JP2006086507A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
過電流発生時、電源電圧が極端に低い場合であっても、出力トランジスタを確実にオフし、出力トランジスタの破壊を防止できる半導体装置を提供すること。
【解決手段】
本発明にかかる半導体装置は、ゲートG1に印加される信号に応じて出力電流を流す出力MOSトランジスタM0と、ゲートG1に接続されたMOSトランジスタM3と、出力MOSトランジスタM0に流れる電流を検出しMOSトランジスタM3のゲート端子に出力する第一の検出回路32と、出力MOSトランジスタM0に流れる電流を検出しMOSトランジスタM3のバックゲート端子に出力する第二の検出回路33と、を備え、第二の検出回路33は前記第一の検出回路32よりも低い電圧で動作するものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に出力トランジスタを過電流から保護する過電流保護回路を有する半導体装置に関する。
自動車や家電製品等において、大電流や高電圧を制御するためにパワーデバイス(パワーICやパワー半導体とも呼ばれる)が利用されている。パワーデバイスは、負荷短絡等の故障により出力トランジスタに異常に大きな電流(過電流)が流れ破壊する恐れがあるため、このような過電流から出力トランジスタを保護する機能を備えている。
図14及び図15は、従来のパワーデバイスの構成を示す回路図である。この従来のパワーデバイス101は、負荷102に流れる電流を制御するスイッチであり、このスイッチにMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor。以下、MOSトランジスタという)を用いている。また、スイッチが負荷よりも電源(バッテリー)側に接続されるため、ハイサイドスイッチと呼ばれている。
図14及び図15に示されるように、従来のパワーデバイス101は、負荷102の電流を制御する出力MOSトランジスタM110、出力MOSトランジスタM110をオンするためのゲート電圧を生成するチャージポンプ103、出力MOSトランジスタM110を過電流から保護する過電流保護回路104を備えている。過電流保護回路104は、過電流を検出する検出回路105と、検出回路105が過電流検出時に出力MOSトランジスタM110のゲート電荷を放電するMOSトランジスタM111を備えている。
電源となるバッテリーはVcc端子(電源端子)に接続され、接地電圧GNDはGND端子(グランド端子)に接続され、負荷102はOUT端子に接続されている。
例えば、外部からの制御信号によってチャージポンプ103の出力がオン/オフされ、さらに、チャージポンプ103の出力信号によって出力MOSトランジスタM110がオン/オフされる。検出回路105は、過電流を検出するとMOSトランジスタM111をオンすることにより、出力MOSトランジスタM110のゲート電荷を放電し、出力MOSトランジスタM110をオフして、出力MOSトランジスタM110が過電流により破壊されるのを防止している。
図14のパワーデバイス101と図15のパワーデバイス101は、MOSトランジスタM111のソースの接続先が異なる例である。図14のMOSトランジスタM111のソースは、GND端子(グランド端子)に接続されており、図15のMOSトランジスタM111のソースは、OUT端子(出力端子)に接続されている。負荷短絡時には、OUT端子は接地電圧GNDに接地されるため、図14と図15のパワーデバイスは、同様の動作となる。
図16は、従来のパワーデバイスにおける負荷短絡時のタイミングチャートである。負荷の短絡とは、絶縁皮膜の剥離やコネクタの緩み等によって、負荷を介さずにOUT端子が接地電圧GNDに接地してしまうことである。負荷が短絡すると、Vcc端子における電源電圧Vccは、接地電圧GNDの0V付近まで低下してしまう。これは、バッテリーとパワーデバイス間の配線が長い場合、出力MOSトランジスタのオン抵抗(数m〜数十mΩ)よりも、この配線のインピーダンスが非常に高くなってしまい、負荷短絡時、配線によってバッテリーの電圧がほとんど消費されてしまうためである。
また、負荷によって電流が消費されなくなるため、出力電流IOUTは異常に大きな電流となる。過電流により出力MOSトランジスタM110は発熱し、このまま過電流が続くと、出力MOSトランジスタM110は熱により破壊してしまうため、できるだけ早く出力MOSトランジスタM110をオフしなければならない。
しかしながら、電源電圧Vccが0Vのような極端に低い状態では、過電流保護回路104が正常に動作することができない。例えば、電源電圧Vccが検出回路105の動作電圧以下の場合には、過電流を検出することができないし、電源電圧VccがMOSトランジスタM111のしきい値以下の場合、MOSトランジスタM111がオンしないため、出力MOSトランジスタM110のゲート電荷を放電することができない。したがって、出力MOSトランジスタM110をオフすることができず、出力MOSトランジスタM110が破壊してしまう。
尚、図14や図15と同様の回路を有する従来の半導体装置として特許文献1が知られている。
特開2001−160746号公報
このように、従来のパワーデバイス等の半導体装置では、過電流発生時、電源電圧が極端に低いと、出力トランジスタをオフすることができず、出力トランジスタが破壊してしまうという問題点があった。
本発明にかかる半導体装置は、第一の電源端子と出力端子との間に接続され、その電流制御端子に印加される信号に応じて出力電流を流す出力トランジスタと、前記電流制御端子と第二の電源端子との間に接続された過電流保護素子と、前記第一の電源端子から電圧が供給されて前記出力トランジスタに流れる電流を検出しその検出信号を前記過電流保護素子の第一の制御端子に出力する第一の検出回路と、前記第一の電源端子から電圧が供給されて前記出力トランジスタに流れる電流を検出しその検出信号を前記過電流保護素子の第二の制御端子に出力する第二の検出回路と、を備え、前記第二の検出回路は前記第一の検出回路よりも低い電圧で動作するものである。
この半導体装置によれば、出力トランジスタに過電流が発生したとき、第二の検出回路が過電流を検出して過電流保護素子を動作させた後、第一の検出回路が過電流を検出して過電流保護素子を動作させるようになる。したがって、第一の検出回路が動作できない程度に電源電圧が低い場合であっても、出力トランジスタを確実にオフし、出力トランジスタの破壊を防止することができる。
本発明によれば、過電流発生時、電源電圧が極端に低い場合であっても、出力トランジスタを確実にオフし、出力トランジスタの破壊を防止できる半導体装置を提供することができる。
発明の実施の形態1.
