JP2015006170A - 食品用日持向上剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 優れた制菌を有し、かつ固有の酸味が抑制された食品用日持向上剤を提供すること。
【解決手段】 食品用日持向上剤を開示する。本発明の食品用日持向上剤は、酢酸カルシウムおよび有機酸を含有する。本発明によれば、従来の酢酸ナトリウムを主成分とする日持向上剤およびpH調整剤と比較して低添加量で、食品中の菌の増殖および当該食品の変敗を抑制することができる。さらに本発明によれば、酸味が抑制され、食品素材自体が有する味覚への影響を最小限にすることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、食品用日持向上剤に関し、より詳細には酸味が抑制された食品用日持向上剤に関する。
ソルビン酸やプロビオン酸のような保存料は、その安全性が担保されているものの、近年、消費者の食の安全・安心の関心および意識の高まりから、このような保存料の食品への使用が忌避される傾向が高まっている。
そうした傾向を受け、食品の製造者においても保存料を使用しない製品を製造し、他社製品との差別化を図る試みが行われている。具体的には、当該保存料の代替として、酢酸ナトリウムを主成分とし、これに有機酸を組み合わせた日持向上剤およびpH調整剤が提供されている。
しかし、このような酢酸ナトリウムを主成分とする日持向上剤やpH調整剤は、従来の保存料と比較して、制菌性に劣り、かつこれらの製剤には酸味や甘味を持つものが多い。このことから、製剤の添加量を低減すると菌の増殖を抑制できず、添加量を高めると食品の風味を損なうことが知られており、使用において事実上の制限が生じていた。
よって、より食品の風味に影響が出難く、かつ保存料の代替製剤として保存性に優れる日持向上剤およびpH調整剤が食品業界で所望されている。
本発明は、上記問題の解決を課題とするものであり、その目的とするところは、優れた制菌を有し、かつ固有の酸味が抑制された食品用日持向上剤を提供することにある。
本発明は、酢酸カルシウムおよび有機酸を含有する、食品用日持向上剤である。
1つの実施形態では、上記有機酸は、クエン酸、コハク酸、アジピン酸、グルコン酸、グルコノデルタラクトン、DL−酒石酸、L−酒石酸、乳酸、氷酢酸、フマル酸、DL−リンゴ酸、イタコン酸、フィチン酸およびそれらの塩からなる群から選択される少なくとも1種の酸である。
1つの実施形態では、上記食品用日持向上剤は、さらに、酢酸ナトリウムおよびグリシンからなる群から選択される少なくとも1種の助剤を含有する。
1つの実施形態では、上記食品用日持向上剤は、1重量%の水溶液に調製した際のpHが5〜6.5である。
本発明はまた、食品の日持を向上させるための方法であって、食品素材に、上記食品用日持向上剤を添加する工程を含む、方法である。
本発明はまた、食品素材および上記食品用日持向上剤を含む、食品である。
本発明によれば、従来の酢酸ナトリウムを主成分とする日持向上剤およびpH調整剤と比較して低添加量で、食品中の菌の増殖および当該食品の変敗を抑制することができる。さらに本発明の食品用日持向上剤によれば、酸味が抑制され、食品素材自体が有する味覚への影響を最小限にすることができる。
以下、本発明について詳述する。
本発明の食品用日持向上剤は、酢酸カルシウムおよび有機酸を含有する。
ここで、本明細書に用いられる用語「日持向上」とは、食品中の菌の増殖および/または食品の変敗を抑制して、食品として摂取可能な期間を延長させることを言い、「日持向上剤」とはこのような日持向上を可能にした製剤、すなわち混合物であって、粉末状、顆粒状、ペレット状などの任意の形態に加工されたものを包含して言う。
