JP5590031B2 - 電源保護回路およびそれを備えたモータ駆動装置 - Google Patents

電源保護回路およびそれを備えたモータ駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、過電流から電源やその電源に接続される回路部品などを保護する電源保護回路およびそれを備えたモータ駆動装置に関する。
従来、このような保護機能を実現する手法として、例えば、電源からの突入電流を抑制し、回路部品の破壊防止を図るような技術が提案されている。特許文献1に開示された従来の突入電流を抑制する方式は、電源を負荷側に電気接続するメインスイッチと、電源と負荷側との間に電流制限抵抗器を介して接続される補助スイッチと、負荷側の電圧を検出する検出手段と、これらスイッチを制御する制御手段とを設けた構成としている。そして、検出手段により負荷側の電圧低下を検出すると、制御手段は、メインスイッチをオフにし、補助スイッチをオンにする。また、検出手段により負荷側の電圧が高くなったのを検出すると、制御手段は、メインスイッチをオンにし、補助スイッチをオフにする。このような動作を行うことによって、例えば、電源が立ち上がったとき、まず、電流制限抵抗器を介して電力が負荷に供給され、負荷側の電解コンデンサに充電されることになる。そして、電解コンデンサの電圧が十分に高くなると、メインスイッチを介して電力が負荷に供給される。すなわち、電解コンデンサの電圧は十分に高くなっているので電解コンデンサに充電する充電電流の量は過大とならず、従来、このような突入電流抑制の方式によって回路部品の破壊などを防止していた。
しかしながら、上述したような従来の突入電流を防止する方式は、マイコンなどの制御手段がスイッチを切り替える構成であったため、制御用配線を介してスイッチとしてのリレーなどを制御する必要があり、配線引き回しなどによって信頼性が低下するなどの課題があった。また、機械的接点の接触、非接触を利用したスイッチやリレーを用いた構成であったため、例えば半導体による非接触スイッチに比べて、接触不良や寿命など、これらによっても信頼性が低下する課題があった。さらに、このような機械式のスイッチやリレーは、半導体に比べて小型化が難しいなどの課題もあった。
特開平2−231922号公報
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、電源保護や回路保護に対して、簡易な構成で信頼性の向上を可能とした電源保護回路およびそれを備えたモータ駆動装置を提供する。
本発明の電源保護回路は、グランド端に対して正電圧となる入力端に直流電源が接続され、出力端から直流電力を出力する電源保護回路であって、入力端と出力端との間に設けた電流抑制部と、電流抑制部と並列にソースドレイン間が接続されたトランジスタとを備える。さらに本発明の電源保護回路は、出力端の電圧が所定の電圧を超えるとき、トランジスタのゲートにグランド端の電圧を印加し、出力端の電圧が所定の電圧よりも低いとき、トランジスタのゲートに入力端の電圧を印加する切替制御回路とを備え、トランジスタをPチャンネル型トランジスタとした構成である。
このような構成により、入力端に直流電源から正電圧が供給された瞬間は出力端の電圧が低いため、トランジスタのゲートに入力端の電圧が印加される。すなわち、トランジスタのソースゲート間の電圧はほぼゼロとなり、トランジスタはオフとなる。これによって、入力端から出力端へは、電流抑制部を介して電流が流れることになるため、正電圧を供給した瞬間からしばらくは、電流を抑制した状態で出力することになる。
この後、出力端の電圧が高くなると、トランジスタのゲートにはグランド端の電圧が印加される。すなわち、トランジスタのソースに対するゲート電圧は負電圧となり、トランジスタはPチャンネル型であるため、トランジスタはオンとなる。これによって、入力端から出力端へは、トランジスタのソースドレイン間を介して、電流が流れることになり、負荷には電流抑制されないような状態で直流電力が供給される。
また、本発明の電源保護回路は、従来の機械式のスイッチやリレーに代えて、このように半導体素子であるトランジスタを利用しているため、小型化を図ることができ、信頼性の向上を図ることができる。そして、特に、このトランジスタをPチャンネル型トランジスタとしているため、ゲートに対して、単にグランド端の電圧か入力端の電圧かを切り替えて印加するような簡易な制御のみで、このトランジスタをオンオフできる。このため、電流抑制部に並列に接続するトランジスタの制御も、マイコンなど必要なく簡易な回路で構成でき、電流抑制部やトランジスタとともに、例えば同一のプリント基板上などに配置できる。よって、長い配線引き回しなど必要なく、部品点数も少なくてよいため接触不良などの発生も抑制でき、その結果、信頼性の向上を図ることが可能となる。
