JP2013183277A - 電源接続回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力端子がグラウンドと短絡したときの電流制限部の消費電力を小さくできる電源接続回路を提供する。
【解決手段】本発明の電源接続回路は、入力端子より入力される入力電圧を出力電圧として出力端子より出力する第1のMOSトランジスタと、前記出力端子がグラウンドと短絡して前記出力電圧が基準電圧よりも低くなったときに、短絡したことを示す検出信号を出力する短絡検出部と、前記入力電圧を昇圧して、その昇圧した電圧を第1および第2のMOSトランジスタのゲートに出力する昇圧回路と、ゲートが前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続され、前記入力端子とグラウンドとの間に基準電流を流す第2のMOSトランジスタを含み、前記検出信号に応じて前記第2のMOSトランジスタに基準電流を流して、前記基準電流に応じた電圧を前記第1のMOSトランジスタのゲートに設定する電流制限部と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電源接続回路に関し、より詳細には、出力端子がグラウンドと短絡したときの電流制限部の消費電力を小さくする電源接続回路に関する。
電力供給源と電力供給源により電力が供給されて動作する外部機器とを接続する回路として電源接続回路がある。この電源接続回路は、出力端子がグラウンドと短絡した場合、過電流が流れないように出力電流を減少もしくは遮断して電流制限をする必要がある。
図1は、特許文献1に記載の従来の電源接続回路である。
図1に示すように電源接続回路101は、スイッチM1、昇圧回路102、電流制限部103および短絡検出部104を備えた構成となっている。
スイッチM1は、NチャネルMOSトランジスタにより構成される。スイッチM1は、ドレインが入力電圧Vinを入力する入力端子105および昇圧回路102に接続され、ソースが出力電源Voutを出力する出力端子106に接続され、ゲートが昇圧回路102および電流制限部103に接続される。短絡検出部104は、コンパレータ107および基準電圧Vrefを生成する基準電圧源108により構成され、コンパレータ107は、非反転入力端子が基準電圧源108の陽極側に接続され、反転入力端子が出力端子106に接続され、出力端子が電流制限部103に接続される。負荷L1は、一端が出力端子Voutは、負荷L1を介してグラウンドに接地されている。
電流制御部103は、スイッチM2、ダイオード109を備える。スイッチM2は、NチャネルMOSトランジスタにより構成される。スイッチM2は、ソースが出力端子Voutに接続され、ドレインがダイオード109のカソードに接続され、ゲートが短絡検出部104のコンパレータ107の出力側に接続される。ダイオード109は、スイッチM1のゲートとスイッチM2のドレインとの間に直列に接続される。
図1に記載の電源接続回路101は、出力端子Voutがグラウンドと短絡した場合、スイッチM1に過電流が流れないように電流制限をするものである。
通常動作時は、昇圧回路102が入力電圧Vinを昇圧して、昇圧した電圧をスイッチM1のゲートに出力してスイッチM1をオンさせる。
スイッチM1がオンすると、入力端子105と出力端子106が導通して入力電圧Vinが出力電圧Voutとして伝達される。通常動作時には、出力電圧Voutが基準電圧Vrefよりも高く、そのため短絡検出部104のコンパレータ107はLOWを出力している。したがって、電流制限部103のスイッチM2がオフとなっている。
しかし、出力端子106が短絡して出力電圧Voutが基準電圧Vrefよりも低くなると、コンパレータ107はHIを出力して、電流制限部103のスイッチM2がオンする。また、昇圧回路102の昇圧動作を制限する。スイッチM2がオンすると、ダイオード109を介して昇圧回路102から電流を引いて、スイッチM1のゲート電圧を下げる。スイッチM1のゲート電圧を下げてスイッチM1のゲートソース間電圧を下げることで、スイッチM1に流れる電流を制限する。
特開2009−212704号公報
しかしながら、従来の電流制限回路101は、以下の問題があった。
