JP2020137352A - 電力供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体スイッチへの印加電圧が低下し、保護機能の動作が不安定な状態となった場合に半導体スイッチを遮断できる電力供給装置を提供する。【解決手段】電源1の電力を負荷回路2に供給する電力供給装置100であって、電源1からの電力を負荷回路2に供給する電力供給線に接続されている半導体スイッチ11а、12аを含むスイッチングデバイス11,12と、半導体スイッチ11а、12аの駆動電圧を制御し、半導体スイッチ11а、12аのオン、オフを切り換えるコントローラ30と、半導体スイッチ11a、12aの低電位側から出力されるスイッチングデバイス11、12の出力電圧を検出する検出部とを備え、半導体スイッチ11а、12аのターンオフ動作を保証する下限電圧が、半導体スイッチ11а、12аの高電位側の電圧に対して設定されており、所定の閾値電圧が下限電圧より高い電圧に設定されており、検出部により検出された検出電圧が所定の閾値電圧以下である場合に半導体スイッチ11а、12аはオフ状態になる。【選択図】 図1

Description

本発明は、電源の電力を負荷に供給する電力供給装置に関するものである。
電源から負荷に電力供給するための電力供給ラインに設けられて通電電流をオン/オフするとともに、過電流を監視する自己保護手段を有する半導体スイッチと、半導体スイッチを制御するとともに電力供給ラインを監視・保護する制御部と、制御部の動作を監視する監視部と、監視部で制御部の異常が検出されたときに自己保護手段が有する制限値を調整する保護特性調整部と、を備えた電力供給装置が知られている(例えば特許文献1)。
特開2014−158326号公報
上記の電力供給装置において、例えば負荷の回路異常により、前記半導体スイッチへの印加電圧が動作保証電圧未満となった場合には、自己保護手段による保護機能が不安定になり半導体スイッチを遮断できない可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、半導体スイッチへの印加電圧が低下し、保護機能の動作が不安定な状態となった場合に半導体スイッチを遮断できる電力供給装置を提供することである。
[1]本発明に係る電力供給装置は、電源の電力を負荷回路に供給する電力供給装置であって、前記電源からの電力を前記負荷回路に供給する電力供給線に接続されている半導体スイッチを含むスイッチングデバイスと、前記半導体スイッチの駆動電圧を制御し、前記半導体スイッチのオン、オフを切り換えるコントローラと、前記半導体スイッチの低電位側から出力される前記スイッチングデバイスの出力電圧を検出する検出部とを備え、前記半導体スイッチのターンオフ動作を保証する下限電圧が、前記半導体スイッチに印加される印加電圧に対して設定されており、所定の閾値電圧が前記下限電圧より高い電圧に設定されており、前記検出部により検出された検出電圧が前記閾値電圧以下である場合に前記半導体スイッチはオフ状態になる。
[2]上記発明において、前記駆動電圧は、前記電源と異なる他の電源からとってもよい。
[3]上記発明において、前記半導体スイッチに流れる電流、又は、前記半導体スイッチの温度を検出するセンサを備え、前記コントローラは、前記センサの検出値に基づき異常を検出した場合に、前記半導体スイッチをオフにする保護制御を実行し、前記保護制御は、前記半導体スイッチに印加される印加電圧が所定電圧以上である場合に正常に機能し、前記閾値電圧は前記所定電圧より高い電圧に設定されていてもよい。
[4]上記発明において、前記検出部を含む保護回路を備え、前記コントローラは、前記半導体スイッチのオン、オフを切り換える第1信号を前記保護回路に出力し、前記保護回路は、前記検出電圧と前記閾値電圧とを比較し、比較結果に基づき前記半導体スイッチのオン、オフを切り換える第2信号を生成し、前記第1信号及び前記第2信号に対する応答信号を前記半導体スイッチの制御端子に出力することで、前記半導体スイッチのオン、オフを切り換えてもよい。
[5]上記発明において、前記半導体スイッチは、前記電源から前記駆動電圧を取得してもよい。
本発明によれば、半導体スイッチの電圧が動作保証電圧未満になるような異常が発生した場合には半導体スイッチを遮断することで、半導体スイッチ及び電力供給線を保護できる。
図1は、本発明の実施形態における電力供給システムを示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態において、論理回路41bの回路図である。 図3は、本発明の実施形態における電力供給システムを示すブロック図である。 図4は、スイッチングデバイスにおける導通電流とセンサ出力電圧の特性を示すグラフである。 図5は、本発明の実施形態の変形例における電力供給システムを示すブロック図である。 図6は、本発明の実施形態の変形例における電力供給システムを示すブロック図である。 図7は、本発明の実施形態の変形例における電力供給システムを示すブロック図である。 図8は、本発明の他の実施形態における電力供給システムを示すブロック図である。
≪第1実施形態≫
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態における電力供給システムを示すブロック図である。
本実施形態における電力供給システムは、バッテリなどの電源から出力される電力を、負荷回路に供給するシステムである。電力供給システムは、例えば電気自動車等の車両に搭載されており、車両に設けられたバッテリの電力を、ランプ、パワーウィンド、ナビゲーションシステム、又は、エアーコンデョナ等の負荷回路に供給する。この電力供給システムは、図1に示すように、電源1、負荷回路2、ハーネス3、電力線4、上位コントローラ5、及び電力供給装置100を備えている。
電源1は、例えば、車両に搭載される直流電源である、このような電源1としては、鉛電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の2次電池(バッテリ)や、電気二重層キャパシタ等を用いることができる。
電源1は、ハーネス3及び電力線4を介して負荷回路2に対して電力を供給している。負荷回路2は、等価的に電気抵抗成分と電気容量成分とを含んで構成されている。本実施形態の負荷回路2は、インダクティブ成分LとしてインダクタンスLを有し、抵抗成分として抵抗Rを有し、容量成分としてキャパシタCを有している。また負荷回路2は、ハーネス3を介して電力供給装置100に接続されている。電源1と電力供給装置100との間には、電力線4が接続されている。すなわち、ハーネス3及び電力線4が、電源1からの電力を負荷回路2に供給するための電力供給線に相当する。なお、以下の説明では、ハーネス3及び電力線4により、電源1から負荷回路2に接続される配線を、電力供給線とも称している。負荷回路2は、スイッチングデバイス12より下流側に接続された回路である。スイッチングデバイス12(半導体スイッチ12а)よりも上流側には、スイッチングデバイス11(半導体スイッチ11a)を介して電源1が接続されている。
