JP2015020663A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた雪上性能を発揮しうる。
【解決手段】トレッド部2に、タイヤ赤道Cの両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のクラウン主溝3、3と、クラウン主溝3、3の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝4,4とを具えることにより、クラウン主溝3とショルダー主溝4との間にミドル陸部6が区分された空気入りタイヤ1である。ミドル陸部6は、クラウン主溝3とショルダー主溝4との間をタイヤ軸方向にのびるミドル横溝11がタイヤ周方向に隔設されることにより、複数個のミドルブロック12に区分される。各ミドルブロック12は、ショルダー主溝4からタイヤ軸方向内側にのび、かつ、クラウン主溝3に至ることなく終端する外側ミドルスロット38が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、優れた雪上性能を発揮しうる空気入りタイヤに関する。
従来、トレッド部に、タイヤ周方向に連続してのびる複数本の主溝、及び、主溝と交わる方向にのびる複数本の横溝が設けられた空気入りタイヤが提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。このような空気入りタイヤは、主溝及び横溝の各溝内で雪を押し固めて、雪柱を形成し、これをせん断するときの雪柱せん断力により、雪上での駆動力を得ている。
特開2009−269500号公報
ところで、トレッド部の外径は、タイヤ赤道側からトレッド接地端側に向かって漸減している。このため、トレッド接地端側は、タイヤ赤道側に比べて、接地圧が低い傾向がある。従って、上記の空気入りタイヤでは、トレッド接地端側において、各溝内で雪を強固に押し固めることができず、ひいては、雪柱せん断力を十分に得ることができないという問題があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、ミドルブロックに、ショルダー主溝からタイヤ軸方向内側にのび、かつ、クラウン主溝に至ることなく終端する外側ミドルスロットを設けることを基本として、優れた雪上性能を発揮しうる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部に、タイヤ赤道の両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のクラウン主溝と、前記クラウン主溝の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝とを具えることにより、前記クラウン主溝と前記ショルダー主溝との間にミドル陸部が区分された空気入りタイヤであって、前記ミドル陸部は、前記クラウン主溝と前記ショルダー主溝との間をタイヤ軸方向にのびるミドル横溝がタイヤ周方向に隔設されることにより、複数個のミドルブロックに区分され、前記各ミドルブロックは、前記ショルダー主溝からタイヤ軸方向内側にのび、かつ、前記クラウン主溝に至ることなく終端する外側ミドルスロットが設けられることを特徴とする。
本発明に係る前記空気入りタイヤは、前記外側ミドルスロットの深さは、前記ショルダー主溝の溝深さの20%〜70%であるのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤは、前記ショルダー主溝は、タイヤ周方向に沿って直線状にのびるのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤは、前記ミドルブロックは、前記ショルダー主溝によって形成される外側ブロック縁を具え、前記外側ブロック縁は、前記外側ミドルスロットとタイヤ周方向一方側の前記ミドル横溝との間に形成される第1外側ブロック縁、及び、前記外側ミドルスロットとタイヤ周方向他方側の前記ミドル横溝との間に形成される第2外側ブロック縁を具え、前記第1外側ブロック縁のタイヤ周方向の長さは、前記第2外側ブロック縁のタイヤ周方向の長さと異なるのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤは、前記各ミドルブロックには、サイプがタイヤ周方向に隔設され、前記サイプは、前記クラウン主溝にのみ連通する第1サイプと、前記ショルダー主溝にのみ連通する第2サイプとを含み、前記第1サイプ及び前記第2サイプは、タイヤ周方向で交互に配置されるのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤは、前記クラウン主溝は、ジグザグ状に屈曲しながらタイヤ周方向に連続してのび、前記クラウン主溝の溝中心線は、タイヤ軸方向内側に突出する内側頂点と、タイヤ軸方向外側に突出する外側頂点とを具え、前記ミドルブロックは、前記外側頂点からタイヤ軸方向外側にのび、かつ、前記ショルダー主溝に至ることなく終端する内側ミドルスロットを具えるのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤは、前記トレッド部は、前記ショルダー主溝とトレッド接地端とによって区分されたショルダー陸部を具え、前記ショルダー陸部は、前記ショルダー主溝とトレッド接地端との間をタイヤ軸方向にのびるショルダー横溝がタイヤ周方向に隔設され、前記外側ミドルスロットのタイヤ軸方向の外端は、前記ショルダー横溝のタイヤ軸方向の内端と、前記ショルダー主溝を介してタイヤ軸方向で隣り合うのが望ましい。
なお、本明細書では、特に断りがない限り、タイヤの各部の寸法は、正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷の正規状態において特定される値とする。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim" を意味する。
