JP2015002325A - 水蒸気リフロー装置及び水蒸気リフロー方法 - Google Patents

水蒸気リフロー装置及び水蒸気リフロー方法 Download PDF

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Abstract

【課題】実用化を可能とする過熱水蒸気を用いる水蒸気リフロー装置及び水蒸気リフロー方法を提供することを目的とする。【解決手段】加熱水蒸気がそれぞれ供給される予熱ゾーンZ2と均熱ゾーンZ3と溶融ゾーンZ4と冷却ゾーンZ5とを有する加熱炉2を備えた水蒸気リフロー装置1において、過熱水蒸気が送給される予熱ゾーンZ2の上流と冷却ゾーンZ5の下流に、ヒータH1によって100℃以上に加熱された空気または窒素ガスが送給される入炉側結露防止ゾーンZ1と出炉側結露防止ゾーンZ6をそれぞれ隣接して設けた。基板Sが加熱炉2に入炉する際およびこれから出炉する際に、基板Sに触れた水蒸気が100℃以下になって液化して結露するのを防止できるので、実用可能な水蒸気リフローを実現できる。【選択図】図1

Description

本発明は、高温の過熱水蒸気によって基板に搭載された電子部品のはんだ付けを行う水蒸気リフロー装置及び水蒸気リフロー方法に関するものである。
電子部品が搭載された基板等の被加熱体(以下、「基板」と総称する)は、リフロー装置へ送られてはんだ付けが行われる。従来のリフロー装置の加熱炉は、予熱ゾーン、均熱ゾーン、溶融ゾーン、冷却ゾーンから成っている。基板は、コンベアによって搬送されながら予熱ゾーンにおいて常温から約150℃以上程度まで加熱され、均熱ゾーンへ送られる。基板は均熱ゾーンにおいて約150℃以上程度でしばらく加熱された後、溶融ゾーンへ送られる。そして溶融ゾーンにおいて一気にはんだの融点(はんだの品種により相違するが219℃程度)以上の230℃程度まで加熱され、はんだは溶融する。次いで冷却ゾーンへ送られてファン等によって基板を冷却して溶融したはんだを固化させた後、加熱炉外へ搬出される。
空気リフローにおいては、加熱炉において上記のように基板を加熱すると、高温度で活性化された空気中の酸素によってはんだの表面は酸化され、はんだの濡れ性は低下する。そこで加熱炉内を不活性ガスである窒素ガスで充填してはんだ付けを行う窒素リフローが知られている。窒素リフローによれば、基板を高温に加熱してもはんだ表面の酸化を防止することができる。しかしながら窒素リフローは大量の窒素ガスを消費するのでコスト高となる問題点があった。
そこで窒素リフローに替わり、100℃以上の高温の過熱水蒸気(以下、単に「水蒸気」ともいう)ではんだ付けを行う水蒸気リフローが提案されている(特許文献1、2)。
特開2008−270499号公報 特開2011−82282号公報
水蒸気リフローは安価な水を加熱して水蒸気に変えればよいので、窒素リフローよりもはるかにコスト安を実現できるが、未だ実用化されていない。その主たる理由の一つは、結露の問題が解決されていないからである。詳しくは、次のとおりである。上述のように、リフロー装置の加熱炉では基板を常温から約150℃以上程度まで基板を急速に加熱するが、その際(すなわち基板が加熱炉に入炉する際)、結露境界温度である100℃を超える高温の過熱水蒸気が常温(例えば20℃程度)の基板に触れると、水蒸気は基板表面で液化して結露し、結露ははんだ、基板上の電極、基板に搭載された電子部品等を劣化させる。また結露した水が基板内に入り、その後の加熱で水蒸気化してその体積膨張により基板が破壊されるおそれがある。