抵抗Rは、ランプ等の灯火系、ワイパ、ウォッシャ、又はその他ECU等の車載機器である。この抵抗Rは、一端がハーネス3及びスイッチングデバイス11、12を介して電源1に接続されており、他端が接地されている。キャパシタCは、たとえば、電源1から供給される直流電流を平滑化する平滑キャパシタ、又は、ノイズ吸収用キャパシタである。このキャパシタCは、一端がハーネス3及びスイッチングデバイス11、12を介して電源1に接続されており、他端が接地されている。電源1に対して、抵抗RとキャパシタCは、並列に接続されている。なお、負荷回路2と電源1との間には、ハーネス3,電力線4やスイッチングデバイス11、12以外の構成要素が介在していてもよい。また、本実施形態では、抵抗RやキャパシタCの他端は、いずれも接地されているが、特に上述に限定されない。等価的に示した回路モデルにおいて、インタラクティブ成分、抵抗成分と容量成分とが存在していれば、各成分の接続先は特に限定されない。
電力線4は、電源1と、電力供給装置100に含まれるスイッチングデバイス11(半導体スイッチ11a)との間に接続されている。ハーネス3は、負荷回路2と、電力供給装置100に含まれるスイッチングデバイス12(半導体スイッチ12а)との間に接続されている。電力線4及びハーネス3の形状(主に配線径)は、電源供給システムにおいて許容される許容電流値に応じて設計されている。ここで、電力線4及びハーネス3の配線径について説明する。本実施形態とは異なり、負荷回路2を保護するためには、ヒューズを電力線4に接続することが考えられる。ヒューズは、大電流の導通により配線が切れることで、電流を遮断する。そのため、ヒューズと電気的に接続されている電力線4及びハーネス3は、少なくとも、ヒューズ配線が切れるまでの電流を導通させる必要があるため、電力線4及びハーネス3には、配線径の大きな配線を用いる必要がある。一方、本実施形態では、ヒューズが電力線に接続されていないため、従来と比較して、配線径の小さい電力線4及びハーネス3を用いることができる。
上位コントローラ5は、車両全体を制御するコントローラである。上位コントローラ5は、CANなどの通信網により、電力供給装置100に設けられたコントローラ30とつながっている。
電力供給装置100は、電源1と負荷回路2との間の電気的な導通と遮断とを切り替えるスイッチング機能(ドライブ機能)と、スイッチングデバイス11、12の状態を診断する自己診断機能と、半導体スイッチ11а、12а及び/又は負荷回路2を保護する保護機能を有している。
電力供給装置100は、図1に示すように、スイッチングデバイス11、12、電源レギュレータ20、コントローラ30、及び保護回路41、42を備えている。スイッチングデバイス11、12、電源レギュレータ20、及びコントローラ30は弱電用の配線により接続されており、電源レギュレータ20の出力電流が、コントローラ30を介して、スイッチングデバイス11、12に流れるように、配線網又は配線パターンが形成されている。コントローラ30は、スイッチングデバイス11、12に含まれる各センサ11b、12bと、信号線又は配線パターンで接続されている。
電力線4には、スイッチングデバイス11、12が接続されている。スイッチングデバイス11は、半導体スイッチ11аとセンサ11bとを単一のチップでモジュール化したデバイスである。スイッチングデバイス12は、スイッチングデバイス11と同様に、半導体スイッチ12аとセンサ12bを1つのチップに集積化したデバイスである。
半導体スイッチ11а、12аには、たとえば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体素子を用いることができる。本実施形態では、nチャネルのMOSFETを用いているが、pチャネルのMOSFETでもよい。
半導体スイッチ11а、12аは、ドレイン電極と、ソース電極と、ゲート電極とを有している。半導体スイッチ11аのドレイン電極は、電力線4を介して電源1と接続されている。半導体スイッチ11аのソース電極は、センサ11bを介して、半導体スイッチ12aのドレイン電極に接続されている。半導体スイッチ12аのソース電極は、センサ12bを介して負荷回路2に接続されている。半導体スイッチ11а、12aのゲート電極は、保護回路40を介してコントローラ30の駆動部31に接続されている。この半導体スイッチ11а、12аは、駆動部31からゲート電極に出力されるスイッチング信号(駆動電圧)によりオンとオフの切り替えが可能となっている。
半導体スイッチ11а、12аのゲート電極に、ハイレベルの駆動電圧が入力されると、半導体スイッチ11а、12аは、ドレイン電極とソース電極との間が導通するオン状態となる。これにより、電源1と負荷回路2との間が導通し、電源1の電力が負荷回路2に供給される。一方、ゲート電極に、ローレベルの駆動電圧が入力されると、半導体スイッチ11а、12аは、ドレイン電極とソース電極との間が遮断するオフ状態となる。これにより、電源1と負荷回路2との間が遮断し、電源1から負荷回路2への電力供給が停止する。なお、半導体スイッチ11а、12аは独立して切り替わる。
センサ11bは、半導体スイッチ11аの状態を検出するセンサである。センサ11bには、例えば電流センサが用いられる。センサ11bは、半導体スイッチ11аのソース電極に接続されており、半導体スイッチ11аのドレイン−ソース間に流れる電流を検出し、信号線を介して検出値をコントローラ30に出力する。半導体スイッチ12aのソース電極には、半導体スイッチ12аの状態を検出するセンサ12bが接続されている。なお、センサ11b、12bは、半導体スイッチ11а、12аのゲート電流を検出してもよい。またセンサ11b、12bには、電流センサの代わりに温度センサを用いてもよく、半導体スイッチ11а、12аの各温度を検出することで、半導体スイッチ11а、12аの状態を検出してもよい。
半導体スイッチ11a及び半導体スイッチ12aは、電源1と負荷回路2との間で直列に接続されている。直列接続された複数の半導体スイッチ11a、12aのうち、半導体スイッチ11aが、高電位側(上流側)で電源1から負荷回路2までの電気的な導通及び遮断を切り替え、半導体スイッチ12aが低電位側(下流側)で電源1から負荷回路2までの電気的な導通及び遮断を切り替える。半導体スイッチ11aが、従来のヒューズの保護機能を有している。そして、半導体スイッチ12aの異常発生時には、半導体スイッチ11aをオンからオフに切り替えることで、負荷回路2が保護される。また、半導体スイッチ11aの異常発生時には、半導体スイッチ12aをオンからオフに切り替えることで、負荷回路2が保護される。