出力端子106がグラウンドと短絡したとき、昇圧回路102の電圧がダイオード109に与えられ、ダイオード109の両端に高い電圧がかかる。ここで、ダイオードの電流特性は指数関数特性であり、電流制限部103に流れる電流が大きくなるため、出力端子106がグラウンドと短絡した時の電流制限部103の消費電力が大きくなる。特に、電流制限部103の消費電力が大きいと、入力端子105に接続された電源の電力を余分に消費することになる。
本発明は、上記した点に鑑みて行われたものであり、出力端子がグラウンドと短絡したときの電流制限部の消費電力を小さくできる電源接続回路を提供することを目的とする。
本発明の電源接続回路は、入力端子より入力される入力電圧を出力電圧として出力端子より出力する第1のMOSトランジスタと、前記出力端子がグラウンドと短絡して前記出力電圧が基準電圧よりも低くなったときに、短絡したことを示す検出信号を出力する短絡検出部と、前記入力電圧を昇圧して、その昇圧した電圧を前記第1のMOSトランジスタのおよび第2のMOSトランジスタのゲートに出力する昇圧回路と、ゲートが前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続され、前記入力端子とグラウンドとの間に基準電流を流す第2のMOSトランジスタを含み、前記検出信号に応じて前記第2のMOSトランジスタに基準電流を流して、前記基準電流に応じた電圧を前記第1のMOSトランジスタのゲートに設定する電流制限部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の電源接続回路において、前記電流制限部は、一端が前記グラウンドに、他端が前記第2のMOSトランジスタに接続され、前記基準電流を生成する電流源と、前記第1のMOSトランジスタのゲート電圧をプルダウンして、前記第1のMOSトランジスタとともに負帰還回路を構成し、前記電流源の他端と前記出力端子とを仮想短絡するバッファとを備えたことを特徴とする。
本発明の電源接続回路において、前記電流制限部は、一端が前記入力端子に、他端が前記第2のMOSトランジスタに接続され、前記基準電流を生成する電流源と、前記電流源の他端に接続され、前記基準電流に応じた電圧を前記第1のMOSトランジスタのゲートに出力するバッファとを備えたことを特徴とする。
本発明の電源接続回路において、前記バッファは、前記電流源と前記第2のMOSトランジスタとの共通接続部の電圧をゲートより入力してレベルシフトを行い、そのレベルシフトした電圧をソースより出力する第1のソースフォロワと、前記第1のソースフォロワのソース電圧をゲートより入力してレベルシフトを行い、そのレベルシフトした電圧を前記第一及び第二のMOSトランジスタのゲートに出力する第2のソースフォロワとを備えたことを特徴とする。
本発明の電源接続回路は、電流制限部の電流源により強制的に電流制限部のスイッチM2に流れる電流を設定でき、電流制限部に流れる電流を小さくできるため、出力端子がグラウンドと短絡したときの電流制限部の消費電力を小さくできる。
従来の電流制限回路の回路を示す図である。 本発明の電源接続回路の回路を示す図である。 本発明の実施形態1の電源接続回路の具体例であり、図2に示した本発明の電源接続回路の電流制御部のバッファをより具体化した回路を示す図である。 本発明の実施形態2の電源接続回路の具体例であり、図2に示した本発明の電源接続回路の電流制御部のバッファをより具体化した回路を示す図である。
図2は、本発明の電源接続回路の回路図である。
図2において、本発明の電源接続回路201は、入力端子205より入力される入力電圧Vinを出力電圧Voutとして出力端子206より出力するスイッチM1と、入力電圧を昇圧して、その昇圧した電圧をスイッチM1のゲートに出力する昇圧回路202と、入力端子205とグラウンドの間に電流源209から生成した基準電流I1を流すスイッチM2を含み、検出信号に応じてスイッチM2に基準電流I1を流して、基準電流I1に応じた電圧をスイッチM1のゲートに設定する電流制限部203と、出力端子206がグラウンドと短絡して出力電圧Voutが基準電圧Vrefよりも低くなったときに、短絡したことを示す検出信号を出力する短絡検出部204と、を備えた構成になっている。ここで、スイッチM1およびスイッチM2は、NチャネルMOSトランジスタにより構成される。短絡検出部204は、コンパレータ207および基準電圧Vrefを生成する基準電圧源208により構成される。
