波数Fcp(=発振回路38で生成されるクロック信号の発振周波数)を切り替えてもよい。
具体的に述べると、電流能力制御回路100は、ゲート制御信号VGが所定の閾値電圧Vthよりも低いときに駆動周波数Fcpを第1周波数Fcp1とし、ゲート制御信号VGが閾値電圧Vthよりも高いときに駆動周波数Fcpを第1周波数Fcp1よりも低い第2周波数Fcp2としてもよい。
<異なる電圧ドメイン間でのゲート制御に関する考察>
Nチャネル型MISFETは、同じ素子面積のPチャネル型MISFETと比べてオン抵抗が2~3倍ほど優れている(オン抵抗が低い)。これを鑑み、パワーMISFET9(=出力トランジスタ)としては、Nチャネル型MISFETが優先的に用いられる。ただし、Nチャネル型MISFETを完全にオン状態とするためには、Nチャネル型MISFETに正極性のゲート・ソース間電圧を印加する必要がある。そこで、電源電圧VBよりも高い昇圧電圧VCPを生成する昇圧電圧生成回路、例えば比較的安価なチャージポンプ回路39が半導体装置1に内蔵されることが多い。特に、大電流及び高電圧を取り扱うIPDでは、チャージポンプ回路39と他のフローティング電源回路が統合されており、縦型構造のパワーMISFET9が適切に制御される。
ところで、半導体装置1では低耐圧デバイス(例えば耐圧5V)と高耐圧デバイス(例えば40V耐圧)が組み合わせてモノリシック実装される。高耐圧デバイスを使用すれば半導体装置1の電圧ロバスト性を向上し得る。ただし、システム全体のコスト削減を鑑みると、高耐圧デバイスの使用は必要最小限に止めて、できる限り低耐圧デバイスを使用することが望ましい。
このように、低耐圧デバイスと高耐圧デバイスが混在する半導体装置1において、異なる電圧ドメイン間(低電位系と高電位系との間)で内部信号を伝達する場合には、一般に内部信号をレベルシフトする必要がある。先の図3に即して述べると、ゲート制御信号VGの論理レベルに関する情報を高電位系(VCP/VOUTドメイン)から低電位系(VB/GNDドメイン)に引き渡すためには、両ドメイン間のインターフェイスとしてレベルシフタLVSが必要となる。
<レベルシフタ(第1構成例)>
図4は、レベルシフタLVSの第1構成例を示す図である。本図で示すように、高電位系(VCP/VOUTドメイン)と低電位系(VB/GNDドメイン)との間で内部信号を伝達するレベルシフタLVSは、一般に高耐圧Pチャネル型MISFETを用いて形成されることが多い。ただし、半導体装置1がN型半導体基板を用いて形成されている場合には、半導体装置1に高耐圧Pチャネル型MISFETを組み込みにくい。以下では、その理由について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図5は、高耐圧Pチャネル型MISFETの縦断面を示す図である。本構造例の高耐圧Pチャネル型MISFET200は、N型半導体基板201と、N型エピ層202と、低濃度P型半導体領域203と、高濃度P型半導体領域204及び205と、絶縁層206と、ゲート電極207と、を含む。
N型半導体基板201は、電源電圧VBの印加端(=縦型構造を採用したパワーMISFET9のドレイン)と電気的に導通している。
図6は、縦型構造を採用したパワーMISFET9の縦断面を示す図である。本構造例のパワーMISFET9は、表面に形成された複数の溝にゲート(G)が埋め込まれた縦型構造(いわゆるトレンチゲート型)である。本構造例のパワーMISFET9では、表面のN型半導体領域がパワーMISFET9のソース(S)に相当し、N型半導体基板201及びN型エピ層202がパワーMISFET9のドレイン(D)に相当する。
図5に戻り、高耐圧Pチャネル型MISFET200の構造について説明を続ける。N型エピ層202は、N型半導体基板201の表面に気相成長(エピタキシャル成長)されたN型結晶層である。
低濃度P型半導体領域203は、N型エピ層202の表面において、一部の領域にホウ素又はアルミニウム等の不純物をドープすることにより形成される。
