JP2015009340A - 研磨装置、研磨パッドの配置方法、及び研磨パッド - Google Patents
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Abstract
Description
この種の研磨装置では、多数の基板を研磨処理することにより、研磨パッドの研磨面が消耗するため、定期的に研磨パッドの貼り替えが行われる。研磨パッドは研磨装置において交換頻度が高い消耗材であるため、研磨パッドの貼り替えには高い作業効率が求められる。
タ112と、基板102を保持可能なトップリング116と、トップリング116を回転駆動する第2の電動モータ118と、を備える。
図示のように、研磨テーブル110は、研磨パッド108が配置されて貼り付けられる上面の回転中心上に、凹部111(第1の取付部)を有している。この凹部111は、研磨テーブル110と同心となるように形成されており、その内形はたとえば円形である。この凹部111には、研磨パッド108を研磨テーブル110の所定の配置位置(貼付位置)にガイドする位置ガイド部材130が、図中矢印で示すように、研磨テーブル110の上方から嵌合される。
たとえば摩耗のため研磨パッド108を交換することになったときは、まず研磨テーブル110から研磨パッド108を剥離して廃棄する。続いて、図中(a)に示すように、研磨テーブル110の凹部111に位置ガイド部材130を嵌合させておく。一方で、新しい研磨パッド108の裏面に貼り付けられている剥離紙の一端を剥がしておく。
研磨パッド108の全面を研磨テーブル110に貼り付けた後、図中(d)に示すように、位置ガイド部材130を取り外し、ガイド孔109に蓋126を嵌めこむ。
図4は、本発明の他の実施形態に係る研磨装置の全体構成を模式的に示す図である。
図示のように、研磨装置200は、研磨テーブル110の内部に、基板102の研磨終点を光学的に検出する研磨終点検出装置131を備えている。研磨テーブル110及び研磨パッド134は、研磨終点検出装置131からの光を通過させるための観測孔133及び観測孔134を備えている。
この研磨終点検出装置131は、たとえば発光源と受光源を備えており、観測孔133及び観測孔134を通じて基板102の研磨面に光を照射し、その反射光の分光強度特性を測定・解析することで研磨の終点を検出する。研磨終点検出装置131は研磨テーブル110とともに回転し、基板102の直下に位置したときに、基板102に対して照射した光の反射光を受光することで、基板102の研磨状態を検出する。
図4に示した研磨装置200は、上述したように観測孔133及び観測孔134を備えているので、研磨パッド108を研磨テーブル110に配置するときは、研磨パッド108の外周を研磨テーブル110の外周に位置合わせすることに加えて、研磨パッド108の観測孔134の位置を研磨テーブル110の観測孔133の位置に合わせる、即ち研磨パッド108の配置方向を所望の方向(位相)に合わせる必要がある。
そこで、本実施形態では、図示のように、研磨パッド108を所望の配置方向にガイドするための方向ガイド部材132が、研磨テーブル110の観測孔133(第2の取付部)に、研磨パッド108貼り付け面側から嵌合されている。方向ガイド部材132は、たとえば棒状に形成されており、その先端側(研磨テーブル110に嵌合される側とは逆側)は、略球面状に形成されている。
なお、基板102を研磨するときは、位置ガイド部材130及び方向ガイド部材132は、夫々凹部111及び観測孔133から取り外す。
図示のように、本実施形態に係る研磨テーブル110には、図5に示した方向ガイド部材132の代わりに、研磨テーブル110の外周縁に別の方向ガイド部材137が設けられている。研磨テーブル110の外周縁には、凹部135(第3の取付部)が形成されており、この凹部135に、研磨パッド108の貼り付け面側から方向ガイド部材137が嵌合されている。研磨パッド108の外周部には、切欠部136(孔)が形成されている。研磨パッド108の外周を研磨テーブル110の外周に合わせた状態で、方向ガイド部材137を切欠部136に通過させると、観測孔134の位置と観測孔132との位置が合うように、切欠部136が配置されている。
なお、切欠部136の形状は、方向ガイド部材137が通過可能な形状であればよく、たとえば孔であってもよい。本実施形態において、切欠部は孔を含む。
なお、基板102を研磨するときは、位置ガイド部材130及び方向ガイド部材132は、夫々凹部111及び凹部135から取り外す。
成して互いに螺合するように形成してもよい。また、研磨テーブル110上に凹部135を設けず、研磨テーブル110の上面にねじ部材を設けるとともに、位置ガイド部材130の内部にねじ溝を設けて、互いにねじ接合するように形成してもよい。