なお、スイッチングデバイス11の接続部分に、スイッチングデバイス11の代わりに、機械的に遮断するヒューズを接続することも考えられる。このようなヒューズは、大電流の導通等により溶断されると、復帰することが容易ではない。本実施形態における電力供給装置は、半導体スイッチ11а、12аを用いているため、電源1と負荷回路2との間を遮断した後に、電源1と負荷回路2を導通させることができる。
なお、スイッチングデバイス11は、半導体スイッチ11а及びセンサ11bの他に、制御回路(図示しない)を含みつつ、IPD(Intelligent Power Device)等のICにより構成されてもよい。IPDに含まれる制御回路は、センサの11bの検出結果から、半導体スイッチ11аの異常を検知した場合には、半導体スイッチ11аをオフする機能を有している。すなわち、IPDで構成されるスイッチングデバイス11は、自己診断機能を有している。スイッチングデバイス12も同様に、IPD等のICにより構成されてもよく、自己診断機能を有してもよい。
電源レギュレータ20は、電源1の出力電圧をコントローラ30の動作電圧に変換する回路である。電源レギュレータ20は、制御部32を動作するための電圧を出力する。また電源レギュレータ20は、半導体スイッチ11а、12аの駆動電圧を生成するための電圧を、駆動部31に出力する。電源レギュレータ20は電力線4に接続されている。これにより、半導体スイッチ11а、12аは電源1から駆動電圧を取得している。
コントローラ30は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器予備入出力インタフェース等を含んで構成されるマイクロコンピュータから構成されている。またコントローラ30は、マイクロコンピュータを1チップで集積化されている。
コントローラ30は、駆動部31及び制御部32を有している。駆動部31は、半導体スイッチ11а、12аの各ゲート端子に対してゲート電圧を印加する駆動回路を有している。駆動部31は、昇圧回路を用いて、電源レギュレータ20から出力される電圧を昇圧させて、ゲート電圧を生成する。
駆動部31には、制御部32から駆動要求信号が入力される。駆動要求信号が駆動部31に入力されると、駆動部31は、半導体スイッチ11а、12аのオン、オフを切り替えるためスイッチング信号を半導体スイッチ11а、12аのゲート電極に出力することで、半導体スイッチ11а、12аの駆動電圧を設定する。駆動部31は、半導体スイッチ11а及び半導体スイッチ12аをそれぞれ独立して、オン、オフを切り換えることができる。
制御部32は、上位コントローラ5からの外部要求信号に応じて、半導体スイッチ11а、12аのオン状態とオフ状態を切り替えるための駆動要求信号を、駆動部31に出力する。また、制御部32は、センサ11b、12bを用いて、半導体スイッチ11а、12аの自己診断制御を実行する。例えば、制御部32は、半導体スイッチ11а及び半導体スイッチ12аをオンにするための駆動要求信号を出力している状態で、センサ11bの検出電流がゼロ又はゼロに近い値である場合には、半導体スイッチ11аのオープン故障が発生している可能性がある。制御部32は、センサ11b、12bの検出値から、半導体スイッチ11а、12аが駆動要求信号で示される指令どおりに動作しているか否かを判定する。そして、半導体スイッチ11а、12аが指令どおりに動作していない場合には、制御部32は、半導体スイッチ11а、12аに異常が生じていると判定する。
なお、制御部32による自己診断方法は、上記の診断方法に限らず他の診断方法でもよい。制御部32は、半導体スイッチ11а、12аの短絡等の異常を診断してもよい。具体的な一例として、制御部32は、センサ11b、12bの検出電流から、半導体スイッチ11а、12аがターンオンしてからの電流特性を測定する。ターンオンさせるための駆動電圧が半導体スイッチ11аのゲート電極に印加されたにもかかわらず、半導体スイッチ11аのドレインソース間の電圧が上昇しない場合には、半導体スイッチ11аの内部で短絡が発生している可能性がある。制御部32は、半導体スイッチ11аのターンオン動作後に、電圧が上昇しない場合には、半導体スイッチ11аの内部短絡等により、半導体スイッチ11аに異常が生じていると判定する。
また制御部32は、半導体スイッチ11а、12аの過熱による異常を診断してもよい。温度センサがセンサ11b、12bに使用される場合には、制御部32はセンサ11b、12bの検出温度に基づき、半導体スイッチ11а、12аが過熱された状態であるか否かを診断する。特に、スイッチングデバイス11、12が隣接してレイアウトされている場合に、半導体スイッチ11аが過熱された状態となると、半導体スイッチ11аの熱が、隣の半導体スイッチ12аに伝わり、半導体スイッチ12аの温度が高くなる可能性がある。制御部32が、半導体スイッチ11а、12аの温度を管理し、過熱による半導体スイッチ11а、12аの異常を診断することで、半導体スイッチ11а、12аを保護することができる。
制御部32は、半導体スイッチ11а、12аに異常が生じていると判定した場合には、駆動部31に対して、半導体スイッチ11а、12аをオフにするための駆動要求信号(オフ信号)を出力する。制御部32は、半導体スイッチ11а、12аのうち、異常ありと判定した半導体スイッチをオフにするように、オフ信号を出力する。駆動部31は、当該オフ信号を受信し、半導体スイッチ11аのゲート電圧を低くして、半導体スイッチ11а、12аをオンからオフに切り換える。制御部32は、自己診断の結果を上位コントローラ5に出力する。
また、制御部32は、半導体スイッチの保護機能及び負荷保護機能を有しており、過電流が負荷回路2に流れないようにするために、センサ11b、12bの検出値に応じて、負荷回路2の保護動作を実行する。具体的には、制御部32は、メモリに保存されている保護電流閾値と、センサ11b、12bの検出電流の値とを比較する。そして、検出電流の値が保護電流閾値より高い場合には、制御部32は半導体スイッチ11а、12аをオンからオフに切り換える。これにより、半導体スイッチ11а、12а及び負荷回路2が保護される。すなわち、過電流検出により、半導体スイッチ11a、12aをオフに切り替える動作は、半導体スイッチ11a、12aの保護に加えて、負荷回路2及び半導体スイッチ11a、12aを保護する動作となる。以下の説明では、半導体スイッチ11a、12aの保護機能及び負荷回路2の保護機能を総称として、半導体スイッチ11a、12aの保護機能と称す。
保護回路41、42は、半導体スイッチ11а、12аを保護するための回路である。保護回路41、42は、半導体スイッチ11а、12аの低電位側の電圧であって、スイッチングデバイス11、12の出力電圧を検出し、検出電圧が閾値電圧以下である場合には、半導体スイッチ11а、12を強制的にオフにするように動作する。