また溶融ゾーンにおいて高温の水蒸気によりはんだを230℃程度で溶融させた後、冷却ゾーンにおいて冷却し、はんだを固化させて加熱炉から搬出するが、その際(すなわち基板が加熱炉から出炉する際)も、100℃以上の余熱を有する基板に炉出口から流出する100℃以上の水蒸気が触れると、基板表面で液化して結露し、はんだ、基板上の電極、基板上にはんだ付けされた電子部品等を劣化させる。以上のような結露の問題から、水蒸気リフローは未だ実用化されていない現状にある。
そこで本発明は上記した基板の入炉時、出炉時の結露の問題を解決し、実用化を可能とする過熱水蒸気を用いる水蒸気リフロー装置及び水蒸気リフロー方法を提供することを目的とする。
本発明の水蒸気リフロー装置は、過熱水蒸気がそれぞれ供給される予熱ゾーンと均熱ゾーンと溶融ゾーンと冷却ゾーンを有する加熱炉を備え、基板を基板搬送手段により加熱炉内を搬送しながら基板の電極上に電子部品をはんだ付けする水蒸気リフロー装置であって、予熱ゾーンの上流と冷却ゾーンの下流にヒータによって加熱された100℃以上の空気または窒素ガスが供給される入炉側結露防止ゾーンと出炉側結露防止ゾーンをそれぞれ隣接して備えた。
また望ましくは、前記加熱炉が、シート状体を略U字形に成形して成る複数の箱体を重ねて成り、各箱体の間は断熱空間としている。
また望ましくは、前記加熱炉の天井が透明板から成り、少くとも溶融ゾーンを上方から視認できるようにした。
本発明の水蒸気リフロー方法は、電子部品が搭載された常温の基板をヒータによって加熱された空気または窒素ガスにより100℃以上に加熱する入炉側結露防止工程と、この基板をヒータによって加熱された100℃以上の過熱水蒸気により加熱する予熱工程と、基板をヒータによって加熱された過熱水蒸気により150℃以上まで更に加熱する均熱工程と、基板をヒータによって加熱された過熱水蒸気によりはんだの溶融温度以上まで加熱してはんだを溶融させる溶融工程と、基板をヒータによって加熱された過熱水蒸気により冷却する冷却工程と、基板をヒータによって加熱された空気または窒素ガスにより冷却する出炉側結露防止工程とを含み、基板を基板搬送手段により搬送しながら上記各工程を実行してはんだ付けを行う。
本発明によれば、基板が加熱炉に入炉する際およびこれから出炉する際に、基板に触れた水蒸気が100℃以下になって液化して結露するのを防止できるので、実用可能な水蒸気リフローを実現できる。
また請求項3の発明によれば、作業者は上方から加熱炉の内部の状態、殊に溶融ゾーンにおいてはんだが正常に溶融しているか否か、すなわち正常にはんだ付けされているか否かをリアルタイムで直接視認することができるので、より適正なリフロー装置の運転管理が可能となる。
本発明の一実施の形態における水蒸気リフロー装置の側面図 本発明の一実施の形態における水蒸気リフロー装置の断面図 本発明の一実施の形態における水蒸気リフロー装置の温度プロファイル図
図1において、水蒸気リフロー装置1は、加熱炉2を主体としている。加熱炉2の内部は、基板搬送路の上流から下流へ向って第1ゾーン(入炉側結露防止ゾーンとしての空気予備加熱ゾーン)Z1、第2ゾーン(予熱ゾーンとしての第1の過熱水蒸気予備加熱ゾーン)Z2、第3ゾーン(均熱ゾーンとしての第2の過熱水蒸気予備加熱ゾーン)Z3、第4ゾーン(溶融ゾーンとしての第3の過熱水蒸気予備加熱ゾーン)Z4、第5ゾーン(冷却ゾーンとしての第4の過熱水蒸気冷却ゾーン)Z5、第6ゾーン(出炉側結露防止ゾーンとしての空気冷却ゾーン)Z6を含む複数のゾーンを順に隣設して成っている。
加熱炉2の内部には基板搬送手段を構成するコンベア3が配設されており、基板Sをコンベア3により上流の第1ゾーンZ1から下流の第6ゾーンZ6へ加熱炉2内を搬送しながらはんだ付けが行われる。