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態1にかかるパワーデバイスを有するシステムの構成について説明する。このシステムは、例えば、自動車に設けられたシステムであり、パワーデバイスによって負荷に流れる電流を制御し、負荷を駆動するシステムである。
このシステムは、図に示されるように、ECU(Electric Control Unit)11、リレーBOX12、負荷4、電源を供給するバッテリー5、接地電圧GND(GND電位)に接続された車体金属部であるシャーシー6を備えている。バッテリー5とECU11の間や、バッテリー5とリレーBOX12の間は、ワイヤーハーネス等の配線により接続されている。
負荷4は、一端がパワーデバイス1aと接続され、他端がシャーシー6に接地される。負荷4は、ヘッドライトやパワーウィンドウ、ABSやエンジンのバルブ等であり、ECU11やリレーBOX12のパワーデバイス1aから電流を供給され、この電流に基づいて動作する。
ECU11は、パワーデバイス1a、マイコン(マイクロコンピュータ)2、レギュレータ3を備えている。パワーデバイス1a、マイコン(マイクロコンピュータ)2、レギュレータ3は、例えば、それぞれワンチップの半導体装置であるが、任意の数のチップにより構成されていてもよい。
レギュレータ3から安定した電源が供給されて、マイコン2が動作する。マイコン2は、パワーデバイス1aと接続されており、パワーデバイス1aとの間で信号を入出力する。マイコン2は、負荷4の電流を制御するための制御信号をパワーデバイス1aへ出力し、パワーデバイス1aの異常状態を示す異常信号がパワーデバイス1aから入力される。
パワーデバイス1aは、マイコン2及び負荷4と接続されている。パワーデバイス1aは、マイコン2から入力される制御信号に応じて負荷4へ流れる電流を制御する。パワーデバイス1aは、過電流や過熱等の異常状態を検出し、異常信号をマイコン2へ出力する。尚、ECU11に複数のパワーデバイス1aが設けられていてもよい。
リレーBOX12は、複数のスイッチを搭載したBOXであり、ECU11とは異なり複数のパワーデバイス1bのみを備えている。この場合、複数のパワーデバイス1bは、外部から入力される制御信号に応じて複数の負荷4へ流れる電流を制御する。
ヘッドライトやパワーウィンドウ等のように比較的安全性が要求されたり、単純な制御でよい負荷には、リレーBOX12が用いられ、ABS制御やエンジン制御等のようにより高い安全性が要求されたり、複雑な制御が必要な負荷には、ECU11が用いられる。
尚、このシステムは、自動車に限らず、例えば、家電製品やロボット等のように大電流や大電圧により駆動されるシステムであってもよい。例えば、このシステムは、負荷短絡等の故障時、パワーデバイスに過電流が生じ、電源電圧が低下する構成である。
次に、図2を用いて、本実施形態にかかるパワーデバイスの構成について説明する。このパワーデバイス1aは、負荷よりもバッテリー側に設けられ、ハイサイドスイッチとして動作する。
パワーデバイス1aは、図に示されるように、出力MOSトランジスタ(出力用MOSトランジスタ)M0、過電流保護回路21、チャージポンプ22、クランプ回路23、過熱保護回路24、異常出力回路25を備えている。尚、パワーデバイス1aにおいて出力MOSトランジスタM0以外の回路を制御回路という。また、パワーデバイス1aは、この例に限らず、その他の構成としてもよく、特に、図3以降に後述する過電流保護回路以外の部分については、任意の構成でよい。
パワーデバイス1aでは、IN端子(入力端子)を介してマイコン2等から制御信号が入力され、DIAG(Diagnosis)端子(診断端子)を介して異常信号がマイコン2等へ出力される。パワーデバイス1aでは、Vcc端子(電源端子)を介してバッテリー5から電源電圧Vcc(第1の電源電位)が供給され、OUT端子(出力端子)を介して負荷4へ電流が出力され、GND端子(グランド端子)を介して接地電圧GND(第2の電源電位)に接地される。
出力MOSトランジスタM0は、負荷4へ出力する電流を制御するスイッチである。一般にMOSトランジスタには、構造上の違いにより、基板面に対し、平行な方向に電流が流れる横型素子と、垂直な方向に電流が流れる縦型素子とがある。縦型素子は、主電極の一方が半導体素子の底面側にあり、横型素子に比べて単位面積当たりの通電能力に優れるため、主に高電力を取り扱う素子として利用されている。この例では、出力MOSトランジスタM0に縦型MOSトランジスタが用いられ、後述するその他のMOSトランジスタに横型MOSトランジスタが用いられる。
また、出力MOSトランジスタM0は、Nチャネル型でもPチャネル型でもよい。ハイサイドスイッチの場合、Pチャネル型にするとチャージポンプ等が不要になり回路を単純化できるが、Nチャネル型の方が駆動能力が高くチップサイズを小さくできるため、Nチャネル型であることが好ましい。尚、以下では、出力MOSトランジスタM0をNチャネル型として説明するが、Pチャネル型とした場合でも、後述するMOSトランジスタM3や第2の検出回路33を含めて、極性が反転するのみで同様の動作となる。
出力MOSトランジスタM0は、ドレインがVcc端子に接続され、ゲートがチャージポンプ22に接続され、ソースがOUT端子に接続されている。出力MOSトランジスタM0は、チャージポンプ22から出力されるゲート電圧に基づいてオン/オフする。例えば、ゲート電圧がしきい値以上であればオンして、Vcc端子とOUT端子間を接続し、ゲート電圧がしきい値電圧以下であればオフして、Vcc端子とOUT端子間を切り離す。
チャージポンプ22は、供給される電源電圧Vccを昇圧し、昇圧した電圧を出力MOSトランジスタM0のゲート電圧として出力する回路である。ハイサイドスイッチのとき、出力MOSトランジスタM0にNチャネル型MOSトランジスタを用いると、ソースフォロワの構成となり、ソース電圧がゲート電圧に追随する。したがって、ゲート電圧が不十分な電圧だと、出力MOSトランジスタM0が十分にオン状態とならず、所望の駆動能力を得ることができない。そこで、チャージポンプ22によりゲートに十分な電圧を供給することで、出力MOSトランジスタM0を確実にオン状態とする。例えば、電源電圧Vccが12Vの場合、10V昇圧した22Vを出力MOSトランジスタM0のゲートへ供給する。チャージポンプ22は、マイコン等から入力される制御信号に応じてハイレベルもしくはローレベルのゲート電圧を出力する。
