JP2017135897A - 給電制御装置、モータ駆動装置及び給電制御方法 - Google Patents

給電制御装置、モータ駆動装置及び給電制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電源投入後に速やかに制御回路が安全状態の監視等の動作を開始でき、かつ、突入電流の制限についての設計の自由度が高い給電制御装置等を提供する。【解決手段】バッテリ11から電力供給を受ける主電源端子21と、主電源端子21に供給された電力をモータ駆動回路41に供給する給電線31と、給電線31に接続された平滑コンデンサ32と、DC/DCコンバータ13から電力供給を受ける制御電源端子22と、制御電源端子22と主電源端子21との間に接続された抵抗33と、制御電源端子22から電力供給を受けて動作するマイコン34とを備え、マイコン34は、制御電源端子22から電力供給を受けると、平滑コンデンサ32の充電電圧V_inを検出し、充電電圧V_inが閾値を超えた場合に、上流装置10に対して、バッテリ11からの電力を主電源端子21に供給させる制御をする。【選択図】図1

Description

本発明は、給電制御装置、モータ駆動装置及び給電制御方法に関し、特に、電源投入時にモータ駆動装置に流れる突入電流を制限する給電制御装置等に関する。
モータ駆動装置に電源を投入したときに、一時的に大きな電流(突入電流)が流れる。特に、車載の電動ポンプ等、エンジンルーム内に設置される高出力モータ・アクチュエータの駆動回路では、入力電流が大きくなり、その入力電流を平滑化するために、複数の電解コンデンサを並列接続する等して大容量の平滑コンデンサが構成される。しかも、使用される小型で高耐熱の電解コンデンサは、低ESR(小さいEquivalent Series Resistance;小さい内部抵抗)を有する。よって、電源投入時に、大容量で低ESRの平滑コンデンサを充電するために大きな突入電流が流れる。大きな突入電流によってヒューズが溶断したりスイッチの接点が容着したりする恐れがある。
従来、突入電流を制限する技術として、平滑コンデンサへのプリチャージを利用した技術が提案されている(特許文献1参照)。図4は、特許文献1で開示された車載のモータ制御駆動回路80の構成を示す回路図である。モータ制御駆動回路80は、ECU(Electronic Control Unit)54等を備える上流装置50から電源電圧Vbの供給を受ける端子61、上流装置50から電源電圧Vigの供給を受ける端子62、トランジスタ71、給電線72、平滑コンデンサ73、抵抗74、ダイオード75、抵抗76、マイコン(マイクロコンピュータ)77、モータ4を駆動するモータ駆動回路81等を備える。
モータ制御駆動回路80では、トランジスタ71は初期状態ではオフ状態になっており、上流装置50において電源が投入(イグニッションスイッチがオン状態に)されると、端子62を介して電源電圧Vigが供給され、抵抗74及びダイオード75を介して、給電線72に接続された平滑コンデンサ73へのプリチャージが開始される。給電線72には、マイコン77の電源入力端子77aが接続されており、平滑コンデンサ73の充電電圧V_inが一定電圧に達すると、マイコン77は、動作を開始し、トランジスタ71をオン状態にすることで、端子61から供給される電源電圧Vbを給電線72に供給させる。なお、端子62は、抵抗76を介してグランドGNDに接続されるとともに、マイコン77の電圧検出端子77bにも接続されている。マイコン77は、端子62に接続された電圧検出端子77bの電圧に基づいて、上流装置50における電源投入の状態(イグニッションスイッチの状態)を判定している。
このように、特許文献1では、まず電源電圧Vigからの抵抗74を介した制限された電流によって平滑コンデンサ73をプリチャージし、充電電圧V_inが一定電圧に達した後に、電流を制限することなく電源電圧Vbによって平滑コンデンサ73を充電(メインチャージ)している。これにより、電源投入時における上流装置50からの突入電流が制限される。
特許第5522323号公報
しかしながら、特許文献1のモータ制御駆動回路80では、上流装置50において電源が投入された後、平滑コンデンサ73の充電電圧V_inが一定電圧に達してからでないと、マイコン77が動作しない。そのために、上流装置50のECU54は、電源が投入された後、しばらくの間、マイコン77が動作できず、マイコン77による安全状態の監視結果を受け取ることができないという問題がある。