図1の部分拡大図Kに示すように、基板Sの上面には前工程である電子部品実装工程において電子部品Pが搭載されている。電子部品Pの両側部の電極Eは、基板Sの表面に形成された電極E’上にペースト状はんだ等のはんだhにより装着されている。はんだとしては、鉛フリーはんだ等が用いられる。以下、各ゾーンZ1〜Z6について順に説明する。
加熱炉2の下方には、空気加熱装置である第1ヒータH1が配設されており、第1ゾーンZ1の下面の開孔部11から100℃以上(例えば120℃程度)の高温の空気が送給して供給され、上面の開孔部12から排出される。したがって、第1ゾーンZ1は、コンベア3により搬入されて加熱炉2に入炉した基板Sを常温から水蒸気の結露(液化)境界温度である100℃以上(120℃程度)に加熱する入炉側結露防止ゾーンとしての空気予備加熱ゾーンになっている。
第1ゾーンZ1の下流には、第2ゾーン(第1の過熱水蒸気予備加熱ゾーン)Z2、第3ゾーン(第2の過熱水蒸気予備加熱ゾーン)Z3、第4ゾーン(溶融ゾーン)Z4、第5ゾーン(過熱水蒸気冷却ゾーン)Z5、第6ゾーン(空気冷却ゾーン)Z6が基板搬送路の上流から下流へ向って順に隣設されている。第2ゾーンZ2〜第5ゾーンZ5の外部には、それぞれ第2ヒータH2、第3ヒータH3、第4ヒータH4、第5ヒータH5が配設されている。第2ヒータH2〜第5ヒータH5の過熱水蒸気の送出側にはそれぞれ温度センサ4が設けられており、これらから送出される過熱水蒸気の温度を測定する。
第2ゾーンZ2〜第5ゾーンZ5の上面には、それぞれ開孔部21、31、41、51が開孔されている。第2ヒータH2は、120℃程度の水蒸気、すなわち第1ヒータH1によって加熱されて第1ゾーンZ1に供給される空気と同程度の温度の水蒸気を開孔部21から第2ゾーンZ2に送給して供給する。第3ヒータH3は、更に高温(例えば約180℃程度)の水蒸気を開孔部31から第3ゾーンZ3に供給する。第4ヒータH4は、はんだ溶融温度である219℃程度以上(例えば約230℃程度)の水蒸気を開孔部41から第4ゾーンZ4に送給して供給する。第5ヒータH5は、結露温度である100℃に近い低温度(例えば約120℃程度)の水蒸気を開孔部51から第5ゾーンZ5に供給する。また上述した第1ヒータH1は、第5ゾーン(冷却ゾーン)Z5の下流に隣接する第6ゾーン(出炉側結露防止ゾーン)Z6の下面の開孔部61から100℃に近い低温度(例えば120℃程度。すなわち結露境界温度である100℃よりもやや高温であって水蒸気の結露を防止できる温度)の空気を供給する。第6ゾーンZ6の上面には空気を排出するための開孔部62が形成されている。すべてのゾーンZ1〜Z6の気圧は、大気圧と同気圧もしくは略同気圧である。
以上のようにこの加熱炉2は、第2ゾーン(予熱ゾーン)Z2の上流と第5ゾーン(冷却ゾーン)Z5の下流に、第1ヒータH1によって加熱された100℃以上の空気が供給される第1ゾーン(入炉側結露防止ゾーン)Z1と第6ゾーン(出炉側結露防止ゾーン)Z6をそれぞれ隣接して備えている。したがってこれにより、過熱水蒸気(100℃以上)を外部(常温)に排出させることなく、基板の加熱から冷却までのリフローを行うことができる。なお、本実施の形態では、第1ヒータH1によって空気を100℃以上に加熱して第1ゾーンZ1と第6ゾーンZ6に送給して供給しているが、空気に替えて窒素ガスを第1ヒータH1によって100℃以上に加熱して第1ゾーンZ1と第6ゾーンZ6に供給してもよい。このようにすれば、入炉時と出炉時のはんだ等の酸化をより確実に防止できる。但し、このように窒素ガスを用いればそれだけコスト高になるが、窒素ガスの消費量は従来の窒素リフローよりもはるかに少量で済む。
第2ヒータH2〜第5ヒータH5は、管路5を介して水蒸気発生装置6に接続されている。第1ヒータH1、水蒸気発生装置6は、第1の制御部7により制御される。第2ヒータH2〜第5ヒータH5は第2の制御部8により制御される。