「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とするが、タイヤが乗用車用である場合には180kPaとする。
本発明の空気入りタイヤは、トレッド部に、タイヤ赤道の両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のクラウン主溝と、クラウン主溝の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝とを具えることにより、クラウン主溝とショルダー主溝との間にミドル陸部が区分される。
ミドル陸部は、クラウン主溝とショルダー主溝との間をタイヤ軸方向にのびるミドル横溝がタイヤ周方向に隔設されることにより、複数個のミドルブロックに区分される。各ミドルブロックは、ショルダー主溝からタイヤ軸方向内側にのび、かつ、クラウン主溝に至ることなく終端する外側ミドルスロットが設けられる。従って、ミドル陸部は、ミドル横溝のみならず、外側ミドルスロットによっても雪柱せん断力を得ることができる。
しかも、外側ミドルスロットは、タイヤ軸方向の内端が、クラウン主溝に連通することなく、ミドルブロック内で終端しているため、ミドルブロックの剛性を損ねずに、雪を強固に押し固めることができる。
また、外側ミドルスロットは、ショルダー主溝よりも外側に形成されるブロックではなく、ミドルブロックに設けられる。このミドルブロックは、ショルダー主溝よりも外側のブロックに比べて、接地圧が大きい傾向がある。このため、外側ミドルスロットは、例えば、トレッド接地端側において、雪柱せん断力を効果的に補うことができる。従って、本発明の空気入りタイヤは、優れた雪上性能を発揮しうる。
本実施形態の空気入りタイヤのトレッド部の展開図である。 図1のA1−A1断面図である。 図1のクラウン主溝及びクラウン陸部の部分拡大図である。 図1のミドル陸部及びミドル横溝の部分拡大図である。 図1のショルダー陸部及びショルダー横溝の部分拡大図である。 (a)は、図3のA2−A2断面図、(b)は、図3のA3−A3断面図、(c)は、図3のA4−A4断面図である。 (a)は、図4のA5−A5断面図、(b)は、図4のA6−A6断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態の空気入りタイヤのトレッド部の展開図が示される。また、図2には、図1のA1−A1断面図が示される。本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある)は、例えば、乗用車用のスタッドレスタイヤである場合が例示される。
本実施形態のタイヤ1のトレッド部2には、タイヤ赤道の両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のクラウン主溝3、3と、各クラウン主溝3のタイヤ軸方向の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝4、4とが設けられている。これにより、トレッド部2は、一対のクラウン主溝3、3で区分されるクラウン陸部5、クラウン主溝3とショルダー主溝4とで区分されるミドル陸部6、及び、ショルダー主溝4とトレッド接地端2tとで区分されるショルダー陸部7が設けられる。
ミドル陸部6は、クラウン主溝3とショルダー主溝4との間をタイヤ軸方向にのびるミドル横溝11が、タイヤ周方向に隔設されている。これにより、ミドル陸部6には、ミドル横溝11によって、複数個のミドルブロック12に区分される。
ショルダー陸部7は、ショルダー主溝4とトレッド接地端2tとの間をタイヤ軸方向にのびるショルダー横溝13が、タイヤ周方向に隔設されている。これにより、ショルダー陸部7には、ショルダー横溝13によって、複数個のショルダーブロック14に区分される。
さらに、ショルダー陸部7には、タイヤ周方向にのびるショルダー細溝16が設けられている。これにより、ショルダーブロック14は、ショルダー細溝16よりもタイヤ軸方向内側に配される内側ショルダーブロック14Aと、ショルダー細溝16よりもタイヤ軸方向外側に配される外側ショルダーブロック14Bとに区分される。
ここで、「トレッド接地端2t」とは、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0度にて平坦面に接地させたときのトレッド接地面のタイヤ軸方向の最外端とする。
「正規荷重」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
図3には、図1のクラウン主溝3及びクラウン陸部5の部分拡大図が示される。クラウン主溝3は、タイヤ周方向に対して一方側に傾斜(図において、右上がりに傾斜)する短辺部3Aと、タイヤ周方向に対して他方側に傾斜し(図において、左上がりに傾斜)、かつ、短辺部3Aよりもタイヤ周方向の長さが大きい長辺部3Bとを含んでいる。これらの短辺部3A及び長辺部3Bが、タイヤ周方向に交互に配置され、ジグザグ状に屈曲しながらタイヤ周方向に連続してのびている。また、クラウン主溝3の溝中心線3Lは、タイヤ軸方向内側に突出する内側頂点P1と、タイヤ軸方向外側に突出する外側頂点P2とが設けられている。
このようなクラウン主溝3は、タイヤ軸方向成分及びタイヤ軸方向成分を含むため、雪柱せん断力を効果的に得ることができる。また、一対のクラウン主溝3、3は、それらのジグザグの位相を、互いにタイヤ周方向に位置ずれして配置されている。このようなクラウン主溝3、3は、タイヤ軸方向成分及びタイヤ軸方向成分を、タイヤ周方向に分散できるため、雪柱せん断力を効果的に得ることができる。また、クラウン主溝3、3は、路面の水膜をタイヤ周方向に案内できるため、排水性能を向上しうる。