保護回路41は、ソース電圧検出部41аと論理回路41bを有している。ソース電圧検出部41аは、スイッチングデバイス11の出力電圧を検出するための電圧センスを有しており、電圧センスは、半導体スイッチ11аの低電位側で、スイッチングデバイス11の出力端子に接続されている。ソース電圧検出部41аは検出値を論理回路41bに出力する。論理回路41bは、ソース電圧検出部41аと閾値電圧とを比較する比較器と、比較器から出力される信号及び駆動部31から出力される信号に対する応答信号を出力するための応答回路を有している。
図2を用いて、論理回路41bの具体的な回路構成を説明する。図2は、論理回路41bの回路図である。論理回路41bは、比較器411、トランジスタ412、及び抵抗R1〜R5を有している。比較器411の反転入力端子は、抵抗R1を介してソース電圧検出部41аに接続されている。ソース電圧検出部41аから出力される検出電圧(ソース検出電圧)は、比較器411の反転入力端子に入力される。抵抗R2の一端は、抵抗R1の一端と比較器411の反転入力端子の間に接続されており、抵抗R2の他端はグランドに接地されている。比較器411の非反転入力端子は、抵抗R3と抵抗R4との間に接続されている。抵抗R3と抵抗R4との直列回路は、基準電圧(VCC)とグランドの間に接続されている。非反転端子に入力される閾値電圧は、基準電圧(VCC)と、抵抗R3と抵抗R4を含む分圧抵抗により決まる。比較器411の出力端子と、比較器411の非反転入力端子の間には、フィードバック回路が形成されている。フィードバック回路は抵抗R5を有している。
比較器411の出力端子は、トランジスタ412のベース端子に接続されている。トランジスタ412のエミッタ端子はグランドに接地されている。トランジスタ412のコレクタ端子は、駆動部31の入力及び半導体スイッチ11аのゲート端子に接続されている。
次に、論理回路41bの回路動作を説明する。比較器411は、ドレイン検出電圧と閾値電圧を比較する。ドレイン検出電圧が閾値電圧より高い場合には、比較器411は、トランジスタ412をオフ状態にするために、ローレベルの信号を出力する。ドレイン検出電圧が閾値電圧以下である場合には、比較器411は、トランジスタ412をオン状態にするために、ハイレベルの信号を出力する。トランジスタ412がオフ状態を維持している場合には、駆動部31から入力される信号が半導体スイッチ11аのゲート端子に入力される。駆動部31から入力される信号がハイレベルであれば、ゲート端子にはハイレベルの信号が出力され、半導体スイッチ11аはオンとなる。駆動部31から入力される信号がローレベルであれば、ゲート端子にはローレベルの信号が出力され、半導体スイッチ11аはオフとなる。トランジスタ412がオン状態を維持している場合には、駆動部31から入力される信号はトランジスタ412を流れるため、駆動部31から半導体スイッチ11аのゲート端子に入力されず、半導体スイッチ11аはオフになる。
すなわち、ソース電圧検出部41аの検出電圧が閾値電圧より高い場合には、半導体スイッチ11аのオン、オフは、駆動部31から出力される信号に応じて切り換わる。一方、ソース電圧検出部41аの検出電圧が閾値電圧以下である場合には、半導体スイッチ11аは、駆動部31から出力される信号の状態とは関係なく、強制的にオフになる。
このように、保護回路41аは、スイッチングデバイス11の出力電圧を検出し、検出電圧と閾値電圧とを比較し、比較結果に基づき、半導体スイッチ11аのオン、オフを切り換えるための信号を生成する。この信号は、比較器411の出力信号に相当する。保護回路41аは、駆動部31から入力される信号と、比較器411の出力信号に対する応答信号を生成する。応答信号は、トランジスタ412のオン、オフの切り換え動作により生成される。そして、保護回路41аは生成された応答信号を半導体スイッチ11аのゲート端子に出力する。つまり、トランジスタ412がオフ状態のときには、駆動部31からの入力信号が、応答信号として半導体スイッチ11аに出力される。一方、トランジスタ412がオン状態のときには、比較器411の比較結果、すなわち、は導体スイッチ11аをオフ状態にする信号が、応答信号として半導体スイッチ11аに出力される。
保護回路42は、ソース電圧検出部42аと論理回路42bを有している。ソース電圧検出部42аは、スイッチングデバイス12の出力電圧を検出するための電圧センスを有しており、電圧センスは、半導体スイッチ12аの低電位側で、スイッチングデバイス12の出力端子に接続されている。ソース電圧検出部42аは検出値を論理回路42bに出力する。論理回路42bは、ソース電圧検出部42аと閾値電圧とを比較する比較器と、比較器から出力される信号及び駆動部31から出力される信号に対する応答信号を出力するための応答回路を有している。保護回路42аの具体的な回路構成は保護回路41аと同様である。また、保護回路42の回路動作は保護回路41аと同様である。
ここで、負荷回路2に異常が発生した場合の、スイッチングデバイス11、12の動作電圧について説明する。スイッチングデバイス11、12には、素子特性に応じた動作保証電圧が予め決まっている。スイッチングデバイス11、12に含まれる半導体スイッチ11а、12aに印加される印加電圧が、動作保証電圧の下限値(下限電圧)未満である場合には、スイッチングデバイス11、12は正常に動作しない可能性がある。
本実施形態において、スイッチングデバイス11、12の動作保証電圧はドレイン電圧及び/又はソース電圧に対して設定されている。半導体スイッチ11а、12аのドレイン電圧が、何らかの原因で低下し、動作保証電圧の下限値未満となった場合には、半導体スイッチ11а、12аのターンオフ動作が正常にできない可能性がある。このような、動作保証電圧の問題は、FET等の半導体スイッチ11а、12а自体にも同様にあり、半導体スイッチ11а、12аのドレイン電圧の低下により、半導体スイッチ11а、12のオン、オフの切り替え動作が正常にできない可能性がある。また、センサ11b、12bは、半導体スイッチ11а、12aのドレイン−ソース間を導通する電流を検出し、検出値に応じた電圧をコントローラ30に出力する。このとき、ドレイン電圧が半導体スイッチ11а、12aの動作保証電圧の下限値未満となった場合には、センサ11b、12b、導通する電流に対して、正確な電圧を出力できない可能性がある。そのため、センサ11b、12bの出力電圧に基づく半導体スイッチ11а、12аの保護機能が正常に機能しない可能性もある。
さらに、スイッチングデバイス11、12が自己診断機能を有する場合には、自己診断機能の動作保証電圧が素子特性により決まっている。そして、自己診断機能の動作保証電圧がドレイン電圧に対して設定されており、半導体スイッチ11аのドレイン電圧が下限値未満となった場合には、自己診断機能が正常に動作しない可能性がある。