本発明において、酢酸カルシウム含有量は、必ずしも限定されないが、食品用日持向上剤の全体重量を基準として、好ましくは10重量%〜95重量%であり、より好ましくは15重量%〜80重量%であり、さらにより好ましくは30重量%〜60重量%である。
本発明を構成する有機酸は、食品添加物として使用され得るものである。ここで、本明細書中に用いられる用語「有機酸」は、食品添加物として許容され得る有機酸およびその塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩)を包含して言い、ただし、上記酢酸カルシウム、および従来より日持向上剤として使用されてきた酢酸ナトリウムを除いて言う。有機酸の例としては、クエン酸、コハク酸、アジピン酸、グルコン酸、グルコノデルタラクトン、DL−酒石酸、L−酒石酸、乳酸、氷酢酸、フマル酸、DL−リンゴ酸、イタコン酸、およびフィチン酸、ならびにそれらの塩が挙げられる。このような有機酸は、単独または複数を組合せて使用されてもよい。
本発明において、有機酸の含有量は、必ずしも限定されないが、食品用日持向上剤の全体重量を基準として、好ましくは1重量%〜50重量%であり、より好ましくは5重量%〜45重量%であり、さらにより好ましくは10重量%〜40重量%である。本発明において、有機酸の含有量が1重量%を下回ると、日持向上剤として後述するような食品素材に添加した際、食品素材へのpH緩衝力が弱く、日持向上剤として制菌性、ならびに酢酸カルシウムが有する酸味の抑制の効果が充分に発揮されない場合がある。有機酸の含有量が50重量%を上回ると、有機酸が固有に有する酸味が食品素材の風味に影響を及ぼす場合がある。
本発明の食品用日持向上剤はまた、口内および食品への物性影響を抑え、かつ味覚の調整をするために、酢酸ナトリウムおよび/またはグリシンが含有されていてもよい。
酢酸ナトリウムの含有量は、必ずしも限定されないが、本発明の食品用日持向上剤の全体重量を基準として、好ましくは1重量%〜60重量%、より好ましくは5重量%〜45重量%であり、さらにより好ましくは10重量%〜40重量%である。日持向上剤における酢酸ナトリウムの含有量が60重量%を超えると、酢酸ナトリウムが固有に有する風味が食品素材の風味に影響を及ぼし、食品自体の味覚の影響が顕著に現われる場合がある。
さらに、本発明の食品用日持向上剤において、酢酸カルシウムと酢酸ナトリウムを併用する場合、酢酸カルシウム/酢酸ナトリウムの含量比は、各重量を基準として、好ましくは1/0.01〜1/4であり、より好ましくは1/0.5〜1/2である。
グリシンの含有量は、必ずしも限定されないが、本発明の食品用日持向上剤の全体重量を基準として、好ましくは1重量%〜40重量%であり、より好ましくは5重量%〜35重量%である。日持向上剤におけるグリシンの含有量が40重量%を超えると、グリシンが固有に有する甘味が食品素材の風味に影響を及ぼし、食品自体の味覚を変化させる場合がある。
本発明の食品用日持向上剤はまた、食品に影響を及ぼし得る種々の菌に対する抗菌性または制菌性を高めるために、必要に応じて、他の抗菌・制菌成分を含有していてもよい。このような他の抗菌・制菌成分の例としては、卵白リゾチーム、グリセリン脂肪酸エステル、チアミンラウリル硫酸塩、オレガノ抽出物、カラシ抽出物、カンゾウ油性抽出物、キトサン、クローブ抽出物、クワ抽出物、酵素処理チャ抽出物、酵素分解リンゴ抽出物、シソ抽出物、ショウガ抽出物、セイヨウワサビ抽出物、セージ抽出物、チャ抽出物、トウガラシ水性抽出物、ニンニク抽出物、ピメンタ抽出物、ブドウ果皮抽出物、ブドウ種子抽出物、プロポリス抽出物、ペパー抽出物、ホコッシ抽出物、モウソウチク乾留物、モウソウチク抽出物、ユッカフォーム抽出物、ローズマリー抽出物、ワサビ抽出物、安息香酸およびその塩、ソルビン酸およびその塩、プロピオン酸およびその塩、ピロ亜硫酸塩、白子タンパク抽出物、ペクチン分解物、ε-ポリリシン、ならびにこれらの組合せが挙げられる。本発明において他の抗菌・制菌成分の含有量は、特に限定されず、当業者によって適宜任意の含有量が選択され得る。