クランプ回路23は、ターンオフ等により発生する逆起電圧(負電圧)から出力MOSトランジスタM0を保護する回路である。クランプ回路23は、例えば、耐圧用のツェナーダイオードと逆流防止用のダイオードを備えている。逆起電圧が発生すると、ツェナーダイオードによって逆起電圧がクランプされ、出力MOSトランジスタM0が破壊されるのを防止する。
過電流保護回路21は、負荷4の短絡等の故障により発生する過電流から出力MOSトランジスタM0を保護する回路である。過電流保護回路21は、過電流を検出すると、出力MOSトランジスタM0のゲート電荷を放電し、出力MOSトランジスタM0をオフすることにより、過電流が流れ続けるのを遮断する。後述するように、本実施形態の過電流保護回路21は、過電流発生時、電源電圧Vccが極端に低下しても出力MOSトランジスタM0を確実にオフすることができる。
過熱保護回路24は、過熱から出力MOSトランジスタM0を保護する回路である。過熱保護回路24は、出力MOSトランジスタM0の温度が所定以上の温度になった場合、チャージポンプ22の動作を停止させ、出力MOSトランジスタM0をオフする。
異常出力回路25は、過電流保護回路21や過熱保護回路24等から入力された信号に基づき、DIAG端子からマイコン2等へ異常信号を出力する。
次に、図3乃至図5を用いて、本実施形態にかかる過電流保護回路の構成について説明する。図3は、図2で示したパワーデバイス1aの出力MOSトランジスタM0、過電流保護回路21及びチャージポンプ22付近の回路を示している。図に示されるように、過電流保護回路21は、第1の検出回路32と第2の検出回路33とMOSトランジスタM3を備えている。
第1の検出回路32,第2の検出回路33は、出力MOSトランジスタM0に過電流が流れていることを検出し、出力MOSトランジスタM0のゲート電荷の放電を制御するための制御信号(検出信号)をMOSトランジスタM3へ出力する回路である。第1の検出回路32は、出力MOSトランジスタM0の電流を検出し、検出信号をMOSトランジスタM3のゲート(第1の制御端子)に出力する。第2の検出回路33は、出力MOSトランジスタM0の電流を検出し、検出信号をMOSトランジスタM3のバックゲート(第2の制御端子)に出力する。第2の検出回路33は、第1の検出回路32よりも低い電圧で動作する。第1の検出回路32は、Vcc端子、GND端子、MOSトランジスタM3のゲートに接続された制御回路を有している。例えば、この制御回路は、出力MOSトランジスタM0の出力電流IOUTをモニタし、このモニタ電流をモニタ電圧に変換し、このモニタ電圧を所定の基準電圧と比較すること等によって、過電流を検出する。
MOSトランジスタM3(第1のMOSトランジスタ)は、出力MOSトランジスタM0を過電流から保護する過電流保護素子である。MOSトランジスタM3は、第1の検出回路32,第2の検出回路33から出力される検出信号に基づき、出力MOSトランジスタM0のゲートG1の電荷を接地電圧GNDへ放電する回路である。MOSトランジスタM3は、出力MOSトランジスタM0のゲートG1とGND端子との間に接続されている。
例えば、OUT端子がGND電位に短絡して出力MOSトランジスタM0に過電流が流れると、第2の検出回路33は、MOSトランジスタM3に検出信号を出力してMOSトランジスタM3(後述の寄生トランジスタTr1)を動作させてゲートG1に蓄積された電荷を放電して出力トランジスタM0をオフ(非動作)に遷移させる。さらに、このオフへの遷移により生じるVcc端子の電位上昇によって第1の検出回路32が検出動作を行い、検出信号をMOSトランジスタM3へ出力してMOSトランジスタM3がオンし、出力トランジスタM0が完全にオフ状態となる。
図4(a)は、第2の検出回路33の構成を示している。図に示されるように、第2の検出回路33は、Vcc端子とGND端子の間に直列に接続された抵抗R1、MOSトランジスタM2を備えている。抵抗R1(第1の抵抗素子)は、一端がVcc端子に接続され、他端がノードN1(直列接続点)を介しMOSトランジスタM2のドレインに接続されている。
MOSトランジスタM2(第2のMOSトランジスタ)は、例えば、Nチャネル型MOSトランジスタであり、ドレインがノードN1に接続され、ゲートがVcc端子に接続され、ソースがGND端子に接続されている。
第2の検出回路33に接続されるMOSトランジスタM3は、例えば、Nチャネル型MOSトランジスタであり、ドレインが出力MOSトランジスタM0のゲートG1に接続され、ゲートが第1の検出回路32に接続され、ソースがGND端子に接続され、さらに、バックゲート(基板端子)がノードN1に接続されている。
図4(a)のように接続することにより、MOSトランジスタM3に寄生トランジスタTr1が寄生する。出力MOSトランジスタM0に過電流が流れた場合、この寄生トランジスタTr1によっても、出力MOSトランジスタM0のゲートG1の電荷を放電する。寄生トランジスタTr1が導通するための制御電圧は、MOSトランジスタM3が導通するための制御電圧よりも低い。このため、過電流発生時、第1の検出回路32が動作し過電流を検出する前に、第2の検出回路33が過電流を検出して検出信号を出力して、寄生トランジスタTr1が導通し、ゲートG1の電荷を放電する。図4(b)は、MOSトランジスタM3が形成されるPウェル100の断面図である。尚、この例では、Pウェル100内にMOSトランジスタM3を形成しているが、P基板に形成してもよい。
図に示されるように、Pウェル100上にゲート電極101が形成される。ゲート電極101の両側のPウェル内にN+型のドレイン領域102とソース領域103が形成される。ソース領域から離れたPウェル内にP+型のバックゲート領域104が形成される。
したがって、ソース領域103(N+)とバックゲート領域104(P+)とドレイン領域102(N+)により、NPN型バイポーラトランジスタである寄生トランジスタTr1が構成される。MOSトランジスタM3のドレイン、ソース、バックゲートが、それぞれ寄生トランジスタTr1のコレクタ、エミッタ、ベースに相当する。すなわち、寄生トランジスタTr1は、コレクタが出力MOSトランジスタM0のゲートG1に接続され、エミッタがGND端子に接続され、ベースがノードN1に接続されている。