さらに、特許文献1のモータ制御駆動回路80では、平滑コンデンサ73の充電電圧V_inが一定電圧(つまり、マイコン77に必要な電源電圧)に達してからでないとマイコン77が動作しないために、平滑コンデンサ73のプリチャージ時間を任意に決めることができない。そのために、突入電流の制限についての設計の自由度が低く、最適な突入電流の制限を実現するのが困難であるという問題もある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、電源投入後に速やかに制御回路が安全状態の監視等の動作を開始でき、かつ、突入電流の制限についての設計の自由度が高い給電制御装置、モータ駆動装置及び給電制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る給電制御装置は、主電源と制御電源とを含む上流装置と、前記主電源から供給される電力によってモータを駆動する駆動回路との間に接続され、前記上流装置の電源投入時における前記主電源からの突入電流を制限する給電制御装置であって、前記主電源から電力供給を受ける主電源端子と、前記主電源端子に供給された電力を前記駆動回路に供給する給電線と、前記給電線に接続された平滑コンデンサと、前記制御電源から電力供給を受ける制御電源端子と、前記制御電源端子と前記主電源端子との間に接続された抵抗と、前記制御電源端子から電力供給を受けて動作する制御回路とを備え、前記上流装置は、電源投入の指示を受けると、前記主電源からの電力を前記主電源端子に供給する経路を遮断した状態で、前記制御電源からの電力を前記制御電源端子に供給し、前記平滑コンデンサは、前記制御電源端子から前記給電線を通じ電力供給を受けると、前記抵抗により突入電流を制限しながら充電され、前記制御回路は、前記制御電源端子から電力供給を受けると、前記平滑コンデンサの充電電圧を検出し、検出した前記充電電圧が閾値を超えた場合に、前記上流装置に対して、前記主電源からの電力を前記主電源端子に供給させる制御をする。
これにより、電源投入後に、まず制限された電流で平滑コンデンサへのプリチャージが行われ、その後に制限されない電流によるメインチャージが開始されるので、上流装置から平滑コンデンサへの突入電流が制限されることに加えて、次の効果が奏される。つまり、制御回路は、平滑コンデンサの充電電圧を電源として動作するのではなく、制御電源からの電力供給を受けて動作するので、上流装置における電源投入後に速やかに安全状態の監視等の動作を開始できる。そして、電源投入後に制御電源によって速やかに動作を開始した制御回路は、平滑コンデンサの充電電圧を検出し、検出した充電電圧が閾値を超えた場合に主電源によるメインチャージを開始するので、その閾値を任意に設定でき、突入電流の制限についての設計の自由度が高い。
ここで、前記閾値は、前記主電源が供給する電圧に対して、0よりも大きく1よりも小さい所定の割合を乗じて得られる値であってもよい。
これにより、閾値は、主電源が供給する電圧よりも低い任意の値に設定され得る。
また、前記制御回路は、前記充電電圧が前記閾値を超えた場合に、車載ネットワークによる通信を用いて、前記上流装置に対して、前記主電源からの電力を前記主電源端子に供給させる制御をしてもよい。
これにより、CAN(Controller Area Network)等の汎用性のある車載ネットワークによる通信によって、制御回路から上流装置に情報が伝達されるので、上流装置は、制御回路との通信のために専用の通信回路を設ける必要がなくなる。また、制御回路による安全状態の監視結果を、車載ネットワークを介して上流装置に伝達することも可能になる。
また、前記制御回路は、さらに、前記駆動回路に対して前記モータを駆動させる制御をしてもよい。
これにより、制御回路は、突入電流を制限するための制御だけでなく、駆動回路を介してモータを駆動する制御も行うので、これら2つの制御それぞれに専用の回路を設ける場合に比べ、回路規模が縮小される。
また、前記主電源及び前記制御電源から供給される電圧は、略同一であり、前記制御電源端子と前記主電源端子との間には、ダイオードが接続されていなくてもよい。
これにより、主電源及び制御電源から供給される電圧が略同一であるので、プリチャージの後にメインチャージを開始しても、主電源から制御電源、あるいは、その逆方向に電流が流れることがほとんどない。よって、従来のように制御電源端子と主電源端子との間に接続された抵抗と直列にダイオードを接続することが不要となり、給電制御装置を構成する部品点数が削減される。
また、前記主電源は、バッテリから供給される直流電圧を前記主電源端子に供給し、前記制御電源は、前記バッテリから供給される直流電圧を所定の直流電圧に変換し、変換後の直流電圧を前記制御電源端子に供給してもよい。
これにより、制御電源は、バッテリから供給される直流電圧を所定の直流電圧に変換し、変換後の直流電圧を制御電源端子に供給するので、DC/DCコンバータ等によって最大出力電流を制限することが容易となり、平滑コンデンサへのプリチャージにおける突入電流が確実に制限され得る。
なお、本発明は、上記給電制御装置として実現できるだけでなく、上記駆動回路と、上記給電制御装置とを備えるモータ駆動装置として実現してもよい。