半導体スイッチ11a、12aのソース電圧は、ドレイン電圧よりも、半導体スイッチ11a、12aの降下電圧分低い。半導体スイッチ11a、12aの降下電圧は、半導体スイッチ11a、12がオン状態の時に、半導体スイッチ11a、12aのオン抵抗により降下する電圧である。そのため動作保証電圧の設定において、ドレイン電圧に設定することはソース電圧に設定することに対応している。ソース電圧を基準とした場合に設定される動作保証電圧は、ドレイン電圧を基準とした場合に設定される動作保証電圧よりも、オン抵抗による降下電圧分、低くしてもよい。
負荷回路2に異常が発生した場合のドレイン電圧の低下について、図3を用いて説明する。図3は、図1に示す電力供給システムのブロック図のうち、保護回路41、42の図示を省略している。図3において、Rоはハーネス3の配線抵抗を示し、Rは電力線4の配線抵抗を示す。また、Ron1は半導体スイッチ11аのオン抵抗を示し、Ron2は半導体スイッチ12аのオン抵抗を示す。
図3に示すように、半導体スイッチ11аと半導体スイッチ12аの直列回路は、バッテリ1と負荷回路2との間で、ハーネス3及び電力線4に接続されている。そのため、半導体スイッチ11аのドレイン電圧(Vd1)及び半導体スイッチ12аのドレイン電圧(Vd2)は、電源1の電圧と、5つの抵抗(R、Ron1、Ron2、Rqо、R)で構成される抵抗分圧回路によって決まる。なお、Rは、負荷回路2に含まれる抵抗成分の合成抵抗である。
負荷回路2が正常であり、半導体スイッチ11а、12аがオンのときの半導体スイッチ11а、12аのドレイン電圧(Vd1、Vd2)は下記式(1)及び(2)でそれぞれ示される。なお、Vbは電源1の出力電圧である。
Figure 2020137352
Figure 2020137352
負荷回路2の異常の一例として、デッドショートが発生した場合には、ハーネス3の一端がグランドに接地された状態となる。このとき、半導体スイッチ11аのドレイン電圧(Vd1)及び半導体スイッチ12аのドレイン電圧(Vd2)は、下記式(3)及び(4)でそれぞれ示される。
Figure 2020137352
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上記の式より、負荷回路2の抵抗成分が電力供給線を含む回路上に存在する場合には、式(1)及び(2)に示すように、半導体スイッチ11а、12аのドレイン電圧(Vd1、Vd2)を高く保つことができる。同様に、半導体スイッチ11a、12aのソース電圧も高く保つことができる。一方、負荷回路2のデッドショートにより、負荷回路2の抵抗成分が電力供給線を含む回路上に存在しない場合には、半導体スイッチ11а、12аのドレイン電圧(Vd1、Vd2)が正常時と比較して低くなる。さらに、電源1の電圧(V)が低下している場合には、デッドショート時のドレイン電圧(Vd1、Vd2)はさらに低下する。
電源1の電圧及び各抵抗(R、Ron1、Ron2、Rо、R)の具体例を挙げて、ドレイン電圧の低下について説明する。なお、以下の具体例として挙げる数値は一例にすぎない。電源1の電圧を10Vとする。そして、Rを60mΩとし、Rоを30mΩとし、Ron1、Ron2を10mΩとする。また、負荷回路2の抵抗(R)を1Ωとする。さらに、半導体スイッチ11а、12аの動作保証電圧の下限値を4Vとする。
負荷回路2が正常な場合には、上記式(1)、(2)より、半導体スイッチ11аのドレイン電圧(Vd1)は9.5Vとなり、半導体スイッチ12аのドレイン電圧(Vd2)は約9.3Vとなる。半導体スイッチ11а、12аのドレイン電圧(Vd1、Vd2)は動作保証電圧の下限値より高いため、半導体スイッチ11а、12аは正常に動作する。また、スイッチングデバイス11、12の自己診断機能も正常に動作する。
一方、負荷回路2にデッドショートが発生した場合には、上記式(3)、(4)より、半導体スイッチ11аのドレイン電圧(Vd1)は4.5Vとなり、半導体スイッチ12аのドレイン電圧(Vd2)は3.6Vとなる。半導体スイッチ11аのドレイン電圧(Vd1)は動作保証電圧の下限値より高いため正常に動作するが、半導体スイッチ12аのドレイン電圧(Vd2)は動作保証電圧の下限値より低いため、半導体スイッチ12аは正常に動作しない。そして、負荷回路2にデッドショートが発生した場合には、過電流が流れる可能性があるが、半導体スイッチ12аが正常に動作しないため、過電流を遮断できない可能性がある。さらに、半導体スイッチ12аのドレイン電圧(Vd2)が、スイッチングデバイス12の自己診断機能を正常な動作させるための動作保証電圧の下限値よりも低い場合には、スイッチングデバイス12の自己診断機能も正常に動作しない。
他の具体例として、通常時の電源1の電圧12Vであるが、電源1の電圧低下により、電源1の電圧が6Vになったとする。負荷回路2が正常な場合には、上記式(1)、(2)より、半導体スイッチ11аのドレイン電圧(Vd1)は5.7Vとなり、半導体スイッチ12аのドレイン電圧(Vd2)は5.6Vとなる。すなわち、電源1の電圧が低下した場合でも、負荷回路2に含まれる抵抗成分が回路上に存在していれば、半導体スイッチ11а、12аのドレイン電圧(Vd1、Vd2)は動作保証電圧の下限値より高くなり、半導体スイッチ11а、12аは正常に動作する。また、スイッチングデバイス11、12の自己診断機能も正常に動作する。
一方、負荷回路2にデッドショートが発生した場合には、上記式(3)、(4)より、半導体スイッチ11аのドレイン電圧(Vd1)は2.7Vとなり、半導体スイッチ12аのドレイン電圧(Vd2)は2.16Vとなる。半導体スイッチ11аのドレイン電圧(Vd1)及び半導体スイッチ12аのドレイン電圧(Vd2)は動作保証電圧の下限値より低いため、半導体スイッチ11а、12аは正常に動作しない。正常に動作しない。そして、半導体スイッチ11а、12аが正常に動作しないため、過電流を遮断できない可能性がある。さらに、半導体スイッチ11а、12аのドレイン電圧(Vd1、Vd2)が、スイッチングデバイス11、12の自己診断機能に設定されている動作保証電圧の下限値よりも低い場合には、スイッチングデバイス11、12の自己診断機能も正常に動作しない。
上記のとおり、負荷回路2の異常が発生し、負荷回路2の抵抗成分が回路上に存在しない状態となった場合には、ドレイン電圧の低下により、半導体スイッチ11а、12аが正常に動作しない可能性がある。また、図3に示すように、スイッチングデバイス11、12が、電源1と負荷回路2との間で、2段で接続されている場合には、低電位側の半導体スイッチ12аのドレイン電圧が高電位側のドレイン電圧よりも低くなるため、半導体スイッチ12аが正常に動作しない可能性が高くなる。さらに、電源1の電圧が低下している状態で、負荷回路2に異常が発生した場合には、ドレイン電圧の低下により、半導体スイッチ11а、12аが正常に動作しない可能性がある。