また、本発明の電源保護回路は、切替制御回路が、出力端の電圧を検出し、検出した電圧に基づく切替信号を出力する電圧検出器と、切替信号に応じて、入力端の電圧とグランド端の電圧とのいずれかを選択し、選択した電圧をトランジスタのゲートに供給するスイッチ回路とを備える。そして、スイッチ回路は、出力端の電圧が所定の電圧を超えるとき、グランド端の電圧を選択し、出力端の電圧が所定の電圧よりも低いとき、入力端の電圧を選択する構成である。
このような構成により、入力端に直流電源から正電圧が供給された瞬間は出力端の電圧が低いため、スイッチ回路から入力端の電圧が出力され、トランジスタのゲートに供給される。すなわち、トランジスタのソースゲート間の電圧はほぼゼロとなり、トランジスタはオフとなる。これによって、入力端から出力端へは、電流抑制部を介して電流が流れる。
この後、出力端の電圧が高くなると、スイッチ回路からグランド端の電圧が出力され、トランジスタのゲートに供給される。すなわち、トランジスタのソースに対するゲート電圧は負電圧となり、トランジスタはオンとなる。これによって、入力端から出力端へは、トランジスタのソースドレイン間を介して、電流が流れる。
このように、切替制御回路は、非常に簡易な回路で構成できるため、信頼性の向上を図ることが可能となる。また、スイッチ回路として、半導体のスイッチ素子を用いた構成とすることにより、機械式のスイッチやリレーを用いた構成に比べて、接触不良を防止や高寿命化を図ることができ、これによっても信頼性を高めることができる。
また、本発明の電源保護回路は、上述のトランジスタを第1のトランジスタとしたとき、切替制御回路が、エミッタを入力端に接続し、コレクタを第1の抵抗器を介してグランドに接続したPNP型の第2のトランジスタと、アノードを出力端に接続し、カソードを第2の抵抗器を介してグランド端に接続したダイオードとを備える。そして、第2のトランジスタのベースをダイオードのカソードに接続し、第2のトランジスタのコレクタを第1のトランジスタのゲートに接続した構成である。
このような構成により、入力端に直流電源から正電圧が供給された瞬間は、出力端の電圧が低いため、入力端の第2のトランジスタのエミッタからベースおよび第2の抵抗器を介してグランド端へとベース電流が流れる。このため、第2のトランジスタはオン状態となり、第2のトランジスタのコレクタは、ほぼ入力端の電圧となる。この電圧が第1のトランジスタのゲートに印加される。すなわち、第1のトランジスタのソースゲート間の電圧は、ほぼゼロとなるため、第1のトランジスタはオフとなる。これによって、入力端から出力端へは、電流抑制部を介して電流が流れる。
この後、出力端の電圧が高くなると、第2のトランジスタのエミッタとダイオードのカソードとの間の電圧が小さくなり、ベース電流が流れなくなって、第2のトランジスタはオフ状態となる。そして、第1のトランジスタのゲートにはグランド端の電圧が印加される。すなわち、第1のトランジスタのソースに対するゲート電圧は負電圧となり、第1のトランジスタはオンとなる。これによって、入力端から出力端へは、第1のトランジスタのソースドレイン間を介して、電流が流れることになる。
このように、切替制御回路は、非常に簡易な回路で構成できるため、信頼性の向上を図ることが可能となる。また、本発明の電源保護回路は、電流抑制部を、抵抗器とした構成である。また、本発明の電源保護回路は、電流抑制部を、一定の電流を出力する定電流源回路としてもよい。また、本発明の電源保護回路は、電流抑制部を、抵抗器とヒューズとの直列回路としてもよい。このような構成により、電源投入時や負荷短絡のような異常時には、このような電流抑制部を介して電源供給するため、過電流による負荷や電源の破壊などを防止できる。
また、本発明の電源保護回路は、グランド端に対して負電圧となる入力端に直流電源が接続され、出力端から直流電力を出力する電源保護回路であって、入力端と出力端との間に設けた電流抑制部と、電流抑制部と並列にソースドレイン間が接続されたトランジスタとを備える。さらに本発明の電源保護回路は、出力端の電圧の絶対値が所定の電圧を超えるとき、トランジスタのゲートにグランド端の電圧を印加し、出力端の電圧の絶対値が所定の電圧よりも低いとき、トランジスタのゲートに入力端の電圧を印加する切替制御回路とを備え、トランジスタをNチャンネル型トランジスタとした構成である。このような構成により、簡易な構成で信頼性の向上を可能とした負電圧に対する電源保護回路も実現できる。