スイッチM1は、ドレインが入力電圧Vinを入力する入力端子205および昇圧回路202に接続され、ソースが出力電圧Voutを出力する出力端子206に接続され、ゲートが電流制限部203に接続される。短絡検出部のコンパレータ207は、非反転入力端子が参照電圧源208の陽極が接続され、反転入力端子が出力電圧Voutを出力する出力端子206および電流制限部203のスイッチM2のソースに接続され、出力端子が昇圧回路202および電流制限部203に接続される。出力端子206は、負荷L1を介してグラウンドに接地されている。
電流制限部203は、電流I1を出力する電流源209、バッファ210、スイッチM2を有する。電流源209は一端が入力電圧Vinを入力する入力端子205、昇圧回路202およびスイッチM1のドレインに接続されている。スイッチM2は、ドレインが電流源209に接続され、ソースが出力端子206および短絡検出部204のコンパレータ207の反転入力端子に接続され、ゲートが昇圧回路202およびバッファ210の他端に接続される。ここで、コンパレータ207の出力は、電流制限部203を制御する。
本発明の電源接続回路201では、コンパレータ207がLOWを出力すると、バッファ210をディスエーブルにすることで、電流制限部203を停止させ、コンパレータ207がHIを出力すると、バッファ210をイネーブルにすることで、電流制限部203を動作させる。また、コンパレータ207がLOWを出力すると、昇圧回路202は通常に作動し、コンパレータ207がHIを出力すると、昇圧回路202は動作が制限される。
通常動作時は、昇圧回路202が入力電圧Vinを昇圧し、さらに昇圧した電圧をスイッチM1のゲートに出力してスイッチM1をオンさせる。スイッチM1がオンすると、入力端子205と出力端子206が導通して入力電圧Vinが出力電圧Voutとして伝達される。通常動作時は、出力電圧Voutが基準電圧Vrefより高く、短絡検出部204のコンパレータ207はLOWを出力している。コンパレータ207の出力がLOWのとき、バッファ210が停止し、電流制限部203全体の動作も停止する。
出力端子206がグラウンドと短絡して出力電圧Voutが基準電圧Vrefよりも低くなると、コンパレータ207はHIを出力する。コンパレータ207の出力HIは、バッファ210をイネーブルにし、電流制限部203が動作する。また、コンパレータ207の出力HIは、昇圧回路202の昇圧動作も制限する。
本発明の電源接続回路201ではスイッチM1、スイッチM2はカレントミラー回路を構成し、スイッチM2には電流源209の基準電流I1が流れる。ここで、スイッチM1、スイッチM2のゲート電圧はバッファ210により基準電流I1に応じた電圧に設定され、スイッチM1に流れる電流は、電流源209の基準電流I1に比例した電流に制限される。
つまり、本発明は、出力端子206がグラウンドに短絡したときに、基準電流I1を、スイッチM2を介して、グラウンドとの間に流し、その電流I1をスイッチM1にミラーして、スイッチM1に流れる電流を制限するものである。
バッファ210は、スイッチM2のドレインとスイッチM1のゲートを制御する。また、バッファ210はスイッチM1、スイッチM2のゲートが高い電圧になっても電流源209に電流が逆流しない役割もある。
これにより、電流制限部203の電流源209により強制的に電流制限部203のスイッチM2に流れる電流を設定でき、電流制限部203に流れる電流を小さくできるため、出力端子206がグラウンドと短絡したときの電流制限部203の消費電力を小さくできる。
また、電源起動時には、出力電圧Voutはグラウンド電圧であり、出力電圧Voutとグラウンド電圧は等価的に短絡された状態にある。つまり、電源起動時には、電流制限部203が電力を消費し、その電力の供給元である入力端子205に接続された電源の電力が消費される状態にある。本発明は上述した構成及び動作により、電源起動時に、電流制限部203の電力消費を小さくすることができる。
以下において、バッファ210をより具体的にした本発明の電源接続回路の2つの実施形態について説明する。
(実施形態1)
図3は、本発明の実施形態1の電源接続回路の具体例であり、図2に示した本発明の電源接続回路の電流制御部203のバッファ210をより具体化した回路図である。
図3において、本発明の実施形態1電源接続回路301の電流制限部303は、スイッチM2、基準電流I1を流す電流源309、およびスイッチM3と差動増幅器311とを有するバッファ310と、により構成されている。ここで、スイッチM3は、NチャネルMOSトランジスタにより構成される。