例えば、MOSトランジスタM2とMOSトランジスタM3とは、別のウェルに形成されている。図4(c)は、この半導体装置の平面図である。半導体装置では、Pウェル100aとPウェル100bが離れた位置に形成されている。
Pウェル100aにはMOSトランジスタM3を構成するゲート電極101a,ドレイン領域102a,ソース領域103aが形成されている。Pウェル100a上にゲート電極101aが形成され、Pウェル100a内のゲート電極101aの両側にドレイン領域102aとソース領域103aが形成されている。Pウェル100a内のゲート電極101a,ドレイン領域102a,ソース領域103aから離れた位置にバックゲート領域104aが形成されている。
Pウェル100bにはMOSトランジスタM2を構成するゲート電極101b,ドレイン領域102b,ソース領域103bが形成されている。Pウェル100aと同様に、Pウェル100b上にゲート電極101bが形成され、Pウェル100b内にドレイン領域102bとソース領域103b,バックゲート領域104bが形成されている。
Pウェル100a,100b上に配線パターンが形成されている。配線パターンは、各ゲート電極,ドレイン領域,ソース領域,バックゲート領域とコンタクトを介して電気的に接続されている。配線パターン200aは、ゲートG1とドレイン領域102aを接続している。配線パターン200bは、検出回路32とゲート電極101aを接続している。配線パターン200cは、ソース領域103aとソース領域103b,バックゲート領域104bを接続している。配線パターン200dは、Vcc端子とゲート電極101bを接続している。配線パターン200eは、バックゲート領域104aとドレイン領域102bを接続している。このように配線パターンを設けることで、図4(a)のようにMOSトランジスタM3とMOSトランジスタM2とを接続し、図4(b)のようにMOSトランジスタM3に寄生トランジスタTr1が寄生するようになる。
図5は、図4(a)の回路図に寄生トランジスタTr1を加えたものである。図5を用いて、第2の検出回路33の構成についてさらに詳述する。
抵抗R1とMOSトランジスタM2は、電源電圧Vccに基づいて寄生トランジスタTr1の導通状態を制御する寄生トランジスタ制御回路を構成しており、抵抗R1とMOSトランジスタM2間のノードN1の電圧によって、寄生トランジスタTr1の導通状態が制御される。
抵抗R1は、所定のインピーダンスを有する抵抗回路の一例である。抵抗R1は、ノードN1の電圧、つまり寄生トランジスタTr1のベース−エミッタ電圧を規定する。すなわち、抵抗R1は、プルアップ抵抗であり、MOSトランジスタM2がオフしたときのノードN1の電圧を電源電圧Vccと同様の電圧に安定させる。
MOSトランジスタM2は、電源電圧Vccに基づいてオン/オフし、ノードN1の電圧を変化させることで、寄生トランジスタの動作を制御する。MOSトランジスタM2は、電源電圧Vccがしきい値以上の場合、オンして、ノードN1の電圧を接地電圧GNDとし、寄生トランジスタTr1のバイポーラ動作を停止(オフ)する。電源電圧Vccがしきい値以下の場合、オフして、ノードN1の電圧を電源電圧Vccとし、電源電圧Vccにしたがって寄生トランジスタTr1のバイポーラ動作を開始(オン)する。
MOSトランジスタM3は、出力MOSトランジスタM0に流れる電流値に基づいて開閉動作(オン/オフ)を行う。つまり、MOSトランジスタM3は、第1の検出回路32が過電流を検出したときに、出力MOSトランジスタM0のゲートG1の電荷を接地電圧GNDへ放電する。MOSトランジスタM3は、第1の検出回路32の制御に従って、ゲート電圧G1を接地電圧GNDへと変化させる。例えば、MOSトランジスタM3は、第1の検出回路32からの制御信号がしきい値以上の場合、オンして、ゲートG1の電荷を放電し、第1の検出回路32からの制御信号がしきい値以下の場合、オフして、ゲートG1の電荷の放電を行わない。
寄生トランジスタTr1は、過電流発生し、電源電圧Vccが低い状態のとき、出力MOSトランジスタM0のゲートG1の電荷を接地電圧GNDへ放電する。すなわち、寄生トランジスタTr1は、MOSトランジスタM2等の寄生トランジスタ制御回路に従って、ゲート電圧G1を接地電圧GNDへと変化させる。ノードN1の電圧が所定のベース−エミッタ電圧(バイポーラ動作電圧)以上でベース電流が流れている場合、寄生トランジスタTr1はオンして、コレクタ−エミッタ間を導通させ、ゲートG1の電荷を放電する。ノードN1の電圧が所定のベース−エミッタ電圧(バイポーラ動作電圧)以下でベース電流が流れていない場合、コレクタ−エミッタ間を遮断し、寄生トランジスタTr1はオフして、ゲートG1の電荷の放電を行わない。
寄生トランジスタTr1がバイポーラ動作し導通するための動作電圧は、MOSトランジスタM2,M3のしきい値(導通するための電圧)や検出回路105が過電流を検出動作する動作電圧よりも低い電圧であり、例えば、0.6Vである。一般に、パワーデバイスでは、高電力用にゲート電極が厚い酸化膜となる等、低いしきい値のトランジスタを形成するのは困難である。このため、本実施形態では、MOSトランジスタではなく、MOSトランジスタに寄生する寄生トランジスタによって、低い電圧での動作を可能にしている。すなわち、第2の検出回路33は、第1の検出回路32よりも低い電圧で動作させることができる。
次に、図6を用いて、本実施形態にかかるパワーデバイスの動作について説明する。図6は、パワーデバイス1aにおける負荷短絡時のタイミングチャートであり、OUT端子における出力電圧VOUT、Vcc端子における電源電圧Vcc、第2の検出回路33のノードN1におけるノード電圧VN1、出力MOSトランジスタM0のゲートG1におけるゲート電圧VG1、OUT端子における出力電流IOUTの波形を示している。
まず、負荷短絡前の通常時は図6(a)に示す波形となる。例えば、チャージポンプ22がハイレベルを出力し、出力MOSトランジスタM0がオンしているとする。このとき、負荷4によってほとんどの電圧が消費されるため、出力電圧VOUTは、バッテリー5の電圧程度となる。出力MOSトランジスタM0がオンであり、出力MOSトランジスタのオン抵抗は数m〜数十mΩ程度のため、電源電圧Vccは、出力電圧VOUTとほぼ等しい電圧となる。電源電圧VccによってMOSトランジスタM2がオンしているため、ノード電圧VN1は、接地電圧GNDの0V程度となる。