また、本発明の電源保護回路は、グランド端に対して正電圧となる入力端に直流電源が接続され、出力端から直流電力を出力する電源保護回路であって、入力端と出力端との間にソースドレイン間が接続された第1のトランジスタと、エミッタを入力端に接続し、コレクタを第1の抵抗器を介してグランド端に接続したPNP型の第2のトランジスタと、アノードを出力端に接続し、カソードを第2の抵抗器を介してグランド端に接続したダイオードとを備える。さらに本発明の電源保護回路は、第2のトランジスタのベースをダイオードのカソードに接続し、第2のトランジスタのコレクタを第1のトランジスタのゲートに接続した構成である。このような構成により、負荷に短絡のような異常が生じた場合、第1のトランジスタは異常な過電流を遮断するように動作するため、異常な過電流から負荷や電源を保護することができる。
また、本発明のモータ駆動装置は、上記電源保護回路と、電源保護回路を介して供給された直流電力により動作するインバータとを備え、インバータによりモータを駆動する構成である。このような構成により、高い信頼性の電源保護機能を有したモータ駆動装置を実現できる。
本発明の電源保護回路によれば、半導体素子を利用したわずかな部品点数で、電源保護機能を実現できるため、簡易な構成で信頼性の向上を可能とした電源保護回路を提供することができる。また、本発明のモータ駆動装置によれば、このような電源保護回路を備えるため、簡易な構成で信頼性の向上を可能としたモータ駆動装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態1における電源保護回路のブロック図である。 図2は、同実施の形態における、電源保護回路のトランジスタの特性図である。 図3は、同実施の形態における、電源保護回路の各部の動作波形を示す図である。 図4は、同実施の形態における、電源保護回路の回路図である。 図5は、同実施の形態における、電源保護回路の切替制御回路の動作説明図である。 図6は、同実施の形態における、電源保護回路の他の構成例を示すブロック図である。 図7は、同実施の形態における、電源保護回路の他の構成例を示すブロック図である。 図8は、本発明の実施の形態2におけるモータ駆動装置のブロック図である。
以下、本発明の実施の形態における電源保護回路およびそれを備えたモータ駆動装置について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電源保護回路10のブロック図である。図1に示すように、電源保護回路10は、直流電源50と負荷L間に配置される。負荷Lは直流電源50から供給された電力によって動作する電気回路や電子回路などであり、ここでは負荷Lとして説明する。このような負荷Lに電源を供給する場合、通常、直流電源50から負荷Lに対して直接に直流電力を供給するが、本実施の形態では、電源保護回路10を介して、直流電源50から負荷Lに直流電力を供給する構成である。本実施の形態では、このような構成とすることにより、電源保護回路10によって直流電源50から負荷L側への突入電流を抑制している。また、負荷Lにおいてショートのような異常が発生し、過電流が流れた場合も、電源保護回路10はこの過電流を抑制するように作用するため、過電流による負荷Lや直流電源50の破壊などを防止できる。
電源保護回路10には、直流電源50からグランド端GNDをグランドとして、入力端VIに直流電力が供給される。直流電源50の0(V)の基準電圧となるグランド側がグランド端GNDに接続され、この基準電圧に対して正電圧の直流電圧Vcとなる正電圧側が入力端VIに接続される。
また、電源保護回路10の出力端VOから直流電源50の直流電力が出力され、負荷Lに供給される。図1では、負荷Lに並列となるように、電解コンデンサClが接続された一例を示している。このような電解コンデンサClは、直流電源50からの供給電圧に含まれるリップルやノイズなどを除去するため、通常このように負荷Lに接続される。
次に、電源保護回路10は、電流抑制部としての電流抑制抵抗器Rpと、第1のトランジスタとするトランジスタQ1と、切替制御回路20とを備える。図1に示すように、電流抑制抵抗器Rpは、入力端VIと出力端VOとの間に設けている。そして、トランジスタQ1のソースドレイン間が、電流抑制抵抗器Rpと並列となるように接続される。すなわち、トランジスタQ1のソースSは、入力端VIに接続され、トランジスタQ1のドレインDは、出力端VOに接続される。詳細については、以下で説明するが、トランジスタQ1は、入力端VIと出力端VOとの間の電気的接続、非接続、すなわちオンオフを行うスイッチとして機能する。また、トランジスタQ1のオンオフは、トランジスタQ1のゲート電圧に基づいて切り替えられる。