図1に示されるように、クラウン主溝3の溝幅W1は、トレッド接地端2t、2t間のタイヤ軸方向距離であるトレッド幅TWの2%〜5%程度が望ましい。また、クラウン主溝3の溝深さD1(図2に示す)は、トレッド幅TWの5%〜10%程度が望ましい。図3に示されるように、短辺部3Aのタイヤ周方向の長さL1aは、長辺部3Bのタイヤ周方向の長さL1bの20%〜30%程度が望ましい。なお、各長さL1a、L1bは、内側頂点P1及び外側頂点P2間の距離である。
図1に示されるように、ショルダー主溝4は、タイヤ周方向に直線状にのびている。このようなショルダー主溝4は、タイヤ周方向成分により、例えば、旋回時において雪柱せん断力及びエッジ効果を有効に得ることができる。また、ショルダー主溝4は、路面の水膜をタイヤ周方向に効果的に案内できるため、排水性能を向上しうる。このような作用を効果的に発揮させるために、ショルダー主溝4の溝幅W2及び溝深さD2(図2に示す)は、クラウン主溝3と同一範囲が望ましい。
ショルダー細溝16は、タイヤ周方向に直線状にのびている。このようなショルダー細溝16は、ショルダー陸部7の剛性を維持しつつ、タイヤ周方向のエッジ成分を発揮しうる。また、ショルダー細溝16は、路面の水膜をタイヤ周方向に排出しうる。従って、ショルダー細溝16は、氷上性能及び排水性能を向上するのに役立つ。このような作用を効果的発揮させるために、ショルダー細溝16の溝幅W7は、トレッド幅TWの0.5%〜2%程度が望ましい。また、ショルダー細溝16の溝深さD7(図2に示す)は、トレッド幅TWの3%〜6%程度が望ましい。
図4には、図1のミドル陸部6及びミドル横溝11の部分拡大図が示される。ミドル横溝11は、クラウン主溝3とショルダー主溝4との間をのびている。このようなミドル横溝11は、タイヤ軸方向成分により、雪柱せん断力を効果的に得ることができる。ミドル横溝11は、タイヤ軸方向に対して傾斜している。従って、ミドル横溝11は、路面の水膜を、クラウン主溝3及びショルダー主溝4に円滑に排出することができる。このような作用を効果的に発揮させるために、ミドル横溝11の溝幅W3は、トレッド幅TW(図1に示す)の1.0%〜3.0%程度が望ましい。また、ミドル横溝11の溝深さD3(図2に示す)は、トレッド幅TWの5.0%〜8.0%程度が望ましい。さらに、ミドル横溝11のタイヤ軸方向に対する角度α3は、5度〜20度程度が望ましい。
ミドル横溝11のタイヤ軸方向の内端11iは、クラウン主溝3の長辺部3Bに連通している。これにより、ミドル横溝11は、クラウン主溝3の長辺部3Bと交わるT字状の溝交差部21を形成することができる。さらに、ミドル横溝11は、ショルダー主溝4と交わるT字状の溝交差部22を形成することができる。これらの溝交差部21、22は、剛性の高いT字状の大きな雪柱を形成でき、かつ、これをせん断することができる。従って、溝交差部21、22は、大きな駆動ないし制動力を発揮するのに役立つ。
図5には、図1のショルダー陸部7及びショルダー横溝13の部分拡大図が示される。ショルダー横溝13は、ショルダー主溝4とトレッド接地端2tとの間をタイヤ軸方向にのびている。このようなショルダー横溝13は、タイヤ軸方向成分により、雪柱せん断力を効果的に得ることができる。ショルダー横溝13の溝幅W4は、トレッド幅TW(図1に示す)の2.0%〜4.0%程度が望ましい。また、ショルダー横溝13の溝深さD4(図2に示す)は、トレッド幅TWの4.0%〜8.0%程度が望ましい。
また、ショルダー横溝13は、ショルダー主溝4とショルダー細溝16との間をのびる内側ショルダー横溝13Aと、ショルダー細溝16とトレッド接地端2tとの間をのびる外側ショルダー横溝13Bとが設けられる。
内側ショルダー横溝13Aは、タイヤ軸方向に対して傾斜している。このような内側ショルダー横溝13Aは、路面の水膜を、ショルダー主溝4及び外側ショルダー横溝に円滑に排出しうる。なお、内側ショルダー横溝13Aのタイヤ軸方向に対する角度α4は、5度〜20度程度が望ましい。
外側ショルダー横溝13Bは、タイヤ軸方向に沿って直線状にのびている。また、外側ショルダー横溝13Bの溝幅W4bは、内側ショルダー横溝13Aの溝幅W4aよりも大に設定されている。このような外側ショルダー横溝13Bは、路面の水膜を、トレッド接地端2t側に円滑に排出することができる。なお、外側ショルダー横溝13Bの溝幅W4bは、内側ショルダー横溝13Aの溝幅W4aの1.2〜1.6倍程度が望ましい。
図1に示されるように、クラウン陸部5は、一対のクラウン主溝3、3の間で、タイヤ周方向に連続するリブ体として形成される。ここで、リブ体について「連続する」とは、横溝によってタイヤ周方向に分断されていないことを意味し、サイプは上記横溝には含まないものとする。このようなクラウン陸部5は、例えば、横溝で分断されたブロック列に比べて、タイヤ周方向の剛性、及びタイヤ軸方向の剛性を高めることができる。従って、タイヤ1は、直進安定性能、旋回安定性能、及び、燃費性能を高めうる。このクラウン陸部5の最大幅W5は、トレッド幅TWの12〜18%程度が望ましい。
図3に示されるように、クラウン陸部5には、内側頂点P1からタイヤ軸方向内側にのび、かつ、タイヤ赤道Cに至ることなく終端するクラウンスロット26が設けられる。本実施形態のクラウンスロット26は、長辺部3Bの溝縁側に形成されている。このようなクラウンスロット26は、クラウン陸部5の剛性を損ねずに、雪を強固に押し固めることができ、雪上性能を向上しうる。また、クラウンスロット26は、路面の水膜を、クラウン主溝3側に案内することができるため、排水性能を向上しうる。