さらに、本発明の食品用日持向上剤は、必要に応じて、食塩、精製塩、並塩、炭酸ナトリウムなどの無機塩;および/またはデキストリン、シクロデキストリン、オリゴ糖などの糖類;を含有していてもよい。本発明において無機塩および糖類の含有量は、特に限定されず、当業者によって適宜任意の含有量が選択され得る。
本発明の食品用日持向上剤はまた、1重量%の水溶液に調整した際のpHが好ましくは5〜6.5を呈する。食品用日持向上剤として使用するにあたり、多くの食品素材および食品が弱酸性から中性域にあることから、このようなpHを呈することによって、食品素材と混合しても食品の風味に悪影響を及ぼし難い点で有用である。
本発明の食品用日持向上剤は、上記酢酸カルシウムおよび有機酸と、必要に応じて添加され得る上記酢酸ナトリウム、グリシン、他の抗菌・制菌成分、無機塩および/または糖類とが当業者に周知の手段を用いて混合され、製剤化される。
本発明の食品用日持向上剤は、食品の風味に悪影響を及ぼす種々の微生物に対して制菌効果を発揮する。有効な微生物の例としては、バシラス属(例えば、バシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)、およびバシラス・セレウス(Bacillus cereus));ラクトコッカス属(例えば、ラクトコッカス・ラクティス(Lactococcus lactis))、ロイコノストック属(例えば、ロイコノストック・メセンテロイデス(Leuconostoc mesennteroides))などの乳酸菌;エスケリキア属(例えば、大腸菌(Escherichia coli))、スタフィロコッカス属(例えば、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus));ならびに真菌類であるカビ、例えばアスペルギルス・ニガー、ペニシリウムspに属する微生物が挙げられる。
一方、本発明の食品は、食品素材および上記食品用日持向上剤を含む。
食品素材としては、加工食品を構成する素材が挙げられ、調理または製造の段階で加熱が行われる加熱加工食品を構成する素材、または当該加熱を必要としない非加熱加工食品を構成する素材のいずれをも包含する。このような食品素材の例としては、必ずしも限定されないが、惣菜類(例えば、ハンバーグ、サラダ、卵焼き、鶏唐揚げ、鶏照焼き、フライ食品、和え物、煮物)、水産練製品(例えば、蒲鉾、竹輪)、畜肉製品(例えば、ハム、ソーセージ、ウインナー)、パン・ケーキ類、菓子類(例えば、和菓子、洋菓子)、麺類(例えば、生麺、茹麺、乾麺)、調味料類(例えば、ソース、醤油、マヨネーズ、ケチャップ)が挙げられる。食品素材は、上記素材に関する調理前の原料、および調理または加工後の中間製品(例えば、惣菜半製品)の両方を包含する。
食品中に含まれる上記食品用日持向上剤の含有量は、食品素材または最終的に完成する食品の性状および/または保存条件にも依存するため必ずしも限定されないが、食品の全体重量に対して、好ましくは0.1重量%〜3重量%であり、より好ましくは0.3重量%〜2重量%であり、さらにより好ましくは0.5重量%〜1.5重量%である。このような範囲で、食品用日持向上剤を含有させることにより、食品素材が固有に有する風味を維持したまま、食品の風味に悪影響を及ぼすことなく、食品の保存期間中における菌の増殖を抑制し、食品の日持を向上させることができる。