スイッチM2は、ドレインが入力電圧Vinを入力する入力端子305、昇圧回路302およびスイッチM1のドレインに接続され、ソースがバッファ310の差動増幅器311の非反転入力端子および電流源309に接続され、ゲートがスイッチM1のゲートおよびバッファ310のスイッチM3のドレインに接続されている。一端がスイッチM2のソースに接続されている電流源309は、他端がグラウンドに接地されている。スイッチM2は、ソースに電流源309が接続されていることにより、一定の電圧がゲート−ソース間にかかる。
バッファ310を構成し、非反転入力端子がスイッチM2のソースに接続されている差動増幅器311は、反転入力端子がスイッチM1のソース、出力端子306および短絡検出部304のコンパレータ307の反転入力端子に接続され、出力端子がスイッチM3のゲートに接続されている。差動増幅器311は、スイッチM2のソースとスイッチM1のソースとを仮想短絡状態にし、等価的にスイッチM1、M2をカレントミラー回路として動作させるためのものである。実施形態1の電源接続回路301では、コンパレータ307がLOWを出力すると、差動増幅器311をディスエーブルにし、コンパレータ307がHIを出力すると、差動増幅器311をイネーブルにする。また、コンパレータ307がLOWを出力すると、昇圧回路302は通常に動作し、コンパレータ307がHIを出力すると、昇圧回路302は動作が制限される。
スイッチM3は、昇圧回路302により昇圧されるスイッチM1、スイッチM2のゲート電圧Vgをプルダウンして、ゲート電圧Vgが上がりすぎないようにし、スイッチM1を介して差動増幅器311が負帰還回路を構成して非反転入力端子と反転入力端子とが仮想短絡するようにするためのものである。
このようにして、スイッチM1、スイッチM2のソース電圧は同じになり、スイッチM1にはスイッチM2に流れる基準電流I1に応じた電流が流れる。つまり、スイッチM1の電流を、スイッチM1とスイッチM2とのサイズ比に応じた比例定数を基準電流I1に乗じた値の電流に制限する。
次に、本発明の実施形態1の電源接続回路301の動作について説明する。
まず、出力電圧Voutが基準電圧Vrefよりも大きい通常動作をする場合、短絡検出部304のコンパレータ307はLOWを出力するため、差動増幅器311が停止(ディスエーブル)することにより、バッファ310は停止する。
次に、出力電圧Voutが基準電圧Vrefよりも小さい場合に、バッファ310が動作してスイッチM1とスイッチM2がカレントミラー回路として動作して電流制限をする原理を説明する。
まず、出力端子306がグラウンドと短絡することにより、出力電圧Voutが基準電圧Vrefより低い電圧となった場合、短絡検出部304のコンパレータ307はHIを出力することにより、昇圧回路302は短絡していないときよりも比較的小さな電流を出力するようにその昇圧動作が制限されるとともに、差動増幅器311が動作する。スイッチM2のゲート電圧Vgが0Vから上昇していくとM2がオンして電流I1は0から増えていく。電流I1が定常値に達すると電流源309の出力抵抗は非常に大きくなり、スイッチM2のソース電圧Vsが上昇していく。
Vs<Voutであるときには、差動増幅器311はコンパレータとして働きLOWを出力するので、スイッチM3はオフしており、プルダウン動作を行わない。このため、Vs=VoutとなるまでVgの昇圧が続く。
一方、スイッチM2のソース電圧Vsが上昇してVs>Voutとなると、差動増幅器311はHIを出力してスイッチM3がスイッチM1のゲート電圧Vgをプルダウンする。M1のゲート電圧がプルダウンされてVgが低下すると、電流源309がスイッチM2に電流I1を流そうとするため、スイッチM1に流れる電流が制限され、ソース電圧Vsも低下する。結果として、スイッチM1のソース電圧VoutとスイッチM2のソース電圧Vsを同じにするよう動作するため仮想短絡状態が実現する。
このようにして、スイッチM2のソース電圧Vsと出力端子306から出力される出力電圧Voutは同じ電圧となり、スイッチM2のゲート電圧VgはスイッチM2に電流I1が流れるような電圧に設定される。また、スイッチM1にはスイッチM2に流れる電流I1に応じた電流が流れる。このようにして、スイッチM1に流れる電流は制限される。
そして、短絡状態が解消されて、出力電圧Voutが基準電圧Vrefを超えると短絡検出部のコンパレータ307はLOWを出力し、差動増幅器311が停止してスイッチM3もオフし、スイッチM3のプルダウン機能は停止する。