ノード電圧VN1が0V程度のため、寄生トランジスタTr1はバイポーラ動作を行わない。また、過電流も発生していないため、第1の検出回路32は過電流を検出せず、MOSトランジスタM3はオフである。したがって、ゲート電圧VG1は、チャージポンプ22から出力されるハイレベルの電圧となる。出力電流IOUTは、負荷4に流れる電流であり、負荷4に応じて所定の電流となる。
次いで、負荷短絡した直後は図6(b)に示す波形となる。負荷4が短絡し出力端子OUTが接地電圧GNDに接地すると、バッテリー5とVcc端子間の配線のインピーダンスにより電圧が消費される。バッテリー5とVcc端子間の配線のインピーダンスに対し、出力MOSトランジスタM0のオン抵抗が0とすると、出力電圧VOUTは、0V付近まで低下する。出力MOSトランジスタM0がオンのため、電源電圧Vccは、出力電圧VOUTと同様に0V付近まで低下する。
このとき、電源電圧VccがMOSトランジスタM2のしきい値以下まで低下すると、MOSトランジスタM2がオフする。MOSトランジスタM2がオフになると、ノードN1には電流が流れないため、ノード電圧VN1は、電源電圧Vccと同様に0V付近のままとなる。
ノード電圧VN1が0V程度のままであるため、寄生トランジスタTr1はバイポーラ動作を行わない。また、電源電圧Vccが0V程度に低下しているため、第1の検出回路32が動作できず、MOSトランジスタM3はオフである。よって、ゲート電圧VG1は、チャージポンプ22から出力されるハイレベルの電圧のままとなる。そして、出力電流IOUTは、負荷が短絡し、電流を消費する部分を失うので、過電流が流れ始める。
次いで、図6(b)の後は図6(c)に示す波形となる。出力MOSトランジスタM0には過電流が流れ続けるため、温度が上昇し始める。温度が上昇することにより、出力MOSトランジスタM0のオン抵抗の抵抗値が高くなる。オン抵抗が高くなっても同じ電流が流れているため、オン抵抗の上昇に伴い、電源電圧Vccが上昇する。
ノード電圧VN1は、MOSトランジスタM2がオフであるため、抵抗R1によって電源電圧Vccとほぼ等しい電圧となる。よって、電源電圧Vccが上昇するにしたがって、ノード電圧VN1も上昇する。
次いで、図6(c)の後は図6(d)に示す波形となる。ノード電圧VN1は寄生トランジスタTr1のベース−エミッタ電圧であるから、ノード電圧VN1が所定の電圧まで上昇すると、ベース電流が流れ、寄生トランジスタTr1がバイポーラ動作を開始し、コレクタ電流が流れる。負荷短絡からバイポーラ動作までの時間は出力MOSトランジスタM0が過電流から耐えられる程度に短く、実験的時間例は800μs以下である。したがって、寄生トランジスタTr1によって、出力MOSトランジスタM0のゲートG1の電荷が接地電圧GNDへ放電され、ゲート電圧VG1が低下し始める。すなわち、過電流発生時、第2の検出回路33が過電流を検出して検出信号を出力すると、寄生トランジスタTr1が導通し、ゲートG1の電荷が放電され、出力MOSトランジスタM0がオフ(非動作)へ遷移し始める。
ゲート電圧VG1が低下すると、出力MOSトランジスタM0がオフへ遷移し始めるため、出力電流IOUTも下がり始める。そうすると、出力MOSトランジスタM0のオン抵抗が、さらに高くなるため、電源電圧Vccがさらに上昇する。バッテリー5とVcc端子間の配線は、高いインピーダンス成分とともに、高いインダクタンス成分を有しているため、電流が変化すると、逆起電圧が働く。したがって、出力電流IOUTの低下に伴い、電源電圧Vccは、通常の電圧よりも高い電圧まで、急速に立ち上がる。
このとき、電源電圧VccがMOSトランジスタM2のしきい値以上まで上がると、MOSトランジスタM2がオンする。このため、ノードN1から接地電圧GNDへ電流が流れ、ノード電圧VN1が0V付近へ低下する。寄生トランジスタTr1は、ベース−エミッタ電圧が低下し、ベース電流が流れなくなるため、バイポーラ動作が停止する。よって、寄生トランジスタTr1によるゲートG1の電荷の放電が停止する。
さらに、電源電圧Vccが第1の検出回路32の動作電圧まで上昇すると、第1の検出回路32の動作が復帰し、出力電流IOUTのモニタが可能になる。そうすると、第1の検出回路32は、出力電流IOUTが過電流であることを検出し、制御信号をMOSトランジスタM3へ出力する。この制御信号によりMOSトランジスタM3はオンする。すなわち、図6(d)の前半の部分は、寄生トランジスタTr1によってゲートG1の電荷が放電され、図6(d)の後半の部分は、MOSトランジスタM3によってゲートG1の電荷が放電される。
MOSトランジスタM3がオンすることによって、ゲート電圧VG1が0V付近へ低下する。よって、出力MOSトランジスタM0がオフとなり、出力電流IOUTが0Aまで低下する。こうして、負荷短絡等により過電流発生した場合、出力MOSトランジスタM0をオフする。
このような構成により、寄生トランジスタを利用して出力MOSトランジスタのゲート電荷を放電することにより、出力MOSトランジスタをオフし、過電流による破壊から出力MOSトランジスタを保護することができる。寄生トランジスタを利用することにより、電源電圧Vccが極端に低下し、検出回路等の制御回路が動作不能となった場合でも、出力MOSトランジスタをオフすることができる。
また、制御回路が動作可能な電圧まで電源電圧が回復した場合に、寄生トランジスタの動作を停止し、制御回路による保護動作を行うことにより、効率よく出力MOSトランジスタを保護することができる。
さらに、過電流保護回路として従来から用いられているゲート放電用のMOSトランジスタに寄生トランジスタが寄生するように構成することで、回路面積の増大を防止することができる。
発明の実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2にかかるパワーデバイスについて説明する。本実施形態のパワーデバイスは、図5の第2の検出回路33の構成のみ実施の形態1と異なり、その他の部分については実施の形態1と同様であるため、主に第2の検出回路33について説明する。
図7は、本実施形態にかかる第2の検出回路33の構成を示す回路図である。図7において、図5と同一の符号を付されたものは同様の要素であり、それらの説明を省略する。また、この第2の検出回路33を用いたパワーデバイスの動作は、図6と同様である。