食品の製造にあたり、食品素材に本発明の食品用日持向上剤が添加される。この添加のタイミングについては、当業者によって食品製造における任意の段階、食品素材の調理中および/または調理後などが選択され得る。食品用日持向上剤の添加は、このような任意の段階で、例えば、溶解させる、混和させる、練り込む、まぶす、水溶液に調製したものを噴霧する等によって行われる。
このようにして、食品中の菌の増殖および当該食品の変敗を抑制することができる。さらに本発明の食品用日持向上剤によれば、酸味が抑制され、食品素材自体が有する味覚への影響を最小限にすることができる。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(比較例1〜2および実施例1〜6:製剤A〜Hの製造および評価)
酢酸カルシウム、クエン酸、フマル酸一ナトリウム、酢酸ナトリウム、グリシン、および精製塩をそれぞれ、表1に示す割合で混合し、製剤A〜Hを得た。なお、得られた製剤A〜Hのそれぞれの1重量%水溶液のpHはそれぞれ表1に示すとおりであった。
Figure 2015006170
次いで、上記で得られた製剤A〜Hの抗菌性試験(MIC試験)を以下のようにして行った。
(試験例1:製剤A〜Hの抗菌性試験(MIC試験))
オートクレーブ後、60℃に保温したSPC(Standard Plate Count)培地をシャーレに20mlずつ分注し、直後に比較例1および2、ならびに実施例1〜6で得られた製剤A〜Hを滅菌水に溶解した水溶液を、培地中の各製剤の濃度がそれぞれ0.05(w/v)%、0.1(w/v)%、0.2(w/v)%、0.3(w/v)%、0.4(w/v)%、0.5(w/v)%、0.6(w/v)%、0.7(w/v)%、0.8(w/v)%、0.9(w/v)%、1.0(w/v)%、1.1(w/v)%、1.2(w/v)%、1.3(w/v)%、1.4(w/v)%、および1.5(w/v)%となるように添加して混合し、各培地を冷却することによって試験寒天培地を得た。これらの試験寒天培地上に表2に記載の菌を約100個/μlの密度で含有する菌液をそれぞれ10μlずつ滴下し、35℃にて48時間静置後、滴下した各製剤の培地中濃度((w/v)%)のうち、菌が生育していない各製剤の培地中濃度((w/v)%)を最小発育阻止濃度(MIC)として決定した。結果を表2に示す。
Figure 2015006170
表2に示すように、実施例1〜6の製剤C〜Hは、従来の日持向上剤に相当する比較例1および2の製剤AおよびBの場合と比較して、MICがいずれも低い値を示しており、各種菌株に対して優れた抗菌効果を有していることがわかる。特に、酢酸カルシウムと酸化ナトリウムとの比率において、酢酸カルシウムの含有量が50%(50重量部)を超えた実施例1、2、5および6の製剤C、D、GおよびHでは、いずれの菌株に対しても生育を顕著に抑制していたことがわかる。
(試験例2:製剤BおよびD〜Hの人参煮物での官能評価)
100重量部の水、9重量部の砂糖、11重量部の薄口醤油、3重量部のみりん、1重量部の粉末だしを混合し、これを7つに分け、このうち6つについては比較例2および実施例2〜6で得られた製剤BおよびD〜Hを添加し、残り1つはこれらの製剤を添加しないまま(比較例3)として調味液を作製した。なお、調味液における製剤BおよびD〜Hの濃度は、当該調味液と後述する人参との合計重量に対して各々1重量%となるように設定した。これらの調味液に、それぞれ一口サイズに切った人参を1:1の容量比で合わせて、袋に詰め真空パックした。これらを90℃の熱湯中にて60分加熱した。