上記の例では、ドレイン電圧の低下について説明したが、ソース電圧についても同様に説明できる。負荷回路2の異常が発生し、負荷回路2の抵抗成分が回路上に存在しない状態となった場合には、ドレイン電圧の低下に伴いソース電圧も低下し、半導体スイッチ11а、12аが正常に動作しない可能性がある。また、図3に示すように、スイッチングデバイス11、12が、電源1と負荷回路2との間で、2段で接続されている場合には、低電位側の半導体スイッチ12аのソース電圧が高電位側のソース電圧よりも低くなるため、半導体スイッチ12аが正常に動作しない可能性が高くなる。さらに、電源1の電圧が低下している状態で、負荷回路2に異常が発生した場合には、ソース電圧の低下により、半導体スイッチ11а、12аが正常に動作しない可能性がある。
本実施形態では、保護回路41、42がスイッチングデバイス11、12の出力電圧を検出し、検出電圧が閾値電圧以下である場合には、半導体スイッチ11а、12аはオフ状態になる。これにより、例えばデッドショートにより、負荷回路の抵抗成分が回路上に存在しない状態となり、半導体スイッチ11а、12аに印加される印加電圧が動作保証電圧の下限値以下となった場合に、半導体スイッチ11а、12aを強制的にオフにすることができる。その結果として、過電流が流れることを防止し、半導体スイッチ11а、12а及び負荷回路2の保護を図ることができる。
図4を用いて、保護回路41、42に設定されている閾値電圧について説明する。閾値電圧は、半導体スイッチ11а、12аを強制的にオフにするために、半導体スイッチ11а、12аのソース電圧に対して設定される閾値である。閾値電圧は、比較器411の非反転入力端子に入力される電圧である。
図4は、半導体スイッチ11а、12аのドレイン−ソース間に流れる電流(以下、導通電流とも称す)に対する、センサ11b、12bの出力電圧(以下、センサ出力電圧とも称する)の特性を示すグラフである。Vは半導体スイッチ11а、12аのドレイン電圧を示す。図4に示すように、導通電流に対するセンサ出力電圧の特性はドレイン電圧により変わる。そして、ドレイン電圧が高いほど、導通電流とセンサ出力電圧との間で線形性を保つ範囲が広くなる。
例えば、ハーネス3及び電力線4に流れる過電流を検出する際に、10A以上の電流を過電流として検出する場合について説明する。図4のグラフより、電流電圧特性の線形性が保たれる場合には、センサ11b、12bは、導通電流10Aに対して、約2.7Vをセンサ出力電圧として出力する。制御部32には、過電流を判定するための閾値が予め設定されており、制御部32は、センサ出力電圧が閾値以下とあった場合には、過電流が流れると判定し、半導体スイッチ11а、12аをオフにするための駆動要求信号を駆動部31に出力する。
図4に示すグラフにより、半導体スイッチ11а、12аのドレイン電圧が6Vより低くなると、10A以上の電流電圧特性で線形性が失われる。そのため、上記の例では、保護回路41、42の閾値電圧を6Vより高い電圧、又は、6Vよりもオン抵抗による降下電圧分低い電圧よりも高い電圧に設定する。すなわち、図4の例で、6Vのドレイン電圧は、センサ11a、12aの検出値に基づく半導体スイッチ11a、12aの保護機能を正常に動作するための下限電圧である。そして、閾値電圧は、この下限電圧より高い電圧に設定されている。ドレイン電圧が閾値電圧以下になった場合には、センサ11b、12bのセンサ出力電圧は導通電流を正確に表すことができないため、センサ出力電圧に基づく保護機能が正常に動作しない。このような場合に、本実施形態では、保護回路41、42が、半導体スイッチ11a、12aの印加電圧の低下を検出し、半導体スイッチ11а、12аを強制的にオフ状態にする。一方、ドレイン電圧が閾値電圧より高い場合には、制御部32による保護機能が正常に動作する。これにより、過電流の導通を防ぎ、半導体スイッチ11а、12а及び負荷回路2の保護を図ることができる。
また、半導体スイッチ11a、12aの保護機能を正常に動作するための下限電圧を、ソース電圧を基準として設定する場合には、下限電圧は、6Vのドレイン電圧からオン抵抗による降下電圧分低い電圧となる。そして、閾値電圧は、この下限電圧より高い電圧に設定されている。ソース電圧が閾値電圧以下になった場合には、センサ11b、12bのセンサ出力電圧は導通電流を正確に表すことができないため、センサ出力電圧に基づく保護機能が正常に動作しない。このような場合に、本実施形態では、保護回路41、42が、半導体スイッチ11a、12aの印加電圧の低下を検出し、半導体スイッチ11а、12аを強制的にオフ状態にする。一方、ソース電圧が閾値電圧より高い場合には、制御部32による保護機能が正常に動作する。これにより、過電流の導通を防ぎ、半導体スイッチ11а、12а及び負荷回路2の保護を図ることができる。
以上のように、本実施形態では、電源1からの電力を負荷回路2に供給する電力供給線に接続されている半導体スイッチ11а、12аと、半導体スイッチ11а、12аのオン、オフを切り換えるコントローラ30と、半導体スイッチ11а、12аのソース端子側で、スイッチングデバイス11、12の出力電圧を検出するソース電圧検出部41а、42а(本発明の検出部に相当)を備えている。半導体スイッチ11а、12аのターンオフ動作を保証する下限電圧(半導体スイッチ11a、12aの動作保証電圧の下限値に相当)が、半導体スイッチ11а、12аの印加電圧に対して設定されており、所定の閾値電圧が下限電圧より高い電圧に設定されているそして、検出電圧が閾値電圧以下である場合に半導体スイッチ11а、12аがオフ状態になる。これにより、半導体スイッチへの印加電圧が低下し、保護機能の動作が不安定な状態となった場合に、半導体スイッチを遮断できる。その結果として、過電流の導通を防ぎ、半導体スイッチ11а、12а及び負荷回路2の保護を図ることができる。また半導体スイッチ11a、12aの印加電圧が低下することで、半導体11a、12aのターンオフ動作が不安定な状態になる前に、半導体スイッチ11a、12aを強制的に遮断できる。
また本実施形態では、コントローラ30は、センサ11b、12bの検出値に基づき異常を検出した場合に、半導体スイッチ11а、12аをオフにする保護制御を実行する。保護制御は、半導体スイッチ11а、12аの印加電圧が所定電圧以上である場合に正常に機能する。そして、保護回路41,42の閾値電圧は所定電圧より高い電圧に設定されている。これにより、半導体スイッチ11a、12aの印加電圧が所定電圧より低くなり、制御部32による保護機能が不安定な状態になった場合に、半導体スイッチ11a、12aを遮断できる。その結果として、過電流の導通を防ぎ、半導体スイッチ11а、12а及び負荷回路2の保護を図ることができる。