高濃度P型半導体領域204は、N型エピ層202の表面において、一部の領域にホウ素又はアルミニウム等の不純物をドープすることにより形成される。なお、高濃度P型半導体領域204は、高耐圧Pチャネル型MISFET200のソース(S)に相当する。
高濃度P型半導体領域205は、低濃度P型半導体領域203の表面において、一部の領域にホウ素又はアルミニウム等の不純物をドープすることにより形成される。なお、低濃度P型半導体領域203及び高濃度P型半導体領域205は、高耐圧Pチャネル型MISFET200のドレイン(D)に相当する。
絶縁層206は、N型エピ層202及び低濃度P型半導体領域203それぞれの一部表面(=高濃度P型半導体領域204と高濃度P型半導体領域205との間に形成されるチャネル領域の直上)を被覆するように形成される。なお、絶縁層206は、高耐圧Pチャネル型MISFET200のゲート絶縁膜に相当する。
ゲート電極207は、絶縁層206の表面を被覆するように形成される。なお、ゲート電極207は、高耐圧Pチャネル型MISFET200のゲートに相当する。
このように、高耐圧Pチャネル型MISFET200は、殆どの場合、N型半導体基板201の表面上に成長したN型エピ層202に直接実装される。すなわち、高耐圧Pチャネル型MISFET200の本体は、ウェーハのN型エピ層202(延いてはN型半導体基板201)となる。
ところで、本構造例の高耐圧Pチャネル型MISFET200には、N型半導体基板201及びN型エピ層202をベースとし、低濃度P型半導体領域203をコレクタとし、高濃度P型半導体領域204をエミッタとする寄生トランジスタQp(pnp型バイポーラトランジスタ)が付随する。
なお、パワーMISFET9が縦型構造である場合には、パワーMISFET9のドレインがN型半導体基板201と導通する。従って、N型半導体基板201には、接地電圧GNDではなく、電源電圧VBが印加される。そのため、高耐圧Pチャネル型MISFET200のソース又はドレインに電源電圧VBよりも高い電圧(例えば昇圧電圧VCP)を印加することは許されない。なぜなら、このような電圧の印加を許すと、寄生トランジスタQpがオンするので、高耐圧Pチャネル型MISFET200のソース・ドレイン間がショートしてしまうからである。
そのため、高耐圧Pチャネル型MISFET200を用いてレベルシフタLVSを形成する場合には、N型エピ層202(延いてはN型半導体基板201)から高耐圧Pチャネル型MISFET200を電気的に分離しなければならない。しかしながら、そのような素子形成は、不可能ではないにしても非常に困難である。
以下では、上記の考察を鑑み、高耐圧Pチャネル型MISFETを用いることなく、異なる電圧ドメイン間でのレベルシフトを適切に行うことのできる新規なレベルシフタLVSを提案する。
<レベルシフタ(第2構成例)>
図7は、レベルシフタLVSの第2構成例を示す図である。本構成例のレベルシフタLVSは、トランジスタP1~P5(例えばPチャネル型MISFET)と、トランジスタN1及びN2(Nチャネル型MISFET)と、電流源CS21~CS26と、ツェナダイオードD1及びD2と、ダイオードD3と、を含む。
トランジスタP1及びP2それぞれのソースは、いずれも昇圧電圧VCPの印加端に接続されている。トランジスタP1及びP2それぞれのゲートは、トランジスタP1のドレインに接続されている。トランジスタP1のドレインは、電流源CS21の第1端に接続されている。電流源CS21の第2端は、出力電圧VOUTの印加端に接続されている。このように接続されたトランジスタP1及びP2は、トランジスタP1のドレインに入力される第1定電流I21をミラーしてトランジスタP2のドレインから出力する第1カレントミラーとして機能する。
トランジスタP3のソースは、トランジスタP2のドレインに接続されている。トランジスタP3のドレインは、第1ノードn1に接続されている。トランジスタP3のゲートは、ゲート制御信号VGの印加端に接続されている。