図示のように、本実施形態に係る研磨テーブル110は、図5に示した位置ガイド部材130とは異なる形状の位置ガイド部材138が設けられている。研磨テーブル110は、研磨パッド108が貼り付けられる上面の回転中心上に、凹部111を有している。この凹部111には、研磨パッド108を研磨テーブル110の所望の配置位置にガイドするための位置ガイド部材138が嵌合されている。位置ガイド部材138の外形は、凹部111に嵌合された状態における平面視で台形状に形成されている。研磨パッド108の中央部には、位置ガイド部材138を挿入可能なようにガイド孔109が形成されている。このガイド孔109の形状は、位置ガイド部材138の形状に対応して台形状に形成されており、ガイド孔109に位置ガイド部材138が挿入されたときに、ガイド孔109を中心とした研磨パッド108の周方向の回転が抑制される、即ち研磨パッド108の方向が決定されるようになっている。また、ガイド孔109の方向は、位置ガイド部材138をガイド孔109に通過させて研磨パッド108を研磨テーブル110に配置したときに、観測孔134の位置と観測孔132の位置とが合うように形成されている。
図8aに示すように、本実施形態に係る研磨テーブル110は、図5に示した方向ガイド部材132及び図6に示した方向ガイド部材137の代わりに、研磨テーブル110の外側に別の方向ガイド部材139a及び方向ガイド部材139bが配置されている。これら方向ガイド部材139a及び方向ガイド部材139bは、研磨テーブル110の裏面側から表面側に向かって凸状となるように構成され、テーブル駆動軸114と同軸で回転する取付台143に設けられた取付部144a及び取付部144b(第4の取付部)に、嵌合や螺合などの適切な方法で取り付けられている。
なお、本実施例では、取付部144a及び取付部144bは、取付台143に設けられているが、これに限らず、テーブル駆動軸114と同軸で回転するように設けられていればよい。
なお、基板102を研磨するときは、位置ガイド部材130、方向ガイド部材139a及び方向ガイド部材139bは、夫々凹部111、取付部144a及び取付部144bから取り外す。
望の方向に、より精度よく合わせることができる。
本実施形態の位置ガイド部材130に代えて、図7に示した位置ガイド部材138を設けてもよい。
また、本実施形態においては、図5ないし図7において説明した観測孔133及び観測孔134が設けられていないが、必要に応じてこれらを設けてもよい。
図9aに示すように、本実施形態に係る研磨テーブル110には、図5ないし図8に示した位置ガイド部材130、凹部111が設けられていない。また、図5に示した方向ガイド部材132及び図6に示した方向ガイド部材137の代わりに、研磨テーブル110の外側に別の方向ガイド部材141a及び方向ガイド部材141bが設けられている。これら方向ガイド部材141a及び方向ガイド部材141bは、研磨テーブル110の裏面側から表面側に向かって凸状となるように構成され、テーブル駆動軸114と同軸で回転する取付台143に設けられた取付部145a及び取付部145b(第5の取付部)に、嵌合や螺合などの適切な方法で取り付けられている。
なお、本実施例では、取付部145a及び取付部145bは、取付台143に設けられているが、これに限らず、テーブル駆動軸114と同軸で回転するように設けられていればよい。
なお、基板102を研磨するときは、方向ガイド部材141a及び方向ガイド部材141bを、取付部145a及び取付部145bから取り外す。
また、本実施形態においては、図5ないし図7において説明した観測孔133及び観測
孔134が設けられていないが、必要に応じてこれらを設けてもよい。
凹部、136 切欠部、137 方向ガイド部材、138 位置ガイド部材、139a
方向ガイド部材、139b 方向ガイド部材、140a 孔、140b 孔、141a
方向ガイド部材、141b方向ガイド部材、142a 孔、142b 孔、143 取付台、144a 取付部、144b 取付部、145a 取付部、145b 取付部。
Claims (21)
- 基板を研磨するための研磨パッドを配置可能な面を有する回転可能な研磨テーブルを備え、
前記研磨テーブルは、前記研磨パッドを前記研磨テーブルの所定の位置にガイドする位置ガイド部材が取付可能に構成された第1の取付部を有し、
前記第1の取付部は、前記研磨テーブルの前記面の回転中心上に形成されている研磨装置。 - 前記位置ガイド部材は、前記研磨パッドの配置時に前記研磨パッドに設けられた孔に挿入されるように構成される請求項1に記載された研磨装置。
- 前記研磨テーブルは、前記研磨パッドの配置方向をガイドする方向ガイド部材を取付けるための第2の取付部を有し、
前記第2の取付部は、研磨されている前記基板の研磨終点を検出する研磨終点検出装置から照射される光を通過させるための孔を含む、請求項1又は2に記載された研磨装置。 - 前記研磨テーブルは、前記研磨パッドの配置方向をガイドする方向ガイド部材を取付けるための第3の取付部を有し、
前記第3の取付部は、前記研磨テーブルの外周縁に設けられている請求項1ないし3のいずれか一項に記載された研磨装置。 - 前記位置ガイド部材の前記第1の取付部に取付けられた状態における平面視の外形が、非真円形状である、請求項1ないし4のいずれか一項に記載された研磨装置。
- 前記位置ガイド部材の前記第1の取付部に取付けられた状態における平面視の外形が、回転非対称形状である、請求項5に記載された研磨装置。