図2に示されるように、クラウンスロット26の溝深さD6は、クラウン主溝3の溝深さD1の20%〜70%が望ましい。なお、クラウンスロット26の溝深さD6は、クラウン主溝3の溝深さD1の20%未満であると、雪を十分に押し固めることができないおそれがある。逆に、クラウンスロット26の溝深さD6は、クラウン主溝3の溝深さD1の70%を超えると、クラウン陸部5の剛性を十分に維持することができず、耐偏摩耗性能及び旋回時の横グリップが低下するおそれがある。このような観点より、クラウンスロット26の溝深さD6は、より好ましくは、クラウン主溝3の溝深さD1の30%以上であり、より好ましくは60%以下である。
図3に示されるように、本実施形態のクラウンスロット26の溝幅W6は、クラウン主溝3側からタイヤ赤道Cに向かって漸減している。これにより、クラウンスロット26は、平面視略台形状に形成される。このようなクラウンスロット26は、クラウン陸部5のタイヤ赤道C側の剛性低下を効果的に防ぐことができる。クラウンスロット26の最大幅W6aは、トレッド幅TW(図1に示す)の4〜7%程度が望ましい。また、クラウンスロット26の最小幅W6bは、トレッド幅TWの2〜4%程度が望ましい。
一対のクラウン主溝3、3のうち、一方のクラウン主溝3aに設けられるクラウンスロット26と、他方のクラウン主溝3bに設けられるクラウンスロット26とは、タイヤ周方向で互いに位置ずれして配置されるのが望ましい。これにより、クラウンスロット26、26は、クラウン陸部5において、タイヤ周方向に万遍なく形成されるため、雪上性能を向上しうる。
クラウン陸部5には、タイヤ軸方向にのびる少なくとも一本、本実施形態では複数本のサイプ28が設けられている。また、サイプ28は、タイヤ軸方向にジグザグ状にのびている。このようなサイプ28は、クラウン陸部5において、エッジ成分を発揮することができるため、氷上性能を向上しうる。なお、サイプ28の厚み(図示省略)が大きくなると、クラウン陸部5の剛性が低下して、耐偏摩耗性能及び旋回時の横グリップが低下するおそれがある。このため、サイプ28の厚みは、1.0mm以下が望ましく、さらに好ましくは0.5mm以下である。
サイプ28は、タイヤ軸方向において、一方のクラウン主溝3aにのみ連通する第1サイプ28a、他方のクラウン主溝3bにのみ連通する第2サイプ28b、及び、一対のクラウン主溝3、3間を連通する第3サイプ28cが含まれる。
図6(a)には、図3のA2−A2断面図が示される。図3及び図6(a)に示されるように、第1サイプ28aは、一方のクラウン主溝3aの長辺部3Bにのみ連通するセミオープンタイプとして構成されている。また、第1サイプ28aは、1つの長辺部3Bにつき複数本、本実施形態では、3本形成されている。このような第1サイプ28aは、クラウン陸部5の剛性を損ねずに、氷路においてエッジ成分を発揮することができる。第1サイプ28aのタイヤ軸方向の長さL7aは、クラウン陸部5の最大幅W5(図1に示す)の40〜80%程度が望ましい。また、第1サイプ28aの深さD7aは、クラウン主溝3の溝深さD1(図2に示す)の60〜70%が望ましい。
また、第1サイプ28aには、第1サイプ28aのタイヤ軸方向の中央部(例えば、第1サイプ28aのタイヤ軸方向の中心点の±2mm)で隆起する第1隆起部30aと、クラウン主溝3側で隆起する第2隆起部30bとが設けられている。第1隆起部30aと第2隆起部30bとは、第1サイプ28a内において、タイヤ軸方向に離間している。このような第1隆起部30a及び第2隆起部30bは、クラウン陸部5の剛性を維持するのに役立つ。また、本実施形態の一対の第2隆起部30bは、第1隆起部30aよりも大きく隆起している。このような第2隆起部30bは、第1サイプ28aによって低下しがちなクラウン主溝3側のクラウン陸部5の剛性を、効果的に維持するのに役立つ。
このような作用を効果的に発揮させるために、第1隆起部30aの深さD7bは、クラウン主溝3の溝深さD1(図2に示す)の20〜40%が望ましい。なお、第1隆起部30aの深さD7bが、クラウン主溝3の溝深さD1の40%を超えると、クラウン陸部5の剛性を十分に維持することができず、耐偏摩耗性能、及び、旋回時の横グリップが低下するおそれがある。逆に、第1隆起部30aの深さD7bが、クラウン主溝3の溝深さD1の20%未満であると、エッジ成分を十分に発揮できないおそれがある。このような観点より、浅底部30の深さD7bは、より好ましくは、クラウン主溝3の溝深さD1の35%以下であり、また、好ましくは25%以上である。
また、同様の観点より、第2隆起部30bの深さD7cは、好ましくは、クラウン主溝3の溝深さD1(図2に示す)の10%以上であり、また、好ましくは30%以下である。
図6(b)には、図3のA3−A3断面図が示される。図3及び図6(b)に示されるように、第2サイプ28bは、他方のクラウン主溝3の長辺部3Bにのみ連通するセミオープンタイプとして構成されている。また、第2サイプ28bは、1つの長辺部3Bにつき複数本、本実施形態では、3本形成されている。このような第2サイプ28bも、第1サイプ28aと同様に、クラウン陸部5の剛性を損ねずに、氷路においてエッジ成分を発揮することができる。第2サイプ28bのタイヤ軸方向の長さL7b、及び、深さD7aは、第1サイプ28aの長さL7a、及び、深さD7aと同一範囲が望ましい。
また、第2サイプ28bには、第1サイプ28aと同様に、第1隆起部30a及び第2隆起部30bが設けられている。このような第2サイプ28bも、クラウン陸部5の剛性を損ねずに、エッジ成分を効果的に発揮しうる。なお、第2サイプ28bの第1隆起部30aの深さD7b及び第2隆起部30bの深さD7cは、第1サイプ28aの第1隆起部30aの深さD7b及び第2隆起部30bの深さD7cと同一範囲が望ましい。