また、切替制御回路20は、電圧検出器21とスイッチ回路22とを備える。電圧検出器21は、出力端VOの電圧を検出し、検出した電圧に基づく切替信号Sswを出力する。スイッチ回路22は、この切替信号Sswに応じて、入力端VIの電圧とグランド端GNDの電圧とのいずれかを選択し、選択した電圧をトランジスタQ1のゲートGに供給する。このとき、スイッチ回路22は、切替信号Sswによって、出力端VOの電圧が所定の電圧を超えるとき、グランド端GNDの電圧を選択し、出力端VOの電圧が所定の電圧よりも低いとき、入力端VIの電圧を選択する。
すなわち、切替制御回路20は、出力端VOの電圧が所定の電圧を超えるとき、トランジスタQ1のゲートGにグランド端GNDの電圧を印加する。また、切替制御回路20は、出力端VOの電圧が所定の電圧よりも低いとき、トランジスタQ1のゲートGに入力端VIの電圧を印加する。
そして、本実施の形態では、トランジスタQ1をPチャンネル型トランジスタとしている。より具体的には、例えば、Pチャンネル型のMOSタイプの電界効果トランジスタ(FET)である。
図2は、本発明の実施の形態1における電源保護回路10のトランジスタQ1の特性図である。図2では、Pチャンネル型トランジスタのゲートソース間電圧Vgsに対する、ドレイン電流Idの特性の一例を示している。図2に示すように、Pチャンネル型トランジスタは、ソースSに対してゲート電圧が負電圧となるとき、ソースドレイン間の抵抗が小さくなり、ソースSに対してゲート電圧が0(V)以上になると、ソースドレイン間の抵抗が非常に大きくなる。すなわち、ソースドレイン間は、ソースSに対してゲート電圧が負電圧のときオンとなり、0(V)以上でオフとなる。本実施の形態では、このような特性に基づき、閉状態と開状態とに切り替えるスイッチとしてトランジスタQ1を利用している。
例えば直流電源50のスイッチ51がオンされて、このように構成された電源保護回路10を介して負荷L側に、直流電源50から直流電力が供給された場合、供給された瞬間から、少なくとも電流抑制抵抗器Rpを介して電解コンデンサClに直流電流が流れ込む。このため、出力端VOの電圧は、ほぼグランド端GNDの電圧に近いほど低くなっている。よって、スイッチ回路22から入力端VIの電圧が出力され、トランジスタQ1のゲートGに供給される。これにより、入力端VIに接続されたソースSの電圧とゲートGの電圧とは、ほぼ等しくなる。すなわち、トランジスタQ1のゲートソース間電圧Vgsは、ほぼ0(V)となる。このとき、ゲートソース間電圧Vgsは図2に示す電圧Voffとなるため、ドレイン電流Idは流れず、トランジスタQ1のソースドレイン間はオフ、すなわち開状態となる。これによって、入力端VIから出力端VOへは、電流抑制抵抗器Rpのみを介して電流が流れることになる。このため、正電圧を供給した瞬間からしばらくは、電流抑制抵抗器Rpによって電流を抑制した状態で、負荷L側に直流電力が供給される。
この後、除々に電解コンデンサClが充電されるため、出力端VOの電圧も高くなる。すると、電圧検出器21は、所定の電圧を超えたと判定し、グランド端GNDの電圧を選択するようにスイッチ回路22を切り替える。スイッチ回路22からは、グランド端GNDの電圧が出力され、トランジスタQ1のゲートGに供給される。ここで、入力端VIに接続されたトランジスタQ1のソースSには、正電圧が供給されている。このため、このソースSを基準に考えると、グランド端GNDの電圧となるゲートGの電圧は、ソースSに対して負電圧となる。すなわち、ゲートソース間電圧Vgsは図2に示す電圧Vonとなるため、ドレイン電流Idが流れ、トランジスタQ1のソースドレイン間はオン、すなわち閉状態となる。これによって、入力端VIから出力端VOへは、トランジスタQ1のソースドレイン間を介して、電流が流れることになり、負荷Lには電流抑制されないような状態で直流電力が供給される。なお、このように、トランジスタQ1のソースドレイン間を介して直流電力を出力するため、トランジスタQ1は、オン抵抗の低いトランジスタとすることが好ましい。
図3は、本発明の実施の形態1における電源保護回路10の動作波形を示す図である。図3では、時間T0において直流電源50から直流電力を供給し、その後、出力端VOの電圧が安定するまでの様子を示している。