トランジスタP3は、ゲート・ソース間電圧Vgs(P3)(=VCP-VG)が所定のオン閾値電圧Vth(P3)よりも高いときにオン状態となり、ゲート・ソース間電圧Vgs(P3)がオン閾値電圧Vth(P3)よりも低いときにオフ状態となる。言い換えると、トランジスタP3は、VG<VCP-Vth(P3)であるときにオン状態となり、VG>VCP-Vth(P3)であるときにオフ状態となる。
このように、トランジスタP3は、ゲート制御信号VGに応じてトランジスタP2のドレインと第1ノードn1との間を導通/遮断するスイッチ素子として機能する。
なお、本図では、トランジスタP3のゲートにゲート制御信号VGを直接印加する構成を例示したが、例えば、先出の図3に倣い、コンパレータCMPで生成される比較信号S0をトランジスタP3のゲートに印加してもよい。
トランジスタP4及びP5それぞれのソースは、いずれも第1ノードn1に接続されている。トランジスタP4及びP5それぞれのゲートは、トランジスタP4のドレインに接続されている。トランジスタP4のドレインは、電流源CS22の第1端に接続されている。電流源CS22の第2端は、出力電圧VOUTの印加端に接続されている。トランジスタP4のドレインは、第2ノードn2に接続されている。このように接続されたトランジスタP4及びP5は、トランジスタP4のドレインに入力される第2定電流I22をミラーしてトランジスタP5のドレインから出力する第2カレントミラーとして機能する。
トランジスタN1(=第1トランジスタに相当)のドレインは、第2ノードn2に接続されている。トランジスタN1のソースは、第3ノードn3に接続されている。トランジスタN1のゲートは、出力電圧VOUTの印加端に接続されている。
トランジスタN2(=第2トランジスタに相当)のゲートは、第3ノードn3に接続されている。トランジスタN2のドレインは、第5ノードn5に接続されている。なお、トランジスタN2は、第2内部電圧VBM5(=VB-5V)と第1内部電圧VOM5(=VOUT-5V)との電位差に耐え得る高耐圧素子を用いるとよい。
電流源CS21は、トランジスタP1のドレインと出力電圧VOUTの印加端との間に接続されており、第1定電流I21(例えばI21=4×I)を生成する。なお、電流源CS21は、先出のトランジスタP1及びP2と共に、昇圧電圧VCPの印加端と第1ノードn1との間に流れる第1定電流I21を生成する第1定電流生成部を形成する。
電流源CS22は、トランジスタP4のドレインと出力電圧VOUTの印加端との間に接続されており、第2定電流I22(例えばI22=2×I)を生成する。なお、電流源CS22は、先出のトランジスタP4及びP5と共に、第1ノードn1と第2ノードn2との間に流れる第2定電流I22を生成する第2定電流生成部を形成する。
電流源CS23は、第3ノードn3と第4ノードn4の間に接続されており、第3定電流I23(例えばI23=1×I)を生成する。電流源CS23は、第3ノードn3と第4ノードn4との間に流れる第3定電流I23を生成する第3定電流生成部に相当する。
電流源CS24は、電源電圧VBの印加端と第5ノードn5との間に接続されており、第4定電流I24(例えばI24=1×I)を生成する。なお、電流源CS24は、電源電圧VBの印加端と第5ノードn5との間に流れる第4定電流I24を生成する第4定電流生成部に相当する。
電流源CS25は、トランジスタN2のソースと第4ノードn4との間に接続されており、第5定電流I25(例えばI25=3×I)を生成する。なお、電流源CS25は、トランジスタN2のソースと第4ノードn4との間に流れる第5定電流I5を生成する第5定電流生成部に相当する。
電流源CS26は、第4ノードn4と接地端との間に接続されており、第6定電流I26を生成する。なお、電流源CS26は、第1内部電圧VOM5(=VOUT-5V)と接地電圧GNDとの電位差に耐え得る高耐圧素子を用いて形成するとよい。