冷却後、真空パックを開封し、液切りし、それぞれバチルス・スブチリスを10CFU/gの割合で植菌し、25℃でこのまま保存した。
保存後、人参重量に対して9倍量の滅菌生理食塩水をそれぞれ添加し、人参をストマッカーで潰し、懸濁液を適宜希釈し、混釈法にて菌を培養した。培養条件は35℃にて48時間とし、培養後24時間および48時間にて、カウントした菌数から食品1gあたりの生菌数を決定した。さらに、この人参1重量部に対し、9重量部の生理食塩水を添加したものをストマッカーで潰して懸濁液を得、この懸濁液について上澄みのpH(10%pH)を測定した。
また、冷却後の人参を、味覚評価のエキスパートが実際に食し、以下の評価基準にしたがって官能評価を行った。
<官能評価基準>
味覚:
◎:酸味を感じなかった。
○:殆ど酸味を感じなかった。
△:やや酸味を感じた。
×:酸味を感じた。
食感:
○:無添加(比較例3)と同等であった。
△:やや硬さがあると感じられた。
×:硬いと感じられた。
得られた結果を表3に示す。
Figure 2015006170
表3に示すように、酢酸カルシウム含有量が高い実施例2、4〜6で得られた製剤D、F、GおよびHほど、制菌性が高くなる傾向があり、酢酸カルシウムと酢酸ナトリウムとの混合重量比が1:1を超えて酢酸カルシウム含有量が高まる製剤D(実施例2)、製剤F(実施例4)、製剤G(実施例5)および製剤H(実施例6)は製剤B(比較例2)と比較して2桁分、製剤E(実施例3)と比較しても1桁分、菌の増殖を抑制していたことがわかる。
また、味覚および食感について検討すると、酢酸カルシウムの含有量が高い製剤F〜Hほど、一見食感への影響が幾分低下するようにも見えるが、実質的に大きな多少はなく、良好な味覚を呈し、酢酸カルシウムと酢酸ナトリウムとの混合重量比が1:1を超えて酢酸カルシウム含有量が高まる製剤D(実施例2)、製剤F(実施例4)、製剤G(実施例5)および製剤H(実施例6)は製剤B(比較例2)と比較して2桁分、製剤E(実施例3)と比較しても1桁分、菌の増殖を抑制し、実用に充分耐え得るものであることを確認した。また、味覚に対しても特に大きな差異はなく、実用に充分耐え得るものであることを確認した。
(試験例3:製剤BおよびD〜Hを用いたハンバーグでの官能評価)
表4に示す割合でハンバーグの具材を混合し、これを7つに分け、このうち6つについては比較例2および実施例2〜6で得られた製剤BおよびD〜Hを各々1重量%の割合で添加し、残り1つはこれらの製剤を添加しないまま(比較例4)としてハンバーグだねを作製した。
Figure 2015006170
得られたハンバーグだねを、それぞれ50gずつ成型し、180℃に設定したオーブンで、13分間焼成した。冷却後、ラクトコッカス・ラクティスを10CFU/gの割合で植菌し、30℃で48時間このまま保存した。
保存後、ハンバーグ重量に対して9倍量の滅菌生理食塩水をそれぞれ添加し、ハンバーグをストマッカーで潰し、懸濁液を適宜希釈し、混釈法にて菌を培養した。培養条件は35℃にて48時間とし、培養後24時間および48時間にて、カウントした菌数から食品1gあたりの生菌数を決定した。さらに、このハンバーグだね1重量部に対し、9重量部の生理食塩水を添加したものをストマッカーで潰して懸濁液を得、この懸濁液について上澄みのpH(10%pH)を測定した。
また、得られたハンバーグを、味覚評価のエキスパートが実際に食し、以下の評価基準にしたがって官能評価を行った。
<官能評価基準>
味覚:
◎:酸味を感じなかった。
○:殆ど酸味を感じなかった。
△:やや酸味を感じた。
×:酸味を感じた。
食感:
○:無添加(比較例4)と同等であった。
△:やや違和感があると感じられた。