上述のように、電流制限部303の電流源309により強制的に電流制限部303のスイッチM2に流れる電流を設定でき、電流制限部303に流れる電流を小さくできるため、出力電圧Voutを出力する出力端子306がグラウンドに短絡したときの電流制限部303の消費電力を小さくできる。
(実施形態2)
図4は、実施形態2の電源接続回路の具体例であり、図2に示した本発明の電源接続回路201の電流制限部203のバッファ210をより具体化した回路図である。
図4において、本発明の実施形態2の電源接続回路401の電流制御部403は、電流I1を流す電流源409とスイッチM2と、バッファ410を備えている。スイッチM2のドレインには電流源409およびバッファ410が接続され、ゲートにはスイッチM1のゲートおよびバッファ410が接続され、ソースにはスイッチM1のソース、出力電圧Voutを出力する出力端子406および短絡検出部404のコンパレータ407の反転入力端子が接続されている。スイッチM1とスイッチM2は、バッファ410と昇圧回路402によりゲート電圧Vgが制御されるカレントミラー回路を構成する。
バッファ410は、スイッチMB1、スイッチMB2、スイッチSW1、スイッチSW2および電流I2を発生する電流源411を備えている。スイッチMB1、SW1、SW2はNチャネルMOSトランジスタにより構成され、スイッチMB2は、PチャネルMOSトランジスタにより構成される。
スイッチMB1は、ドレインが入力電圧Vinを入力する入力端子405および昇圧回路402に接続され、ゲートが、スイッチM2のドレインおよび電流源409に接続され、ソースがスイッチMB2のゲートおよびスイッチSW1のドレインに接続され、さらにソースがスイッチSW1および電流源411を介してグラウンドに接地されている。また、スイッチMB2は、ソースがスイッチM1のゲートおよびスイッチM2のゲートに接続され、ドレインがスイッチSW2のドレインに接続され、さらにスイッチSW2を介してグラウンドに接地されている。
スイッチMB1とスイッチMB2はともにソースフォロワ(ドレイン接地増幅回路)として動作し、スイッチM2のドレイン電圧Vdとゲート電圧Vgがほぼ同じ電圧となるよう制御することで、スイッチM1、スイッチM2はカレントミラー回路を実現する。また、電流源411はスイッチMB1のソースをプルダウンするためのロードであり、微小な電流I2を生成する。
スイッチSW1およびスイッチSW2のゲートは、ともに短絡検出部404のコンパレータ407の出力端子に接続される。また、スイッチSW1のソースは電流源411に接続され、スイッチSW2のソースは電流源411、基準電圧源408に接続され、さらにグラウンドに接地されている。スイッチSW1、SW2はバッファ410をイネーブルにするためのスイッチである。
なお、スイッチM1、スイッチM2の閾値電圧Vtと、スイッチMB2の閾値電圧の絶対値Vtb2との関係は、出力電圧Voutを出力する出力端子406がグラウンドと短絡したときにも、プルダウン機能を維持するために、Vt>Vtb2となっている。
次に、本発明の実施形態2の電源接続回路401の動作について説明する。
まず出力電圧Voutが基準電圧Vrefよりも大きい通常動作をする場合、短絡検出部404のコンパレータ407はLOWを出力するため、スイッチSW1、SW2はオフして、バッファ410は停止(ディスエーブル)する。
次に、出力電圧Voutが基準電圧Vrefよりも小さい場合、バッファ410が動作してスイッチM1とスイッチM2がカレントミラー回路として動作して、電流制限をする原理を説明する。
昇圧回路402が動作しスイッチM2のゲート電圧Vgがグラウンド電圧から上昇していくと、スイッチM2がオンし電流源409の電流I1は0から増えていく。電流I1が定常値に達すると電流源409の出力抵抗は非常に大きくなり、スイッチM2のドレイン電圧Vdが低下していく。また、スイッチMB1はソースフォロワを構成しているため、スイッチM2のドレイン電圧Vdの低下と同時にスイッチMB1のソース電圧もが同時にレベルシフトして低下していく。
スイッチMB1のソースはスイッチMB2のゲートに接続されており、スイッチMB2のゲートソース間電圧が増大していくことになる。スイッチMB2のゲートソース間電圧が閾値を超えるとスイッチMB2は導通してゲート電圧Vgを引き下げようとする。そして、スイッチM2のゲート電圧Vgの上昇が止まり、安定状態に達する。
スイッチM1とスイッチM2とはゲートおよびソースを共有しており、サイズ比に応じた電流がスイッチM1に流れる。