ツェナダイオードD1のカソードは、出力電圧VOUTの印加端に接続されている。ツェナダイオードD1のアノードは、第4ノードn4に接続されている。なお、ツェナダイオードD1は、先出の電流源CS26と共に、第4ノードn4を出力電圧VOUTよりも所定値(例えば5V)だけ低い第1内部電圧VOM5(=VOUT-5V)にクランプする第1クランパとして機能する。ただし、第1内部電圧VOM5を生成する手法については、上記に限定されるものではない。
ツェナダイオードD2のカソードは、電源電圧VBの印加端に接続されている。ツェナダイオードD2のアノードは、第5ノードn5に接続されている。なお、ツェナダイオードD2は、先出の電流源CS24及びCS25と共に、第5ノードn5を電源電圧VBよりも所定値(例えば5V)だけ低い第2内部電圧VBM5(=VB-5V)にクランプする第2クランパとして機能する。ただし、第2内部電圧VBM5を生成する手法については、上記に限定されるものではない。
ダイオードD3のカソードは、第1ノードn1に接続されている。ダイオードD3のアノードは、出力電圧VOUTの印加端に接続されている。なお、ダイオードD3は、第1ノードn1を出力電圧VOUTよりもダイオードD3の順方向降下電圧Vf(D3)だけ低い電圧値(≒VOUT-0.7V)にクランプする第3クランパとして機能する。
本図で示したように、本構成例のレベルシフタLVSは、互いに直列に接続された2つの低耐圧の電流源(先出の第1定電流生成部及び第2定電流生成部)と、ドメイン間の電圧クランプ素子又はレベルシフト素子として設けられた低耐圧のNチャネル型MISFET(トランジスタN1)を利用する。
本構成例のレベルシフタLVSは、ゲート制御信号VGの論理レベルに関する情報を高電位系(VCP/VOUTドメイン)から低電位系(VB/VBM5ドメイン)にレベルシフトする。以下では、レベルシフタLVSの動作について詳述する。
電流源CS21は、定電流I21(=4×I)を生成することにより、低耐圧のトランジスタP1及びP2を用いて形成される第1カレントミラーにバイアスを掛ける。電流源CS22は、定電流I22(=2×I)を生成することにより、低耐圧のトランジスタP4及びP5により形成される第2カレントミラーにバイアスを掛ける。
トランジスタP2及びP5は、昇圧電圧VCPの印加端と第4ノードn4(=第1内部電圧VOM5の印加端)との間に直列接続されており、トランジスタP3によって互いに分離されている。
トランジスタP3は、ゲート制御信号VGと昇圧電圧VCPを簡易に比較するコンパレータとして機能する。トランジスタP3のオン閾値電圧Vth(P3)により与えられる電圧オフセットは、このコンパレータのしきい値レベルを決定する。なお、ゲート制御信号VGを閾値と比較する構成については、何らこれに限定されるものではなく、他の種類のコンパレータ(例えば図3のコンパレータCMP)を用いても構わない。ただし、ゲート制御信号VGをトランジスタP3のゲートに印加する構成が最も簡易である。
ゲート制御信号VGが低い(より正確にはVG<VCP-Vth(P3))ときには、トランジスタP3がオン状態となるので、トランジスタP2が三極管領域(線形領域又は非飽和領域とも言う)で動作する状態となる。これは、トランジスタP2が第1定電流I21(=4×I)を供給する一方、トランジスタP5が第1定電流I21よりも小さい第2定電流I22(=2×I)しか供給しないからである。その結果、第1ノードn1は、トランジスタP2及びP3を介して昇圧電圧VCPに近い電圧値まで引き上げられる。
一方、第3ノードn3は、トランジスタN1の働きにより、出力電圧VOUTよりもトランジスタN1のゲート・ソース間電圧Vgs(N1)だけ低い電圧値(=VOUT-Vgs(N1))にバイアスされる。この状態は、第3ノードn3がハイレベルとされている状態に相当する。
なお、トランジスタP2、P3、P5及びN1により形成される電流経路の総電流は、第3定電流I23(=1×I)となる。従って、トランジスタP2は、確実に三極管領域で動作することになる。
このように、上記の電流経路で使用されるトランジスタP2、P3、P5及びN1と電流源CS23それぞれの両端間電圧は、昇圧電圧VCPと第1内部電圧VOM5との電位差よりも小さいことが明らかである。従って、トランジスタP2、P3、P5及びN1と電流源CS23は、低耐圧素子(例えば5V耐圧素子)で実装することができる。これは、本構成例のレベルシフタLVSにおける利点の一つである。
