JP6202970B2 - 突入電流防止回路及び電源装置 - Google Patents

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本発明は、突入電流防止回路及びそれを用いた電源装置に関する。
電源装置において、平滑用コンデンサの充電経路にインピーダンス素子が存在しない場合、電源投入時に平滑用コンデンサに突入電流、すなわちサージ電流が流れ、平滑用コンデンサが短寿命化してしまう。この突入電流を抑制又は防止する構成として、種々の回路が提案されている。
特許文献1は、平滑用コンデンサの充電経路にスイッチとヒータの並列回路が挿入された突入電流防止回路を開示する。この突入電流防止回路では、給電ライン(L)にリレー(RL)の常開接点(Sy1)が挿入され、常開接点にヒータ回路(6)が並列接続される。電源投入時には常開接点に並列接続されたヒータを介して平滑用コンデンサ(C1)への充電電流が流れ、その後の通常動作においては、常開接点が閉じられて電源入力が整流平滑回路(3)に直接供給される。
特許文献2は、平滑用コンデンサの充電経路に抵抗とサイリスタの並列回路が挿入された突入電流防止回路を開示する。整流回路(D)と電解コンデンサ(C)の間に、抵抗(R)とサイリスタ(S)の並列回路が挿入される。電源投入時には、抵抗を介して電解コンデンサに充電電流が流れ、その後、トリガパルスによってサイリスタが導通されると、電源入力がサイリスタを介して平滑用コンデンサに供給される。
特許文献3は、平滑用コンデンサの充電経路にFETが挿入された突入電流防止用の回路を開示する。FET(12)のソース端子が直流電源(2a)の負極側ライン(8)に接続され、ドレイン端子が電解コンデンサ(10)の負極側ラインに接続され、ゲート端子が抵抗(13)を介して直流電源の正極側ライン(7)に接続される。FETのゲート−ソース間にスイッチ(5a)が接続され、このスイッチがオフされることによってFETがオンされ、直流電源が投入される。この直流電源の投入時に、抵抗を介してコンデンサ(15)に充電されるゲート電圧が徐々に増加していき、FETがオフ状態からオン状態となるとともに、そのオン抵抗が徐々に減少していく。すなわち、電解コンデンサへの突入電流はFETのオン初期の高いオン抵抗によって抑制され、その後充電電流はオン抵抗の減少とともに徐々に増加する。
特開2001−57776号公報 特開昭59−156161号公報 特許第3301472号公報
しかし、特許文献1の構成によると、突入電流防止後の通常動作において、リレーの駆動を継続(すなわち接点の閉状態を維持)するために、リレーのコイルに多くの電流を流し続ける必要がある。従って、突入電流防止動作後において通常動作時の回路消費電力が大きいという問題がある。特許文献2の構成においても、サイリスタの電圧降下が大きく(例えば、数ボルト)、突入電流防止後の通常動作においてサイリスタでの回路損失が大きい。具体的には、サイリスタの電圧降下は流れる電流によらず略一定であるため、入力電流に比例して消費電力が増加する。従って、特に電源電圧が低い場合(例えばAC100V)のように入力電流が比較的大きい場合には、突入電流防止動作後の通常動作時の回路消費電力が大きいという問題がある。
また、特許文献3の構成では、MOSFETの導通タイミングが、MOSFETのゲート端子に接続された抵抗とコンデンサの時定数及びMOSFETの特性によって決まるため、突入電流防止効果にばらつきが生じる。また、電源遮断用のスイッチがオフされて電源が投入されてからMOSFETが導通するまでのタイミングを積極的に制御することができない。ところで、上記のような構成においては、負荷回路の基準電位(すなわち電解コンデンサの負極側ライン)と、MOSFETのソース端子の電位(すなわち直流電源の負極側ライン)とは電位が異なる。具体的には、MOSFETの制御の基準電位は負荷回路の制御の基準電位よりもMOSFETのオン抵抗による電圧降下の分だけ低い。従って、MOSFETの導通タイミングを負荷回路用の制御回路から精度良く制御するにはこの基準電位の差を考慮する必要がある。
そこで、本発明は、突入電流防止後の回路消費電力が小さく、かつ、負荷回路と突入電流防止回路とが異なる基準電位にあっても負荷回路の制御回路から突入電流防止回路を精度よく制御することができる突入電流防止回路を提供することを課題とする。