本実施形態の第2の検出回路33は、図5の抵抗R1の代わりに、デプレッションMOSトランジスタM1を備えている。デプレッションMOSトランジスタM1は、ドレインがVcc端子に接続され、ゲートがソースに接続され、ソースがノードN1に接続されている。
デプレッションMOSトランジスタM1は、Nチャネル型でかつデプレッション型のMOSトランジスタであり、抵抗R1と同様にインピーダンス成分を有する素子である。デプレッションMOSトランジスタM1や抵抗R1のように、インピーダンス成分を有し、ノードN1の電位を電源電圧Vccへプルアップする回路であれば、任意の回路でもよい。
デプレッションMOSトランジスタM1は、デプレッション型であり、飽和領域において、ドレイン−ソース間電圧にかかわらず一定のドレイン電流を流す特性を有している。デプレッションMOSトランジスタM1は、抵抗R1に比べて素子の面積を小さくすることができる。
このような構成により、寄生トランジスタによって出力MOSトランジスタを過電流から保護するとともに、抵抗をデプレッションMOSトランジスタに置き換えることで、実施の形態1よりも、回路面積を小さくすることができる。
発明の実施の形態3.
以上の実施の形態においては、バッテリとVcc端子間の配線のインピーダンスに対して出力MOSトランジスタのオン抵抗が無視できるほど小さく、このため負荷短絡直後のVcc端子の電圧が0V付近まで低下する場合の実施例について述べてきた。以下の実施の形態においては、出力MOSトランジスタのオン抵抗が無視できない程度に大きいために負荷短絡直後のVcc端子の電圧がM2のしきい値以下まで至らず、このためM2はオフせず、寄生Trを動作できない場合の実施例について述べる。
次に、本発明の実施の形態3にかかるパワーデバイスについて説明する。本実施形態のパワーデバイスは、図5の第2の検出回路33の構成のみ実施の形態1と異なり、その他の部分については実施の形態1と同様であるため、主に第2の検出回路33について説明する。
図9は、本実施形態にかかる第2の検出回路33の構成を示す回路図である。図9において、図5や図7と同一の符号を付されたものは同様の要素であり、それらの説明を省略する。また、この第2の検出回路33を用いたパワーデバイスの動作は、図6と同様である。
本実施形態の第2の検出回路33は、図7の構成に加えて、MOSトランジスタM2がオン/オフする電圧を調整する回路、すなわち、寄生トランジスタTr1がゲート放電を行う制御電圧を調整するゲート放電電圧調整回路(制御電圧調整回路)10を備えている。
ゲート放電電圧調整回路10は、定電圧源9とデプレッションMOSトランジスタM4を備えている。
定電圧源9は、定電圧を発生させる回路や素子であり、その構成は任意のものでよい。例えば、定電圧源9は、図10のように構成することができる。図10(a)は、ツェナーダイオードD10により構成した例である。図10(b)は、複数のダイオードD11を直列に接続し構成した例である。
図10(c)は、ダイオード接続したMOSトランジスタM10により構成した例である。MOSトランジスタM10は、Nチャネル型のMOSトランジスタであり、ゲートとソースが接続されている。図10(d)は、MOSトランジスタM10と抵抗R10,R11により構成した例である。抵抗R10は、MOSトランジスタM10のドレインとゲートの間に接続され、抵抗R11は、MOSトランジスタM10のゲートとソースの間に接続されている。この抵抗R10とR11によって生成する電圧を調整することができる。
図9のデプレッションMOSトランジスタM4(第2の抵抗素子)は、Nチャネル型でかつデプレッション型のMOSトランジスタである。デプレッションMOSトランジスタM4は、デプレッションMOSトランジスタM1と同様に、抵抗成分を有する回路の一例であり、抵抗そのものであってもよい。
デプレッションMOSトランジスタM4は、Vcc端子とMOSトランジスタM2のゲートの間に設けられており、ドレインが定電圧源9とMOSトランジスタM2のゲートに接続され、ゲートがソースに接続され、ソースが接地電圧GNDに接地されている。
実施の形態1では、図6で説明したように、電源電圧VccがMOSトランジスタM2のしきい値以下まで低下したときにオフし、電源電圧Vccがこのしきい値以上に上昇したときオンする。
本実施形態では、電源電圧Vccが定電圧源9の電圧+MOSトランジスタM2のしきい値以下のときオフし、電源電圧Vccが「定電圧源9の電圧+MOSトランジスタM2のしきい値」以上のときオンする。すなわち、電源電圧Vccが「定電圧源9の電圧+MOSトランジスタM2のしきい値」以下まで低下した時点から、寄生トランジスタTr1のバイポーラ動作を開始することができる。
負荷短絡時における電源電圧Vccは、バッテリー5とVcc端子間の配線インピーダンスと、出力MOSトランジスタM0のオン抵抗のインピーダンスとの比によって決定する。バッテリー5とVcc端子間の配線インピーダンスと、出力MOSトランジスタM0のオン抵抗のインピーダンスとの比が3:1の場合、バッテリー5が12Vとすると、電源電圧Vccは3Vになる。このとき、MOSトランジスタM2のしきい値を2Vとすると、電源電圧Vccが3Vなので、実施の形態1の構成では、MOSトランジスタM2はオフしない。このため、寄生トランジスタTr1を動作させることができない。本実施形態では、定電圧源9の電圧を1Vとすると、「定電圧源9の電圧+MOSトランジスタM2のしきい値」が3Vとなるため、MOSトランジスタM2がオフし、寄生トランジスタTr1を動作させることができる。
このような構成により、ゲート放電電圧調整回路を設けることで、寄生トランジスタがゲート放電する電源電圧Vccを調整することができるため、過電流時の電源電圧Vccに合わせて、確実に寄生トランジスタを動作させ、出力MOSトランジスタを過電流から保護することができる。
発明の実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4にかかるパワーデバイスについて説明する。本実施形態のパワーデバイスは、図5の第2の検出回路33の構成のみ実施の形態1と異なり、その他の部分については実施の形態1と同様であるため、主に第2の検出回路33について説明する。