また本実施形態では、コントローラ30は、半導体スイッチ11а、12аのオン、オフを切り換える第1信号を保護回路41、42に出力する。保護回路41、42は、ソース電圧を検出し、検出されたソース電圧と閾値電圧とを比較し、比較結果に基づき、半導体スイッチのオン、オフを切り換える第2信号を生成する。そして、保護回路41,42は、第1信号及び第2信号に対する応答信号を半導体スイッチ11а、12аの制御端子に出力することで、半導体スイッチンのオン、オフを切り換える。これにより、コントローラ30から半導体スイッチ11а、12аに出力されるスイッチング信号の信号ラインと、保護回路41、42から半導体スイッチ11а、12аに出力される出力信号の信号ラインとを分けることができるため、ノイズによる影響を抑制できる。
なお、本実施形態では、半導体11a、12aのターンオフ動作を保証する第1下限電圧が、センサ11a、12aの検出値に基づく半導体スイッチ11a、12aの保護機能を正常に動作する第2下限電圧より高い場合には、閾値電圧は、第1下限電圧より高い電圧に設定すればよい。これにより、半導体スイッチ11a、12aの印加電圧の低下により半導体11a、12aのターンオフ動作が不安定になる状態、及び、半導体スイッチ11a、12aの印加電圧の低下により、センサ11a、12aの検出値に基づく半導体スイッチ11a、12aの保護機能が不安定になる状態を回避できる。
なお、本実施形態では、半導体スイッチ11а及び半導体スイッチ12аは、同一のスイッチに限らず、異なるスイッチ(トランジスタ)で構成されてもよい。半導体スイッチ11а、12аはディスクリート部品で構成されてもよい。
本実施形態の変形例では、図5に示すように、ソース電圧検出部41а、42аの検出電圧を制御部32に出力し、制御部32が、ドレイン電圧及び/又はソース電圧の低下による半導体スイッチ11a、12aの強制的なオフ動作を実行してもよい。図5は、本実施形態の変形例における電力供給システムを示すブロック図である。
制御部32は、ソース電圧検出部41a、42aで検出された検出電圧と閾値電圧とを比較する。閾値電圧は、半導体スイッチ11а、12аを強制的にオフにするために設定される閾値である。検出された電圧が閾値電圧より高い場合には、制御部32は、センサ11b、12bの検出電圧に基づいて、半導体スイッチ11a、12aの保護機能を実行する。検出された電圧が閾値電圧以下である場合には、制御部32は、ソース電圧検出部41a、42aの検出電圧に基づいて、半導体スイッチ11a、12aの保護機能を実行する。
すなわち、ソース電圧が閾値電圧より高い場合には、センサ11b、12bの検出値に基づく半導体スイッチ11a、12aの保護機能が正常に動作するため、制御部32は、センサ11b、12bの検出値を用いて、半導体スイッチ11a、12aの保護機能を実行する。一方、ソース電圧が閾値電圧以下である場合には、センサ11b、12bの検出値に基づく半導体スイッチ11a、12aの保護機能が不安定な状態となるため、制御部32は、ソース電圧検出部41a、42aの検出電圧を用いて、半導体スイッチ11a、12aの保護機能を実行する。
上記のように、本実施形態の変形例では、センサ11b、12bの検出値に基づき半導体スイッチ11a、12aを強制的にオフにする遮断制御と、ソース電圧検出部41a、42aの検出値に基づく半導体スイッチ11a、12aを強制的にオフにする遮断制御が、制御部32で実行できるように構成されている。これにより、半導体スイッチへの印加電圧が低下し、保護機能の動作が不安定な状態となった場合に、半導体スイッチを遮断できる。その結果として、過電流の導通を防ぎ、半導体スイッチ11а、12а及び負荷回路2の保護を図ることができる。
本実施形態の変形例では、図6に示すように、半導体スイッチ11а、12аを駆動させる駆動電圧を、電源1とは異なる他の電源9からとる。電源9は、コントローラ30及び半導体スイッチ11а、12aに駆動電圧を与えるための電源である。電源1と電源9には別系統の独立した電源である。電源9としては、バッテリなどの蓄電器又は電圧安定素子を含む電源装置(ユニット電源、ユニットの電源レギュレータ等)等を用いることができる。
本実施形態の変形例では、半導体スイッチ11а、12аのゲート電圧が、負荷用の電源1と異なる電源9から供給されるため、ゲート電圧及び/又はソース電圧の低下を抑制できる。また、ソース電圧検出部41a、42aによりソース電圧を検出し、検出されたソース電圧が閾値電圧以下となった場合に、半導体スイッチ11а、12аを確実に遮断できる。
なお、本実施形態では、2つのスイッチングデバイス11、12を直列に接続し、スイッチングデバイス11、12に対応するように保護回路41、42をそれぞれ接続することで、スイッチングデバイス11、12と保護回路41、42を2段接続としているが、図7に示すように電力供給装置100は、スイッチングデバイス12及び保護回路42を省略した1段接続となるよう構成されてよい。図7に示すように、スイッチングデバイス11がハーネス3に接続されている。保護回路41は、半導体スイッチ11аのソース電圧が閾値電圧以下である場合には、半導体スイッチ11аを強制的にオフにするように動作する。これにより、半導体スイッチへの印加電圧が低下し、保護機能の動作が不安定な状態となった場合に、半導体スイッチを遮断できる。その結果として、過電流の導通を防ぎ、半導体スイッチ11а及び負荷回路2の保護を図ることができる。
また、本実施形態の変形例では、図5に示すように、2つのスイッチングデバイス11、12を直列に接続し、スイッチングデバイス11、12に対応するようにソース電圧検出部41а、42аをそれぞれ接続することで、スイッチングデバイス11、12とソース電圧検出部41а、42аを2段接続としているが、電力供給装置100は、スイッチングデバイス12及びソース電圧検出部42аを省略した1段接続となるよう構成されてよい。
≪第2実施形態≫
本発明の他の実施形態に係る電力供給システムを説明する。本実施形態では、第1実施形態に対して、スイッチングデバイス11、12の接続形態が異なる、それ以外の構成については、第1実施形態の記載を適宜援用する。
図8は本実施形態における電力供給システムのブロック図である。図8に示すように、電力供給線に含まれる電力線4は分岐点Aで分岐しており、分岐された先には、スイッチングデバイス11と負荷回路2aとの直列回路、及び、スイッチングデバイス12と負荷回路2bとの直列回路が並列に接続されている。