図3に示すように、時間T0において直流電源50から直流電力が投入されると、入力端VIの電圧は直流電源50の電圧Vcとなる。一方、時間T0において、電流抑制抵抗器Rpを介して電解コンデンサClに直流電流が流れ込むため、出力端VOの電圧は、ほぼグランド端GNDの電圧に近い。このため、切替制御回路20は、出力端VOの電圧が所定の電圧Vthよりも低いと判定し、トランジスタQ1のゲートGに、入力端VIの電圧を印加する。すると、図3に示すように、ソースSを基準としたゲートGの電圧Vgsはほぼ0(V)となる。これによって、トランジスタQ1のソースドレイン間は高抵抗状態となり、ソースドレイン間はオフ状態と等価となる。よって、入力端VIから電流抑制抵抗器Rpのみを介して電解コンデンサClに直流電流が流れ込む状態が継続する。この間、図3に示すように、出力端VOの電圧は除々に高くなる。そして、出力端VOの電圧が所定の電圧Vthを超える時間T1になると、切替制御回路20は、トランジスタQ1のゲートGに、グランド端GNDの電圧を印加する。これにより、ソースSを基準としたゲートGの電圧Vgsは負電圧となるため、トランジスタQ1のソースドレイン間は低抵抗状態となり、ソースドレイン間はオン状態と等価となる。すなわち、入力端VIと出力端VOとが直接接続されたのと等価な状態で、出力端VOから直流電力が出力される。
以上説明したように、電源保護回路10は、直流電源50を投入後、出力端VOの電圧が供給電圧Vcに近い電圧となるまで、電流抑制状態で電力供給するため、電源投入時に、例えば電解コンデンサClに流れ込む突入電流のような過大電流を抑制できる。また、例えば、負荷Lとする電気回路や電解コンデンサClにおいて短絡のような異常が発生した場合、出力端VOの電圧が低下する。出力端VOの電圧が低下すると、切替制御回路20は、トランジスタQ1のゲートGに入力端VIの電圧を印加し、トランジスタQ1をオフ状態とする。このため、直流電源50から電流抑制抵抗器Rpのみを介して負荷L側へと電力供給することになる。すなわち、電流抑制抵抗器Rpによって、負荷L側への過大な電流の流れ込みを抑制でき、負荷Lや直流電源50の破壊や、負荷Lの異常な発熱などを防止できる。
さらに、上述した構成のように、電源保護回路10は、半導体素子であるトランジスタQ1を利用しており、小型化を図ることができる。そして、特に、本実施の形態では、このトランジスタQ1をPチャンネル型トランジスタとしている。このため、上述したように、ゲートGに対して、単にグランド端GNDの電圧か入力端VIの電圧かを切り替えて印加するような簡易な制御のみで、このトランジスタQ1をオンオフでき、所望の保護機能を実現できる。このように、正電圧を負荷Lに伝送する電源保護回路10は簡易な回路で構成でき、電流抑制抵抗器RpやトランジスタQ1とともに、例えば同一のプリント基板上などに切替制御回路20のような制御回路も配置できる。また、トランジスタQ1と切替制御回路20とを1つのICとするような集積化も容易である。
次に電源保護回路10のさらに詳細な構成の一例について説明する。図4は、本発明の実施の形態1における電源保護回路10の回路図である。図4に示すように、切替制御回路30は、第2のトランジスタとするトランジスタQ2と、ダイオードD1と、第1の抵抗器R1と、第2の抵抗器R2とを備える。
トランジスタQ2は、PNP型のバイポーラトランジスタである。トランジスタQ2のエミッタEは、入力端VIに接続される。また、トランジスタQ2のコレクタCは、抵抗器R1を介してグランド端GNDに接続される。ここで、トランジスタQ2は、スイッチ素子として利用しており、トランジスタQ2のエミッタベース間に印加される電圧に基づき、エミッタコレクタ間がオンオフされる。これによって、トランジスタQ2のコレクタCからは、グランド端GNDの電圧と入力端VIの電圧とのいずれかの電圧が出力される。
また、ダイオードD1のアノードAは、出力端VOに接続される。ダイオードD1のカソードKは、抵抗器R2を介してグランド端GNDに接続される。ダイオードD1は、トランジスタQ2をスイッチ操作するために利用する電圧を生成するために設けている。また、ダイオードD1は、入力端VIからトランジスタQ2のエミッタEおよびベースBを介して、入力電流が出力端VOまで流れ込むのを防止する役目も果たす。そして、トランジスタQ2のベースBがダイオードD1のカソードKに接続され、トランジスタQ2のコレクタCがトランジスタQ1のゲートGに接続される。
図5は、本発明の実施の形態1における電源保護回路10の切替制御回路30の動作説明図である。次に、図4および図5を参照しながら、以上のように構成された切替制御回路30、およびこの切替制御回路30を備えた電源保護回路10の動作について説明する。