- 前記研磨パッドの配置方向をガイドする方向ガイド部材を取付けるための第4の取付部を有し、
前記研磨パッドが、前記研磨テーブルに配置されたときに前記研磨テーブルからはみ出る部分を有するように構成され、
前記第4の取付部に取付けられた方向ガイド部材が、前記研磨パッドの前記はみ出る部分に対応する位置に配置されるように構成された請求項1ないし6のいずれか一項に記載された研磨装置。 - 請求項1ないし7のいずれか一項に記載された研磨装置の前記研磨テーブルに前記研磨パッドを配置する方法であって、
前記第1の取付部に前記位置ガイド部材を取付ける工程と、
前記位置ガイド部材に対応する孔を有する前記研磨パッドを、前記位置ガイド部材に対応する孔に前記位置ガイド部材を挿入させて、前記研磨テーブルに配置する配置工程と、を有する研磨パッドの配置方法。 - 請求項3に記載された研磨装置の前記研磨テーブルに前記研磨パッドを配置する方法であって、
前記研磨パッドは、前記位置ガイド部材に対応する孔及び前記方向ガイド部材に対応する孔を有し、
前記第1の取付部に前記位置ガイド部材を取付ける工程と、
前記第2の取付部に前記方向ガイド部材を取付ける工程と、
前記位置ガイド部材に対応する孔に前記位置ガイド部材を挿入させ、かつ前記方向ガイ
ド部材に対応する孔に前記方向ガイド部材を挿入させて、前記研磨パッドを前記研磨テーブルに配置する配置工程と、を有する研磨パッドの配置方法。 - 請求項4に記載された研磨装置の前記研磨テーブルに前記研磨パッドを配置する方法であって、
前記研磨パッドは、前記位置ガイド部材に対応する孔及び前記方向ガイド部材に対応する切欠部を有し、
前記第1の取付部に前記位置ガイド部材を取付ける工程と、
前記第3の取付部に前記方向ガイド部材を取付ける工程と、
前記位置ガイド部材に対応する孔に前記位置ガイド部材を挿入させ、かつ前記方向ガイド部材に対応する孔に前記方向ガイド部材を挿入させて、前記研磨パッドを前記研磨テーブルに配置する配置工程と、を有する研磨パッドの配置方法。 - 請求項7に記載された研磨装置の前記研磨テーブルに前記研磨パッドを配置する方法であって、
前記研磨パッドは、回転中心上に位置する前記位置ガイド部材に対応する孔と、前記はみ出る部分に位置する前記方向ガイド部材に対応する孔とを有し、
前記第1の取付部に前記位置ガイド部材を取付ける工程と、
前記第4の取付部に前記方向ガイド部材を取付ける工程と、
前記位置ガイド部材に対応する孔に前記位置ガイド部材を挿入させ、かつ前記方向ガイド部材に対応する孔に前記方向ガイド部材を挿入させて、前記研磨パッドを前記研磨テーブルに配置する配置工程と、を有する研磨パッドの配置方法。 - 回転可能な研磨テーブルに配置可能に構成された、基板を研磨するための研磨パッドであって、
前記研磨テーブルの回転中心に対応する位置に孔が形成された研磨パッド。 - 研磨されている前記基板の研磨終点を検出する研磨終点検出装置からの光を通過させるための孔が形成された請求項12に記載された研磨パッド。
- 外縁部に切欠部が形成された請求項12又は請求項13に記載された研磨パッド。
- 前記研磨テーブルの回転中心に対応する位置に形成された前記孔は、蓋体が取り付け可能に構成された、請求項12ないし14のいずれか一項に記載された研磨パッド。
- 前記研磨テーブルの回転中心に対応する位置に形成された前記孔の外周形状が、非真円形状である請求項12ないし15のいずれか一項に記載された研磨パッド。
- 前記研磨テーブルの回転中心に対応する位置に形成された前記孔の外周形状が、回転非対称形状である請求項16に記載された研磨パッド。
- 前記研磨パッドは、前記研磨テーブルに配置されたときに前記研磨テーブルからはみ出る部分を有するように構成され、
前記はみ出る部分に孔が形成された請求項12ないし17のいずれか一項に記載された研磨パッド。 - 基板を研磨するための研磨パッドを配置可能な面を有する回転可能な研磨テーブルを備え、
前記研磨パッドの配置方向をガイドする複数の方向ガイド部材を取付けるための少なくとも一つの第5の取付部を有し、
前記研磨パッドが、前記研磨テーブルに配置されたときに前記研磨テーブルからはみ出る部分を有するように構成され、
前記第5の取付部に取付けられた複数の方向ガイド部材が、前記研磨パッドの前記はみ出る部分に対応する位置に配置されるように構成された研磨装置。 - 請求項19に記載された研磨装置の前記研磨テーブルに前記研磨パッドを配置する方法であって、
前記研磨パッドは、前記はみ出る部分に前記方向ガイド部材に対応する複数の孔を有し、
前記第5の取付部に複数の前記方向ガイド部材を取付ける工程と、
前記方向ガイド部材に対応する孔に前記方向ガイド部材を挿入させて、前記研磨パッドを前記研磨テーブルに配置する配置工程と、を有する研磨パッドの配置方法。 - 回転可能な研磨テーブルに配置可能に構成された、基板を研磨するための研磨パッドであって、
前記研磨テーブルに配置されたときに前記研磨テーブルからはみ出る部分を有するように構成され、
前記はみ出る部分に孔が形成された研磨パッド。
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