図6(c)には、図3のA4−A4断面図が示される。図3及び図6(c)に示されるように、第3サイプ28cは、一方のクラウン主溝3の短辺部3A、及び、他方のクラウン主溝3の短辺部3Aに連通するオープンタイプとして構成されている。このような第3サイプ28cは、クラウン陸部5の全幅に亘ってエッジ成分を発揮することができるため、氷上性能を効果的に向上しうる。第3サイプ28cの深さD7aは、第1サイプ28aの深さD7aと同一範囲が望ましい。
また、第3サイプ28cには、第1サイプ28aのタイヤ軸方向の中央部(例えば、第1サイプ28aのタイヤ軸方向の中心点の±2mm)で隆起する第1隆起部30aと、一対のクラウン主溝3、3側で隆起する一対の第2隆起部30b、30bとが設けられている。また、第1隆起部30aと、一対の第2隆起部30bとは、第3サイプ28c内において、タイヤ軸方向に離間している。このような第1隆起部30a及び一対の第2隆起部30bは、クラウン陸部5の剛性を維持するのに役立つ。また、本実施形態の一対の第2隆起部30b、30bは、第1隆起部30aよりも大きく隆起している。このような一対の第2隆起部30b、30bは、第3サイプ28cによって低下しがちなクラウン主溝3、3側のクラウン陸部5の剛性を、効果的に維持するのに役立つ。なお、第3サイプ28cの第1隆起部30aの深さD7b及び第2隆起部30bの深さD7cは、第1サイプ28aの第1隆起部30aの深さD7b及び第2隆起部30bの深さD7cと同一範囲が望ましい。
図1に示されるように、ミドルブロック12は、タイヤ周方向の最大長さL8aと、タイヤ軸方向の最大幅W8aとが略同一に形成されている。これにより、ミドルブロック12は、平面視矩形状に形成される。このようなミドルブロック12は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向において、ブロック剛性をバランスよく高めることができ、トラクション性能及び旋回性能を向上しうる。ミドルブロック12の最大長さL8a及び最大幅W8aは、トレッド幅TW(図1に示す)の17%〜23%程度が望ましい。
図4に示されるように、ミドルブロック12は、クラウン主溝3によって形成される内側ブロック縁33と、ショルダー主溝4によって形成される外側ブロック縁34と、ミドル横溝11によって形成される一対の軸方向ブロック縁35、35とが設けられている。本実施形態では、ショルダー主溝4がタイヤ周方向に沿って直線状にのびるため、外側ブロック縁34をタイヤ周方向に沿って直線状に形成することができる。これにより、ミドルブロック12は、ミドルブロック12の幅が部分的に小さくなるのを防ぐことができ、ブロック剛性を維持しうる。
ミドルブロック12は、クラウン主溝3の外側頂点P2からタイヤ軸方向外側にのび、かつ、ショルダー主溝4(図4に示す)に至ることなく終端する内側ミドルスロット36が設けられている。本実施形態の内側ミドルスロット36は、短辺部3Aの溝縁側(ミドルブロック12の内側ブロック縁33側)に形成されている。
このような内側ミドルスロット36は、ミドルブロック12の剛性を損ねずに、雪を強固に押し固めることができ、雪上性能を向上しうる。また、内側ミドルスロット36は、路面の水膜を、クラウン主溝3側に案内することができるため、排水性能を向上しうる。図2に示されるように、内側ミドルスロット36の溝深さD9は、クラウンスロット26の溝深さD6と同一範囲が望ましい。
図4に示されるように、内側ミドルスロット36の溝幅W9は、クラウン主溝3からタイヤ軸方向外側に向かって、漸減している。これにより、内側ミドルスロット36は、平面視略三角形状に形成される。このような内側ミドルスロット36は、ミドルブロック12の剛性低下を効果的に防ぐことができる。内側ミドルスロット36の最大幅W9aは、トレッド幅TW(図1に示す)の3.0%〜6.0%が望ましい。
図1に示されるように、一方のクラウン主溝3aに設けられる内側ミドルスロット36と、他方のクラウン主溝3bに設けられる内側ミドルスロット36とは、タイヤ周方向で互いに位置ずれして配置されるのが望ましい。これにより、内側ミドルスロット36、36は、一対のミドル陸部6、6において、タイヤ周方向に万遍なく形成されるため、雪上性能を向上しうる。
図4に示されるように、各ミドルブロック12は、ショルダー主溝4からタイヤ軸方向内側にのび、かつ、クラウン主溝3に至ることなく終端する外側ミドルスロット38が設けられている。これにより、ミドル陸部6は、ミドル横溝11や内側ミドルスロット36のみならず、外側ミドルスロット38によっても雪柱せん断力を得ることができる。しかも、外側ミドルスロット38は、そのタイヤ軸方向の内端38iが、クラウン主溝3に連通することなく、ミドルブロック12内で終端しているため、ミドルブロック12の剛性を損ねずに、雪を強固に押し固めることができる。
外側ミドルスロット38が設けられるミドルブロック12は、ショルダー主溝4よりも外側のブロック(本実施形態では、ショルダーブロック14)に比べて、接地圧が大きい傾向がある。このため、外側ミドルスロット38は、雪柱せん断力が低下しがちなトレッド接地端2t(図1に示す)側において、雪柱せん断力を効果的に補うことができる。従って、本発明のタイヤ1は、優れた雪上性能を発揮しうる。また、外側ミドルスロット38は、路面の水膜を、ショルダー主溝4側に案内することができるため、排水性能を向上しうる。
図2に示されるように、外側ミドルスロット38の溝深さD10は、ショルダー主溝4の溝深さD2の20%〜70%が望ましい。なお、外側ミドルスロット38の溝深さD10は、ショルダー主溝4の溝深さD2の20%未満であると、雪を十分に押し固めることができないおそれがある。逆に、外側ミドルスロット38の溝深さD10が、ショルダー主溝4の溝深さD2の70%を超えると、ミドル陸部6の剛性を十分に維持できず、耐偏摩耗性能や、旋回時の横グリップが低下するおそれがある。このような観点より、外側ミドルスロット38の溝深さD10は、より好ましくは、ショルダー主溝4の溝深さD2の30%以上であり、より好ましくは60%以下である。