さらに、本発明は、主電源から、モータを駆動する駆動回路に接続された平滑コンデンサに流れる突入電流を制限する給電制御方法であって、電源投入の指示を受けると、前記主電源からの電力供給をオフにした状態で、制御電源から制御回路に電力を供給するとともに、前記制御電源からの電流を制限しながら前記平滑コンデンサ及び前記駆動回路に前記制御電源からの電流を供給するプリチャージステップと、前記制御回路が、前記平滑コンデンサの充電電圧を検出し、検出した前記充電電圧が閾値を超えた場合に、前記主電源から前記平滑コンデンサ及び前記駆動回路に電流を供給する制御をするメインチャージステップとを含む給電制御方法として実現してもよい。
本発明により、電源投入後に速やかに制御回路が安全状態の監視等の動作を開始でき、かつ、突入電流の制限についての設計の自由度が高い給電制御装置、モータ駆動装置及び給電制御方法が提供される。
実施の形態におけるモータ駆動装置を含む車両システムの構成を示す回路図 実施の形態における車両システムの動作を示すフローチャート 実施の形態における車両システムの動作を示すタイミングチャート 従来のモータ制御駆動回路の構成を示す回路図
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示す。以下の実施の形態で示される数値、仕様、用途、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
図1は、実施の形態におけるモータ駆動装置40を含む車両システムの構成を示す回路図である。ここでは、車両システムとして、モータ駆動装置40だけでなく、モータ駆動装置40に電力を供給する上流装置10、及び、モータ駆動装置40によって駆動されるモータ2も併せて図示されている。なお、本実施の形態では、図1に示される全ての構成要素が電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載されるものとして、説明する。
上流装置10は、コネクタ20を介してモータ駆動装置40が備える給電制御装置30に接続される装置であり、バッテリ11、主電源用リレー12、DC/DCコンバータ13、制御電源用リレー14、ECU15、トランジスタ16及び17を備える。
バッテリ11は、モータ駆動装置40に電源電圧Vbの電力を供給する主電源の一例であり、例えば、定格電圧が12Vで最大出力電流が15Aのバッテリである。
主電源用リレー12は、ECU15からトランジスタ17を介して送られてくる指令に基づいて、バッテリ11からの電力をコネクタ20の主電源端子21に供給(オン状態に)するか、あるいは、その供給を遮断(オフ状態に)する。
DC/DCコンバータ13は、バッテリ11から供給される直流電圧(ここでは、電源電圧Vb)を所定の直流電圧(ここでは、電源電圧Vbと等しい電源電圧Vig)に変換する制御電源の一例であり、例えば、電圧が12Vで最大出力電流が1Aの直流電圧を出力する。本実施の形態では、DC/DCコンバータ13は、マイコン34を動作させるための定電圧電源であり、かつ、平滑コンデンサ32をプリチャージする電源でもある。
制御電源用リレー14は、ECU15からトランジスタ16を介して送られてくる指令に基づいて、DC/DCコンバータ13からの電力をコネクタ20の制御電源端子22に供給(オン状態に)するか、あるいは、その供給を遮断(オフ状態に)する。
ECU15は、車両における主制御を行う主制御装置であり、マイコン、ROM、RAM等から構成され、モータ駆動装置40の制御も含めて車両内の各種制御を行う。具体的には、ECU15は、イグニッションスイッチのオンオフ状態、及び、CANバス端子23及び24を介して給電制御装置30から送られてくる指令に従って、トランジスタ16及び17を介して主電源用リレー12及び制御電源用リレー14のオンオフ状態を制御する(オン指令又はオフ指令を出す)。
トランジスタ16は、ECU15からの制御信号を受けて制御電源用リレー14を駆動することで、制御電源用リレー14をオン状態又はオフ状態にさせる。
トランジスタ17は、ECU15からの制御信号を受けて主電源用リレー12を駆動することで、主電源用リレー12をオン状態又はオフ状態にさせる。
モータ駆動装置40は、上流装置10から供給される電力及び上流装置10による制御の下でモータ2を駆動する装置であり、給電制御装置30及びモータ駆動回路41で構成される。なお、モータ2は、例えば、エンジンルーム内に設置される電動オイルポンプ用の高出力モータである。
給電制御装置30は、上流装置10と、バッテリ11から供給される電力によってモータ2を駆動するモータ駆動回路41との間に接続され、上流装置10の電源投入時におけるバッテリ11からの突入電流を制限し、モータ駆動回路41に対して電力供給と制御とを行う。給電制御装置30は、コネクタ20、給電線31、平滑コンデンサ32、抵抗33、マイコン34、及び、トランシーバ35で構成される。
コネクタ20は、上流装置10と給電制御装置30とを接続するものであり、主電源端子21、制御電源端子22、CANバス端子23及び24、並びに、GND(グランド)端子25を有する。