本発明の突入電流防止回路は、負極が第1の基準電位となる平滑コンデンサの充電状態を判定し、充電状態が所定の状態にある場合に検出信号を出力する充電判定回路と、平滑コンデンサの充電経路に挿入され、第1の基準電位よりも低い電位の第2の基準電位を規定する低抵抗素子と、第1の基準電位にドレイン端子が接続され、第2の基準電位にソース端子が接続された電界効果トランジスタと、第1の基準電位をグランドとして動作し、検出信号の入力に応じて電流信号を電界効果トランジスタのゲート端子に供給して電界効果トランジスタを導通させる信号増幅回路とを備える。
上記構成によると、第1の基準電位に対して動作する信号増幅回路が、検出信号の入力に応じて電流信号を、第2の基準電位に対して動作する電界効果トランジスタのゲート端子に出力して電界効果トランジスタを導通させる。これにより、負荷回路と突入電流防止回路とが異なる基準電位にあっても負荷回路の制御回路から突入電流防止回路を制御してその動作タイミングの精度を向上することができる。
さらに、ゲート端子と信号増幅回路の間に接続された高抵抗素子をさらに備え、電流信号が高抵抗素子を介してゲート端子に供給される構成とすることが好ましい。これにより、電界効果トランジスタのオン状態を保持するための電流を低減して、突入電流防止後の回路消費電力を低減することができる。また、高抵抗素子の抵抗値と電界効果トランジスタの静電容量で決まる時定数に従って電界効果トランジスタが徐々に導通するので、電界効果トランジスタにおける導通開始時のストレスを軽減できる。
ここで、信号増幅回路は、定電圧を出力する定電圧源と、検出信号の入力に基づいて電圧信号を出力するマイクロコントローラユニットと、エミッタ端子が定電圧源に接続され、コレクタ端子が高抵抗素子に接続されたPNPトランジスタとを含み、電圧信号の出力に応じてPNPトランジスタが導通するように構成される。これにより、簡素な構成で、第1の基準電位に対して動作する信号増幅回路から第2の基準電位に対して動作する電界効果トランジスタに電流信号を供給することができる。
また、充電判定回路は、平滑コンデンサの充電電圧を検出し、充電電圧が所定値を超える場合に検出信号を出力するように構成されていてもよい。これにより、充電電圧に対して精度良く電界効果トランジスタの動作タイミングを制御することができる。
あるいは、充電判定回路は、平滑コンデンサに入力電圧が投入されてからの経過時間を計測し、経過時間が所定値を超えた場合に検出信号を出力するように構成されていてもよい。これにより、充電開始からの時間に対して精度良く電界効果トランジスタの動作タイミングを制御することができる。
本発明の電源装置は、上記の突入電流防止回路と、平滑コンデンサと、平滑コンデンサに並列接続され、信号増幅回路に含まれる回路によって第1の基準電位に対して制御される負荷回路とを備える。これにより、1つの制御回路によって負荷回路と突入電流防止回路の制御が可能な簡素かつ低コストな電源装置を実現できる。
本発明の実施形態による突入電流防止回路を含む電源装置を示す回路構成図である。 本発明の実施形態における充電判定回路及び負荷回路の一例を示す回路構成図である。 本発明の実施形態における充電判定回路及び負荷回路の他の例を示す回路構成図である。 本発明の実施形態による突入電流防止回路の動作を説明する図である。
図1に、本発明の実施形態による突入電流防止回路を含む電源装置を示す。電源装置1は、ダイオードブリッジ2、力率改善回路3、平滑コンデンサ4、負荷回路5、及び突入電流防止回路6を備える。交流電源ACからの交流電圧がダイオードブリッジ2によって全波整流され、全波整流出力が力率改善回路3によって昇圧され、平滑コンデンサ4に充電される。平滑コンデンサ4によって平滑された直流電圧が負荷回路5に給電される。なお、入力電源が直流電源の場合には、ダイオードブリッジ2は不要である。また、力率改善が不要の場合(例えば、小電力用の電源の場合)には力率改善回路3は不要である。
本実施形態では、概略として、交流電源ACが投入されてから所定の期間においては平滑コンデンサ4の充電電流が突入電流防止回路6の低抵抗素子610を介して流れ、その後の通常動作時においては電界効果トランジスタ620(以下、「FET620」という)を介して流れる。この切換動作、すなわちFET620の動作は突入電流防止回路6の充電判定回路600、信号増幅回路630及び高抵抗素子640によって制御される。
力率改善回路3は、スイッチング素子301、コイル302、ダイオード303、駆動回路304、及びコンデンサ305を備える。スイッチング素子301がオンの期間にコイル302にエネルギーが蓄えられ、スイッチング素子301がオフの期間にそのエネルギーがダイオード303を介して出力される。スイッチング素子301は駆動回路304によってPWM制御される。交流電源ACの投入時においては、力率改善回路3は動作していないため(すなわち、スイッチング素子301はオフしているため)、充電電流はコイル302及びダイオード303を介して平滑コンデンサ4に流れる。