第3ノードn3がハイレベル(VOUT-Vgs(N1))であるときには、トランジスタN2がオン状態となる。従って、第5ノードn5からトランジスタN2を介して第4ノードn4に至る電流経路に第5定電流I25(=3×I)が流れる。
なお、第5定電流I25は、電源電圧VBの印加端から第5ノードn5に流れる第4定電流I24(=1×I)よりも大きい電流値に設定されている。そのため、ツェナダイオードD2には、第5定電流I25と第4定電流I24との差分電流(=I25-I24=2×I)が流れる。
その結果、第5ノードn5は、電源電圧VBよりも所定値(例えば5V)だけ低い第2内部電圧VBM5(=VB-5V)となる。この状態は、第5ノードn5がハイレベルとされている状態に相当する。
これに対して、ゲート制御信号VGが十分に高い(より正確にはVG>VCP-Vth(P3))ときには、トランジスタP3がオフ状態となるので、トランジスタP5は、それまで第1ノードn1に供給されていた電源を失う。従って、トランジスタP5は、第2定電流I22(=2×I)を供給することができなくなる。
一方、トランジスタN1は、出力電圧VOUTの上昇に伴ってフルオン状態となる。また、第3ノードn3は、電流源CS23を介して第4ノードn4(=VOM5)にプルダウンされる。この状態は、第3ノードn3がローレベルとされている状態に相当する。このとき、第1ノードn1及び第2ノードn2は、いずれもトランジスタM5を介して第3ノードn3に追従するように低下する。
ただし、ダイオードD3は、第1ノードn1を出力電圧VOUTよりダイオードD3の順方向降下電圧Vf(D3)だけ低い電圧値(=VOUT-Vf(D3)≒VCP-0.7V)にクランプする。このようなクランプ動作により、トランジスタP3の両端間電圧(=ドレイン・ソース間電圧)は、ダイオードD3の順方向降下電圧Vf(D3)以下に制限される。従って、トランジスタP3を高電圧の印加から保護することができる。
なお、ダイオードD3は、真正のダイオード素子であってもよいが、殆どの場合には、絶縁された低耐圧Pチャネル型MISFETのP型ウェル-N型ウェル間に付随するボディダイオードでも十分に第1ノードn1をクランプすることができる。
また、第2ノードn2は、第3ノードn3に追従して第1内部電圧VOM5(=VOUT-5V)にプルダウンされる。従って、トランジスタP5及びN1についても、高電圧の印加から保護することができる。
第3ノードn3がローレベル(=VOM5)に切り替わると、トランジスタN2がオフ状態となる。従って、電流源CS24の働きにより第5ノードn5が電源電圧VBまで引き上げられる。この状態は、第5ノードn5がハイレベルとされている状態に相当する。
このように、本構成例のレベルシフタLVSは、VG<VCP-Vth(P3)であるときに第5ノードn5をローレベル(=VBM5)とし、VG>VCP-Vth(P3)であるときに第5ノードn5をハイレベル(=VB)とする。これは、ゲート制御信号VGの論理レベルに関する情報を高電位系(VCP/VOUTドメイン)から低電位系(VB/VBM5ドメイン)にレベルシフトしていることに他ならない。なお、第5ノードn5に現れる電圧信号は、先出の出力信号S2に相当する。
本構成例のレベルシフタLVSであれば、高耐圧PチャネルMISFETを用いることなく、異なる電圧ドメイン間でのレベルシフトを適切に行うことが可能となる。特に、縦型構造のパワーMISFET9とコントローラ10をN型半導体基板201に集積化した半導体装置1では、本構成例のレベルシフタLVSを用いることが望ましい。
<車両への適用>
図8は、車両Xの一構成例を示す外観図である。本構成例の車両Xは、バッテリ(本図では不図示)と、バッテリから電力供給を受けて動作する種々の電子機器X11~X18と、を搭載している。