給電線31は、主電源端子21とモータ駆動回路41とを接続するケーブルであり、上流装置10から主電源端子21に供給された電力(電源電圧Vbの電力)をモータ駆動回路41に供給する。なお、給電線31は、単にケーブルだけに限られず、ケーブルの途上にインダクタが挿入されたケーブルであってもよい。例えば、給電線31と抵抗33との接続点と、給電線31と平滑コンデンサ32との接続点との間に、突入電流を制限するためのインダクタが挿入されてもよい。
平滑コンデンサ32は、給電線31とGND(グランド)36との間に接続され、上流装置10から給電線31を介してモータ駆動回路41に供給される入力電流(及び入力電圧)を平滑化するコンデンサであり、例えば、小型で高耐熱の複数の電解コンデンサ(例えば、10個の330μFで低ESR(20mΩ)の電解コンデンサ)が並列接続された大容量のコンデンサである。
抵抗33は、制御電源端子22と主電源端子21との間に接続され、制御電源端子22から給電線31を介して平滑コンデンサ32に供給される突入電流を制限する制限抵抗であり、例えば、150Ωの抵抗である。
マイコン34は、制御電源端子22から電力供給(電源電圧Vigの電力供給)を受けて動作する制御回路の一例であり、制御電源端子22に接続された電源入力端子34a、給電線31に接続された電圧検出端子34b、モータ駆動回路41に接続された制御端子34c、及び、トランシーバ35に接続された通信端子34dを有する。マイコン34は、電源入力端子34aを介して制御電源端子22から電力供給を受けると、電圧検出端子34bを介して平滑コンデンサ32の充電電圧V_inを検出し、検出した充電電圧V_inが閾値を超えた場合に、上流装置10に対して、主電源(バッテリ11)からの電力を主電源端子21に供給させる制御をする。具体的には、充電電圧V_inが閾値を超えた場合に、マイコン34は、通信端子34d、トランシーバ35並びにCANバス端子23及び24を介して、ECU15に対して主電源用リレー12をオン状態にさせる指令を出す。この指令を受けたECU15は、トランジスタ17を介して主電源用リレー12をオン状態にさせる。なお、充電電圧V_inと比較される閾値は、予め設定(マイコン34に記憶)された値であり、主電源(バッテリ11)が供給する電圧(電源電圧Vb)に対して、0よりも大きく1よりも小さい所定の割合(例えば、0.6)を乗じて得られる値である。
なお、マイコン34は、電源入力端子34aを介して制御電源端子22から電力供給を受けると、速やかに、安全状態の監視を含む所定処理を実行し、その結果を、CANバス端子23及び24を介してECU15に通知する。安全状態の監視には、電圧検出端子34bによる電圧チェック、マイコン自身の温度チェック、各種周辺装置の動作チェック、図示されていない各種センサによる状態監視(モータ2の回転数等)等が含まれる。また、マイコン34は、CANバス端子23及び24、トランシーバ35並びに通信端子34dを介したECU15からの指示に基づいて、制御端子34cを介してモータ駆動回路41に制御信号を送ることで、モータ駆動回路41にモータ2を駆動させる制御もする。
トランシーバ35は、CANバス用のトランシーバであり、マイコン34の通信端子34dと接続され、マイコン34の通信部として、ECU15とCANによる通信をする。
モータ駆動回路41は、主電源(バッテリ11)から供給される電力によってモータ2を駆動する駆動回路であり、例えば、インバータ回路である。
図1と図4とを比べて分かるように、本実施の形態の給電制御装置30では、従来のモータ制御駆動回路80が備えていたトランジスタ71、ダイオード75及び抵抗76が不要となっている。
次に、以上のように構成された本実施の形態におけるモータ駆動装置40を含む車両システムの動作について説明する。
図2は、本実施の形態における車両システムの動作(特に、突入電流を制限する給電制御方法を含む電源制御を中心した処理)を示すフローチャートである。ここで、図2において、左側のステップ列(S10〜S20)は上流装置10(主に、ECU15)での処理を示し、中央のステップ列(S30〜S35)は車両システムにおけるマイコン34及び電源の状態を示し、右側のステップ列(S40〜S46)はモータ駆動装置40(主に、マイコン34)における処理を示す。また、図2において、処理の記号で示されるステップ(S12、S14、S17、S18、S20、S42)は、電源の制御(主電源用リレー12及び制御電源用リレー14に対する指令)であり、定義済み処理の記号で示されるステップ(S10、S15、S19、S30〜S35、S40、S44〜S46)は、その他の処理(動作モード及び状態を含む)を示す。