まず、入力端VIに直流電源50から正電圧が供給された瞬間は、上述したように、出力端VOの電圧はほぼグランド端GNDの電圧となる。すなわち、トランジスタQ2のエミッタEを基準にしたベースBの電圧は、負電圧方向に高くなる。このため、入力端VIに接続されたトランジスタQ2のエミッタEから、ベースBおよび抵抗器R2を介して、グランド端GNDへとベース電流が流れることになる。これにより、トランジスタQ2はオン状態となり、トランジスタQ2のコレクタCは、ほぼ入力端VIの電圧となる。この電圧がトランジスタQ1のゲートGに印加される。そして、トランジスタQ1のゲートソース間の電圧Vgsはほぼ0(V)となるため、トランジスタQ1はオフ状態となる。これによって、入力端VIから出力端VOへは、電流抑制抵抗器Rpのみを介して電流が流れる。
ここで、トランジスタQ2のベースBに印加される電圧について説明する。図5は、エミッタEの電圧を基準にして、ベースBに印加される電圧を示している。なお、図5では、エミッタEを基準にした電圧を示しているため一定となっているが、グランド端GNDを基準にすると、当然のことながらエミッタEの電圧は入力端VIの電圧となる。また、図5では、時間T0において、入力端VIに直流電源50から正電圧が供給された様子を示している。また、図5では、トランジスタQ2のエミッタベース間の電圧Vbeを示している。このエミッタベース間の電圧Vbeを負方向に超える電圧が印加されると、トランジスタQ2はオンとなり、超えない場合はオフとなる。
図5に示すように、時間T0において、エミッタEを基準にすると、ベースBには、電流抑制抵抗器Rpの両端電圧VrpにダイオードD1の両端電圧Vdを加えた電圧Vrdが印加される。このとき、図5に示すように、この印加される電圧Vrdは、電圧Vbeを負方向に超える電圧となるため、エミッタEからベースBへとベース電流が流れ、トランジスタQ2はオンとなる。なお、この時点において電圧Vrdが印加された瞬間にベース電流が流れ始めるため、エミッタEとベースBとの間の電圧は、印加される電圧Vrdではなく、ベース電流の流れによってトランジスタQ2から生じる電圧Vbeとなる。すなわち、エミッタEとベースBとの間の電圧は、図5の実線で示すような電圧Vbとなる。
その後、時間の経過とともに、例えば電解コンデンサClへの充電電流が減少するため、電流抑制抵抗器Rpの両端電圧Vrpも減少する。このため、図5に示すように、時間の経過とともに、電圧Vrdは電圧Vbeに近くなる。
そして、時間T1において、電圧Vrdが電圧Vbeを負方向に超えなくなると、エミッタEからベースBへのベース電流が遮断される。このため、トランジスタQ2はオフ状態となり、トランジスタQ1のゲートGにはグランド端GNDの電圧が印加される。そして、トランジスタQ1のソースSに対するゲートGの電圧は負電圧となるため、トランジスタQ1はオン状態となる。これによって、入力端VIから出力端VOへは、トランジスタQ1のソースドレイン間を介して、電流が流れることになる。
ここで、この時点での、トランジスタQ2のベースBに印加される電圧は次のようになる。このとき、トランジスタQ1はオン状態であるため、エミッタEを基準にすると、ベースBには、トランジスタQ1のソースドレイン間電圧VsdにダイオードD1の両端電圧Vdを加えた電圧Vtdが印加される。実際には、トランジスタQ1はオン抵抗の低いトランジスタとすることが好適であるため、ベースBには、ダイオードD1の両端電圧Vdに近い電圧が印加される。また、このとき、トランジスタQ2にはベース電流が流れていないため、エミッタEとベースBとの間の電圧は、印加される電圧Vtd、近似的にはダイオードD1の両端電圧Vdとなる。すなわち、エミッタEとベースBとの間の電圧は、図5の実線で示すような電圧Vbとなる。図5に示す電圧Vbからわかるように、一旦トランジスタQ1がオン状態になると、エミッタEとベースBとの間には、ダイオードD1によって、電圧Vbeよりも少し低い電圧Vdの印加が継続される。このような動作からわかるように、トランジスタQ2のオンオフを決める電圧Vbeに対して、オン電圧Vdのダイオードの品種をダイオードD1として適切に選定することで、トランジスタQ1の切替特性が所望の特性となるように容易に設定することができる。
また、負荷Lにおいてショートのような異常が発生して過電流が流れた場合、この過電流は、トランジスタQ1のソースドレイン間を流れる。このため、トランジスタQ1のソースドレイン間には、トランジスタQ1のオン抵抗とこの過電流とによる電圧Vsdが発生する。そして、この、電圧VsdにダイオードD1の両端電圧Vdを加えた電圧Vtdが電圧Vbeを負方向に超えると、トランジスタQ2にベース電流が流れ出し、トランジスタQ1はオフ状態へと切り替えられる。そして、電流抑制抵抗器Rpによって、この過電流が抑制されることになる。