車両Xには、エンジン車のほか、電動車(BEV[battery electric vehicle]、HEV[hybrid electric vehicle]、PHEV/PHV(plug-in hybrid electric vehicle/plug-in hybrid vehicle]、又は、FCEV/FCV(fuel cell electric vehicle/fuel cell vehicle]などのxEV)も含まれる。
なお、本図における電子機器X11~X18の搭載位置については、図示の便宜上、実際とは異なる場合がある。
電子機器X11は、エンジンに関連する制御(インジェクション制御、電子スロットル制御、アイドリング制御、酸素センサヒータ制御、及び、オートクルーズ制御など)、または、モータに関する制御(トルク制御、及び、電力回生制御など)を行う電子制御ユニットである。
電子機器X12は、HID[high intensity discharged lamp]及びDRL[daytime running lamp]などの点消灯制御を行うランプコントロールユニットである。
電子機器X13は、トランスミッションに関連する制御を行うトランスミッションコントロールユニットである。
電子機器X14は、車両Xの運動に関連する制御(ABS[anti-lock brake system]制御、EPS[electric power steering]制御、電子サスペンション制御など)を行う制動ユニットである。
電子機器X15は、ドアロック及び防犯アラームなどの駆動制御を行うセキュリティコントロールユニットである。
電子機器X16は、ワイパー、電動ドアミラー、パワーウィンドウ、ダンパー(ショックアブソーバー)、電動サンルーフ、及び、電動シートなど、標準装備品またはメーカーオプション品として、工場出荷段階で車両Xに組み込まれている電子機器である。
電子機器X17は、車載A/V[audio/visual]機器、カーナビゲーションシステム、及び、ETC[electronic toll collection system]など、ユーザオプション品として任意で車両Xに装着される電子機器である。
電子機器X18は、車載ブロア、オイルポンプ、ウォーターポンプ、バッテリ冷却ファンなど、高耐圧系モータを備えた電子機器である。
なお、先に説明した電子機器Aは、電子機器X11~X18として理解することができる。すなわち、先に説明した半導体装置1は、電子機器X11~X18のいずれにも組み込むことが可能である。
<総括>
以下では、上記で説明した種々の実施形態について総括的に述べる。
例えば、本明細書中に開示されている半導体装置は、電源電圧の印加端と出力電圧の印加端との間に接続されるように構成されたNチャネル型の出力トランジスタと、前記出力トランジスタのゲート制御信号を出力するように構成されたゲート制御信号出力回路と、前記電源電圧よりも高い昇圧電圧を生成して前記ゲート制御信号出力回路に供給するように構成された昇圧電圧生成回路と、前記ゲート制御信号に応じて前記昇圧電圧生成回路の電流能力を制御するように構成された電流能力制御回路と、を備える構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成による半導体装置において、前記電流能力制御回路は、前記ゲート制御信号が所定の閾値よりも低いときに前記昇圧電圧生成回路の駆動電流を第1電流値とし、前記ゲート制御信号が前記閾値よりも高いときに前記駆動電流を前記第1電流値よりも小さい第2電流値とする構成(第2の構成)にしてもよい。
また、上記第2の構成による半導体装置において、前記電流能力制御回路は、前記ゲート制御信号、又は、前記ゲート制御信号と前記閾値との比較結果に応じた信号を入力信号とし、前記入力信号とは異なる信号レベルの出力信号を出力するように構成されたレベルシフタを含む構成(第3の構成)にしてもよい。