負荷回路2aはスイッチングデバイス11から出力される電圧により動作する。負荷回路2aは、第1実施形態に係る負荷回路2と同様に、抵抗成分R及び容量成分Cを有しており、ハーネス3を介してスイッチングデバイス11の出力側に接続されている。負荷回路2bはスイッチングデバイス12から出力される電圧により動作する。負荷回路2bは、第1実施形態に係る負荷回路2と同様に、抵抗成分R及び容量成分Cを有しており、ハーネス3を介してスイッチングデバイス12の出力側に接続されている。スイッチングデバイス11は、負荷回路2aへの電力供給を、半導体スイッチ11aのオン、オフにより切り替える。スイッチングデバイス12は、負荷回路2aへの電力供給を、半導体スイッチ12aのオン、オフにより切り替える。すなわち、電源1から出力される電圧は、スイッチングデバイス11を介して負荷回路2aと、スイッチングデバイス12を介して負荷回路2bにそれぞれ印加される。
保護回路41、42は、第1実施形態と同様に、半導体スイッチ11а、12аを保護するための回路である。保護回路41、42は、半導体スイッチ11а、12аの低高電位側のソース電圧であって、スイッチングデバイス11、12の出力電圧を検出し、検出された検出電圧が閾値電圧以下である場合には、半導体スイッチ11а、12を強制的にオフにするように動作する。保護回路41は半導体スイッチ11aを保護し、保護回路42は半導体スイッチ12aを保護している。
本実施形態に係る電力供給システムでは、電力供給線が分岐点Aで分岐して、半導体スイッチ11aのドレイン端子及び半導体スイッチ12aのドレイン端子にそれぞれ接続されている。そのため、半導体スイッチ11aのドレイン電圧と半導体スイッチ12aのドレイン電圧は同じ電圧となる。
図8に示す電力供給システムの接続形態において、本実施形態とは異なり、半導体スイッチ11a、12aのドレイン電圧を検出し、ドレイン電圧が所定の電圧閾値より低くなった場合に、半導体スイッチ11a、12aをターンオフするシステムについて説明する。例えば、負荷回路2bが正常な状態で、負荷回路2aでデッドショートが生じたとする。このとき、負荷回路2aのデッドショートにより、半導体スイッチ11aのドレイン電圧は低下する。半導体スイッチ12aのドレイン電圧は、半導体スイッチ11aのドレイン電圧と等しいため、半導体スイッチ12aのドレイン電圧は、半導体スイッチ11aのドレイン電圧の低下に伴い、低下する。そして、半導体スイッチ11aのドレイン電圧が所定の電圧閾値より低くなると、半導体スイッチ11aは強制的にターンオフする。同様に、半導体スイッチ12aも強制的にターンオフする。半導体スイッチ11a、12aを保護回路41、42により強制的にターンオフさせる電圧が、半導体スイッチ11a、12aの動作保証電圧の下限値より高い場合には、負荷回路2aのデッドショートにより、半導体スイッチ11aの印加電圧が低下した時でも、半導体スイッチ11aをターンオフできる。しかしながら、半導体スイッチ12aも強制的にターンオフされるために、正常に動作している負荷回路2bへの出力電圧がゼロになり、負荷回路2bが動作しなくなる。
本実施形態では、保護回路41a、42bは、半導体スイッチ11а、12аの低高電位側の電圧(ソース電圧)であって、スイッチングデバイス11、12の出力電圧をそれぞれ検出している。そのため、負荷回路2aのデッドショートにより、半導体スイッチ11aのソース電圧が所定の電圧閾値以下になった場合には、保護回路41aは半導体スイッチ11aをターンオフする。一方、負荷回路2bが正常な状態であるため、半導体スイッチ11aをターンオフしても、半導体スイッチ11bのソース電圧は、動作保証電圧の下限値より高くなる。すなわち、本実施形態では、スイッチングデバイス11、12の出力電圧をそれぞれ検出し、出力電圧が閾値電圧以下となった場合に、半導体スイッチ11a、12aをそれぞれ独立して、オン、オフを切り替える。これにより、デッドショートが発生した電流経路のみを遮断し、スイッチングデバイス11、12を保護できる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
1…電源
2…負荷回路
3…ハーネス
4…電力線
5…上位コントローラ
11、12…スイッチングデバイス
11a、12а…半導体スイッチ
11b、12b…センサ
20…電源レギュレータ
30…コントローラ
31…駆動部
32…制御部
41、42…保護回路
41а、42а…ソース電圧検出部
41b、42b…論理回路
100…電力供給装置
C…キャパシタ
R…抵抗

Claims (5)

  1. 電源の電力を負荷回路に供給する電力供給装置であって、
    前記電源からの電力を前記負荷回路に供給する電力供給線に接続されている半導体スイッチを含むスイッチングデバイスと、
    前記半導体スイッチの駆動電圧を制御し、前記半導体スイッチのオン、オフを切り換えるコントローラと、
    前記半導体スイッチの低電位側から出力される前記スイッチングデバイスの出力電圧を検出する検出部とを備え、
    前記半導体スイッチのターンオフ動作を保証する下限電圧が、前記半導体スイッチに印加される印加電圧に対して設定されており、
    所定の閾値電圧が前記下限電圧より高い電圧に設定されており、
    前記検出部により検出された検出電圧が前記閾値電圧以下である場合に前記半導体スイッチはオフ状態になる電力供給装置。
  2. 請求項1記載の電力供給装置であって、
    前記駆動電圧は、前記電源と異なる他の電源からとる電力供給装置。
  3. 請求項1又は2記載の電力供給装置であって、
    前記半導体スイッチに流れる電流、又は、前記半導体スイッチの温度を検出するセンサを備え、
    前記コントローラは、前記センサの検出値に基づき異常を検出した場合に、前記半導体スイッチをオフにする保護制御を実行し、
    前記保護制御は、前記半導体スイッチに印加される印加電圧が所定電圧以上である場合に正常に機能し、
    前記閾値電圧は前記所定電圧より高い電圧に設定されている電力供給装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力供給装置であって、
    前記検出部を含む保護回路を備え、
    前記コントローラは、前記半導体スイッチのオン、オフを切り換える第1信号を前記保護回路に出力し、
    前記保護回路は、前記検出電圧と前記閾値電圧とを比較し、比較結果に基づき前記半導体スイッチのオン、オフを切り換える第2信号を生成し、前記第1信号及び前記第2信号に対する応答信号を前記半導体スイッチの制御端子に出力することで、前記半導体スイッチのオン、オフを切り換える電力供給装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力供給装置であって、
    前記半導体スイッチは、前記電源から前記駆動電圧を取得する電力供給装置。
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