×:違和感があると感じられた。
得られた結果を表5に示す。
Figure 2015006170
表5に示すように、試験例2と同様に、ハンバーグの保存試験においても、酢酸ナトリウムを主成分として用いた製剤B(比較例2)と比較して、酢酸カルシウムを主成分として配合した製剤D〜H(実施例2〜6)はより効果的に菌の増殖を抑制していたことがわかる。特に、酢酸カルシウムと酢酸ナトリウムとの混合重量比が1:1を超えて酢酸カルシウム含有量が高まる製剤D(実施例2)、製剤F(実施例4)、製剤G(実施例5)および製剤H(実施例6)は製剤B(比較例2)と比較して、特に制菌効果が高められていたことがわかる。また、ハンバーグの試験では、実施例2〜6で得られた製剤D〜Hはいずれも味覚および食感は損なわれず、いずれも実用に充分耐え得るものであることを確認した。
(比較例5および実施例7〜10:製剤I〜Mの製造および評価)
酢酸カルシウム、クエン酸、クエン酸三ナトリウム、酢酸ナトリウム、グリシン、および精製塩をそれぞれ、表6に示す割合で混合し、製剤I〜Mを得た。なお、得られた製剤I〜Mのそれぞれの1重量%水溶液のpHはそれぞれ表6に示すとおりであった。
Figure 2015006170
(試験例4:製剤IおよびJ〜Mのボイルしたインゲンでの官能評価)
冷凍インゲンを熱湯中に、冷凍インゲンと熱湯とが容量比で1:3となる割合で投入し、30秒間ボイルした。ボイルしたインゲンを取り出した後、水で冷却し水切りを行った。これを6つに分け、このうち5つについては比較例5および実施例7〜10で得られた製剤IおよびJ〜Mの3重量%水溶液に、ボイルしたインゲンと当該水溶液とが容量比で1:3となるように60分間浸漬し、残り1つはこれらの製剤を添加しない水(比較例6)に同様に浸漬した。それぞれのインゲンを浸漬した液から取り出し、液切りした後、それぞれにバチルス・スブチリスを10CFU/gの割合で植菌し、25℃でこのまま保存した。
その後、人参の代わりに上記ボイルしたインゲンを用いたこと以外は、試験例1と同様にして菌の培養を行い、培養後24時間および48時間にて、カウントした菌数から食品1gあたりの生菌数を決定した。さらに、このインゲン1重量部に対し、9重量部の生理食塩水を添加したものをストマッカーで潰して懸濁液を得、この懸濁液について上澄みのpH(10%pH)を測定した。また、冷却後のインゲンを、味覚評価のエキスパートが実際に食し、試験例1の官能評価基準にしたがって官能評価を行った(なお、食感の無添加と同等との評価は、比較例6(無添加)の場合を基準にして行った)。
得られた結果を表7に示す。
Figure 2015006170
表7に示すように、上記試験例2および3と同様に、ボイルしたインゲンの保存試験においても、酢酸ナトリウムを主成分として用いた製剤I(比較例5)と比較して、酢酸カルシウムを主成分として配合した製剤J〜M(実施例7〜10)はより効果的に菌の増殖を抑制していたことがわかる。特に、酢酸カルシウムと酢酸ナトリウムとの混合重量比が1:1またはそれ以上に酢酸カルシウムを含有する製剤L(実施例9)および製剤M(実施例10)は製剤I(比較例5)と比較して、48時間培養後の菌数が約3桁も低くなっており、菌の増殖を著しく抑制し得たことがわかる。また、味覚および食感の評価において、実施例7〜10で得られた製剤J〜Mはいずれも充分な味覚を呈し、食感においても実用に充分耐え得るものであることを確認した。
(試験例5:製剤IおよびJ〜Mのボイルしたブロッコリーでの官能評価)