平滑コンデンサ4は、例えば電解コンデンサからなり、力率改善回路3からの出力によって充電される。なお、以降の説明において、平滑コンデンサ4の負極端子の電位をグランドG1(第1の基準電位)といい、ダイオードブリッジ2の低電位側出力端子の電位をグランドG2(第2の基準電位)というものとする。グランドG1はパワー回路系のグランドと小信号回路系のグランドを含むものとする。
突入電流防止回路6は、概略として、充電判定回路600、低抵抗素子610、FET620、信号増幅回路630、及び高抵抗素子640を含む。
充電判定回路600は、平滑コンデンサ4の充電状態を判定し、平滑コンデンサ4の充電開始後に充電状態が所定の状態に達したと判断した場合に検出信号s0を出力する。なお、充電判定回路600は、負荷回路5の内部にあっても外部にあってもよい。
図2に充電判定回路600の一例を示す。充電判定回路600は、例えば、分圧回路601及び比較器602を含む電圧検出手段からなる。図示するように、分圧回路601は平滑コンデンサ4に並列接続され、直列接続された複数の抵抗からなる。この場合、充電電圧が所定値を超える場合に、比較器602は検出信号s0を出力する。なお、比較器602は後述するマイクロコントローラユニット632(以下、「MCU632」という)の内部にあっても外部にあってもよい。
図3に充電判定回路600の他の例を示す。充電判定回路600はタイマ603を有する計時手段であってもよい。タイマ603は平滑コンデンサ4の充電が開始されてからの経過時間を計測し、経過時間が所定値を超えた時点で検出信号s0を出力する。この所定値は0.1〜1秒程度であればよい。平滑コンデンサ4の充電開始時は、交流電源ACが投入された時点、MCU632が起動した時点等と定義することができる。なお、タイマ603はMCU632の内部にあっても外部にあってもよい。
図1に戻り、低抵抗素子610は10〜100Ω程度の抵抗値を有する抵抗素子であり、グランドG1とグランドG2との間に接続される。すなわち、低抵抗素子610は平滑コンデンサ4の充電経路に挿入され、グランドG1よりも低い電位のグランドG2を規定する。
FET620は、オン抵抗が低く(それに伴い静電容量が大きい)Nチャネル型MOSFETであればよい。FET620は低抵抗素子610に並列接続される。すなわち、FET620のドレイン端子はグランドG1に接続され、ソース端子はグランドG2に接続される。FET620のゲート−ソース間にはツェナーダイオード621及び抵抗622が接続され、ツェナーダイオード621のアノードがFET620のソース端子に、カソードがゲート端子にそれぞれ接続される。これにより、ゲート−ソース間電圧がFET620のゲート耐圧を超えるのが防止される。FET620のゲート端子は後述する高抵抗素子640を介して信号増幅回路630に接続される。
信号増幅回路630は、定電圧源631、MCU632、NPNトランジスタ633、PNPトランジスタ634、及び抵抗635〜638を含む。信号増幅回路630は、グランドG1を基準電位として動作し、検出信号s0の入力に応じて電流信号s2をFET620のゲート端子に供給してFET620を導通させる。
定電圧源631は、平滑コンデンサ4の電圧から定電圧(制御電源)Vccを生成する電圧レギュレータ等であればよい。MCU632は充電判定回路600から検出信号s0の入力に基づいて電圧信号s1を出力する。MCU632からの電圧信号s1は抵抗635及び636の分圧回路を介してNPNトランジスタ633のベース端子に入力される。NPNトランジスタ633のエミッタ端子はグランドG1に接地され、コレクタ端子には抵抗637及び638が接続される。抵抗637は制御電源Vccに接続され、抵抗638はPNPトランジスタ634のベース端子に接続される。PNPトランジスタ634のエミッタ端子は制御電源Vccに接続され、コレクタ端子は高抵抗素子640に接続される。
MCU632が電圧信号s1を出力していない状態においては、NPNトランジスタ633はオフ(非導通)状態となる。従って、PNPトランジスタ634は、そのベース端子とエミッタ端子とが同電位となることからオフ(非導通)状態となる。従って、FET620のゲート端子及びソース端子はグランドG2と同電位となり、FET620はオフ(非導通)状態となる。
MCU632が電圧信号s1を出力している状態においては、NPNトランジスタ633がオン(導通)状態となり、抵抗637と抵抗638の接続点の電位はグランドG1に実質的に等しくなる。従って、PNPトランジスタ634はオン(導通)状態となり、PNPトランジスタ634のベース−エミッタ間に流れる電流が増幅され、制御電源Vccからの電流がPNPトランジスタ634のエミッタ−コレクタ間に流れる。この電流が電流信号s2となり、高抵抗素子640を介してFET620のゲート端子に供給される。