まず、車両におけるイグニッションスイッチをオフ状態としてエンジンを停止しているとき、ECU15は、エンジン停止モードとなっている(ステップS10)。エンジン停止モードでは、ECU15は、イグニッションスイッチのオンオフ状態を監視し(S11)、オフ状態である場合には(S11でN)、この監視を継続し、オン状態になったと判定すると(S11でY)、次の処理に進む。なお、エンジン停止モードでは、主電源用リレー12及び制御電源用リレー14はオフ状態になっている。
ECU15は、イグニッションスイッチがオン状態になったと判定すると(S11でY)、制御電源用リレー14をオン状態にさせるためのオン指令を送る(S12)。具体的には、ECU15は、制御信号によってトランジスタ16をオン状態にする。これによって、制御電源用リレー14もオン状態となり、制御電源(DC/DCコンバータ13)からの電力(電源電圧Vigの電力)が制御電源端子22に供給される。その後、ECU15は、主電源用リレー12をオン状態にする条件が成立した(つまり、マイコン34から主電源用リレー12をオン状態にさせる指令を受けた)か否かの判断を、その条件が成立するまで繰り返す(S13)。
制御電源端子22に電源電圧Vigが供給されると、マイコン34の電源入力端子34aにも電源電圧Vigが供給されてマイコン34が動作を開始するとともに(S30)、制御電源端子22からの抵抗33及び給電線31を介した制限された電流によって平滑コンデンサ32への充電(プリチャージ)が開始される(S31)。つまり、平滑コンデンサ32は、制御電源端子32から給電線31を通じ電力供給を受けると、抵抗33により突入電流を制限しながら充電される。
動作を開始したマイコン34は、電圧検出端子34bの電圧を監視することにより、平滑コンデンサ32の充電電圧Vinを検出する(S40)。マイコン34は、検出した充電電圧V_inが閾値を超えるか否かを判断する(S41)。この判断は、閾値を超えると判断するまで繰り返される(S41でN)。
充電電圧V_inが閾値を超えたと判断した場合には(S41でY)、マイコン34は、通信端子34d、トランシーバ35並びにCANバス端子23及び24を介して、ECU15に対して主電源用リレー12をオン状態にさせる指令を出す(S42)。
主電源用リレー12をオン状態にさせる指令を受けたECU15は、主電源用リレー12をオン状態にする条件が成立したと判断し(S13でY)、主電源用リレー12をオン状態にさせるためのオン指令を送る(S14)。具体的には、ECU15は、制御信号によってトランジスタ17をオン状態にする。これによって、主電源用リレー12もオン状態となり、主電源(バッテリ11)からの電力(電源電圧Vbの電力)が主電源端子21及び給電線31を介して平滑コンデンサ32及びモータ駆動回路41に供給される。これにより、主電源(バッテリ11)からの制限されない電流による平滑コンデンサ32への充電(メインチャージ)が行われる。なお、本実施の形態では、主電源(バッテリ11)の電源電圧Vb及び制御電源(DC/DCコンバータ13)の電源電圧Vigが略同一であるので、プリチャージの後にメインチャージが開始されても、主電源から制御電源、あるいは、その逆方向に電流が流れることがほとんどない。
次に、ECU15は、エンジン稼動中モードに移行する(S15)。ECU15がエンジン稼動中モードになると、ECU15は、モータ駆動装置40に対する制御も含めて車両に関する各種処理や制御を実行する。また、ECU15は、エンジン稼動中モードのときもイグニッションスイッチのオンオフ状態を監視し(S16)、オン状態である場合には(S16でN)この監視を継続し、オフ状態になったと判定すると(S16でY)次の処理に進む。
一方、マイコン34は、ECU15からのモータ駆動の指令を監視しており(S43)、モータ駆動の指令がなされたと判定すると(S43でY)、モータ駆動装置40によってモータ2を駆動するよう制御し(S44)、モータ停止の指令がなされたと判定すると(S43でN)、モータ駆動装置40による駆動を停止するよう制御する(S45)。例えば、エンジン稼動中モードにおいては、ECU15及びマイコン34は、モータ2による電動オイルポンプの駆動や停止を制御している。
次に、エンジン稼動中モードのECU15は、イグニッションスイッチがオフ状態になったと判定すると(S16でY)、主電源用リレー12をオフ状態にさせるためのオフ指令を送る(S17)。具体的には、ECU15は、制御信号によってトランジスタ17をオフ状態にする。これによって主電源用リレー12もオフ状態となり、主電源(バッテリ11)からの電力(電源電圧Vbの電力)が主電源端子21に供給されることが停止される(S33)。
次に、ECU15は、マイコン34に対してエンジン停止モードに移行するよう制御する(S18)。具体的には、ECU15は、CANバス端子23及び24を介して、マイコン34に、エンジン停止モードに移行するよう指令する通知信号を送出し(S34)、その通知信号を受けたマイコン34は、エンジン停止モードに移行する(S45)。具体的には、マイコン34は、モータ駆動回路41によるモータ2の駆動を停止させる制御をする。その後、ECU15は、エンジン停止モードへと移行する(S16)。
