JP6502910B2 - リフロー装置 - Google Patents
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Description
加熱ゾーン及び冷却ゾーン間の連結部に、被加熱物に気体を吹き付ける吹き出し手段を配置し、
吹き出し手段の気体の搬送装置の搬送方向に対する吹き出し角度が可変とされ、且つ気体が垂直方向に対して加熱ゾーン側に向かうようになされたリフロー装置である。
本発明は、被加熱物に対して熱風を吹き付けることによってはんだ付けを行う炉体を有する加熱ゾーンと、はんだ付けがされた被加熱物を冷却する冷却ゾーンを有し、加熱ゾーン及び冷却ゾーンを搬送装置によって被加熱物を通過させるリフロー装置において、
加熱ゾーンが第1のパネルの複数の小孔を通じて熱風を被加熱物に吹き付ける構成とされ、冷却ゾーンが第2のパネルの複数の小孔を通じて冷却用気体を被加熱物に吹き付ける構成とされ、
搬送装置の搬送方向と搬送方向と直交する方向がなす平面に対する第1のパネル及び第2のパネルの角度が可変とされたリフロー装置である。
本発明は、被加熱物に対して熱風を吹き付けることによってはんだ付けを行う炉体を有する加熱ゾーンと、はんだ付けがされた被加熱物を冷却する冷却ゾーンを有し、加熱ゾーン及び冷却ゾーンを搬送装置によって被加熱物を通過させるリフロー装置において、
加熱ゾーンが第1のパネルの複数の小孔を通じて熱風を被加熱物に吹き付ける構成とされ、冷却ゾーンが第2のパネルの複数の小孔を通じて冷却用気体を被加熱物に吹き付ける構成とされ、
加熱ゾーン及び冷却ゾーン間の連結部に、被加熱物に気体を吹き付ける吹き出し手段を配置し、
吹き出し手段の気体の搬送装置の搬送方向に対する吹き出し角度が可変とされ、且つ気体が垂直方向に対して加熱ゾーン側に向かうようになされ、
搬送装置の搬送方向と搬送方向と直交する方向がなす平面に対する第1のパネル及び第2のパネルの角度が可変とされたリフロー装置である。
<1.リフロー装置の一例>
<2.第1の実施の形態>
<3.第2の実施の形態>
<4.第3の実施の形態>
<5.第4の実施の形態>
<6.第5の実施の形態>
<7.変形例>
なお、以下に説明する一実施の形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施の形態に限定されないものとする。
図1は、本発明を適用できる従来のリフロー装置101の概略的構成を示す。図1では、説明の便宜上リフロー炉外に配置されるフラックス回収装置の図示が省略されている。プリント回路基板の両面に表面実装用電子部品が搭載された被加熱物が搬送コンベヤの上に置かれ、搬入口11からリフロー装置の炉体内に搬入される。搬送コンベヤが所定速度で矢印方向(図1に向かって左から右方向)へ被加熱物を搬送し、被加熱物が搬出口12から取り出される。搬送コンベアの搬送方向が水平方向とされている。
図4を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。加熱ゾーンZ7及び冷却ゾーンZ8の間に連結部としての連結ゾーンZ78を設ける。図4は、加熱ゾーンZ7、連結ゾーンZ78及び冷却ゾーンZ8を搬送コンベア31の搬送方向と平行する面で切断した断面図であり、各ゾーンの構成を簡略化して示す。
図7を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。図7に示すように、加熱ゾーンZ7において、加熱パネルP1の前端が上昇し、加熱パネルP2の前端が下降する。なお、上述したように、前端を被加熱物Wが到来する入口側の端部と定義し、後端を被加熱物Wが出て行く出口側の端部と定義する。この定義は、冷却パネルQ1及びQ2についても同様である。したがって、加熱パネルP1及びP2を通じて被加熱物Wに吹き付けられる熱風が垂直方向に対して加熱ゾーンZ7の入口側に向かうように傾いたものとなる。その結果、フラックスヒュームが連結ゾーンZ78に移動することを抑えることができる。
図8を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。図8に示すように、加熱ゾーンZ7において、加熱パネルP1が下降し、加熱パネルP2が上昇する。したがって、加熱パネルP1及びP2を通じて被加熱物Wに吹き付けられる熱風が垂直方向に対して加熱ゾーンZ7の出口側に向かうように傾いたものとなる。その結果、フラックスヒュームが連結ゾーンZ78に移動することを促進することができる。
図9を参照して本発明の第4の実施の形態について説明する。図9に示すように、加熱ゾーンZ7において、加熱パネルP1が上昇し、加熱パネルP2が上昇する。したがって、加熱パネルP1を通じて被加熱物Wに吹き付けられる熱風が垂直方向に対して加熱ゾーンZ7の入口側に向かうように傾いたものとなり、加熱パネルP2を通じて被加熱物Wに吹き付けられる熱風が垂直方向に対して加熱ゾーンZ7の出口側に向かうように傾いたものとなる。