高抵抗素子640は、例えば数10k〜数100kΩの抵抗値を有する抵抗素子であり、PNPトランジスタ634のコレクタ端子とFET620のゲート端子の間に接続される。信号増幅回路630からの電流信号s2がFET620のゲート−ソース間に供給されると、ゲート−ソース間電圧(抵抗622の電圧)は、高抵抗素子640とFET620の静電容量で決まる時定数でグランドG2に対して上昇し、FET620の閾値を超えるとFET620がオン(導通)状態となる。この過程で、FET620はゲート−ソース間電圧の上昇に伴って徐々に導通していく。このように、FET620が徐々にオン状態となることにより、FET620のオン時のストレスを軽減できる。また、FET620のオン状態を維持するための電流が高抵抗素子640によって低減されるので、オン状態の保持のための回路消費電力を抑制することができる。
図4を用いて突入電流防止回路6の動作を説明する。
時刻t0において、平滑コンデンサ4の充電が開始される。この時点では、FET620のゲート端子には信号は印加されず、FET620はオフ状態となっている。従って、充電電流はダイオードブリッジ2→コイル301→ダイオード304→平滑コンデンサ4→低抵抗素子610→ダイオードブリッジ2に流れ、平滑コンデンサ4の容量と低抵抗素子610の抵抗値で決まる時定数に従って充電電圧が上昇していく。その後、定電圧源631からの制御電源Vccが確保されると、MCU632が起動する。
時刻t1において、充電電圧が所定値Vthを超えたことを充電判定回路600が検出し(図2に示す例の場合)、検出信号s0を出力すると、MCU632が電圧信号s1を出力してNPNトランジスタ633をオンする。これにより、PNPトランジスタ634がオンし、FET620のゲート−ソース間電圧が上昇していく。FET620のオンに伴い充電電流はFET620に流れ始め、低抵抗素子610に電流が流れなくなる。すなわち、電流は、ダイオードブリッジ2→コイル301→ダイオード304→平滑コンデンサ4→FET620→ダイオードブリッジ2に流れる。なお、充電判定回路600が計時手段(図3参照)からなる構成の場合、t0〜t1の時間は充電電圧によらず決まる。
時刻t2において、力率改善回路3が動作を開始して昇圧出力が平滑コンデンサ4に充電される。また、時刻t2の後に、MCU632による負荷回路5の通常制御動作が行われるものとする。
図2及び図3に、負荷回路5の一例を示す。本例の負荷回路5はLED550を点灯するための降圧チョッパ回路500を含む。降圧チョッパ回路500は、スイッチング素子501、コイル502、ダイオード503、電流検出抵抗504、駆動回路505、及びコンデンサ506を備える。スイッチング素子501がオンの期間にLED550に電流が流れるとともにコイル502にエネルギーが蓄えられる。スイッチング素子501がオフの期間に、コイル502に蓄えられたエネルギーによってダイオード503及びLED550に電流が流れる。スイッチング素子501は電流検出抵抗504によって検出される出力電流が目標値になるように駆動回路505によってPWM制御される。コンデンサ506は降圧チョッパ回路500の出力を平滑する。駆動回路505の動作(上記の目標値の設定等)はMCU632によって制御される。なお、負荷回路5の構成は上記に限られず、平滑コンデンサ4に並列接続され、信号増幅回路630に含まれる回路(例えばMCU632)によってグランドG1を基準電位として制御される負荷回路であれば他の用途又は構成のものであってもよい。
以上のように本実施形態によると、充電判定回路600が、グランドG1を規定する平滑コンデンサ4の充電状態が所定の状態に達したと判断した場合に検出信号s0を出力する。そして、グランドG1を基準電位として動作する信号増幅回路630が、検出信号s0の入力に応じて電流信号s2を、グランドG2を基準電位として動作するFET620のゲート端子に供給してFET620を導通させる。これにより、突入電流防止後の通常動作における回路電流が、オン抵抗の低いMOSFETからなるFET620を流れるので回路消費電力を低減することができる。ここで、FET620のオン状態を維持するための電流信号s2が高抵抗素子640を介して供給されるようにしたので、通常動作における回路消費電力をさらに低減することができる。また、負荷回路5と突入電流防止回路6とが異なる基準電位にあっても負荷回路5の制御回路(MCU632等)から突入電流防止回路6を制御できる。特に、FET620の導通状態が、充電判定回路600による充電電圧又は充電時間の判定結果に応じて制御されるので、高い精度で突入電流抑制動作のタイミングを制御することができる。