図4に示されるように、外側ミドルスロット38の溝幅W10は、ショルダー主溝4側からタイヤ赤道Cに向かって漸減するのが望ましい。これにより、外側ミドルスロット38は、平面視台形状に形成される。このような外側ミドルスロット38は、ミドル陸部6のタイヤ軸方向内側の剛性低下を効果的に防ぐことができる。外側ミドルスロット38の最大幅W10aは、トレッド幅TW(図1に示す)の1.5%〜3.5%程度が望ましい。また、外側ミドルスロット38の最小幅W10bは、トレッド幅TWの1.0%〜2.0%程度が望ましい。さらに、外側ミドルスロット38のタイヤ軸方向の長さL10は、トレッド幅TWの5.0%〜7.0%程度が望ましい。
また、外側ミドルスロット38は、タイヤ軸方向に対して傾斜している。このような外側ミドルスロット38は、路面の水膜を、ショルダー主溝4に円滑に排出しうる。なお、外側ミドルスロット38のタイヤ軸方向に対する角度α10は、3度〜10度程度が望ましい。
外側ミドルスロット38のタイヤ軸方向の外端は、ショルダー横溝13のタイヤ軸方向の内端と、ショルダー主溝4を介してタイヤ軸方向で隣り合うのが望ましい。これにより、外側ミドルスロット38は、ショルダー横溝13及びショルダー主溝4が交わる十字状の溝交差部40を形成することができる。このような溝交差部40は、剛性の高い十字状の大きな雪柱を形成でき、かつ、これをせん断することができるので、大きな駆動ないし制動力を発揮することができる。
外側ブロック縁34は、外側ミドルスロット38とタイヤ周方向一方側のミドル横溝11との間に形成される第1外側ブロック縁34a、及び、外側ミドルスロット38とタイヤ周方向他方側のミドル横溝11との間に形成される第2外側ブロック縁34bを含んでいる。第1外側ブロック縁34aのタイヤ周方向の長さL11aは、第2外側ブロック縁34bのタイヤ周方向の長さL11bと異なるのが望ましい。本実施形態では、第1外側ブロック縁34aの長さL11aが、第2外側ブロック縁34bの長さL11bよりも小さい。これにより、外側ミドルスロット38は、第1外側ブロック縁34a側に偏って配置されるため、十字状の溝交差部40が、第1外側ブロック縁34a側に配置されるT字状の溝交差部22に隣接して配置される。
これにより、十字状の溝交差部40は、T字状の溝交差部22とともに、雪をより強固に押し固めることができるため、雪柱せん断力を効果的に得ることができる。このような作用を効果的に発揮させるために、第1外側ブロック縁34aのタイヤ周方向の長さL11aは、第2外側ブロック縁34bのタイヤ周方向の長さL11bの60〜80%が望ましい。
なお、第1外側ブロック縁34aの長さL11aは、第2外側ブロック縁34bの長さL11bの60%未満であると、外側ミドルスロット38を、第1外側ブロック縁34a側に偏って配置できないため、上記作用を十分に発揮できないおそれがある。逆に、第1外側ブロック縁34aの長さL11aが、第2外側ブロック縁34bの長さL11bの80%を超えると、外側ミドルスロット38が、第1外側ブロック縁34a側に過度に偏って配置されるため、雪上性能を十分に高めることができないおそれがある。このような観点より、第1外側ブロック縁34aの長さL11aは、より好ましくは、第2外側ブロック縁34bの長さL11bの65%以上であり、より好ましくは、75%以下である。
ミドルブロック12には、タイヤ軸方向にのびる少なくとも一本のサイプ42が設けられている。サイプ42は、タイヤ軸方向にジグザグ状にのびている。また、本実施形態では、サイプ42が、ミドルブロック12にタイヤ周方向に隔設されている。このようなサイプ42は、ミドルブロック12において、エッジ成分を発揮することができるため、氷上性能を向上しうる。また、サイプ42の厚み(図示省略)は、サイプ28と同様の観点より、1.0mm以下が望ましく、さらに好ましくは0.5mm以下である。
本実施形態のサイプ42は、クラウン主溝3にのみ連通する第1サイプ42aと、ショルダー主溝4にのみ連通する第2サイプ42bとが含まれる。
図7(a)には、図4のA5−A5断面図が示される。図4及び図7(a)に示されるように、第1サイプ42aは、クラウン主溝3の長辺部3Bにのみ連通するセミオープンタイプとして構成されている。また、第1サイプ42aは、各長辺部3Bに1本形成されている。このような第1サイプ42aは、ミドル陸部6の剛性を損ねずに、氷路においてエッジ成分を発揮することができる。第1サイプ42aのタイヤ軸方向の長さL12aは、ミドルブロック12の最大幅W8a(図1に示す)の50%〜90%程度が望ましい。また、第1サイプ42aの深さD12aは、クラウン陸部5の第1サイプ28aの深さD7a(図6(a)に示す)と同一範囲が望ましい。
第1サイプ42aには、クラウン陸部5の第1サイプ28aと同様に、第1サイプ42aのタイヤ軸方向の中央部(例えば、第1サイプ42aのタイヤ軸方向の中心点の±2mm)で隆起する第1隆起部46aと、クラウン主溝3側で隆起する第2隆起部46bとが設けられている。このような第1サイプ42aも、ミドルブロック12の剛性を損ねずに、エッジ成分を効果的に発揮しうる。なお、第1サイプ48aの第1隆起部46aの深さD12b及び第2隆起部46bの深さD12cは、第1サイプ28aの第1隆起部30aの深さD7b及び第2隆起部30bの深さD7c(図6(a)に示す)と同一範囲が望ましい。
図7(b)には、図4のA6−A6断面図が示される。図4及び図7(b)に示されるように、第2サイプ42bは、ショルダー主溝4にのみ連通するセミオープンタイプとして構成されている。また、第2サイプ42bは、ミドルブロック12の第1外側ブロック縁34a及び第2外側ブロック縁34bに、1本ずつ形成されている。このような第2サイプ42bも、第1サイプ42aと同様に、ミドルブロック12の剛性を損ねずに、氷路においてエッジ成分を発揮することができる。第2サイプ42bのタイヤ軸方向の長さL12bは、第1サイプ42aの長さL12aと同一範囲が望ましい。また、第2サイプ42bの深さD12aは、第2サイプ42bの深さD12aと同一範囲が望ましい。