第2ゾーンZ2〜第5ゾーンZ5の下面には排気孔22、32、42、52が形成されている。各排気孔22、32、42、52は管路70により水槽71に通じている。管路70の途中には冷却器72、フラックス除去器73が設けられている。したがって、各排気孔22、32、42、52から排出された水蒸気は冷却器72で冷却されて液化し、フラックス除去器73で有害なフラックスを除去したうえで水槽71に還流される。水槽71に貯留された水はポンプ74で汲み上げられ、管路75を通して水蒸気発生装置6に還流される。これにより、水を繰り返し反復利用できる。管路75の途中には、送水を調整するためのバルブ76が設けられている。
図2は加熱炉2の断面を示している。加熱炉2は、シート状体を略U字形に成形して成る複数の箱体81、82、83、84を重ねるようにして成っており、各箱体81、82、83、84の間は複数の断熱空間Gとなっている。断熱空間Gには、断熱材を内装してもよい。各箱体81〜84の上端部は、左右一対の第1フレーム91、91および第2フレーム92、92に結合されている。第1フレーム91、91間にはカバー板としての透明板93が装着されている。また第2フレーム92、92間には透明板であるアーチ状の保護板94が装着されている。加熱炉2の天井のカバー板となる透明板93や保護板94としては、ガラス板やプラスチック板等が適用できる。なお、保護板94はアーチ状に限定されず、他の形状(例えば平板)を採用してもよい。
この水蒸気リフロー装置1は、基板搬送手段であるコンベア3の上方にヒータ等の器具を配設する必要がないので、透明板93や保護板94で加熱炉2の天井板を形成することにより、作業者は上方から加熱炉2の内部の状態、殊に第4ゾーン(溶融ゾーン)Z4においてはんだhが正常に溶融しているか否か、すなわち正常にはんだ付けされているか否かをリアルタイムで直接視認することができるので、より適正な運転管理が可能となる。このように、加熱炉2は、少くとも第4ゾーン(溶融ゾーン)Z4の天井を上方から視認可能な透明板とすることが望ましい。また加熱炉2内をコンベア3により搬送される基板Sは、コンベア3から落下する等のトラブルが発生するが、この加熱炉2によれば、このようなトラブルの有無を容易に上方から視認することができる。
図3は加熱炉2の各ゾーンZ1〜Z6の温度プロファイルを示すものである。一点鎖線T1で示す温度プロファイルは、はんだ付けするための理想(目標)の温度プロファイルである。太線T2で示す温度プロファイルは、各ヒータH1〜H5により実現される各ゾーンZ1〜Z6の雰囲気温度の温度プロファイルである。破線T3で示す温度プロファイルは、各ゾーンZ1〜Z6の雰囲気温度によって加熱される基板Sの実際の温度プロファイルである。したがってヒータH1〜H5によって実現される各ゾーンZ1〜Z6の雰囲気温度により、基板Sの実際の温度プロファイルT3を理想の温度プロファイルT1に極力近づけることが望ましい。なお、図1にも、理想の温度プロファイルT1と基板Sの実際の温度プロファイルT3を記載している。
この水蒸気リフロー装置1は上記のような構成により成り、次に図1及び図3を参照してリフロー工程を説明する。図1において、常温の基板Sは第1ゾーンZ1に搬入され(加熱炉2に入炉され)、第1ヒータH1によって加熱された空気により、結露を防止できる100℃以上に加熱される(入炉側結露防止工程)。このように第1ゾーンZ1において、結露温度である100℃以上に空気中で基板Sを加熱したうえで、最初の水蒸気ゾーンである第2ゾーンZ2に基板Sは搬入される。そして第2ヒータH2によって過熱水蒸気により120℃程度に継続して加熱されるので(予熱工程)、第2ゾーンZ2において水蒸気が基板Sに触れて基板表面で結露(液化)することを防止できる。