<変形例>
以上に本発明の好適な実施形態を示したが、本発明は以下に示すように種々の態様に変形可能である。
上記実施形態では、充電判定回路600として電圧検出手段(図2)及び計時手段(図3)を個別に示したが、これらを併用してもよい。例えば、MCU632が、電圧検出手段による検出信号と計時手段による検出信号との論理和又は論理積をとるようにしてもよい。両検出信号の論理和をとる場合には、突入電流防止効果を得つつも迅速な通常動作への移行を得ることができる。また、両検出信号の論理積をとる場合には、より確実な突入電流防止効果を得ることができる。
上記実施形態では、低抵抗素子610とFET620の並列回路をダイオードブリッジ2の低電位側出力端子と力率改善回路3(コンデンサ305)の間に設けた。一方、コンデンサ305の容量が(突入電流の問題が発生しない程度に)充分小さいことを条件に、低抵抗素子610とFET620の並列回路を、コンデンサ305の低電位側ノードN1と、スイッチング素子301及び駆動回路304の低電位側ノードN2の間に設けてもよい。また、駆動回路304が突入電流抑制回路6からの制御信号を受けないことを条件に、低抵抗素子610とFET620の並列回路を、力率改善回路3の上記ノードN2と平滑コンデンサ4の負極で規定されるノードN3の間に設けてもよい。この場合、力率改善回路3の動作時のスイッチング電流がFET620に流れないため、通常動作時の回路消費電力がさらに低減され得る。
1 電源装置
4 平滑コンデンサ
5 負荷回路
6 突入電流防止回路
600 充電判定回路
601 分圧回路
602 比較器
603 タイマ
610 低抵抗素子
620 電界効果トランジスタ(FET)
630 信号増幅回路
631 定電圧源
632 マイクロコントローラユニット(MCU)
633 NPNトランジスタ
634 PNPトランジスタ
640 高抵抗素子
G1、G2 グランド


Claims (4)

  1. 突入電流防止回路であって、
    負極が第1の基準電位となる平滑コンデンサの充電状態を判定し、前記充電状態が所定の状態にある場合に検出信号を出力する充電判定回路と、
    前記平滑コンデンサの充電経路に挿入され、前記第1の基準電位よりも低い電位の第2の基準電位を規定する低抵抗素子と、
    前記第1の基準電位にドレイン端子が接続され、前記第2の基準電位にソース端子が接続された電界効果トランジスタと、
    前記第1の基準電位をグランドとして動作し、前記検出信号の入力に応じて電流信号を前記電界効果トランジスタのゲート端子に供給して該電界効果トランジスタを導通させる信号増幅回路と、
    前記ゲート端子と前記信号増幅回路の間に接続された高抵抗素子と
    を備え、前記電流信号が前記高抵抗素子を介して前記ゲート端子に供給され、
    前記信号増幅回路が、
    定電圧を出力する定電圧源と、
    前記検出信号の入力に基づいて電圧信号を出力するマイクロコントローラユニットと、
    エミッタ端子が前記定電圧源に接続され、コレクタ端子が前記高抵抗素子に接続されたPNPトランジスタと
    を含み、前記電圧信号が出力されない場合には前記PNPトランジスタが非導通状態となり、前記電圧信号が出力されている場合には前記PNPトランジスタが導通状態となるように構成された、突入電流防止回路。
  2. 請求項1に記載の突入電流防止回路において、前記充電判定回路が、前記平滑コンデンサの充電電圧を検出し、該充電電圧が所定値を超える場合に前記検出信号を出力するように構成された突入電流防止回路。
  3. 請求項1又は2に記載の突入電流防止回路において、前記充電判定回路が、前記平滑コンデンサに入力電圧が投入されてからの経過時間を計測し、該経過時間が所定値を超えた場合に前記検出信号を出力するように構成された突入電流防止回路。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の突入電流防止回路と、
    前記平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサに並列接続され、前記信号増幅回路に含まれる回路によって前記第1の基準電位に対して制御される負荷回路と
    を備えた電源装置。
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