次に、エンジン停止モードに移行したECU15は、制御電源用リレー14をオフ状態にさせるためのオフ指令を送る(S20)。具体的には、ECU15は、制御信号によってトランジスタ16をオフ状態にする。これによって制御電源用リレー14もオフ状態となり、制御電源(DC/DCコンバータ13)からの電力(電源電圧Vigの電力)が制御電源端子22に供給されることが停止される(S35)。その結果、マイコン34の電源入力端子34aへの電源電圧Vigの供給が停止し、マイコン34は、動作を停止する(S46)。
なお、図2では、電源の制御を中心とした処理のフローが示されたので、図示が省略されたが、マイコン34は、電源入力端子34aを介して制御電源端子22から電力供給を受けると、速やかに、安全状態の監視を含む所定処理を実行し、その結果を、CANバス端子23及び24を介してECU15に通知する。安全状態の監視には、電圧検出端子34bによる電圧チェック、マイコン自身の温度チェック、各種周辺装置の動作チェック、図示されていない各種センサによる状態監視(モータ2の回転数等)等が含まれる。安全状態の監視結果の通知を受けたECU15は、その通知内容に依存した各種処理(電源制御の継続、停止、運転者への通知等)を行う。
図3は、本実施の形態における車両システムの動作を示すタイミングチャートである。図3の(a)〜(d)は、それぞれ、制御電源用リレー14の動作タイミング、主電源用リレー12の動作タイミング、平滑コンデンサ32の充電電圧V_inの波形、マイコン34による充電電圧V_inの検出結果(ECU15への通知)のタイミングを示す。
イグニッションスイッチがオン状態になると、制御電源用リレー14がオン状態となり(図3の(a))、制御電源(DC/DCコンバータ13)からの電力(電源電圧Vigの電力)が制御電源端子22に供給される。
これによって、制御電源端子22に供給された電源電圧Vigによる抵抗33及び給電線31を介した平滑コンデンサ32への充電が開始されるとともに(図3の(c)の「プリチャージ」)、マイコン34の電源入力端子34aにも電源電圧Vigが供給され、マイコン34が電圧検出端子34bを介して充電電圧V_inの検出を開始する(図3の(d)の「起動時間」)。
充電電圧V_inが閾値を超えたことを検出したマイコン34は、主電源用リレー12をオン状態にさせるためのオン指令をECU15に送るので(図3の(d)の立ち上がりエッジ)、そのオン指令を受けたECU15によって主電源用リレー12がオン状態となる(図3の(b))。その結果、主電源(バッテリ11)からの電力(電源電圧Vbの電力)が主電源端子21及び給電線31を介して平滑コンデンサ32に供給され、充電電圧V_inがさらに上昇し、平滑コンデンサ32への充電が完了する(図3の(c)の「メインチャージ」)。
以上のように、本実施の形態の車両システムにおける給電制御装置30は、主電源(バッテリ11)と制御電源(DC/DCコンバータ13)とを含む上流装置10と、主電源から供給される電力によってモータ2を駆動するモータ駆動回路41との間に接続され、上流装置10の電源投入時における主電源からの突入電流を制限する装置であって、主電源から電力供給を受ける主電源端子21と、主電源端子21に供給された電力をモータ駆動回路41に供給する給電線31と、給電線31に接続された平滑コンデンサ32と、制御電源から電力供給を受ける制御電源端子22と、制御電源端子22と主電源端子21との間に接続された抵抗33と、制御電源端子22から電力供給を受けて動作するマイコン34とを備える。上流装置10は、電源投入の指示を受けると、主電源からの電力を主電源端子21に供給する経路を遮断した状態で、制御電源からの電力を制御電源端子22に供給する。マイコン34は、制御電源端子22から電力供給を受けると、平滑コンデンサ32の充電電圧V_inを検出し、検出した充電電圧V_inが閾値を超えた場合に、上流装置10に対して、主電源からの電力を主電源端子21に供給させる制御をする。
これにより、電源投入後に、まず制限された電流で平滑コンデンサ32へのプリチャージが行われ、その後に制限されない電流によるメインチャージが開始されるので、上流装置10から平滑コンデンサ32への突入電流が制限されることに加えて、次の効果が奏される。つまり、マイコン34は、平滑コンデンサ32の充電電圧V_inを電源として動作するのではなく、制御電源からの電力供給を受けて動作するので、上流装置10における電源投入後に速やかに安全状態の監視等の動作を開始できる。そして、電源投入後に制御電源によって速やかに動作を開始したマイコン34は、平滑コンデンサ32の充電電圧V_inを検出し、検出した充電電圧V_inが閾値を超えた場合に主電源によるメインチャージを開始するので、その閾値を任意に設定でき、突入電流の制限についての設計の自由度が高い。