図10を参照して本発明の第5の実施の形態について説明する。図10に示すように、加熱ゾーンZ7において、加熱パネルP1が上昇し、加熱パネルP2が下降する。したがって、加熱パネルP1及びP2を通じて被加熱物Wに吹き付けられる熱風が垂直方向に対して加熱ゾーンZ7の入口側に向かうように傾いたものとなる。その結果、フラックスヒュームが連結ゾーンZ78に移動することを抑えることができる。
以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、上述の各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば加熱パネルP及び冷却パネルQの傾斜角度可変機構としては、図6に示す機構以外にパネルの中心部に回転軸を設ける構成等の他の構成が可能である。また、冷却ゾーンの前側の加熱ゾーンとして、被加熱物Wを加熱するゾーンに限らず、はんだ付けされた被加熱物Wを加熱しないで搬送するゾーンを設け、このゾーンに上述した加熱パネルを設けるようにしてもよい。さらに、気体吹き出しパイプは、搬送面の上下方向に配置する場合に限らず、搬送面の左右両側に配置するようにしてもよい。この場合に、上下方向及び左右両側方向の両方から気体を吹き出してもよい。なお、上述の実施の形態において挙げた構成、方法、工程、形状、材料及び数値などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる構成、方法、工程、形状、材料及び数値などを用いてもよい。また、上述の実施の形態の構成、方法、工程、形状、材料及び数値などは、本発明の主旨を逸脱しない限り、互いに組み合わせることが可能である。
12・・・搬出口
14・・・強制冷却ユニット
15・・・上部炉体
16,26・・・送風機
18,28・・・ヒータ
19,29,P・・・加熱パネル
31・・・搬送コンベヤ
35・・・下部炉体
Q・・・冷却パネル
R・・・気体吹き出しパイプ
Claims (7)
- 被加熱物に対してはんだ付けを行う炉体を有する加熱ゾーンと、前記はんだ付けがされた被加熱物を冷却する冷却ゾーンを有し、前記加熱ゾーン及び冷却ゾーンを搬送装置によって前記被加熱物を通過させるリフロー装置において、
前記加熱ゾーン及び冷却ゾーン間の連結部に、前記被加熱物に気体を吹き付ける吹き出し手段を配置し、
前記吹き出し手段の前記気体の前記搬送装置の搬送方向に対する吹き出し角度が可変とされ、且つ前記気体が垂直方向に対して前記加熱ゾーン側に向かうようになされたリフロー装置。 - 前記吹き出し手段は、前記搬送装置の搬送方向と直交する方向に延長し、周面に複数の小孔が延長方向に形成された管状部材である請求項1に記載のリフロー装置。
- 前記搬送装置の搬送方向と前記搬送方向と直交する方向がなす平面を挟んで、第1の前記管状部材及び第2の前記管状部材が対向して配置された請求項2に記載のリフロー装置。
- 複数の前記第1の前記管状部材及び複数の前記第2の前記管状部材を有し、それぞれの吹き出し角度が可変とされた請求項3に記載のリフロー装置。
- 被加熱物に対して熱風を吹き付けることによってはんだ付けを行う炉体を有する加熱ゾーンと、前記はんだ付けがされた被加熱物を冷却する冷却ゾーンを有し、前記加熱ゾーン及び冷却ゾーンを搬送装置によって前記被加熱物を通過させるリフロー装置において、
前記加熱ゾーンが第1のパネルの複数の小孔を通じて熱風を前記被加熱物に吹き付ける構成とされ、前記冷却ゾーンが第2のパネルの複数の小孔を通じて冷却用気体を前記被加熱物に吹き付ける構成とされ、
前記搬送装置の搬送方向と前記搬送方向と直交する方向がなす平面に対する前記第1のパネル及び前記第2のパネルの角度が可変とされたリフロー装置。 - 被加熱物に対して熱風を吹き付けることによってはんだ付けを行う炉体を有する加熱ゾーンと、前記はんだ付けがされた被加熱物を冷却する冷却ゾーンを有し、前記加熱ゾーン及び冷却ゾーンを搬送装置によって前記被加熱物を通過させるリフロー装置において、
前記加熱ゾーンが第1のパネルの複数の小孔を通じて熱風を前記被加熱物に吹き付ける構成とされ、前記冷却ゾーンが第2のパネルの複数の小孔を通じて冷却用気体を前記被加熱物に吹き付ける構成とされ、
前記加熱ゾーン及び冷却ゾーン間の連結部に、前記被加熱物に気体を吹き付ける吹き出し手段を配置し、
前記吹き出し手段の前記気体の前記搬送装置の搬送方向に対する吹き出し角度が可変とされ、且つ前記気体が垂直方向に対して前記加熱ゾーン側に向かうようになされ、
前記搬送装置の搬送方向と前記搬送方向と直交する方向がなす平面に対する前記第1のパネル及び前記第2のパネルの角度が可変とされたリフロー装置。 - 前記気体が不活性ガスである請求項1又は6に記載のリフロー装置。
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