このように、電源保護回路10は、直流電源50から直流電力を供給した時点から、電流抑制抵抗器Rpを介して電解コンデンサClや負荷Lに除々に電流が流れるように直流電力を供給するため、大電流となる突入電流を抑制できる。また、例えば、電解コンデンサClの短絡などの故障が生じた場合も、出力端VOの電圧異常を検出し、電流抑制抵抗器Rpを介して直流電流を供給するように保護機能が働くため、故障による過電流から負荷Lや供給元の直流電源50の保護を図ることができる。
以上説明したように、本発明の電源保護回路は、入力端と出力端との間に設けた電流抑制部と、電流抑制部と並列にソースドレイン間が接続されたトランジスタとを備える。さらに本発明の電源保護回路は、出力端の電圧が所定の電圧を超えるとき、トランジスタのゲートにグランド端の電圧を印加し、出力端の電圧が所定の電圧よりも低いとき、トランジスタのゲートに入力端の電圧を印加する切替制御回路とを備え、トランジスタをPチャンネル型トランジスタとした構成である。このため、従来の機械式のスイッチやリレーに代えて、このように半導体素子であるトランジスタを利用することにより、小型化を図ることができ、信頼性の向上を図ることができる。そして、このトランジスタをPチャンネル型トランジスタとしているため、ゲートに対して、単にグランド端の電圧か入力端の電圧かを切り替えて印加するような簡易な制御のみで、このトランジスタをオンオフでき、所望の保護機能を実現できる。このため、電流抑制部に並列に接続するトランジスタの制御も、マイコンなど必要なく簡易な回路で構成でき、電流抑制部やトランジスタとともに、例えば同一のプリント基板上などに配置できる。そして、長い配線引き回しなど必要なく、部品点数も少なくてよいため接触不良などの発生も抑制でき、その結果、信頼性の向上を図ることが可能となる。また、例えばトランジスタQ1と図4の切替制御回路30とを1つのICに集積化することによって、より信頼性を高めることができる。したがって、本発明の電源保護回路によれば、簡易な構成で信頼性の向上を可能とした電源保護回路を提供することができる。
なお、以上の説明では、電流抑制部を電流抑制抵抗器Rpとした一例を挙げて説明したが、電流抑制部はこれに限定されず、例えば、一定の電流を出力する定電流源回路としてもよい。図6は、本発明の実施の形態1における電源保護回路の他の構成例としての電源保護回路11を示すブロック図である。図6では、このような電流抑制部として定電流源回路Dpとした一例を示している。電流抑制抵抗器Rpとした場合、例えば電解コンデンサClに流れ込む電流は、電源投入時は多く流れ、また一方時間の経過とともに電流量が少なくなる。このため、電源投入時の電流抑制効果が少なくなるとともにトランジスタQ1へと切り替えるまでに時間がかかることになる。これに対し、電流抑制部を定電流源回路とした場合、電解コンデンサClへの充電電流は一定とできるため、電源投入時の電流量を抑えるとともに、トランジスタQ1へと切り替える時間の短縮を図れる。
また、電流抑制部を、電流抑制抵抗器Rpと例えば温度遮断型ヒューズなどとを直列接続した回路としてもよい。図7は、本発明の実施の形態1における電源保護回路のさらに他の構成例としての電源保護回路12を示すブロック図である。図7では、このような電流抑制部として、電流抑制抵抗器RpとヒューズFpとの直列回路とした一例を示している。このような構成とすることにより、突入電流や過電流が生じた場合、ヒューズFpによって電力供給を遮断することができる。
また、以上の説明では、正電圧が供給される場合の電源保護回路について説明したが、負電圧が供給される場合には、次のような構成とすることにより実現できる。すなわち、負電圧が供給される入力端と出力端との間に設けた電流抑制部と、電流抑制部と並列にソースドレイン間が接続されたトランジスタと、出力端の電圧の絶対値が所定の電圧を超えるとき、トランジスタのゲートにグランド端の電圧を印加し、出力端の電圧の絶対値が所定の電圧よりも低いとき、トランジスタのゲートに入力端の電圧を印加する切替制御回路とを備え、このトランジスタをNチャンネル型トランジスタとする。このような構成とすることにより正電圧が供給される場合と同様に、簡易な構成で信頼性の向上を可能とした電源保護回路を実現できる。