冷凍ブロッコリーを熱湯中に、冷凍ブロッコリーと熱湯とが容量比で1:3となる割合で投入し、30秒間ボイルした。ボイルしたブロッコリーを取り出した後、水で冷却し水切りを行った。これを6つに分け、このうち5つについては比較例5および実施例7〜10で得られた製剤IおよびJ〜Mの3重量%水溶液に、ボイルしたブロッコリーと当該水溶液とが容量比で1:3となるように60分間浸漬し、残り1つはこれらの製剤を添加しない水(比較例7)に同様に浸漬した。それぞれのブロッコリーを浸漬した液から取り出し、液切りした後、それぞれにバチルス・スブチリスを10CFU/gの割合で植菌し、25℃でこのまま保存した。
その後、人参の代わりに上記ボイルしたブロッコリーを用いたこと以外は、試験例1と同様にして菌の培養を行い、培養後24時間および48時間にて、カウントした菌数から食品1gあたりの生菌数を決定した。さらに、このブロッコリー1重量部に対し、9重量部の生理食塩水を添加したものをストマッカーで潰して懸濁液を得、この懸濁液について上澄みのpH(10%pH)を測定した。また、冷却後のブロッコリーを、味覚評価のエキスパートが実際に食し、試験例1の官能評価基準にしたがって官能評価を行った(なお、食感の無添加と同等との評価は、比較例7(無添加)の場合を基準にして行った)。
得られた結果を表8に示す。
Figure 2015006170
表8に示すように、上記試験例2〜4と同様に、ボイルしたブロッコリーの保存試験においても、酢酸ナトリウムを主成分として用いた製剤I(比較例5)と比較して、酢酸カルシウムを主成分として配合した製剤J〜M(実施例7〜10)はより効果的に菌の増殖を抑制していたことがわかる。特に、酢酸カルシウムと酢酸ナトリウムとの混合重量比が1:1またはそれ以上に酢酸カルシウムを含有する製剤L(実施例9)および製剤M(実施例10)は製剤I(比較例5)と比較して、48時間培養後の菌数が約2桁も低くなっており、菌の増殖を著しく抑制し得たことがわかる。また、味覚および食感の評価において、実施例7〜10で得られた製剤J〜Mはいずれも充分な味覚を呈し、食感においても実用に充分耐え得るものであることを確認した。
(試験例5:製剤Oの麺類に対する保存効果と官能評価)
<製剤配合>
比較例8および実施例11の製剤は表9の組成に従って作製した。
Figure 2015006170
(比較例8および実施例11の保存性評価)
酢酸ナトリウムを主成分とした比較例8の製剤、比較例8の酢酸ナトリウムの半分量を酢酸カルシウムに置き換えた実施例11の製剤をそれぞれ作製して、麺へ添加した時の保存性および食味・食感について比較した。
(生うどんの保存性向上)
生うどんは、表10の組成に従って製造した。すなわち、500重量部の小麦粉、180重量部の水、10重量部の食塩、5重量部または2.5重量部の表9の製剤を縦型式ミキサーで混合後、ロール式の製麺機にて帯状に成型して熟成後、麺の断面が3mm角になるように麺線にした。同時に表9の製剤を添加しない麺線も作製した。
Figure 2015006170
この麺線をポリチャック袋に各100gづつ封入して、30℃の恒湿恒温庫にて保管して、一般性菌数、カビの発生状態を評価した。
生うどんを30℃保存した場合の菌数(個/g)を表11に示す。2日目では、無添加区に比べ、比較例8および実施例11では3桁菌数が少なく、制菌効果があることが確認された。
Figure 2015006170
実施例11の製剤を0.5%または1.0%添加した生うどんは、比較例8の製剤を添加した生うどんと比較して同様の保存性の効果を示した。
(官能試験)
比較例8、実施例11の製剤を添加した、あるいは添加していない生うどんを98℃の熱湯で15分間ボイル後、冷水で1分間水洗して茹でうどんを得た。これをつけ麺用のタレにつけて食味・食感を比較した。
<官能評価基準>
食味:
◎:酸味を感じなかった。
○:殆ど酸味を感じなかった。