また、上記第3の構成による半導体装置において、前記レベルシフタは、前記昇圧電圧の印加端と第1ノードとの間に流れる第1定電流を生成するように構成された第1定電流生成部と、前記第1ノードと第2ノードとの間に流れる第2定電流を生成するように構成された第2定電流生成部と、第3ノードと第4ノードとの間に流れる第3定電流を生成するように構成された第3定電流生成部と、ゲートが前記出力電圧の印加端に接続されてドレインが前記第2ノードに接続されてソースが前記第3ノードに接続されるように構成された第1トランジスタと、前記ゲート制御信号に応じて前記第1定電流生成部の出力端と前記第1ノードとの間を導通/遮断するように構成されたスイッチ素子と、を含む構成(第4の構成)にしてもよい。
また、上記第4の構成による半導体装置において、前記レベルシフタは、前記第4ノードを前記出力電圧よりも低い第1内部電圧にクランプするように構成された第1クランパをさらに含む構成(第5の構成)にしてもよい。
また、上記第4又は第5の構成による半導体装置において、前記レベルシフタは、ゲートが前記第3ノードに接続されてドレインが第5ノードに接続されるように構成された第2トランジスタと、前記電源電圧の印加端と前記第5ノードとの間に流れる第4定電流を生成するように構成された第4定電流生成部と、前記第2トランジスタのソースと前記第4ノードとの間に流れる第5定電流を生成するように構成された第5定電流生成部と、をさらに含む構成(第6の構成)にしてもよい。
また、上記第6の構成による半導体装置において、前記レベルシフタは、前記第5ノードを前記電源電圧よりも低い第2内部電圧にクランプするように構成された第2クランパをさらに含む構成(第7の構成)にしてもよい。
また、上記第1~第7いずれかの構成による半導体装置において、前記出力トランジスタは、ドレインがN型半導体基板と導通するように構成された縦型構造である構成(第8の構成)にしてもよい。
また、例えば、本明細書中に開示されている電子機器は、上記第1~第8いずれかの構成による半導体装置を備える構成(第9の構成)とされている。
また、例えば、本明細書中に開示されている車両は、上記第9の構成による電子機器を備える構成(第10の構成)とされている。
<その他の変形例>
なお、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。例えば、バイポーラトランジスタとMOS電界効果トランジスタとの相互置換、又は、各種信号の論理レベル反転は任意である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲により規定されるものであって、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
1 半導体装置(ハイサイドスイッチIC)
2 直流電源
3 負荷
9 パワーMISFET(出力トランジスタ)
10 コントローラ
11 ドレイン電極(電源電極)
12 ソース電極(出力電極)
13 入力電極
14 基準電圧電極
15 イネーブル電極
16 センス電極
17 ゲート制御配線
21 センサMISFET
22 入力回路
23 電流・電圧制御回路
24 保護回路
25 ゲート制御回路
26 アクティブクランプ回路
27 電流検出回路
28 電源逆接続保護回路
29 異常検出回路
30 駆動電圧生成回路
31 第1定電圧生成回路
32 第2定電圧生成回路
33 基準電圧・基準電流生成回路
34 過電流保護回路
35 負荷オープン検出回路
36 過熱保護回路
37 低電圧誤動作抑制回路
38 発振回路
39 チャージポンプ回路
40 ゲート制御信号出力回路
41 第1マルチプレクサ回路
42 第2マルチプレクサ回路
100 電流能力制御回路
200 高耐圧Pチャネル型MISFET
201 N型半導体基板
202 N型エピ層
203 低濃度P型半導体領域
204、205 高濃度P型半導体領域
206 絶縁層
207 ゲート電極
A 電子機器
CM11、CM12 カレントミラー
CMP コンパレータ
CS11~CS13、CS21~CS26 電流源
D1、D2 ツェナダイオード
D3 ダイオード
E11 電圧源
L インダクタンス成分
LVS レベルシフタ
M11~M13、M16 トランジスタ(Pチャネル型MISFET)