また、以上の説明では、電源投入時や負荷短絡のような異常時に、電流抑制部を介して電源供給し、過電流から負荷や電源の保護を図る構成例について説明したが、電流抑制部を設けない構成とすることによっても保護機能を実現できる。すなわち、グランド端に対して正電圧となる入力端に直流電源が接続され、出力端から直流電力を出力する電源保護回路であって、この電源保護回路を、例えば、入力端と出力端との間にソースドレイン間が接続された第1のトランジスタと、エミッタを入力端に接続し、コレクタを第1の抵抗器を介してグランド端に接続したPNP型の第2のトランジスタと、アノードを出力端に接続し、カソードを第2の抵抗器を介してグランド端に接続したダイオードとを備え、第2のトランジスタのベースをダイオードのカソードに接続し、第2のトランジスタのコレクタを第1のトランジスタのゲートに接続した構成としてもよい。電源保護回路をこのような構成とすることによっても、負荷に短絡のような異常が生じた場合、第1のトランジスタは異常な過電流を遮断するように動作するため、やはり、簡易な構成で信頼性の向上を図りながら、異常な過電流から負荷や電源を保護することができる。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2におけるモータ駆動装置100のブロック図である。図8に示すように、モータ駆動装置100は、実施の形態1で説明した電源保護回路10とモータ70を駆動するためのインバータ60とを備える。そして、インバータ60には電源保護回路10を介して直流電力が供給される。このように、モータ駆動装置100は、信頼性の向上を高めた電源保護回路10を備えるため、本発明のモータ駆動装置は、簡易な構成で信頼性の向上を可能としたモータ駆動装置を提供することができる。なお、当然のことながら、電源保護回路10に代えて、電源保護回路11や電源保護回路12であってもよい。
本発明の電源保護回路およびそれを備えたモータ駆動装置は、簡易な構成で高い信頼性を有した電源保護機能が得られるため、例えば、高い信頼性が要求される車載用の電気装置や車載用のモータを駆動するモータ駆動装置、その他家電や産業用の電気装置やモータ駆動装置に有用である。
D1 ダイオード
Q1 (第1の)トランジスタ
Q2 (第2の)トランジスタ
R1 (第1の)抵抗器
R2 (第2の)抵抗器
Rp 電流抑制抵抗器(電流抑制部)
Cl 電解コンデンサ
L 負荷
Dp 定電流源回路
Fp ヒューズ
10,11,12 電源保護回路
20,30 切替制御回路
21 電圧検出器
22 スイッチ回路
50 直流電源
51 スイッチ
60 インバータ
70 モータ
100 モータ駆動装置

Claims (6)

  1. グランド端に対して正電圧となる入力端に直流電源が接続され、出力端から直流電力を出力する電源保護回路であって、
    前記入力端と前記出力端との間に設けた電流抑制部と、
    前記電流抑制部と並列にソースドレイン間が接続された第1のトランジスタと、
    エミッタを前記入力端に接続し、コレクタを第1の抵抗器を介して前記グランド端に接続したPNP型の第2のトランジスタと、
    アノードを前記出力端に接続し、カソードを第2の抵抗器を介して前記グランド端に接続したダイオードとを備え、
    前記第2のトランジスタのベースを前記ダイオードのカソードに接続し、前記第2のトランジスタのコレクタを前記第1のトランジスタのゲートに接続し、
    前記出力端の電圧が所定の電圧を超えるとき、前記トランジスタのゲートに前記グランド端の電圧を印加し、前記出力端の電圧が所定の電圧よりも低いとき、前記トランジスタのゲートに前記入力端の電圧を印加する切替制御回路とを備え、
    前記第1のトランジスタをPチャンネル型トランジスタとしたことを特徴とする電源保護回路。
  2. 前記電流抑制部は、抵抗器であることを特徴とする請求項1に記載の電源保護回路。
  3. 前記電流抑制部は、一定の電流を出力する定電流源回路であることを特徴とする請求項1に記載の電源保護回路。
  4. 前記電流抑制部は、抵抗器とヒューズとの直列回路であることを特徴とする請求項1に記載の電源保護回路。
  5. グランド端に対して正電圧となる入力端に直流電源が接続され、出力端から直流電力を出力する電源保護回路であって、
    前記入力端と前記出力端との間にソースドレイン間が接続された第1のトランジスタと、エミッタを前記入力端に接続し、コレクタを第1の抵抗器を介して前記グランド端に接続したPNP型の第2のトランジスタと、アノードを前記出力端に接続し、カソードを第2
    の抵抗器、を介して前記グランド端に接続したダイオードとを備え、
    前記第2のトランジスタのベースを前記ダイオードのカソードに接続し、前記第2のトランジスタのコレクタを前記第1のトランジスタのゲートに接続したことを特徴とする電源保護回路。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の電源保護回路と、
    前記電源保護回路を介して供給された前記直流電力により動作するインバータとを備え、前記インバータによりモータを駆動することを特徴とするモータ駆動装置。
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