また、充電電圧V_inと比較される閾値は、主電源が供給する電圧に対して、0よりも大きく1よりも小さい所定の割合を乗じて得られる値である。
これにより、充電電圧V_inと比較される閾値は、主電源が供給する電圧よりも低い任意の値に設定され得る。
また、マイコン34は、充電電圧V_inが閾値を超えた場合に、車載ネットワークによる通信を用いて、上流装置10に対して、主電源からの電力を主電源端子21に供給させる制御をする。
これにより、CAN等の汎用性のある車載ネットワークによる通信によって、マイコン34から上流装置10に情報が伝達されるので、上流装置10は、マイコン34との通信のために専用の通信回路を設ける必要がなくなる。また、マイコン34による安全状態の監視結果を、車載ネットワークを介して上流装置に伝達することも可能になる。
また、マイコン34は、さらに、モータ駆動回路41に対してモータ2を駆動させる制御をする。
これにより、マイコン34は、突入電流を制限するための制御だけでなく、モータ駆動回路41を介してモータ2を駆動する制御も行うので、これら2つの制御それぞれに専用の回路を設ける場合に比べ、回路規模が縮小される。
また、主電源及び制御電源から供給される電圧は、略同一であり、制御電源端子22と主電源端子21との間には、ダイオードが接続されていない。
これにより、主電源及び制御電源から供給される電圧(電源電圧Vb及び電源電圧Vig)が略同一であるので、プリチャージの後にメインチャージを開始しても、主電源から制御電源、あるいは、その逆方向に電流が流れることがほとんどない。よって、従来のように制御電源端子22と主電源端子21との間に接続された抵抗33と直列にダイオードを接続することが不要となり、給電制御装置30を構成する部品点数が削減される。
また、主電源は、バッテリ11から供給される直流電圧を主電源端子21に供給し、制御電源は、バッテリ11から供給される直流電圧を所定の直流電圧に変換し、変換後の直流電圧を制御電源端子22に供給する。
これにより、制御電源は、バッテリ11から供給される直流電圧を所定の直流電圧に変換し、変換後の直流電圧を制御電源端子に供給するので、DC/DCコンバータ13によって最大出力電流を制限することが容易となり、平滑コンデンサ32へのプリチャージにおける突入電流が確実に制限され得る。
また、本実施の形態における給電制御方法は、主電源(バッテリ11)から、モータ2を駆動するモータ駆動回路41に接続された平滑コンデンサ32に流れる突入電流を制限する方法であって、電源投入の指示を受けると、主電源からの電力供給をオフにした状態で、制御電源(DC/DCコンバータ13)からマイコン34に電力を供給するとともに、制御電源からの電流を制限しながら平滑コンデンサ32及びモータ駆動回路41に制御電源からの電流を供給するプリチャージステップ(図2のS12、S30、S31)と、マイコン34が、平滑コンデンサ32の充電電圧V_inを検出し、検出した充電電圧V_inが閾値を超えた場合に、主電源から平滑コンデンサ32及びモータ駆動回路41に電流を供給する制御をするメインチャージステップ(図2のS40〜S42、S13、S14、S32)とを含む。
これにより、電源投入後に、まず制限された電流で平滑コンデンサ32へのプリチャージが行われ、その後に制限されない電流によるメインチャージが開始されるので、上流装置10から平滑コンデンサ32への突入電流が制限されることに加えて、次の効果が奏される。つまり、マイコン34は、平滑コンデンサ32の充電電圧V_inを電源として動作するのではなく、制御電源からの電力供給を受けて動作するので、上流装置10における電源投入後に速やかに安全状態の監視等の動作を開始できる。そして、電源投入後に制御電源によって速やかに動作を開始したマイコン34は、平滑コンデンサ32の充電電圧V_inを検出し、検出した充電電圧V_inが閾値を超えた場合に主電源によるメインチャージを開始するので、その閾値を任意に設定でき、突入電流の制限についての設計の自由度が高い。
以上、本発明に係る給電制御装置、モータ駆動装置及び給電制御方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、実施の形態における一部の構成要素を組み合わせて構築される別の形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、主電源がバッテリ11であり、制御電源がDC/DCコンバータ13であったが、このような組み合わせに限定されるものではなく、主電源及び制御電源は、直流電圧を出力する電源であれば、いずれもが同一又は異なるバッテリであってもよいし、いずれもが同一又は異なる定電圧電源であってもよいし、一方がバッテリで他方が定電圧電源であってもよい。
また、上記実施の形態では、モータ2は、電動オイルポンプ用のモータであったが、ウォータポンプ用のモータ等の他のモータであってもよい。