また、第2サイプ42bには、第1サイプ42aと同様に、第1隆起部46a及び第2隆起部46bが設けられている。このような第2サイプ42bも、ミドルブロック12の剛性を損ねずに、エッジ成分を効果的に発揮しうる。なお、第2サイプ42bの第1隆起部46aの深さD12b及び第2隆起部46bの深さD12cは、第1サイプ42aの第1隆起部30aの深さD12b及び第2隆起部30bの深さD12cと同一範囲が望ましい。
図4に示されるように、第1サイプ42a及び第2サイプ42bは、タイヤ周方向で交互に配置されるのが望ましい。これにより、第1サイプ42a及び第2サイプ42bは、ミドルブロック12の剛性低下を防ぎつつ、エッジ成分をタイヤ周方向に万遍なく発揮することができる。
図5に示されるように、内側ショルダーブロック14Aは、タイヤ周方向の最大長さL8bが、タイヤ軸方向の最大幅W8bよりも大きい平面視略平行四辺形状に形成されている。このような内側ショルダーブロック14Aは、タイヤ周方向のブロック剛性を高めることができ、トラクション性能及び旋回性能を向上しうる。内側ショルダーブロック14Aの最大長さL8bは、トレッド幅TW(図1に示す)の15〜25%程度が望ましい。また、内側ショルダーブロック14Aの最大幅W8bは、トレッド幅TWの7.5%〜12.5%程度が望ましい。
外側ショルダーブロック14Bは、タイヤ周方向の最大長さL8cが、タイヤ軸方向の最大幅W8dよりも大きい平面視略平行四辺形状に形成されている。このような外側ショルダーブロック14Bも、タイヤ周方向のブロック剛性を高めることができ、トラクション性能及び旋回性能を向上しうる。外側ショルダーブロック14Bの最大長さL8cは、トレッド幅TW(図1に示す)の14%〜18%程度が望ましい。また、外側ショルダーブロック14Bの最大幅W8cは、トレッド幅TWの7%〜11%程度が望ましい。
内側ショルダーブロック14A及び外側ショルダーブロック14Bには、タイヤ軸方向にのびるサイプ51がタイヤ周方向に隔設されている。サイプ51は、タイヤ軸方向にジグザグ状にのびている。このようなサイプ51は、内側ショルダーブロック14A及び外側ショルダーブロック14Bにおいて、エッジ成分を発揮することができるため、氷上性能を向上しうる。
また、サイプ51は、ショルダー細溝16にのみ連通するセミオープンタイプとして構成されている。このようなサイプ51は、内側ショルダーブロック14A及び外側ショルダーブロック14Bの剛性を損ねずに、氷路においてエッジ成分を発揮することができる。また、サイプ51の厚み(図示省略)は、各サイプ28、42(図3及び図4に示す)と同様の観点より、1.0mm以下が望ましく、さらに好ましくは0.5mm以下である。
さらに、サイプ51は、図6(a)に示したクラウン陸部5の第1サイプ28aと同様に、第1隆起部30a及び第2隆起部30bを含むのが望ましい。これにより、サイプ51は、内側ショルダーブロック14A及び外側ショルダーブロック14Bの剛性を損ねずに、エッジ成分を効果的に発揮しうる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示す基本構造をなし、表1に示すクラウンスロット、内側ミドルスロット及び外側ミドルスロットを有するタイヤが製造され、それらが評価された。また、比較のために、クラウンスロット、内側ミドルスロット及び外側ミドルスロットが設けられないタイヤ(比較例)についても製造され、同様に評価された。なお、共通仕様は以下の通りである。
タイヤサイズ:195/80R15
リムサイズ:15×6.0J
内圧:
前輪:350kPa、後輪:425kPa
車両:トヨタ自動車株式会社製のハイエース(排気量:2500cc)
荷重:500kgf(半積載状態)
トレッド幅TW:160mm
クラウン主溝
溝幅W1:5.6mm、W1/TW:3.5%
溝深さD1:12.5mm、D1/TW:7.8%
短辺部の長さL1a:6.5mm、長辺部の長さL1b:26.5mm
ショルダー主溝:
溝幅W2:5.6mm、W2/TW:3.5%
溝深さD2:12.5mm、D2/TW:7.8%
ショルダー細溝:
溝幅W7:1.3mm、W7/TW:0.8%
深さD7:6.6mm、D7/TW:4.1%
ミドル横溝:
溝幅W3:2.5mm、W3/TW:1.6%
溝深さD3:9.6mm、D3/TW:6.0%
角度α3:10度
ショルダー横溝:
溝幅W4:4.0〜5.6mm、W4/TW:2.5%〜3.5%
溝深さD4:6.7〜9.6mm、D4/TW:4.2%〜6.0%
内側ショルダー横溝の角度α4:10度
クラウン陸部:
最大幅W5:25.3mm、W5/TW:15.8%
第1サイプ、第2サイプ:
長さL7a、L7b:12.8mm〜16mm
L7a/W5、L7b/W5:50.0%〜63.2%
深さD7a:8.0mm、D7a/D1:64%
第3サイプ:
深さD7a:8.0mm、D7a/D1:64%
クラウンスロット:
最大幅W6a:8mm、W6a/TW:5%
最小幅W6b:4.8mm、W6b/TW:3%
ミドルブロック:
最大長さL8a:33.6mm、L8a/TW:21.0%
最大幅W8a:28.0mm、W8a/TW:17.5%
第1サイプ、第2サイプ:
長さL12a、L12b:16.0%〜24.0%
L12a/W8a、L12b/W8a:57.1%〜85.7%
深さD12a:8.0mm、D12a/D1:64%
内側ミドルスロット:
溝幅W9:6.7mm、W9/TW:4.2%
外側ミドルスロット
最大幅W10a:4.0mm、W10a/TW:2.5%
最小幅W10b:2.7mm、W10b/TW:1.7%