次に基板Sは第3ゾーンZ3に搬入され、第3ヒータH3によって加熱された過熱水蒸気によりはんだの融点である219℃程度により近い150℃以上の約180℃程度まで更に加熱される(均熱工程)。
次いで基板Sは第4ゾーンZ4に搬入され、第4ヒータH4によって加熱された過熱水蒸気によりはんだの溶融温度である融点(219℃程度)以上の230℃程度まで急速に加熱され、これによりはんだは溶融する(溶融工程)。
次いで基板Sは第5ゾーンZ5へ搬入され、第5ヒータH5によって加熱された過熱水蒸気により100℃に近い温度(例えば120℃程度)に冷却され、はんだhはその融点以下となることで固化する(過熱水蒸気による冷却工程)。
次いで基板Sは、第1ヒータH1によって加熱された100℃以上(例えば120℃程度)の空気ゾーンへ搬送され(出炉側結露防止工程)た後、基板Sは加熱炉2外へ搬出される。この結果、水蒸気ゾーンから空気ゾーンにかけて基板は100℃以上のため結露することは無い。基板Sが全ゾーンZ1〜Z6を通過するのに要する時間(水蒸気リフローに要する全時間)は例えば150秒程度に短縮することが可能であり、従来の空気リフローや窒素リフローよりもきわめて短時間である。したがって加熱炉の全長を短縮し、小型のリフロー装置を実現できる。
本発明は、電子部品を鉛フリーはんだ等のはんだにより基板の電極上にはんだ付けするリフロー装置およびリフロー方法として特に有用である。
1 水蒸気リフロー装置
2 加熱炉
3 コンベア(基板搬送手段)
5 管路
6 水蒸気発生装置
70 管路
71 水槽
81〜84 箱体
93 透明板
G 断熱空間
H1〜H5 ヒータ
Z1 第1ゾーン(入炉側結露防止ゾーン)
Z2 第2ゾーン(予熱ゾーン)
Z3 第3ゾーン(均熱ゾーン)
Z4 第4ゾーン(溶融ゾーン)
Z5 第5ゾーン(冷却ゾーン)
Z6 第6ゾーン(出炉側結露防止ゾーン)
h はんだ
P 電子部品
S 基板

Claims (4)

  1. 過熱水蒸気がそれぞれ供給される予熱ゾーンと均熱ゾーンと溶融ゾーンと冷却ゾーンを有する加熱炉を備え、基板を基板搬送手段により加熱炉内を搬送しながら基板の電極上に電子部品をはんだ付けする水蒸気リフロー装置であって、
    予熱ゾーンの上流と冷却ゾーンの下流にヒータによって加熱された100℃以上の空気または窒素ガスが供給される入炉側結露防止ゾーンと出炉側結露防止ゾーンをそれぞれ隣接して備えたことを特徴とする水蒸気リフロー装置。
  2. 前記加熱炉が、シート状体を略U字形に成形して成る複数の箱体を重ねて成り、各箱体の間は断熱空間となっていることを特徴とする請求項1に記載の水蒸気リフロー装置。
  3. 前記加熱炉の天井が透明板から成り、少くとも溶融ゾーンを上方から視認できることを特徴とする請求項1又は2に記載の水蒸気リフロー装置。
  4. 電子部品が搭載された常温の基板をヒータによって加熱された空気または窒素ガスにより100℃以上に加熱する入炉側結露防止工程と、この基板をヒータによって加熱された100℃以上の過熱水蒸気により加熱する予熱工程と、基板をヒータによって加熱された過熱水蒸気により150℃以上まで更に加熱する均熱工程と、基板をヒータによって加熱された過熱水蒸気によりはんだの溶融温度以上まで加熱してはんだを溶融させる溶融工程と、基板をヒータによって加熱された過熱水蒸気により冷却する冷却工程と、基板をヒータによって加熱された空気または窒素ガスにより冷却する出炉側結露防止工程とを含み、基板を基板搬送手段により搬送しながら上記各工程を実行してはんだ付けを行うことを特徴とする水蒸気リフロー方法。
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