また、上記実施の形態では、モータ駆動装置40を含む車両システムの例が説明されたが、本発明に係る給電制御装置、モータ駆動装置及び給電制御方法は、車両システムの用途に限定されるものではなく、突入電流を制限する装置として、あらゆる種類の用途に適用できる。
本発明は、電源投入時に流れる突入電流を制限する給電制御装置及びモータ駆動装置として、特に、電源投入後に速やかに制御回路が安全状態の監視等の動作を開始でき、かつ、突入電流の制限についての設計の自由度が高い給電制御装置及びモータ駆動装置として、例えば、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載されるモータ用の給電制御装置として、利用できる。
2 モータ
10 上流装置
11 バッテリ
12 主電源用リレー
13 DC/DCコンバータ
14 制御電源用リレー
15 ECU
16、17 トランジスタ
20 コネクタ
21 主電源端子
22 制御電源端子
23、24 CANバス端子
25 GND(グランド)端子
30 給電制御装置
31 給電線
32 平滑コンデンサ
33 抵抗
34 マイコン
34a 電源入力端子
34b 電圧検出端子
34c 制御端子
34d 通信端子
35 トランシーバ
36 GND(グランド)
40 モータ駆動装置
41 モータ駆動回路

Claims (8)

  1. 主電源と制御電源とを含む上流装置と、前記主電源から供給される電力によってモータを駆動する駆動回路との間に接続され、前記上流装置の電源投入時における前記主電源からの突入電流を制限する給電制御装置であって、
    前記主電源から電力供給を受ける主電源端子と、
    前記主電源端子に供給された電力を前記駆動回路に供給する給電線と、
    前記給電線に接続された平滑コンデンサと、
    前記制御電源から電力供給を受ける制御電源端子と、
    前記制御電源端子と前記主電源端子との間に接続された抵抗と、
    前記制御電源端子から電力供給を受けて動作する制御回路とを備え、
    前記上流装置は、電源投入の指示を受けると、前記主電源からの電力を前記主電源端子に供給する経路を遮断した状態で、前記制御電源からの電力を前記制御電源端子に供給し、
    前記平滑コンデンサは、前記制御電源端子から前記給電線を通じ電力供給を受けると、前記抵抗により突入電流を制限しながら充電され、
    前記制御回路は、前記制御電源端子から電力供給を受けると、前記平滑コンデンサの充電電圧を検出し、検出した前記充電電圧が閾値を超えた場合に、前記上流装置に対して、前記主電源からの電力を前記主電源端子に供給させる制御をする
    給電制御装置。
  2. 前記閾値は、前記主電源が供給する電圧に対して、0よりも大きく1よりも小さい所定の割合を乗じて得られる値である
    請求項1記載の給電制御装置。
  3. 前記制御回路は、前記充電電圧が前記閾値を超えた場合に、車載ネットワークによる通信を用いて、前記上流装置に対して、前記主電源からの電力を前記主電源端子に供給させる制御をする
    請求項1又は2記載の給電制御装置。
  4. 前記制御回路は、さらに、前記駆動回路に対して前記モータを駆動させる制御をする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の給電制御装置。
  5. 前記主電源及び前記制御電源から供給される電圧は、略同一であり、
    前記制御電源端子と前記主電源端子との間には、ダイオードが接続されていない
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の給電制御装置。
  6. 前記主電源は、バッテリから供給される直流電圧を前記主電源端子に供給し、
    前記制御電源は、前記バッテリから供給される直流電圧を所定の直流電圧に変換し、変換後の直流電圧を前記制御電源端子に供給する
    請求項5記載の給電制御装置。
  7. 請求項1記載の駆動回路と、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の給電制御装置と
    を備えるモータ駆動装置。
  8. 主電源から、モータを駆動する駆動回路に接続された平滑コンデンサに流れる突入電流を制限する給電制御方法であって、
    電源投入の指示を受けると、前記主電源からの電力供給をオフにした状態で、制御電源から制御回路に電力を供給するとともに、前記制御電源からの電流を制限しながら前記平滑コンデンサ及び前記駆動回路に前記制御電源からの電流を供給するプリチャージステップと、
    前記制御回路が、前記平滑コンデンサの充電電圧を検出し、検出した前記充電電圧が閾値を超えた場合に、前記主電源から前記平滑コンデンサ及び前記駆動回路に電流を供給する制御をするメインチャージステップと
    を含む給電制御方法。
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