長さL10:9.3mm、L10/TW:5.8%
角度α10:5度
内側ショルダーブロック:
最大長さL8b:32mm、L8b/TW:20.0%
最大幅W8b:16.8mm、W8b/TW:10.5%
外側ショルダーブロック:
最大長さL8c:26.7mm、L8c/TW:16.7%
最大幅W8c:14.7mm、L8c/TW:9.2%
テスト方法は次のとおりである。
<氷上性能>
各供試タイヤを上記リムにリム組みし、上記内圧を充填して、上記車両の全輪に装着するとともに、氷路テストコースにおいて、速度20km/hからABSをオンとした条件でフルブレーキングを行い、制動距離が測定された。結果は、制動距離の逆数に関し、比較例を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
<雪上性能>
上記車両にて、雪路(圧雪路を除く)のテストコースを走行し、トラクションに関する走行特性が、テストドライバーの官能により評価された。結果は、比較例を100とする評点で表示した。数値が大きいほど良好である。
<耐偏摩耗性能>
上記車両にて、乾燥アスファルト路面のテストコースを3000km走行させた。この後、タイヤ周方向の3箇所のミドルブロックについて、タイヤ周方向の一端側の摩耗量と、他端側の摩耗量との差を測定し、それらの平均値が計算された。結果は、比較例を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
<横グリップ性能>
上記車両にて、乾燥アスファルト路面のテストコースを走行し、コーナリング時のグリップ(横グリップ)に関する特性が、ドライバーの官能評価により評価された。結果は、実施例1を100とする評点で表示した。数値が大きいほど良好である。
テストの結果を表1に示す。
Figure 2015020663
Figure 2015020663
テストの結果、実施例のタイヤは、氷上性能、耐偏摩耗性能及び横グリップ性能を維持しつつ、優れた雪上性能を発揮しうることが確認できた。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 クラウン主溝
4 ショルダー主溝
12 ミドルブロック
38 外側ミドルスロット

Claims (7)

  1. トレッド部に、タイヤ赤道の両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のクラウン主溝と、
    前記クラウン主溝の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝とを具えることにより、
    前記クラウン主溝と前記ショルダー主溝との間にミドル陸部が区分された空気入りタイヤであって、
    前記ミドル陸部は、前記クラウン主溝と前記ショルダー主溝との間をタイヤ軸方向にのびるミドル横溝がタイヤ周方向に隔設されることにより、複数個のミドルブロックに区分され、
    前記各ミドルブロックは、前記ショルダー主溝からタイヤ軸方向内側にのび、かつ、前記クラウン主溝に至ることなく終端する外側ミドルスロットが設けられることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記外側ミドルスロットの深さは、前記ショルダー主溝の溝深さの20%〜70%である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ショルダー主溝は、タイヤ周方向に沿って直線状にのびる請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ミドルブロックは、前記ショルダー主溝によって形成される外側ブロック縁を具え、
    前記外側ブロック縁は、前記外側ミドルスロットとタイヤ周方向一方側の前記ミドル横溝との間に形成される第1外側ブロック縁、及び、
    前記外側ミドルスロットとタイヤ周方向他方側の前記ミドル横溝との間に形成される第2外側ブロック縁を具え、
    前記第1外側ブロック縁のタイヤ周方向の長さは、前記第2外側ブロック縁のタイヤ周方向の長さと異なる請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記各ミドルブロックには、サイプがタイヤ周方向に隔設され、
    前記サイプは、前記クラウン主溝にのみ連通する第1サイプと、前記ショルダー主溝にのみ連通する第2サイプとを含み、
    前記第1サイプ及び前記第2サイプは、タイヤ周方向で交互に配置される請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記クラウン主溝は、ジグザグ状に屈曲しながらタイヤ周方向に連続してのび、
    前記クラウン主溝の溝中心線は、タイヤ軸方向内側に突出する内側頂点と、タイヤ軸方向外側に突出する外側頂点とを具え、
    前記ミドルブロックは、前記外側頂点からタイヤ軸方向外側にのび、かつ、前記ショルダー主溝に至ることなく終端する内側ミドルスロットを具える請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記トレッド部は、前記ショルダー主溝とトレッド接地端とによって区分されたショルダー陸部を具え、
    前記ショルダー陸部は、前記ショルダー主溝とトレッド接地端との間をタイヤ軸方向にのびるショルダー横溝がタイヤ周方向に隔設され、
    前記外側ミドルスロットのタイヤ軸方向の外端は、前記ショルダー横溝のタイヤ軸方向の内端と、前記ショルダー主溝を介してタイヤ軸方向で隣り合う請求項1乃至6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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