M14、M15 トランジスタ(Nチャネル型MISFET)
N1、N2 トランジスタ(Nチャネル型MISFET)
n1~n5 ノード
P1~P5 トランジスタ(Pチャネル型MISFET)
Qp 寄生トランジスタ(pnp型バイポーラトランジスタ)
R 抵抗成分
SW11、SW12 スイッチ
X 車両
X11~X18 電子機器

Claims (10)

  1. 電源電圧の印加端と出力電圧の印加端との間に接続されるように構成されたNチャネル型の出力トランジスタと、
    前記出力トランジスタのゲート制御信号を出力するように構成されたゲート制御信号出力回路と、
    前記電源電圧よりも高い昇圧電圧を生成して前記ゲート制御信号出力回路に供給するように構成された昇圧電圧生成回路と、
    前記ゲート制御信号に応じて前記昇圧電圧生成回路の電流能力を制御するように構成された電流能力制御回路と、
    を備える、半導体装置。
  2. 前記電流能力制御回路は、前記ゲート制御信号が所定の閾値よりも低いときに前記昇圧電圧生成回路の駆動電流を第1電流値とし、前記ゲート制御信号が前記閾値よりも高いときに前記駆動電流を前記第1電流値よりも小さい第2電流値とする、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記電流能力制御回路は、前記ゲート制御信号、又は、前記ゲート制御信号と前記閾値との比較結果に応じた信号を入力信号とし、前記入力信号とは異なる信号レベルの出力信号を出力するように構成されたレベルシフタを含む、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記レベルシフタは、
    前記昇圧電圧の印加端と第1ノードとの間に流れる第1定電流を生成するように構成された第1定電流生成部と、
    前記第1ノードと第2ノードとの間に流れる第2定電流を生成するように構成された第2定電流生成部と、
    第3ノードと第4ノードとの間に流れる第3定電流を生成するように構成された第3定電流生成部と、
    ゲートが前記出力電圧の印加端に接続されてドレインが前記第2ノードに接続されてソースが前記第3ノードに接続されるように構成された第1トランジスタと、
    前記ゲート制御信号に応じて前記第1定電流生成部の出力端と前記第1ノードとの間を導通/遮断するように構成されたスイッチ素子と、
    を含む、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記レベルシフタは、前記第4ノードを前記出力電圧よりも低い第1内部電圧にクランプするように構成された第1クランパをさらに含む、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記レベルシフタは、
    ゲートが前記第3ノードに接続されてドレインが第5ノードに接続されるように構成された第2トランジスタと、
    前記電源電圧の印加端と前記第5ノードとの間に流れる第4定電流を生成するように構成された第4定電流生成部と、
    前記第2トランジスタのソースと前記第4ノードとの間に流れる第5定電流を生成するように構成された第5定電流生成部と、
    をさらに含む、請求項4又は5に記載の半導体装置。
  7. 前記レベルシフタは、前記第5ノードを前記電源電圧よりも低い第2内部電圧にクランプするように構成された第2クランパをさらに含む、請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記出力トランジスタは、ドレインがN型半導体基板と導通するように構成された縦型構造である、請求項1~7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 請求項1~8のいずれか一項に記載の半導体装置を備える、電子機器。
  10. 請求項9に記載の電子機器を備える、車両。
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