△:やや酸味を感じた。
×:酸味を感じた。
食感:
◎:無添加より弾力があった。
○:無添加と同等であった。
△:無添加より弾力がなかった。
得られた結果を表12に示す。
Figure 2015006170
表12に示すように、食味・食感の比較では、比較例8に対して実施例11の製剤を添加したうどんは、弾力のある食感を示した。
(試験例6:製剤PおよびQのパンに対する保存効果と官能評価)
<製剤配合>
製剤PおよびQの配合を表13に示す。
Figure 2015006170
<食パンの配合と工程>
食パンの配合は表14に示す配合で行い、表15の工程により製造した。
<食パンの配合>
Figure 2015006170
<食パンの製造工程>
Figure 2015006170
<植菌試験>
植菌試験は、制菌剤無添加、製剤P添加、製剤Q添加の各区に対し、アスペルギルス・ニガー(A. niger)またはペニシリウムsp(P. sp.)を10および10CFU/mLの濃度で、10μl植菌し、恒湿恒温庫にて25℃で保管し、3,4,5日目に食パン上に生育したカビの増殖を観察した。
植菌試験の結果を表16に示す。
Figure 2015006170
<官能評価試験>
官能評価は以下の基準により行った。
<官能評価基準>
酸味・酸臭の評価基準:
◎:酸味(酸臭)を感じなかった。
○殆ど酸味(酸臭)を感じなかった。
△:やや酸味(酸臭)を感じた。
×:酸味(酸臭)を感じた。
食感:
◎:無添加より弾力があった。
○:無添加と同等であった。
△:無添加より弾力がなかった。
※評価基準:
感じる×→少し感じる△→ほぼ感じない●→感じない ○
官能評価の結果を表17に示す。
Figure 2015006170
酢酸カルシウムと酢酸ナトリウム、および有機酸と併用することにより、比較例の酢酸ナトリウムと有機酸の併用区よりもパン生地へのダメージが少なく、酸味、酸臭を低減したカビ抑制剤を試作することができた。
本発明によれば、従来の酢酸ナトリウムを主成分とする日持向上剤およびpH調整剤と比較して食品中の菌の増殖および当該食品の変敗を抑制することができる。さらに本発明の食品用日持向上剤によれば、酸味が抑制され、食品素材自体が有する味覚への影響を最小限にすることができる。このため、本発明の食品用日持向上剤は、食品工業の分野の他、スーパーマーケットや食料品店などの惣菜調理の現場においても有用である。

Claims (7)

  1. 酢酸カルシウムおよび有機酸を含有する、食品用日持向上剤。
  2. 前記有機酸が、クエン酸、コハク酸、アジピン酸、グルコン酸、グルコノデルタラクトン、DL−酒石酸、L−酒石酸、乳酸、氷酢酸、フマル酸、DL−リンゴ酸、イタコン酸、フィチン酸およびそれらの塩からなる群から選択される少なくとも1種の酸である、請求項1に記載の食品用日持向上剤。
  3. さらに、酢酸ナトリウムおよびグリシンからなる群から選択される少なくとも1種の助剤を含有する、請求項1または2に記載の食品用日持向上剤。
  4. 前記助剤が酢酸ナトリウムであり、そして前記酢酸カルシウムと該酢酸ナトリウムとの含量比が、重量を基準として1/0.5〜1/2である、請求項3に記載の食品用日持向上剤。
  5. 1重量%の水溶液に調製した際のpHが5〜6.5である、請求項1から4のいずれかに記載の食品用日持向上剤。
  6. 食品の日持を向上させるための方法であって、食品素材に、請求項1から5のいずれかに記載の食品用日持向上剤を添加する工程を含む、方法。
  7. 食品素材および請求項1から5のいずれかに記載の食品用日持向上剤を含む、食品。
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