そして、短絡状態が解消して、出力電圧Voutが基準電圧Vref電圧を超えると短絡検出部404のコンパレータ407はLOWを出力し、スイッチSW1とスイッチSW2はオフする。これによりスイッチMB2によるプルダウン機能が停止し、スイッチM2のゲート電圧Vgが上昇を始める。
ゲート電圧Vgが上昇し、スイッチM2がフルオン状態になると、スイッチMB1のゲート電圧Vdは出力電圧Voutと等しくなり、スイッチMB2のゲート電圧は出力電圧VoutよりVtb1だけ低い電位に引き上げられる。
上述のように、電流制限部403の電流源409により、強制的に電流制限部403のスイッチM2に流れる電流を設定でき、電流制限部403に流れる電流を小さくできるため、出力端子406がグラウンドと短絡したときの電流制限部403の消費電力を小さくできる。
また、実施形態2の電源接続回路401は、バッファ410が差動増幅器を用いない簡易な構成であるため、実施形態1の電源接続回路301よりも小面積であり、電流制限部403の消費電力をさらに小さくすることができる。
さらに、実施形態2の電源接続回路401は、短絡状態が解消したとき、スイッチMB2のゲート電圧は、出力電圧VoutよりVtb1だけ低い電位に引き上げられるため、スイッチMB2のゲート−ソース間電圧が大きくなることを防ぎ、酸化膜を保護することもできる。
101、201、301、401 電源接続回路
102、202、302、402 昇圧回路
103、203、303、403 電流制限部
104、204、304、404 短絡検出部
105、205、305、405 入力端子
106、206、306、406 出力端子
107、207、307、407 コンパレータ
108、208、308、408 基準電圧源
109 ダイオード
209、309、409、411 電流源
210、310、410 バッファ
311 差動増幅器

Claims (4)

  1. 入力端子より入力される入力電圧を出力電圧として出力端子より出力する第1のMOSトランジスタと、
    前記出力端子がグラウンドと短絡して前記出力電圧が基準電圧よりも低くなったときに、短絡したことを示す検出信号を出力する短絡検出部と、
    前記入力電圧を昇圧して、その昇圧した電圧を前記第1のMOSトランジスタおよび第2のMOSトランジスタのゲートに出力する昇圧回路と、
    ゲートが前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続され、前記入力端子とグラウンドとの間に基準電流を流す前記第2のMOSトランジスタを含み、前記検出信号に応じて前記第2のMOSトランジスタに基準電流を流して、前記基準電流に応じた電圧を前記第1のMOSトランジスタのゲートに設定する電流制限部と、
    を備えたことを特徴とする電源接続回路。
  2. 前記電流制限部は、
    一端が前記グラウンドに、他端が前記第2のMOSトランジスタに接続され、前記基準電流を生成する電流源と、
    前記第1のMOSトランジスタのゲート電圧をプルダウンして、前記第1のMOSトランジスタとともに負帰還回路を構成し、前記電流源の他端と前記出力端子とを仮想短絡するバッファと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電源接続回路。
  3. 前記電流制限部は、
    一端が前記入力端子に、他端が前記第2のMOSトランジスタに接続され、前記基準電流を生成する電流源と、
    前記電流源の他端に接続され、前記基準電流に応じた電圧を前記第1のMOSトランジスタのゲートに出力するバッファと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電源接続回路。
  4. 前記バッファは、
    前記電流源と前記第2のMOSトランジスタとの共通接続部の電圧をゲートより入力してレベルシフトを行い、そのレベルシフトした電圧をソースより出力する第1のソースフォロワと、
    前記第1のソースフォロワのソース電圧をゲートより入力してレベルシフトを行い、そのレベルシフトした電圧を前記第1及び第2のMOSトランジスタのゲートに出力する第2のソースフォロワと、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の電源接続回路。
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