図11は、本実施形態にかかる第2の検出回路33の構成を示す回路図である。図11において、図5や図9と同一の符号を付されたものは同様の要素であり、それらの説明を省略する。また、この第2の検出回路33を用いたパワーデバイスの動作は、図6と同様である。
本実施形態の第2の検出回路33は、図9のゲート放電電圧調整回路10において、さらに、定電圧源9とMOSトランジスタM4との間にMOSトランジスタM5を備えている。
MOSトランジスタM5(第4のMOSトランジスタ)は、Nチャネル型のMOSトランジスタであり、ドレインが定電圧源9に接続されるとともにゲートにも接続され、ゲートがMOSトランジスタM2のゲートに接続され、ソースがMOSトランジスタM4のドレインに接続されている。すなわち、MOSトランジスタM5とMOSトランジスタM2は、カレントミラーを構成し、MOSトランジスタM5と同様の電流がMOSトランジスタM2に流れる。
実施の形態3では、ゲートG1が放電される電源電圧Vccは、MOSトランジスタM2のしきい値の変動に大きく影響され、このしきい値は、製造プロセス等によりバラツキが生じてしまう。例えば、しきい値がより大きくなると、MOSトランジスタM2がオフし寄生トランジスタTr1が動作する電圧が大きくなり、しきい値がより小さくなると、MOSトランジスタM2がオフし寄生トランジスタTr1が動作する電圧が小さくなる。
本実施形態では、MOSトランジスタM5をMOSトランジスタM2と同じ構造(サイズ、ディメンジョン)のMOSトランジスタとすることで、しきい値のバラツキによる影響を低減することができる。例えば、MOSトランジスタM5とMOSトランジスタM2とは、同じプロセスで形成することにより、ほぼ同じ構造のMOSトランジスタとなる。
このような構成により、ゲート放電電圧調整回路によって寄生トランジスタがゲート放電する電源電圧Vccを調整することができるとともに、寄生トランジスタの動作を制御するMOSトランジスタと同一構造のMOSトランジスタを設けることによって、製造バラツキの影響を受けることなく精度よく寄生トランジスタを動作させ、出力MOSトランジスタを過電流から保護することができる。
発明の実施の形態5.
次に、本発明の実施の形態5にかかるパワーデバイスについて説明する。本実施形態のパワーデバイスは、図3や図5の第2の検出回路33の構成のみ実施の形態1と異なり、その他の部分については実施の形態1と同様であるため、主に第2の検出回路33について説明する。
図12は、本実施形態にかかるパワーデバイスのうち、出力MOSトランジスタM0、過電流保護回路21及びチャージポンプ22付近の回路を示している。図12において、図3と同一の符号を付されたものは同様の要素であり、それらの説明を省略する。
図3のMOSトランジスタM3は、ゲートG1とGND端子の間に設けられていたが、本実施形態のMOSトランジスタM3は、ゲートG1とOUT端子の間に設けられている。過電流発生時、MOSトランジスタM3は、ゲートG1の電荷をOUT端子へ放電する。短絡負荷した場合は、OUT端子が接地電圧GNDへ接地されるため、同様の動作となる。
図13は、本実施形態にかかる第2の検出回路33の構成を示す回路図である。図13において、図5と同一の符号を付されたものは同様の要素であり、それらの説明を省略する。また、この第2の検出回路33を用いたパワーデバイスの動作は、図6と同様である。
本実施形態では、第2の検出回路33が接続されるMOSトランジスタM3のソースがGND端子ではなく、OUT端子へ接続されている。すなわち、過電流発生時、寄生トランジスタTr1がバイポーラ動作することによって、もしくは、MOSトランジスタM3がオンすることによって、ゲートG1の電荷をOUT端子へ放電する。
このような構成により、寄生トランジスタによって出力MOSトランジスタを過電流から保護することができる。特に、過電流保護回路が、出力MOSトランジスタのゲートからOUT端子へゲート電荷を放電する構成であっても、本発明を適用することができる。
発明の実施の形態6.
次に、本発明の実施の形態6にかかるパワーデバイスについて説明する。本実施形態のパワーデバイスは、図5の第2の検出回路33の構成のみ実施の形態1と異なり、その他の部分については実施の形態1と同様であるため、主に第2の検出回路33について説明する。
図8は、本実施形態にかかる第2の検出回路33の構成を示す回路図である。図8において、図5や図7と同一の符号を付されたものは同様の要素であり、それらの説明を省略する。また、この第2の検出回路33を用いたパワーデバイスの動作は、図6と同様である。
本実施形態の第2の検出回路33は、図7の構成に加えて、出力MOSトランジスタM0のゲートG1とMOSトランジスタM3との間にダイオードD1を備えている。ダイオードD1は、アノードが出力MOSトランジスタM0のゲートG1と接続され、カソードがMOSトランジスタM3のドレインに接続されている。
ダイオードD1は、ゲートG1と接地電圧GNDの間で電流の逆流を防止する。すなわち、ダイオードD1は、ゲートG1からMOSトランジスタM3の方向へ電流を流し、その逆にMOSトランジスタM3からゲートG1の方向へは電流を流さない。
ゲートG1の電圧よりもGND端子の電圧の方が高い電圧になる場合がある。例えば、1つのECUに複数のパワーデバイスを設け、1つのパワーデバイスをハイサイドスイッチとし、他のパワーデバイスをローサイドスイッチとして、これらのパワーデバイスでGND端子を共通に接続する。この構成で、ローサイドスイッチがオンしていると、ハイサイドスイッチをオフしても、GND端子の電位は、接地電圧GNDと等しくはならない。このときのGND端子の電圧は、GND端子とシャーシー6間の配線抵抗分の電圧であり、例えば2Vである。負荷4が接地される側の接地電圧GNDやゲートG1の電位は、シャーシー6の電圧であり、例えば0Vである。このような場合に、ダイオードD1によって、GND端子−MOSトランジスタM2−ノードN1−寄生トランジスタTr1−ゲートG1の経由で電流が逆流するのを防止する。
このような構成により、寄生トランジスタによって出力MOSトランジスタを過電流から保護するとともに、出力MOSトランジスタのゲートとゲート放電用のMOSトランジスタとの間にダイオードを設けることで、GND端子からの電流の逆流を抑え、誤動作を防止することができる。
その他の発明の実施の形態.
尚、上述の例では、寄生トランジスタを構成するMOSトランジスタとして過電流保護用のMOSトランジスタを用いたが、これに限らず、その他の用途のMOSトランジスタであってもよい。例えば、ゲートとソースが接続され、常にオフとなるMOSトランジスタでもよい。
上述の例では、パワーデバイスをハイサイドスイッチとして説明したが、これに限らず、負荷よりも接地電圧GND側にパワーデバイスを設けてローサイドスイッチとしてもよい。この場合、バッテリーとパワーデバイスの間で負荷が短絡すると、過電流が発生する。
本発明にかかるパワーデバイスを有するシステムの構成図である。 本発明にかかるパワーデバイスの構成図である。 本発明にかかるパワーデバイスの回路図である。 本発明にかかる第2の検出回路の回路図である。 本発明にかかる第2の検出回路の回路図である。 本発明にかかるパワーデバイスのタイミングチャートである。 本発明にかかる第2の検出回路の回路図である。 本発明にかかる第2の検出回路の回路図である。 本発明にかかる第2の検出回路の回路図である。 本発明にかかる第2の検出回路に用いられる定電圧源の回路図である。 本発明にかかる第2の検出回路の回路図である。 本発明にかかるパワーデバイスの回路図である。 本発明にかかる第2の検出回路の回路図である。 従来のパワーデバイスの回路図である。 従来のパワーデバイスの回路図である。 従来のパワーデバイスのタイミングチャートである。
符号の説明
1 パワーデバイス
2 マイコン
3 レギュレータ
4 負荷
5 バッテリー
6 シャーシー
9 定電圧源
10 ゲート放電電圧調整回路
11 ECU
12 リレーBOX
21 過電流保護回路
22 チャージポンプ
23 クランプ回路
24 過熱保護回路
25 異常出力回路
32 第1の検出回路
33 第2の検出回路
M0 出力MOSトランジスタ
R1 抵抗
M1,M4 デプレッションMOSトランジスタ
M2,M3,M5 MOSトランジスタ
Tr1 寄生トランジスタ

Claims (13)

  1. 第一の電源端子と出力端子との間に接続され、その電流制御端子に印加される信号に応じて出力電流を流す出力トランジスタと、
    前記電流制御端子と第二の電源端子との間に接続された過電流保護素子と、
    前記第一の電源端子から電圧が供給されて前記出力トランジスタに流れる電流を検出しその検出信号を前記過電流保護素子の第一の制御端子に出力する第一の検出回路と、
    前記第一の電源端子から電圧が供給されて前記出力トランジスタに流れる電流を検出しその検出信号を前記過電流保護素子の第二の制御端子に出力する第二の検出回路と、を備え、
    前記第二の検出回路は前記第一の検出回路よりも低い電圧で動作することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記過電流保護素子は、前記第一の制御端子にゲートが接続され、前記第二の制御端子に基板が接続された第一のMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第二の検出回路は、前記第一と第二の電源端子との間に直列接続された抵抗素子と第二のMOSトランジスタとを備え、
    前記直列接続点が前記第一のMOSトランジスタの基板に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記第一の検出回路は、前記第一と第二の電源端子との間に接続された制御回路を備え、前記制御回路の出力端子が前記第一のMOSトランジスタのゲートに接続されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 前記出力端子が前記第二の電源端子に短絡して前記出力トランジスタに過電流が流れる際に、前記第二の検出回路は、前記過電流保護素子に検出信号を出力して前記過電流保護素子を動作させて前記電流制御端子に蓄積された電荷を放電して前記出力トランジスタを非動作に遷移させると共に、該非動作への遷移により生じる前記第一の電源端子の電位上昇によって前記第一の検出回路を動作させて前記出力トランジスタを完全に非動作状態にすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の半導体装置。
  6. 前記抵抗素子は、デプレッション型MOSトランジスタであることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一つに記載の半導体装置。
  7. 前記第一の電源端子と前記第二のMOSトランジスタのゲートとの間に定電圧源を有することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一つに記載の半導体装置。
  8. 前記第二のMOSトランジスタのゲートに接続され、前記第二のMOSトランジスタとほぼ同じ構造である第三のMOSトランジスタをさらに有することを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一つに記載の半導体装置。
  9. 前記電流制御端子と前記過電流保護素子との間に、電流の逆流を防止するダイオードを備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一つに記載の半導体装置。
  10. 半導体基板の主面に絶縁分離されて形成された複数のウエルを有し、前記第一のMOSトランジスタと第二のMOSトランジスタは各々別のウエル内に形成されることを特徴とする請求項3乃至9のいずれか一つに記載の半導体装置。
  11. 前記過電流保護素子は、前記出力端子を介して前記第二の電源端子に接続されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一つに記載の半導体装置。
  12. 前記出力トランジスタは、Nチャネル型MOSトランジスタであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一つに記載の半導体装置。
  13. 前記出力端子と前記第二の電源端子との間に外部負荷が接続され、前記第二の電源端子よりも前記第一の電源端子の方が高い電位であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一つに記載の半導体装置。

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